理数科お知らせ
AI課題研究Ⅱ校内中間発表会を開催しました
11月3日(水・祝)の1~4限にかけて、AI課題研究Ⅱの校内中間発表会を開催し、理数科2年生が4月から研究してきた成果を口頭発表しました。今年も感染症対策として、メイン会場の発表の様子をYouTubeでライブ配信(限定公開)し、事前申し込みした保護者の皆様や卒業生の皆さんに公開しました。
今年は、北陸先端科学技術大学院大学の小田先生、金沢大学の宇梶先生、北陸大学の杉森先生から講評をいただきました。加えて、本校の卒業生の方々が3名参加してくださり、それぞれアドバイスや感想をいただきました。ありがとうございました。
2年生は、昼休みや放課後の時間も使い、実験や資料の作成を行ってきました。今回の発表会で得た意見・アドバイスを今後の研究活動や次の発表(2021年12月18日予定)に是非活かしてほしいと思います。
課題研究テーマ一覧
研究発表1「VRによる視覚情報の心理的・身体的効果」(太田、柏樹、辻口、藤田、松村 )
研究発表2「水素吸蔵合金CaNi₅の特性」(安達、澤田、杉岡、中屋、挾間 )
研究発表3「卵殻膜の物質吸着の解析」(沖野、北野、小林、高田、藤本)
研究発表4「貝類体内におけるCC結晶化の実験的再現による晶結条件の解明」(田村、塚口、橋、東、三輪)
研究発表5「コオロギの習性を利用した効率的な飼育方法の開発」(近藤、川本、上野、杉下、林)
研究発表6「Twitterエンゲージメント予測モデルを作成する」(岩本、篠地、清水、白井)
研究発表7「バイオリアクターを用いたアルコール発酵」(大山、外川、増尾、増本、諸田)
研究発表8「Space Port 〜有人宇宙施設を作る〜」(青木、可西、多田、西田、道下)
第2回金沢泉丘サイエンスグランプリを開催しました
9月11日(土)Ex4限目に、第2回金沢泉丘サイエンスグランプリを開催しました。今回のお題は「滑空飛行体」。バルサ材とケント紙、そして6角ナットのみを用いて飛行体を作成し、講堂2階の最後方からステージへ向けて飛ばし、その飛行距離を競いました。
今回のイベントには、1年生12名(普通科3名、理数科9名)、2年生17名(普通科12名、理数科5名)の合計29名が参加し、知恵を絞りながら機体を作成していました。シンプルな構造の機体ですが、真っすぐ飛ばすことは中々難しかったようです。
CS学際科学の特別講義を開催しました
9月10日(金)の5・6限に、金沢大学理工研究域数物科学系/先端宇宙工学研究センターの助教でいらっしゃる有元誠先生による特別講義「ブラックホールと未知の世界」を開催しました。有元先生は、金沢大学宇宙工学センターが主催する宇宙工学ゼミで、これまでに何度もお世話になった先生です。
講義は、「なぜ宇宙を研究するのか」というお話から始まり、重力波やガンマバーストなどの専門用語について最初に学びました。また、重力エネルギーをどうやって計算するかという問いの後、いくつかの演習問題を解きました。まだ習っていない分野の話や計算式が出てきましたが、生徒達は試行錯誤して問題に取り組んでいました。
【演習問題】
「ボールが地球から脱出できる速度vを求めよう」「ブラックホールの半径aを求めよう」
臨海実習中止のため、学校でウニの発生実験を行いました
まん延防止等重点措置で、のと海洋ふれあいセンターでの臨海実習が中止になりましたが、8月1日(日)にセンターで準備してあったウニと深層水を職員の方に持ってきていただき、8月2日(月)9時からウニの初期発生の実習を実施しました。実習内容は以下の通り。
①棘皮動物の体のつくりに関する説明。ウニの観察
②放卵・放精の観察
③人工授精及び、受精膜、精子の観察
④未受精卵ゼリー層の観察
⑤2,4細胞期胚の観察
実際に海に入っての海産動植物採集・観察、恋路海岸での地学巡検(柳田層観察)はできませんでしたが、放卵放精等の様子を直に見るよい機会となりました。
3日(火)9時時点で、プリズム幼生まで進んでいました。
冬季のバフンウニでは受精24時間後はまだ原腸胚です。夏季のムラサキウニでは発生のスピードが2倍ほど早いようです。
データサイエンス基礎講座を開講しました
7月26日(火)・27日(水)に金沢工業大学の竹俣一也教授、国際高等専門学校の南出章幸教授、国際高等専門学校 の藤島悟志教授をお招きし、データサイエンス基礎講座を開講しました。参加者は普通科・理数科の22名で、それぞれ1台ずつchromebookを使用し、講義・実習を受講しました。
1日目の7月27日には、AI技術の概要とアンプラグド演習について講義・実習があり、データサイエンスやAI技術とは何か、機械学習は何をしているのかという講義の後、実際に数式を使って猫とライオンの分類をしました。
2日目の7月28日は、PCを使った画像認識体験についての講義・実習で、コンピュータがどのように画像を認識しているか等について学び、その後、手書きの数字をコンピュータに認識させる実習を行いました。