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総合学科ニュース
「何の野菜の苗なのか」 野菜苗の鑑定(農業系列)
2・3年生「野菜」
野菜苗の栽培・出荷が一段落し最後のまとめは、苗の鑑定です。
「何の野菜の苗なのか」 夏野菜を中心に、苗の段階で葉の形状や色、茎や花など全体の様子から「野菜の名前」と「属している科名」を答える試験です。
1問を20秒で判断し解答用紙に記入します。合計20問あります。この間何度も見ていて収穫もしている野菜もあれば、コンニャクやオクラなどあまり見たこともない葉もあったりしますが…。
解答し終わった後、全員で答え合わせをしました。実習で扱ったキュウリやエンドウなど、収穫する実はわかっても葉や苗の状態と結びついていない生徒が何人もいてびっくり。栽培の対象としている植物体全体を、意識して見ること見せることの大切さを再認識しています。
また、夏に向けて栽培する野菜には、ナス科やウリ科が多いことも学びました。
キュウリの収穫・袋詰め(農業系列)
2・3年生「野菜」
5月19日。キュウリが実を着け始めました。
まずは収穫です。収穫用のハサミの長さ16cmを基準にそれよりも長いものを収穫します。大きな葉の裏になって隠れているキュウリもあり、一つひとつ丁寧に探していきます。葉や茎に触れると細かく堅い毛が肌にあたり「キュウリ、痛い!」を声をあげる生徒がいました。軸(果梗)をハサミで切ると、すぐにキュウリの汁(樹液)がしたたり落ちてきます。その様子に驚いている生徒もいました。
収穫したキュウリは軸(果梗)を短く切りそろえ、花がらを摘み袋詰めします。計量・袋に入れる時の向き・袋の口留めなどのポイントに注意しながら作業に取り組みました。
今回は51袋を詰めることができました。JAわかばの里農産物直売所や道の駅織姫に出荷しました。
野菜苗の配達はじまる(農業系列)
2・3年生「野菜」 配達ごとの苗の仕分けの実習
5月9日(火)、野菜苗の配達が本格的に始まりました。
七尾市や中能登町の小学校や保育園など合計34の施設から、ミニトマトやサツマイモ苗を中心にたくさんの注文を受けました。
2~3人でグループになり、施設ごとに注文の種類と数を確認しながら間違いがないように苗を仕分けしていきます。大きさを揃えること、虫食いや傷みのないこと、丁寧に扱うことなど注意しつつ取り組みました。生徒の中には自分が巣立った園や学校の名前を見つけ、俄然やる気を見せていました。
3月に入り播種を始め、鉢上げや施肥、水やりやポット広げなど世話をしてきた野菜の苗です。皆さんの役に立てればうれしいです。
トウモロコシの定植(農業系列)
2年生
4月に入り播種・芽出しをしていたトウモロコシの苗を、4月21日露地の畑に定植しました。苗は20cmほどに生長していました。
マルチに植え穴を開けたり苗を配ったりした後、植える深さや土の押さえなど定植の注意点について説明を受け、実際に植えていきました。根が思った以上に張っていて驚いたり、植穴を掘っていると虫が出てきてびっくりしたりしている生徒がいました。
「トウモロコシは何の仲間かな?」という質問に戸惑いつつ、「この姿を見て似とる植物があるぞ」のヒントに「イネ科や!」と答える生徒もいました。
今回の定植で約500本の苗を植えました。この後少し時期をずらして第2弾の定植を予定しています。
水耕栽培 トマトの定植
3年生「野菜」
新年度最初の実習は、水耕栽培を行うトマトの苗をハウスに定植です。
2月下旬に播種を行い、3月13日にロックウールのキューブに仮定植しました。現在、第一花房が開花しはじめ、その苗を水耕栽培用のハウスに移しました。
花の向きに気を付けながら苗を置いていきます。トマトの習性として、花はすべて同じ向きに着花することから、収穫がしやすくなるためです。2か月弱で開花するまでに生育していることに、生徒は驚いていました。
今回は、大玉・中玉・ミニトマト7品種、合計120株を植え付けました。
江掘り(農業系列)
2年生「作物・野菜」
春の準備の第2弾は、“江掘り(えほり)”です。
露地の畑周辺にある排水溝の掃除ですね。農作業においては、水の管理が一番大切。田んぼでは水を取り入れるために、また畑では過剰な水を排水するためにも、用水路の掃除は欠かせません。地域と同様、農場でもこの時期に毎年江掘りを行います。
3月10日、剣先スコップや鍬、一輪車など道具を用意して取り組みました。一年の間に泥やら枯れ葉やら枝やらが、溝に結構たまっています。水分を含んでいるので、重いです。それでも、14人が2グループに分かれて1時間ずつ活動した結果、すっかりきれいになりました。
農作物を育てるためにも、環境を整えることの重要さを学びました。
ネギの播種
2年生「野菜」
春に畑へ植付けするため、その準備が始まりました。第1弾は、ネギの播種です。
チェーンポットと呼ばれる苗箱に種を播きます。小さな部屋に分かれていて、一箱264部屋あります。そこに一粒ずつ種を播いていきました。
ハウス内に小さなトンネルを作り、保温用の温床マットを敷いてその上に苗箱を並べます。25℃前後で管理し、約一週間で発芽します。
一週間後、発芽の様子を観察しました。一人一枚の苗箱を担当しましたが、どれも順調に発芽したようです。発芽率を計算しました。98~84%の発芽率で、いずれも合格。上手に播種できました。
3月いっぱい育苗し、4月になって定植の予定です。
第24回石川県商業生徒発表会(ビジネス系列)
石川県で商業教育を学ぶ生徒が集まり、各学校で研究してきた特色ある活動を発表する石川県商業生徒発表会が開催されました。
4年ぶりに対面で開催され、他校の取り組みや様々な活動を吸収できる素晴らしい発表会でした。
本校からは校内予選を突破した「しののめ市」メンバーが参加しました。約700人の来賓や生徒の前で発表する大舞台でしたが、七尾東雲高校で学んできた商業教育と農業と連携した活動の様子が伝わる発表となりました。
3年生の研究を2年生・1年生へ引き継ぎ、今後も七尾東雲高校をみんなで盛り上げていきましょう!
イネの収量調査(農業系列)
2年生「作物」
2年生は実験用のポットに一人一本の苗を植え、イネの栽培を行ってきました。11月に収穫・乾燥させ、現在イネの収量を調査しています。
分げつ(枝分かれ)した茎の数や穂の数、穂についたモミの数を調査しました。その後は、穂から籾をすべて外し、水の中に入れて充実した籾と未熟な籾を選別し、さらに籾摺り・精米の工程があります。
調査した結果では、平均して一ポット当たり76.6本の穂数、大きいもので一穂につき157.1粒の籾がついていました。この結果から、一ポット当たりつまり一本(粒)の苗からできた籾(お米)の数がわかります。計算上では12,033粒になります。
漠然と「たくさん穫れるんのだろうな」と思っていた生徒も、実際の量と数値を見てびっくりしていました。
第8回 総合学科学習成果発表会
1月12日(木)5・6限目、4階大講義室で、総合学科3年生の生徒達が3年間農業・商業の授業で学んだ専門的な内容の学習成果を発表する総合学科学習成果発表会が行われました。
総合学科の生徒がお互いの活動を認め合い、学ぶ場となり、他者に伝える表現力やコミュニケーション力が高まる発表会となりました。
〈発表会に参加した後輩からのアンケート結果 一部抜粋〉
・スライドがどのグループも見やすいように編集されていてわかりやすかった。
・先輩たちが長い時間をかけて課題に取り組んだ観光ガイドを、私も先輩のように引き継い
でみたい。
・栽培の様子が分かりやすくて、なぜ予想した結果どおりにならなかったのか原因をつきと
めるために、先輩の研究を引き継いでみたい。
・同じテーマだけでなくオリジナリティが感じられて、見ていて面白かった。
さらに、8組中5組が1月20日(金)に行われる七尾東雲高校学習成果発表会にて、保護者や他学科の生徒に向けて探究の内容を発表します。
発表内容
司会(2年生・3年生)の様子
トマトの水耕栽培グループの発表
しののめ市グループの発表
発表会の様子