津幡高校の日々の様子がごらんいただけます。

高校日誌

【2年総合学科】養蚕プロジェクト:製糸体験と人形づくり

本校2年総合学科は、12月6日(土)に津幡町文化会館シグナスで開催される

「科学の祭典 おもしろ科学体験教室」にて、

【蚕の繭で遊ぼう】をテーマとした「製糸体験」と「繭人形づくり体験」を実施する予定です。


その準備として、まずは生徒たちが実際に製糸や人形づくりに挑戦し、体験内容や説明方法について検討しました。

今後は、来場者の皆様にどのように繭の魅力を伝え、楽しんでいただけるかを話し合いながら、

当日に向けて準備を進めていきます。

「科学の祭典」へお越しの際は、ぜひ津幡高校【蚕の繭で遊ぼう】ブースへお立ち寄りください。

皆様のお越しをお待ちしております。

 

↑繭を生かしてどのような人形が出来るか考える生徒

 

↑繭を煮て手作りの装置で糸を巻き取る生徒

 

科学の祭典チラシ.pdf

↑科学の祭典の詳細はこちら

 

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【2年総合学科】養蚕プロジェクト 途中経過報告③:繭が完成しました!

10月3日(金)に3齢からの飼育をスタートさせました。

そして10月21日(火)頃から、数頭の蚕が糸を吐き始め、10月27日にはすべての蚕が立派な繭となりました。

↑はじめは中が透けていましたが、時間が経つごとに繭が完成していきます。

 

また、今年のプロジェクトでは、生徒たちの希望により「シルクうちわ」の制作に挑戦しています。

このために、繭を作り始めた蚕7〜8頭を選び、繭を破ってうちわの骨組みの上に優しく置きました。

蚕たちは、うちわの上で再び懸命に糸を吐き、本来うちわの「紙」である部分を

美しいシルクの糸で埋め尽くしてくれました。

糸を吐き終えた蚕は、やがて茶色く変色し、無事に「蛹」へと姿を変えるという、命のサイクルを間近で

観察することもできました。

生徒たちは、この工程を通じて、命の営みとものづくりの両面から、貴重な学びを得ています。

 

 

10月30日には、いよいよ「繭の毛羽取り」作業を行いました。

繭をそっと振り、中で蛹が動く「カサカサ」という音が聞こえれば、無事に成長した証拠です。

この音を確認した後、繭の表面の不要な毛羽(けば)を丁寧に取り除きました。

驚くべきことに、虫が苦手で、これまでは蚕の世話に消極的だった生徒も、この毛羽取り作業には

楽しそうに集中して取り組みました。

蚕が姿を変え、作品の材料へと変わることで、生徒たちの活動への意識も大きく変化したようです。

毛羽取りを終えた繭は、今後の活用(糸取りや人形づくりなど)に備えるため、現在冷凍保存しています。

↑ALTのワドロー先生と一緒に毛羽取りをしました!

 

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【3年総合学科】どまんなかフェスタで学びを実践!

3年生の総合学科「総合的な探究の時間」の授業では、生徒が4つのグループに分かれ、

地域課題や資源をテーマに探究活動を深めています。

生徒たちの「学びを実践したい」という意欲から、

10月18日(土)に津幡町四つ角交差点で開催された「どまんなかフェスタ」に参加しました。

 

今回出店という形で地域デビューを果たしたのは、「農蚕(のうさん)グループ」です。

彼らは農業や養蚕をテーマとし、昨年度飼育した約400頭の蚕の活用方法や、

桑の葉の新たな可能性について、探究を続けてきました。

 

当日は、探究の成果として開発・企画した「美肌繭」と「桑茶」を販売しました。

自分たちが考えた商品を地域の方々に直接お届けし、温かいフィードバックをいただくことで、生徒たちは大きな達成感を得るとともに、今後の探究活動への意欲をさらに高めることができました。

 

↑販売した「桑茶」

 

↑販売した「美肌繭」。こちらはこの日準備した分は完売しましたキラキラ

 

↑(上2枚)津幡高校3年探究ブースの様子

 

↑接客中の生徒。仮装コンテストも同時開催されていたので、皆さん仮装しています1ツ星

 

↑塗り絵コーナーも好評でした!

 

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【2年総合学科】養蚕プロジェクト 途中経過報告②:いよいよ繭づくり開始!

2年生の総合学科で取り組んでいる養蚕プロジェクトでは、蚕の成長が順調に進んでいます。

現在、蚕の大きさは約8cmほどに成長しました。

 

生徒たちが桑の葉を与えると、蚕たちはむしゃむしゃと勢いよく葉を食べており、

その「カサカサ」という摂食音が聞こえるほどです!

成長した蚕は食欲旺盛で、朝晩でそれぞれ10枚近くの葉を平らげます。

その中でも、いよいよ繭を作り始める蚕(熟蚕)が見られ始めました。

体が少し黄色みがかり、糸を吐きながらうっすらと繭を作り始めています。

中には、高いところに上る習性からか、飼育箱の外側で繭を作ろうと試みる蚕も数頭見つかりました。

 

 

また、今年度は「シルクうちわを作りたい」と言う生徒がおり、挑戦してみました。

繭を作り始めた蚕を繭から出してうちわの上を歩かせることで、

通常のうちわの紙の部分がシルクで出来上がるという物です!

 

生徒たちは日々、蚕の劇的な変化を熱心に観察し、記録しています。

これからも、蚕が立派な繭を作るまで、大切に育てていきます。

次回の報告もご期待ください!

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【2年総合学科】養蚕プロジェクト、途中経過報告①:蚕が5令に成長しました!

2年総合学科の「養蚕プロジェクト」が始動し、蚕の飼育を始めてから約2週間が経過しました。

 

蚕は成長段階を「令(れい)」と呼びます。本校では3令から飼育を始め、現在、5令へと順調に成長しています。

この間、蚕は成長のためにエサを食べなくなる「眠(みん)」を経て、令が進むごとに脱皮を繰り返しています。

生徒たちは日々の観察と世話を通して、様々な「発見」をしました。

        ・まだ繭を作る時期ではないのに、飼育箱の中に糸のようなものが付着している。
        ・エサを食べずに動きが鈍い蚕がいる。(これは「眠」に入る前の状態です。)
        ・脱皮がうまくいかず、体の皮が残ってしまっている蚕がいる。


これらの現象から、生徒たちは生き物を育てる難しさや、一つひとつの生命の営みを学び、

真剣に世話に取り組んでいます。

 

↑(2枚)休日も蚕の世話をしに来る生徒。※10/13㈪祝日の様子

 

↑5令の蚕。※10/14㈫の様子。食欲旺盛です。

 

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