SGHの活動を紹介します
1年生「Discussion Day(異文化交流会)」を今年度も開催しました!
2月8日(土)に、金沢大学の留学生や県内学校のALTなど約30名の外国人の方々にご来校いただき、Discussion Dayを開催しました。これは、本校1年生全員が、ゲストのみなさんと活発に英語でディスカッションができる貴重な機会となっています。
まず生徒たちは小グループに分かれ、留学生やALTの出身国の話を聞くことから始まりました。写真や地図などを使った説明によって、インドネシアをはじめ、ベトナム、中国などのアジアの国々や、そのほかアメリカ、グアテマラ、スウェーデン、イタリア、ウクライナ、コンゴなど、世界中の国々の特色や文化に触れることができました。
次に、今度は生徒たちが用意した「日本文化にまつわるもの」について、留学生やALTのみなさんに英語で紹介を行いました。生徒たちは、けん玉や将棋などのゲーム、お菓子やおやつ、アニメやキャラクターなど、様々な「日本の文化」を持参し、一生懸命にコミュニケーション活動を行いました。
【生徒の感想】外国の文化を知ることができたし、直接色んな国の方と話して見た事で、それぞれの国の独特なイントネーションの違いがあったりして面白かったと思いました。私が紹介した日本文化にもすごく興味を持っくれてたくさん質問してくれたことが嬉しかったです。自分がどれくらい英語が聞き取れるのか知ることもできて良かったです。
【生徒の感想】最初のジャパーニーズアイテムを紹介するのは結構練習したかいもあり、結構うまく話せた、ただ、2回目の学校生活紹介ではなかなか自分から話したり質問できなかったで、自分が一方的に話したり相手が一方的に話して自分は聞いているだけというわけではなく、しっかりお互いが話し合えるようにもっと質問力(英語での)をつけていきたい。
【生徒の感想】授業でなかなか自分の意見や思いを英語で伝えることができず、英語でのコミュニケーションに苦手を持ち始めていた。しかし、留学生の方々が、文法が多少違っても、私が言いたいことを汲み取って、笑顔で会話をしてくださって、改めて英語で話すことの楽しさを感じることができた。今回のイベントでは、留学生の方々の発言をすべて聞き取れたというわけではなかったので、これからの英語の学習で、単語力などの向上を目指したいと思った。
NSHキャンプに参加しました!
1月25日(土)から26日(日)にかけて、国立能登青少年交流の家(羽咋)にて「NSHキャンプ」(教育委員会主催の宿泊英語研修)に参加してきました。対象は、金沢泉丘、金沢二水、金沢桜丘、小松、七尾の「NSH(ニュース―パーハイスクール)5校」の1年生で、各校から選ばれた8名は冬休み前から事前課題に取り組み、研修に臨みました。
8グループに分かれて活動を行いましたが、そのうち4グループはSDGsのテーマの1つである「日本のフードロス対策を切り口とした食料問題」について、別の4グループは「再生可能エネルギーの現状と今後の対策」についてそれぞれ外国人留学生を交えて英語ディスカッションを行い、最終的に自分たちなりの解決策をプレゼンテーションしました。
各グループの外国人留学生のみなさんは、日本の大学で学ばれている方々で、明るい雰囲気で高校生たちを鼓舞してくれました。留学生の方々の出身は、アンゴラ、ポルトガル、ベトナム、ブラジル、バングラデシュなどの非英語圏の国々で、生徒たちにとっては様々な英語を聞く機会にもなりました。この設定の最も素晴らしかった部分は、参加者の間に「英語を外国語で学ぶ仲間たち」という共通意識が芽生えたことでした。その中で、本校生徒たちも、他者の目を通して世の中を眺めることの醍醐味、自分の世界観を変えてくれるかもしれない生き方に接する驚きを感じてくれたと思っています。
令和6年度SGコース課題研究発表会への参加申し込み案内
1 目 的
SGコースの課題研究の成果を発表することを通して、論理的思考力や表現力を磨くとともに、質疑応答を通した対話によるコミュニケーション力を育む。また、社会に開かれた探究活動の意義や成果について、発表やアドバイザーとの対話の様子を見ていただき、教育関係者にも提示する機会とする。
2 日 時
令和7年1月31日(金) 13:05~16:00
3 場 所
5・6限(2階大会議室/視聴覚室)、7限(5階iスタジオ)
4 参加者
発表者:2年SGコース生40名(8グループ)
アドバイザー:各グループの研究テーマにあった専門家8名(当日のパンフレットに記載)
その他参観者:協力していただいた企業関係者、教育関係者、24H保護者
5 タイムテーブル
13:05~13:15 オープニング(開会の挨拶、アドバイザー紹介)
13:15~13:25 移動・準備(4グループずつ2部屋に分かれる)
13:25~14:05 発表①②(1グループ発表8分、質疑応答7分、講評5分)
休憩(10分)
14:15~14:55 発表③④(1グループ発表8分、質疑応答7分、講評5分)
休憩(10分)iスタジオに全員集合
15:05~15:50 アフターセッション(アドバイザーと各グループの対話)
15:50~16:00 クロージング(閉会の挨拶)
6 発表テーマ
A班:居場所〔中高生の居場所づくりに関する研究〕 B班:観光〔歩いて楽しい街づくりに関する研究〕
C班:食ロス〔ゲームを用いた食ロス削減に関する研究〕 D班:多様性〔障がい児への理解促進に関する研究〕
E班:防災〔避難所で安心できる環境づくりに関する研究〕 F班:伝統〔伝統工芸を用いた地域活性化に関する研究〕
G班:AI〔小中高生のAI活用の促進に関する研究〕 H班:健康〔高校生の食を通した健康増進に関する研究〕
7 動画のオンデマンド配信について
発表の様子を録画し、後日Youtube 上にて限定公開でオンデマンド配信を行います。ご希望の方は、参加申込の際にオンデマンド配信の視聴をお選びください。連絡用に登録いただいたメールアドレスあてに後日、視聴用URLをご案内させていただきます。
8 参加申込
参加は、「当日参観」または「後日動画視聴」を準備しております。どちらか一方、または両方の申し込みが可能です。下記URLのGoogleフォームにて参加申込をお願いします。(申込締切:令和7年1月27日(月)まで)
参加申し込みフォーム:https://forms.gle/LpFU3ut8su6fUzbd8
米国プリンストン高校とのホームステイ交流行事(11/4~11/6)
11月4日(月)から6日(水)にかけて、以前から交流のある米国プリンストン高校の生徒のみなさん32名と引率の先生方3名が来校されました。この交流は本校SGコースの米国海外研修がきっかけで2016年から始まりました。今回は、コロナ禍をはさみ、6年ぶりの交流再開にもなりました。
11月4日の夕方に本校に到着されたご一行は、到着後すぐにホームステイを受け入れる生徒またはホストファミリーのみなさんと帰宅することになりました。翌5日は、生徒と一緒に学校に登校した後、1限から7限まで以下のように授業や交流行事を行いました。
【1限】歓迎式+1年生希望者と校内施設見学
【2限】1年生希望者との交流会
【3限】書道体験講座
【4限】1年理数科の生徒と英語ディベートの授業
【昼食】
【5限】1年生の各授業を見学
【6限】3年SGコース生との交流会
【7限】2年SGコース生との餅つき大会
5日夜も各ホストファミリー宅でホームステイをして、6日の朝に金沢を出発されました。今回、多くのご家庭からホストファミリーの申し込みをいただきました。残念ながら人数の関係などですべてのご家庭でホームステイをしてもらうことはできませんでしたが、来年度以降も交流を継続する予定ですので、ぜひまた応募していただけるとありがたいです。最後に保護者の皆様からいただいたご感想を掲載します。
<ホストファミリーを受け入れていただいた保護者の感想>
・子供にとっても、私たち家族にとっても、大変貴重な体験になりました。子供がプリンストンを訪れた際に、受け入れて下さった家庭の生徒さんを受け入れました。そのため、子どもたち同士、スムーズなコミュニケーションが取れていて、とても楽しく過ごせていたようです。プリンストンの生徒さんは、日本語を外国語として学んでいるとはいえ、日本語でのコミュニケーションはなかなか難しく、家庭での会話は英語が中心でした。子供が主に会話をして、相手の生徒さんもコミュニケーションで困ることはありませんでしたし、家族も英語での国際交流を楽しめました。今後もこのような活動によって、より多くの泉丘の生徒が世界に羽ばたいていくことを願っています。
・短い間でしたが、15歳の女の子が、日本の文化に興味を持ち、食事や日本の生活も積極的に楽しみ、異文化でのチャレンジも難なく受け入れる柔軟さを目の当たりにしました。子ども同士もあっという間に仲良くなり、お互いに一歩踏み込むことで、相手を知り、自分の世界を広げる事ができると実感し、家族一同楽しい時間を過ごすことができました。3日間はあっという間で、お別れはとても寂しかったのですが、貴重な経験ができたことに感謝致します。
・本人、またわたしたち家族もとても楽しく、学びある時間でした。国や言葉が異なっても、同じ年代の子供たち同士が心を通じ合わせて話したり、遊んだりして笑っていて素晴らしく思いました。この素敵な体験が彼らの将来の選択肢を広げたり、他者を理解したりする助けとなるといいなと思います。
・貴重な経験を家族全員がさせて頂けたことに感謝しています。言葉が通じなくてもジェスチャーや単語を並べた会話でも頑張って理解しようとしてくれ、別れが寂しいと感じるくらい楽しい時間を過ごせました。
・異性の生徒さんでしたが、娘と打ち解けて自然と会話してくれたので安心しました。普段娘が英語を話す姿を見る機会がないので、その姿を見ることができたのは新鮮でした。親子共々貴重な時間を過ごさせていただきました。このような機会を与えていただきましてありがとうございました。
1年「先輩に学ぶプレゼン術」、2年「社会人と語る会」を開催
11月4日(月・振替休日)に、本校OB・OGの社会人や大学生の方々をお招きし、恒例となっている1年「先輩に学ぶプレゼン術」および2年「社会人と語る会」を実施しました。
1年生を対象に行われた「先輩に学ぶプレゼン術」では、東京大学、金沢大学、名古屋大学、三重大学、京都大学、神戸大学で学んでいる卒業生12名が登壇し、プレゼンテーションを通じて「大学での学びと自分の将来」について自身の経験を語りました。1年生は、これらの先輩たちの話を通じて、大学生活やキャリアの歩み方に対する新たな視点を得ることができ、彼ら自身の未来に対する意識が一層深まったようです。
また、2年生を対象に開催された「社会人と語る会」では、異なる業界で活躍する社会人OB・OG12名が集まり、「働くとは?」というテーマでプレゼンテーションを行いました。その後、参加者はグループディスカッションに分かれ、各職業に関連する「問い(仮説)」について意見を交わしました。社会人の講師たちが提示した難解な問いに対して、2年生はグローバル化が進む社会で求められるスキルや価値観を考えながら、10年後、20年後の自分たちの姿を思い描きつつ真剣に議論を行いました。
(生徒感想)先輩方の人の目と耳を惹きつけるような話し方やスライドが素晴らしく、わかりやすかったです。また、様々な勉強に対する考え方や取り組み方があり、どれもとても参考になりました。その中でも、お話してくださった全員に共通して言えることは努力して進路を実現されているということだと感じました。自分も学ぶことの楽しさを忘れず、わかっていることとわからないことの整理をしながら自分のレベルをどんどん高めていきたいです。そして自分の目指す大学に行って、自分自身が成長できる環境に身を置き、たくさんのことを吸収して新たな発見や学びをしたいです。
(生徒感想)4人の先輩方のプレゼンを聞いて、最初に大まかな流れを説明したり、ところどころにユーモアをいれたり、わかりやすい言葉で話したりすることがプレゼンの効果的な方法だと思いました。全員全く異なる分野を突き詰めて学んでいることがわかり、大学では自分の好きなことだけをとことん学べることを実感し、大学生活が楽しみになりました。しかし先輩たちも壮絶な受験勉強を乗り越えたからこそ楽しい大学生活が送れているのだと思うので、自分も勉強のモチベーションを上げて頑張っていきたいと思いました。
(生徒感想)自分自身が何かをするということが大事なのだなと改めて思った。これからAIが発展していくうえで、自分で学ぶ姿勢というものが必要だったり、すべての情報を鵜呑みにせずに、様々な情報の中から自分で情報を精査して何が正しいかの判断をしたりすることを心がけていきたい。また、「損か得か」ではなく「好きか嫌いか」で自分の将来を決めることも大切だと学んだ。まだ大学まではやりたいことが決まっていても、その先にやりたいことを見つけられていないため、自分の好きなものの中からやりたいことを見つけたい。
(生徒感想)グローバル化が著しく、海外の人たちとの交流が増えていく中でどういったことを今のうちから大切にしていけばいいのかが分かった。相手の話をしっかり聞いて相手とディスカッションをできるようになることや自分のアイデンティティについて相手に説明できるようにしておくこと、話し合いの場などで求められるリーダーシップが大事だと思った。好きなことを見つけるときには色々な手段で情報を集めて自分がしたいことを表現できるようにしておきたいと思った。
EUがあなたの学校にやって来る(駐日リトアニア大使講演会)
10月30日(水)放課後に、駐日リトアニア共和国特命全権大使のオーレリウス・ジーカス氏をお招きし、講演会を開催しました。EUの成り立ちや今日の世界で果たしている役割、EUやその加盟国が持つ多様性に満ちた歴史や文化について、またEUと日本との関わり、国境の枠を超えた平和構築や開発援助の現状について学ぶことができました。
講演会には170名の生徒が参加しました。講演の後に行われた質疑応答では、さまざまな質問が飛び交いました。
R6 SGコース2年海外研修⑥(ラスト)
アメリカからの投稿もこれでラストになります。毎晩、1日を振り返って書き綴ってきましたが、自分自身も書きながら毎日その日その日の子供たちの成長を振り返っていました。
アメリカに来て、ものすごく成長しています。これまで努力してきたことが花開いています。もしかしたら日本に帰ったらちょっとだけアメリカにかぶれているかもしれませんが、それもまたご愛嬌です。
さて、研修最終日です。(明日は飛行機に乗って帰国するだけになります。)
朝はアップルパンケーキやフルーツなどをいただきました。もうだいぶアメリカの食事にも" 慣れて "きました。今ごはんとみそ汁を食べると、これまで以上においしく感じるかもしれません。
朝食後は世界銀行へと向かいました。「世界銀行ってどんなことをする銀行なのだろう?」そんな疑問を抱きながらバスに揺られます。施設に入る際には荷物とパスポートのチェックがあり、ガイドさんからは「世界銀行ではピシッとしてください」と助言があったこともあり、少し緊張しながらゲートをくぐります。
しかし中に入ると、オープンスペースで食事をされている方がいたり、自由に弾けるピアノがおいてあったりと、少しリラックスムード。予定されている職員の方のお話の時間になるまで各々が自由に時間を過ごします。
定刻となり、場所をミーティングルームに移して世界銀行の職員のリンさんからお話をいただきました。非常にプレゼンが上手な方で、「世界銀行はどんな銀行なのか」という質問から始め、世界銀行に関わる様々なことを生徒たちとの対話形式で進めていました。その後の昼食の際に同行していただいたガイドさんから「泉丘の生徒さんは本当にすごいですね!英語で活発に質問したり意見を言ったり。他校さんではシーンとなってしまうこともあるんですよ。」と言っていただいたように、非常に活発に、そして積極的にやりとりをしていました。最終日のスタートも最高のものになりました!
世界銀行の後は、約1か月後の大統領選挙及び新大統領就任に合わせた工事のため、少し遠目からになりましたが、ホワイトハウスを見ることもできました。
昼食はハードロックカフェへ。ここは音楽好きにはたまらない場所で、マイケルジャクソンやジョンレノンなどロックレジェンドたちが実際に着ていた衣装や楽器が所狭しといろんな所に展示されています。(ちなみに展示に興奮していたのは私を含めた引率職員の2人だけでした!)
昼食後はワシントンD.C.の市内観光を行いました。リンカーン記念堂、アメリカ合衆国議会議事堂、国立美術館、そして歴史博物館と、それぞれにそれぞれ違った良さがあり、限られた時間ではありましたが、生徒たちはとても楽しんでいるようでした。
さて明日はいよいよ帰国の日です。
名残惜しさは多分にありますが、今回の研修旅行を経て一回りも二回りも成長することができたと感じています。帰国後は、今回のアメリカ研修旅行で得た経験を糧に、忙しくも充実した日々を、これまで以上に前向きに過ごしていけたらと思います。
R6 SGコース2年海外研修⑤
アメリカ研修旅行記も第5回となりました。今日は集合場所でホームステイ先のホストファミリーとのお別れからスタートです。別れを惜しむ姿を見て、見ている私も感傷的な気持ちになりました。とてもよい2日間を過ごしたのだと思います。今回ホストファミリーとして受け入れてくれたプリンストン高校の生徒のうち何名かは来月泉丘高校を訪問することになっています。再会の瞬間を楽しみに、しばしのお別れです。
本日のプログラムは全米でも屈指の名門校プリンストン大学で行われました。まずは、2名の方にスピーチをいただきました。一人目はプリンストン大学で留学生のサポートのお仕事をされているレベッカさんです。留学することで広がる世界のことについて、ご自身のフランスへの留学に触れながらお話をしてくださいました。二人目は東京大学から交換留学でプリンストン大学に来ている宇野さんです。交換留学の利点や、ご自身が留学に至った経緯などを話していただきました。みんなとても刺激を受けたようで、積極的に質問も行っていました。
次にプリンストン大学の学生さんたちにキャンパスツアーに連れていってもらいました。まるでハリーポッターの世界にまぎれこんだような素敵なキャンパスで、生徒たちは歩くだけで感動していました。
また、「ここはアインシュタインが教えていた教室棟だよ」といったように、名門校としてのステータスを感じる瞬間も多々ありました。
昼食も学生さんたちと一緒に食べました。バンズを用いたサンドウィッチに、手作りのポテトチップス、ソフトクッキーにブラックベリーなど、アメリカを感じることができる食事でした。
午後は日本語を学んでいる学生さんたちに向けて、日本語でプレゼンテーションを行いました。学生さんたちが理解しているかどうかを確認しながら、時折表現を変えたり、話す速度を変えることでしっかり伝えるということを意識して行いました。
交流の最後に英語で一人一言感想を述べる場面では、自ら手を上げる生徒の数が非常に多く驚きました。ここまでのアメリカ研修を経てみんな自信に満ちあふれているように感じます。
プリンストン大学での交流を終えたのち、名残惜しさを感じながら約3日間を過ごしたプリンストンを離れ、バスに揺られること3時間半。最終目的地であるワシントンに到着しました。
いよいよ明日はワシントンDCでアメリカ研修最後の1日を過ごします。
R6 SGコース2年海外研修④
アメリカ研修旅行も4日目に入ります。
今日は、プリンストン高校の生徒のたちを前に英語でのプレゼンテーションを行う日です。
みんな元気にバディと登校し、登校後は探究班に分かれて時間ギリギリまで打ち合わせをしていました。
「アメリカの高校生や大学生は日本の学生とは違い、プレゼンを聴くときの態度はそっけないと感じることもあるかもしれない。」
と日本での事前学習で聞いていた生徒たち。
はたして・・・
プリンストン高校の生徒は真剣に、とても興味を持って聴いてくれました!
質疑応答は当然英語でのやりとりでしたが、みんなしっかり聞き取り、自信を持って答えていました。これまた、昨日のバスの中での質疑応答と同様に、非常に感動した瞬間でした。英語でのやりとりの練習は英語コミュニケーションの時間にたくさんしてきましたが、みんなこれまでで一番堂々とそして一番間違いを恐れずにやり取りを交わしていました。
プリンストン高校の生徒たちとの自由交流の時間もとりました。こちらもみんな積極的に話しかけにいき、日本のお菓子を配りながら、お互いのことを話すなどして時間いっぱい交流していました。
昼食は校内のカフェテリアでそれぞれ好きなものを購入し「アメリカの高校生の昼食」を堪能していました。(一部、ホストファミリーからお弁当を受け取っていた生徒も見られました。)
昼食後の午後は、実際の高校の授業を見学させてもらいました。外国語の授業は、日本語や中国語、スペイン語やフランス語、そしてラテン語まで様々な言語の授業が開講されており、非常に興味深いものでした。身体を使ったアクティビティなどもあり、非常に楽しそうに参加していました。生物や物理の授業では実験を行っていました。内容は中学で習ったことや既習のものが多く、逆に日本の数理教育のレベルの高さを実感することもできました。
さあ、研修旅行も折り返しです。明日はプリンストン大学訪問です。世界有数の大学のうちの一つであり、ジョンFケネディ、ミシェルオバマ、スコットフィッツジェラルド、最近ではジェフベゾスといった、世界中の誰もが一度は名前を聞いたことがある人物たちを輩出しています。
もしかしたら後のノーベル賞受賞者の前でプレゼンをすることになるのかもしれませんね!
明日も非常に楽しみです!
R6 SGコース2年海外研修③
3日目にしていよいよアメリカ研修スタートです。
ホテルでの朝食を済ませたあと、バスで自然史博物館に向かいます。道中、昨日予定されていた研修先のアバナードのスタッフのランさんのご厚意により、急遽プレゼンテーションをいただくことができました。
「trainedとeducatedの違いは何か」
といった問いから始まり、日ごろから身近な物事に常にアンテナを張り、思考し続けることの大切を教えていただきました。プレゼンだけでなく、質疑応答についても英語で行われましたが、複数の生徒が自ら挙手し、英語で質問を投げかけていました。生徒たちの成長を感じることのできる素晴らしい瞬間でした。
その後、自然史博物館に行きました。広すぎて全てをじっくり見ることは難しいのですが、生徒たちは許された時間の範囲内で各々展示を楽しんでいました。
セントラルパークにも少しだけ寄ることができました。芝生で休憩する人、ランニングをする人など、ニューヨーカーや観光客たちがそれぞれの時間をそれぞれに楽しむ場所になっており、緑豊かな公園ですが、大都会の生活にすっかり溶け込んでいるのが印象的でした。(我々はみんなでジャンプ!元気いっぱいです。)
続いて自由の女神を見るためにバッテリーパークに向かいます。遠目からの眺めでしたが、遠近法を用いて自由の女神を手にのせたり、手でつかんだりする写真を撮ったりして楽しんでいました。
次に向かったのはバッテリーパークからほど近い、グラウンドゼロです。9.11のテロでワールドトレードセンターは崩落。文字通り何もかもがなくなってしまった場所です。生徒たちもどこかそれまでとは異なる表情を見せています。
たった半日のニューヨーク市内観光でしたが、非常に刺激的で、将来またニューヨークに来たいと思った生徒たちもいっぱいいました。そして、いよいよニューヨークを離れプリンストンに向かいます!ホランドトンネルでハドソン川を抜け、バスを走らせること1時間半。「本当に高校!?」と思うくらい趣のある建物が目に入ってきました。そうです、プリンストンハイスクールです!
いよいよアメリカ研修のメインとも言えるプリンストン高校との交流事業です!ホームステイ先の家族の方たちに盛大に出迎えられ、みんな感動していました。今日はホームメイト(バディ)との顔合わせののち、そのまますぐに各家庭へと帰宅しました。明日はバディとともに登校し、1限、2限の時間帯にいよいよ英語での探究活動の成果発表です!
R6 SGコース2年海外研修②
フライトが欠航になったため、2日目も日本でスタートです。代替便が18時発ということで、空いた時間で横浜中華街組と日本科学未来館組に分かれて、プチ関東研修旅行を行うことになりました。
撮影した場所のせいかアメリカではなく「台湾に行ってきました!」感が出ちゃっている人もいますね!
(ちなみに普通科普通コースは台湾を旅行中です。)
さて、プチ関東研修旅行を終え、いよいよアメリカに向かいます。欠航というトラブルがありましたが、みんないい顔です!
搭乗の際はすっかり夜になっていました。この羽田空港の雰囲気が、ドキドキとワクワクを増してくれます。
18時に予定通り離陸し、およそ12時間半のフライトを経て・・・ついに!
Here we come, America!
ニューアーク国際空港到着!
ニューアーク国際空港はニュージャージー州の空港なので、バスに乗ってニューヨークシティ・マンハッタンへ向かいます。バスの中からハドソン川の向こう岸に見えるマンハッタンの摩天楼に出迎えられ、疲れも吹き飛びます。
マンハッタンに入り降り立った場所は・・・!
「世界の中心」タイムズスクエア!
タイムズスクエア付近で少し自由時間をとったあとは、夕食会場に向かいます。今夜の夕食はおいしい中華をいただきました。
夕食後無事にホテルに到着し、みな各部屋で休んでいます。
いよいよ明日からアメリカ研修旅行スタートです!
R6 SGコース2年海外研修①
いよいよ待ちに待ったアメリカ研修旅行の日がやってきました!
みんな楽しみにしていたアメリカ研修。小松空港でこの表情です。
羽田空港に到着し、いよいよ国際線へ搭乗です!
全員無事出国のゲートを通過し、各自でお昼ごはんを食べたのち、緊張しながら飛行機に乗り込みます。
機内アナウンスや周囲の会話が英語ということもあり、ワクワクとドキドキが入り混じります。
さあ、いよいよ離陸!という時に、パイロットからアナウンスがありました。
「エンジンの油圧点検のためしばらくお待ちください」
この「しばらく」は実に3時間半にも及び、結局欠航となってしまいました。
残念ですが、こんな珍しい経験もなかなかできません。(実際、書いている私もTOEICでしか出会ったことがない場面でした。)
今夜は近くのホテルに宿を取れました。
ゆっくり休んで、明日の代替便でアメリカに向かいます!
2年「SG探究」英語プレゼンの練習 with 3年SGコース
9月29日から始まるSGコース米国研修の事前研修の一環として、25日(水)7限の2年SGコース「SG探究」の授業に3年SGコース生に来てもらい、現地で行う予定の英語プレゼンの練習を行いました。この練習は、現地での英語プレゼンに備える重要な機会であり、2年生たちは緊張感を持ちながらも、準備してきたスライドを披露しました。
プレゼンの後の質疑応答では、3年生が的確なアドバイスを提供しました。特に印象的だったのは「自信を持ってプレゼンすること」の重要性です。生徒たちは、英語に気を取られすぎて自分たちのプレゼンを楽しめていなかったり、相手に伝わらなかったりすることがあることに気づけました。準備をしっかり行い、相手が興味を持つ内容にすることで、出発までわずかですがよいプレゼンを目指す意欲が高まりました。
<生徒の感想>
・3年生とのプレゼン練習を通して、学べることがほんとに多く、充実した1時間でした。プレゼンの内容に関わることでは、文字は少なめで思っているよりも大きくすることや、順序などをアドバイスしてもらいました。1番印象に残ったのは、とにかく自信をもって!というアドバイスです。英語でプレゼンすることに気を取られて自分たちが楽しめてなかったり、相手に伝えたいことが伝わらなかったりするようでは意味がないと感じました。だからこそ、自信をもてるようにしっかり準備して、相手が興味を持ち、自分たちも学びが多いプレゼンにしたいと思いました。いつもの生活では体験できない経験を楽しめるようにしっかりプレゼンの用意をしていきたいです。
・相手は日本人だからなんとなく伝わるだろうという思いでプレゼンをしてしまった気がする。相手は外国人で、探究のことなんか微塵も知らないということを考慮しつつ、聞く気になるようなプレゼンをするのは難しいなと思った。文章を暗記してただべらべらと喋ることに集中してしまって相手の反応を伺ったりするなど、そもそも相手が理解できているのかも分からなかった。プリンストンなどでプレゼンするときは、自分がわかる英語で自分が伝えたい事をしっかりと伝えられるようにしたい。アメリカ的な反応も身につけて行きたい。
・3年生の先輩方がしっかり私たちのプレゼンに耳を傾けて質問をしてくださったり、いろいろなアドバイスをしてくださったりして、とてもありがたかったです。スライドの流れを分かりやすくした方がいいことや、スライドの文字を今よりもっと減らして楽しさを重視した方がいいこと、ジェスチャーを取り入れたりしてオーバーに、伝わりやすくして、自分も相手も楽しくなるようにした方がいいことを教えていただきました。英語での質疑にもしっかり答えることができるようにしたいです。今日はあまりできなかったが、アメリカでは言うことを完全に覚えて、アイコンタントを取りながら相手に伝えるという気持ちを強く持って喋りたいと思いました。
アジアユースリーダーズ2024に参加しました!
8月19日(月)から24日(土)の6日間、本校SGコース2年の生徒3名が、イオンワンパーセントクラブ主催の「アジアユースリーダーズ2024」に参加しました。このプログラムにはアジア8か国(インドネシア、カンボジア、タイ、中国、ベトナム、マレーシア、ラオス、日本)から選抜された高校生が参加し、東京で6日間をともに過ごします。
1つのグループは7~8名で構成され、レクチャーや体験活動を通して「リーダーに必要なことは何か(What does it take to be an effective leader?)」というテーマについて様々なディスカッションを行いました。さらに、最終日にはチームごとにプレゼン発表を行って活動を締めくくりました。
一方で、異なるバックグラウンドを持つ高校生たちが社会問題について英語で議論する中で、自分とは異なる考え方や価値観に耳を傾けながら視野を広げていく機会にもなり、大きく成長することもできました。
<生徒の感想>
・〔自分の成長〕講師の人に英語で質問してみたり、できるだけ日本人ではなく外国人の子たちとたくさん交流したりした。ディスカッションも最初は何も出来なかったが、自分に回された少しの仕事を全力で手を抜かずにやるなど、とにかくたくさんの「できない」ことを少しでも「できる」に変えるためにもがいてみました。日に日に成長を実感でき、こういう経験は絶対に今後にも活かせると思いました。
・〔モチベーション〕日本以外の生徒の質問は学んだ内容を押さえた上で違うところに発想を飛ばしたものが多かったです。入ってきた情報を整理し順序立てて落とし込むことで、学んだことをアウトプットするのがとても上手でした。日本語の普段の授業でも彼らの姿勢を真似ることで、少しでも近づきたいなと心から憧れました。
・〔異文化交流〕ほとんど英語しか聞こえてこない空間で過ごすというのは毎日初めての繰り返しで、なにより異文化、異国間で交流できるのが大きかった。教科書でしか触れたことの無いイスラム教の文化にも触れることができた。とても楽しく、忘れられない思い出になった。
4校合同探究活動交流会
7月25日(木)午後から本校で「4校合同探究活動交流会」を開催しました。この交流会は昨年度からゆるりと始まったもので、今回は金沢錦丘高校、金沢大学附属高校、金沢二水高校の生徒たちが本校に集いました。参加人数は、本校生徒も含めて約150名となりました。
各校で活発に行われている探究活動(課題研究)ですが、この交流会の目的は、①4月から始まっている活動がどれくらい進んでいるのか(または進んでいないのか)を様々な形式で共有し、今後の活動のための新しい視点を得る場(相談し合う場)とし、②交流会で得た情報を自校の探究活動の活性化にも今後役立てることです。
<共有形式>
・共有フリートーク:4校の異なる探究グループの生徒で混成グループを形成し、各自の活動状況を自由に共有する。
・相談ディスカッション:探究活動について相談したいグループの代表が、アドバイザーである聞き手(他校の生徒)に相談し、グループ全体で協議する。1つのグループの探究活動に焦点を当てて深めることができる。
・紹介プレゼンテーション:探究活動が順調に進んでいるグループの代表(3年生)がモデルとして、これから探究活動をする1年生や探究活動の良いモデルを知りたい2年生に対して、自分たちの活動をプレゼンしそのノウハウを紹介し、質疑応答を行う。
<生徒の感想>
・人の取り組みを客観視して、アドバイスするのは初めてだったし、難しかったけどなんとかできたし、今回のこの力を次は自分の探究を客観視して、より洗練するために使いたい。また、アドバイスと批判を明確に区別することと、相手の発言を嘲笑しないことが大切だと思った。企画とか取り組みの奇抜?なアイデアは面白い発想から出るものだしそれらを大切にしていきたいと思った。
・他校の探究の様子を知れたことで、自分のやる気やモチベーションの向上につながった。どれくらいの頻度で進めているのかなども比較でき、他校について知るのは視野を広げ、目標を明確化する上で重要なことだと思った。
・自分の学校で他のグループや先生と交流した時よりも、同じ立場で探究を進めているからこそたくさんの質問や意見を聞くことができて自分のリサーチクエスチョンに対する理解が深まったと感じたし、有意義な時間だったなと思いました。
・この交流会に参加して私が得ることができたのは、今まで自分たちの班にはなかった視点です。「これができなかったらどうだろう」「このアプローチ方法のメリット・デメリットは何だろう」「ターゲットをこの層にするとどんな研究結果が得られるだろう」と様々なケースを考え、それぞれを深掘りしていくことで探究の先が見えてきたり、可能性が広がっていくことを学びました。次の探究活動では今回の交流会で学んだことを班で共有していかしていきたいです。
・協力者を募る際、探究活動の成果を発表する際など様々な場面で情熱を持つことがより良い結果に繋がるということを学んだ。発表者と探究のテーマが大きく異なっていたが情熱を持つことはどんな研究テーマにも通ずることだと思うので今後の自分の探究活動に活かしていこうと思った。
・実際にこのように他校の生徒の方とも課題研究に関して交流する機会はなかったので、とても貴重な機会となりました。特に、着地点をどこにするか、どのようにして成果が出たと判断するのか、といった最後の部分は全員が共通して悩んでいた部分ではあったので、難しいと感じました。
プリンストン大学生との異文化交流
7月22日(月)午後から、アメリカのプリンストン大学やイェール大学などの大学生7名を本校にお招きし、異文化交流を行いました。これは、石川県国際交流協会(IFIE)が毎年実施している「Princeton in Ishikawa(PII)」というプログラムの一環でもあります。当日は部活動等もある中、アメリカの名門大学の学生のみなさんと話をしたいという1、2年生が40名以上参加しました。
前半は、グループに分かれて、本校生徒たちが校舎内を案内しました。図書館、食堂、啓泉講堂、そして部活動の様子を見学しました。後半は、「アメリカの高校生活」や「日米の文化の類似点や違い」などについてディスカッションを行いました。大学生のみなさんは日本語も勉強されており、日本語でのやりとりも入れながら、生徒たちと楽しく話をされていました。
<生徒の感想>
・大学生にどうやって日本語を勉強しているのか聞いたら、「たくさん喋ることだ」と言っていたのを聞いて、今回の交流会に参加したのも大事な経験の一つだったんだなと感じた。始めは英語を話せるか、話が通じるかすごく不安だったけど、簡単な英語でも盛り上がれたので嬉しかった。また、笑顔でいると少しわからないとこがあってもそこまで不安にならずに他の言葉を聞き取ろうと前向きな気持になれたので、笑顔でのコミュニケーションは大事だと学んだ。
・自分にとって初めての英語圏の人との交流だったので、最初は英語をうまく喋れるかどうか不安があったけど、実際に話してみたら意外と自分の拙い英語でも通じたのが嬉しかったし、何より異文化の人たちと交流するのがとても楽しいと感じた。自分は海外に興味があるので、こういう海外の人たちとの交流イベントにもっと積極的に参加したいと思った。
・食の話として、私たちからすると、アメリカ人はハンバーガーのイメージが強く、1週間に3回は食べると思っていた。しかし、実際は2週間に1回程度だった。逆に外国の人は、日本人が毎日寿司を食べていると思っていて、実際はそんな頻度で食べてはいない。この話から、交流会を通して自分の思っていた国のイメージと実際の姿は大きく異なっていることがわかり、やはり実際にその国の人と話してみることは大切だと思った。
・人生で一番楽しい時間になりました。参加者の皆さん以外に、同じ班になった2年生の先輩とも交流できて嬉しかったです。日本語と英語を使って会話をして、外国と日本のギャップを感じたし、また自分自身日本の文化についてまだまだ知らないことがたくさんあると実感しました。とにかく楽しかったです!!! このような素晴らしい機会を作ってくださり本当にありがとうございました!!!!!
3年SGコース生との座談会
7月19日(金)放課後に、SGコースに関心のある1年生を対象として、SGコース8期生(3年4H)の協力のもと「SGコース3年生との座談会」を実施しました。1年生にとっては、秋のコース選択を前にSGコースについて直接先輩から話を聞ける貴重な機会となりました。
座談会には50名以上の1年生が参加し、成果発表会を終えたばかりのSGコース3年生14名がSGコースの魅力について縦横に語ってくれました。テーマとしては「普通コースとSGコースの探究活動はどう違うか?」「SGコースの人でも苦手な教科はあるのか?」「リーダーシップがなくてもSGコースでやっていけるか?」「SGコースに向いている/向いていないはあるか?」などがありました。これまで1年生は学年集会や「SGHだより」を通してSGコースについてある程度は知っていましたが、現役SGコース生から直接話を聞けたことで、SGコースの取り組みに以前より強い関心を持ってくれたようでした。
3年SGコース課題研究成果発表会
7月11日(木)午後からSGコース8期生(3年4H)による「課題研究成果発表会」を実施しました。8期生は、2年次の1月に行われた「研究発表会(日本語による発表)」以後に取り組んだ活動内容を盛り込み、さらに国際的な視点も加えて英語でプレゼンテーションを行いました。生徒たちは、忙しい中でも開会式・閉会式の進行から発表までを自分たちで運営し、SGコースらしいユニークで特色ある発表会を作り上げてくれました。
各班のテーマは以下の通りです。
A班:Reduce Food Waste to Save the Earth(食品ロスの軽減に関する研究)
B班:How to Make Use of Surplus Farm Produce(規格外野菜の有効活用に関する研究)
C班:Ishikawa Milk Project(県内酪農家の応援に関する研究)
D班:Fairtrade & TFT as the Prevailing Social Standards(フェアトレード&TFTの促進に関する研究)
E班:Support for Foreign Children through KANJI BINGO GAME~ Manna Be I Wanna Be ~(在日外国人の教育援助に関する研究)
F班:How to Resolve Loneliness(高齢者との交流促進に関する研究)
G班:NOT ONLY ECO-FRIENDLY(環境配慮と消費者利益に関する研究)
H班:Izumigaoka Rainbow Pride Ⅲ(ジェンダー多様性の理解促進に関する研究)
今回ゲストコメンテーターとして、金沢大学大学院の留学生のみなさん16名と、探究活動のサポートをしていただいているハウメット・ジャパン株式会社から社長のダヴィッド・ランベール氏と社員の方2名にご来校いただき、各班の発表後に英語で質疑応答をしていただきました。ゲストの方々の質問にメンバー全員で考えて答えようとする場面もあり、懸命にコミュニケーションを取ろうとする姿は特に印象的でした。探究活動だけではなく英語のコミュニケーション能力においても大きな成長が見られ、まさに1年半の集大成であったと感じました。
発表会終了後には、今度はSGコース9期生(2年4H)が、ゲストとしてお越しいただいた金沢大学の留学生の方々と共に探究活動のテーマについて英語でディスカッションしました。留学生のみなさんの出身国はアジア、アフリカ、ヨーロッパなど国際色豊かで、各国のSDGsに関わる状況などについて話をうかがいながら、生徒たちは身近な問題をグローバルな視点で俯瞰する視力を養いました。彼ら彼女らは10月に海外研修としてアメリカを訪問しますが、今日の交流会がそれに向けた1つのステップになりました。
2024年度「SGHだより」第1号
今年度の「SGHだより」第1号を掲載しました。
下記のリンクからご覧ください。
https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/izumih/SGH%E6%8E%A8%E9%80%B2%E5%AE%A4/SGH%E3%81%A0%E3%82%88%E3%82%8A
京都大学思修館訪問研修(2年SGコース)
6月8日(土)に「京都大学思修館訪問研修」として、2年SGコースの生徒たちが京都大学大学院総合生存学館(思修館)を訪問し、研究者である大学院生から課題研究のノウハウについて学びました。
一行は朝6時台の敦賀行き北陸新幹線に乗って出発。敦賀駅では8分しかない乗り換え時間をクリアし、午前10時ごろには京都大学に到着しました。思修館の建物の中に入ると、研究という言葉にふさわしい落ち着いた雰囲気があり、初めて研究機関というような場所を訪れる生徒たちはみな大きな期待を胸に大学院生の方々と対面しました。
8グループに分かれて、各グループに1人ずつ大学院生に入っていただきました。まずは、各担当の大学院生からご自身の研究テーマについて簡単に紹介していただきました。大学院生のみなさんの研究テーマは「社会的包摂の観点からみる歩道環境整備」、「日本における古典教育の効果の現場調査」、「グラフ機械学習を用いた医療機関の地域医療連携に対するインパクトの定量化」など多岐に亘っており、生徒たちは興味津々の様子で話を聞いていました。次に、本校生徒たちがまだまだ始まったばかりではありますが現時点での研究やテーマについて説明した上で、その方向性や内容に関していろいろと相談し助言を受けました。専門研究に従事する大学院生との議論を通して、アカデミックな刺激を得るとともに、自分にとってのロールモデルを発見する契機となりました。
午後からは、京都市内での班別フィールドワークを実施しました。生徒たちは、事前にどのような場所を訪問するかを自分たちで考え、自分たちでアポイントを取り、準備を進めてきました。ある班は日本の伝統工芸を継承する取り組みをしている企業を訪れ、伝統工芸の未来や継続的な支援のあり方についてインタビューを行いました。また、ある班はつくるまなぶ京都町家科学館を訪れ、ものづくりや町家の有効利用について理解を深めました。日帰りの研修ではありましたが、実際にフィールドワークを学校の外で行い、自分の足で歩き自分の目で確かめることによって、狭くなりがちな視野を広くしておくためのヒントを得ることができた一日となりました。