2024年6月の記事一覧

再建への決意?

176日目

 

私たちは

困難な状況に立ち向かい、共に助け合い、再建への道を歩みます。

絶えず前向きに考え、希望を持ち続け、未来を築き上げるために全力を尽くします。

困難な時こそ団結し、力を合わせて再生への道を切り開きます。

一つの地域として、絆を深め、悲しみから立ち直り、新たな未来を創り出します。

 

ここまでの文章を読んで

違和感を持った方

素晴らしいです

 

これ生成AIに作ってもらいました

 

「少しユーモアを加えて」

と注文したら

 

地震に負けるか、それが問題だ。

いえ、揺れるのもお構いなし!

能登半島は強いぞ!

揺れたって立ち上がる気は天下一品!

一緒に困難を揺るがし、笑いを取り戻しましょう!

鎮守の神様も私たちに期待してるかも!

再建の一歩ずつ、元気に踏みしめよう、“能登の踊り地震”スタイルで!

えへへ

 

ですって

 

先日アップルが

iPhone にAIを搭載すると発表しました

 

「ニュースのような偽情報」

に騙されないよう

本質を見抜く目を養う必要があります

 

人間は嘘をつく生き物なので

この人の言うことは本当か?

と普段から意識して考える

習慣のついている人には

そう難しいことではないかもしれません

次はアイルランドを目指して

175日目

 

 Education in Ireland and Kanazawa University

will hold the 1st “Education in Ireland Cup”

(English Speech Contest) 

第1回Education in Ireland Cup

(英語スピーチコンテスト)が

EDUCATION IN IRELAND と金沢大学の共催で

開催されました

 

 

 

 

 

 

This is an excellent opportunity

to showcase the achievements

of their regular English studies! 

普段の英語学習の成果を発揮できる

絶好の機会です

 

 

 

 

 

 

The winner of the final round

will have the opportunity

to study in Ireland

for two to four weeks.

優勝者には

アイルランドでの研修旅行が贈られます

 

 

 

 

 

 

 

本校からは坂角凜さんが参加しました

 

輪島が壊滅的な被害を受けたこと

いつの日か朝市が復活した日には

世界中からお客さんをお迎えして

自分が案内してあげたい

そのために大学で英語を学びたい

 

そんな思いを熱く語りました 

 

結果は

アイルランド行きこそ

なりませんでしたが

ベスト5スピーカーに

選ばれました!

「めんそーれ」エピローグ

無事日程を終え今帰りの飛行機に

搭乗しました

 

 

 

 

 

 

運良くジンベエザメの

ラッピングの航空機に乗ることができました

 

 

 

 

 

 

 

私ごとですが

以前運良くYS11に乗れたことがあります

YS11は日本最初の国産のプロペラ機で

その開発には

第二次世界大戦中

海軍が飛ばしていた「零戦」の設計者らが

関わっていて

そのため非常に高い技術力の

結晶ともいえる航空機です

 

私が乗ったのは

種子島宇宙センター研修旅行の帰り

鹿児島へ向かう便

当時台風が近づいていたのですが

それをものともせず飛んできました

 

第二次世界大戦中には

陸軍も航空機を製造していて

こちらは「隼」といいます

「隼」の設計者たちは

戦後 宇宙開発へ乗り出すことになります

 

日本初のペンシルロケットを開発された

糸川博士にちなんで名付けられた

小惑星「イトカワ」から

地表サンプルを持ち帰ってきた

小惑星探査機の名前は

「はやぶさ」です

 

「はやぶさ」のプロジェクトマネージャー

川口淳一郎氏には

以前輪島高校で講演を

していただいたことがあります

 

戦後職をなくした

「隼」の開発者たちの

その後の歩みを学んだ帰路に

同じく職をなくした

「零戦」の開発者たちが

その後遺した航空機に乗る

 

そんな貴重な体験を思い出しました

YS11機は沖永良部〜鹿児島便を最後に

2006年引退しました

 

日本人はどんな逆境であっても

その度最善を尽くして

未来に繋げてきたのですね

 

そのことを学ぶ機会が

今回の修学旅行でも

たくさんありました

 

未来へ向けてまた頑張れる

大きな力をもらいました

 

沖縄便り

校長室外から「めんそーれ」

これにて

「めんそーれ」vol.21 首里城へ

 日本だけでなく世界の宝

 

 

 

 

 

 

2000円札にもデザインされています

発行されたのは

確か沖縄海洋博のあった年でしたね

 

 

 

 

 

 

首里城が火災で焼失したのは2019年

現在2026年の復旧に向けて

輪島塗の職人も携わっています

 

 

 

 

 

 

下の写真中央の白いプレハブの中で

作業が進められています

白い首里城と呼ばれているそうです

期間限定なので目にするのは

ある意味貴重な体験かもしれません 

 

 

 

 

 

  

「めんそーれ」vol.20 さよならバス

最終日のバス

今日も歌で盛り上がっています

バスは高速道路を一路首里城へ

高速道路ではガイドさんは

着席する決まりです

でも…

 

 

 

 

 

 

バスのモニターには

地図、歌詞、ガイド動画

いろんなものが映し出され

ガイドさんがそれに合わせて

ラジオパーソナリティーにように

お話ししたり歌ったり

ガイドさんが着席したままでも

エンタメの要素がたくさん

 

実はこれ

コロナで対面ガイドができなくなった時

知恵を出し合って

自分たちで作り上げたものだとか

逆境をバネに工夫を凝らし

既存のものを超えて

より素晴らしいものを作り上げて行く

素晴らしいですね

 

バスの中には島唄が流れます

この曲は

アルゼンチンで人気が出たのをきっかけに

世界中で人気となったそうです

 

言葉がわからなくても

平和のことを歌っていると

世界中の人がそう感じるのだそうです

音楽って不思議ですね

いっふぇーにふぇーで〜ビル

 

最後にアンマーを大合唱

アナタのもとに生まれ落ちたことは

こんなにも幸せだった

今頃ようやく気づきました

こんな馬鹿な私だから

 

ブログのタイトルはさよならバスですが

実は沖縄には

さようならという言葉はないそうです

「めんそーれ」vol.19 歌バスライブ

最後の晩

夕食のあとに

バスガイドさんがきてくださり

サプライズライブをしてくださいました

 

 

 

 

 

 

みんなで歌って踊って

沖縄が第二の故郷になりました

 

 

 

 

 

 

誕生日プレゼントや

じゃんけんぽんコーナー

 

 

 

 

 

 

一日中ガイドしてクタクタなのに

本当にありがとうございます

 

 

 

 

 

 

帰ってがんばれる元気をいただきました

「めんそーれ」vol.18 マリンスポーツ

リザンシーパーク谷茶ベイホテルの

プライベートビーチでマリンスポーツ

 

 

 

 

 

 

ドラゴンボートやジェットスキー 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待ち時間の間に綱引き大会やムカデ競争 

 

 

 

 

 

 

マンググローブ&カヌー体験や

 

 

 

 

 

 

 

 

青の洞門のコースもあります

 

 

 

 

 

思いっきり楽しみました

 

インストラクターの先生に気に入られ

うちの息子の嫁にぜひ

とプロポーズされた子もいました

 

生徒の写真を撮る時に

「せーの!パチリ!」

と言ったら

「なんやそれ?」

と笑われました

そういえば

スマホのカメラは

パチリとは言いませんもんね

 

小学校の算数で

おつりの計算問題も

姿を消しつつあるそうです

キャッシュレスが進み

おつりを知らない子が

増えているからだそうです

 

ベルトをバンドと言ったり

ベストをチョッキと言ったり

サンダーバードを雷鳥と言ったりする世代には

生きにくい世の中になってきました

「めんそーれ」vol.17 お昼

ロイヤルビュー美ら海でお昼

 

 

 

 

 

 

オーシャンビューの素敵なレストラン

綺麗な海をバックに

綺麗なお嬢さんたちをパチリ

 

 

 

 

「めんそーれ」vol.16 美ら海水族館

 美ら海水族館にきました

 

 

 

 

 

 

 梅雨明けの爽やかな暑さが

 

 

 

 

 

 

 輪島の海とはまた別の美しさ

 

 

 

 

 

 

ハイビスカスの中で記念撮影

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジンベエザメ

能登島水族館にもいたんですけどね

今回の地震でかわいそうなことをしました

 

 

 

 

 

 

 

海洋汚染に関する展示です

そういえば今回の海底地殻変動で

ウミガメの死体が

打ち上げられていました

 

なんかいろんなものが

いろんなものに重なってしまって

純粋に楽しめなくなってしまっています

 

それでもイルカが素敵なショーを

見せてくれました

 

「めんそーれ」vol.15 歌バス

今回お世話になるのは

てぃーだ観光さん

 

「てぃーだ」というのは

太陽のことです

 

太陽のように明るいガイドさんに

迎えられ元気に

あいさつで始まります

「あかるく」

「いいこえで」

「さきに」

「つづけるように」

 

 

 

 

 

 

沖縄の海はちゅらさん

ガイドさんもちゅらさん

沖縄舞踊を踊ってくださいました

 

手のひらの色による健康チェック

 赤い人…健康でーす!

 紫の人…紫芋の食べ過ぎでーす!

 白い人……

         おや?山崎先生が手を挙げます

                   白い人は寝不足でーす!

 聞けば連日3時間しか寝ていません

 私たち教員は大事な生徒さんの

 いわば命を預かっています

 危険を伴うマリンスポーツに

 万全の状態で臨ませたいのです

 途中で体調を崩して

 せっかくの修学旅行が

 台無しにならないよう

 夜十分な睡眠時間をとってもらえるよう

 教員は必死で環境を

 整えようとしているのです

 ところが一部の生徒が騒いで

 休みたい生徒が休めません

 騒ぐ生徒が静かになるまで

 教員が起きて注意するしかないのです

 どうかぜひわかってもらいたいのです

 

 

 

 

 

 

国道58号線を北上します

ここは昔1号線だったそうです

ガイドさんがおばあちゃんにまつわる

面白いお話をしてくださいました

「おばあちゃん

 ここは昔1号線だったけど

 今は58号線なんだよ」

「へーそうかい

 私も歳をとったけど

 道も歳をとるんだね」

 

 

 

 

 

 

ちゅらさんとは

「美しい」「綺麗な」

という意味です 

「めんそーれ」vol.14 3日目

 

 

 

 

 

 

今日も朝練でスタート

 

 

 

 

 

 

ホテルのプライベートビーチです

 

 

 

 

 

 

バレー部はビーチバレー

 

 

 

 

 

 

ヤンバルクイナを見つけました

違うかもしらんけど

 

 

 

 

 

 

マハリク マハリタ ヤンバルクイナ  

「めんそーれ」vol.13 琉球村

 琉球村にやってきました

 

 

 

 

 

 

琉球王国時代の村

有形文化財の古民家が立ち並ぶ

450年続いた琉球の名残です

 

 

 

 

 

 

 琉球文化に触れます

 

 

 

 

 

 

エイサーのショーに魅了されます

エイサーとは

江戸時代に本土から伝えられた

念仏踊りがそのルーツだそうです

 

 

 

 

 

 

最後はみんなで大盛り上がり

 

 

 

 

 

 

はい!シーサー!

「めんそーれ」vol.12 珊瑚礁植え付け

沖電開発研究センター

水産養殖研究センターでの体験です

 

 

 

 

 

 

ヒトデやナマコとのふれあい 

 

 

 

 

 

 

ウミガメに餌やり

 

 

 

 

 

 

そしてサンゴの苗の植え付けです

 

 

 

 

 

 

小さなコンクリート片に

思い思いの絵を施し

ゴムで結びつけて海に返します

 

 

 

 

 

 

これが輪島高校生の植えた苗です

将来沖縄の海に大きく

広がっていくのでしょうね 

 

 

 

 

 

 

今回お世話になった

研修センターさんから

特別に輪島高校生のために

心を込めて作ってくださった

缶バッジをいただきました

「めんそーれ」Vol.11 お昼ご飯

宜野湾ラグーナホテルにて

 

 

 

 

 

 

お寿司 天ぷら しゃぶしゃぶ

なんでもござれのバイキング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「めんそーれ」vol.10 ひめゆりの塔

沖縄師範学校女子部

沖縄県立第一高等女学校

このふたつの学校の愛称が「ひめゆり」

戦争が凄惨を極めてくると

15歳から19歳の少女たちが

日本軍の陸軍病院へ駆り出され

「ひめゆり学徒隊」と呼ばれるように

 

 

 

 

 

 

少女たちの仕事は

ケガ人の看護のほか

弾が飛んでくる中

死体を外に捨ててくる仕事や

「飯上げ」という

ご飯の入った重い樽を運ぶ仕事

近くに弾が飛んできても

大事な食料

ひっくり返さないように運びます

急いでおにぎりを作ったのに

一人当たりゴルフボール1個ほど

「こんなんで足りるか!」

と怒鳴られたそう

 

 

 

 

 

 

少女たちは勉強する時間くらいあるだろうと

学用品や生活用品を持ち込んだのですが

歯も磨けず顔も洗えない生活が続きました

 

 

 

 

 

 

 「君たちは今までよく頑張った

 今日から自分で判断して行動しろ」

6月18日 

突然の解散命令で

敵の目前に放り出されました

「早く出ていけ」の声に押されて

行くあてもなく

砲弾の飛び交う中

父母の名前を呼びながら

多くの生徒が死んでいきました

 

 

 

 

 

 

「微笑みて 吾ら送らむ

 過ぎし日の 思い出秘めて

 澄みまさる 明るきまみよ

 健やかに 幸多かれと」

卒業式の日に歌われるはずだった

「別れの曲」です

 

ここまで悲惨ではないにしろ

つらい生活が続く輪島高校の生徒たち

証言映像の前から動こうとしない生徒や

手記を食い入るように見つめる生徒

何度も何度も会場内を行き来する生徒

心に感じる何かがあったようです

「めんそーれ」vol.9 朝ご飯

よく眠れたかな?

 

 

 

 

 

 

 朝ごはんはバイキング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

朝稽古終えた野球部は朝からガッツリ

相撲部屋みたいですな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「めんそーれ」vol.8 おはよー

野球部 バレー部 陸上部が朝練です

 

 

 

 

 

 

午前5時集合

さすが日本の最西端

輪島ならもう明るい時間帯なのに

まだ真っ暗です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南国ならではの草花がお迎えです

 

 

 

 

 

 

やってきたのは

琉球王国時代の国廟 崇元寺跡

 

 

 

 

 

 

歴代国王の位牌が祀ってあり

国宝に指定されていましたが

沖縄戦で焼失し

今では門のみが当時の姿を残しています

 

 

 

 

 

 

明るくなってきました 

聞こえてくる鳥の声も沖縄ならでは

 

 

 

 

 

 

「息が切れる さすが標高たけーな」

いえいえ全然高くないですから

テキトーなこと言ってます

「めんそーれ」vol.7 国際通り

沖縄は第二次世界大戦中

唯一地上戦が繰り広げられた地です

 

 

 

 

 

 

ここ国際通りは焼け野原からの

復興の象徴です

 

 

 

 

 

  

約1.6kmにわたるこの通りは

「奇跡の1マイル」と呼ばれます

 

 

 

 

 

 

今では国際色豊かなお店が並ぶ

素敵な観光エリアです 

 

 

 

 

 

 

何十年後かの輪島と

この風景を重ね合わせて

 

 

 

 

 

 

修学旅行1日目の夜は更けます

「めんそーれ」vol.6 ステーキ

夕食はステーキです

 

 

 

 

 

 

目の前でペッパーミルパフォーマンス 

 

 

 

 

 

 

圧巻のパフォーマンスに大盛り上がり

 

 

 

 

 

 

大学時代ジャグリングサークルにいた

通(とおり)先生も

「ボールは簡単だけど

 長いものは難しい」と絶賛

体育の冨水先生が

「俺なら気合いでできる!

 簡単や!」

通先生が憮然とした表情に…

どうやら通先生の「できる」と

冨水先生の「できる」の間には

かなり大きな開きがあるようです

 

 

 

 

 

 

空いたグラスを見た添乗員の丸山さんが

気を利かせてウォーターポットを持ってきて

矢田先生に注いでくださろうとした瞬間

店員さんが慌てて

「それ油です!」

矢田先生は危うく

サラダオイルを飲むところでした

 

 

 

 

 

 

さすが丸山さんは今年も

安定した笑いを提供してくれます

「めんそーれ」vol.5 那覇空港

沖縄に着いたよ

 

 

 

 

 

 

 やっぱり暑い 南国へ来た実感

 

 

 

 

 

 

ご家族のみなさん

ご安心ください

みんな元気です

 

 

 

 

 

 

ゆいレールで国際通りへ向かいます

 

 

 

 

 

 

途中おじさんに話しかけられます

「今夜は枕投げで盛り上がるな」

「それって雑魚寝の時代の話です」

「そうか時代は変わったなー」

 

 

 

 

 

 

ゆいレールは空港と市街を結ぶモノレール 

 

 

 

 

 

 

人と人との「結い」をのせて走ります

「めんそーれ」vol.4 空路那覇へ

小松空港から那覇に向かって飛び立ちます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

水平線にはグリーンフラッシュ

地上では日没時のほんの一瞬

条件が整った時にだけ

ごく稀に見れる現象ですが

これだけ高度が上がると

この時間帯でも見れるんですね

 

石川県では富来で観れると評判です

私は今回被害の大きかった

珠洲市大谷町にある

グルグル回りながら登っていく

橋の上から見たことがあります

どうやらある程度

高度のあるところからの方が

観測しやすいようです

 

今回見たのは水平線全体が輝き

しかも原理が異なるので

本物ではありませんが

グリーンフラッシュには

見た人が幸せになれるという

伝説があるので

勝手に見たことにしておきます

「めんそーれ」vol.3 石川の海に見送られ

高松パーキングで休憩

 

 

 

 

 

 

道の向こうに青い海

去年行った先輩から

「沖縄の海綺麗やぞ」って

教えてもらったみたいです

でも先輩曰く

「輪島の海の方がいい匂い」

慣れ親しんだ海の匂いって

あるんですね

 

 

 

 

 

 

「めんそーれ」vol.2 バスの中

地震の爪痕残る道を行きます

 

 

 

 

 

 

 

バスの中では

「ひめゆり」のビデオで

事前学習です

 

 

 

 

 

 

生き延びた「ひめゆり」たちの多くは

教員になったのだそうです

つらい気持ちを経験した人は

つらい子どもたちに

寄り添いたくなるのか

次の時代をつくる

尊い仕事に捧げたくなるのか

 

それから

「さとうきび畑の唄」

これはTBSのスペシャルドラマで

戦争という悲惨な状況の中でも

常に明るく振る舞う

明石家さんまさんの名演が

かえって涙を誘います

 

生徒たちは

「ふーん いい話」

程度ですが

子どもを育てたことのある

先生たちは涙腺崩壊です

 

昔見た

「ライフ・イズ・ビューティフル」

というイタリア映画を思い出しました

こちらも

息子につらい思いをさせないために 

必死で明るく振る舞う

父親の映画です

校長室外より「めんそーれ」vol.1

今日から4日間

校長室より「おこらいえ」特別編

校長室外より「めんそーれ」

 

修学旅行特別編をリアルタイムで

お届けします

 

2年生が3泊4日で沖縄へ

 

出発式では

ビジネスコースの生徒が真っ先に集合

教員からの指示を待たず

自分たちで整列し皆を待ちます

規律正しい旅行になりそうな予感

 

 

 

 

 

 

抜けるような青空の下

元気に出発です

 

 

 

 

 

 

沖縄も悲惨な戦争から立ち上がった地

たくさんの元気をもらってきます

街プロ8&11 子どもの交流場所with野球部

169日目

 

今日も天気の話題から

 

あまり一般的には

知られていないことなのですが

北海道同様

能登半島には梅雨がありません

 

昨日の気象衛星画像を見てわかるように

北東から南西へ向かって伸びる

梅雨前線の影響を受けにくいのです

まるで恐竜が水面から

首だけ出しているようです

 

すっきりとした青空が

広がるわけではありませんが

雨が落ちてくる日は

期間を通してほんの数日です

 

野球部関係のみなさん

この時期練習試合を組むなら

能登で組むべきですよ

 

そんな野球部の生徒たちも関わるのが

今日紹介する「街プロ」です

 

今日の「街プロ」

【福祉④】子どもの交流場所を増やす

 輪島市では現在

 全ての小中学校のグラウンドが

 壊滅状態あるいは仮設住宅が建てられ

 子どもたちが

 跳んだり跳ねたり為る場所がありません

 そのことに心を痛めるグループです

 

【スポーツ①】グラウンドきれいにする

 同じ課題に対して

 後先考えずにとにかく行動あるのみ

 というのがこちらのグループです

 

 輪島高校グラウンドは

 自衛隊の駐屯基地となっていた関係で

 液状化した上にバラスや改良剤が撒かれていて

 とても使える状態ではありません

 

 そこで目を付けたのが

 市内の陸上競技場を

 仮設住宅にするために

 はがした人工芝です

 

 この人工芝を敷けば

 災害ゴミ処理とグラウンド問題が

 一気に解決とばかりに

 業者に頼み込んで

 運んでもらいました

 

 ところが一枚一枚が思いの外重く

 とても人力で敷ける状況ではないことを

 学びました

 

 そこでやっぱり処分しようとしたのですが

 処分に費用がかかるということを

 さらに学びました

 

 輪島市では処分の費用も含めて

 見積もりしてあったそうなのですが・・・

 こちらが勝手に搬入場所を

 変えてしまったばっかりに・・・

 

 難しい話はよくわかりませんが

 とにかく当初の目的の

 子どもたちの活動場所を確保しなくては

 

 そう考えたメンバーは

 自分たちで結局

 グラウンド整備を始めました

 

 小さなお子さんを持つお母さんが

 ある日行政に対して

 「あなたがたは

 こどもたちにひとことでも

 訊いてくださったんですか!」

 と怒りをあらわにしていたのを

 目にしたことがあります

 

 子どもたちの思いを訊いたところで

 結局市民の生活が最優先だから

 結果が覆ることは考えにくいです

 

 でも

 子どもたちに

 「これこれこんなわけだから

 大事な運動場使わせてね」

 という丁寧な説明が

 必要だったのかもしれません

 

 もしかして

 小学校の先生方が

 すでにお話くださっていたかも

 しれませんね

 

 とにかくこのふたつのグループが

 協力しあうことによって

 新しい何かが

 生まれる予感です

天気予報とそのしくみ

167日目

 

梅雨入り間近

 

157日目に予告した

天気予報のしくみです

 

地上に目に見えない

でっかいルービックキューブがあると

想像してみてください

 

1ピースごとのキューブそれぞれについて

その中の温度・気圧・水蒸気量

を測定します

 

そうして

 

まず同じ高度での

隣同士の気圧を比較します

気圧の高い方から低い方へ

風が吹くので

一定時間内での横方向の

水蒸気の移動を予測できます

 

と同時に上下のキューブでの

温度差を比較すると

暖かい空気は上へ行くので

縦方向の水蒸気の移動も

予測できます

 

このように一定時間後の

空気の状態を計算させることで

天気を予測するのです

 

キューブを小さく

そして時間の刻みを短く

設定することにより

より正確な予報が可能となります

 

気象衛星からの

可視画像や赤外画像を

解析することで

本来人間が

近づけないようなところからでも

計算の元になる

データを集めることができます

 

可視画像とは

文字通り人の目に見えるままの画像

雲の厚いところは白く

雲のないところは黒く映ります

水蒸気量の測定ができます

 

 

 

 

 

 

赤外画像とは

赤外線の多いところを黒く

少ないところを白くなるよう

コンピュータ処理した画像です

温度の高いものからは

より多くの赤外線が放出されます

地表に近いほど温度が高いので

低い雲ほど多くの赤外線を放出します

このことにより

どのくらいの高度に

雲があるかを分析できます

 

 

 

 

 

 

このような作業を経て

予想天気図を作ります

 

 

 

 

 

 

そして過去のよく似た天気図を集めて

そのうち何%雨が降っていたかで

降水確率を計算します

決して予報官が

下駄を投げているわけではありません

 

地表だけではなく

上空の天気図も作ります

高層天気図といいます

 

 

 

 

 

 

台風は強烈な渦の

上昇気流を作ります

この渦は上空の空気の薄いところへ

向かって進みます

台風の進路予想の

手がかりのひとつとなります

「台風はいいな

 進路が決まっていて」

と進路に悩む3年生が

昔つぶやいていたのを思い出しました

 

街プロ7 学生の不安とその解消

167日目

 

校舎の一部の水道・ガスが復旧せず

理科の実験や調理実習など

行うことができていません

 

そんな状況の中

NPO法人

日本茶インストラクター協会の

古谷 正寿さん

古谷 江里子さんをお招きして

講義「お茶学びの時間」

実習「おいしいお茶を楽しもう」

を行いました

 

みんなでポリタンクを使って

水を運び込みました

出来上がった和菓子は

内灘高校で学習している生徒たちにも

届けられました

 

 

 

 

 

 

 

 

以下は担当の山上佳織先生からのレポートです

本日の授業資料、お茶3種類、お菓子を無事に内灘高校の生徒へ届けることができました。
「センセ〜久しぶり〜」という明るい声にホッとしました。
それと同時に、一回り大きく成長している生徒の姿に気づき、アレから半年も顔を合わせていなかったことに胸が締めつけられました。
お菓子は、3年生全員(フードではない生徒にも)に分けました。「美味しい〜」と嬉しそうに頬張っていました。

午前の対面授業では、生徒たちはとても張り切っていました。
講義のまとめでは、3名の生徒が自ら手を挙げ、お茶の種類や効能について理解できたことを発表していました。
お茶に対する教養や興味が深まったようでした。

断水、ガスなしの状況ですが、実技ができました。
ありがとうございました。

 

サッカー部が

チャリティーイベントに参加しました

リヴァプールFCの遠藤航選手

U-23日本代表のチェイス・アンリ選手との

交流です

100人ほどの中から

舩崎くんがじゃんけん大会で優勝

遠藤選手のスパイクを獲得しました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の「街プロ」

【福祉③】学生の不安とその解消

 殴った傷は時間が癒すけど

 心の傷は一生治らない

 震災以前からですが

 暴言・暴力・無視や

 SNSを利用したいじめなど

 気に病んでいます

 現在輪島市にはティーンラボがあるけど

 門前・町野・三井地区にも作りたい

 高校を卒業したら

 輪島を出て行く人が多いけど

 また戻って来たいと思えるような

 学生生活を送れる街にしたい

街プロ アイデア6 街づくりプロジェクト福祉

166日目

 

最近このブログを読んでくださっている

同世代の方から

ところどころに散りばめられる

選曲のセンスがドンピシャです

などの言葉をいただきます

 

 

 

 

 

 

♪ソーダ水の中を貨物線が通る

 

そんな風景の見える内灘高校に

今も16人の生徒が

帰る目処の立たないまま

通って来ています 

 

潮風香る教室はすっかり初夏

エアコンのついていない教室なので

窓を開けっぱなしにしています

 

エアコン工事が間に合わず

突然暑くなってきたので

急きょ図書室をオンライン用の部屋として

使用させていただけることとなりました

内灘高校の校長先生 先生方 生徒のみなさん

本当にありがとうございます

 

今日の「街プロ」

【福祉②】街づくりプロジェクト福祉

 若者と高齢者が共に協力しながら

 過ごせる街にしたいと考えています

 他人とコミュニケーションをとらないと

 高齢者の認知機能が低下することも

 心配しています

 

生活環境が少し落ち着いてくると

世代間のギャップが見え始めます

 

現在の避難所でも

お互いの顔を見てコミュニケーションとりたい

高齢者世代と

それでもプライバシーは守りたい

子育て世代

お互いの価値観をぶつけ合うだけでは

問題は解決しません

 

私はいわゆる「新人類」と呼ばれる世代です

当時自分はその言葉に対し

自分が理解できないものを

ことごとく拒否する

若い世代に歩み寄ることを諦めた

傲慢な老人たちによる

勝手なカテゴリーであると猛烈に反発し

自分は決してそんな年寄りにはなるまいと

誓ったものですがどうでしょう

知らず知らずのうちに

そうなってはいないか振り返る日々です

 

まずは老人ホームでの活動になるのでしょうか?

実体の見えづらい在宅の方への

アプローチについても検討できるといいですね

地域包括支援センターなどへの

相談も考えられますね

がんばれ!

 

新潟の北信越大会で競歩していた

岩波さん

インターハイ行きを決めました!

陸上競技場が潰れ

地震で波打った道路しかない状況の中

それでも全力を尽くして練習した結果です!

街プロ アイデア5 福祉の視点から見た輪島の課題

165日目

 

新潟で開催される

第63回北信越高等学校陸上競技対抗選手権大会へ

3年生の岩波和紗さんが出発しました

 

 

 

 

 

 

岩波さんは14日(金)14:05より

競歩に出場します

 

続いて迷い猫のお知らせです

数日前から新顔の猫が

職員玄関先に顔を出してます

とても人懐っこいので

どなたか飼われていたものと

思われます

きっとご心配されているでしょう

右耳の先端が切れているのが特徴です

 

 

 

 

 

 

 

 

お心当たりの方は

輪島高校までご連絡ください

0768-22-2105

 

今日の「街プロ」

【福祉①】福祉の視点から見た輪島の課題

 多くの人が幸せに暮らせる輪島を目指し

 個人で研究しています

 現在でも多くの家屋が倒壊したまま

 水道や電気が復旧していないところも

 人々の心には無力感や鬱気分

 避難生活が長引くことで

 怒りやトラブルも増えてきて 

 被災者に今一番必要なものは?

 輪島の人が幸せになるようなものとは?

 哲学的な問いに向かって頑張っています

 

松下幸之助さんはおっしゃっています

どんなに悔いても過去は変わらない

どれほど心配したところで

未来もどうなるものでもない

いま現在に最善を尽くすこと

 

特にふたつめは身をもって

感じているのでは?

半年前には想像もできなかった

現在を生きていますもんね

 

未来は心配するものじゃなくて

思い描くもの 

街プロ アイデア4 病院にヨギボーを置こう!

164日目

 

今日の「街プロ」

【医療】病院にヨギボーを置こう!

 このグループは

 輪島の医療をテーマに

 探究しています

 

 

 

 

 

 子どもがたくさんいる街を

 思い描いています

 

 そうなると

 小児科などの医療の充実が

 求められます

 

 スポーツも活発にしたいです

 となるとスポーツ専門医も欲しいです

 

 幸い「ごちゃまるクリニック」の

 小浦先生は

 地域医療そして子どもの居場所づくりに

 ご活躍されていますので

 まずはそこを訪ねて

 現状を勉強してみるといいですね

 新たな課題あるいは視点に出逢えます

 

 病院の待ち時間も課題であると

 考えています

 

 アメリカのある空港であった実話です

 乗客からのクレーム対応です

 預けた荷物がレーンに出てくるのが遅い

 という多くのクレームがありました

 

 普通なら

 荷物を下ろす人員を増やすなどして

 時間短縮の方法を探るのでしょうが

 

 空港はそのクレームに対して

 徹底的にリサーチします

 すると

 荷物が遅いせいで

 地下鉄に遅れたなどの

 トラブルが一切ないことに

 気づきました

 単に「待たされる」という事実に

 不満があるようです

 

 そこで空港が考えたアイデアは

 飛行機を降りてから

 荷物受け取り場までの動線を

 わざと遠回りさせて

 時間がかかるようにしたのです

 

 すると乗客からのクレームは

 一切なくなったそうです

 

 徹底的にリサーチすることで

 思いもよらない解決法に出会うものです

 

 エレベーターの前に

 鏡を設置してあるのも

 同じ理由だそうですね

 エレベーター待ちの間

 鏡を見て身だしなみチェックできることで

 乗客のイライラを緩和させるそうです

 

 このグループは

 病院の待合室に

 ヨギボーを置くことで

 リラックスしながら

 待てるしくみを考えました

 

明日は木曜日

「街プロ」のある日です

外部からの支援やアドバイザーの方も

お越しいただけるほか

マスコミの取材も多く入ってきます

 

マスコミの方は

社会の隅々まで熟知されているので

逆にインタビューして

アイデアを引き出すくらい

逞しい生徒が出てくることを

期待します

 

豊中市の田中嘉一様が

ご自身が制作されたアクリル画を

贈ってくださいました

NHKの番組をごらんになって

送ってくださいました

タイトルは「きっと何とかする。」

尼崎美術展の入選作だそうです

ありがとうございます

 

 

 

 

 

 

 

 

また本日

卒業生の合格体験記ができました

 

 

 

 

 

 

 

 

2次避難所としておせわになった

金沢市 彩の庭ホテルさん

共通テストに向けて

学用品などを送ってくださった

山越先生と塩田先生

いろんな方への感謝のことばが

綴られています

 

合格体験記

それは最後まであきらめずに

目標に向かって邁進した

卒業生の生の声

街プロ アイデア3 イケメン漁師の会

163日目

 

今日も花の話から

 

生徒玄関先に小さな花壇があります

教頭時代に

ラベンダーとカモミールを植えました

転勤する時に

生物の担当の伊奈岡先生に

「あとは頼む」と託して去りました

伊奈岡先生は輪島高校のさかなクン

海洋生物がご専門ですが

1年後私が校長として帰ってきた時には

立派に育てあげてくれていました

 

今回の震災で

花壇は地割れをおこし

もうダメかなと

思っていたのですが

昨日紹介した胡蝶蘭同様

可憐な花を咲かせています

植物の生命力には感動するねと

輪島高校の文科大臣

矢田先生と話ししています

 

 

 

 

 

 

背景に写っている時計は

4時10分を指したままです

 

同じ花壇に

学務員の谷川さんが

綺麗な花を植えてくださいました

 

 

 

 

 

 

 

今日の「街プロ」

【一次産業】農業と漁業

 今日紹介するのは

 とにかく元気な女の子のグループです

 「イケメン漁師の会作って盛り上げようぜ!」

 「ヨッシャー!」

 ってノリで

 女豹の若く

 あるいは胡蝶蘭のように

 気高く猛々しく

 

 ところがです

 先日の発表会では

 借りてきた子猫ちゃん

 あるいはカモミールの小花のように

 繊細で奥ゆかしく

 

 

 

 

 

 

 確かに輪島の漁師は

 ワイルドでイケメンです

 目のつけどころはいいですね

 

 どんな探究になるのか楽しみです! 

街プロ アイデア2 海辺の映画館

162日目

 

11日目に紹介した

倒れた棚の下敷きになって

ズタズタになっていた胡蝶蘭が

今朝花をつけました

けなげに咲いています

 

 

 

 

 

 

わずか1輪ですが

ひとしきりうれしそうに揺れています

 

153日目にご紹介した横浜でのイベントに

来場してくださった横浜市の酒井さまから

生徒たちに向けてお手紙とお土産をいただきました

ありがとうございました

 

今日の「街プロ」

【仕事②】海辺で映画を見よう

この研究は左手ナタコーンさんの

個人研究になります

 

 

 

 

 

輪島にしかない観光スポットを作りたい彼は

タイの出身です

子どものころタイで見た

路上映画が忘れられなくてとのことです

 

輪島にある

沈みゆく夕陽の美しい

袖ケ浜のビーチにスクリーンを置いて

まずは土日の夕刻に上映です

袖ケ浜には

隆起を起こした

新しい海岸がひろがっています

そこを利用するのも

新しい手かもしれません

 

最初は無償でスタートさせて

募金箱を設置するそうです

 

発表を聴いたメンターの方からは

「映像機材関係のスポンサーが付きそう

 話題を呼んで予想以上に人が来た時の

 交通誘導や安全点検も必要ですね」

とのコメントをいただきました

 

このブログでは

生徒の探究の進捗状況をひとつずつ紹介しますが

全体像については

こちらの生徒によるメモをご覧ください

 

マルハラって何?

161日目

 

昨日

池上彰さんの番組で

「マルハラ」について

解説なさっていました

 

メールのやりとりの中で

上司からの「了解。」

これがハラスメントなんだそうです

 

どこが問題かわかりますか?

 

読点「。」です

何か言い切られているようで

冷たい感じがして

受け取った方は辛いようです

 

「モーニング娘。」

確かにこの場合

私たちはやってやる!

なんだか力強さを感じます

 

これに対し

伊集院光さんは

「上司は知らずに使っているのだから

 気になりますと伝えてみては?」

とおっしゃっていました

 

確かに陰で何でもかんでも

「◯◯ハラ」というのはどうかと思います

 

と同時に上司の方も

それを言い出しにくい雰囲気を

醸し出していないか

振り返る必要があります

 

そういえば最近は交通違反取締りも

ずいぶん様変わりしてきました

 

私自身若い頃

飲酒運転 麻薬運転 集団暴走以外の

大概の違反で

国庫におおいに貢献してきましたが

 

「はい!そこの黒いセダン!

 路肩寄せて止まりなさい!」

後ろからパトカーに怒鳴られ

その度に

「俺だけじゃねえだろ!」

今思えば見当違いな抵抗をしながら

免許証を提示していたものです

 

ところが先日目にした取り締まりでは

「白のワゴンを運転されている方

 申し訳ございません

 お車を路肩に寄せて停めていただけますか?

 気をつけてくださいね

 そう

 ゆっくりゆっくり

 はい

 ご協力ありがとうございます❤️」

こんな感じでした

 

確かにこれだったら

「うっかりスピード出てしまいました

 次から気をつけます

 ごめんなさい」

と素直になれそうな気がします

 

ところでこのブログ

これまで

「。」を使っていなかったということに

お気づきの方いらっしゃいますか? 

街プロ アイデア1 コンパクトシティ

160日目

 

「僕らの街は僕らが作る」街プロ

 

7日(金)

最初の発表会を行いました

自分たちがそれぞれ

どんな視点で

どんな街づくりに取り組んでいくのか

発表しあいました

毎日少しずつ紹介します

 

ご助言してくださる方

ご支援してくださる方

大募集中です

ご連絡お待ちしています!

 

【仕事①】コンパクトシティで輪島を復興

 

 

 

 

 

 パリ(フランス)

 メルボルン(オーストラリア)

 バンクーバー(カナダ)

 ポートランド(アメリカ)

 これらは世界五大コンパクトシティと

 呼ばれています

 

 コンパクトシティとは

 郊外に居住地域が広がるのを抑え

 できるだけ生活圏を小さくした街のこと

 

 五大コンパクトシティ

 最後の一つは

 なんとお隣の富山

 

 富山市では絵に描いたような

 ドーナツ化現象が問題となっていました

 ほとんどの人ががマイカーを使っており

 公共交通機関が衰退し

 車がないと生きていけません

 

 このままではダメだとして

 公共交通機関の整備に乗り出します

 まずは廃線になる予定だった

 JR線を利用して

 路面電車を作りました

 

 そして県内全域から

 市の中心部に人を集める秘策に

 乗り出します

 

 まずは県内全域から富山駅までのバス

 お年寄りはどこから来ても100円

 ただし条件があって

 富山駅で降りた場合のみ

 ひとつ手前のバス停で降りたら通常料金

 このことにより

 どこに用事があっても

 一旦富山駅前に

 人を集めることに成功します

 

 もうひとつの条件は

 小さい子供を連れていること

 自分の孫でなくて 

 近所の子でもOK

 小さい子がいると

 なんでも買ってあげたくなったり

 一緒にご飯食べたくなります

 お年寄りだけだと

 もったいないしうち帰って食べよ

 ってなりますもんね

 このことで市の中心部に

 お金を落とさせることに成功します

 

 次に外国人は無料

 富山県では立山登山に

 多くの外国人が来ていました

 ところが山に登るだけでは

 県はそう潤いません

 このことにより

 登山が終わった後他府県へ流れていた

 インバウンドの獲得に成功します

 

 さらにさらにお花を持っているとタダ

 単に華やかだから

 というのが当初の理由だったそうですが

 駅前の花屋さんが売れることがわかると

 オシャレな都会の花屋さんが

 どんどん出店するように

 なったのだそうです 

 

以上のネタは

以前武田鉄矢の「今朝の三枚おろし」

で聞いたネタです

記憶違いがあったらごめんなさい

 

アイデアと工夫で街を甦らせた富山

大いに参考になる点がありそうです

心字池に架かるみっつの赤い橋

159日目

 

たとえば

日本一の和英辞典があったとして

和英辞典は日本にしかないものなので

それはすなわち世界一

ということになります

 

先日 縁あって

たくさんの義援金を

福岡から届けてくださった

都築学園の

福岡第一高等学校さんと

福岡薬科大学付属高等学校さん

 

創設者の都築貞枝先生が

最初に教鞭をとられたのが

輪島高校の前身の

輪島高等女学校だったという縁で

お越しくださいました

 

 

 

 

 

 

貞枝先生が輪島に赴任しなければ

もしかしたら都築学園は

なかったかもしれないし

もちろん今回の出逢いもなかった

そう考えると

人の縁の不思議を感じます

 

太宰府天満宮

心字池に架かる

みっつの赤い橋は

ひとつめが過去で

ふたつめが今

そして…

 

過去から未来へと

確実に時は繋がっていく

今回の地震で実感しています

 

さてその2校で 

昨日体育祭が行われました

 

今年3回目を迎える「夜の体育祭」

熱中症が怖ければ夜にやればいい

できない理由を並べ立てるのではなく

どうやったらできるかを追求する

見習うべき姿勢です

 

開会式では都築仁子校長先生が

「飛行機は追い風では飛べません

 向かい風に向かって行くから

 飛び立てるのです」

なんだか今の自分たちに向けられた

言葉のようにも感じました

そして

「日本一の体育祭にしましょう」と

 

 

 

 

 

 

輪島高校ともオンラインでつなぎ

生徒会の役員たちの姿が

会場の大型スクリーンに映し出され

直接お礼を言うことができました

 

 

 

 

 

 

レッド ブルー イエローの

3つのグループで

競い合いますが

応援合戦では

レッドの応援のときは

ブルーもイエローも

真っ赤なペンライトを振るなど

学校一体となって盛り上げます

 

そしてスポーツが好きな生徒も

そうじゃない生徒も

全ての生徒が楽しめる工夫が

なされていました

 

まさに日本一の体育祭

そう実感しました

 

体育祭は日本にしかない文化です

 

最後に校長先生がご挨拶なさいました

 

「世界一の体育祭でしたよ」 

アカシアの花咲く丘で

158日目

 

遠くに聞こえる潮騒と

小鳥のさえずり

時折響いてくる列車の音

窓を開けると

心地よい海の匂いのする

内灘の学び舎に

まだ帰る家のない

高校生たちが

通ってきています

 

 

 

 

 

 

暮らせる目処のついた生徒から

輪島に戻って来てはいるものの

まだ16名の生徒が残っています

 

輪島高校の他には

飯田高校の生徒がひとりだけ

学校ごとに別々の教室を使っていましたが

ひとりだとさみしいので

いっしょに輪島高校の教室で

オンライン授業を受けています

今ではすっかり仲良しです

 

 

 

 

 

 

夏が来ます

金沢大学さんが

エアコンを設置してくださることに

なっています

本当にありがとうございます

 

今は淋しくて辛いだろうけど

この場所のこの学び舎のこの教室は

懐かしい匂いのする風景として

心の中に残っていくのだろうな

そんなことふと思いました 

地震の授業

157日目

 

余震から2日が過ぎ

「この後まだ余震は来るんか?

 理科の先生ならわかるやろ」

とムチャ振りされています

 

えー

地震の波にはふたつありまして

速い波と遅い波

速い波は最初に到着するので

Primary wave 略してP波

Primaryは

プライムタイムや

アマゾンプライムのプライムで

第一のという意味があります

プライムタイムというのは

一番視聴率の取れる時間帯

という意味ですからね

 

P波は進行方向に対して

縦に伸び縮みしながら進みます

お相撲さんが

どすこいどすこいと

突っ張るイメージです

突っ張られた方の力士は

顔が前後につまり横方向に

揺れますよね

すなわちP波が届くと

横揺れが起こります

 

P波に続いて

遅い方のSecondary wave 

略してS波が届きます

 

Secondary は

二塁手や秒を表すセカンド

1時間を最初に60分割して

ミニマライズつまり細かくしたのが

分つまりミニット

ミニットをさらに2回目に60分割したのが

セカンダリーミニット

すなわち秒です

 

S波は進行方向に対して

横方向にうねりながら進みます

スタンドの応援のウエイブが

まさにそれです

ウエイブを一人ひとり見ると

横には移動せず上下してますよね

つまりS波が届くと縦に揺れます

 

まとめると

P波は縦波横揺れ

S波は横波縦揺れ

このややこしさが

受験生を悩ませます

 

1秒間に進む距離は

P波が7km S波が4km

いずれにしても新幹線の100倍以上で

恐るべきスピードです

 

例えば震源から28km離れた地点まで

P波は4秒 S波は7秒で到着し

3秒の時間差が生まれます

この時間差を他に2地点

合計3地点で計測できれば

震源地を特定することができます

するとあらゆる地点への

地震の到着時刻を

割り出すことができるのです

これが緊急地震速報の仕組みです

 

とここまでは理科の教員として

わかるのですが

さすがに余震予知までは…

 

さーて来週のおこらいえは

「どうして未来の天気がわかるの?」

天気予報のしくみです

じゃんけんぽん

うふふ

「おはよう日本」の力

156日目

 

今朝 NHKの「おはよう日本」で

「街プロ」で一生懸命努力している

ふたりの輪高生が紹介されました

 

まずは邑田 達紀さん

祭りの力で復興を成し遂げたいそう

 

続いて明後心咲さん

自分自身さみしい思いをしたので

同じ思いをしている子どもたちに

寄り添える場所を作りたいそう

 

それを見た多くの方から

支援の声が届いています

 

この番組は

誠実なディレクターさんが

ずっと寄り添って

とても丁寧な作り方をされているので

多くの方の心を動かしたのだと思います

 

心のケアなど精神看護を専門とする

「らいず訪問看護ステーション」さん

本校の相談課と連絡を取りながら

生徒の様子を観ていただこうかと

考えています

 

東日本大震災をきっかけとして設立された

「一般財団法人 教育支援グローバル基金」さん

経済的支援や研修活動を行なっています

「街プロ」との関わりの中で

ご一緒させていただきたいと思います

 

宇都宮のボランティア団体

「ムリーヤ」さん

8月に体育祭に招待してくださるのだそう

輪島高校チームとして出場します

 

また 番組とは関係ありませんが

愛知県豊岡市のバレーボール関係の方

バレーボール部に対して

ユニフォームやボール代として

使って欲しいということです

 

私自身は今日

商業高校の校長会に出席しました

本校は

輪島実業高校商業科の流れを汲む

ビジネスコースが設置されているので

普通高校ながら

商業高校会に加盟しています

松任高校の中町玲子校長先生から

声をかけていただきました

「みんな少しずつ慣れてきましたよ」

そう震災によりおよそ30人の生徒が

転校してしまいましたが

松任高校さんには

最も多く受け入れていただき

4人の生徒がお世話になっているのです

校長先生は一人ひとりの様子を

教えてくださいました

しっかりと見守ってくださる

いい校長先生に出会えたね

 

帰りには金沢北陵高校さんの

グラウンドを見に行ってきました

中村 悟 校長先生が敷地内を

案内してくださいました

目の前に広がる雄大な眺めに思わず

「見晴らしのいい学校ですね」

「いいえ 見晴らしが良くなったんです」

近づいてみると目の前の山が崩れ落ちて

視界がひらけたようです

 

 

 

 

 

 

こんなに離れた金沢でも

こんなに被害があったのですね

 

学校に帰ると

先日招待してくださった

仙台育英高校野球部保護者会の皆さんが

かっこいいパネルをつくって

送ってくださっていました

 

 

 

 

 

 

うちの選手たちって

こんなにかっこよかったんだと感動

特に監督と部長が男前です

すわ余震

155日目

 

今朝ほど

能登沖を震源とする

2度の余震が観測されましjた

 

生徒やその家族の被害の連絡は

今のところなく

通常通りの学校活動を行っています

 

校舎にも

大きな被害は確認されませんでしたが

傾きが少し大きくなった棟があります

生徒が学習活動をする棟ではありませんので

ご心配なく

 

自分でタイトルに書いておいて

なんですけど

「すわ地震」の「すわ」って何?

「すわ火事」「すわ雷」とは

言わないですよね

地震の枕詞?

 

今日の余震で

正月のこと思い出しました

 

「紅白歌合戦」から「ゆく年くる年」に

切り替わる瞬間が昔から好きです

「赤組優勝おめでとう!」

クラッカーバーン!

花吹雪キラキラ…

・・・

「ゴーン」

・・・

「ここ永平寺では…」

このギャップ

そしてこの静寂

 

蝋燭の炎が映ります

なんとも言えない

厳かな気持ちになる瞬間です

 

年が明けると初詣に行きます

今年は能登で一番大きい神社

気多大社へ詣でました

 

おみくじをひくと「大吉」

これまでの苦労が花咲く!

みたいなことが

書かれていたような気がします

 

その数分後です

「テロンテロン

 テロンテロン

 緊急地震速報!…」

大きな揺れが襲います

「火を消せ!」

屋台に向かって叫びます

 

津波警報が発令

すぐさま裏山へと駆け上り

避難所で一晩明かすことになりました

 

「ゆく年くる年」で

蝋燭の炎が映し出された24時間後

目に飛び込んできたのは

我が家に迫り来る炎の映像でした

 

あの時ひいたおみくじに

「大凶!お前の街が消えてなくなる」

と書かれていたとしても

きっと一笑に伏すことでしょう

 

でもほんとうにそれがおこった

 

災害は忘れた頃に…

自分の気持ちの緩みを実感させられた

一日でした 

被災地の夜空に感動のドローン

153日目

 

ビジネスコースの3年生が

横浜に来ています

 

神奈川県商業教育研究会さんが

輪島高校と飯田高校から

生徒2名と引率教員1名を

それぞれ招待してくださいました

 

「高校生能登応援商店街

 supported by MARK IS みなとみらい」

と銘打ったこのイベントには

両校の他に

これまでに被災から復興を果たしている

宮城県 兵庫県 熊本県からも参加です

 

 

 

 

 

 

神奈川県で商業を学ぶ高校生のみなさんと

連携や交流を図りながら

各校で開発した商品を販売し

商業科で学ぶ特長を活かした

能登復興活動を行います

 

本校からは

輪島塗のお椀などを販売しています

 

 

 

 

 

 

場所は

みなとみらい駅から直結の

MARK IS みなとみらい1階

1日(土)の10:00〜16:00

2日(日)の10:00〜17:00

お近くの方はぜひお立ち寄りください

 

 

 

 

 

 

 

地震が起こって以来ずっと

小さな港町の孤立集落で

おばあさんとふたりで過ごし

救出を待ちきれず

おばあちゃんへの助けを求めて

6日目に瓦礫の山をひとり乗り越えて

戻ってきた細谷彩香さんの

トークショーも行われました

 

 

 

 

 

 

 

横浜では現在開港祭が催されていて

夜にはドローンショーのリハーサルが

行われていました

 

 

 

 

 

 

奇しくも例年なら

輪島市民まつりが開催されている日です

日本一の花火が打ち上げられていた日です

昨年も2万5千発もの花火が…

このレベルの花火大会は

他にもあると思いますが

圧巻なのはその時間の短さ

つまり単位時間あたりの打ち上げ数が

日本一なのです

開始から終了まで

花火が空に輝いていない瞬間が

ありません

まあ しゃわしねえこと

(せわしないの輪島弁)

無風状態だと

先にあげた花火の

煙幕が凄すぎて

そのあとの花火が見えないという

お間抜けな一面も実はあります

ぜひ全国のみなさんに

ご覧になっていただきたいのですが

今年は中止となっています

 

花火がダメでも

ドローンでならできないかな

心をひとつに復興に立ち向かう

勇気になるのにな

そんなことふと思ったりしました

 

被災地の焼け跡の夜空に輝く

鎮魂と復興のドローンショー

ドローン会社の方

やっていただけないでしょうか?