日誌

2024年5月の記事一覧

3年生ボランティア班の活動記録①(総合的な探究の時間)

 本校は、総合的な探究の時間に力を注いでいます。今年度は特に「門前町・總持寺通り商店街の復興」をテーマとして、各学年でさまざまな活動に取り組んでいるところです。今回は、3年生で新たにボランティア班として動き出したグループについてお伝えします。

 

 5月23日(木)、じりじりと照りつける太陽に夏の陽気を感じた日

でした。震災から5カ月が経とうとしていますが、気候の変化に戸惑ってしまうくらい、変わり果てたままの門前町・總持寺通り商店街が目に映ります。

 生徒たちは、自身の被災状況にも思いを馳せつつ、できることから挑戦しています。ボランティア班として、まずは本校の前にある側溝の掃除から行うことにしました。水の流れていない溝には瓦が散らばっており、1時間かけて綺麗にしました。汗を流しながらきびきびと動く生徒たちにたくましさを感じました。

 

以下、生徒からのコメントです。

 

学校の前の溝の清掃を行った。溝には地震の影響で崩れていた瓦が散乱していた。短い時間の中での活動のため、範囲や活動に限りはあったが、できることから進めていくことが復興へとつながるのではないかと感じた。今、町の復興のためにできることは少ないが、私たちなりに思考し実行していくことが町への感謝であり、門前高校の生徒としての使命ではないかと思う。

 

街の中で手伝えることを探しながら、これからもボランティアに励んでいきます。見守っていただけますと幸いです。

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令和6年5月20日(月)金沢雇用推進協議会様より義援金の寄贈

令和6年5月17日(金)に、金沢雇用推進協議会の方々が本校に来校され、令和6年能登半島地震被災の義援金が中澤 賢 校長に贈呈されました。心より感謝申し上げます。生徒達が充実した学校生活が送れるように、大切に使わせていただきたいと思います。

 

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5月10日(金)思春期講座(1年生)

令和6年5月10日(金)に、1年生を対象とした思春期講座を行いました。講師として、NPO法人じっくらあと 代表、ごちゃまるクリニック 医師の小浦 詩 様にお越しいただきました。

思春期講座では、「性・生について考えよう」という題材を通して、自分や他者を尊重することの大切さを教えていただき、性に関する問題を自身と関係あることとして捉える貴重な機会となりました。生徒は皆、真剣に聞き入っており、講座後の感想からも、「他人事とは捉えずに、自分のこととして捉えていきたい」「学んでおいて良かった。今日の講座を無駄にしないようにしたい」など、今回の講座で得られた学びを今後の生活や人との関わりの中で活かしていこうという思いが伝わってきました。

これからの社会を生きる生徒の皆さんにとって、とても貴重なお話が聞けたかと思います。小浦先生、誠にありがとうございました。

 

 

 

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勝ち星を拾え!

 第150回北信越地区高校野球石川県大会では、連日、白熱した試合が行われています。なかでも4月27日は、門前高等学校と星稜高等学校が繰り広げるであろう注目の対決に、朝から多くの車が石川県立野球場に集まっていました。

 試合の序盤、勢いある星稜打線に苦しむ門前は、初回に1点、2回に3点を許します。それでも選手たちは「こっからや」「切り替えよう」と前向きに現状をとらえ、3回に1点を取り返しました。その後、お互いに点を取られまいと守り抜く粘りの野球がつづき、誰もがもどかしさを募らせます。7回表の門前の攻撃、2アウト1・3塁の場面でヒットを放ち、門前にもたらされた追加点が会場をどよめきで包みました。試合開始時には曇りだった空模様も、いつしか夏の甲子園かのようにまばゆい日差しとなって降り注いでいました。

 後半の勢いむなしく、2-4で門前は敗れました。しかし、星稜を上回る11安打をあげながら、最後まで戦い抜いた野球部がとても誇らしく、彼らをたたえる拍手が飛び交いました。今回の敗北を糧にこれからも門前に元気を与えられるよう、野球部一同、日々精進していきます。

 

以下、添付画像

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令和6年5月2日(木)、関西支部同窓会様より義援金の寄贈

令和6年5月2日(木)午後、関西支部同窓会 松本 秋男支部長様が、本校に来校され、令和6年能登半島地震被災の義援金(33万円)を中澤 賢校長先生に贈呈されました。関西支部の方々に心より感謝申し上げます。生徒たちが元気になれるように使わせていただきたいと思います。

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4月30日(火)令和6年度 門前高校・特支合同「防災・避難訓練」

令和6年能登半島地震を念頭に、七尾特別支援学校輪島分校と合同で「防災・避難訓練」を行いました。

 

4限目の時間を利用して、「現在でも大きな地震が発生する可能性が高いため、避難経路を確認し、迅速かつ冷静な行動ができるように」というねらいで、現実味を帯び、緊迫感を持った訓練となりました。

 

 

元旦に起きた地震では校舎に生徒はいませんでしたが、校舎内で授業中に地震・火災が発生したと仮定し、クラス毎にまとまって迅速に避難することができました。

 

 

消防署員の方による講評・講話、火災時の消火訓練も予定しておりましたが、天候不良と緊急出動とが重なったため、中澤校長先生より全体に講話をいただきました。

 

平和な時の避難訓練で、本当の災害に対応できるか。

とっさの時に行動できてこその訓練である。

緊急時の第一の優先事項として、「自分の身を守ること、命を守ること」。

そして、第二に「近くの人はどうか、高齢者、障がいのある方への配慮」に関する自助と共助についてお話しいただきました。

 

また、災害被害を「ゼロ」に近づける備え「防災」と、災害被害を最小限に抑える備え「減災」についても話が及び、より現実的・合理的な備えについて考えていく必要と、自分のできることを考える機会ととらえて、人間形成にまで踏み込んだお話でした。

 

まだ、心身においても、インフラにおいても震災の傷跡が癒えていませんが、単なる訓練として終わらせないように今後に備えましょう。

 

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