総合学科ニュース

キュウリの収穫・袋詰め(農業系列)

2・3年生「野菜」

 5月19日。キュウリが実を着け始めました。

 まずは収穫です。収穫用のハサミの長さ16cmを基準にそれよりも長いものを収穫します。大きな葉の裏になって隠れているキュウリもあり、一つひとつ丁寧に探していきます。葉や茎に触れると細かく堅い毛が肌にあたり「キュウリ、痛い!」を声をあげる生徒がいました。軸(果梗)をハサミで切ると、すぐにキュウリの汁(樹液)がしたたり落ちてきます。その様子に驚いている生徒もいました。

 収穫したキュウリは軸(果梗)を短く切りそろえ、花がらを摘み袋詰めします。計量・袋に入れる時の向き・袋の口留めなどのポイントに注意しながら作業に取り組みました。

 今回は51袋を詰めることができました。JAわかばの里農産物直売所や道の駅織姫に出荷しました。

 

 

 

野菜苗の配達はじまる(農業系列)

 2・3年生「野菜」 配達ごとの苗の仕分けの実習

5月9日(火)、野菜苗の配達が本格的に始まりました。

 七尾市や中能登町の小学校や保育園など合計34の施設から、ミニトマトやサツマイモ苗を中心にたくさんの注文を受けました。

 2~3人でグループになり、施設ごとに注文の種類と数を確認しながら間違いがないように苗を仕分けしていきます。大きさを揃えること、虫食いや傷みのないこと、丁寧に扱うことなど注意しつつ取り組みました。生徒の中には自分が巣立った園や学校の名前を見つけ、俄然やる気を見せていました。

 3月に入り播種を始め、鉢上げや施肥、水やりやポット広げなど世話をしてきた野菜の苗です。皆さんの役に立てればうれしいです。

 

 

 

トウモロコシの定植(農業系列)

2年生

 4月に入り播種・芽出しをしていたトウモロコシの苗を、4月21日露地の畑に定植しました。苗は20cmほどに生長していました。

 マルチに植え穴を開けたり苗を配ったりした後、植える深さや土の押さえなど定植の注意点について説明を受け、実際に植えていきました。根が思った以上に張っていて驚いたり、植穴を掘っていると虫が出てきてびっくりしたりしている生徒がいました。

 「トウモロコシは何の仲間かな?」という質問に戸惑いつつ、「この姿を見て似とる植物があるぞ」のヒントに「イネ科や!」と答える生徒もいました。

 今回の定植で約500本の苗を植えました。この後少し時期をずらして第2弾の定植を予定しています。

 

 

 

水耕栽培 トマトの定植

3年生「野菜」

 新年度最初の実習は、水耕栽培を行うトマトの苗をハウスに定植です。

2月下旬に播種を行い、3月13日にロックウールのキューブに仮定植しました。現在、第一花房が開花しはじめ、その苗を水耕栽培用のハウスに移しました。

 花の向きに気を付けながら苗を置いていきます。トマトの習性として、花はすべて同じ向きに着花することから、収穫がしやすくなるためです。2か月弱で開花するまでに生育していることに、生徒は驚いていました。

 今回は、大玉・中玉・ミニトマト7品種、合計120株を植え付けました。

 

 

 

江掘り(農業系列)

 2年生「作物・野菜」

 春の準備の第2弾は、“江掘り(えほり)”です。

 露地の畑周辺にある排水溝の掃除ですね。農作業においては、水の管理が一番大切。田んぼでは水を取り入れるために、また畑では過剰な水を排水するためにも、用水路の掃除は欠かせません。地域と同様、農場でもこの時期に毎年江掘りを行います。

 3月10日、剣先スコップや鍬、一輪車など道具を用意して取り組みました。一年の間に泥やら枯れ葉やら枝やらが、溝に結構たまっています。水分を含んでいるので、重いです。それでも、14人が2グループに分かれて1時間ずつ活動した結果、すっかりきれいになりました。

 農作物を育てるためにも、環境を整えることの重要さを学びました。