総合学科ニュース

タマネギ苗の調整と葉菜類の定植(農業系列3年「野菜」)

 10月22日、9月に播種したタマネギが順調に生育し、苗として出荷が始まりました。

 セルトレイから苗を起こして土をふるい、50本を一束にする調整を行いました。発芽率が70%を下回りましたがほぼ同じような大きさに成長したので、数は数えやすく、すぐに束にすることができました。予約注文で予定数量に達するほどの人気ぶりです。この後、順次出荷していきます。

 

 

 一方葉菜類の苗も定植するのにちょうどよい大きさに成長しました。2人一組になり補助具を使いながら12~3cmの感覚で苗を植えていきます。今回は、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイ、小カブ、カツオナを定植しました。収穫は12月に入ってからになります。

 

 

 

 

 

タマネギと葉菜類の播種(農業系列)

 ダイコンやハクサイに続いて、タマネギや葉菜類の種まき(播種)行いました。

 

 タマネギは畑に定植するための苗づくりです。9月の第2週目、ひと箱200の部屋に分かれたセルトレイに土を詰め、種を1粒ずつ播いていきます。丁寧かつ集中力が必要な活動で、なかなかに根気のいる作業になります。発芽には1週間ほどかかるのですがここまで順調に生育しており、今月下旬からの出荷を予定しています。

  

 9月25日。葉菜類は、コマツナ・チンゲンサイ・小カブ・ミズナ・カツオナの種を播きました。いずれもダイコンやハクサイと同じアブラナ科の野菜ですが、同じ科の野菜と聞いて驚いている生徒もいました。ある程度の大きさに育てた後、ハウス内で栽培しているナスやピーマンの後に定植する予定です。

 

ダイコンの間引きと追肥

 9月の2~4日かけて播種したダイコンが、順調に成長しています。

 

9月の16日から間引きをし始め、25日の今回は最終的に一本だけ残す選抜を行いました。

「(ひと穴に)3~4本生えているダイコンのうち、どのダイコンを残すのか」

 目安は生育が旺盛なものは残し、①生育が遅れていて小さいもの、②虫に葉が食べられているもの、が引き抜く対象ですが、生徒にとってはなかなか見極めが難しいようです。

 

 また抜き取ったダイコンの中には、小さいながらもすでにダイコンの形がわかるものもあり、驚いている生徒もいました。

 間引きの後は、ダイコンの周りに化成肥料を施しました。さらに生育を促しダイコンが大きくなるのを待ちます。

 

 

ハクサイの定植(農業系列)

 

2・3年生「野菜」

 2学期に入り、秋冬野菜の播種や定植を次々に行なっています。9月4日から12日にかけて、ハクサイの定植を行いました。

  

 お盆明けに播種し、苗づくりをしていました。

 畑への定植は、50cmの間隔でビニールマルチに穴を開け、殺虫剤を散布した後に苗を置き、植付け、水やりをするという一連の作業。ハクサイの葉は傷つきやすく根も細いので丁寧な扱いが求められます。また深く植えないように、植え付ける穴の大きさにも注意が必要です。

 

 1つの畝に50株以上、全部で19畝1000株近いハクサイを定植します。

 最初はぎこちなかった手つきも数をこなすうちに慣れ、要領もよくなってきました。立ったりしゃがんだりの繰り返しで作業は大変でしたが、1週間余りですべて定植することができました。

 

バケツ稲の刈り取り(農業系列)

 2年生「作物」

 1学期に植え付けたイネが、いよいよ収穫の時期を迎えました。品種は“ゆめみずほ”です。

 

 9月10~11日にかけて、最後の生育調査として「草丈」と「茎数」を測定した後、栽培していたバケツイネを鎌で刈り取りました。

 

 中には茎の数が80本を超えるものもありました。もともとは、1粒の種もみから発芽した1本の苗から大きくなったものです。「これだけ(茎が)増えるとはびっくり」と驚いている生徒もいました。

 刈り取ったイネは束ねて1週間ほど“はぞ”に干します。

  

 乾燥した後は、収量調査を行います。一株に何本の穂がついたのか、一穂に何粒のもみがついているのかを実際に調べていきます。