2025年7月の記事一覧

【理数科2年生】韓国大田科学高校生来訪 ~未来を拓く国境を越えた科学交流20年目~

今年も韓国大田科学高校との国際科学交流が行われました。

これで、20年目となります。

コロナ禍の間もオンラインでつながり、3年前から再び、7月に韓国から来日、12月に訪韓してきました。

 

 毎年共同研究を行うことで科学交流を行っています。

   

7月28日(月)13:45 理数科2年生を中心とした16名が小松高校を出発!

韓国大田科学高校の生徒12名と先生2名をお迎えに小松空港へ向かいました。

   

 ドキドキしながら、飛行機の到着を待つ様子。     14:30 「初めまして~」の様子です!

 

 

小松空港の「ひゃくまんさん」(みんなに隠れて見えない)と一緒に記念撮影をしました。

 

15:00 いつも小松高校SSHの取組でお世話になっている「サイエンスヒルズこまつ」へ到着しました。

サイエンスヒルズこまつの中を案内し、展示されているものを解説しながら韓国の生徒と一緒に体験し、原理についてディスカッションしていました。英語が得意な子もいれば苦手としている子ももちろんいましたが、どの子もコミュニケーションを取りたいという思いが韓国の高校生に伝わり、みんなが笑顔で過ごすことができました。

    

   

     

 

17:30 宿舎でみんなで夕食をいただきました。さらに小松高校理数科2年生5名が加わり、とても楽しい時間となりました。

 

 

その後、共同研究の内容について、韓国の高校生から説明を受けました。研究テーマは3本です。3つのグループがプレゼンを行いました。

    

 

そして、韓国の高校生と小松高校理数科の生徒たちも3つのグループに分かれて、それぞれの班でディスカッションを行いました。

    

 

20:30 長い一日が終わり、小松高校生はみんな自分たちの英語による会話の力をつけたい、つけないと、と話していました。

 

 

 

 

 

【SSH・NSH】小松高校SSH・NSHの取組が紹介されています。

7月25日(金)

 石川県文教会館のロビーにて、「第301回 教育資料ロビー展」が行われています。

7月25日(金)~8月5日(火)小松高校SSH・NSHの課題研究ポスターとSSHだより、NSHだよりが展示されています。

近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

今年度の全国SSH生徒研究発表会に小松高校代表で参加するポスターです。

石川県文教会館 特色のある学校の活動

http://www.bunkyo.or.jp/bunkyo/self/lobby.html#301

 

【1,2年生】科学チャレンジ2025 

7月19日(土)13:00~ 金沢工業大学

「科学チャレンジ2025」に参加しました。参加校は、小松高校(11チーム45名)、大聖寺高校、金沢錦丘高校、星稜高校です。

4~5人/班で、ウインドカーを作成し、タイムを競いました。

制限時間50分で作成し、タイムを測ります。

班で協力し、作り上げることは簡単そうに見えますが、日ごろの探究活動の成果が表れます。

結果は、普通科1年生のチームが優勝でした。理数科1年生のチームが3位となりました!

入賞できなかった班の生徒たちが「悔しい」「今日のことを次に生かそう」と話し合っていたことが印象的でした。

また、「難しかったけど楽しかった!」「またやりたい」と、ほとんどの小松高校生が言っていたので、とても嬉しかったです。

金沢工業大学 プロジェクト教育センターの先生方、お忙しい中、ありがとうございました。

 開会式(競技の説明)  

      開会式(競技ルールの説明)                話し合いの様子

    

        協力が大事                  45名が参加してくれました

  

          試技の様子               試技の結果から次を考えているところ

【理数科1年生】 野外実習➃ ~鹿島の森に息づく照葉樹林 ー 地域環境と生物多様性の視点から~

7月16日(水)

11:30 塩屋海岸での植生調査の後、鹿島の森の植生観察に向かいました。

鹿島の森は、暖温帯の照葉樹林の原生林が残存している貴重な存在です。

照葉樹林だけではなく、アカテガニの楽園ともなっています。アカテガニは陸上生活に適応したカニです。年々減少しているそうですが、この日もいたるところで観察することができました。

人の手がずっと入っていないことによるこんもりとした外観の鹿島の森に入って、照葉樹林の涼しさに感動しました。

      

 上の写真:Wさん撮影のアカテガニ

 下の写真:H君撮影の鹿島の森の中 

 

14:00 昼食後、学校に戻り、ウニ胚の観察を継続しました。

プルテウス幼生をすべての班で観察することができ、生徒たちはみんな喜んでいました。

     

       

「成体ウニになるまで育てたい!」と言っていた生徒が数名おり、実験室のインキュベーターで育ててみましたが、残念ながら終業式後18日(金)にはすべて死んでしまいました。「なぜだろう」と考えていた生徒が、理数科2年生の先輩と話し合っていました。

生徒の感想

・実験を長い時間行うのが今までにない経験で、刺激的で楽しかったです。

・探究がとても面白いと思うようになった。

・準備されたものではなく自分たちで最初から継続的に観察して結果が得られる体験がとてもよかった。

・実験を長い時間行うのが今までにない経験で、刺激的で楽しかったです。

 

とても暑い日でしたが、早朝から夜中まで理数科のみんなで協力し合って実験・観察に取り組んでいました。

胚の写真はすべて理数科の生徒が撮影したものです。

 

 

 

【理数科1年生】 野外実習③ ~波打ち際から始まる生態系:ライントランセクトで見る植生~

7月16日(水)

6:00 ウニの発生観察を継続して行いました。全員そろって観察を始めていました!

ほとんどの班が、プリズム幼生にまでなっており、生徒たちは丸い胚から台形もしくは三角形になった胚に驚いていました。      

 

7:00 朝食を食べて、すぐにまた観察です。腕が2本になったプルテウス幼生になった班もありました。

 

 

8:00 金沢伏見高校の西岡登先生による「海浜植物の観察法」についての講義を受けました。

植物の詳細な分類について講義を受けることは初めての生徒も多かったと思いますが、がんばって聞いていました。塩屋海岸に生息する昆虫などについても説明を受けました。

    

 

9:30 講義も終わり、荷物をまとめてバスに乗り込みました。

これから西岡先生の指導のもと海浜植物の植生調査の実習を行うために、塩屋海岸へ向かいました。

 

10:20 塩屋海岸に到着し、班に分かれて海岸沿いに横並びになって、巻き尺で10mずつ測りながら陸のほうへ向かって植物調査を行いました。

    

                

    

本格的な植物調査を初めて行った生徒が多く、事前研修・講義で学んだ植物を宝探しのように一生懸命探して、同定していました。

ハマニガナ、ハマゴウ、ハマボウフウ、ウンラン、トベラ・・・ほかにもたくさんの植物が見つかりました。

  生徒たちが植物を踏まないようにハマゴウの群生の中をおそるおそる歩いていた様子が印象的でした。

  生徒たちが「この様子を覚えて、この生態系を維持していかないといけないね」、ということを話しあっており、とても嬉しく思いました。

 

 

 

植生調査に講師として来てくださった先生方、お忙しい中、ありがとうございました!