校長先生のブログ

2018年12月の記事一覧

「子どもが育つ」教育環境!

                                                                          「子どもが育つ」教育環境!
                                                         ~ いいことは進んで あたり前はくりかえす ~
                                                                                                                                                    12月21日(金)

 
   2学期も終わり、明日から冬休みとなります。実りの秋、収穫の秋の2学期はどうでしたか?河井小学校では、子ども達、先生、保護者のみんなの「輝く笑顔」と「みんなで輝く学校」になるように4月から頑張っています。
 働きかけを素直な心で受け止めて、行動にうつすことが、【育ち】に関係してきます。心の輝きが、行動の輝きになり、成果が輝きます。学校全体で足並みをそろえて一つのことをやることによって、その成果が望めます。小さなことでもみんなで取り組み、その成果が、勉強の力、心の力、体の力のいろいろなところに出ている河井小学校です。


心の輝き!笑顔の輝き!         
 11月16日に平成29・30年度石川県教育委員会指定「いしかわ道徳教育推進事業」の研究発表会がありました。【みんなでよりよい生き方をつくりましょう】を合言葉に、「みんなのために」「自分から」の姿勢を大切にし、心情と行動の変容を求めて道徳授業や教育活動に取り組んでいます。子どもたちや先生が共に頑張っている様子を見て、教育委員会の皆さん、輪島市内外の先生方からとても素晴らしいと感心のことばを頂きました。その一部を紹介します。


・2年間指定の道徳研究で、今年度は昨年度よりも、バージョンアップした参観をさせて頂きました。昨年度の研究をベース にそれが一層充実しているのが手に取るように分かりました。
 ・どの学年の子どもたちも、姿勢よく座り、心と頭がしっかりと学びに向かっていました。その姿に感動しました。これまでの先生方のご努力が目に見える形で成果となって表れていました。
 ・公開授業では、どのクラスも昨年課題となっていた「聴く」態度がよかったです。話し手を見て反応し、心から「あー」「なるほど」「へぇー」といううなずきの声が聴こえ、日々の授業改善が進んでいるなと感じました。子どもたちの輝く表情がうかがえ、心の育ちを感じました。


やる気や能力を引き出すために!                               ~失敗の経験にこそ価値~   
 子どものやる気や能力を引き出したいと願う気持ちは、先生も親も同じです。先日の校長会で、宮坂教育長が「個性のある子どもを育てる」について話され、子どもの思考力や自主性を育てるために何を心がけたらいいのか、筑波大学付属小学校の田中博史副校長の助言記事を紹介されました。


・筑波大学付属小学校は、子どもたちの意思に任せて実行させる機会を多くとっています。子どもの考えるスイッチが入るのは、自分自身が困って疑問に思った時に入るものです。できてあたり前と思うようなことに、褒めるポイントがたくさんあります。ちょっとした頑張りを見つけたらさりげなく声をかけてあげましょう。評価するのでなく認めるという感覚です。
 ・正解至上主義は、考える力を弱らせます。答えが誤りでも、勇気を出して発言すれば世界が広がり、対応する力もぐんぐん上がります。失敗を重ねても、関心を持って取り組む姿勢が大切です。

 
    完璧でなければならないとしばりをいれると、うっかり失敗できません。失敗の経験を大切にして、無駄に見えること自体に価値があると考え、頑張りを見つけて褒めていきたいです。


「子どもたちの健全な育ちをうながす」教育環境づくり                         ~高い評価を頂いた教育懇話会~
 輪島市教育委員会による教育懇話会が、12月6日に行われました。宮坂教育長をはじめ、教育委員会、教職員、保護者の皆様のたくさんの参加をいただき、ありがとうございました。
 教育懇話会は、子どもたちがおかれている教育環境について話し合う場です。学校では、学校だけで対応できないいろいろな課題があります。その課題に対して、家庭、教育委員会、学校のトライアングルの中で子どもたちの「健全な成長」を願い、連携協力していくことが欠かせません。そのために「輪島市の教育の様子」や「河井小学校の教育の様子」をより深く知り、今後に向けて考えて行ければと思います。教育委員会から行われた輪島市の教育説明の中で、河井小学校の教育活動全般にわたり、高い評価をいただきました。
 さらに、教育環境の充実のためには、学校が頑張り、家庭や地域が頑張り、教育行政が頑張り、強固なスクラムを組んで「オール河井」「ウイズ河井」の気持ちが大切です。学校は「地域のニーズに応える学校づくり」を展開し、皆様には「校長のリーダーシップの応援」をお願いし、「子どもたちの健全な成長」の実現と高みをめざして、前進していきます。

  
    最後になりますが、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動のご理解、ご協力をありがとうございました。来年も河井小学校が素晴らしい学校となり、「子どもたちの育ち」のために教職員が一体となって頑張っていきますので、よろしくお願いします。