いしかわ師範塾
第4回 学生クラス標準コース開催!
11月17日(土) 第4回 学生クラス標準コース 「ベテラン教員に学ぼう」
11月17日の標準コース4日目では、平成28・29年度マスター教員並びに平成30年度優秀教員の方4名を講師にお招きし、「ベテラン教員に学ぼう」の講座を実施しました。
小学校は2組に、中高等学校は文系と理系に分かれ、示範授業や「授業づくりの基礎・基本」「学級づくり・生徒指導について」の講義をしていただきました。
示範授業では、授業のための準備はもちろん、児童・生徒への具体的な言葉かけや交流のさせ方などを体感することができました。授業づくりや学級づくりに関する優れた教育実践から、受講生は多くのことを学ぶことができました。受講生の感想には、「児童の主体性を大事にし、気持ちに寄り添った言葉かけや発問をすることが大切だと感じました」「教育に対するゆるぎない信念や願いをもつことの大切さを感じ、自分もこうなりたいと感じることのできた時間でした」等の言葉が綴られていました。
◆示範授業の様子から
【小学校】
<河内教諭の示範授業(理科)> <作田教諭の示範授業(算数)>
【中高等学校】
<文系:越後教諭の示範授業(英語)> <理系:寺井教諭の示範授業(数学)>
第6期学生クラス短期コース(A日程)を終えて
第6期学生クラス短期コースを終えて
第6期学生クラス短期コースA日程(期間8/25,26,27,30,31)が終了しました。
石川県内外13の大学から参加した受講生19名は、5日間集中して、教員としての心構えや授業づくりの基礎を学びました。
師範塾の指導の4本柱の1つである【教師としての心構え】では、石川県の教育の現状や「求める教師像」について具体的な説明を聞きました。
また、【コミュニケーション力の育成】では、「相手に伝わる聞き方・話し方」「子どものほめ方・叱り方」の講座やグループ協議・ロールプレイなどで、力をつけました。
【実践的指導力の養成】では、5日間の講義と模擬授業を通して、授業プラン作成の手順や既習の入れ方、つまずきの予測と指導の仕方などを学びました。
マスター教員の早川実宝先生をお招きしての「ベテラン教員に学ぼう」の講座では、示範授業に続いて授業づくりや学級づくり等について指導をいただきました。
今後、受講生の皆さんには、いろいろと経験を積む中で実践的な指導力を身に付け、困難にも立ち向かえるたくましい人間力を備えた教員を目指してほしいと思っています。
短期コースB・C日程の募集は、12月10日(月)から始まります。詳細は、いしかわ師範塾のホームページをご覧ください。
第6期学生クラス標準コース開講!
8月4日(土) 第6期学生クラス標準コースの開講
(開講式) (講義「石川県の求める教師」)
第6期学生クラス標準コース開講8月4日(土)、第6期学生クラスの標準コースが開講しました。
開講式では、新村塾頭が学習指導要領改訂など学校教育現場の動向について触れ、「師範塾での失敗は無駄ではなく恥ずかしくもない。失敗から大いに学んでほしい。」と激励しました。受講者は、過去最多の131人で、約1年かけて教員としての心構えや授業づくりの基礎を習得します。
県教員総合研修センター平畠所長による講義では、求められる教師像や石川県の教育の現状や施策などについて説明がありました。
演習では、「こんな先生になりたい」をテーマに作文を書きました。作文の中には、「子どもたちに学校の楽しさや学ぶおもしろさを伝え、笑顔あふれる学級づくりのできる先生になりたい。」「子どもの心に寄り添い、成長を支えてあげられる先生になりたい。」「生徒の目を輝かさせる授業や言葉を持った先生になりたい。」など、めざす教師像への熱い思いが溢れていました。
午後の講座では、授業づくりの基礎を学び、初めての模擬授業に挑戦しました。
第5期標準コースの閉講について
いしかわ師範塾学生クラス 第5期標準コースの閉講について
6月23日(土)、昨年8月5日に開講した学生クラス第5期標準コース が閉講しました。 当日は、最後の模擬授業を行ったあと、卒塾者の初任教員を招いての講座「師範塾の先輩と語ろう」を実施しました。塾生からは、「現場で活躍されている先輩から具体的な話を聞き、教師という仕事にやりがいを感じた。」「先輩のように充実した教員生活が送れるように頑張りたい。」等の感想が寄せられました。また、塾生の作文には、「いしかわ師範塾では、同じ目標を持った仲間とともに学び合い、高め合うことができた。」「講座や模擬授業で得た学びを土台として、児童の思いに寄り添い全力でサポートできる教師になりたい。」という言葉が綴られていました。
閉講式では、新村塾頭から「実践的な指導力や困難にも積極的に立ち向かう資質・力量を身に付け、総合的な人間力を備えた教員を目指して学び続けてほしい」と励ましの言葉があり、第5期塾生代表からは感謝と「教師としての使命と責任を自覚し、師範塾で学んだことを今後に生かしていきたい。」という力強い決意の言葉がありました。
塾生の皆さんは、師範塾での実践的な講座を通し、この1年間で大きく成長しました。
教員採用試験まであと一か月足らず…。教職を目指して人生を賭けた挑戦が始まります。
ご健闘を心よりお祈りします。 (指導員一同より)
(塾頭の挨拶) 講座「師範塾の先輩と語ろう」
オープンスクール(大学生・大学院生対象)
6月2日 平成30年度いしかわ師範塾オープンスクール(大学生・大学院生対象)
6月2日(土)午後、石川県の教員を志望する大学生(1~3年)・大学院生(1年)対象に、いしかわ師範塾オープンスクールを開催しました。
今年は、県外の大学を含め8大学38名の皆さんが参加してくださいました。
開講式では、野川師範から歓迎と期待を込めた挨拶があり、引き続き、「授業づくりの基礎・基本」講座を体験しました。その後、現在の塾生である第5期生の模擬授業を参観し、いしかわ師範塾の紹介DVDを視聴しました。
参加した皆さんからは、「模擬授業のレベルが高く驚いた。」「オープンスクールに参加して教員になりたい、師範塾に通いたいという思いが強くなりました。」という声が聞かれました。
【日程】
1 講座体験「授業づくりの基礎・基本」
2 学生クラス「模擬授業」参観
3 「いしかわ師範塾紹介DVD」視聴
(開講式) (授業づくり講座) (模擬授業参観)
6月2日 平成30年度 いしかわ師範塾 学生クラス講座公開・教育懇談会
6月2日 平成30年度 いしかわ師範塾 学生クラス講座公開・教育懇談会
6月2日(土)午後、県内7大学から18名の関係者の出席をいただき、「平成30年度 いしかわ師範塾 学生クラス講座公開・教育懇談会」を開催しました。
いしかわ師範塾及び県教員総合研修センターの取組について理解を深めていただくとともに、貴重なご意見をいただくよい機会となりました。
教育懇談会では、「小グループの模擬授業は力がつく。指導員はまず長所をほめてから改善点を指摘していて、大学の実習指導の参考にしたい」、「大学の枠を超えて、互いに学び合うことは貴重な経験である」や「集合型研修を削減し校内研修の充実を図ることは評価したい。学校現場でも個人の到達度に応じた研修が必要である」、「若手とベテランが組んで指導することで教育効果が上がる」等、多岐にわたり貴重なご意見をいただきました。
【日程】
1 「いしかわ師範塾紹介DVD」視聴
2 学生クラス「模擬授業」参観
3 教育懇談会
(1)学生クラスについて
(2)若手教員の育成について
( 教育懇談会の様子 )
金大養護教諭特別別科学生を聴講生として受け入れ!
4月14日(土)、教員志望者を養成する「いしかわ師範塾」学生クラス標準コースに、金沢大学養護教諭特別別科(1年制)に入学した女性7名が聴講生として入塾しました。入塾に当たり、新村塾頭から「養護教諭の基礎が身につくようきめ細やかに指導する。心構えや使命感を深める良い機会にしてほしい」と励ましの挨拶がありました。
同科からの学生受け入れは初めで、学生7名は7月に実施される来年度の教員採用試験で合格することを目標に短期間で実践的な指導力を身に着けることを誓いました。7名は6月まで4回の講義・演習で授業の進め方などを学び、「保健室の先生」をめざします。
◇受講生の感想より
・「個に応じた支援」の講座では、個々に違う特性を理解することや子どもたちの良さ、得意なことをどれだけ見つけられるかが重要であることを再認識した。
・模擬授業では、対象(児童生徒)に合わせた話し方、板書の仕方、授業のねらいを焦点化することの大切さを学んだ。2回目の授業に反映させたい。
・模擬授業では、授業づくりの基礎、ポイントを教えていただいた。今日学んだことを次回に生かしていきたい。
平成30年4月17日(火) 平成30年度 「第1回再任用教員研修」
(新村塾頭の開会挨拶) (研修の様子:野田講師)
4月17日(火)、「第1回再任用教員研修」に、129名の再任用教員の皆さんが参加されました。開会に当たり、新村塾頭から「教育現場で培った豊富な経験や知識を、引き続き石川県の教育のために活かすと共に、教育現場で増えている若手教員にも指導技術などをお伝え願いたい」と期待とねぎらいの挨拶がありました。
株式会社インソースの野田泰正氏が講師を務め、「再任用職員に求められる役割」、「あらためて『働く理由』を考える」、「知識・ノウハウを伝承する」という内容で研修が行われました。
◇参加者の感想より
・再任用という立場を踏まえて、職場での良い相談相手になれればよい。
・新たなステージにあたり、人間関係を再考し、「今さら」を「今こそ」の思いで頑張りたい。
・教員としての義務や責任などの研修と思って参加したが、これからの生き方とか、ベテラン教員として求められる役割などについて理解を深める有意義な研修であった。
第5期学生クラス標準コース
3月17日 第5期学生クラス標準コース「教育実践課題への理解」
3月17日(土)、標準コースにおいて「教育実践課題への理解」の講座を実施しました。小学校では金沢教育事務所大塚あかね指導主事を講師に、「道徳」の学習指導要領改訂のポイントや具体的な授業の展開、指導法について学びました。中・高等学校では石川県立輪島高等学校教頭平野敏先生を講師に、「アクティブ・ラーニング」の有効な技法や授業に活かすポイントなどについて学びました。
<受講生の感想から>
・道徳教育についてのイメージを明確に持つことができました。子どもに何を学ばせたいのかを考え、子ども達が「考えたい」と思えるような授業づくりが大切なのだと思いました。私は大塚先生の模擬授業を受けて「何でだろう」と考えたいという気持ちが生れました。子どもが「考えたい」と思えるような授業づくりを考えていきたいです。
・道徳が教科化になって、どのように評価するのかと疑問に思っていましたが、今日の話を聞いて教科化の意図が分かりました。
・アクティブラーニングについての講座を実践しながら受けてみて、とても楽しくて、時間の経つのが早かったです。今回教えていただいたことを活かして、授業をつくっていきたいと思いました。
・アクティブ・ラーニングはやはり参加できるので楽しいと感じましたが、同時に気をつけなければいけない点も多いと思いました。教員になったときには、授業に取り入れる際の配慮をしっかりしながら、積極的に実践していきたいと思います。
学生クラス標準コース「企業体験研修」
3月16日(金)午後、学生クラス標準コースの塾生77名が、本年度から始まった「企業体験研修」に参加しました。
訪問企業は、中村留精密機械工業株式会社、株式会社アクトリー、津田駒工業株式会社、コマツ粟津工場の4企業で、各企業とも、「企業に求められる人材」についての講話、工場見学、若手職員との交流という形で研修が進みました。
ほとんどの学生にとって初めて体験する研修であり、
・企業が求めるのは、専門的知識はもとより、「挨拶」「協調性」等の「人間性」を有し ている人材であること
・機械づくりの要の工程では、熟練工の匠の技が必要であること
・若手の職員が「学び続けることの大切さ」を口を揃えて力説したこと
等、今後の教員生活に活かすことのできる多くの示唆をいただきました。研修後のアンケートでは、この事業のねらいである「視野を広め、教員としての資質の向上を図る」ことが十分に達成できたことがうかがえました。