校長室より「おこらいえ」
「めんそーれ」vol.18 マリンスポーツ
リザンシーパーク谷茶ベイホテルの
プライベートビーチでマリンスポーツ
ドラゴンボートやジェットスキー
待ち時間の間に綱引き大会やムカデ競争
マンググローブ&カヌー体験や
青の洞門のコースもあります
思いっきり楽しみました
インストラクターの先生に気に入られ
うちの息子の嫁にぜひ
とプロポーズされた子もいました
生徒の写真を撮る時に
「せーの!パチリ!」
と言ったら
「なんやそれ?」
と笑われました
そういえば
スマホのカメラは
パチリとは言いませんもんね
小学校の算数で
おつりの計算問題も
姿を消しつつあるそうです
キャッシュレスが進み
おつりを知らない子が
増えているからだそうです
ベルトをバンドと言ったり
ベストをチョッキと言ったり
サンダーバードを雷鳥と言ったりする世代には
生きにくい世の中になってきました
「めんそーれ」vol.17 お昼
ロイヤルビュー美ら海でお昼
オーシャンビューの素敵なレストラン
綺麗な海をバックに
綺麗なお嬢さんたちをパチリ
「めんそーれ」vol.16 美ら海水族館
美ら海水族館にきました
梅雨明けの爽やかな暑さが
輪島の海とはまた別の美しさ
ハイビスカスの中で記念撮影
ジンベエザメ
能登島水族館にもいたんですけどね
今回の地震でかわいそうなことをしました
海洋汚染に関する展示です
そういえば今回の海底地殻変動で
ウミガメの死体が
打ち上げられていました
なんかいろんなものが
いろんなものに重なってしまって
純粋に楽しめなくなってしまっています
それでもイルカが素敵なショーを
見せてくれました
「めんそーれ」vol.15 歌バス
今回お世話になるのは
てぃーだ観光さん
「てぃーだ」というのは
太陽のことです
太陽のように明るいガイドさんに
迎えられ元気に
あいさつで始まります
「あかるく」
「いいこえで」
「さきに」
「つづけるように」
沖縄の海はちゅらさん
ガイドさんもちゅらさん
沖縄舞踊を踊ってくださいました
手のひらの色による健康チェック
赤い人…健康でーす!
紫の人…紫芋の食べ過ぎでーす!
白い人……
おや?山崎先生が手を挙げます
白い人は寝不足でーす!
聞けば連日3時間しか寝ていません
私たち教員は大事な生徒さんの
いわば命を預かっています
危険を伴うマリンスポーツに
万全の状態で臨ませたいのです
途中で体調を崩して
せっかくの修学旅行が
台無しにならないよう
夜十分な睡眠時間をとってもらえるよう
教員は必死で環境を
整えようとしているのです
ところが一部の生徒が騒いで
休みたい生徒が休めません
騒ぐ生徒が静かになるまで
教員が起きて注意するしかないのです
どうかぜひわかってもらいたいのです
国道58号線を北上します
ここは昔1号線だったそうです
ガイドさんがおばあちゃんにまつわる
面白いお話をしてくださいました
「おばあちゃん
ここは昔1号線だったけど
今は58号線なんだよ」
「へーそうかい
私も歳をとったけど
道も歳をとるんだね」
ちゅらさんとは
「美しい」「綺麗な」
という意味です
「めんそーれ」vol.14 3日目
今日も朝練でスタート
ホテルのプライベートビーチです
バレー部はビーチバレー
ヤンバルクイナを見つけました
違うかもしらんけど
マハリク マハリタ ヤンバルクイナ
「めんそーれ」vol.13 琉球村
琉球村にやってきました
琉球王国時代の村
有形文化財の古民家が立ち並ぶ
450年続いた琉球の名残です
琉球文化に触れます
エイサーのショーに魅了されます
エイサーとは
江戸時代に本土から伝えられた
念仏踊りがそのルーツだそうです
最後はみんなで大盛り上がり
はい!シーサー!
「めんそーれ」vol.12 珊瑚礁植え付け
沖電開発研究センター
水産養殖研究センターでの体験です
ヒトデやナマコとのふれあい
ウミガメに餌やり
そしてサンゴの苗の植え付けです
小さなコンクリート片に
思い思いの絵を施し
ゴムで結びつけて海に返します
これが輪島高校生の植えた苗です
将来沖縄の海に大きく
広がっていくのでしょうね
今回お世話になった
研修センターさんから
特別に輪島高校生のために
心を込めて作ってくださった
缶バッジをいただきました
「めんそーれ」Vol.11 お昼ご飯
宜野湾ラグーナホテルにて
お寿司 天ぷら しゃぶしゃぶ
なんでもござれのバイキング
「めんそーれ」vol.10 ひめゆりの塔
沖縄師範学校女子部
沖縄県立第一高等女学校
このふたつの学校の愛称が「ひめゆり」
戦争が凄惨を極めてくると
15歳から19歳の少女たちが
日本軍の陸軍病院へ駆り出され
「ひめゆり学徒隊」と呼ばれるように
少女たちの仕事は
ケガ人の看護のほか
弾が飛んでくる中
死体を外に捨ててくる仕事や
「飯上げ」という
ご飯の入った重い樽を運ぶ仕事
近くに弾が飛んできても
大事な食料
ひっくり返さないように運びます
急いでおにぎりを作ったのに
一人当たりゴルフボール1個ほど
「こんなんで足りるか!」
と怒鳴られたそう
少女たちは勉強する時間くらいあるだろうと
学用品や生活用品を持ち込んだのですが
歯も磨けず顔も洗えない生活が続きました
「君たちは今までよく頑張った
今日から自分で判断して行動しろ」
6月18日
突然の解散命令で
敵の目前に放り出されました
「早く出ていけ」の声に押されて
行くあてもなく
砲弾の飛び交う中
父母の名前を呼びながら
多くの生徒が死んでいきました
「微笑みて 吾ら送らむ
過ぎし日の 思い出秘めて
澄みまさる 明るきまみよ
健やかに 幸多かれと」
卒業式の日に歌われるはずだった
「別れの曲」です
ここまで悲惨ではないにしろ
つらい生活が続く輪島高校の生徒たち
証言映像の前から動こうとしない生徒や
手記を食い入るように見つめる生徒
何度も何度も会場内を行き来する生徒
心に感じる何かがあったようです
「めんそーれ」vol.9 朝ご飯
よく眠れたかな?
朝ごはんはバイキング
朝稽古終えた野球部は朝からガッツリ
相撲部屋みたいですな
「めんそーれ」vol.8 おはよー
野球部 バレー部 陸上部が朝練です
午前5時集合
さすが日本の最西端
輪島ならもう明るい時間帯なのに
まだ真っ暗です
南国ならではの草花がお迎えです
やってきたのは
琉球王国時代の国廟 崇元寺跡
歴代国王の位牌が祀ってあり
国宝に指定されていましたが
沖縄戦で焼失し
今では門のみが当時の姿を残しています
明るくなってきました
聞こえてくる鳥の声も沖縄ならでは
「息が切れる さすが標高たけーな」
いえいえ全然高くないですから
テキトーなこと言ってます
「めんそーれ」vol.7 国際通り
沖縄は第二次世界大戦中
唯一地上戦が繰り広げられた地です
ここ国際通りは焼け野原からの
復興の象徴です
約1.6kmにわたるこの通りは
「奇跡の1マイル」と呼ばれます
今では国際色豊かなお店が並ぶ
素敵な観光エリアです
何十年後かの輪島と
この風景を重ね合わせて
修学旅行1日目の夜は更けます
「めんそーれ」vol.6 ステーキ
夕食はステーキです
目の前でペッパーミルパフォーマンス
圧巻のパフォーマンスに大盛り上がり
大学時代ジャグリングサークルにいた
通(とおり)先生も
「ボールは簡単だけど
長いものは難しい」と絶賛
体育の冨水先生が
「俺なら気合いでできる!
簡単や!」
通先生が憮然とした表情に…
どうやら通先生の「できる」と
冨水先生の「できる」の間には
かなり大きな開きがあるようです
空いたグラスを見た添乗員の丸山さんが
気を利かせてウォーターポットを持ってきて
矢田先生に注いでくださろうとした瞬間
店員さんが慌てて
「それ油です!」
矢田先生は危うく
サラダオイルを飲むところでした
さすが丸山さんは今年も
安定した笑いを提供してくれます
「めんそーれ」vol.5 那覇空港
沖縄に着いたよ
やっぱり暑い 南国へ来た実感
ご家族のみなさん
ご安心ください
みんな元気です
ゆいレールで国際通りへ向かいます
途中おじさんに話しかけられます
「今夜は枕投げで盛り上がるな」
「それって雑魚寝の時代の話です」
「そうか時代は変わったなー」
ゆいレールは空港と市街を結ぶモノレール
人と人との「結い」をのせて走ります
「めんそーれ」vol.4 空路那覇へ
小松空港から那覇に向かって飛び立ちます
水平線にはグリーンフラッシュ
地上では日没時のほんの一瞬
条件が整った時にだけ
ごく稀に見れる現象ですが
これだけ高度が上がると
この時間帯でも見れるんですね
石川県では富来で観れると評判です
私は今回被害の大きかった
珠洲市大谷町にある
グルグル回りながら登っていく
橋の上から見たことがあります
どうやらある程度
高度のあるところからの方が
観測しやすいようです
今回見たのは水平線全体が輝き
しかも原理が異なるので
本物ではありませんが
グリーンフラッシュには
見た人が幸せになれるという
伝説があるので
勝手に見たことにしておきます
「めんそーれ」vol.3 石川の海に見送られ
高松パーキングで休憩
道の向こうに青い海
去年行った先輩から
「沖縄の海綺麗やぞ」って
教えてもらったみたいです
でも先輩曰く
「輪島の海の方がいい匂い」
慣れ親しんだ海の匂いって
あるんですね
「めんそーれ」vol.2 バスの中
地震の爪痕残る道を行きます
バスの中では
「ひめゆり」のビデオで
事前学習です
生き延びた「ひめゆり」たちの多くは
教員になったのだそうです
つらい気持ちを経験した人は
つらい子どもたちに
寄り添いたくなるのか
次の時代をつくる
尊い仕事に捧げたくなるのか
それから
「さとうきび畑の唄」
これはTBSのスペシャルドラマで
戦争という悲惨な状況の中でも
常に明るく振る舞う
明石家さんまさんの名演が
かえって涙を誘います
生徒たちは
「ふーん いい話」
程度ですが
子どもを育てたことのある
先生たちは涙腺崩壊です
昔見た
「ライフ・イズ・ビューティフル」
というイタリア映画を思い出しました
こちらも
息子につらい思いをさせないために
必死で明るく振る舞う
父親の映画です
校長室外より「めんそーれ」vol.1
今日から4日間
校長室より「おこらいえ」特別編
校長室外より「めんそーれ」
修学旅行特別編をリアルタイムで
お届けします
2年生が3泊4日で沖縄へ
出発式では
ビジネスコースの生徒が真っ先に集合
教員からの指示を待たず
自分たちで整列し皆を待ちます
規律正しい旅行になりそうな予感
抜けるような青空の下
元気に出発です
沖縄も悲惨な戦争から立ち上がった地
たくさんの元気をもらってきます
街プロ8&11 子どもの交流場所with野球部
169日目
今日も天気の話題から
あまり一般的には
知られていないことなのですが
北海道同様
能登半島には梅雨がありません
昨日の気象衛星画像を見てわかるように
北東から南西へ向かって伸びる
梅雨前線の影響を受けにくいのです
まるで恐竜が水面から
首だけ出しているようです
すっきりとした青空が
広がるわけではありませんが
雨が落ちてくる日は
期間を通してほんの数日です
野球部関係のみなさん
この時期練習試合を組むなら
能登で組むべきですよ
そんな野球部の生徒たちも関わるのが
今日紹介する「街プロ」です
今日の「街プロ」
【福祉④】子どもの交流場所を増やす
輪島市では現在
全ての小中学校のグラウンドが
壊滅状態あるいは仮設住宅が建てられ
子どもたちが
跳んだり跳ねたり為る場所がありません
そのことに心を痛めるグループです
【スポーツ①】グラウンドきれいにする
同じ課題に対して
後先考えずにとにかく行動あるのみ
というのがこちらのグループです
輪島高校グラウンドは
自衛隊の駐屯基地となっていた関係で
液状化した上にバラスや改良剤が撒かれていて
とても使える状態ではありません
そこで目を付けたのが
市内の陸上競技場を
仮設住宅にするために
はがした人工芝です
この人工芝を敷けば
災害ゴミ処理とグラウンド問題が
一気に解決とばかりに
業者に頼み込んで
運んでもらいました
ところが一枚一枚が思いの外重く
とても人力で敷ける状況ではないことを
学びました
そこでやっぱり処分しようとしたのですが
処分に費用がかかるということを
さらに学びました
輪島市では処分の費用も含めて
見積もりしてあったそうなのですが・・・
こちらが勝手に搬入場所を
変えてしまったばっかりに・・・
難しい話はよくわかりませんが
とにかく当初の目的の
子どもたちの活動場所を確保しなくては
そう考えたメンバーは
自分たちで結局
グラウンド整備を始めました
小さなお子さんを持つお母さんが
ある日行政に対して
「あなたがたは
こどもたちにひとことでも
訊いてくださったんですか!」
と怒りをあらわにしていたのを
目にしたことがあります
子どもたちの思いを訊いたところで
結局市民の生活が最優先だから
結果が覆ることは考えにくいです
でも
子どもたちに
「これこれこんなわけだから
大事な運動場使わせてね」
という丁寧な説明が
必要だったのかもしれません
もしかして
小学校の先生方が
すでにお話くださっていたかも
しれませんね
とにかくこのふたつのグループが
協力しあうことによって
新しい何かが
生まれる予感です
天気予報とそのしくみ
167日目
梅雨入り間近
157日目に予告した
天気予報のしくみです
地上に目に見えない
でっかいルービックキューブがあると
想像してみてください
1ピースごとのキューブそれぞれについて
その中の温度・気圧・水蒸気量
を測定します
そうして
まず同じ高度での
隣同士の気圧を比較します
気圧の高い方から低い方へ
風が吹くので
一定時間内での横方向の
水蒸気の移動を予測できます
と同時に上下のキューブでの
温度差を比較すると
暖かい空気は上へ行くので
縦方向の水蒸気の移動も
予測できます
このように一定時間後の
空気の状態を計算させることで
天気を予測するのです
キューブを小さく
そして時間の刻みを短く
設定することにより
より正確な予報が可能となります
気象衛星からの
可視画像や赤外画像を
解析することで
本来人間が
近づけないようなところからでも
計算の元になる
データを集めることができます
可視画像とは
文字通り人の目に見えるままの画像
雲の厚いところは白く
雲のないところは黒く映ります
水蒸気量の測定ができます
赤外画像とは
赤外線の多いところを黒く
少ないところを白くなるよう
コンピュータ処理した画像です
温度の高いものからは
より多くの赤外線が放出されます
地表に近いほど温度が高いので
低い雲ほど多くの赤外線を放出します
このことにより
どのくらいの高度に
雲があるかを分析できます
このような作業を経て
予想天気図を作ります
そして過去のよく似た天気図を集めて
そのうち何%雨が降っていたかで
降水確率を計算します
決して予報官が
下駄を投げているわけではありません
地表だけではなく
上空の天気図も作ります
高層天気図といいます
台風は強烈な渦の
上昇気流を作ります
この渦は上空の空気の薄いところへ
向かって進みます
台風の進路予想の
手がかりのひとつとなります
「台風はいいな
進路が決まっていて」
と進路に悩む3年生が
昔つぶやいていたのを思い出しました