校長先生のブログ

2020年10月の記事一覧

子どものこころとからだの成長を知る

 10月22日(木)本校において就学時健康診断が行われました。約50名の子供たちがやや緊張しながらも、希望に満ちた笑顔で保護者と一緒に来校してくれました。保護者の皆様もお子さんと同様、期待と不安が入り交じった気持ちだったことと思います。

 全体会での冒頭、「誰もが安心して過ごせる学校を目指し、お預かりしたお子様は職員一同力を合わせ、責任をもって育てて参ります。」と申し上げました。本当にこの言葉をしっかりと胸に刻み、来春入学してくる子供たちはもちろん、今いる子供たちも大切に育てていかねばならないと思っております。

 全体会では、教務主任から「肝心かなめの1年生」の冊子を使って、保護者向けの講座も実施致しました。その説明では、子どもの接し方について私自身も再確認したことや忘れてはならないことがたくさんありましたので、保護者の皆様にも改めてその一部をご紹介いたします。

 

★小学校低学年

特徴

 集団生活のルールを守って生活します。また、与えられた役割の責任を果たすことが自信につながります。3年生ぐらいになると、まわりの人と自分を比べたり、まわりの人から見られている自分に敏感になったりします。

アドバイス

  しっかり目を見て、子どもの話を聴くことが大事。

   先生や友達、親からほめられたり、認められたりすることが、子どもの自信につながります。よいところをどんどんほめてあげましょう。心配なことがあったら、遠慮せず担任の先生に相談しましょう。

★小学校高学年

特徴

   「思春期」の入り口、あるいはすでに踏み出している時期。心とからだがアンバランスな時期で、成長の個人差も大きくなります。この時期は同性の仲間や友達を求めるようになります。友達との関わりを通して、自分の考えを確かめたり、他者の考えに気付いたりします。

アドバイス

  「思春期」にさしかかるこの時期は友達との影響を大きく受けるときです。毎日の会話を通じて、子どもの友達関係を理解するように努めましょう。                         

 

【親子でチャレンジしてみよう!】

     子どもには豊かな体験をたっぷりさせましょう。子どもの頃の体験は生きる力につながります。
 

〇交流体験      資源回収     お祭り    清掃活動     ラジオ体操など
〇自然体験     貝採りや魚釣り     花や野菜育て    森探検     星空眺め など
〇生活体験    食事のあとかたづけ     お花の水やり     洗濯物の取り込み など
                                                                           石川県教育委員会「肝心かなめの1年生」より