蛸島っ子ニュース

子どもたちの様子をのせていきます。

ふるさと学習2 定置網漁について学ぶ

10月8日(金),5年生が社会科の時間に,蛸島町の田川益蔵さんをお招きし,定置網漁について学習しました。魚の習性を利用した定置網漁の仕組みや,漁業資源を守る取組について話していただきました。その取組として稚魚が多い夏に網をあげたり,網目を大きくしたりしていることや,魚の種類によって漁獲量を制限していることを教えてくださいました。

授業後,子ども達から,「底引き網漁でも、定置網漁でも魚がいなくならないように網目の大きさを工夫して,小さい魚を逃がすようにしていることが分かった。」「海には流木や網・ロープだけでなく,ビニール袋やペットボトルなどの生活のごみがあることを知った。ちゃんとごみ箱に捨てるようにしたい。」という感想が聞かれました。

SDGsの視点で学習をしている子ども達にとって,珠洲の海の豊かさを理解するとともに,水産資源を守る工夫や環境問題について考える機会となりました。

ふるさと学習1 底引き網漁師さんから学ぶ

   

10月1日(金),5・6年生が総合的な学習の時間に蛸島町の白田満広さんをお招きし,底引き網漁について学習しました。漁の仕方や様々な工夫について分かりやすく教えていただきました。また,魚やカニの減少を防ぐために,7・8月の休漁や禁漁期間を設けたり,網目を大きくしたりしていること等を教えてもらいました。網にごみがたくさん入り,困っていることを話してくださいました。SDGsの視点で学習をしている子ども達にとって,珠洲の海の豊かさを理解するとともに,水産資源を守る工夫や環境問題について考える機会となりました。

 

グッドマナーキャンペーン

9月21日(火)~27日(月)

朝,子ども達が玄関前で,挨拶運動を実施しました。登校してきた児童と元気な声で挨拶をかわしました。

保護者・地域の皆様には駐在所前の交差点にて実施して頂きました。ありがとうございました。

大学教授・会社と連携したSDGsの学習 ~「つくる責任」「つかう責任」~ 

 5・6年生が,テレビ会議システムを活用して京都大学の松山教授と花王株式会社の福田さんを迎え,総合的な学習の時間の授業を行いました。学習を深めるために,4月から珠洲で「環境にやさしい製品づくり」を研究している松山教授にお願いし,福田さんと共に持続可能な社会の在り方について考える学習を設定しました。

初めに,松山教授が,海岸に流れ着いたプラスチックごみが分解されずに自然界に残ってしまう問題を取り上げ,「捨てた人の責任だけでなく,洗剤など容器を作る会社の責任もある。双方で考えていこう。」と授業を始めました。 児童が具体的に考えるために,固形石鹸と液体石鹸(泡ハンドソープ)を使用し,ごみの量,使う水の量等の視点で,「どちらが,より正しい商品か」を考える学習活動を行いました。2つの石鹸を見たり,使ったりして比べ,自分の考えを発表しました。

「固形石鹸は、ごみが少ない。プラスチックのごみが出ない。減りにくい。においが良い。」

「液体石鹸は、詰め替えができる。容器が何回も使える。泡が出ると楽しい。泡で出る。始めに手をぬらす水がいらない。すぐ洗い流せる。水の節約になる。」

児童全員が,理由を添えてしっかりと考えを発表することができました。松山教授から,「固形石鹸は植物から,泡ハンドソープは植物からだけでなく,少しだけ石油からとれたものを使っている。」と教えてもらい,原料の違いも学習しました。

終わりに,松山教授が「『どっちが正しいのか』の答えはありません。どうしたらもっと良くなるか,会社もさらに工夫している。皆さんも一緒に考えていこう。是非,物を買う時,使う時に,SDGsの視点で考えてほしい。」と話されました。次回も松山教授に参加していただき,製品づくりの過程で生じる環境問題や,容器の工夫を考えた環境にやさしい生活について学習する予定です。