SGHの活動を紹介します

グローバル体験報告会

グローバル体験報告会は9月20日(金)と10月21日(月)に行われました。トビタテ留学JAPANを活用した留学や「イオン1%クラブ アジアユースリーダーズ2019」「AIG高校生外交官日本プログラム」などの各種海外研修に参加してきた生徒たちが、今後、留学したいと考えている生徒たちに対して、各自経験してきたことをプレゼンテーションしました。

(聞き手の生徒の感想)
・私は、短期留学と長期留学の違いは期間だけと思っていました。ですが、お話を聞いて長期だと外国で、自分で自由に友達と一緒に遊んだり、仲を深められると気づき、長期留学の魅力を深く知ることができました。また学校を選ぶ際のポイントや体験談も教えていただき、大変参考になりました。
・トビタテはもともと知り合いが行ったことがあって、存在は知っていましたが、こんなに内容が濃く、実践や積極性が求められるものだと知って、なおさら興味が出ました。何度もあるプレゼン、外国の人に文化を英語で伝えること、他の留学生との交流など、なかなかできない体験ばかりで、本当に勇気があってすごいなと思うし、うらやましいと感じる場面がたくさんありました。私もぜひ行ってみたいです。

 

2年SGコース米国海外研修

2年SGコース米国海外研修は9月30日(月)から7泊8日の日程で行われました。24Hの生徒がプリンストン高校やプリンストン大学、エコビレッジ・イサカなどを訪ね、現地の人たちに対して課題研究の発表や意見交換を行い、国際的な視点から研究を深めました。生徒にとって、体験活動やホームステイ等を経験し、多くのことを学ぶことができた充実の1週間となりました。 


(日程)研修の行程(アメリカ国内分)
1日目:由水南さんによる英語ワークショップ
2日目:ニューヨーク市内グループ別フィールドワーク、国連大学訪問
3日目:プリンストン高校での授業、ホームステイ(2泊)
4日目:プリンストン大学キャンパスツアー
5日目:ホストバディとお別れ、コーネル大学日本語選択の学生有志によるキャンパスツアー、ユニセフ職員による講義
6日目:エコビレッジ・イサカにてレクチャー、ボランティア活動、課題研究に関する意見交換


(感想)
・能動的に授業に参加する姿勢は日本人も見習うべきだと感じました。もっと自分を律する強い心をもって日常を過ごし、授業に参加しようと思いました。
・どんどん質問しようと思っていましたが、初めのころはなかなかできず苦戦しました。しかし、何度も挑戦して話しかけていくと会話のキャッチボールが続くようになり、わいてきたいろんな質問も聞くことができるようになりました。聞く前からあきらめるのではなく、まず口を開き、笑顔で話し始めることを意識すると自然と気持ちも明るくなり、積極的になれたように感じました。家族が増えたようで幸せでした。
・アメリカのネオンがたくさん輝くタイムズスクエアを目のあたりにしたが、アメリカもエコを意識している場所があるんだなと思った。普段全くしない農作業の後、多くの生徒が「アメリカに来て初めて空腹を感じた」と口にしていた。フードロスなどについてただ調べるよりも、実際に農業を体験することで、食べ物のありがたみを感じることができた。
・課題研究を深めるうえで壁にぶつかったときはこの経験を生かして柔軟に対応したいです。世界で起こっている問題に対して、自分にできることを考えグローバルリーダーとしてみんなを引っ張っていきたいです。 
・一人で対処しきる力、人とのコミュニケーション力が身について、とてもいい経験になりました。

 

イオン1%アジアユースリーダーズ

8月18日(日)~8月23日(金)にベトナムのハノイで行われたイオン1%アジアユースリーダーズに、本校2年SGコースより4名が参加しました。「ベトナムにおける食生活の考察と改善点の提案」をテーマとして、アジア9ヶ国の高校生が一堂に集まり議論を行いました。本校が参加するのは、昨年に引き続き今回が3回目となりました。
【所感】
 ある程度覚悟はしていたけれども、違う文化背景を持つグループの中に放り込まれた本校の生徒たちが感じた衝撃は大きく、最初の数日は落ち込んでいた。自らグループ内での役割を探し出し、動いていかなければならないという状況は辛かったようだ。が、それでもこの1週間で確実に生徒たちは成長していった。自分で考えて動く、人の意見に耳を傾ける、最後まであきらめない、など今後の学校生活や社会においても大切なことを学んだと言える。

【生徒感想】
私のチームは、最初は揉め事の連続でした。「今日は疲れたから」というリーダーの一声で夜のミーティングがなくなり、焦った日本人4人が深夜まで作業をする羽目になったり、朝食の時間に話し合おうと提案しても誰も来なかったり、正直いらだつ場面もありました。しかも、日本人4人も決して英語が上手いというわけではなく、文化の違いもあったため、外国人生徒たちとの意思疎通が思うように出来ずもどかしく感じました。しかし、私たちは最終日のプレゼンテーションでなんと1位という快挙を成し遂げることができました。それはなぜでしょうか。答えは「言語や文化の障壁があってもめげずに議論し続けたから」です。ディスカッションでは、当然異なる意見を持つ人達が衝突する場面が出てきます。私のように押しが弱いと、つい尻込みして相手に意見を譲ってしまいがちです。しかし、私のチームメイトの日本人達は自分の意見をしっかり持っており、それを主張すべく流暢な英語を巧みに操る外国人相手にもはっきりと“NO!”と言える人達でした。その結果、口論にはなったけれど、次第に相手が自分達の意見を尊重してくれるようになり、最終的には話し合いの内容が深まり、優れたプレゼンテーションに仕上がりました。


全国高校生SRサミットに参加してきました

立命館宇治中学・高等学校の第2回「全国高校生SRサミットFOCUS」に、本校2年SGコースの生徒4人が参加しました。全国から18校の生徒が集まり、7月30日~8月1日までの2日3日の日程で社会課題について話し合いました。生徒たちはワークショップで、目標・課題設定のマッピング、個人ブレインストーミング、ピクチャーブレインストーミング(強制発想)など、新しい問題解決への手法を学び、メンターの的確な助言を受けながら、熱心に解決策を考えていました。

(感想)
・このプログラムが始まる前、どんな人たちが来るのだろう?新しいチームでうまくやっていけるのだろうか?と期待半分、不安半分でした。しかし、終わってみて、不安だったことは実は全然大丈夫で、期待していた2倍、3倍も充実したプログラムになったと思いました。その理由として1つ目は、たくさんの自分達と同じ志を持つ人に出会えたからです。彼らの実行力にはとても刺激を受けたので、私たちも失敗を恐れずに“やってみる”ことを心がけようと思いました。また、彼らの上手かつ早いスライド作りとプレゼン力は息を呑むものがありました。秘訣を聞くと、やはり場数を踏むことだそうです。ガツガツとプレゼンの機会をもらおうと思いました。
・私はとにかく楽しめた3日間だったと思います。2日間は1日で12時間以上、ひたすら班で話し合いでした。今までこんなに長く1つのことについて考えたことがなかったので、もちろん疲れたけど、1度も嫌にはなりませんでした。班の人は誰も「やめよう」と言いませんでした。それは気遣いで言わないとかじゃなくて、前向きでやる気があったからに見えました。班の人は「好きなものが同じ」とか共通点があった集まりではないし、たった3日間だったのにとっても仲良くなりました。1つの同じ「GOAL」があれば何日一緒にいるかなんて関係ないと思いました。

 

3年SGコース成果発表会

3年SGコース成果発表会が7月12日(金)に開催されました。34Hの生徒40名が、1年半進めてきた課題研究の集大成として、東京外国語大学・金沢大学の外国人留学生に対して英語でプレゼンテーションしました。発表会では、プレゼンに加え、質疑応答も英語で行われ、生徒はこれまでの研究を踏まえ、グループで協力して質問に答えていました。参観者からは「プレゼンテーションのスキル、特に表情が良かった」「質疑応答を英語でしており驚いた」「発表の内容が論理的で多角的な視点から考察されていた」「生徒が積極的に運営に参加しようとする姿勢が感じられた」「司会も堂々としていた」など多くの高い評価をいただきました。

【生徒感想】
・考えが異なる6人が集まったので、いつも意見が二極化したり、グループ内の考えがうまくまとまらないことがありました。もちろん1人で行った方が軽く、簡潔にできそうなこともありますが、私はグループ内で役割を分担して、自分の役目を自分でやり遂げるということに務めました。いつか大学生、社会人になったらもう1度、この研究テーマに関した何かに携わることができたらいいなと思います。
・班の中で研究をどう進めていけばよいのか、とても行き詰まった時がありました。ただ、今だから言えることは、その時に立ち止まることなく確証がないままでも動き続けてよかったなということです。分からない時はとりあえず動いてみる、行動に移してみるということが1番の解決への近道だなと思いました。
・私は課題研究を通じて、答えのない問題を追及することの難しさとやりがいを感じました。ゴールがはっきりしていないので、自分達がやっていることが本当にあっているのか、軸がずれていないかどうかと戸惑ったことが何度もありました。しかし、議論を重ねていく中で“誰のためにどうしたいのか”ということを意識して、自分の研究に自信が持てるようになりました。SGコースに入って、課題研究をして世界にある数えきれないほどの課題のほんの一部だけど、関わることができて良かったです。




京都大学思修館訪問研修

2年SGコースの生徒たちは6月15日(土)、京都大学学院総合生存学館(思修館)にて、課題研究の進め方についての研修を受けました。
思修館は、本校が目指す文理融合、異文化統合をよりハイレベルで実践をしている日本で注目の大学院です。この研修は、SGコースの生徒が課題研究のテーマ設定や研究計画について大学院生から助言を得ることと、目指すべきロールモデルに触れ、リーダー・研究者としてのあり方を学ぶことを目的に毎年行われており、今年で4回目となりました。
課題研究の8つのグループにそれぞれ院生が一人加わり、生徒たちはリサーチクエスチョンや仮説の設定の仕方、今後の研究の進め方について学びました。生徒達にとって新たな視点を手に入れ、今後の研究の意識を高める機会となったようです。
今回は、初めての試みとして、本校SGコース卒業生の案内による「京都大キャンパスツアー」を併せて実施しました。SGコース1期生で京都大学と東京大学の学生9人が、京都駅から京都大学までを生徒と一緒に行き、キャンパス内を案内しました。その後の思修館研修にも飛び入り参加し、大学生の視点で、生徒たちにアドバイスを送っていました。

【生徒感想】
・「研究目的も手段も明確だし、私たちの課題研究は順調だ。」これは完全に私の思い込みでした。大学院生とのディスカッションを通して、班員同士で研究の方向性が食い違っていることが判明しました。その原因として、話し合いを疎かにしてしまい「受動的な研究」ともいえる状況に陥っていたことが挙げられます。初心に返って班員の意見にきちんと向き合うと同時に、外部の人の意見も積極的に取り入れて、「能動的な研究」を目指します。
・本当に貴重な意見がたくさん得られました。研究の進め方、目標と目的の違い、巨人の肩の上にたつことなど参考になったことが多くありましたが、その中でも特に目標を達成していった先に何がみえてくるのか予測し、目的にたどり着けるようにすることが肝心だというアドバイスが今の自分たちに抜けていることだと感じました。
・本当に楽しい時間だった。「巨人には小ささで対抗する」という言葉は、テーマ設定で行き詰まっていた私にとって、新しい考え方だった。ディスカッションではもやもやしていたものが少し解消したように思われるし、この先何をすべきかが見えてきた。

SGH甲子園

本校2年SGコースの2グループが3月23日(土)に関西学院大学で行われた「SGH甲子園2019」に参加しました。本校が参加するのは3年連続3回目となりましたが、今回初めて1グループが研究成果プレゼンテーションに出場し、「Change Food Labels, Change Your Life」というテーマで、食品ラベルに関する発表を英語で行いました。もう一つのグループはポスターセッションに参加し、「Biodiversity ~フィッシュミールで活かしてミール~」というテーマで外来魚の有効活用についてプレゼンしました。どちらのグループも1年間の課題研究の成果を自信をもって語っていました。

第1回北信越SGHフォーラム

北信越地区のSGH校の生徒が集う「SGH北信越フォーラム」は3月15日(金)、16日(土)の1泊2日の日程で、石川県青少年総合研修センターと金沢大学にて、今回初めて開かれました。

「みらい協創プロジェクト」には、本校から2年SGコースの8人が参加。全員異なる学校の生徒で構成されたグループで、与えられた課題に対して、テーマ設定、アイデアの具体化、スライド作成等をメンバーと協力して行い、2日目に聴衆を前にプレゼンテーションを行いました。泉丘の生徒は独創的なアイデアや高い発信力を持つ他校の生徒とうまくコミュニケーションを取りながら、グループのミッションを果たすべく力を発揮しました。

2日目はポスターセッションも行われ、2年SGコースの8グループが他校の生徒たちと意見交換を行いました。

SG探究 グローバル企業特別講義

 グローバル企業特別講義は2月6日(水)にiStudioで行われ、2年SGコースの生徒が、グローバル企業コマツの社員で海外駐在経験がある勝山治さんから異文化の中で異なる価値観を背景とする人々との協働の難しさや重要性を伺いました。

(生徒感想)
グローバル企業で働く人は自分からは遠い存在のように感じていたけど、海外だからといって特別なことを気構える必要はなく、働くうえで大切なことは共通していると思った。今日のお話を聞いて、グローバルな人材の姿について具体的なイメージをもつことができ、人のために頑張るというのは共感できると思った。自分本位で働いていては良い仲間と出会えないし、一緒に頑張ってくれる人もついてきてくれないと思うので、相手の立場に立って、自らが先頭に立って努力することを心に留めておきたい。

NSH課題研究合同発表会

いしかわニュースーパーハイスクール(NSH)課題研究合同発表会は1月29日(火)に県地場産業振興センターで開かれ、泉丘・七尾・桜丘・二水・小松・翠星高校の生徒が日頃の課題研究の成果を発表しました。
本校からは、12月のNS探究α校内発表会で選出された22Hと23Hの3グループが参加しました。発表したり、他校の発表を聞いたりした生徒にとって、刺激的で有意義な機会となったようでした。

(生徒感想)
今回、NSHのいくつかの発表を見て、自分たちの身のまわりにある疑問が強く社会問題に影響しているのだと感じた。いろんな班の論理の構成の仕方や結論づけ方に、自分たちが参考にしたい点が多くあったし、特に翠星高校などの展開がとても分かりやすくてすごいと思った。どのような課題でも多くの視点をもって、批判的な考えをもちつつ進めていくことが、良い課題研究の進め方なのではないかとこの発表会を通じて感じられたので、これからの個人調査にも繋げたい。

SSH・SGH合同研究発表会

SSH・SGH合同研究発表会は1月25日(金)に開かれ、2年SGコースと理数科の生徒がこの1年間取り組んできた課題研究の成果を発表しました。

県内外の高校や大学等から約70人の教職員等が見学に訪れました。啓泉講堂での口頭発表では、生徒のほか、多くの参観者が見守る中、24Hと20Hの代表グループがプレゼンテーションを行うと、クラスをまたいで鋭い質問が飛び交い、白熱した時間となりました。続いて24Hの生徒は、1階生徒ホールでポスターセッションを行い、各グループの研究について参観者に堂々と臆することなく研究について語りました。様々な質問や意見を受けて、今後の研究の方針を見つめ直す良い機会となったようでした。

(生徒感想)
自分たちが作ったポスターを見て、4月、5月にはここまで進んでいるとは思わなかったなあと思ってちょっとだけ感動した。放課後も作業をしたりと大変なことも多かったけど、その分すごく充実感があって、ここまで進めてこられたのはSGみんなが意識が高くやる気があるからだと思った。まだまだ終わりではないので、ここからもっと頑張りたい。大人の意見や質問は結構シビアで、意表をつかれるものが多く、自分たちの研究はまだまだ改善の余地があると感じた。昨日今日でいろんな人から意見をいただいたので、発表は終わった後だし論文も出さなければいけない時期だけど、もっと研究に時間を割いてより良くしていきたいという気持ちが強くなった。



附属・泉丘・二水 3校合同「課題研究発表会」

泉丘、金大附属、二水による三校合同課題研究発表会が1月12日(土)に金沢大学附属高校で行われました。本校から2年SGコースとNSH合同発表会に出場する22Hの2グループが参加しました。

(生徒感想)
・自分の課題研究に対する高校生の視点を知ることができた。また、色々な分野の発表を見て高校生の想像力の豊かさを感じられて楽しかった。
・ポスターセッションは、発表者が一方的に意見を述べるのではなく、聞き手と一緒につくり上げる場なのだと学びました。課題解決策を実際に行うときの計画がしっかり練っている班が多く、参考になりました。

グローバルリーダー養成講座 「エンパワメントプログラム」

留学生たちとディスカッション等の全ての活動を英語で行う「エンパワーメントプログラム」は12月25日(火)から3日間、iStuioで行われました。今回は初めて金大附属高校と合同で開かれ、泉丘からは15人が参加しました。初日は緊張していた生徒たちでしたが、最終日には全員英語で将来の夢を語るプレゼンテーションをやり遂げました。

(生徒感想)
・英語を喋るときにミスをしても大丈夫だという意識をもつことができた。また、自分よりも英語をなめらかに喋ることができる生徒がたくさんいて、自分ももっと喋れるようになりたいと刺激を受けた。そして、日々の英語の勉強をもっと頑張りたいと思った。
・今回のプログラムを受けて最も感じたことは、不可能だと思うことでも挑戦してみると意外とうまくいくということです。例えば、英語で2~3分のプレゼンテーションを作成したときは、「この短期間で英文を書いて、しかも原稿を見ずに発表だなんて到底無理だ」という予想を覆し、満足のいく発表ができました。これからもチャレンジ精神をもち続け、“active English Speaker”を目指します。


平成30年度「金沢泉丘SSH・SGH研究発表会」のご案内

 この度、第4期3年目のSSH研究開発、ならびに4年目のSGH研究開発の実践について、別紙要項のとおり研究発表会を開催することといたしました。多くの先生方からご意見等をいただくとともに、相互に情報交換ができる場にしたいと考えております。
 つきましては、校務多忙の折恐縮ではございますが、是非、多くの皆様にご参加いただきたくお願いします。

1 目 的       石川県立金沢泉丘高等学校におけるSSH・SGH研究開発の実践報告及び生徒課題研究発表等を行うことにより、
       その成果を広く校内外で共有するとともに科学教育、グローバル教育の充実、推進に資する。
2 主 催       石川県立金沢泉丘高等学校
3 期 日       平成31年1月25日(金) 9:25~15:50
4 会 場       石川県立金沢泉丘高等学校
                    〒921-8517  金沢市泉野出町3-10-10
                       TEL (076)241-6117   FAX (076)245-5253
                       URL:http://www.ishikawa-c.ed.jp/~izumih/index.html
5 対 象      県内の中学校、高等学校の教職員、
       ALT及び県外のSSH・SGH指定校の教職員、大学教員、大学院留学生等

6 日 程
 9:00~ 9:25  (受 付)
 9:25~10:15 公開授業
         学校設定科目「CS学際科学」 (理数科1年生)
         学校設定科目「SG思考基礎」 (普通科1年生)
 10:25~11:15 公開授業
         学校設定科目「CS学際科学」 (理数科1年生)
         学校設定科目「プラクティカル・イングリッシュ」(SGコース2年生)
 11:25~12:05  SSH×SGH 口頭発表会(理数科2年生、SGコース2年生)
 12:05~13:00  昼食
 13:00~15:00 公開授業
         「AI課題研究Ⅱ(ポスター発表)」(理数科1・2年生)
         「SG探究(課題研究ポスター発表)」 (SGコース2年生)
 15:10~15:50 協議会
         研究開発の概要説明、質疑応答等

※詳細は以下の要項をご覧ください。
ご案内.docx
金沢泉丘SSH・SGH研究発表会開催要項.doc
※申込フォーム(下のURLをクリックしてください)
https://goo.gl/forms/Yx1ODs7NcfIRB07h2
申込締切:平成31年1月11日(金)まで

プリンストン高校 来校

プリンストン高校の一行が11月6日(火)から3泊4日の日程で来校し、本校生徒たちが交流会や授業などでもてなしました。

今回来校したのは、プリンストン高校で日本語を学ぶ生徒23名。京都、広島を訪問した後、本校との交流のため金沢を訪れました。本校の有志がホームステイを受け入れました。

初日は2年SGコースの生徒との交流会やホストバディ・クラスバディとの交流会が行われ、ゲームやお話をして親睦を深めました。放課後には、書道部がパフォーマンスを披露し、プリンストンの生徒たちを驚かせていました。

2日目は、プリンストンの生徒たちは授業に参加したり、書道体験をしたりして、日本の学校生活を体感してもらいました。

(生徒感想)
 ホームステイを受け入れて、英語で会話することの楽しさを学びました。最初は伝わる英語が話せるかとても不安でしたが、相手の子がフォローしてくれて、私もフォローしてと、気軽に会話を楽しむことができました。不意に誰かに話しかけるときに英語が出てきたほどです。また機会があったら受け入れたいです。



京都大学出前授業

グローバルリーダー養成講座第3弾「京都大学の大学院生に学ぼう」は10月19日(金)に開かれ、山守瑠奈さん(人間・環境学研究科相関環境学専攻)が「海の環境問題を考える」をテーマに話しました。全国各地の海で採取した様々な生き物の多彩な写真を見せながら「生物の多様性を証明することが環境保全につながる」と語った山守さんの言葉に、生徒は大きな刺激を受けた様子でした。生徒たちは「どれくらいの頻度でフィールドワークしているのか」「寄生された生物は寄生されてどう思っているのか」など、たくさんの質問をぶつけていました。この出前授業は京都大学の高大連携学びコーディネーター事業として行われました。

(生徒感想)
・最も印象に残ったのは、干潟やサンゴ礁では膨大な生態系が展開されていること、そして、現在埋め立てによってそれらが破壊され、干潟やサンゴ礁だけでなく、陸の生物にも影響を与えているという点です。海洋上の問題は、自分たちにはあまり関係ないと思っていましたが、山守さんのお話を聞いて、予想以上に大きな影響があることを知り、危機感を覚えました。そして、環境問題について今まで以上に興味が湧きました。もっと環境について貪欲な姿勢で学び、意識を変えていこうと思います。貴重なお話ありがとうございました。

・今回、自分はプレゼンのスキル等を学べたらいいと思い、この講義に参加したのですが、山守さんの話はとても興味深く、海の環境問題について考える良い機会になった。短い時間だったけれど、さまざまな環境、また、そこに住む生物の多様性について知ることができて、良い刺激になったし、自分の世界をみる視野が少し広がった。また、今回の話を聞いて、大学への興味が強くなった。自分のもつテーマについて本当に楽しそうに話す山守さんをみて、自分も早く大学に入って、自分の興味があることについて調べたり、研究したりしてみたいと思った。

SGコース海外研修

2年SGコース米国海外研修は10月1日(月)から7泊8日の日程で行われました。
24Hの生徒がプリンストン高校やプリンストン大学、エコビレッジ・イサカなどを訪ね、現地の人たちに対して課題研究の発表や意見交換を行い、国際的な視点から研究を深めました。生徒にとって、体験活動やホームステイ等を経験し、多くのことを学ぶことができた充実の1週間となりました。

(生徒感想)
・今回の研修ではプリンストン高校、プリンストン大学、イサカの3つの場所でプレゼンテーションを発表する機会がありました。私たちとは違う視点を持つ外国の高校生、大学生、高齢者の方々の意見を聞くことができたのは本当に貴重で、それらを生かしてこれからの研究を発展させていきたいです。特にイサカでお話ししたときは、私たちの研究テーマが交通で、金沢とイサカは交通の面で似たような問題を抱えていることが分かり、交通事故にあわないためには歩行者が反射するベストを着ればよい、など具体的な解決策につながる案を提示してくれたので今後の研究に生かしていきたいです。

・米国研修を通して、夢に向かって突き進んでいくために、まずは「ブロードウェイの舞台に立つ」とう由水さんのように具体的な目標をつくるか、「海外への憧れ」や「国際関係を学ぶこと」と川守さんのようにどれだけでも打ち込める好きなことを見つけたいと思いました。どちらが先になるかはわからないけど、具体的な目標と好きなことや打ち込めることを見つけるという二つのことは関係していて、どちらかが決まれば自然ともう片方もついてきて、途中回り道をするとしても、一つの自分のゴールに向けてやるべきことを見つけて突き進んでいけて、それが様々なことに挑戦していく勇気にもつながるのかなと感じました。

・課題研究のプレゼンやそのあとのディスカッションを多くの人との関わりの中で行えたことに幸せを感じます。プレゼンの準備段階で学んだ「いかに相手に自分事として問題を捉えてもらうか」ということを常に意識しながら望むことで自分の研究している課題に対する知識や思考力を深めることにつながりました。多くの人との関わりがありましたが、その中で共通していたのは「なぜこの問題を取り上げたのか」と問われたことです。私はそのような質問を誰しもが口にしたことにとても驚いたし、そこで一人ひとりが自分の意見をすぐに述べられなかったことを悔しく思います。きっとこの瞬間、私たちの自律性が問われていたのでしょう。ただ、この悔しさを生かせた場面が私はイサカであったと思います。そこでは自分の考えと合わせて質問をしたり話が深まる中で生まれた疑問を相手に迷いなくぶつけることができました。これは今までにない経験であり、今後につながる大切なひとときでした。

グローバル×医学

第2回グローバルリーダー養成講座・医学部研究会「グローバル×医学」は9月14日(金)にiStudioで行われました。本校卒業生で金沢大学医薬保健学域医学類6年生の吉田宏太朗さんと増田佳純さんをお招きし、海外の医療現場を訪れた経験などを伺いました。

(生徒感想)
・単に医療といっても、宗教や言語、経済などのいろいろな問題と複雑に絡み合っていることが分かりました。その問題を解決するためにいろいろな視点から考え、フィードバックすることが大切だと分かりました。お二方がたくさんの国に訪れ、たくさんの経験を積み、そのことについて話している姿がとてもかっこよく私の目に映りました。私もいつかあんな風な人間になりたいと思ったので、新しいことにどんどん挑戦していきたいと思います。

・私は今回の「グローバル×医学部」に参加して、自分が将来したいことを見つけられてよかったと思いました。私は参加する前、文理選択も決まらず、将来自分がしたいことが分からなくなっていました。しかし、今回医学生の話を聞いて、様々な経験をすることで人々の役に立つことができることが分かりました。だから、私は将来、自分のためだけでなく、世界の人々のために仕事をしたいと思いました。そのためにも今自分がすべきことをして、高校生活から充実していきたいです。

イオン1%クラブ アジアユースリーダーズ

8月18日(土)~8月25日(土)にインドネシアのジャカルタで行われたイオン1%アジアユースリーダーズに、本校2年SGコースより5名が参加しました。「食育 インドネシアにおける食生活の考察と改善点の提案」をテーマとして、アジア6ヶ国の高校生が一堂に集まり議論を行いました。


本校が参加するのは、昨年に引き続き今回が2回目となりました。


生徒たちはアジア各国のエネルギッシュで、英語の達者な若者たちと、朝早くから夜遅くまで、英語の講義とディスカッションを行いました。生徒たちはチームメイトと仲を深め、自分の意見をはっきりと表すようになり、自分が何をすればいいのか考えて行動するようになりました。

(生徒感想)
 このプログラムを通して、改めて英語の重要さに気付いた。6つの国から違う言語を話す生徒たちが集まって、互いの母国語は分からないけど、英語でコミュニケーションがとれるということに、当たり前のことかもしれないけど感動した。他の国の生徒たちがネイティヴ並みに話していて、最初はすごくびっくりして、話の流れについていくのだけで精一杯だったけど、日が経つにつれて、話に入れるようになってきて、会話がすごく楽しかった。国は違うけど、学校生活のことや好きな音楽のことなどの話をすると、共通点があったりして面白かった。文を作ろうとすると全然話せなくなるし、単語だけ並べるような拙い英語になってしまったから、もっと英語を勉強して話せるようになりたいと思った。


SDGs特別講義(山藤旅聞先生)

SDGs特別講座は7月18日(水)、東京都立武蔵高校の山藤旅聞先生をお招きし、1年生と2年SGコースの生徒を対象に開かれました。

1年生への講演では、植物油脂の入ったチョコレートと入っていないチョコレートの食べ比べが行われ、生徒たちはパームオイルプランテーションの開発と熱帯雨林の消失がせめぎ合うボルネオ島の環境問題について理解を深めました。

2年SGコースへの講義では「2030 SDGsゲーム」を行い、生徒は理想の未来を目指して知恵を絞りました。