校長のつぶやき

校長のつぶやき

チームで働く

1年「産業社会と人間」の体験活動、2,3年の「テーマ研究」、いよいよ深まってきました。

11月は県新人大会、そして、期末試験に向けての勉強が待ち構えている。

そこで、大切なのは「チームで働く力」。

部活は、たとえ個人戦でもチーム力が勝敗を左右するし、日頃の勉強も、高みを目指すのなら周りの人からの刺激が必要。そもそも、会社で働くことはチームで働くこと。

だから、今のうちに、チームで物事を進めるトレーニングをして、自分の意見をいう力、相手の意見を聞く力、相手の立場を理解する力、約束事を守る力を身に付けよう。

よって11月のテーマは「チームで働く」。生徒諸君も先生方も、皆で意識していきませんか。

下は、工業実習と福祉の授業の様子。チーム力を要する授業になっています。

自立の形

いよいよ、就職選考や進学出願の準備で慌ただしくなってきました。

先日、本校生徒たちに「働く」ってどういうこと?と振ってみました。

私の回答は簡単。「稼いで、自分の足で社会に立つこと」です。

最近、この人凄く「自立」しているなと思う人物を見つけました。「半沢直樹」です。

第4話のある場面で、自分が働く上での信念を部下に伝えていました。

・正しいことを正しいということ

・組織の常識と世間の常識が一致していること

・ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価されること

決して悪しき慣例や周りの雰囲気に流されない。そして、自分の考えを行動に移す。

9月の下旬から、本校では、早朝から、生徒が掃除をしている姿をよく見かけます。

聞けば、何か役に立ちたいという思いで集まった純粋な有志たちとのこと。

行動があってこそ、「自立」の形が見えてきます。10月のテーマは「自立」です。

 

 

 

 

未来に目を向けよ

今日の始業式は、約600名の生徒が一堂に会した本校グランドで行われました。

今回の私の話は、池江璃花子さんが7月23日に世界に向けて発信したメッセージ

「TOKYO2020 今日、ここから始まる1年を、単なる1年の延期でなく、

プラス1と考える。」を取り上げ、この「プラス」って何だろう? 

を考えてもらうことを狙いにしたつもりです。

やはり、逆境から這い上がる人の言葉は相当に強い。

私たちも、未来に目をむけ、遠くに輝く希望の灯を大切に守っていく。

その思いを込めて、9月のテーマは、「未来に目を向けよ」です。

あれこれと過去を振り返らず、自分の未来に顔を向けて、2学期の出発です。

 

 

日常と非日常の間

今夏の通常授業が始まった。教室前廊下には消毒液がずらりと。

一見当たり前になった風景だが、よく考えると不思議だ。

日常と非日常の間から新しい価値観が生まれると聞いたことがある。

いずれにせよ、困難な状況であることに間違いないと思っていたら、

本校書道部の掲示物を廊下で見つけた。強い字体にこめられた強い言葉だと思う。

廊下の風景

 

人のふり見て我がふり直せ

6、7月の授業も終わり、次の言葉の大切さが痛いほど分かった学期でした。

「人のふり見て我がふり直せ」

本来なら、就職を前にした高3生の緊張感溢れる姿を1,2年生にもっと見てもらいたい。部活の公式試合で、相手と果敢に闘う上級生の姿を下級生にみてもらいたい。毎年こうして学校のサイクルが回り、下級生たちの覚悟が育っていたのでしょう。

このように、学校には多くの集団活動があり、そこで若者の自主自律の心が育ってきました。

ところが、今年は、長期休業、部活大会中止、学校行事の中止または縮小により、大切な「人のふり」に接する機会をどうやって確保し、「我がふり」に生かせる指導をしていくか、その難しさに悩む日々が続いています。

ただ一つ言えるのは「周りから学び取ろうとする自覚」。今まで以上に、これを持っているかどうかが成長の分岐になりそうです。

そこで、夏季休業中の本校生徒の皆さんへの宿題です。

「人のふり見て我がふり直せ」。この実践です。これを8月のテーマとします。