理数科お知らせ
金沢泉丘サイエンスツアーを開催しました
3月25日(金)の午前に金沢大学ナノ生命科学研究所を訪問し、最先端の原子間力顕微鏡(AFM)や電子顕微鏡等を見学させていただきました。この原子間力顕微鏡は生きた細胞の内部構造や動きを直接観察でき、生物学や化学の他医学分野でも注目されている技術ということです。今回の研修では研究者の方とディスカッションをする時間もあり、生徒達は積極的に質問をしていました。ご協力いただいた金沢大学ナノ生命科学研究所の皆様、本当にありがとうございました。
科学の甲子園全国大会に出場しました
3月19日(土)に科学の甲子園全国大会がオンラインで開催され、本校から理数科1年生チーム「Φ(ファイ)」が石川県代表として参加しました。今年度は、新型コロナウイルスの影響で残念ながらオンラインでの開催となり、筆記競技(物理、化学、生物、地学、数学、情報分野から出題)のみの実施となりましたが、生徒達は2時間の筆記試験に真剣に取り組んでいました。結果は4月25日(月)の放課後に実施される表彰式で発表されます。
近畿サイエンスデイに参加しました
2月12日(土)に開催された「近畿サイエンスデイ」(主催:大阪府立天王寺高校)に、本校からは理数科2年生が参加し、「バイオリアクターによる食品廃棄物のバイオエタノール化」の研究成果を発表しました。近畿サイエンスデイは、近畿圏のSSH校が課題研究の発表を行う場として、主催の大阪府立天王寺高校が毎年開催しているイベントで、今年度は、三重県立津高等学校、兵庫県立神戸高等学校、大阪府立北野高等学校、滋賀県立膳所高等学校、大阪府立天王寺高等学校、そして本校の6校が参加しました。今年度もオンラインでの参加となりましたが、他県のSSH校と研究をとおして交流することができました。
金沢泉丘サイエンスグランプリを開催しました
2月11日(金・祝)Ex4限に、今年度3回目となる「金沢泉丘サイエンスグランプリ」を開催しました。今回は金沢子ども科学財団との共催で、理科好きの中学生もオンラインで参戦!高校生と中学生の混成チームで競う団体戦でした。
テーマは『断切る TACHIKIRU』。A4のコピー用紙1枚を折り、1回だけハサミを入れてアルファベットを切り抜き、総合得点を競う競技でした。アルファベットは切り抜く難易度毎に点数が違い、中学生の得点は2倍となります。今回はさらに、そのアルファベットで単語を作成するミッションがありました。オンラインいう制約がある中、生徒達は試行錯誤し競技に取り組んでいました。
生徒の感想(一部)
「色々な知識を使って問題解答をするのがとても面白かった」
「高校の先輩方が優しくて、緊張せずに参加することができたので良かったです。できなかったアルファベットもあったのでそれらを家でもチャレンジしたいです。」
「zoomだと意思疎通が難しいと思った。難しくて楽しかったです!」
SSHだよりを最新号(第4号)まで掲載しました
SSHだよりを最新号(第4号)まで掲載しました。
滋賀県立膳所高等学校・山口県立徳山高等学校と課題研究の交流会を行いました
2月4日(金)の放課後に、滋賀県立膳所高等学校・山口県立徳山高等学校と課題研究の交流会をオンラインで行いました。今回はAI(人工知能)に関するテーマということで、本校からは理数科2年生の「ニューラルネットワークによるtwitterエンゲージメントの予測」班と、「VRによる視覚情報の心理的・身体的効果」班の2班が参加し、それぞれの研究について紹介しました。また、金沢大学の先生方4名も参加してくださり、各研究についてアドバイスをいただきました。他校の生徒の研究に触れることができ、お互いに質問することで交流を深めることができました。
SSH公開授業を行いました。
2月4日(金)にSSHの研究授業を行い、県内外の教育関係者の方々に対してオンラインで公開しました。4限目は普通科普通コース理型の27Hの生徒達による「SS課題研究Ⅰ」のクラス内発表会の様子を公開し、5・6限目は理数科1年生の「CS学際科学」で、中村留精密工業株式会社の企業研修の様子を公開しました。
4限目の「SS課題研究Ⅰ」のクラス内発表会では、27Hの研究班のうち半数の4班がこれまでに研究してきた内容について口頭発表を行いました。今回発表されたテーマは次のとおりです。「実質消費電力0でホカホカ弁当を食べる方法」、「プラスチックに代わるストロー素材について」、「扇風機を用いた快適な換気方法の探求」、「雪かきによる腰痛の改善」
今後、他のクラスも順次発表会を行い、それぞれクラス代表の班を決めます。更にクラス代表班の中から選抜された数班が理型クラス代表となり、3月に予定されている「探究の日」で発表することになります。代表を目指してがんばってください。
また、5・6限目は理数科1年生の「CS学際科学」で、中村留精密工業株式会社の皆様のご協力のもと、企業研修をさせていただきました。感染症対策のため、選抜の10名が会社を訪問し、他30名は学校でオンライン参加をしました。内容は、前回のプログラミングの授業で計算した座標を実際に機械に入力し、加工する様子を見せていただくというもので、真鍮の材料が入力されたプログラムどおりに削られていく様子をリアルタイムに見ることができました。また、授業の後半は、働くことのビジョン・目的について、ホワイトボードを用いてディスカッションを行いました。
中村留精密工業株式会社のご協力でプログラミングを用いた研修をさせていただきました
1月28日(金)の5・6限に、中村留精密工業株式会社の皆様のご協力のもと、プログラミングの学習をしました。昨年度に続きZoomを用いたオンライン開催となりましたが、工作機械やプログラミング作成のための講義を聞き、プログラミングに使用する座標の計算を行うことで、工作機械がどのような仕組みで動いているのか学習することができました。
また、出題された問題に班毎に取り組む時間がありましたが、この問題に正解した班のうち先着で2班が、次回2月4日に代表者10名が実際に中村留精密工業株式会社を訪問し、実機加工の一部体験をさせていただく流れとなっています。
ご協力いただいた中村留精密工業株式会社の皆様、本当にありがとうございました。
第13 回 マスフェスタ <全国数学生徒研究発表会>に参加しました
12月25日(土)に大阪府立大手前高校で開催された、「第13 回 マスフェスタ <全国数学生徒研究発表会>」に、本校の物理部1年生が参加し、「折り紙による様々な方程式の解法について」という研究テーマでポスター発表を行いました。折り紙を用いて二次方程式や三次方程式の解を得られることを利用した研究で、当日は沢山の人で賑わう人気ブースとなったそうです。
WPIサイエンスシンポジウム 石川県SSH生徒研究発表会に参加しました
12月18日(土)に石川県立音楽堂で開催された、「WPIサイエンスシンポジウム 石川県SSH生徒研究発表会」に、理数科2年生が参加し、これまでの課題研究の成果を発表しました。
これまで「石川県SSH生徒研究発表会」は、県内のSSH指定校と金沢桜丘高校、金沢二水高校が参加する形で行われてきましたが、今年度は、金沢大学が主催するWPI(世界トップレベル研究拠点プログラム)のサイエンスシンポジウムとの合同企画で、午前中は第一線で活躍されている研究者の方々の講演を聞くことができました。午後からは代表2班がステージで10分間のプレゼン+5分間Q&Aの口頭発表を行い、その後全ての班が「数学+物理/化学/⽣物/⽣物+化学/地学+複合」の5グループに分かれ、各チーム90秒間のフラッシュトーク+8分間のQ&Aの形式で研究成果を発表しました。
ポスター発表では、各分野で『NanoLSIポスター賞』最優秀賞1チーム・優秀賞2チーム・奨励賞3チームが選出され、表彰されました。本校からは、化学分野で発表した「水素吸蔵合金CaNi5の初期活性化における特性」班が優秀賞を受賞しました。受賞した皆さんおめでとうございます!
今回のイベントをとおして、研究者の方から様々なアドバイスをいただくことができました。また、最先端の研究や他校の高校生の研究に触れる貴重な体験をすることができました。皆さまありがとうございました。
サイエンス・フェスタ2021に参加しました
12月12日(日)に、サイエンスヒルズこまつでサイエンス・フェスタ2021が開催され、本校から物理部・生物部・SS部ロボット班が参加しました。サイエンスフェスタは、高校生、大学生、企業の方々などによる子供向けのイベントで、各団体が様々なテーマでブースを展開します。本校は今年、下記の内容で参加しました。
SS部ロボット班 「レゴプログラミング体験教室〜ライントレース〜」
物理部 「 光に音をのせて届け!」「光の不思議」
生物部 「 土の中の生きものを探検する」
CS学際科学でデータサイエンス特別講座を開催しました
11月19日(金)に、7月もお世話になった、金沢工業大学の竹俣一也教授、国際高等専門学校の南出章幸教授、国際高等専門学校 の藤島悟志教授をお招きし、データサイエンス基礎講座を開講しました。
AI技術の概要とアンプラグド演習についての講義・実習とPCを使った画像認識体験についての講義・実習で、実際に数式を使って猫とライオンの分類をする実習と、手書きの数字をコンピュータに認識させる実習を行いました。
AI課題研究Ⅱ校内中間発表会を開催しました
11月3日(水・祝)に、理数科2年生による課題研究の中間発表会を開催しました。この発表会はスライドを用いた口頭発表の形式で、これまでに行ってきた実験やこれからの方針について、班毎に発表をしました。
今回の発表会で講評をしてくださった北陸先端科学技術大学院大学の小田和司先生、金沢大学の宇梶裕先生、北陸大学の杉森公一先生、3名の本校OB・OGの方々、オンライン参加をしてくださった卒業生の皆様、貴重な助言をありがとうございました。
研究テーマ(発表順)
研究発表1「VRによる視覚情報の心理的・身体的効果」
研究発表2「水素吸蔵合金CaNi₅の特性」
研究発表3「卵殻膜の物質吸着の解析」
研究発表4「貝類体内におけるCC結晶化の実験的再現による晶結条件の解明」
研究発表5「コオロギの習性を利用した効率的な飼育方法の開発」
研究発表6「Twitterエンゲージメント予測モデルを作成する」
研究発表7「バイオリアクターを用いたアルコール発酵」
研究発表8「Space Port 〜有人宇宙施設を作る〜」
石川県立大学 生命科学研修を実施しました
11月5日(金)に、石川県立大学を訪問し、DNAに関する実験実習を行いました。今年度は2グループに分かれての実習で、中谷内先生と髙原先生、そしてティーチングアシスタント(TA)の学生さんがついてくださいました。
中谷内先生のグループでは、λファージのDNAを制限酵素で切断し、電気泳動で分離し観察する実験でした。
髙原先生のグループでは、イネ抵抗性遺伝子をPCRで増幅する実験と野菜・きのこからの簡易DNA抽出実験を行いました。
マイクロピペットや電気泳動装置など、初めて使用する機材もありましたが、先生方やTAの皆さんのおかげでスムーズに実験を進めることができました。ありがとうございました。
論文集に論文を追加しました
論文集に現3年生の論文を追加しました。
(1/11追記)令和3年度石川県立金沢泉丘高等学校スーパーサイエンスハイスクール公開授業の開催について【教育関係の皆様】
このたび、公開授業を下記の要領で開催しますので、お知らせします。※1月11日 参加申込書(別紙様式)を添付しました
1.趣 旨 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び課題を共有し、成果普及に資する。
2.日 時 令和4年2月4日(金)11:00~14:55
3.会 場 石川県立金沢泉丘高等学校
石川県金沢市泉野出町3丁目10番10号
TEL:076-241-6117
4.参加対象 全国SSH指定校、県内高等学校、中学校の教職員 等
※ライブ配信も実施します。石川県外の方の参加は、ライブ配信の視聴のみとなります。
なお、視聴用URLは、後日、視聴申込みされた方のみにお知らせします。
5.日 程
10:30~11:00 受付(1階講堂入口)
11:00~11:25 金沢泉丘高校SSH研究概要説明
11:30~12:20 公開授業①(4限)
『SS課題研究Ⅰ』(普通科2年生普通コース理型)
*課題研究クラス内発表会
13:05~14:55 公開授業②(5,6限)
『CS学際科学』(理数科1年生)
*オンラインによる企業実習(プログラミング)
6.参加申込 参加を希望される方は、1月26日(水)までに、参加申込書(別紙様式)を電子メールにてご提出ください。
なお、参加費及び資料代は無料です。
7.そ の 他
【県内で来校される教職員の方へのお願い】
・当日受付にて検温をお願いします。
・感染症対策のため手指消毒の徹底及び、マスクの着用にご協力をお願いいたします。
・発熱・風邪症状等、体調に不安のある方は来校をご遠慮ください。
・校舎内に駐車スペースがありませんので、自家用車での来校はご遠慮いただき、公共交通機関をご利用ください。
・参観された授業やSSH事業についてご質問、ご感想、ご意見等があれば当日配付するアンケート用紙にご記入ください。
【オンライン参加の教職員の方へ】
・視聴の際、お気づきの点やご意見等がございましたらチャット機能を利用し、コメントをご入力ください。
皆さまから貴重なご意見、ご感想をいただき、今後の研究活動に生かしたいと思います。
サイエンスフェスタ報告【3日目】
3日目も引き続き学校での活動でした。
生物実験②・・・前日にインキュベーターで培養していた大腸菌のコロニーを確認し、数を数えました。また紫外線をあて、形質転換が上手くいったかを確認しました。
オンライン特別講義・・・東京大学 新領域創成科学研究科 基盤系物質系専攻の木村 薫 教授による講義で、「ナノスペースで決まるマテリアルの機能」というテーマでした。
科学実験②・・・前日に作成した滑空飛行体の調整作業を行い、各自が作成した機体について工夫した点や特徴等をプレゼンしました。その後は講堂へ移動し、2階席の後部から機体を飛ばしてその飛距離を競いました。真っすぐ飛ばすことは中々難しかったようです。
サイエンスフェスタ報告【2日目】
サイエンスフェスタの2日目は学校での活動でした。
生物実験①・・・PGLOバクテリア遺伝子組換えキットを使用した、大腸菌の遺伝子組換え実験を行いました。滅菌操作や培地の扱い等、慣れない操作に苦戦しながらも、シャーレをインキュベーターに入れるところまで完了することができました。
科学実験①・・・滑空飛行体の原理について学び、機体の作成を行いました。使う材料は、バルサ材、ナット、ケント紙、セロテープ、ボンドのみです。重心の位置をどこにするか、翼の形をどのようにするか試行錯誤していました。
サイエンスイングリッシュ特別講座・・・スミソニアン博物館の概要や研究者の講義を英語で受講しました。火山についての講義を聞いた後、講義中にでてきたいくつかのキーワードについてまとめ、グループ毎にプレゼンを行いました。
サイエンスフェスタ報告【1日目】
10月12日(火)の午後から14日(木)にかけて、サイエンスフェスタを開催しました。この行事は、残念ながら中止となった「つくばサイエンスツアー」の代替行事として、今回初めて企画されたものです。1日目は貸切バスで片野海岸・塩屋海岸・鹿島の森へ行き、生物・地学・環境に関する実習を行いました。
片野海岸・・・この場所に分布する火砕流堆積物の観察を行ました。軽石や火山豆石(ピソライト)を確認することができました。
塩屋海岸・・・塩屋海岸では、汀線から内陸に向かって巻き尺を伸ばし、そのラインに沿って15m間隔で1m平方のコドラートを設置し、海浜植物調査を行いました。また、漂着した海洋プラスチックごみの調査・回収を行いました。
鹿島の森・・・国指定天然記念物の照葉樹林原生林とアカテガニの観察を行いました。タブやスダジイ、ヤブツバキ等の常緑広葉樹を確認することができました。
CS人間科学の特別講義を開催しました
9月24日(金)の5・6限に、金沢医科大学の八田稔久教授による特別講義を開催しました。演題は「母体と胎児をむすぶ分子の絆~胎盤と脳の関係、その破綻~」で、講義中に先生が問題を出し、生徒が回答する方式の講義でした。胎盤が実はウイルス感染によって得られたものであるということや、胎盤が脳を発達させたこと等、様々なお話しをしていただきました。