SGHの活動を紹介します

SDGs特別講義

 2月14日、2年SGコースを対象に、東京都立武蔵高校の山藤旅聞先生をお招きしSDGsの特別講義を受講しました。
 山藤先生の活動内容や、武蔵高校での活動内容を拝聴した後に行ったSDGsのゲームでは、SDGsを達成するための利害の対立や各国の交渉の難しさを体感しました。また、油やしプランテーションのための熱帯林伐採のお話の後、植物油脂の入ったチョコレートと入っていないチョコレートの食べ比べもしました。山藤先生の講義を受けて、自分たちもSDGsの実現のために行動を起こしたいと、大きく刺激を受けたようでした。


金沢大学高大接続ラウンドテーブル

 2月11日と12日の2日間、金沢商工会議所にて「金沢大学高大接続ラウンドテーブル-〈探究〉と〈研究〉を結ぶ入試をデザインする-」が開催され、本校2年SGコース生2名が参加しました。

 全国から課題研究に取り組む高校生や高校教員、大学生や大学教職員ら120名以上が参加しました。本校生徒は課題研究のポスター発表を行った後、大学生や大学教員を交えたグループディスカッションで、探究活動についての現状や課題について意見交換をしました。本校生徒にとっては、日ごろの探究活動の大切さを再認識する機会となりました。

NSH課題研究合同発表会

 1月31日、NSH課題研究合同発表会が金沢桜丘高校で行われ、2年普通文型コースより選ばれた3チームが参加しました。石川県内のNSH指定校である小松高校、金沢二水高校、金沢桜丘高校、七尾高校、本校の生徒と、ゲスト校の翠星高校が参加し、これまでの課題研究の成果を発表しました。
 各校が多様なテーマで研究に取り組んでおり、参加生徒は他校の生徒と積極的に質疑応答を行い、交流を深めました。

三校合同課題研究発表会

1月27日、金沢大学附属高校、金沢二水高校、本校による三校合同課題研究発表会が、金沢大学附属高校で行われました。本校からは2年SGコースの全チームが参加して、他校の生徒と意見交換を行いました。自分たちとは違う切り口のプレゼン内容や、質疑応答にとても刺激を受けているようでした。

本校SSH・SGH研究発表会

 1月26日、本校SSHとSGH研究開発の実践報告と生徒課題研究発表会を行うため、SSH・SGH研究発表会を行い、全国から教育関係者や保護者、地域の皆さんなど96名が参加しました。



◇SG思考基礎(1年普通科)
 学校設定科目「SG思考基礎」は、理科と地歴公民科の教員がティームティーチングを行い、現代社会の課題を考える活動を行っています。今回は「豊かさとコミュニティ」というテーマのもと、ポスター発表を行いました。SDGsの17の目標から各班が1つを選び、その目標の内容やそれを取り巻く国際情勢、解決のための提言などをまとめて発表しました。生徒の相互発表に加え、参観者の皆様もご参加いただき、質疑応答を行いました。




◇プラクティカル・イングリッシュ(2年SGコース)
 学校設定科目「プラクティカル・イングリッシュ」は、2年SGコースを対象に、実践的な英語力を高めることを目的に行っています。今回は泉丘高校をより良い学校にするためのプロジェクトをグループで話し合い、相互にプレゼンテーションしました。




◇SSH×SGH口頭発表会
 SSH、SGHから代表1チームが課題研究のプレゼンテーションを行いました。SSH生徒、SGH生徒が互いに質問を積極的に行い、文理双方の視点から互いに質疑応答が活発になされました。

 *SGH発表「Right to be healthy」
 *SSH発表「ミドリムシの増殖に影響する要因及び光合成の特徴の探究」




◇課題研究ポスター発表
 これまで各班が行ってきた課題研究のポスター発表を行い、参観いただいた皆様と意見交換を行いました。終了後、京都大学大学院思修館の大学院生3名の方々から講評とアドバイスをいただきました。課題研究は今後も継続し、3年7月での研究発表会で英語で発表します。




◇SGH協議会(教育関係参加者のみ)
 SGH指定3年目にあたり、これまでの活動の紹介と総括、今後の課題等についてお話しした後、参加の先生方からの助言や質問を受けました。

エンパワーメントプログラム

 12月25日~27日、エンパワーメントプログラムを開催しました。27名の生徒が参加して、外国人留学生達と交流する機会となりました。3日間を通して、グループディスカッションやプレゼンなど、すべてのプログラムが英語で行われました。初めは不安そうだった生徒たちでしたが、最終日には全員英語でのスピーチをやり遂げ、これからの自信に繋がったように見受けられました。


【感想】
・人と比べるのではなく、自分の良い所を見つけていきたい。
・自信が前よりついたし、まずは一言でも発してみようと思った。
・外国人も日本人も、人種関係なく、自分の考えは伝わるということが分かって嬉しかったです。
・英語がもっと好きになった。参加して良かった。


2年文型「NS探究α」課題研究校内発表会

 12月14日、2年文型が取り組んでいる「NS探究α」の校内発表会の本選が行われました。
 4月から普通コース文型クラスで課題研究に取り組んできました。この日は、テーマ別予選を経て選出された6チームが発表しました。ここで選抜された3チームは、1月31日に金沢桜丘高校で行われるNSH課題研究合同発表会に参加します。
 どの班の発表にもそれぞれ工夫を凝らしたスライドやユニークな提言が見られました。また、聴衆の生徒たちからいくつもの質問があり、積極的な質疑応答に会場全体が盛り上がる様子はとても印象的でした。

【出場チーム】
★21H2班「石川の特産物の海外発信」
 21H3班「国際理解と国際教育の必要性について」
★21H7班「シニア労働~労働の新ステージへ~」
★22H4班「Thrive again~意外なあれで~」
 22H7班「石川のブランド食品をもっと広めるには?」
 23H4班「外国人実習生と企業の在り方」
  ★の3グループがNSH課題研究合同発表会に出場します


1年Discussion day

  12月9日、1年生全員が参加するディスカッションデーを行いました。県内のALT19名、金沢大学留学生18名の合計37名を迎えて交流しました。生徒は3人~5人で1つのグループとなり、外国人と英語で会話をしました。日本文化を紹介する場面では、様々な写真や実物、実演を交えて積極的に交流する姿が見られました。日ごろの英語の学習で身につけた実践的な会話力を発揮する機会となりました。

【感想】
・相手の言っていることが分かり、自分の言いたいことが伝わったときは嬉しくて達成感を感じた。英語を話すことに楽しさを感じた。

・インドネシアや中国の方など様々な国の方と英語を使ってコミュニケーションができたのがとても感動しました。自分の英語が通じるんだという自信につながりました。


平成29年度「金沢泉丘SSH・SGH研究発表会」のご案内

 この度、第4期2年目のSSH研究開発、ならびに3年目のSGH研究開発の実践について、別紙要項のとおり研究発表会を開催することといたしました。多くの先生方からご意見等をいただくとともに、相互に情報交換ができる場にしたいと考えております。
 つきましては、校務多忙の折恐縮ではございますが、是非、多くの皆様にご参加いただきたくお願いします。

1 目 的
   石川県立金沢泉丘高等学校におけるSSH・SGH研究開発の実践報告及び生徒課題研究発表等を行うことにより、その成果を広く校内外で共有するとともに科学教育、グローバル教育の充実、推進に資する。

2 主 催
       石川県立金沢泉丘高等学校

3 期 日 
      平成30年1月26日(金) 9:25~15:50

4 会 場 
      石川県立金沢泉丘高等学校
        〒921-8517  金沢市泉野出町3-10-10 TEL (076)241-6117   FAX (076)245-5253
     
5 対 象 
     県内の中学校、高等学校の教職員、ALT
  県外のSSH・SGH指定校の教職員、大学教員、大学院留学生等

6 日 程
 9:00~ 9:25  (受 付)
 9:25~10:15 公開授業
         学校設定科目「CS学際科学」 (理数科1年生)
         学校設定科目「SG思考基礎」 (普通科1年生)
 10:25~11:15 公開授業
         学校設定科目「CS学際科学」 (理数科1年生)
         学校設定科目「プラクティカル・イングリッシュ」(SGコース2年生)
 11:25~12:05  SSH×SGH 口頭発表会(理数科2年生、SGコース2年生)
 12:05~13:00  昼食
 13:00~15:00 公開授業
         「AI課題研究Ⅱ(ポスター発表)」(理数科1・2年生)
         「SG探究(課題研究ポスター発表)」 (SGコース2年生)
 15:10~15:50 協議会
         研究開発の概要説明、質疑応答等

※詳細は以下の要項をご覧ください。
 ご案内.docx
 金沢泉丘SSHSGH研究発表会開催要項.doc
※申込フォーム(下のURLをクリックしてください)
 https://goo.gl/forms/9am5kDTAfySzYRa73

2年SG探究中間発表

 11月22日、金沢大学大学院生15名を招き、2年SGコースが取り組んでいる課題研究の中間発表を行いました。各グループが2人の大学院生に対してプレゼンを行い、意見交換を行いました。大学院生ならではの視点からの意見や助言を聞き、研究のあり方について新たな学びが得られたようです。

【感想】
・発表の仕方やアンケートのとり方、根拠づけなど幅広い視野で自身の体験談もおりまぜて話してくれた。体験談があると、こうも説得力が増すのかと思い知り、これからもできるだけフィールドワークに行って経験を積んでおくと良いのかもしれないと思った。

・今までとは違う視点からの意見をたくさん聞くことができた。例えば社会背景や企業のしくみに目を向けると良いなど、自分たちでは思いつかない、大人だからこその意見でとても貴重な機会となった。


社会人と語る会

 11月3日、2年生対象に「社会人と語る会」を開催しました。12分野で活躍する本校卒業生の方々に来ていただいて、仕事とは何か、社会とはどういう場所かについて語っていただきました。
 今年は、講師からの“問い”に対してディスカッションをする時間を取り入れたことで、例年にも増して「社会に出るために、今何をすべきなのか」といったことを深く考える機会となったようです。

【感想】
・国際関係:グローバル人材とは自国をよく理解している人だと、大砂さんがおっしゃった時はすごく衝撃的でした。今、どんな仕事でもグローバル化の影響を直に受けていて、異文化理解が特に重要視されているのだと思いました。

・機械・電気・電子系:今回の講義を聞いて、科学研究者に対するイメージが変わりました。研究は一人で寡黙にするものではなく、世界の様々な人とコミュニケーションをとってするものだと分かり、支え合ってできるものだと知って、やはり英語を勉強しなければいけないと思いました。

公務員<文>:AIの能力が2045年には人類を超えるという話が恐かったです。その時自分が存在価値のある人間だと証明できるような職業についていたいと思いました。野崎さんの最後の「自分は何が好きで、自分は将来何になりたいのか考えること」「自信を持つこと」「感謝の気持ちを忘れないこと」を大切にするという言葉が印象的でした。

先輩から学ぶプレゼン術

 11月3日、1年生対象に「先輩から学ぶプレゼン術」を開催しました。本校から難関大学へと進学した13名の先輩が来校し、大学生活や将来のビジョンを内容としたプレゼンをしました。生徒達にとって、先輩のプレゼン方法や、前向きに努力する姿から多くの学びがあったようです。

【感想】
・4人の方に共通して、写真や図の活用、クイズ形式の採用など、プレゼンの随所に聞き手を意識した工夫が見られた。経験や知識の積み重ねが将来につながるのであり、毎日の学習を大切にし、選り好みせず、まんべんなく学んでいきたい。

・「報われない事を恐れず、今できることを精一杯やる」という言葉が心に残ったので、大学や将来について少しずつ考えて、自分がやるべき事をやっていきたいです。自分の能力を知り、自分は今何をやりたいかを明確にしていくことの大切さを学びました。


京都大学出前講座

 10月13日にアジア・アフリカ地域について研究をしている京都大学大学院生にお越し頂き、出前講座を実施しました。ウガンダでの調査の中から『名前』をテーマにした講演では、参加した1・2年生37名にとって、遠く離れたウガンダと日本の文化の違いに驚き、異文化理解を身をもって体験する機会になったようです。

【感想】
・ウガンダという国では「貧乏さん」や「まるで王様さん」など、日本語で聞くと、違和感を感じる名前が結構あるということに、一番衝撃を受けました。その名前が付けられた裏には、名づけた人なりの経験や経緯があるということには、なるほどと納得できました。

・今回ウガンダの名前について聞いてすぐは信じられなかったし、不思議に感じたけれど、それは自分が日常で起こっていることを当たり前だと感じてしまっていたんだなと気付いた。これからは自分の身の周りで起こっていることが当たり前なのだと思わず、世界など幅広い視野をもつようにしていこうと思った。


グローバル体験報告会

 9月15日、グローバルリーダー養成講座第2弾として、「グローバル体験報告会」を行い、生徒30名が参加しました。

 本校では今年、「トビタテ留学JAPAN高校生コース第3期派遣留学生」として4名の生徒が採用されました。今回は、この夏休みに、トビタテ留学JAPAN3名を含む海外短期留学等を経験した生徒4名が、海外での経験や学んだ内容を発表しました。

 聞き手にとっては将来海外で活躍する志を持つきっかけとなるとともに、発表者にとっても、自らの体験を整理し発信する機会となりました。

【発表内容】
2年生(トビタテ!留学JAPAN:カナダ)
   「そうだったのか!カナダ」
2年生(トビタテ!留学JAPAN:オーストラリア)
   「世界の見え方が変わった」
2年生(トビタテ!留学JAPAN:オーストラリア)
   「自分を知ることができた留学」
1年生(プロジェクトアブロード高校生スペシャル:ネパール)
   「ネパールで学んだ積極性の大切さ」

【感想】
 英語を目的として留学しておらず、自分の興味のある分野について学びを深めるために留学していたのが良いと思った。留学をしないと、現地に行かないとできないことを経験していた。留学を通して自分の内面を変えられて、素敵だと感じた。

 ちょっとしたきっかけで外国、それもあまり知らないような国に行こうと行動に移せることがすごいと思いました。同じ1年生なのに私とは違い、何に対しても積極的に取り組めるのがすごいと思いました。プレゼンの仕方なども見習いたいです。

 自分の将来のビジョンをしっかりと見据えて海外留学する発表者の意志の強さに驚いたとともに、自分も何になりたいのかこれからのことを考えていきたいと思った。また、興味のあることを深く知ろうとする姿勢を見習いたい。

イオン1%クラブ アジアユースリーダーズ

 8月20日(日)~8月26日(土)に東京で行われたイオン1%アジアユースリーダーズに、本校2年SGコースより3名が参加しました。「食と健康」をテーマとして、アジア6ヶ国の高校生が一堂に集まり議論を行いました。

【感想】
・他の国の友達ができ、宗教の違いなど異文化に触れる事ができる機会があった。しかし私は、違い以上に同じところや似ているところをたくさん見つけた。笑いのツボ、周りに気を配る優しさ、励まし合う心、本番前に手をみんなで握る事で勇気付けられるところ、プレゼンで優勝したときに喜び合えること、別れをつらく悲しく思うところ、このプログラムでみんなに出会えて嬉しく思うところ…。国境なんて関係ない。みな同じ感情をもち、それらを分かち合うことができる。こんなにも素晴らしい友達に出会う事ができ、私は幸せだ。

・このプログラムでは、今後会うことができないかもしれないほどの素晴らしい友達に出会うことができました。彼らは私が知らなかった新しい世界を教えてくれました。そしてこれからの時代を担う者どうしです。私がいかに小さな箱庭で暮らしてきたか、今回のプログラムではっきりと分かりました。


日中韓青年文化フェスティバル

 8月3日(木)~8月7日(月)に本校3年SGコースの4名が、東京で行われた日中韓青年文化フェスティバルに参加しました。「持続可能都市とコミュニティ」をテーマに中国、韓国の高校生たちと積極的に英語での議論を行い、とても充実した研修となりました。

【感想】
・たくさん話したいと思えば思うほど、英語で何と伝えればよいか分からなくて悔しいと感じることもとても多かったです。ですが、その分お互いの伝えたいことが理解できて会話が成り立った時の達成感は最高だったので、間違えることを恐れずに相手に自分の言いたいことを一生懸命伝えようとする姿勢をこれからも大切にしていきたいと思います。

・このプログラムに参加する前、私は、韓国人と中国人は反日感情を持っているのではないかと正直とても不安でした。しかし、韓国の人と初めて話したとき、自分の心の中の不安は、一気に無くなりました。韓国の人は私の拙い英語を一生懸命に聞いてくれました。英語力を気にしていた自分が馬鹿らしく感じられました。別れの時に泣いてしまうくらいの友達を作ることができたことは、参加前の私には信じられないことでした。



 

2年SGコースおもてなしガイド

 7月15日(土)に東京外国語大学の留学生に対して、2年SGコースの有志12名がおもてなしガイドを行いました。これに先立って6月28日(水)に実施したおもてなしプロジェクトで作成したプランをもとに、兼六園→和菓子づくり→金沢21世紀美術館というコースを案内しました。留学生たちは大変喜んでくれました。

【感想】
・外国人と話して感じたことは、日本人よりも「なぜ?」「なんで?」という興味・関心が非常に高いということでした。

・自身のことや自身の学校、金沢という町について改めて考えるよい機会を得られたと思う。金沢の観光名所を案内するために自分で調べた際、今まで知らなかった知識を得られた。日本のものを分かりやすく伝えることは案外難しいと実感した。

2年SGコース・エンパワーメントプログラム

 7月14日(金)の成果発表会終了後に、2年SGコースによるエンパワーメントを行いました。現在進めている課題研究について、英語で外国人留学生と意見交換を行う機会です。生徒たちが、一生懸命研究について説明する姿、それを真剣に聞いてアドバイスしている姿が見られました。

【感想】
・自分の言いたいことが伝わらずとても悔しかった。原稿を読むだけでなく、質問やディスカッションに積極的に参加できるよう、英語力上げます!“できなかった”から“できた”に変えていきたいです。

・留学生達は私たちのプレゼンの後に、とてもたくさんの質問をしてくださった。いろんな事に疑問を持つ姿勢は学ぶべきだと感じた。

3年SGコース成果発表会

 7月14日(金)3年SGコースによる成果発表会が開催されました。SGコースが1年半進めてきた課題研究の集大成として、全国の教育関係者・外国人留学生に対して英語で発表を行いました。当日は立教大学の松本茂先生をはじめ、東京外国語大学・金沢大学の留学生も参加してくださいました。参加者からは、「質疑応答での物怖じしない姿勢が素晴らしかった」「各グループがSDGsに合った考察を一貫性をもって述べていた」など高い評価をいただきました。

【感想】
・1年半という長い期間、一つのプロジェクトに取り組むということが初めてのことで、様々な苦難があったが、この活動を通して他の人の力というのはすごいものだと改めて感じた。自分が絶対にできない着想や表現に触れ、自分だけではできなかった経験もすることができた。

・自分の言いたいことを相手に伝えることは母国語をもってしても難しいのに、ましてやそれを外国語でとは、どうしようと最初は困惑しましたが、発表を終えた今、伝えたいという気持ちがあれば相手に自分の考えが伝わると感じました。


「おもてなしプロジェクト」実施

 6月28日、SGコース2年生を対象とした「おもてなしプロジェクト」を実施しました。これは、石川県教育委員会が実施し石川県内の全学校で取り組む「高等学校おもてなし講座」の一環として企画したもので、相手のことを気遣って行動するおもてなしの心への理解や、地域の人々と連携していくことの大切さを学ぶことで、他者と協働しながら社会に主体的にかかわる力の育成を目指したものです。

 本校では、7月の「SGコース成果発表会」のために来校する東京外国語大学の留学生をおもてなしするため、金沢市内の観光プランを作成し、実際にSGコース生徒が案内します。

 今日は日本旅行金沢支店の千田哲也氏、通訳案内士で外国人を対象として観光ガイドを行っている中井普子氏を講師に招き、北陸新幹線開業後の金沢市のインバウンド需要の状況や、観光プランを作成する上での留意点、外国人観光客をガイドする際の心構えやノウハウについてお話をいただきました。その後、グループに分かれて作成した観光プランをプレゼンし、講師の先生方からの講評やアドバイスをいただきました。

 生徒は、留学生をおもてなしするため、様々なコンセプトを設定し、見学地や体験活動を計画するとともに、イラストや英語での発表など工夫を凝らしたプレゼンを行いました。今後、プランの詳細を考え、ガイド当日への準備を進めていきます。

【感想】
 プランを立てるときには、相手が何を求めているのかを考えながらすることが大切であり、私たちの価値観を押し付けるようなプランでは、おもてなしとは言えないということが分かりました。限られた時間でのプランだったため難しかったですが、みんなで協力して立てることができ楽しかったです。

 今日の研修を通して「おもてなしとは何か」がよく分かりました。特に日本人が思う日本らしさと、外国人が思う日本らしさが違うのだという言葉が心に残りました。プランを作るときや、おもてなしガイドとして活動するときは「楽しんでほしい」という心を大切にして、日本らしさを考えながらおもてなしを頑張りたいです。