総合学科ニュース

生育調査も大詰め(農業系列)

2年生「作物」 

 2年生は一人一ポットずつ担当し、イネを栽培しその生育を観察してきました。刈り取って干していたイネの束を取り込み、収量調査に進みます。

 まずは最終的な茎数を数え、今までに調査してきた草丈や茎数のデータと合わせて表にし、グラフ化しました。そしてグラフから読み取れることを記入します。続いて穂とワラを切り分けます。今回の実習では、ここまで。

 この後、実った穂数を数えます。穂の長さを測定して、さらに一穂当たりの籾の数を数えます。穂数と一穂当たりの籾の数が分かれば、一株で出来た籾のおおよその数が推量できます。籾の重量と籾の充実具合(登熟歩合)が分かれば、収量も計算できますね。

 毎年「作物」でのバケツイネ栽培では、「一粒一本の苗からどれだけのお米が実るのか」がテーマです。さて、今年の収量はどれくらいになったでしょうか。

 

 

 

ダイコンの収穫(農業系列)

 収穫の秋、ダイコン編。

 11月に入って、ダイコンの収穫が始まりました。1年生の「農業と環境」、2・3年生の「野菜」と全学年でダイコンの栽培にかかわっています。以前ならば8月下旬には種まきをしなければならなかったのですが、温暖化により最近では9月に入ってから播種しています。

 これまでに2回の間引きを行い、その都度追肥をして育ててきました。そしていよいよ収穫です。ここまで順調に生育しています。「なかなか、抜けん」と引き抜くのに苦労する生徒や「人間の足みたいや」と又割れしたダイコンに驚く生徒もいました。大きいものでは2㎏を越えるものもあります。その場で葉を切って調整したり、“ダイコン洗い機”で泥を落としきれいに洗う体験もしました。

 ただ残念なのは、思いのほか空洞のダイコンが多いこと。9月上旬の猛暑の影響なのか、生長と吸水のアンバランスで空洞果ができるようです。傷みが多いですがその部分は取り除いたうえで、ダイコンを存分に味わってほしいと思います。

 

 

 

 

MYバケツイネの刈り取り

 2年生「作物」 

 2年生は、一人一ポットずつ担当しイネを栽培しその生育を観察してきました。植えたのは中能登町の農家さんから譲ってもらった古代米(晩生品種)です。10月30日、ようやく刈り取りの日を迎えました。片手では持ちきれないほどに増えた茎の束をノコギリ鎌で刈ります。生徒は、一本の苗からこんなに大きくなってびっくりしています。中には、思うように刈り取りできずに手間取る生徒も見受けられした。刈り取ったイネはしっかり束ねて2週間ほど乾燥させます。

 毎年「作物」でのバケツイネ栽培では、「一粒一本の苗からどれだけのお米が実るのか」がテーマです。この間、定期的に草丈や茎数を数え調査してきましたが、乾燥後は穂を取って一穂にどれだけの籾がついているのか調べます。

 

 

 

サツマイモ収穫体験

  いよいよサツマイモ収穫体験も最後を迎えました。6回目となる今回は羽咋市から千里浜保育園の園児20名が来校されました。天候も心配されましたが晴天に恵まれ、6人1組でたくさんのサツマイモを収穫しました。収穫したサツマイモは79kg!保育園で焼き芋などにして食べるそうです。

 今回のサツマイモ収穫体験をもって全6回が終了しました。総収穫量は600kg以上!たくさんの方に七尾東雲高校のサツマイモを食べて頂けることは嬉しいかぎりです!収穫体験に来てくださった各施設の皆さんありがとうございました。また、来年お会いできることを楽しみにしています!

農林漁業まつり 多肉植物の寄せ植え体験コーナー その2

 10月21~22日、金沢市の産業展示館で第44回石川の農林漁業まつりが行われました。今回本校は体験ブースを担当し、農業系列の3年生6名が「多肉植物の寄せ植え」の運営補助を行いました。来場された方からは大変好評で、用意したマクラメ編みのハンギングが足りなくなり体験の合間に制作するほどで、両日ともに100名を越える方々が体験されました。

 参加した生徒は、「小さい子どもにも教えることができてよかった」「これだけたくさんの人が来ていてびっくりした」「接客などいい体験ができた。やってよかった」などと感想を語っていました。