校長室より「おこらいえ」

生命の起源

地震から 403 日目

豪雨から 139 日目

 

積もりましたね

 

お車でお子様を送迎の方にお願いです

普段から学校正門前の道路での昇降は

交通の妨げになるので

ご遠慮いただいているところですが

豪雪により状況が悪化しています

 

ご面倒でも

ふらっとホームなど

学校から離れた場所への送迎に

ご協力ください

 

苦情の電話が学校にあります

改善されない場合は

「学校に火をつける」

とおっしゃってます

 

学校が燃えてしまいますと

たいへん困りますので

ぜひともご協力をお願いします


3年生の進路決定者の特別授業

 

 

 

 

 

 

ボランティアのため除雪作業に出ました

 

 

 

 

 

 

なぜか途中から雪だるまづくりや

かまくらづくりになってしまいました

 

 

 

 

 

 

私が子どもの頃は

冬の間ずっとこんな光景だったんですけどね

最近ではめったに見られなくなった雪に

みんな大はしゃぎです


本校和太鼓部でご指導してくださっている

今井昴さんが

「横浜太鼓祭」で優勝を果たすとともに

文部科学大臣賞を受賞しました

おめでとうございます

昴さんが活躍する

「輪島・和太鼓 虎之助」さんには

本校和太鼓部の生徒も所属し

小さいときから

ばちさばきのご指導をしていただいています

今後とも被災地の子どもたちに

夢を与え続けていただきたいと思います 


さて先日

小惑星ベンヌに「アミノ酸」や「核酸塩基」が

含まれていることがわかったとの論文が

英科学誌に掲載されました

 

それがどうした?

という方のために

長くなりますがご説明します

 

我々生物のからだは

主に水とタンパク質からできています

タンパク質とはアミノ酸がつながったものです

 

タンパク質を構成するアミノ酸には20種類あります

アミノ酸の構造を考えるには

メタンからスタートするとわかりやすいです

 

メタンは炭素の周りに4つの水素が結合しています

 

4つの水素のうち

1個はそのまま

1個をアミノ基(アンモニアみたいなもの)

1個をカルボキシ機(二酸化炭素に水素がくっついたもの)

に変えたものが全てのアミノ酸の

基本構造です

4つの水素のうち最後の1個の代わりに

何がついているかによって

20種類の違いが生まれます

 

ところで

地球は空気に覆われています

現在の空気は

80%の窒素と

20%の酸素からできています

 

ところが生まれてまもない頃の地球の空気は

メタンとアンモニアと二酸化炭素と水素から

できていたようです

 

「なんでそんなことわかるん?

 見たんかい!」

という君

いい質問です

見たんです

 

その答えは南極の氷にあります

南極の氷のずっとずっと下の方には

地球が氷河期になる前の空気が

閉じ込められているのです

 

さてそんなふうに突き止められた

氷河期直前の地球大気の組成は

メタン・アンモニア・二酸化炭素・水素

 

これら4つの気体を混合させて

電気をかける実験をします

つまり古代地球において

雷が鳴り響いた時の様子を再現します

 

するとなんと

最も簡単な構造のアミノ酸である

グリシンが合成されたのです

 

このようにして地球に誕生したグリシンは

その後さまざまなアミノ酸に形を変えます

 

アミノ酸のカルボキシ基は酸性

アミノ基はアルカリ性の性質を持つので

中和反応をおこしながら

アミノ酸同士が次々と繋がり

生命の源タンパク質が作られた

とするのがその説です

 

もう一つの説は

我々の祖先が

宇宙からやってきたとする説です

 

その説を裏付けるものとなり得るのが

今回の発見です

 

太古の地球には

小惑星や隕石が降り注ぎ

生命に不可欠な物質が運ばれてきた

という説です

つまり我々の祖先は

宇宙からやってきた

というわけです

 

今回アミノ酸の他に

「核酸塩基」も発見されています

アデニン・グアニン・チミン・シトシン・ウラシル

遺伝子を形作るDNAやRNAの成分です

 

生物の体はたくさんの細胞からできており

1個の細胞には通常1個の核が存在します

(赤血球や筋細胞など例外はあります)

その核の中にDNAが含まれていて

からだをつくる設計図の役割を果たしています

 

核酸塩基のうちアデニンとグアニンを

プリン体といいます

このプリン体が分解されると

尿酸ができ

それが血管内で結晶化すると痛風を起こします

 

痛風で悩む方は

プリン体の摂取を控えなければなりません

 

さて問題です

次のお寿司のうち痛風に最も悪いのはどれ?

①卵

②イクラ

③白身魚

 

プリン体が細胞の核内に含まれていることを考えると

核の数つまり細胞の数が多いものほど

プリン体が多いことになります

 

なんとなく白身魚は健康によさそうで

イクラなんかは悪そうな気がしますが

細胞数を比較してみましょう

 

①卵は白身も黄身も細胞ではなくて

 単なる栄養分です

 細胞は黄身の表面に小さく見える

 白いまん丸い胚という部分だけなので

 卵に含まれるプリン体は

 せいぜい細胞1個分です

 

②イクラも一粒に1個の細胞しかないので

 一貫食べたとしてもせいぜい

 数えきれる程度の細胞しかありません

 

ところでイクラってロシア語って知ってましたか?

ロシア人に「イクラ!」っていうと通じます

 

もうひとつついでに

お笑い芸人「ですよ。」さんのネタで

こんなんありましたね

「ですよ。ですよ。そうなんですYo!

 最近『はい』としか言えない日本人に

 『No』と言うように教えてあげたんですYo!

 そしたら・・・

 そう・・・

 イクラちゃんだったんですYo!

 あーいとぅいまてーん」

 

③白身魚はなんか健康によさそうな気がしますが

 細胞数は数え切れないので

 含まれるプリン体も無限大です

 

したがって一番痛風に悪いのは

③白身魚です

 

これは昔定期テストに出題した問題です

 

単なる三択ではなくて

リード文を読めば解けるようになっています

 

現代社会において

莫大な情報を読み解いて

不要な情報を棄てて

必要な情報だけを選び出す力が求められます

 

そのことを意識しての出題でした 

生徒からの授業評価

地震から 402 日目

豪雨から 138 日目

 

大学入試共通テストの結果を受けて

出願する大学も決まり

いよいよ目標に向けて

最後の追い込みにかかっています

 

被災地のしかも豪雪の中頑張る受験生を応援するため

一般財団法人 藤本育英財団(理事長 藤本 由紀子 さま)より

 

受験生一人ひとりにたくさんの支援金をいただきました 

 

輪島高校だけでなく

奥能登全ての高校からの受験生を支援してくださっています

本当にありがとうございます

 

自分の目標とする学校に合格することが

一番の恩返しです

受験生頑張れ

みんなが応援してくれているぞ!


輪島高校では生徒による授業評価を

年2回実施しています

 

時間は経ってしまいましたが

2学期末に実施したものについて

自由記述の内容を

ご紹介します

 

〇国語表現の授業は満足度が高い(2年ビジネスコース)

〇簿記の授業で判断力が身についた(以下2ビ)

〇矢田先生のペアワークが最高!(2ビ)

〇山元先生に1質問すると10返してくれる(2ビ)

〇マーケティングのディベートがよかった(2ビ)

〇奥野先生は笑いをはさみつつよくまとまっている(2年普通コース)

〇坂下先生は説明と問題のバランスがよい(以下2普)

〇普段の悩みを聞いてくれる先生の授業はやる気が出る(2普)

〇千雅先生の授業は雰囲気がよくてとても楽しい(2普)

〇矢田先生の授業はおもしろくわかりやすい(2普)

〇高森先生の教え方や空気が好き(2普)

〇昭子先生の授業は難しいけど入試に役に立つ(2普)

〇宮下先生は納得いくまで説明してくれる(2普)

〇通先生の丁寧な授業のおかげで意欲が高まった(3年普通コース)

〇伊奈岡先生はいつも楽しそうに授業をしている(以下3普)

〇今田先生は可能な限り自分たちで解かせようとしてくれる(3普)

〇最近先生に言われる「がんばれ」が心に響く(3普)

〇化学はペア学習がいっぱいあって教え合えるのが楽しい(3普)

などなど

 

一方教員が改めるべきものも

〇課題が多すぎる先生がいる

 →これについては「はいそうですか減らします」

  という訳にはいきません

  課題が足りないという生徒もいるのです

  生徒が自分で選べる課題にすると

  いいかもしれませんね

  課題がなくても勉強できるようになるのが理想です

  ただし教員側も中身の吟味が必要で

  単なる作業で終わるような課題は論外です

〇わかりづらい先生がいる

 →校長への報告や相談を聞いていると

  本当に簡潔にわかりやすく

  説明してくださる先生がいます

  そんな先生は

  生徒からの授業評価も高いです

〇声が大きすぎる先生がいる

 →突然大きな声出されると

  ビクッとしますよね

  わかります

  校長室前の廊下を通る時に

  突然奇声を上げる生徒がいて

  ビクってなります

  お互い気をつけましょうね

〇授業の進度の遅い先生がいる

 →シラバスに沿って授業をしているはずですが…

  確認してもらいます

〇わかる人だけで進めようとする先生がいる

 →わかる人の仲間入りする裏ワザを教えます

  正確にいうと

  わかる人でなくても

  先生があなた中心に授業を進めてくれるようになる裏技です

  先生の説明がわかった瞬間

  大きく頷くのです

  先生が「いいですか?」

  と問いかけた瞬間大きく頷くのです

  これを繰り返して

  この子はわかった時に頷く子だと

  刷り込むのです

  そうすると先生はあなたを中心に

  授業をするようになります

  あなたがわからないときは

  ちょっと首をかしげてみてください

  先生は

  今の説明はわかりにくかったかなと

  もう一度説明してくれるようになります

〇ペアワークは楽しいけど定期的に席替えをして欲しい

 →伝えておきますね

〇ひたすらノートに書くだけの授業がある

 →これでは昭和の授業ですね

  世界に先駆けて

  教育のIT化を推し進めたフィンランドでは

  書くことの教育効果を見直して

  アナログ回帰しているようなので

  場面に応じて

  デジタルとアナログを使い分ける

  バランスが大事なのかなと思います

〇ペア活動だけだと限界があるので先生の解説がほしい

 →ペア活動の時は

  教員は喋らないのが基本です

  ヒントを出したくてウズウズしているのですが

  あえて口をつぐんでいるのです

  自分たちでたどり着けそうなペアもあるのに

  それを邪魔してしまうからです

  でも行き詰まるペアもありますよね

  先生方

  わからないペアだけ集めて

  ヒントを与えるとか

  わからないペアはわかるペアのところに

  訊きに行かせるとか

  何も授業中ずっと座っていなければいけないという

  ルールなんてありません

  あるいはヒントカードを準備しておいて

  そのグループに与えるとか

  さまざまな工夫をしてみてください

〇なんでこんなのわからないの?と言われるとやる気なくす

 →そうですね

  先生の一言の影響は大きいですね

  このブログを読んでいる先生は

  もう言わないはずです

愉快な仲間たち

地震から 401 日目

豪雨から 137 日目

 

久しぶりに

輪島高校の愉快な先生を紹介するコーナー

 

今日は春木先生の巻です

 

発災以来ずっと

避難所としての輪島高校の秩序を保つため

ご尽力してくださっていました

 

現在は退職なさって

別の場所で働いていらっしゃいます

 

発災以来

毎朝早く

ホウキを持って玄関に立ってくださり

綺麗に清めてくださっていました

あの劣悪な環境の中

伝染病など蔓延せずに

皆が健康に過ごせたのは

春木先生のおかげと言って

過言ではありません

 

その姿はレレレのおじさんのようでありました

 

あまり知られてはいませんが

レレレのおじさんのモデルは

お釈迦さまのお弟子です

「おでかけですかー?レレレのレー♪」

その名はチューダ

 

チューダはある時申し出ます

「お釈迦さま、私はあまりにも愚かです」と

するとお釈迦さまは

「自らを愚かだと知っている者のことを

 どうして愚か者と言えるだろう

 自分を賢いと思い上がっている者こそ

 本当の愚か者ではないだろうか

 これからは毎日掃除をするがよい」

と一本のほうきを渡します

 

チューダは毎日無心で掃除をする中で

お釈迦様の言葉の本当の意味に気付き

ついには悟りを得ることができるのでした
 

時折やってくる不審者を追い払う先生は

近衛兵のようでもありました

 

それゆえ

来校者には

怖い人という印象を与えていたようです

 

でも春木先生は

むしろ紳士的でユーモアあふれる方です

NHKのFさん

春木先生は怖くないですよ

 

その証拠に

春木先生に習ったうちの娘は

大ファンなんです

授業のノートを一度見せてもらいました

そこには教科の内容はほとんどなく

授業中に春木先生が放った

クオリティーの高いハイセンスな

ギャグのオンパレードでした

 

私が最も大好きなネタは

「さすが春木先生!すごいですね!」

と大絶賛すると必ず

「いえいえ

 ほんの氷山の一角です」

と尊大に謙遜なさるところです 

 

さて

そんな春木先生の専門は生物です

先日このブログで書いた

ヒトデのくだりについて

異議申し立てのお電話がありました

 

私はあいにく不在でしたが

輪島高校のさかなクンこと伊奈岡先生と

話題に花が咲いたようです

 

このブログに書かれている内容は

ほとんど曖昧な記憶によって書かれているので

出典が明らかではありませんレベルのものです

日によっては

10のうち12が嘘という日もあります

 

嘘かホントかギリギリのところを狙う

ということは

私が授業を組み立てる際に

意識していたところではあります

 

聞いている方にとっては

そのラインが最も面白く聞けるラインであって

100%真実だけという授業は

教科書に任せておけばいいのです

 

そうでもないですね

教科書に平然と矛盾が書かれていることがあります

 

例えば私の専門

化学では

①一酸化炭素は極性分子である

②極性分子は水に溶ける

③一酸化炭素は水に溶けない

ということが平然と教科書に書かれています

 

明らかに矛盾しています

このことに疑問を持った生徒が

質問してきた時に

「例外もある 覚えておけ」

と言ってしまうと

たちまちその子は

化学が嫌いになってしまうでしょう

 

このことに徹底的に説明できる力と

深い教材理解が

教師には求められます

 

気になった化学の先生のために種明かしすると

一酸化炭素の電子式を描かせると理解できます

炭素と酸素の結合は三重結合

よく見ると2本の共有結合と

1本の配位結合からできています

つまり

電気陰性度の差により

電子を引き付けていた酸素原子が

配位結合によって電子をお返ししているのです

そのことにより無極性分子のような

ふるまいをしていると考えられます

 

本来であれば双極子モーメントを用いて

説明するべきところでしょうが

高校で習うことがらを用いて

いかにわかりやすく説明するか

そして既存の知識とどう結びつけるか

 

そうすることにより

生徒たちは学ぶことの楽しさを知っていくのです

 

さて春木先生の

ハイセンスギャグコーナーも

このブログに作りたいので

春木先生

よろしければ楽しいネタ教えてください

光陰矢の如し

地震から 400 日目

もう400日ですか

 

月日の経つのは疾いもので

今年も残すところ11ヶ月となりました

年越しの準備にはまだ早いですかね

今年の10大ニュースはもうお決まりですか?

私にとっての昨年は

一日目にしてトップニュースが決まるという

極めて特殊な一年でありました

今年は何事もなく

この何事もなくということに

幸せをかみしめています

 

このブログも398回目

途中嫌になってサボった2回を除いて

毎日更新です

人生で二日までしか日記が続いたことのない

飽きっぽい性格なのですが

自分でも驚いています

 

それもこれも

「読んだよ」って言ってくださる方あってのものです

ありがとうございます

 

思い起こせば

まだ火の手の燻る

火災現場の近くにある

街中の電気が点かない漆黒の校舎で

教頭先生とふたり泊まり込み

 

余震が怖くて石油ストーブも着けれない中

警備も兼ねて玄関先で毛布にくるまって

何かしていないと気が狂いそうで

タブレットで思いを書き綴ったのが最初でした

 

充電切れが怖いので

頭の中で組み立てては

まとまったら一気に書いて

充電が切れたら車で充電

でもガソリンにも限りがあるし

恐怖と闘いながらの執筆でした

 

最初は生徒に対して呼びかけました

電波が届かないところにる生徒がほとんどで

何人が読めるかわからないけど

一緒に頑張ろうと呼びかけました

 

保護者の方への情報提供も意図しました

とにかく情報がないと不安です

学校の様子を逐一報告するつもりで書きました

 

一日の閲覧件数が最も多かったのは修学旅行中です

やはりお子さんが旅先でどうしているか

親御さんの気になるポイントのようです

 

それでも保護者アンケートによると

学校のホームページを

「ほとんど見ない」

「全く見ない」

と回答される方が4割ほどいて

まだまだダメだなと軽く凹んでいます

 

最近「無断アルバイト」が問題化しています

本校では原則アルバイトは禁止

本分である学習に集中してもらうためです

経済的に困っている家庭に限り許可

でも試験で赤点をとると許可取り消し

という方針で指導してきました

 

震災後は

家庭の状況それから飲食店の状況が大きく変わったので

従来の規制を撤廃し

申し出のあったものについては

今のところ全て許可しています

 

そこで保護者の方にお願いです

アルバイトをする場合は申請するよう

お伝えください

 

これまでに無断アルバイトが発覚したケースでは

保護者が

「どうせお前の成績なら許可されんから黙ってやれ」

と言っているようです

 

認識が間違っています!

学校はアルバイトを認める方向で指導しています

親がルールを破ることを

子どもに教えてどうするんですか!

 

このくらいルールを破ってもいいだろうが日常化し

そしてルールを破っても咎められる経験のなかった若者が

自分の心にブレーキをかける術を知らず

スシローの醤油を舐めて償い切れないほどの賠償を求められたり

闇バイトの危険性に気づかず手を染めたりするのです

 

こんな校長の思いを

保護者のみなさまに伝える手段としても

このブログは力を発揮するようになりました

 

今このブログを読んでくださっている

6割の保護者の中に

「黙ってやれ」派はいないはずですので

どうかアルバイトをしている生徒がいたら

許可を取っているか確認しあって

4割の方に伝えていただきたいと思います

 

先生方に話したいことも書いたりします

おかげで職員会議前の校長挨拶は時短でき

毎朝の職員朝礼も必要ありません

 

娘が

「お父さん今までの教員生活で得たもん

 全て書こうと思とるやろ」

さすがよく見ています

その通りです

 

昔は飲み会なんかで

先輩教員の話を若手教員がじっくり聴く

なんてことが日常的に行われ

私もその席で

本当に多くのものを学ばせていただきました

 

コロナ以降その場面もめっきり少なくなったので

若い先生方にぜひ伝えたいということも

盛り込んだりしています

 

実際の飲み会の席だと

ウザがられてしまうような内容であっても

ことばを選びながら書けるし

ウッカリ失言していたら

何度も読み返し削除したりしています


【今週のありがとう】

 

全日本書道教育研究会 髙橋 邦夫 理事長はじめみなさま

素晴らしい書と義援金ありがとうございました

 

里みちこ さま

素敵な字葉書ありがとうございました

 

国際ロータリー第2610地区の皆様

希望の翼奨学金のお申し入れありがとうござうます

 

小坂小学校の久野恭子先生

ストリートピアノ演奏と子供たちの歌声ありがとうございます

 

北陸電力教育振興財団 山田 外史 様はじめみなさま

液晶テレビ大切に使わせていただいております

 

 

※このコーナーではこれまで

 ご支援いただいた方々を

 ご紹介させていただいています

 なにせバタバタしていた中

 記録があいまいで

 「うちの支援の内容違う!」とか

 「うちは支援したのに紹介まだか!」

 といったお叱りございましたら

 お教えいただければと存じます

 このコーナーはまだまだ続きます

おくの寄り道

地震から 399 日目

豪雨から 135 日目

 

昔から繰り返し夢に出てくる

不思議な風景が3つあって

 

行ったことはないのに

なぜか懐かしいような

詳しく思い出そうとすると

フッと頭から消えていく

そんな儚い風景です

 

ひとつめは駅のプラットホーム

ホームを出るとすぐにトンネルがある風景です

 

ふたつめは丘の上の真っ白な住宅街

網目のように整備された道をたどって丘を登ると

一面同じ建物の並ぶ

そんなありそうでなさそうな風景

 

女川原発が見える丘の上に立っています

 

 

 

 

 

 

 3月11日付の朝日新聞「天声人語」

「女川町を見下ろす丘の上で、

 これを書いています。

 いかがお過ごしですか?

 あの日と同じように、

 さっきまで小雪が風に舞っていました。

 あなたたちを忘れぬようにという

 空からのメッセージでしょう。」

 この記事を書いた方と同じ場所でしょうか?

 

 

 

 

 

 

夜が白々と明けてきました

目の前の光景を見て

ハッと息を飲みました

 

ずっと夢で見ていたのは

まさにこの風景です

坂の勾配も

曲がりくねった道の細さも

このまんま

 

 

 

 

 

 

不思議なことに

ずっとこの風景を見続けていたのか

 

今思い出したけど

大きなビルが倒れる夢や

アスファルトの下に大きな穴が空いて

道路が崩れる夢も

そういえば何度か夢に見ていました

 

みなさんそんなものなのでしょうか?

 

丘を降りて女川駅に降り立ちました

 

 

 

 

 

 

JR石巻線の終着駅の女川には

線路が一本

 

 

 

 

 

 

かつて能登半島の終着駅の輪島駅も

こんな感じでした

 

東北の新聞記者の方に

教えていただきました

女川が他の東北の沿岸部の町と違うのは

復興計画を立てる際に

「60過ぎたら口出しするな!」

を合言葉にしたことです

 

若いアイデアで自分たちのまちを

つくりあげたのだそうです

 

駅からまっすぐに港に向かって

道が降りています

 

 

 

 

 

 

他のまちに見られるような

海の見えないような防波堤は

一切ありません

 

 

 

 

 

 

海岸ギリギリまで

素敵な店が軒を連ね

開店前なのにピアノのBGMが流れています

 

 

 

 

 

 

堤防を作らなかったのは

住宅は全て高台に新築して

海岸には商業施設しか

作らなかったからです

店は流されてもまた作ればいい

というコンセプトのようです

 

輪島の朝市も

既存の道路をそのまま活かして

商業施設と生活空間を棲み分けして

などとチマチマやってないで

このくらい思い切ってやればいいのに

ひとつの大きな複合施設にして

ディズニーリゾートに

ファンタジーランドや

トゥモローランドがあるように

輪島塗界隈

朝市界隈

図書館を中心にした学びスペース

マリンタウンをそのまま生かしてスポーツランド

ナタくんの海辺の映画館

観光客も市民も一緒に楽しめるそんな・・・

おっと私は60歳を過ぎていました

黙っています

 

でもこれだけは提案させてください

 

 

 

 

 

 

こちらはトレーラーハウスを利用した

ホテルです

トレーラーハウスとは思えない

おしゃれなつくりになっています

まちの復興を待たずに

これなら今からでも観光客を呼べます

いいアイデアだと思いませんか?


さて一方こちらは高台を築いて

町ごと嵩上げした場所

 

 

 

 

 

 

そしてこれが防波堤です

 

 

 

 

 

 

ベルリンの壁って

こんな感じだったのでしょうか?

 

壁の内側には

住宅はおろか商業施設すらなく

ガランと空き地が広がるだけ

 

 

 

 

 

 

この壁は一体何を一所懸命

守っているのでしょうか


多くのこどもたちが犠牲となった

大川小学校跡に行ってみました

 

 

 

 

 

 

北上川を津波が遡上してきて

学校を呑み込んだのです

 

 

 

 

 

 

 2011年3月11日

いつもと同じ朝でした

「行ってきます」の後ろ姿を見送ったあの日

「寒かったでしょう」とあたたかい手で抱きしめてあげたい

 

 

 

 

 

 

あの日は校長先生が出張で

教頭先生がその指示を待つ間に…

と記憶しています

 

この教訓は今回の震災対応において

私の判断の大きな拠り所となるものでした

とにかく校長は上からの指示を待っていてはいけない

そしていざという時教頭が自分で判断できるよう

普段からコミュニケーションをとらなくてはならない 

 

学芸員の方に訊ねられました

「東日本の教訓は

 今回能登のお役に立てたのでしょうか?」

「はい そのおかげでこうして生きていられます」

とお答えしました


門脇小学校にも行ってみました

 

こちらも津波に襲われて

教室が真っ黒焦げになっていました

 

なぜ津波で火事に?

ここには経験した方ではないとわからない

驚くべき事実があるのです

 

 

 

 

 

 

火事になった家が

燃えながら津波で流されて

学校に火がついてしまったのです

 

学芸員の方はおっしゃっていました

「津波が来たら近くの高い建物に逃げると言うのは

 あくまでも時間がない時の最後の手段

 基本は山に逃げないといけない」


慶長大津波の2年後

仙台藩復興のために遣欧使節を送った

伊達政宗公の御霊を祀った「瑞鳳殿」

 

 

 

 

 

 

政宗自身が遺言でこの地に決めたそうです

 

そして政宗が建立した大崎八幡宮

 

 

 

 

 

 

金彩や色鮮やかな彫刻が施された黒漆塗り

当時輪島塗の職人が

駆り出されたりしてなかったかな?

なんだかワクワクします

全国にはそういう例が見られますので

可能性ゼロではありませんよね

 

政宗公による

慶長大津波からの仙台藩の復興を

見習って

自分ができることをやっていく

そうお誓いしました

「あたりまえ」の反対の言葉は?

地震から 398 日目

豪雨から 134 日目

 

宮城県多賀城高校での

「3.11メモリアル“Re-Dit”ミーティング」

2日目

 

今日はポスターセッションが行われました

北は北海道

南は鹿児島まで

全国から集まった高校生からの発表です

 

 

 

 

 

 

 

北海道室蘭栄高校さんは

津波浸水をコンピュータシミュレーションしました

 

 

 

 

 

 

 

北海道函館西高校さんは

形骸化した避難訓練からの脱却を考えました

 

 

 

 

 

 

 

北海道釧路湖陵高校さんは

建造物の配置と津波による被害の関係について発表しました

 

 

 

 

 

 

 

青森県立大湊高校さんは

下北BOUSAIネットワークに取り組んでいます

 

 

 

 

 

 

 

青森県立名久井農業高校さんは

農村の防災リーダーとなっています

 

 

 

 

 

 

 

青森県立八戸中央高校さんは

東日本未経験世代に向けたポスターを作りました

 

 

 

 

 

 

 

秋田県立由利高等学校さんは

高校での避難所運営について考えました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福島県立白河高校さんは

福島県の風評被害の現在について発表しました

 

 

 

 

 

 

 

福島県立磐城高校さんは

「今」を伝えるをテーマに発表しました

 

福島県立相馬総合高校さんは

震災を風化させない取り組みをしています

 

 

 

 

 

 

 

さいたま市立大宮国際中等教育学校さんは

災害と食や発電との関係について発表しました

 

 

 

 

 

 

 

横浜緑ケ丘高校さんの発表は

「東日本大震災は本当に終わったのか」

 

 

 

 

 

 

 

桜美林高校さんは

災害時に必要な情報について過去から学びました

 

 

 

 

 

 

 

輪島高校にも支援に来てくださった

大阪府立高石高校さんは

その視察で学んだ防災減災について発表しました

 

 

 

 

 

 

簡易トイレキットをみなさんにお配りしていました

公式キャラクター「トイレ小僧」のイラスト入りです

 

 

 

 

 

 

 

大阪府立富田林高校さんは

鋼球免震と心柱制度について検証しました

 

 

 

 

 

 

 

神戸大学附属中等教育学校さんは

継続的な防災学習の必要性について発表しました

 

 

 

 

 

 

 

兵庫県立舞子高校さんは

「みて学ぶ 防災パズル」を作りました

 

 

 

 

 

 

 

高知県立大方高校さんは

「未来を守るために」を考えました

 

 

 

 

 

 

 

鹿児島情報高校さんは

「国際交流を通して学ぶ創造的復興」です

 

 

 

 

 

 

 

宮城県内の高校からも

涌谷高校さん

石巻市弘文館高校さん

 

 

 

 

 

 

 

仙台第三高校さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気仙沼高校さん

 

 

 

 

 

 

 

古川黎明高校さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

からの発表がありました


午後からは

津波伝承まち歩きスタディツアーです

災害科学科の2年生のみなさんが

ご案内してくださいました

 

 

 

 

 

 

関西の高校生と多賀城の高校生が

文化交流をしていました

「ミスド↗︎ ↘︎」か「ミスド→→」か

「スタバ↗︎↘︎」か「スタバ→→」か

喧々諤々楽しそうです

私も百均のダイソーは

「太陽↗︎↘︎」のように「ダイソー↗︎↘︎」か

「代走→→」のように「ダイソー→→」か

ずっと悩んでいます

 

関東では「マック」といいますが

関西では「マクド」と略します

フランスでも「マクド」と略すそうなので

関西はフランス文化圏ですね

 

多賀城の「おはよう靴下」という

言葉も教えていただきました

親指に穴の空いた靴下のことだそうです

 

イオン多賀城店です

店内にも津波が押し寄せ

大変な状況になったそうです

波の到達点を示す表示がありました

 

 

 

 

 

 

電柱には津波の到達点を示すシールを

多賀城高校の生徒さんが貼っったそうです

行政の許可をとったり

住民の理解を得るのに大変だったらしいです

 

 

 

 

 

 

 

駐車場の壁の白い横の筋は

津波によって付けられた傷です

この高さまで波が来たことを示しましす 

 

 

 

 

 

 

 「君をおきて あだし心を わがもたば

 すゑの松山 波もこえなむ」

と歌われたすゑの松山です

(あなたを差しおいて

 他の人に心を移すようなことが

 もしあったとしたら

 波が超えるはずがないといわれている

 末の松山でさえ

 浪が越すことでしょう)

という意味です

東日本大震災の時も

多くの方がこのすゑの松山に

避難されたそうです

 

 

 

 

 

 

 

 発災時に津波が俎上してきた川です

 

 

 

 

 

 

 

最後は祈念モニュメントに手を合わせました

 

 

 

 

 

 

 

多賀城高校の防災科学科のみなさん

どうもありがとうございました

いろいろと勉強になりました

 

多賀城ではこうして次の世代への伝承が

確実に行われています

 

「あたりまえ」

そこにあるのが普通であること

そうじゃなくてそこにあること自体が奇跡的

つまり有り難きこと

それが「ありがとう」です

さとく、ゆたかに、たくましく

地震から 397 日目

豪雨から 133 日目

 

タイトルのことばは

宮城県多賀城高等学校の教育目標です

 

東日本大震災の被災地にある学校として

全国でも2校しかない防災系学科を持ち

防災を学ぶカリキュラムを取り入れています

またユネスコスクールやSSHにも指定され

生徒が主体的に学ぶことのできる

さまざまな教育を実践されています

 

昨年度本校生徒が

東北復興研修旅行で訪れた際は

お別れの時に

全校生徒で見送って激励してくださり

生徒にとって

一生忘れることのできない光景となりました

 

私は今日「3.11メモリアル“Re-Dit"」

に参加するため

そして生徒の皆さんに

直接顔を見てお礼を申し上げるために

多賀城高校を訪れます

 

3.11の順序を変えた1.31に開催されるのは

何か意図のあってのことでしょうか

 

今の高校生にとって2011年は

もしかすると記憶にない

覚えていたとしても

なんとなくいつもとは違う幼稚園の風景

あるいは誰かがが覆い被さって守ってくれた

そのくらいでしょう

 

こうして災害の記憶を後世に残すため

生徒のみなさんが活動し続けています

この姿は

能登の高校がこれから見習っていくべき姿です

 

我々に何ができるかしっかり学んで帰ります

 

冬の日本海とは打って変わって

雲ひとつない関東平野の冬の風景

富士山を車窓から望みます

 

 

 

 

 

 


基調講演では

国土交通省の日野口 厳 様から

「『公助』から考える自助・共助」

と題してお話をいただきました

 

東日本大震災の際は

津波警報が発令されていたにも関わらず

沿岸部にまだ助かる命がたくさんあるとして

出動命令が出されたそうです

 

さらに発災翌日から

「くしの歯」作戦を決行します

とにかく車が通れるだけのルートを

くしの歯のように切り啓く作戦です

余震や津波の再襲来の危険がある中

建設会社の現場責任者と道路管理者は

使命感と地域を思いやる心から

この命懸けの作戦を実行しました

ご遺体の措置に当たった

自衛隊や警察など関係機関との連携により

早期に決行できたそうです

 

非常時には通常のルールを超えた

現場の責任者の決断が求められます


私は以前

のとはやさしや土までも

地震さえやさしくて

子供が親と一緒にいる時間に起こってくれる

とこのブログで書きました

平成19年春休み中

令和5年GW中

令和6年元日

 

ところが

能登半島だけでなく

実は平成になって

日本に起こった震度6以上の地震は

全てそうなんだそうです

 

平成15年宮城県沖土曜日未明

平成15年新潟沖土曜日夕方

平成15年中越沖祝日

平成20年宮城沖土曜日朝

平成23年東日本の余震は全て深夜または未明

平成28年熊本地震は余震も含め全て夜

ほかにもありますが

起こったのは全て深夜または未明です

 

唯一平日の昼間に起こったのが

東日本大震災の本震なのだそう

 

これだけ一致すると

なんだか気味悪いですね

 

さらには地震の後に

洪水に立て続けに襲われるなんて

なんて運の悪いことと思っていたのですが

 

東日本大震災の時も

熊本地震の時も

やはり半年ほどして

洪水に襲われているそうです

 

後世に伝えていく責任を

ひしひしと感じます

Momojiro

地震から 396 日目

豪雨から 132 日目

 

総合英語の授業で幼稚園(保育園)に出向き

園児さんたちと交流を行っています

第1・2弾は英語の絵本の読み聞かせをしましたが

今回は第3弾

桃太郎のオリジナルストーリー(英語劇)を披露しました

 

 

 

 

 

 

以下に生徒からのPRを掲載します

 

私たちは先日、総合英語の授業で海の星幼稚園へ行きました

幼稚園では誰もが知っている「桃太郎」の劇を英語版で演じました


私たちがこの活動を通して目的としていることはなんだと思いますか?


それは

「楽しく英語にふれてほしい」「輪島高校って楽しそう」

と思ってもらうことです

 

私たちはこの日のために限られた練習時間の中で

園児も一緒に楽しめるよう熱心に練習に励みました

 

迎えた当日、私たちは海の星幼稚園へ出発しました

園に着くと子どもたちの元気な声が聞こえてきました

その声を聞いて

私たちも楽しんでもらえるように頑張ろうという気持ちになりました

 

劇の中には園児も参加できる工夫がされており

高校生が作ったトンネルの中を桃次郎と桃子と一緒に歩き

鬼ヶ島へ向かったり

 

 

 

 

 

 

桃次郎・桃子・犬・猿・キジと協力してボールを投げて鬼退治をし

奪われた宝箱を取り返してくれました

 

 

 

 

 


そして最後には協力してくれた園児のみんなに

生徒手作りメダルを首にかけました

笑顔で大きな声で「ありがとう」と言ってくれて

とても嬉しい気持ちになった


帰る際には

園児とハイタッチをし「see you」と言って帰りました

 

 

 

 

 

 

次回は和光幼稚園での発表なので

今回の反省点を活かして

より良い演技ができるように努力したいです

 
〜生徒の感想〜

桃次郎役(中山さん)
私は一生懸命セリフを覚えたり、それに加えて動きをつけたりなどをして園児を楽しませることが出来ました。桃子と声を合わせて言うところは何回練習したのか覚えてないくらい大変でした。そのおかげで本番ではミスなく言えることが出来ました。それでもセリフに合わせた動きなどがスムーズに行かないことが多々あったので次の発表では一連の流れとして進めることが出来たらいいと考えています。

 桃子役(谷内さん)
園児の皆さんを楽しませるために自分も楽しんで演技ができるよう努めました。練習のときにうまく言うことが出来なかったり、振る舞うことが出来なかったりしたけれど、本番では桃子らしく振る舞うことが出来たと思っています。次の幼稚園でも、桃子らしさを忘れずに園児の皆さんを楽しませられるように頑張ります!!

 鬼代表(岩波さん)
私たち鬼役は園児のみんなが楽しく劇を見てもらうために様々な工夫をしました。鬼を倒すときに高校生だけで戦うのではなく、園児も一緒に戦えるように新聞紙でボールを作ったり、一人一人鬼のお面を書き、新聞紙でハリセンを手作りして鬼だと分かりやすいように工夫しました。園児のみんなが楽しんでもらえるように工夫をする時間はとても楽しかったし、自分の成長にも繋がりました。

次の幼稚園では、恥ずかしがらずに演技をしたいです!

 
次回は来週5日に和光幼稚園に伺う予定です

輪島の走り嘘

地震から 395 日目

豪雨から 131 日目

 

昨晩「マツコの知らない世界」で

 「チェーン店朝食は

 主婦たちの救世主(メシア)」

の特集をしていました

 

日本経済新聞によると

2023年の朝食にかかる費用は402円で

自炊でもこれだけかかるのなら

外食の方が

と考える方が増えています

 

「なか卯」さんの

「こだわり卵定食」に

「鶏小鉢」をトッピングする

NEO親子丼が紹介されていました

 

早速今朝「なか卯」さんに直行です

「今朝はそのメニューを注文する方ばかりなんですよ」

と店員さんに笑われてしまいました

みなさん同じようなことを考えているようで

新しもん好きの

輪島市民性丸出しで

自分でも笑ってしまいました

 

「輪島の走り嘘」という名物があるくらい

輪島の人間は噂が大好きです

しかも大袈裟に話を盛って伝えるので

誰かが朝くしゃみをしたら

夕方には入院していることになってたりします

 

あるとき東大に合格した方がいて

「あんたんとこの息子さん東大受かってんて?

 できるねー

 何食べたらそんな頭いいなるが?」

「そやねーネギや好きやったかねー」

あくる日朝市のネギが売り切れました


先日

日本の「TOKKATSU」教育のおかげで

阪神淡路大震災の時に秩序が保たれていた

と書いたら

それを読んだ阪神淡路経験者から

情報が届きました

「報道されへんかったけど

 強盗ようさんおったで

 そのかわり地元のヤンキーが

 みんなでボコボコにしとったわ」 

だそうです

ヤンキーも正義感を学んでいるようです

恐るべし日本の「TOKKATSU」


ところで

NEO親子丼

めっちゃおいしかったですよ

ヒトデと星の不思議な関係

地震から 394 日目

豪雨から 130 日目

 

二枚貝の殻に

時折小さなまんまるい穴が空いているのを

見かけたことはありませんか?

 

あれはヒトデが貝を食べたあとです

貝にしがみついて

ザラザラの舌で1週間ほどかけて削り続け

開けた穴からエキスを吸うのだそうです

 

そこまでして食いたいか?

笑ってしまいますがヒトデにしてみたら

たぶん真剣そのものなんだと思います


私たちは

いつどうやって日本人になったのか?

6歳児は世界のどこでも同じようだけれど

12歳になる頃には

日本の子どもは“日本人”になっている

 

山崎エマ監督の

「小学校〜それは小さな社会〜」

という映画が

教育大国フィンランドで拡大公開されたのをはじめ

世界各国で注目されています

 

イギリス人の父と日本人の母を持つ山崎エマ監督は

アメリカの大学へ進学した後

ニューヨークに暮らしながら

自身の“強み”はすべて

日本の公立小学校時代に学んだ

“責任感”や“勤勉さ”などに由来していることに

気づきます

 

一年間のべ4000時間に及ぶ

小学校での密着撮影と

その後一年間をかけて編集された

ドキュメンタリー映画です

 

日本の小学校では

児童自らが学校生活を運営する

さまざまな役割を担います

その役割を全うすることで

集団生活における協調性を身につけます

 

教室の掃除や給食の配膳などを

子どもたちでする

私たち日本人にとっては当たり前の風景が

世界の国から見ると驚きの光景なのです

 

以前NHK「クローズアップ現代」でも

「TOKKATSU」として

世界に広がりを見せつつあることが

特集されていました

 

アメリカからは

「掃除の教育は『自分のことは自分でする』

 ことを学ぶための最高の見本だ」と

 

ドイツからは

「小さい頃から周りと協力する意識が

 自然と身についてくる」と

 

ギリシャからは

「子どもたちの責任感

 そして信頼する先生の姿がすごい」と

 

映画のホームページには

各国からの称賛の声が

 

阪神淡路大震災の際に

あの悲惨な状況の中

殺人・強盗・強姦などの凶悪犯罪が

ほとんどなかったことが

多くの海外メディアの間で

絶賛されました

 

このことは知らず知らずのうちに

「TOKKATSU」で身についたものなのです

 

今回の能登半島地震でも見られました

「自分よりももっと困った人がいる」

多くの方が口々にそうおっしゃって

ものや支援を分け合いました

 

一方で

 

私の家は火災のあった朝市地区の

一番端っこでポツンと燃え残りましたが

1週間ほどして潜入していると

お正月用に準備していた

ビールやお酒が全て飲み干され

床に空き缶空き瓶が散乱しているのでした

 

どうやら

「TOKKATSU」を学んでいない

ヒトデが潜入して

1週間かけて飲み干したようです

そうまでして呑みたいか?


ところで

ヒトデがクルッとまるまって

つまりパーがグーになって

周りにトゲが生えたのが

ウニです

その証拠に

ウニには精巣や卵巣が5つあって

口は五角形をしています

 

ウニのトゲが抜けて

ヒョロヒョロと長くなったのがナマコです

その証拠に

輪切りにしたときに

中心の穴は五角形をしています

能登半島の内浦

七尾湾ではナマコからつくられる

コノワタやクチコが名物ですが

震災後どうなっているのでしょう?

 

ナマコが陸に上がって

光合成を始めたのがオクラです

私説ですが学術的根拠はありません

 

この5という数字は

生物学的に非常に意味のある数字です

 

1,2,3,5,8,13,21・・・

フィボナッチ数列といって

前のふたつの数字の和を順に並べたものです

自然界に存在するものは

ほとんどがこの数字に当てはまります

 

4本足の獣?

2本の手足です

 

6本足の昆虫?

2組の3種類の足です

 

10本足のイカ?

8本の足と2本の生殖器です

 

パイナップルの皮の網目

8本と13本の渦からできています

 

ひまわりの種の数と模様もこの法則に

したがっています

 

なぜそうなるかというと

どうやら細胞の分裂と成長に

関係があるようです

 

1時間毎に分裂し

生まれたばかりの細胞が

分裂できるようになるまでに1時間かかる

そんな細胞があったとしましょう

 

1時間目

細胞Aが分裂し新しい細胞Bが生まれます

2時間目

Aが分裂しCが生まれ

Bは分裂能力を持たずそのままです

3時間目

ABが分裂し新しい細胞DEが生まれます

Cは成長のため分裂できません

4時間目

ABCが分裂し新たな細胞FGHを

DEはそのまま

・・・

このようにして

この不思議な数列ができあがるのです

 

ヒトデが空に昇って輝き出したのが

お星様です

これは本当です

昔洞窟に壁画を描くときに

ヒトデを貼り付けて

星を表現したのだそうです


【今週のありがとう】

 

大浦運輸株式会社様

うちのピアノ運び出してくれてありがとうございました

 

MPCピアノメンテナンスのみなさま

そのピアノの調律ありがとうございました

 

高知県教育委員会のみなさま

遠いところようこそ視察に来てくださいました

 

日本教育公務員共済会石川支部様

助成金と高圧水洗スプレーとても役立っています

 

高知県「こうて屋」矢野逸子さま

見事な生姜 体も心も温まりました

 

※このコーナーではこれまで

 ご支援いただいた方々を

 ご紹介させていただいています

 なにせバタバタしていた中

 記録があいまいで

 「うちの支援の内容違う!」とか

 「うちは支援したのに紹介まだか!」

 といったお叱りございましたら

 お教えいただければと存じます

 このコーナーはまだまだ続きます