工業系列(機械・電気) 日誌
製図の授業【工業系列】
工業系列2年生 製図の授業を紹介します。
製図の授業では、ものづくりに必要な図面の描き方を学びます。
どれだけ素晴らしい工作機械や技術者がいても、
「こういうものを作ってほしい!」
というだけではできません。
どんなかたちで、どんな大きさで作るのかという情報が図面として
必要になるからです。
2年生では製図の基礎基本を学び「基礎製図検定」合格を目指します。
3年生ではさらに発展的な「機械製図検定」合格を目指すとともに、
CAD(コンピューターによる製図)も学びます。
本校の製図室の様子です 「ドラフター」と呼ばれる製図台です
本校の製図室は校舎の最上階にあり、全幅を 高さや角度を調節でき、自由に動かせる
使っているためにとても明るいです! スケールも備えています
作業しやすい環境ですね!
NC旋盤【工業系列】
工業系列3年生 実習の授業の様子です。
今回はNC旋盤(数値制御旋盤)の実習です。
まずは切削工程を考えてから、それをプログラムとして端末に入力します。
その後、加工機に材料をセットして、加工スタート!あとは機械が自動で
作ってくれます。
一度プログラムを作ってしまえば、あとは完成ごとに次の材料を取り付け
て加工 → 材料を取り付けて加工・・・の繰り返しなので、同じものを
何個も作る(大量生産)ためには欠かせない機械です。
(本校にはNC旋盤が2台あります)
事前準備の様子です。生徒間で教え合うことで 材料の直径に合わせたツメをとりつける様子
深い学びにつながります。
こちらはプログラムを作成しています 奥の黒いものが材料、手前が加工した
作品です。検定合格に向けて頑張ろう!
材料の心出し【工業系列】
普通旋盤2級の練習の様子です。
先日取り付けたインディペンデントチャック(4つヅメ単動チャック)では、
主軸の回転軸と材料の中心を合わせるために、4個のツメをそれぞれで動かす
必要があります。
チャックを少しずつ回転させ、ダイヤルゲージでずれを確認しては中心を
出していくのですが、慣れるまでは時間がかかるかかる・・・
(もちろん慣れればスパッと合わせることがきるようになります!)
初めて触る4つヅメチャックに悪戦苦闘!? おっ、少しずつ合ってきましたね・・・
普通旋盤作業【工業系列】
2年生工業系列 工業技術基礎の授業が始まりました。
今回は「普通旋盤」の実習の様子を紹介します。
旋盤は金属の材料を回転させ、そこに刃物を押し付けて切削することで、
細くしたり短くしたりすることができる工作機械です。
まずは先生がやって見せます。 ではやってみましょう!
初めて目の当たりにする工作機械に、みんな 鉄を削るのは(おそらく)人生で初めてでは
緊張の面持ちです・・・! ないでしょうか?
チャックの交換【工業系列】
3年生工業系列の生徒で、前期技能検定において普通旋盤2級に
チャレンジする強者が5名もあらわれました!
(この5名は2年生で3級に合格しています)
2級には「偏心」といって、品物のある部分の加工において、本来の
回転軸からわずかにずらす作業が必要となります。
そのため、材料をつかむチャックのツメをそれぞれ独立して動かす
ことのできる「インディペンデントチャック」を使用しなければ
なりません。
今回実習の授業で、5名それぞれでチャックを交換してみました。
まずは3級で使ったスクロールチャックを チャックは重いぞ!指を挟まないよう、
取り外します。 しっかり抱きかかえて降ろしましょう。
インディペンデントチャックを取り付けます。 やったー!とりつけ完了です!
トルクレンチで所定の強さに締めますが、
これがなかなかキツイ!
今回2級にチャレンジする生徒は男子4名・女子1名です。
重いチャックの取り外しおよび取り付け、ボルトの締め付けは初めての経験ということも
あり、みんな苦労していたようですが、全員自力でやり遂げることができました!
この気持ちがあれば、きっといい品物を完成させることができることと思います。
合格目指して頑張ろう!!
石川県金沢市吉原町ワ21番地