校長のつぶやき

校長のつぶやき

自立の形

いよいよ、就職選考や進学出願の準備で慌ただしくなってきました。

先日、本校生徒たちに「働く」ってどういうこと?と振ってみました。

私の回答は簡単。「稼いで、自分の足で社会に立つこと」です。

最近、この人凄く「自立」しているなと思う人物を見つけました。「半沢直樹」です。

第4話のある場面で、自分が働く上での信念を部下に伝えていました。

・正しいことを正しいということ

・組織の常識と世間の常識が一致していること

・ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価されること

決して悪しき慣例や周りの雰囲気に流されない。そして、自分の考えを行動に移す。

9月の下旬から、本校では、早朝から、生徒が掃除をしている姿をよく見かけます。

聞けば、何か役に立ちたいという思いで集まった純粋な有志たちとのこと。

行動があってこそ、「自立」の形が見えてきます。10月のテーマは「自立」です。

 

 

 

 

未来に目を向けよ

今日の始業式は、約600名の生徒が一堂に会した本校グランドで行われました。

今回の私の話は、池江璃花子さんが7月23日に世界に向けて発信したメッセージ

「TOKYO2020 今日、ここから始まる1年を、単なる1年の延期でなく、

プラス1と考える。」を取り上げ、この「プラス」って何だろう? 

を考えてもらうことを狙いにしたつもりです。

やはり、逆境から這い上がる人の言葉は相当に強い。

私たちも、未来に目をむけ、遠くに輝く希望の灯を大切に守っていく。

その思いを込めて、9月のテーマは、「未来に目を向けよ」です。

あれこれと過去を振り返らず、自分の未来に顔を向けて、2学期の出発です。

 

 

日常と非日常の間

今夏の通常授業が始まった。教室前廊下には消毒液がずらりと。

一見当たり前になった風景だが、よく考えると不思議だ。

日常と非日常の間から新しい価値観が生まれると聞いたことがある。

いずれにせよ、困難な状況であることに間違いないと思っていたら、

本校書道部の掲示物を廊下で見つけた。強い字体にこめられた強い言葉だと思う。

廊下の風景

 

人のふり見て我がふり直せ

6、7月の授業も終わり、次の言葉の大切さが痛いほど分かった学期でした。

「人のふり見て我がふり直せ」

本来なら、就職を前にした高3生の緊張感溢れる姿を1,2年生にもっと見てもらいたい。部活の公式試合で、相手と果敢に闘う上級生の姿を下級生にみてもらいたい。毎年こうして学校のサイクルが回り、下級生たちの覚悟が育っていたのでしょう。

このように、学校には多くの集団活動があり、そこで若者の自主自律の心が育ってきました。

ところが、今年は、長期休業、部活大会中止、学校行事の中止または縮小により、大切な「人のふり」に接する機会をどうやって確保し、「我がふり」に生かせる指導をしていくか、その難しさに悩む日々が続いています。

ただ一つ言えるのは「周りから学び取ろうとする自覚」。今まで以上に、これを持っているかどうかが成長の分岐になりそうです。

そこで、夏季休業中の本校生徒の皆さんへの宿題です。

「人のふり見て我がふり直せ」。この実践です。これを8月のテーマとします。

ライアン先生より

彼から自己紹介文をいただきました。

Hello! My name is Ryan and I am the ALT here at Hokuryo High School. I am from California, USA. I was born in a city close to San Francisco called Oakland and went to college in Los Angeles. I am 30 years old. I enjoy traveling the world and I have visited many countries but Japan is my favorite. I wish to live here in Japan for a long time.  I like playing basketball, taking photos of my friends,  japanese fashion, japanese cars, and japanese history. The idea of Wabi-Sabi is something I truly believe in. Teaching English here is very important to me and I enjoy helping the youth, they are the future. Thank you.

 こんにちは!私はライアンです。北陵高校のALTです。アメリカのカリフォルニア出身です。私はサンフランシスコに近いオークランドという町で生まれ、ロサンゼルスの大学に行きました。私は30歳です。私は世界を旅するのが好きで、多くの国を訪れましたが、日本が私のお気に入りです。日本に長く住んでみたいです。バスケットボールをしたり、友達の写真を撮ったり、日本のファッション、日本車、日本の歴史を楽しんだりしています。ワビサビの考え方は私が本当に信じているものです。ここで英語を教えることは私にとって非常に重要であり、私は若者を助けることを楽しんでいます。彼らは未来です。ありがとうございました。

 

「The idea of Wabi-Sabi is something I truly believe in」って凄いな。

英語表現のみならず、旅してきた世界各国の面白さを生徒たちにどんどん発信して下さいね。