2024年8月の記事一覧

人間がAIに負けないこと

  • 244日目

 

 

 

3つの計算式を見てください

いずれも小学生が間違えたものです

小学校の先生になったつもりで考えてください

それぞれの子がどこでつまずいているか

わかりますか?

 

①の子は

引き算のときに常に

大きい方から小さい方を引いてしまう子です

 

②の子は

繰り下がりの概念をわかっていない子です

 

AIに実際に採点させて

つまづきの原因を特定して

次の問題を出すよう指示したら

①②はできたけど

③の問題でバグってしまったそうです

 

将棋の世界においてもAIは

2017年に当時の名人を破って以来

ずっと勝利を続けていましたが

あるとき人間が「不成の手」を使ったところ

たちまちバグってボロ負けしたそうです

 

普通敵陣地に入った「歩」は

裏返って「と金」という

「金将」と同じ動きのできる駒に成り

いわゆるレベルアップできるのですが

あえてそれをしないのが

「不成の手」です

規則に則ったれっきとした戦法です


このようにAIは

想定外のこと

未経験のことについては

今のところ案外脆いものです

 

教育現場にAIを導入する際

最も力を発揮できる場面は

知識を注入する場面であると考えます

人間の教員がなすべき仕事はその先

 

その知識をいかに

社会の課題解決に結びつけていくか

 

そのコーディネートをどう進めるか

それがこれからの教員に求められる

資質であると考えます

 

さてもうすぐ2学期の開始です

先生方には

そういったことも頭の隅っこに置きながら

教育活動を展開していただきたいと思います


さて先日行われた能登スクールでの

「おさんぽワークショップ」でのこと

 

学校を飛び出そう

教室では学べないことを学ぼう

街を教科の目で見つめたら

をコンセプトに

生徒と教員が一緒にお散歩する授業

 

「芸術」をテーマに体育館を訪れたグループ

「体育館ってシューズで歩くと

 キュッキュッていうよね

 これでみんなで

 音楽つくったらどうだろう?」

「いいね」

「でも地震の後しばらくの間

 体育館は砂埃だらけで

 キュッキュッって言わなかったんだ

 みんなで力を合わせて

 一生懸命に元通りにしたんだよ」

当たり前に思っていることが

当たり前でなかった頃の話

涙を流して聞いている生徒もいたそう

 

芸術ではないけれど

本校で商業を担当している

新採の木村先生の話です

 

教科の枠を超えて

あらゆるものから新たな教材を創りだす

 

これもこれからの教師に求められる力です

台風進路を予測する

243日目

 

台風で被害を受けた地域のみなさま

また今も怖い思いをされている地域のみなさま

心からお見舞い申し上げます

 

先日奇跡的に嬉しいことがありました

本校にゆずさんが来て歌ってくださった模様を

テレビでご覧になった方から

お便りが届いたのです

「校長先生はもしかして

 私が添乗した輪島高校の修学旅行にいた

 びんくんでは?」

熊本のバスガイドさんからでした

ビンゴーーー!!!

40年も前の添乗を覚えていらっしゃるプロ意識

ガイドさんと一緒に回った

長崎 阿蘇 別府そしてお別れのさんふらわ〜

様々なことが思い出されて

こんなことって実際にあるんですね

ゆずさんが繋いでくださった思い出に感謝です

 

高校時代の行事の思い出って

こんなふうに

一生心に刻み込まれているものです

だからこそ

コロナ禍の中であっても

震災で傷つけられても

台風がやってきたとしても

できる限り最高のコンディションで

実施してあげたいと

先生方は奮闘しているわけです

 

今回の台風

熊本の方も大変なことになっているようです

ご無事をお祈りしています


台風優十不断号はなかなか進路を決められず

北陸地方は良い天気です

本来予定されていた文化祭

「延期しなければよかったのに」

とお叱りの声が聞こえてきそうです

 

167日目 6月16日のブログにも書きましたが

台風の渦は上層空気の薄い方へ向かって

登って行くので

上層空気の気圧がわかれば

台風の進路をある程度予測することができます

 

次のデータは高層天気図といい

気象庁のサイトで閲覧できます

https://www.jma.go.jp/bosai/numericmap/data/nwpmap/fupa252_00.pdf

通常の天気図は

同じ高度での気圧の違いを表示しますが

高層天気図は

同じ気圧での高度の違いを表します

この図は252hPa(ヘクトパスカル)

になる高度を数値で示していて

例えば10200というのは

高度10200mになると

気圧が252hPaまで下がるということを意味します

9960と表示してある地点は

高度9660mの地点で

すでに252hPaにまで下がっているので

台風は数値の小さい9660の方向へ

進路をとるわけです

 

30日0:00時点の天気図によると

関東上空に『H』つまり高気圧

沖縄上空に『L』つまり低気圧

があることも表示されていましたので

この時点で九州にいた台風が

東に進めず

足止めをくらうことも

予想できることになります

 

そこまで偉そうなこと言うんなら

文化祭延期するなって話になりますね

このへんが気象予報士と素人の差です

すみません

 

どなたか進路相談に乗ってください

242日目

 

是枝裕和監督の長編デビュー作にして

ヴェネチア国際映画祭受賞作

『幻の光』

29年の歳月を経てデジタルリマスターで蘇り

「能登半島地震 輪島支援 特別上映」として

全国でリバイバル上映されています

 

震災から30年前

撮影当時の輪島市の風景や生活が

陰影深い映像として映し出されます

焼け落ちる前の朝市の賑わい

隆起前の美しい海岸線

崩れる前の棚田

 

本作が俳優デビューとなった

江角マキコさんがが主人公ゆみ子役

そのほか浅野忠信さん 内藤剛志さん 大杉漣さん

木内みどりさん 柄本明さんらそうそうたる顔ぶれで

被災前の能登の雄大な自然をバックに

一人の女性の喪失と再生が

美しく描かれています


私こと

先日とある待合室の長椅子に

一人腰掛けていると

母子連れがその横に

 

左から順番に

私 男の子 母親の順に腰掛けました

 

男の子が

「ママ 変な匂いがする」

母親はそっと息子を自分の方に

引き寄せたのでした

 

これは

母親が変な匂いの元が

私であることに

明らかに気づいている

シチュエーションですよね

 

加齢臭!?

 

ショックな事実を

叩きつけられた瞬間でした

 

しのぶれど 色に出でにけり わが恋は
ものや思ふと 人の問ふまで

 

私の加齢臭もいよいよ色に出たようです

  

キリストの足の匂いがするといわれる

『エポワス』というチーズがあります 

イギリスでは『豚の足の指の間』

とも例えられるそうなのですが

そんな匂いでしょうか

 

Mandam の「汗と匂い総研」によると

 日本人の脇臭は

「ミルクのような」

「蒸肉のような」

「生乾き臭」など

7種類に分類されるそうです

ただ脇臭は20代をピークに

年々下がっていくそうで

私の場合

これが原因ではなさそうです

 

加齢臭の成分はノネナールといい

熟成したビールに含まれるそうなので

長年の努力により

体内に蓄積されたのかもしれません

 

話は変わりますが

母乳の分泌を促すオキシトシンという

ホルモンがあります

赤ちゃんは

オキシトシンの分泌を促進するフェロモンを

頭のてっぺんからから出すのだそうです

オキシトシンは幸せホルモンともいい

精神を安定させる作用もあるので

赤ちゃんの頭にすりすりしたりすると

なんとも幸せな気持ちになるんですね

 

だから若者たち

加齢臭にもそれなりの意味が

あるのかもしれないのだから

あんまり邪険にするでないぞ

 

子どものすること叱るでない

いつかお前が通った道

年寄りのすること笑うでない

いつかお前が通る道

 

にしても先ほどのお母さんの対応

「ほんとね 何の臭いだろう クンクン」

とされたり

あるいは

「すみません 失礼なこと言って」

などと謝られたりすると

さらに深く傷つくことになるし

加齢臭がしますよと

それとなく気づかせてくれる

まさに神対応でした。


文化祭の日程を

台風一過の3日4日に延期したのですが

台風の進路が決まらず遅れそうで

かえって逆に直撃されそうです

誰か進路相談に乗ってあげてください 

文化祭の日程変更

241日目

 

台風の接近に伴い

文化祭の日程を以下の通り変更します

 

【1日目】9月3日(火)

  9:25 オープニング(中庭)

10:00 文化部発表第一部(視聴覚室)

   和太鼓部 箏曲部 吹奏楽部

11:15 文化部発表第二部(視聴覚室)

   第一部と同じ内容です

   場所の関係で観客入替制です

 13:00 クラスステージ第一部

   12H フェス(紅白の歌 ダンス合戦)

   22H クイズ(歌詞の穴埋め)

   13H ゴスペル

   21H 合唱

13:45 クラス企画動画放映

   11H トリックショット

   31H MV再現(NG集も)

14:30 クラスステージ第二部

   23H 沖縄クイズ

   32H わんこかき氷

   33H ◯×クイズ

なおこの日予定されていた

キッチンカーについては

現在未定です

キッチンカーが来れない場合は

この日は一般公開しません

 

【2日目】9月4日(水)  

10:00 催事 模擬店

   ダンス部 バンド演奏 野球部

   によるステージ企画

   なおこの時間帯に予定されていた

   全国からの支援の高校生による

   合唱部 漫才 落語

   については未定です

この日は一般公開しますので

どうぞお越しください

目撃情報求む

240日目

 

事件は文化祭の練習中に起りました

Marshallのギターアンプがなくなりました

体育館でバンド練習の準備をしていた時

ギターアンプを運び込み

次の機材を取りに行っている

わずか10分足らずのできごとです

 

外部からの侵入は考えにくく

生徒かあるいは

現場近くの避難所にいる避難者

 

遠くに持ち去る時間もなさそうなので

とりあえず周辺に一旦隠していないか

みんなで探しましたが見つからず

駐車中の車両の中も全て覗いてみたけど

見当たらず

 

警察に通報して捜査してもらっています

 

午後3時から4時の間

40センチ四方ほどの

真っ黒な箱状のものを持って

学校周辺にいる不審者を見かけた方

ぜひご一報をお願いします

ひとりミーティング

239日目

 

先日池上彰先生と林修先生が

近年の教育の大きな変革について

テレビでお話なさっていました

 

誕生してから約150年続いてきた

これまでの公教育のありかたの変革を

熊本大学大学院の苫野一徳准教授は

「公教育の構造転換」とおっしゃっています

 

それは三つの柱からなり

(1)学びの構造転換

  「みんなで同じことを同じペースで

   同じようなやり方で勉強する」システムの

  「学びの個別化・共同化・プロジェクト化の融合」

   と呼ぶべき在り方への緩やかな転換

(2)自分たちの学校は自分たちでつくる

   子どもたちが学校作りの主役であることへの再認識

(3)多様化がごちゃまぜのラーニングセンター

   校種・学年・障害の有無で分断されていた学校の

   多様な人種からなる民主主義の土台としての学校への再設計

 

震災から8ケ月が過ぎ

これまで取り組んできた「街プロ」は

まさにこんな感じだなと再認識しています


OECD(世界経済開発機構)が実施している

PISA(学習到達度調査)で

常に上位にランキングされるフィンランド

その教育システムはフィンランドメソッドと呼ばれ

一時我が国でもたいへん評判になっていました

 

あるときフィンランドの高校の校長先生と

お話する機会がありました

彼は世界各国の教育制度を見て歩き

フィンランドメソッドの確立に

大いに貢献された方でした

「フィンランドの教育システムは

 すばらしいですね」

と話しかけると

「何をおっしゃっているんですか

 フィンランドメソッドは

 日本の教育制度のマネなんですよ」

彼が日本で視察していったのは

「ゆとり教育」でした

 

生徒にじっくり考える時間を与えて

自主性を重んじる

日本の「ゆとり教育」が

遠く海と時間を超えて花開いたのです

 

日本ではよく批判の的になるけれど

私個人的には「ゆとり教育」は

素晴らしい理念であると思っています

 

羽生結弦さん

浅田真央さん

ダルビッシュ有さん

田中将大さん

本田圭佑さん

石川遼さん

 

世界で活躍する素晴らしい人材を

多く育てた「ゆとり教育」

その失敗と言われる根源は

私はひとえに〇〇にあると思っているのですが

 

時間はかかったけど

真の意味での「ゆとり教育」に

今向かっている

そう実感しています


閑話休題

 

オーストラリアを旅行した時

興味深い話を聞きました

 

砂漠に咲くある植物の話です

その植物の種は

それは硬い硬い殼に覆われていて

どんな動物に噛まれても

決して割れないそうです

 

その殼を破るには燃やすしかないのです

 

その殼を燃やすのは何か?

 

雷です

 

雷が鳴るというのは

雨季の始まりです

 

つまりその植物は

つらいつらい乾期を硬い殻の中で過ごし

恵みの雨が降り出すその瞬間に

雷に殼を燃やしてもらって

一気に育っていくという

恐るべき戦略をとっている訳です


恐るべき戦略といえば

本校の文化祭

3年2組の模擬店です

「〇けんの唐揚げ」

学校のすぐ近くにあった精肉店「まるけん」

そこの唐揚げが絶品だったのです

今回の震災で店舗は壊滅

復興する目処すら立たず

もう一度その味をと

立ち上がったのが3年2組のみんな

 

直接店主にレシピを聞き

ハッピーターン顔負けの

秘伝のマジックパウダーを分けてもらい

揚げ方として

これまた輪島を代表する天ぷら屋のご主人を雇い

「まるけん」の唐揚げを再現します!

揚げ油には高価だけどレシピ通りの

牛脂を奮発しますよ

輪島高校が初任で金沢に帰っていったY先生!

君の好きだった「まるけん」の唐揚げ

復刻するよ!

まるけんの唐揚げ大好きな輪島のみんな

一日だけの「まるけん」復活ですよ!


輪島に復刻して欲しい味が

数々あって

 

ふくやのカツ丼

香蘭の焼きそば

みやこのやきとり 

 

みなさんの懐かしの味は何ですか?

一笑千金

238日目

 

「1つの笑いは大金に値する

 笑いと笑顔で輪島高校を豊かにする」

これをテーマに文化祭の準備中です

 

まだ避難民がいらっしゃるなど

さまざまな制限の中ですが

生徒と先生

地域の方や全国各地から

支援もいただきながら

力を合わせて進めています

 

おおまかな日程は


30日(金)

キッチンカーがやって来ます

一般の方もご利用できますので

ぜひお買い求めください

 

場所は

晴天時はグラウンド横のアスファルト広場

駐車場はグラウンドを利用していただきます

雨天時は生徒玄関前と来客玄関前

駐車場は正面駐車場をご利用ください

台数に限りがありますので

お近くの方はできれば歩いてお越しください

また係員は立ちませんので

譲り合ってお停めください

事故等ありましても

学校は一切責任は負いかねます

 

校内への立ち入りはできませんが

晴天の場合は

キッチンカーの場所から

中庭でのクラス企画をご覧になることができます

内容は

13:00〜第一部

 1年2組 フェス(紅白)

 2年2組 歌詞の穴埋めクイズ

 1年3組 ゴスペル

 2年1組 合唱

14:30〜第二部

 2年3組 沖縄クイズ

 3年2組 わんこかき氷

 3年1組 〇×クイズ


31日(土)

一般公開いたします

校舎内にも入っていただけます

駐車場は30日同様です

 

外部からも様々な催しがあります

(1)軽トラ屋台

   東北地方などの特産品を販売します

   協力:愛知大学 大阪大学

(2)きんじょの本棚

   被災地に本棚を作ろうというプロジェクト

   協力:株式会社 鳳山(東京)

(3)転生プロジェクト

   被災地の瓦礫に再び命を吹き込むプロジェクト

   協力:大成建設(東京)

その他にも

早稲田摂陵高等学校と

関西大学高等部のみなさんが

催し物をしてくださいます

  

さまざまな障害をみんなで乗り越え

成功に向けてがんばっています 

ゴツゴツのアハン❤️

237日目

 

昨日「行き当たりばったり」について

考察しましたが

ひとつ気になることがあって

 

このブログ

全国の方が読んでくださるようになって

言葉の一つひとつについて

「これって方言?」

「みんなに通じる?」

という心配をするようになりました

 

「行き当たりばったり」って通じてます?

 

今回の出張でわかったこと

シーソーの上下運動

私はずっと

「ギッタンバッコン」だと思っていたのですが

ふらっと入った博物館の展示物のタイトルには

「ギッコンバッタン」

 どっちが一般的なんでしょう?

 

「スプーナリズム」という

言葉遊びがあります

言葉の一部を入れ替えます

たとえば

「あつあつのご飯」を

「ゴツゴツのアハン」

 

「スプーナリズム」ではないけれど

「ハリーポッター」に出ていた女の子

「ハーマイオニー」の

「ー」を「ク」に変えると

とってもおいしそうになります

 

肩車の全国方言もおもしろいです

輪島では「でんこちんちん」

もう使う人もほとんどいなくなりましたが

 

表面張力で盛り上がるほど

コップに並々と水を注ぐことを

「するするいっぱい」

飯田では

「つるつるいっぱい」

です

 

金沢の方言では

「きんかんなまなま」

が面白くて大好きです

「〜ゾイヤ」「〜ワイヤ」

「〜ネンテ」「〜ゲンテ」

を言葉の最後につけがちで

ドイツ語っぽくてカッコいいです

「どいや もっしー」

 

お隣の福井弁は

言葉に独特の抑揚があって

「十と十で二十」とか

「麻布十番」と

早口で言ってもらうと

フランス語に聞こえます

フランス語でイカのことを

「アシジュポン」といいます

ウソです

 

反対側の富山県は

「来て 見て 食べて」を

「コラーレ!ミラーレ!タベラーレ!」

まるでイタリア語です

「カンターレ!アモーレ!マンジャーレ!」

 

能登地方は

言葉尻を長くうねらせながら

やたら伸ばします

「あのー〜」「ほんでー〜」

韓国語で「ハイ」を

「ネー〜」と伸ばす感覚です

能登半島には

古来大陸から多くの方が渡って来たそうで

もしかしてその影響があるのかも

韓国語で「サンドイッチ」のことを

「パンニハムハサムニダ」といいます

ウソです

「おにぎり」のことを

「サンカクキンパ」といいます

これはホントです  

綿密用意周到派と行き当たりばったり派

236日目

 

今頃花火をあげている時間だな

みんな喜んでいるかな

そんなこと考えながら

水戸からの帰りの新幹線の中です

 

旅をするときには

綿密用意周到派と

行き当たりばったり派がありますが

私は圧倒的に

行き当たりばったり派です

 

そもそも人に縛られることも

人を縛ることも大嫌いな

持って生まれたB型の私は

旅行計画や人生設計が大の苦手です

 

ちなみに人からものをもらうとき

B型の人は

たいてい両手を出すそうです

先日うちの学校の先生方に試したところ

その通りでした

今後再現性を研究する必要があります

唯一T先生だけはA型にも関わらず

「ありがとうございまーす」

とうれしそうに両手を出してくれました

性格もなんだかB寄りなので

一度血液検査をおすすめします

 

血液型占いには科学的根拠がありません

と専門家からお叱りをうけるかもしれませんが

私は面白くて話のタネとして大好きです

 

いつ敵に襲われるかわからない

密林に住む動物には慎重なA型が多いとか

  

ゴリラには「B型」しか存在しないとか

 

生態科学研究機構の新宅広二理事長は

こんなおもしろいことをおっしゃっています

ゴリラのオスは見た目と違い恥ずかしがり屋で

メスの目を見ることもできないほど奥手

メスは一見「仲良し女子会」を作るけど

ひそかにお互いにライバル心を燃やす

負けず嫌い

 

うーん

やっぱりB型ですね


「A型」と「O型」が多いチンパンジーは

目立ちたがり屋で

周囲にほめられたい性格

好奇心旺盛で

何でも首を突っ込みたがる

世話焼き気質だそうです

 

そんなこんなで純粋培養B型の私ですが

今回珍しく綿密に予定を立てて

旅行に出てみました

 

行きの新幹線は〇〇時〇〇分だから

間に合うように〇〇時〇〇分の電車に乗って

〇〇分間の接続時間に朝食買って

次の乗り継ぎは〇〇分なので

その間に〇〇の写真撮って…

おーなんという綿密なスケジュール!

 

当日朝

あまりにワクワクしすぎて

予定の2時間前に目が覚めて

そのまま寝られず何する訳でもなく

出発間際に睡魔に襲われ

危ない危ない

 

なんとか始発に間に合い駅に着くと

お目当ての駅弁屋は開店前

 

まあいいか

朝早かった分寝て行くか

すると前の座席のおっさんが

断りもなしにいきなりシートをドカっと倒し

それにイラっとして眠れず

「世の中のおっさんって何でこんなに傍若無人なんだ!」

と自分もおっさんのくせに…

「なんでパリまで来て大阪弁聞かなあかんねんな」

旅行先で騒ぐ大阪人に怒る

大阪のおばちゃんのギャグが昔ありましたが

そんな感じです

 

〇〇時〇〇分発のバスで会場へ

時間ぴったりに来たバスに

コレコレ!予定通り!

いさんでバスに乗り込むと

あれ?なんだか違う方向に?

調べて見ると

時間遅れで到着した

別の方面へ向かう別のバスでした

慌てて次のバス停で飛び降り

反対方向のバスで戻ろう

時刻表を調べると1時間に1本

しかたなく歩いて戻ることに

 

何とか会場に着いて受付をすると

「あなたはここじゃありません

 第二会場の方へどうぞ!」

 

第二会場へようやく辿り着くと

第一会場のようすをスクリーンに映すだけ

「何で水戸まで来てオンラインで見なあかんねんな」

 

クタクタで一日目を終えホテルに

予約したのは駅からとても近くて格安の

掘り出し物件

駅からのぐるっと遠回りルートはやや遠いものの

地図で見るとほぼ直線に抜け道が

ただしそこで学んだことは

地図アプリにはアップダウンが映らないということ

なんとも険しい山越えルートでした

なるほど

格安なのにはそれなりの理由があるのですね

 

かくのごとく予定は

ことごとく変更を余儀なくされ 

やはり自分は行き当たりばったり派

であることを再認識した訳です

 

とどめは帰りの特急が人身事故で大幅な遅れ

以前にも同じようなケースを

大阪で経験したことがありますが

そのとき大阪の人たちは

遅れたことにイライラせず

「なんや人(線路に)入らはったらしいで」

 

伊丹空港で降りるお客さんは

着陸後

飛行機が停止する前に

立ち上がって通路に並び出すほど

大阪の方はせわしないですが

こんな時は寛大なんだな

と温かい気持ちになったことが

あったのを思い出しました 

 

人生においても同じことが言える訳で

〇〇歳までにこれをして

〇〇円貯めて

計画通りいったことを探しても

全く見当たりません

車をぶつけたり

雨漏りしたり

理不尽なクレーム言う人や…

 

そもそも退職の今年

仕事を1年かけて引き継いで

余裕を持ってリタイアと思い描いていた未来が

とんでもない退屈しない1年になっています

 

石川啄木も

言ったことを全て実現させる人がいたら

そいつはテロリストだみたいなことを

言ってますしね

私は間違ってもテロリストではない訳です

 

その点

「街プロ」花火班はすごいですね

この若さで思い描いた未来をひとつ実現

多くの方の助けがあってこそ

ということを決して忘れないで 

 

あなかしこ

被災地の夜空に

235日目

 

全国高校PTA連合会大会出席のため

水戸に来ています

 

 

 

 

 

 

例年この大会には役員の方数名で

参加しているのですが

今年はそれぞれみなさん大変な状況で

会長さんさえなんとか名前だけ

入れさせていただいている

そんな状況なので

ご無理を言う訳にもいかず

ひとりでの参加です

 

 

 

 

 

 

地元の高校生たちが

オープニングセレモニーで

暖かく迎えてくださいました


「街プロ」で花火をあげたいと

頑張っていたグループ

 

23日(金)

いよいよ実現にこぎつきました

 

これまでご支援してくださったみなさん

クラファンにご協力してくださったみなさん

本当にありがとうございます

 

途方もないような夢でも

みんなと繋がって

一歩一歩歩み続ければ

それが現実のものとなる

生徒たちにとって

これからの人生を歩む上で

大きな自信となります

 

当日は

お昼から花火職人と共に仕込みに入り

午後8時頃から打ち上げます

復興のための花火

焼き尽くされた朝市通りの上に

しめやかにそして豪快に

大輪の花を手向けます

どうぞみなさんご覧になってください

能登スクール3日目

234日目

 

能登スクールのみんなが

輪島高校に来てくださいました

 

まずは「街プロ」の時間に

一緒に入ってもらいました

それぞれのグループに入って

話を聞いてもらい

さまざまな視点から

たくさんアイデアをいただきました

 

例えば

野球部を中心とした

グラウンドをつくりたいグループ

(1)俺たちの稲舟グラウンドが地割れで立入禁止区域に…

 (稲舟グラウンドとは旧輪島実業高校グラウンドのことで

  山の中にあり民家をボールが直撃する恐れがないので

  のびのび練習できていたのです)

(2)ならば河井グラウンドで練習だ!

(3)え!?自衛隊がたくさん

 そう全国から救助に来た

 自衛隊の駐屯基地になっていたのです

(4)仕方ない…人命最優先だしばらく我慢

(5)よし!自衛隊が帰って行った!

 あれ?何このグラウンド?

 液状化を起こしスタックした車両脱出のため

 バラスが撒かれていたのです

(6)そうだ!県に交渉しよう!

(7)「自衛隊を入れたのは輪島市だから

  輪島市に交渉してください」

(8)それなら市に交渉だ!

(9)「高校は県立の施設なので

  石川県に交渉してください」

(10)えー?どうすれば…

(11)耳寄りな情報が!

  陸上競技場の人工芝を剥がすらしいぞ

     それもらって敷いたら練習できるかも

(12)俺の父ちゃん免許持ってるから運んでもらおうぜ!

(13)あれ?思ったのと違う!?

  とてもじゃないけど重くて敷けないや

(14)どうしよう?

  もう俺たちで石拾いやろうぜ!

 

こうやって紆余曲折しながら

来る日も来る日もせっせと

石拾いしていたグループです

 

でもさすがにもう限界

 

そこに入ってくれた能登スクールの女の子

「みんなに手伝ってもらおうよ」

「でもみんなも忙しいし誰も手伝ってくれないよ」

「そう!だからイベントにするの!

 ふたつでペアになっていて

 揃えると恋が実る石を描いてばら撒くの

 みんなにそれを探しながら

 石拾いしてもらうんだよ

 どう?」

 

なるほど!

これは野球部の野武士集団からは

絶対に出てこないアイデアです!

異質なタイプが混じり合い

課題を共有することで

思いがけない素晴らしい

化学反応を起こすんですね

 

現在では

県と市で調整が終わり

復旧に向けて動き始めています

能登スクール2日目

233日目

 

【朝の集い】

ラジオ体操では

我が戦友

1月2日からたった4人で

復旧に立ち上がった山崎先生が

インストラクターを務めました

 

 

 

 

 

 

 

【デトックスタイム】

スマホの電源をオフにして

ひたすら何もしない時間

私はひたすらぼーっとしました

こんな時間は発災後はじめてかもしれません

 

それまでは

ひとりミーティングの時間がありました

仕事が忙しい頃

家に帰るのが毎晩23時頃で

家族はもう寝静まっているので

ひとりで酒を飲みながら

あーでもないこーでもないと

ミーティングするのです

このブログで書いているウンチクの多くは

その時のミーティングの内容なので

何に役立つかわかりません

 

それにしても1時頃までミーティングして

5時頃には起きて仕事に行っていたので

無茶な働き方をしていたものです

「忙しい!は自慢じゃないぞ

 時間内に仕事を終えることのできない

 無能の証だぞ」

と当時の自分を叱り飛ばしたいです

 

「俺の会社はブラックでな」

「でも色がついとるだけええやないかい」

「そういえばお前ムショクやったなー」

これ文珍師匠の小噺です

文珍師匠は確か今回被災した

輪島市の門前町に芸術工房をお持ちで

今回大丈夫だったのでしょうか

 

【未来への旅】

羽ばたけ!バルーンタイム

海の生き物アバターが完成しました

 

 

 

 

 

 

クジラ クラゲ チンアナゴ

透明のシートでまんまるい海を作ります

 

 

 

 

 

 

正方形のシートの中心を求めるにはどうする?

誰かが気づきます

「対角線で手を繋ごう!」

 

 

 

 

 

 

 じゃあまんまるを描くには?

「ビニルテープでコンパスつくろう!」

 

 

 

 

 

 

アバターを海に貼っていきます

 

 

 

 

 

 

マニュアルはありません

みんなで知恵を出しながら進んでいきます

クズを集める人

使い終わったハサミを片付ける人

テープを切って配る人

高いところから俯瞰してバランスを見る人

誰もが自分でできることを見つけて

自主的に動きます

まさに生きた学びです

非常時には本当にこんな人が

求められていたんですよね

思い出しました

みんなが自分で考えて

そして全体のために動く

日本人の世界に誇れる

素晴らしいところだと思います

 

いよいよ膨らませます

 

 

 

 

 

 

中に入ってみます

 

 

 

 

 

 

まるで海の中にいるようで

何年かかるか何十年かかるかわからないけど

いつか能登の海が戻りますように


【未来を現実にするための旅支度!】

輪島高校の 

2年生の「街プロ」

1年生の「不自由研究」

みんなに発表して意見をもらって

ブラッシュアップしました

 

 

 

 

 

 

能登スクール1日目

232日目

OECD 能登スクール1日目

国立能登青少年交流の家に

日本中から中高生大学生が集いました

 

 

 

 

 

 

本校からは2年生3人

1年生4人が参加しました

 

 アイスブレイク

 

 

 

 

 

 

未来の通信簿を作ります

学校の100点法や5段階のではなく

自分のここを評価して欲しい

そんな自分だけの通信簿

今回主催のOECDが主催する

PISAの国際調査では

日本の学生は成績は優秀なのに

自己肯定感が低いとされています

日本が再び世界をリードする国になるには

まず自分に自信を持ち

堂々と表現する力がまずは必要です

 

トークフォークダンスです

 

 

 

 

 

 

大きな二重丸を作って座ります

与えられたお題についてトークを楽しみ

相手を変えて回っていきます

①夏の一番の思い出は?

②お化けはいると思いますか?

③今までにやらかした失敗談は?

④言われて元気が出たのはどんな言葉?

自分がここでは何を話してもいいんだ

安心な場所づくりをします

 

今日のファシリテーターを務めるはるちゃんが

話し合いを活発にするルールを教えてくれました

 

対話のルールにはみっつあって

みんなのルール

大人のるーる

こどものるーるです

 

【みんなのルール】

①沈黙を歓迎する

②否定も断定もしない

③お互いの顔色伺いをしない

④心の変容を許す

⑤耳をすませて聴く

⑥立場や年齢に拘らない

⑦わかったふりをしない

⑧対話を楽しむ違いを楽しむ

 

【大人のるーる】

①焦って結論を出そうとしない

②評価をしない

③チャットで熱い議論を始めない

 (オンラインのとき)

 

【こどものるーる】

①いい子のふりをして大人の気にいる話をしない

②まとまらなくていい途中段階でも話してみる

③子どもどうしで変な壁を作らない

 

大人が子どもに丸投げしたり

大人が子どもを「お飾り」扱いしない

これらを守れば

みんなが安心して心を開く場が保障されます

 

【過去への旅】

 

 

 

 

 

 

東日本大震災の時に

被災した子どもたちへの希望の光

東北スクールが始まりました

東北スクールで力をもらって立ち上がった

その時の子どもたちが

今回大学生や社会人になって

来てくれたのです

 

今回パリのOECD本部から来日したMIHOが

他人の評価と自分自身の評価の違い

PISAの調査によると

日本は学力は高いけど

失敗を恐れる指数も高い

という話をしてくださいました

 

【現在を見つめる旅】

自分を海の生き物に例えると何?

そしてそれはどんな色?

自分のアバターをつくります

私自身はプランクトンに例えました

「何にも深く考えずに

 テキトーに生きているからだよ」

と参加している高校生に説明すると

「でも海の生態系を支える

 とっても大事な役目があるんだよ」

と教えてくれました

ここでは年齢も立場もありません

みんなが思い思いに考えを

話していい場です

 

【キャンプファイアー】

デンマーク語でヒュッゲ(Hygge)

という言葉があります

「居心地がいい空間」や

「楽しい時間」のことをさす言葉です

具体的には暖炉を囲んでほっこりする時間

暖かくゆるやかな時間をあらわします

Fire 

Flame

Feu

Fuoco

火に関する言葉は

はひふへほで始まる言葉が多いですが

もしかしてヒュッゲもそうかも

火を起こすとき

フーフーしておこすからでしょうか

みんなでフーフーしながら火をおこし

キャンプファイアーをしました

 

 

 

 

 

 

English Speech Contest

231日目

 

第19回高等学校文化連盟英語部の

英語スピーチコンテストが

石川県文教会館で開催されました 

本校からは1年生の徳野喜仁さんと

大岩楓さんが出場しました

 

徳野さんは Cheer up Wajima !

 

 

 

 

 

 

大好きな野球と輪島

1月の地震で大きな被害を受けたけど

大好きな輪島を大好きな野球で盛り上げたい

輪島のみんなを甲子園に連れて行く!

力強いスピーチでした



大岩さんは New way of thinking after the Earthquake 

 

 

 

 

 

 

地震をきっかけに自分に対する見方が変わった

今回いただいたたくさんの支援に

いつかきっと恩返しをしたい

落ち着いてしっかり伝えることができました


日が傾いて信号機まで傾いて

夏の終わりを感じるようになってきました

 

 

 

 

 

 

学校生活も再開しますよ

日中の昼寝を習慣にしていた人

1時間以上の昼の仮眠は

人間本来がもつ「体内時計」のリズムを乱し

学校生活が始まってからも

授業中に眠気を感じる頻度が多くなると言う

研究結果があります

 

福島大学共生システム理工学類の福田一彦教授は

5,000人の中学生を対象に調査を行いました

すると長時間の仮眠を頻繁にとる生徒ほど

授業中に居眠りをしやすいという結果が得られました

睡眠の総時間は仮眠をとるグループの方が

長いのにもかかわらずです

 

「体内時計」の中枢は脳内の

「視交叉上核」という部分にあります

この部分でつくられる24時間周期のリズムにより

睡眠と覚醒がコントロールされています

 

「体内時計」は13時~14時の間に

短い睡眠のリズムをつくることもわかっていますが

それは20分程度のリズムです

そこで1時間以上の仮眠をとると

このリズム全体にズレが生じるのです

 

体内時計が乱れたままだと

慢性的に日中に眠気を感じるようになります

学校生活にも支障をきたします

 

体内時計をリセットするには

午前中に強い光を屋外で30分程度浴びるとよいそうです

光の刺激が目から入り視交叉上核をリセットします

およそ1週間程度続けると効果が現れるそうです

 

十分寝ているのに日中眠いという人は

ぜひお試しを

という私自身も

日中5秒ほどで寝落ちするという

特技を持っているのでやってみます


さて明日19日(月)より

OECD経済協力開発機構の

全面的なご協力のもと

「能登スクール」が行われ

本校から7名の生徒が参加し

日本中から集まってくださる

50名ほどの仲間たちと活動します

 

19日(月)と20日(火)は

国立能登青少年交流の家で

21日(水)は

本校を会場に行われます

 

これは世界中の生徒や教師たちと

互いに学びあいエンパワーしあい

未来に向けての生徒の声を中心とした

創造的復興への取り組みを

共に創り出すことを目指します

 

明日の主な日程は次のとおり

10:00頃 輪島高校を出発

12:30頃 交流の家到着

13:00 開校式

14:00 「過去への旅」

   東北スクール先輩の

   過去から今までの軌跡を訪ねます

15:30 「現在を見つめる旅」

   アバターを創り

   自分の色 自分の軸を見つめます

19:00 「キャンプファイアー」

   ご当地お菓子持ち寄りおしゃべり会

 

今回のスクールは

10月に日本で開催を予定している

「グローバルフォーラム」

そして12月にパリで予定されている

「生徒教師国際サミット」

へと繋がっていきます

しいのき緑地にキリコが集合

230日目

 

現在でも27人の避難者が

輪島高校に残っています

 

避難所となっている武道場に

足湯ボランティアの方が

来てくださいました

 

遠く香川から

理事長の藤井 節子さまはじめ

東北ボランティア有志の会のみなさんです

 

 

 

 

 

 

一人ひとりマッサージをしながら

お話し相手になってくださいます

心のこもったこんなボランティアも

あるんですね

本当にありがとうございます


避難所の二階

唯一使用できる第二体育館では

各部で使い分けをしながら

部活道をしています

今日は午前中は男子バレー部

 

 

 

 

 

 

午後はバドミントン部

 

 

 

 

 

 

有限会社興伸製作所さんが

寄贈してくださったスポットクーラーが

大活躍です

 

 

 

 

 

 

熱中症の心配がかなり緩和されます

本当にありがとうございます

 

卓球部が普段活動していた場所には

避難民の方がまだいらっしゃるので

場所を視聴覚室に移して練習です

狭いなりに工夫して練習しています

 

 

 

 

 

 


上から降ってくる復興計画に

そのまま乗っかるな

僕らの街は僕らがつくる

「街プロ」では

自分たちが将来住む街をデザインします

 

「花火をうちあげたい! 」

グループが金沢駅としいのき迎賓館で

募金活動を行いました

ご協力くださったみなさん

ありがとうございました

 

自分が行った時には

もう募金活動は終わっていましたが

能登各地より

5基のキリコがスタンバイしていて

このあとイベントがあるようです

キリコというのは

能登地方の夏祭りの時に

お神輿の先導を務める

大きな灯籠のことです

被災した各地で祭りが

中止または縮小となっていますが

復興した際はぜひみなさん

お越しになってください

能登半島の夏から秋にかけて

毎週のようにどこかで

キリコ祭りをしています

勇壮な祭りが繰り広げられます

 

 

 

よしニ本!ダメみっつ!

229日目

 

8月16日

玉音放送から一夜明けて

当時の人々はどんな思いで

この日の朝を迎えたのでしょう

 

妻や子どもを守るために

玉砕を覚悟しながら生き残った方は

なんで自分だけという

思いになったかもしれないし

それは今回の地震でも

同じ思いをした方が大勢いらっしゃいました

 

戦争に負けて属国になったら

鬼畜米英に酷い仕打ちを受けると

教え込まれていた方は

さぞ怖い思いをされただろうし

 

あるいは

やっと戦争が終わったと

晴れやかな気持ちだったのか

 

いずれにせよ

アメリカが中心となり

戦後の国づくりを

民主的に行ってくれました

基地問題などは残りますが

少なくとも心配された

妻や子どもたちが

皆殺しになるようなことは

ありませんでした

 

そう考えると

戦時中の情報統制って

本当におそろしいものです

 

「あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら」で

特攻兵が野球をしているシーンがありましたが

あれ?敵国のスポーツは禁止されていたのでは?

とふと思いました

 

「ストライク」「ボール」のコールも

「よし!」「ダメ!」と

言い直させられたと聞いたことがあります

ということはプレイそのものは

禁止されていなかったのか

 

打ちごろのタマに対して

アメリカでは「打て」と

見逃した打者にハッパをかける「ストライク」

それに対して日本では

投げた投手を褒め称える「よし!」

国民性の違いが表れていて面白いです

 

ただこの戦時中の英語禁止令

これも覆す発見を去年しました

 

本校が創立百周年を迎えるということで

過去の時間割を調べていたのです

すると

きちんと英語を学んでいました

それどころか

発音 綴字 聞方 話方 作文 読書 文法 書取 暗唱 習字

の十技能に分かれてがっつりと

現在は

聞くこと 読むこと 話すこと 書くこと

の4技能で評価されていますので

それよりさらに細かくしかも力を入れて

英語を学んでいたことになります

アメリカと戦うための情報収集に不可欠ということで

文部省からの通知に従っていたそうです 

 

目的はどうあれ

他国の言葉を学ぶということは楽しいものです

 

文化の違いなども読み解けて面白いです

例えば91という数字を

日本語では「9個の10と1」と表しますが

フランス語では

quatre vingt onze

「4個の20と11」と表します

なんでわざわざそんなややこしい数え方を

という気がしますが

何か文化的な理由があるのでしょう

今度調べてみたい気がします

 

フランス語とスペイン語とイタリア語は

いずれもラテン語をルーツに持つ

兄弟言語です

フランス人とスペイン人とイタリア人が

それぞれ母国語で話すと

ちゃんとお互いに理解できて

会話が成立するんだそうです

ヨーロッパには

トリリンガル(3ヶ国語話者)や

マルチリンガル(多国語話者)が多いのは

そういった要素も多分にあると思います

 

日本人だって東京人と大阪人と石川人が

それぞれの母国語で話しても

会話が成立しますもんね

 

ちなみに東京人と大阪人と石川人を区別するには

四季の名前を言ってもらうといいそうです

る な き ふ

にアクセントがあるのが東京人

大阪人は全く逆で

 つ あ 

にアクセントがあります

石川人は全てあたま

る つ き 

です


さて明日17日(土)

「街プロ」花火班が

被災した市民を元気づけるため

今年の輪島大祭に花火を打ち上げるための

募金活動を行います

9:00〜11:00 金沢駅

13:00〜19:00 しいのき迎賓館です

どうかご協力をお願いします

 

クラウドファンディングの方も

引き続きお願いしています

 https://camp-fire.jp/projects/view/778271?utm_source=qr_code

日本の一番長い日

228日目

 

今日は終戦記念日

 

8月は

6日広島平和記念日

9日ながさき平和の日

12日日航機墜落事故

15日終戦記念日と

なぜか3日おきに命について考える日が訪れます

 

62日目のブログで紹介した

本校の卒業式に来てくださった

Lilかんさいの嶋﨑斗亜さんが出演する映画

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」

いつか見に行こうと思いつつ

気がついたら公開が終わってしまっていたのですが

今 Amazon Prime で見れるようになっていて

終戦記念日の今日

ゆっくり見てみることにしました

 

さわりだけ見てこのブログ書いています

 

高校の国語教師として働きながら

小説を書いていらっしゃる

汐見夏衛さんの小説を映画化したものです

 

福原遥さん演じる

親や学校すべてにイライラしてばかりの高校生の百合が

1945年の6月…戦時中の日本にタイムスリップする物語

そこで出逢った青年の誠実さや優しさにどんどん惹かれていきます

でも彼は特攻隊員で程なく命がけで戦地に飛ぶ運命でした

人を愛すること

大切に思うこと

共に生きること

今では当たり前のことが許されなかった時代に出逢ったふたり

 

主役の特攻隊員役の彼

どこかで見たことがあると思ったら

大好きな有村架純さんと

「中学聖日記」で共演していた

水上恒司さんではありませんか

確か高校時代は野球部でしたよね

劇中キャッチボールのシーンで

美しいフォームで投げていました

 

映画のラストを

福山雅治さんが書き下ろした

壮大なバラード「想望」が飾るそうです

それも楽しみです


お盆休みも今日で終わり

明日から学校が始まります

生徒が未来を見据え歩き出すための

さまざまな仕掛けをしていきます!

 

まずは能登笑顔プロジェクト

関西お笑いツアー

9月14 日(土)〜15日(日)

大阪のおもろい高校生たちが

みんなを笑かしに

招待してくださいます

詳しくは後期補習の時に案内しますね

 

それから8月能登スクール

10月グローバルフォーラム

12月教師&生徒サミットの一連のワークショップ

12月にパリで行われるサミットに行きましょう

パリへの渡航費宿泊費はかかりません

希望する生徒で能登スクールへの参加を

まだ申し込んでいない人は

即ご連絡を


今日はOECD「教育とスキルの未来2030 」プロジェクトの

オンラインワークショップに参加しました

主宰されているのは

愛知教育大学教職大学院の中村賢治さん

東京学芸大学教職大学院の福本莉佳子さん

ウクライナで小学校教師をされているAnnaさんの話を聞いて

「緊急時における教師のマインドセット」を考えようと

今回企画されたのだそうです

頼もしい限りです

Annaさんは「どんな時も学びを止めない」と

核シェルターの中で教え続けていらっしゃるそうです

一度お話しを伺ってみたいと思います

お盆の帰省に考える

227日目

 

お盆を迎え

帰省して来た卒業生たちが学校を訪ねてくれます

 

今日来た彼女は

ご家族が亡くなった場所にお花を手向けた後で

寄ってくれました

下敷きとなった家の外で1月4日まで暮らし

5日には進学が決まっていた関東の方へ

行ってしまっていたので

それ以来になります

元気そうな顔を見た瞬間

涙が出そうになるのを

必死でこらえました

今でも地震警報の音を聴くと

フラッシュバックして

怖くてたまらないそうです

あとで飾ったお花を見に行き

そっと手を合わせました


時折卒業生が来る他は

先生方もお休みなので

学校はいたって静かです

 

お盆休みはその昔

奉公に出ていた若者が

お正月と年2回だけ

いとまをもらい

ふるさとに帰っていた

名残なんだとか

 

大晦日に第九を歌うのも

楽団員が帰省するための旅費を稼ぐ

チャリティーコンサートが始まりだった

という説があります

 

もうひとつの説は

戦地へ赴く卒業生のために

12月に繰り上げた卒業式で

歌われたのがこの曲だった

というものです

 

いずれにせよ

その当時の方の思いが

込められているのですね

 

現在当たり前にあるもの

でもそれを始めた方には

それぞれの思いがありそして

一人ひとりの人生があった

 

そんなことふと考えてしまうようになったのは

地震によってもたらされた

私自身の心のありようの変化です

 

そしてあらゆるものは

ずっとそこに存在していた訳ではなく

ある時誰かが始めたもの

東京にこれだけの人口が集中しているのも

長い日本の歴史から見ると

ごく最近のこと

 

帰省ラッシュのニュースを見るたび

こんなに人がいるんだと驚き

そして同時に 

もし今回のような地震がおこったらと考えると

怖くてたまりません

みなさんどうか

ご自分の命はご自分で守る覚悟を

そして3日間自力で生き延びるための準備を

 

東京への一極集中も考える時期に来ている

そんな気がしてなりません

先日本校生徒も参加して行われた

アントレプレナー発表会で

コメンテーターの方がおっしゃっていた

「都会vs地方という二項対立は

 我々の世代で終わりにしませんか」

という言葉が胸に刺さっています 

時を越えて

226日目

 

拝啓

一日も速く心穏やかな心穏やかな生活が戻れます事とご多幸、ご健康があります事を心から謹んで深くお祈り申し上げます

 

 

 

 

 

 

 

 

群馬南消印の支援者からの

励ましのお便りをいただきました

日付を見ると

1945.8.15

日本の一番長い日からです

時を越えての励まし

本当にありがとうございます

日本はあの戦争から立ち上がったのだから

きっと自分たちも・・・

思いを新たにしました


今日からお盆です

東京や金沢では7月に行いますが

輪島では8月です

 

例年ですと

墓の掃除を済ませているところですが

今年は

倒れたよそんちのお墓を

踏みつけて行かないと

我が家の墓へは辿り着けないという

たいへん罰当たりなシチュエーションです

お盆に帰って来たご先祖様も

「ダメだこりゃ!」って

きっと戻っていくと思います

そういうことでお墓参りはなしです


お盆の期間中

輪島では「三夜踊り」という

盆踊りが行われています

輪島市の無形民族文化財に指定されている

この踊りはおよそ1100年前から伝わります

 

老若男女が先祖の霊を慰めるために

三日三晩境内で踊り明かしたのが

その始まりとされています

男は女装し女は男装して

大きな菅笠で顔を隠して踊ります

 

明治の河井町の大火での自粛

戦争による中断など

数々の危機に瀕しながらも

昭和38年には水害復興を祈念して

輪島川の中央に櫓を組み

いろは橋と新橋という

ふたつの大きな橋を繋いだ

2000人余りの踊り手による

踊りの輪ができたそうです

 

今年度は

地震で亡くなられた方々の慰霊のため

残された方々に少しでも前を向いてもらえるよう

そして地域の大事な文化を次の世代に伝えるため

以下の通り開催されます

 

日時:8 月14 日(水) 19:00 ~ 21:00

会場:輪島キリコ会館駐車場

 

変わり果てた故郷へ帰省されたみなさん

ぜひご参加ください

晴れ女

225日目

 

妻に「特技は?」と訊くと

「晴れ女!」と答えます

 

特技が晴れ女って何やそれ?

って気がしますし

「世の中はあなた中心に

 天気が決まる訳ではありません」

と言うて聞かせても

一緒に出かけると必ず晴れますし

(「大概」ではなく「必ず」)

そもそも雨の日に出かける確率

そのものが低いのですが

雨が降ってきても

「今から祈るわ」

と言って祈り出すと

やがて雨があがるので

(祈りが通じるまでに一日かかることはあります)

ぐうの音も出ません

 

友だちに雨女もいるようで

ふたりで出かけたらどうなるか尋ねたら

「晴れることの方が多いから

 私の方が少しパワーが強いかも」

だそうです

 

大勢の晴れ女と雨女が集まる野外フェスは?

と尋ねると

「多数決かな」

そういうことにしておきます

 

さて待望のペルセウス座流星群

雲が広がっていて観測不能です

晴れ女は爆睡中で

どうやら

力を発揮する気はなさそうです

 

みなさんのところはどうでしょうか?

 

数こそ多くはないものの

ここ数日間は見れるそうなので

晴れた夜に再挑戦です

 

焼け落ちた朝市通りの夜は

灯りがなく漆黒の闇で

遮る建物ひとつなく

今絶好の星空観測スポットです

明日の深夜のイベントの告知

224日目

 

昨日書きかけた流れ星のくだりです

 

ペルセウス座流星群は

毎年この頃に見られます

今年のピークは

8月12日(月)深夜から

翌13日(火)早朝にかけてです

ちょうど今西の空に見えている

真っ赤な三日月もその頃には沈み

絶好の観測日和になります

オーロラが観測される可能性もあるそうですが

台風だけが心配です

 

太陽の周りには

水星 金星などまんまるの軌道を回る惑星と

細長い軌道を回る彗星

いわゆるほうき星があります

流れ星は実は星ではなく

宇宙のチリが地球の空気に衝突して

燃える現象です

 

彗星は太陽に近づいたり離れたり

有名なものでは

ハレー彗星が76年の周期でやってきますし

映画「君の名は」で糸守町に落ちたのは

1200年周期のティアマト彗星です

ちなみに「君の名は」の着想は

新海誠監督が

宮城県の東日本大震災跡地を

訪れた時に得たそうです

 

「72年10月9日

 あなたの電話が少ないことに慣れてく

 私はひとりぼんやり待った

 遠く横切る流星群」

松任谷由美さんはジャコビニ流星群を

こう歌っています

 

細長い軌道を回る彗星は

太陽から遠ざかる時に

徐々に温度が下がっていくので

周りに氷のかけらが埃と一緒に付着し

どんどん大きくなります

 

つまり彗星の正体は

どろんこの雪玉です

 

その雪玉が今度は太陽に近づくと

どんどん溶かされて小さくなります

彗星が通った後はゴミだらけになります

 

そのゴミだらけの彗星の通り道を

今度は地球が通る時に

ゴミが地球の大気圏に突入し

たくさんの流れ星が

見えることとなるのです

 

地球の軌道は

スイフト・タットル彗星の軌道と交差していて

毎年8月の今頃そのゴミの中を通ります

地球から見てゴミの道は

ペルセウス座の方向にあり

ペルセウス座から放射状に流れて見えるので

これをペルセウス座流星群といいます

 

今回は1時間に100個程度の

流れ星が予測されています

1時間に数千個以上見えることもあり

これを流星雨さらには流星嵐

といった呼び方もします

 

2001年の獅子座流星群のとき

1時間に3000〜4000個の流星が見られ

まさに流星雨となりました

これはテンペル・タットル彗星の軌道です

この時生徒と一緒に学校に泊まり込んで

観測会を行いました

 

絶え間なく降り注ぐ光のライン

時折青白く夜空全体がフラッシュし

いくつ流れるのかもはやカウント不能

幻想的な時が流れていきました

次に見られるのは2034年頃と

予測されています

 

流れ星が消える前に

願い事を3回唱えると叶う

とよく言われますが

あんな一瞬のうちに

3回唱えられる願い事なんて

せいぜい

「金!金!金!」

ぐらいだろうとずっと思っていたのですが

 

ところがどっこい

その時の流星雨の時は

流れた跡が数分間そのまま

中には数十分そのままのものがあって

夜空のキャンバスに

無数の線が描かれていました

これだと定額願い放題プランです

 

彗星の軌道と地球の軌道が

重なる部分があるのなら

衝突することはないのか?

気になるところです

 

実はスイフト・タットル彗星

2126年8月14日午前10時35分ごろ(日本時間)

インド洋あたりに衝突すると

試算されています

この彗星は直径が20kmもあり

およそ6000万年前に地球に衝突し

恐竜を滅亡させた小惑星に匹敵するそうです

その頃私は162歳になっていますが

今からどんな備えをしておけばいいのか

考えを巡らせています

 

ただ彗星は

噴き出すガスにより

思わぬブレーキがかかったりと

その軌道計算はかなり難しいようなので

とりあえずはギリギリで軌道が変わり

回避できることを願うことにします

その時夜空はどんなふうに見えるのでしょう?

 

インドあたりで流星ツアーが

企画されるかもしれません

キッチンカーで流星まんじゅうでも売ろうかな

関ヶ原の戦いの時も

多くの観戦客が押し寄せ

地元の人が商売していたそうですしね

 

人類の滅亡に不謹慎なという気もしますが

辛い時だからこそ楽しいことを考える

避難生活を通じて学んだことです

とやまPCAMP2024発表会の告知

223日目です

 

まずはお知らせ

11日(日)富山市オーバードホールで

PCAMP2024が開催されます

公益財団法人 国際文化フォーラム (TJF)主催 

10:30 開場

11:00 開演です

 

 

 

 

 

 

これは

日本で暮らすさまざまな

バックグラウンドの中高生たちが

演劇やダンスなどの表現活動を通じて

交流するプログラムです

今回は韓国からも

ふたりの高校生が参加しています

本校からもダンス部の生徒

ふたりが参加しています

 

初日には花火大会などで

国際交流を深めました

 

 

 

 

 

 

  【初日の夜は花火大会】

 写真はTJF提供(以下同じ)

 

 

 

 

 

 

 

   【留学生と交流】

  

3日間の合宿生活を通じて

みんなでステージを創り上げました

 

 

 

 

 

 

    【ダンスの練習】

 

 

 

 

 

 

   【作品創りの説明を聞く】

 

本番を明日に控え

今日はステージで最終リハを行いました

 

 

 

 

 

 

           【ステージでリハ】

 

明日は思う存分パフォーマンスしてください

舞台芸術に興味をお持ちの方

教育関係者

中高生の表現活動に関心のある方

国際交流や多文化共生に従事していらっしゃる方

多くの皆様のご来場をお待ちしています


さて今度は神奈川県で大地震です

過日の九州といい

昨日の神奈川といい

ご支援くださった方が

多くいらっしゃいますので

気が気ではありません

今回の被災で

「ほおっておくやさしさ」

もあるのだということを

知りましたので

とりあえず今は


さてさて胸にカードをぶら下げた小学生に

毎朝出会う季節となりました

 

2028年

ラジオ体操は100周年を迎えるそうです

 

ラジオ体操には第一と第二がありますが

指先までピーンッと真剣に本気でやると

汗だくになるし相当効きます

 

昭和14年には

お国を護る強靭な国民づくりを目指して

ラジオ体操第三が始められますが

あまりにハードだったため

その後廃止されています

 

非公式ではありますが

ラジオ体操第四もあります

こちらはさらに難度が高いです

Youtube でご覧になれますので

体力に自信のある方はぜひ挑戦を

 

小学生が夏休みに行うようになったのは

神田のあるお巡りさんの発想です

昭和30年の夏休み

子どもたちに早起きをさせるにはどうしたらいいか

署の近くの空き地で始めたそうです

その空き地近く佐久間公園には

「ラジオ体操会発祥の地」の石碑が残ります

 

模範演技のお姉さん方は

「私の後輩の体操部の娘たちのバイトだよ」

とある体育大学出身の先生が

昔おっしゃってましたけど

今はどうなんでしょう?

 

私が子供の頃の町内会では

8月1日から10日まで

ラジオ体操が行われ

最終日にはさらに早起きして

3時頃から海辺へと歩く

「あかつき遠足」が行われていました

行き先の鴨ケ浦海岸は

今は地面が隆起して

見る影もありませんが

いい思い出です

 

思い出をさらに美しく彩るのが

その時見た満天の流れ星です

大人になってわかったのですが

ペルセウス座流星群です

 

ここまで書いて今日は力尽きました

続きはあした 

地震お見舞い

222日目

 

日向灘を震源とする地震がありました

日向灘では

およそ30年から35年の周期で

繰り返し大きな地震が起きています

今回もいわゆるこの『日向灘地震』の1つではないかと

専門家は見ていますが

南海トラフとの関係も懸念され

何とも気掛かりではあります

 

多くの方からいただいた

「ご恩」を今こそ送る時

まさに「恩送り」の時と

心得てはいるのですが

残念ながら自分のことで精一杯で

今はまだ恩を送る余力はありません

 

能登半島の場合は道路事情により

行政から「来ないで」という

規制がありましたが

今回はどうなんでしょう

 

いずれにしても

地震列島に住んでいる以上

日頃からの備えが必要です

今回の被災を通じて

何より大事だと痛感したのは

とにかく命を守ること

 

そのために

家具が倒れないよう固定すること

物が落ちてこないようにすること

できれば二階で寝ること

備蓄品はその後です

100Lの水を用意したとしても

大容量の自家発電機を用意しても

その前に命を亡くしていては

何にもなりません

 

阪神淡路大震災の時は

亡くなった方の8割以上の方が

発災15分以内に亡くなっています

つまり15分間さえ何とか生き延びれば

生きる確率が格段に上がるのです

 

15分間を生き抜いたら

最初の2日間を

自力で生き抜くために必要なものです

極論言えば水と防寒具さえあれば

生きられます

 

食料は正直要りません

二日ぐらい何も食べなくても死にませんし

そもそも空腹すら感じません

三日目には食料が届きます

こんな道路事情の悪い

奥能登にさえ届いたのだから

きっと大丈夫です

 

あった方がいいもの第1位は

携帯電話とモバイルバッテリー

でも電波事情により

使えないことも多いです

そんな時力を発揮したのが伝言板

紙とマジックとテープがあるといいです

 

あったほうがいいもの第2位は

眼鏡またはコンタクトそして洗浄液です

 

あったほうがいいもの第3位は

車のガソリン

ガソリンスタンドの復旧には

時間がかかります

「ガソリン切れで動けなくなったら」

への恐怖は相当のものです

モバイルバッテリーとしても使えます

日頃からガソリンは満タン近くにしておく

習慣をつけておくとよろしいかと 

 

今日は流れ星の話をするつもりでしたが

急きょ地震ネタです

 

九州のみなさま

心よりお見舞い申し上げます

つくつくぼうしのサビ

221日目

 

つくつくぼうしのなく一本松公園の中に

ちびっ子たちの集う海の星幼稚園があります

吹奏楽部が輪島中学校と合同で

演奏会に訪れました

 

 

 

 

 

 

くまさんの顔に見える切り株が迎えてくれます

 

つくつくぼうしって

「ツクツクボーシ」と歌うAメロ

「ツクツピーヨー」のサビを3回リフレインして

「ツクツピー」とエンディングを迎えます

なかなか歌心ありますね

 

ところでピヨで思い出しましたが

横断歩道に流れるピヨは

南北方向に渡る 横断歩道に流れます

東西方向はカッコウです

 

カッコウは

卵を産んだばかりの他の鳥の巣に

自分の卵を産みつけて

その鳥に温めさせるという

なんともあつかましい子育てをします

 

まあ騙される方もどうかと思い

調べてみると

驚くべき巧妙な仕掛けがあることが

わかりました

 

まずカッコウは

留守を見計らって卵を産みます

自分が産んだ卵と同じ数の

家主の卵を落として割ります

そして巣の近くに身を潜め

家主が帰ってきたら

鷹の鳴き真似をするのです

かくしてパニック状態になった家主は

卵がすり替えられたことに

気づかないという訳です

 

さて演奏会の方はというと

ゾウさん カエルの歌 きらきら星など

園児たちのお馴染みの曲で

楽器紹介をしたあと

ドラえもんと

ジャンボリーミッキーを演奏しました

 

 

 

 

 

 

きらきら星で思い出しました

流れ星にまつわる

おもしろい話があるのですが

長くなりそうなので

明日にします 

逆境は優れたリーダーを創る

220日目

 

作家の橘玲氏は

著書『事実VS本能 目を背けたいファクトにも理由がある』の中で

【1】日本人のおよそ3分の1は日本語が読めない(正しく読解できない)

【2】日本人の3分の1以上が小学校3~4年生以下の数的思考力しかない

【3】パソコンを使った基本的な仕事ができる日本人は1割以下しかいない

という驚くべき調査を発表して話題になりました。

この「日本語が読めない日本人」という現実は

広告業界では20年以上前から話題になっているそうです

 

この結果を見て驚くあなたは富裕層だそうです

 

最愛の親との離別であったり

虐待を受けていたり

父親から母親へのDV

さまざまな理由で

辛い思いをしている子供達

そんな子供たちもいます

子供たちには何の罪もありません

 

そんな子供たちに優しく寄り添う団体があります

ビヨンドトゥモロー

一般財団法人教育支援グローバル基金さんが運営する

人材育成事業です

 

そのビヨンドトゥモローさんが本校を訪れ

自身のつらい生い立ちを乗り越えて

前に進もうとしている全国の高校生や大学生と

今回の震災を乗り越えて

歩き出そうとしている本校の生徒との

交流の場を設定してくださいました

 

ビヨンドさんは

〜逆境は優れたリーダーを創る〜

を理念に

次世代を担う人材輩出に向けて

さまざまな取り組みをされています

 

 

 

 

 

 

まずは被害を受けた本校の様子を

見ていただきました

 

生徒同士の交流では

僕らの街は僕らが創る

「街プロ」で取り組んでいる内容を

紹介し新たな視点でのアドバイスなどを

いただきました

 

 

 

 

 

 

以下に生徒たちの感想を記します

まずは「海辺で映画を流したい」グループ

「聞けば聞くほどおもしろそうで映えそう」

「最初の想いを大事にして達成してほしい」

 

次に「復興の花火をあげたい!」グループ

「できないかもしれないでなくとにかくやってみよう

 その考え方が素晴らしい!」

「熱いパッションが見えて刺激をもらいました!」

「自分たちでクラファンしているとかすごい!」

クラウドファンディング募集中です

よろしくお願いします

https://camp-fire.jp/projects/view/778271?utm_source=qr_code

 

次のグループ

「どれだけ人を巻き込めるかが勝負なので頼って!」

「 横浜と違って時間の流れがゆっくり感じた

 人の表情が豊かに感じた

 窓から差し込む光が輝かしく感じた」

素敵な感性をお持ちですね

 

そして「子供の交流場所を増やす!」グループ

「プロジェクトの斬新さを感じました」

 

いろんな立場からの意見を聞くことができ

全てのグループが

これからの活動の勇気をもらったと感じました

ありがとうございます 

 

最後に一緒にお昼を食べました

生成AIを学びました

219日目

 

「生成AIにおける日本の教育現場の今とこれから」

Google For Education の日本総括 小出 泰久 氏から

お話を聞く機会をいただきました

変動性 不確実性 複雑性 曖昧性 の時代を生き抜くための

力強いご講演をいただきました

 

続いて活用支援をしていらっしゃる上原 玲 氏から

AIとは?

 人間の知能を模倣するよう訓練されたコンピュータ

 AIは第一世代から順に

 「考えるのが早いAI」

 「ものしりなAI」

 「データから学習するAI」

 と進化してきたそうです

 

今では全国の学校でも教育に取り入れられ

例えば

 カリスマきゅうり農家ばあちゃんの

 きゅうりの等級分けに活用したり

 

 呑んだアルコール量を測定して

 じいちゃんが飲みすぎないようにしたり

 

 開いたページに合わせたBGMが流れる

 図書館を作ったり

 

生徒たちの様々なアイデアを具現化する

多くの取り組みがなされています

 

現在Googleでは

生成AIツール「Gemini」の提供を始めています

しょーもない質問には

テキトーな回答しか返ってこないけど

活用の仕方によっては

無限大に可能性の拡がるツールです

 

Google には

AIの活用に求められる

 ①学習データ

 ②データを検索するエンジン

 ③生成AIモデル

 ④生成AIを動かす端末

 ⑤データを処理するプロセッサ

の5つの要素を全て自社で準備することができる

という強みがあります

 

さらには

 ①社会にとって有益であること

 ②不公平なバイアスの発生、助長を防ぐ

 ③安全性を念頭においた開発と試験

 ④・・・

など7つの理念に則った開発が推進されています

 

今後教育の場面で活用するとしたら

 ①議論やまとめの過程で足りない視点を見つけ議論を深める場面で

 ②英会話の相手やより自然な英語表現の改善を図る

 ③自ら作成した文章をよりよいものへ昇華させる目的で

 が主として考えられるものです

 

質の高い回答を得るには

 ①ペルソナ

 ②タスク

 ③フォーマットトーン

 ④コンテキスト

 ⑤例 

を意識するとよいそうです

 

今回被災して困ったことで

最新テクノロジーでこんなことができたら

助かったのに

ということが少なくありません

 

創造的復興にどう活かしていくかを追求しながら

長期的展望に立った

未来の教育への提案を被災地からできればな

と思います 

岐阜総文レポート(2)

218日目

 

岐阜の中心部を

自動運転のライドシェアバスが

実装実験をしています

 

 

 

 

 

 

オンラインで予約して乗ります

 

 

 

 

 

 

窓の横のモニターに

周辺の交通事情が映し出されます

乗客はこのタッチパネルで

行き先バス停を選びます

 

 

 

 

 

 

家庭用ゲーム機と同じコントローラーで

操縦することもできます

 

 

 

 

 

 

自動車会社ではなく

フランスのITベンチャー企業による

製品だそうです

 

 

 

 

 

 

岐阜市では

自動運転レベル4

ドライバーフリーでの

特定条件下完全自動運転を目指しています 

 

生まれ変わる輪島市での

新しい市民の足としても活用できそうです


和太鼓部が土岐市文化ホールで行われた

全国大会に出場しました

 

 

 

 

 

 

輪島大祭のキリコ太鼓を

ステージ用にアレンジした曲です

 

 

 

 

 

 

最優秀賞 優秀賞に次ぐ

優良賞をいただきました

お客様からも

一段と大きな拍手をいただいていました

岐阜総文レポート(1)

217日目

 

2027年

第51回全国高等学校総合文化祭が

石川県を舞台に開催されます

3年後に迫った大会の準備を

石川県の高文連で進めています

その下見のために

「清流の国ぎふ」文化祭に来ています

 

 

 

 

 

 

 

まずは関ヶ原古戦場の巡見をして来ました

関ヶ原の戦いとは

豊臣家を守りたい石田三成軍と

新しい世を創りたい徳川家康軍との戦い

天下分け目の戦いと言われるほどの

日本の歴史において大きな意味を持つ戦いです

 

 

 

 

 

 

それほどの戦いであるなら

何ヶ月何年にも及ぶ戦いであるような印象を

勝手に持っていましたが

意外や意外わずか6時間で勝敗の決した戦です

 

勝敗を決するには

3人の武将の心の葛藤があったということを

今回学びました

 

ひとりめは小早川秀秋

三成軍の小早川秀秋は

合戦が始まって4時間後

突然家康軍に寝返りました

秀秋は秀吉の養子

かつては秀吉の後継者として

将来を嘱望されていたのですが

秀吉に待望のお世継ぎ秀頼が産まれてからは

ないがしろにされて

挙句の果ては小早川家に

養子に出されてしまいます

こうして見ると裏切りというより

寝返るには余りある理由があるなという気がします

人の心は時代を超えても変わりません

 

ふたりめは島津義弘

義弘は合戦前夜

奇襲を仕掛けるよう三成に進言します

ところが三成は

その作戦をけんもほろろに相手にしないどころか

義弘を罵倒します

結果翌朝合戦が始まっても

義弘軍は動こうともせず三成の指示に従いませんでした

このことは現代にも通じるものがあると思います

部下がいろいろ考えて提案したことに対し

どんな稚拙な提案であっても

決して頭ごなしに否定してはいけません 

動かない義弘軍は結局

他の軍が壊滅状態になって孤立し

撤退を余儀なくされます

そのとき単に逃げるのではなく

敵の真ん中を突っ切って逃げます

つまり敵陣を正面突破して退却します

これは後に戦法「捨て奸」(すてがまり)とよばれる

味方を犠牲にして追撃隊を食い止める壮絶な策でした

 

3人目は毛利秀元

家康軍の背後に位置された秀元軍

元々は家康軍に動きがあった時に

挟み撃ちにするための軍でした

ところが家康軍が最初の陣から

三成軍に攻めに入っても

一向に動きがありません

秀元が動かなかったのを見て

小早川が寝返ったというのが

最新の学説だそうです

秀元が動かなかったのは

その前に陣を敷いていた吉川広家が

動かなかったのも一因です

秀元が広家に出陣命令を出しても

「今お昼食べてるから!」と

ほんわかした理由で断ったそうです

 

かくして天下分け目の戦いは

わずか6時間で幕を下ろしたのでした

 

ここで登場した秀秋 秀元 広家は

毛利元就「三矢の訓え(おしえ)」の

3人の息子のそれぞれ息子です

 

関ヶ原で家康が勝利したのは

毛利元就の

「3本の矢が束なれば決して折れない」

との訓えがあったからにほかなりません

しかし毛利一族の功績はさほど家康から

取り立てられることはありませんでした

 

250年の時を経て

一族の末裔の長州藩が

討幕を企てたことを考えると

人の恨みの恐ろしさ

人の評価の大切さを

しみじみと考えさせられます

復興絵巻その2

216日目

 

早起きして街の様子を見に行きました

 

 

 

 

 

 

河井小学校の運動場に

仮設の校舎が建ちました

小学生は2学期からここで勉強できます


 

 

 

 

 

 

大町から朝市方向を望みます

輪島の朝市は奈良時代の末期

神社で始まった物々交換が 

その起源といわれます

つまり千年以上の

歴史があることになります

「勝浦朝市」

「飛騨高山朝市」

と並んで日本三大朝市と呼ばれます

明治43年の大火で

一度焼け落ちてしまいましたが

そこから蘇っていますので

今回ここで終わるわけにはいきません 


 

 

 

 

 

 

朝市通りの突き当たりにある重蔵神社は

1300年の歴史を持つ

大国主命をお祀りした神社です

このブログのタイトル

「おこらいえ」は輪島の海女の方言です

輪島の海女の先祖は

その昔福岡県宗像市から渡って来ました

宗像には

 沖ノ島に沖津宮 筑前大島に中津宮 宗像に辺津宮

の三社があり

渡って来た輪島にも

その位置関係を模して

 舳倉(へぐら)島に奥津比咩 七ッ島に中津比咩 輪島に重蔵

の神社をそれぞれ置いたそうです

舳倉島は昔「重蔵島」とも書かれ

重蔵神社もへぐら神社と呼んでいたそうです

これらは重蔵神社の公式HPからの引用です

興味深いのでぜひご覧ください


 

 

 

 

 

 

春の祭に曳く山車です

収納庫が崩壊したため

シートを被せて屋外に置いてあります


 

 

 

 

 

 

重蔵神社をはさんで朝市の反対側には

観音町があります

昔遊郭があったいわゆる赤線地帯で

現代でも震災前には多くの呑み屋が並んでいました

広い道路の真ん中に立つ

提灯型の街灯がなんともいい風情です


 

 

 

 

 

 

ご先祖さまが心配で墓地にも行ってみました

案の定倒れてしまっていて

ブルーシートを被ったお墓もチラホラ

自分たちが生きることで精一杯で

ご先祖さままでとても手が回らず

申し訳ない気持ちでいっぱいです

こんな様子では今回の地震で亡くなっても

まだお墓に入れない方も

きっといらっしゃるでしょう

 

 

 

 

 

 

近所の民家には

お墓参りに訪れる人に

「水道自由に使ってください」

となんとも大らかな貼り紙が 


 

 

 

 

 

 

今日の街巡りの終着は馬場崎

この地域は比較的建物の被害が少ないです

新しい建物が多いからか

あるいはここは昔の駅前通り

馬場という地名にもある通り

もっと昔から交通の要所であった可能性が

だとすると地盤の

しっかりしたところなのかもしれません

雲図鑑と復興絵巻

215日

 

初夏の空には不思議な雲がいっぱい

 

 

 

 

 

 

写真では確認しづらいですが

真ん中やや右に彩雲

太陽との角度によって見える

虹色に輝く雲です

 

左下には鉤状雲

釣り針のように曲がった雲

上空の風が大きく曲がっていることが

わかります

 

 

 

 

 

 

 

こちらは蜂の巣状雲

上空の狭い範囲で

上昇気流と下降気流が

渦巻いています

周囲には天使の羽のような

毛状雲

 

 

 

 

 

 

 

右上には肋骨雲

飛行機雲が

上空の風に散らされて

魚の骨のようになっています

左下には変わった形

どうしてこんな形になるんだろう

勝手に四分休符雲と名付けます

 

雲ウォッチャーの私にとって

梅雨明けの空は

興味の尽きない研究対象です


手術後久しぶりに

街の様子を見に行きました

 

 

 

 

 

 

 

学校のすぐ近くにあった傾いたビル

すっかり撤去されました

小学生も安心して通学できます

 

 

 

 

 

 

 

お世話になっているティーンラボの建物

中がグチャグチャになっていたそうですが

今では多くの生徒のサードプレイス

 

 

 

 

 

 

 

ブルーシートで覆われた家

痛々しくもしっかりと

街のために商売再開しています

 

 

 

 

 

 

 

小路に入れば未だ手つかずの家も

 

 

 

 

 

 

 

火災のあった街並みです

公費解体が始まってしばらく経ちました

 

 

 

 

 

 

 

中央通り付近からいろは橋が見えます

間を遮る建物がすっかりなくなりました

 

 

 

 

 

 

 

高州山の中腹に大きく崩れた

岩肌が痛々しいです

 

他にもたくさんの

崩れたまま手つかずの家の

生々しい写真を撮ってきたのですが

おうちの方の心情を考えると

とても掲載する気にはなれませんでした

 

「街プロ」花火グループへのご支援も

引き続きよろしくお願いします

https://camp-fire.jp/projects/view/778271?utm_source=qr_code

見える喜びを被災地に

214日目

 

私事ですが

白内障の手術を受けてきました

 

夜運転をしていると

対向車のヘッドライトに

目の前が真っ白になるので

怖くなり決心しました

 

執刀してくださったのは

金沢医科大学の佐々木洋先生

 

白内障の研究と治療で

日本をリードする第一人者である先生は

東日本大震災翌年の2012年から

月に一度週末を利用して釜石のぞみ病院を訪れ

白内障を患った患者を治療し続けていらっしゃいます

今年で13年目になります

 

近くの大槌町や山田町からも患者が訪れ

今でも多くの方が先生を待っています

 

これまでに5,000人になんなんとする方に

希望の光をくださっています

 

当時白内障手術のできる施設も被災し

眼科の治療を受けることが困難だった中

最新の医療を提供し続けた先生は

まさに現代の「JIN-仁-」

 

当時被災地では

避難生活や不自由な仮設住宅での暮らしが

人々の健康に大きな影響を及ぼしていました

白内障は加齢とともに

目のレンズが白く濁る病気です

目がぼやけたまま仮設で暮らしていると

認知機能が衰え認知症が進みます

手術によって目の輝きが変わると

みなさん元気になるそうです

 

手術は日帰りでもできます

濁ったレンズの内部を取りのぞき

新しいレンズを入れて固定します

スタッフがレーザーを照射したあと

先生の待つ手術台へ

痛みは全くありません

目の前に幻想的な光が輝いています

美しいな

別世界へのトリップを楽しんでいる間に終了

時間にしておそらく10分かかっていません

 

被災地で将来への希望の光が見えなくなっている方

もしかして白内障かも

こんな身近に「神の手」があるなんて

ゴッドハンドを頼ってみては?