SSH活動記録

【SSH】南加賀地区課題研究発表会

 11月3日(木・祝)理数科2年生の学校設定科目「課題探究Ⅱ」における課題研究の校内発表会が行われました。
 生徒達は10グループに分かれ、これまで取り組んできた研究の結果を口頭発表しました。各班とも発表にチームワークの良さが感じられ、約半年間試行錯誤をしながら全員で取り組んできた成果を十分に発揮していました。
 審査員として大学の先生方をお招きし、審査・講評をしていただき、大変有益なアドバイスをいただくことができました。今後の研究に生かして、さらに研究を深めていってほしいと思います。
 参加した理数科1年生は先輩たちの研究を理解しようと真剣に説明を聞いており、質疑応答では沢山の質問が出ました。1年生は来年に向けて、2年生はこれからの研究に大変参考になったのではないかと思います。
 今年度も一昨年度、昨年度に引き続き、大聖寺高校、小松明峰高校が研究発表してくださいました。とても忙しい中研究をまとめ、発表のために来校し、小松高校生からの沢山の質問にも答えてくれて、本当にありがとうございました。
 発表会の様子はYouTubeでライブ配信され、事前に申込みをしてくださった沢山の方々が観てくださいました。さらに校内でも廊下にテレビを2台設置して放映しました。沢山の保護者のみなさんが足を止めてくださいました。

★審査員の先生方
國藤  進(数学・北陸先端科学技術大学院大学 名誉教授)
伊藤 正樹(生物・金沢大学理工研究域生命理工学系 教授)
加賀谷重浩(化学・富山大学大学院理工学研究部 教授)
川上  裕(数学・金沢大学理工研究域数物科学系 准教授)
安達    正明  (物理・前公立小松大学生産システム科学部 教授)
寺岸 俊哉(生物・石川県教育委員会学校指導課 指導主事)


★発表順
印象に残る広告の利用(大聖寺高校) 
温かいものをはやく冷やすには?(小松明峰高校)
ドローポーカーにおける手札がn枚の時の最適戦略
ダニエル電池における炭酸イオンの効果
お椀が移動する現象について
粘菌のエサの感知についての研究
Pythonを用いた時間割作成プログラムの研究
酸化チタンを用いた光触媒による抗カビ作用について
弓道における弦音の性質について
ねじりの判別式D
泡の起泡性と安定性
波の進路のコントロール

      <校長先生挨拶>                            <会場の様子>

 

 

 

 

 

 

 

 

     

       <大聖寺高校>                         <小松明峰高校>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                               <小松高校>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        <You Tube上映の様子>

【SSH】いしかわ高校科学グランプリ(科学の甲子園 石川県予選)

 10月23日(日)、いしかわ総合スポーツセンターにて「令和4年度いしかわ高校科学グランプリ」が開催され、小松高校から6チーム(2年生3チーム、1年生3チーム)が出場しました。
 大会は午前に筆記競技、午後に実技競技が行われ、実技競技において本校2年生チーム(チーム名:Sweeper)が見事優勝しました。筆記競技の結果と総合成績は後日発表される予定です。
 出場した選手は大会に向けて放課後に練習を重ねてきました。中には思うように力を発揮できず、悔しい思いをした選手もいましたが、この経験をばねにしてこれから活躍してくれると思います。参加した全員が貴重な経験を積むことができた大会になりました。

<出場チーム名>

●2年生チーム 

 今日も徹夜 ~俺とお前の 内積0~  /  淹れたての香り高いお茶  /   Sweeper

●1年生チーム

  超臨界流体    /        バッチシーズ    /      輝くビスケット

                <優勝チーム:Sweeper>                                              <2年生の出場選手>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      <1年生の出場選手>

 

【SSH】第1回 韓国ZOOM交流(理数科2年生)

 9月29日(木)、韓国大田科学高校との第1回ZOOM科学交流が開催されました。
 今回の交流に先立って、生徒達は自己紹介と文化紹介の動画を作成し、GoogleClassroomを通して、お互いの自己紹介や、文化紹介に対してコメントをして、交流を始めていましたが、今回は学校紹介と研究の概要説明を行いました。
 学校紹介では、小松高校の特色ある部活動(ボート部・かるた部・吹奏楽部)と記念祭についてプレゼンテーションを行い、それに対して大田科学高校の生徒の皆さんも非常に熱心に沢山の質問をしてくれました。また、生徒達は韓国の発表を聞いて、英語力とプレゼンテーション能力の高さや、学校紹介での充実した施設や、学校行事に非常に驚いていました。今回から、ZOOM交流の様子を生物実験室のスクリーンで放映し、沢山の生徒と先生が見に来てくれました。
 次回(11月4日(金))は、研究をより深めて発表することになるので、とても楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SSH】関東サイエンスツアー (理数科1年生)

 9月20日(火)21日(水)に、理数科1年生が関東サイエンスツアーに行きました。

 お忙しい中、またコロナ禍で大変な状況の中、ご協力くださった東京大学・東京工業大学・理化学研究所の皆様に心より感謝申し上げます。

 また、理数科OBのみなさんも、後輩のために駆けつけて貴重なお話をしていただき、本当にありがとうございました。

<1日目>

午後;東京大学(本郷キャンパス)     宇宙物理学・天文学(戸谷 友則先生)

                                                          素粒子実験(浅井 祥仁先生)

                                                          化学生命工学(鈴木 勉先生)

                                                          ナノバイオマテリアル(宮田 完二郎先生)

夜;OBのみなさんとの懇談会

  <<東大 戸谷研究室>>     <<東大 浅井研究室>>       <<東大 鈴木研究室>>     

 

 

 

 

 

 

    <<東大 宮田研究室>>                                        <<東大キャンパスツアー>>

 

 

 

 

 

 

 

 

   <<東大安田講堂前 集合写真>>                   <<東大赤門前 集合写真>>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                <<OBのみなさんとの懇談会>>

 

 

 

 

 

 

<2日目>

午前; ◎東京工業大学大岡山キャンパス

    ◎理化学研究所横浜キャンパス

     2グループに分かれて研修

                                            <<東京工業大学>>                                                   <<理化学研究所>>

 

 

 

 

 

 

         <<東工大 集合写真>>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<生徒の感想より>

・ 大学の先生方の講義が面白く、大学ではこのような素晴らしい環境で研究をしたいという気持ちが湧いたのですごくいい機会だったと思う。

・ 先生・学生の両方から、どんなことをしているのか、生活・学習はどんなふうなのかについて聞けたのは、進路学習だけでなく意欲の面でもすごく良かった。

・研究者の視点などから、今までとは違う刺激を得ることができた。研究職と聞くとあまりどんなものかわからなかったが、今回で研究職の楽しさや探究心などを感じることができた。

 

【SSH】科学探究・課題探究Ⅲ特別講義(理数科・普通科理系3年生)

 9月21日(水)5,6限目、名古屋大学大学院理学研究科理学専攻 物理科学領域 内橋貴之教授をお招きして、理数科・普通科理系3年生を対象に、科学探究・課題探究Ⅲ特別講義が行われました。

 内橋先生は「見て触って理解するタンパク質の働きー分子生物学の最前線」という題目で、「生物物理学」という領域融合分野の最先端の研究に関する講義をしてくださいました。生徒達は、ナノレベルの極小の世界で分子のダイナミックな動きを、直接観察したり触れたりできるまで科学が進歩しているということに感嘆し、研究はさまざまな分野から広い視野で考えることが大切であるということを学びました。

 生徒達からは、「今ある技術や実験器具を使って、色々な人が工夫を凝らして、人の目には見えない世界を観察していることに驚いたし、想像以上に地道な実験を積み重ね、様々な実験方法を発想していて、研究というのは発想や努力の世界なのだと感じ、大学での勉強が楽しみになった。」「仮説に対して実証するために、同じ実験対象に対して異なる研究者が異なる操作を行い、工夫したり足りないものを作ったりと型にはまらないクリエイティブな方法で結果を残していたのが面白かった。」という声が聞かれ、学問や大学での研究に対する視野を広げることができました。