蛸島っ子ニュース

子どもたちの様子をのせていきます。

大学教授・会社と連携したSDGsの学習 ~「つくる責任」「つかう責任」~ 

 5・6年生が,テレビ会議システムを活用して京都大学の松山教授と花王株式会社の福田さんを迎え,総合的な学習の時間の授業を行いました。学習を深めるために,4月から珠洲で「環境にやさしい製品づくり」を研究している松山教授にお願いし,福田さんと共に持続可能な社会の在り方について考える学習を設定しました。

初めに,松山教授が,海岸に流れ着いたプラスチックごみが分解されずに自然界に残ってしまう問題を取り上げ,「捨てた人の責任だけでなく,洗剤など容器を作る会社の責任もある。双方で考えていこう。」と授業を始めました。 児童が具体的に考えるために,固形石鹸と液体石鹸(泡ハンドソープ)を使用し,ごみの量,使う水の量等の視点で,「どちらが,より正しい商品か」を考える学習活動を行いました。2つの石鹸を見たり,使ったりして比べ,自分の考えを発表しました。

「固形石鹸は、ごみが少ない。プラスチックのごみが出ない。減りにくい。においが良い。」

「液体石鹸は、詰め替えができる。容器が何回も使える。泡が出ると楽しい。泡で出る。始めに手をぬらす水がいらない。すぐ洗い流せる。水の節約になる。」

児童全員が,理由を添えてしっかりと考えを発表することができました。松山教授から,「固形石鹸は植物から,泡ハンドソープは植物からだけでなく,少しだけ石油からとれたものを使っている。」と教えてもらい,原料の違いも学習しました。

終わりに,松山教授が「『どっちが正しいのか』の答えはありません。どうしたらもっと良くなるか,会社もさらに工夫している。皆さんも一緒に考えていこう。是非,物を買う時,使う時に,SDGsの視点で考えてほしい。」と話されました。次回も松山教授に参加していただき,製品づくりの過程で生じる環境問題や,容器の工夫を考えた環境にやさしい生活について学習する予定です。

3年生 社会科学習 スーパーマーケット見学

 9月15日(水),3年生が社会科の学習でスーパー大丸さんを見学させて頂きました。いつもは入れない2階や,お店の裏側まで見させて頂きました。お話を一生懸命聞いたり,分からないことは質問したりしました。スーパーでは,安全で安心な食料品を届けるために様々な工夫をしていることを知ることができました。

5・6年生 塩づくり体験

 9月13日(月),すず塩田村で塩作りを体験しました。海から桶で海水をくみ上げたり,海水を撒いたりしました。6年生は昨年に続き2回目とあって,慣れた手つきで取り組んでいました。塩作りの作業は大変でしたが,豊かな自然の恵みと珠洲の伝統を感じることができました。

薬物乱用防止教室

 9月6日(月),奥能登北部保健福祉センターから講師2名をお招きし,5・6年生対象に,薬物乱用防止教室が行われました。教室では,お酒が未成年の体に及ぼす影響が大きいことや,お酒の上手な断り方について学びました。「体の健康を考えて,20歳まではお酒を飲まないという法律を守ろうと思った。」「誘われてもしっかり断ろうと思った。」と感想を持っていました

生き物観察会2

 9月3日(金),里山生き物観察会が行われました。毎年3・4年生が参加しています。5月24日に引き続き,2回目の観察です。蛸島にあるため池と上野武守さんの田んぼで生息している生き物について調べました。季節や環境によって生息する生き物がちがうこと,環境との関りについて学んだこと等を12月に観察会報告会で発表する予定です。