講座NOW

いしかわ師範塾

馳 浩 知事、学生クラス標準コース(第11日目)を初視察!

 中庭に初夏の花(ブタナ)が咲き誇る中、第9期学生クラス標準コース11日目(6月11日)を開催しました。
 小学校グループでは「Let’s try “できる わかる 理科実験!”」を行い、電気の利用や水溶液の性質の実験を通して、実験器具の安全・確実な使い方を学びました。
 受講生からは、「実験は不安であったが、実際やってみると指導する上で注意すべきポイントがはっきりした。」、「実験の楽しさを改めて感じることができた。教師になったら、この楽しさを子どもたちに伝えたい。」などの感想が寄せられました。
 また、中高校グループでは「Let’s try “できる わかる ICT活用!”」を行い、指導員が提示した課題を「Google Classroom」を使って提出し、集計結果を分析するという授業場面を体験しました。

 受講生からは、「普通の授業では数人の意見しかとりあげることがないが、このシステムを使うと全員の意見を共有することができ、授業に参加しているという感覚が生まれた。」、「ICTをうまく活用すれば生徒自身が考えを深めることができ、主体的・対話的で深い学びを実現することができることがわかった。」など建設的な感想が寄せられました。
 この日、馳 浩知事が就任後初めて北野喜樹教育長とともに、いしかわ師範塾学生クラス標準コース(午前の部)を視察されました。馳知事は文部科学大臣を務めていた当時より、いしかわ師範塾の取組について注目されており、大研修室に集まった塾生に対し「石川の未来を創り上げるのは皆さんにかかっている。常に学ぶ姿勢を持ち続け、教育現場で活躍して欲しい。」と激励されました。
 その後、馳知事は新村塾頭から師範塾の概要について説明を受け、模擬授業が行われている各研修室を視察されました。時には模擬授業を終えた塾生に対し知事自らアドバイスされるなど、予定の時間を超えて熱心に視察されました。
 視察を終えた馳知事は、「塾生に対し、鋭く、かつ適切な指導が見られた。改めて師範塾の大切さを感じた。今後も、誇りと喜びを持って若い人の育成に努めて欲しい。」と講評されました。

馳知事、北野教育長らと懇談 理科実験(小学校グループ)の様子を視察
ICT活用(中高校グループ)の様子を視察 塾生を激励する馳知事
模擬授業について説明する
山下指導員
模擬授業で助言する馳知事 知事を囲んで

3年ぶりにオープンスクールを開催!

 新型コロナウイルスの影響で開催を見合わせていたオープンスクールは、第9期学生クラス標準コース11日目の実施(6月11日)に合わせて、3年ぶりに開催しました。
 当日は、41名の大学生の参加があり、小学校、中高校グループに分かれ、指導員による「コミュニケーションづくりの基礎・基本」の講義を体験しました。この講義では、コミュニケーションをとるときに気をつけることについて話し合い、ロールプレイを通して話しやすい雰囲気づくりに必要なことなどについて学びました。その後、第9期生の模擬授業を参観しました。参加者は塾生の授業の様子や、指導員の助言の内容を熱心にメモするなど、意欲的に参観する姿が見られました。最後に「いしかわ師範塾DVD」を視聴し、師範塾の取組について学びました。
 参加者からは、「体験講座では傾聴のロールプレイを通して、コミュニケーションの大切さについて身をもって体感することができた。」、「模擬授業では良い点や良くなかった点について、塾生同志が共に考えていく姿が非常に印象的であった。」、「いしかわ師範塾なら自分の力を付けることができると感じた。」、「教師をめざしたいという気持ちが強くなった。」 などの声が寄せられました。

開講の挨拶(新村塾頭)

体験講座

「コミュニケーションづくり

の基礎・基本」

模擬授業参観の様子

 また、この日は、徳田 博 副知事(前教育長)が就任後初めて視察されたほか、森本章治氏(金沢大学教職総合支援センター長・理工学域長)、山本 卓氏(同大学人間社会学域学校教育学類長)、筧 誠人氏(大阪府大東市教育委員会指導主事)が訪問されるなど、視察が相次ぐ一日となりました。

北野教育長、学生クラス標準コース(第10日目)を視察!

 五月の爽やかな日差しが注ぐ中、第9期学生クラス標準コース10日目(5月7日)を開催しました。
講座「教育実践課題への理解Let’s try “考え 議論する道徳”」では、「特別の教科 道徳」の趣旨や理念の実現を図るための工夫や手立てについて、小学校グループは津幡町立条南小学校の中谷昭代校長、中高校グループは小松市立東陵小学校の柴田和美校長より具体的に講義をいただきました。受講生は新しい「考え 議論する道徳」について理解を深めるとともに、実践意欲をも高めることができました。受講生からは「価値理解だけでなく、人間理解、他者理解をめざして話し合い、議論する授業の大切さを学んだ。」「まずは、教師が楽しむ姿勢を示し、子どもたちの意見をたくさん引き出せる教師になりたい。」「押しつけの道徳にならないよう、考えさせる発問や活動を大切にしたい。」などの感想が寄せられました。

柴田校長(東陵小)

中谷校長(条南小)

指導・助言する山下指導員

 この日、北野喜樹教育長は、塩田、金子両教育次長とともに、就任後初めていしかわ師範塾学生クラス標準コース(午前の部)を視察されました。新村塾頭から学生クラスの研修の取組みの現状と課題について説明を受けた後、教育長は、少人数に分かれて行われている模擬授業を熱心に参観し、受講生の着実な成長ぶりと指導員の卓越した指導ぶりに感銘を受けた様子でした。
 視察を終えた北野教育長は、師範塾設立当時、県の財政課長として師範塾を全面的にバックアップされたことに触れ、感慨深そうに「これまでの指導員の皆さん方のご苦労に感謝したい。大きな成果を挙げている現状に目を見張るものがある。教師の一言で大きく影響を受ける子どもも多い。これからも一丸となって優秀な人材を育てて欲しい。」と講評されました。

講義を視察する北野教育長

新村塾頭から説明を受ける

北野教育長

 

視察を終えて

 

 

令和4年度講師セミナー始まる!

   令和4年度講師セミナーは、去る4月21日(土)の金沢会場(県教員総合研修センター)を皮切りに7月2日(土)まで行われる計画です。今年度は全体で146名の講師から受講申し込みがありました。4月27日(水)の能登会場(穴水高校)では勤務終了後の夜間に29名の受講生が参加して開催されました。開講式で新村塾頭は、講師の皆さんが日々、児童生徒の教育に尽力されていることに感謝するとともに、「普段の指導を振り返って、この講師セミナーで足らざるところを補い、指導力の向上に努めてください」と激励の挨拶がありました。また、来賓の寺井奥能登教育事務所長からは能登地区の講師として活躍いただいていることに対して謝意が述べられ、「セミナーで身に付けたことを日頃の指導に活かしてほしい」と激励されました。
 続いて、「授業のつくり方」の講義では、新学習指導要領が本格実施される中、主体的、対話的で深い学びの実現に向けた授業の工夫・改善について理解を深め、その後、受講生は11グループに分かれ、それぞれ「模擬授業」に取り組みました。指導員の先生からは、課題設定の仕方、発問の投げかけ方や板書の仕方など、具体的な助言を受け、指導力の向上に努めました。受講生からは「講義では、児童生徒が主役であることを再認識させられた。明日からは児童生徒が進んで学びたいと思えるような授業づくりをしたい」「他の受講生の模擬授業を見ることで刺激を受け、多くのことを吸収することができた。もっと頑張らねばと思う」などの感想が寄せられました。

開講式の様子

講義の様子

受講生の様子

令和4年度 再任用教員研修開催

  4月14日(木)、4月15日(金)の2日間にわたり、令和4年度再任用教員研修を開催しました。本年度は、昨年度同様160名を超える参加者があり、新型コロナウイルス感染防止のため、3日程に分けて実施しました。

   開講式においては、それぞれの日程において、新村塾頭、金子教育次長、塩田教育次長が挨拶し、「これまでの皆さんの県教育界への尽力に対し、敬意を表するとともに感謝申し上げる。これからは再任用教員の立場となるが、皆さんの力がこれからの石川県の教育の充実には非常に大切である。若手の育成を含めて更なる尽力をお願いしたい」との言葉がありました。

  講師として、今年度からジョブカフェ石川キャリア教育支援グループリーダー 森田浩氏をお迎えし、「再任用ならではの、職場の心得15項目」など「働く環境の変化と期待される役割」とともに「自分にとっての働きがい再確認のために」について、「キャリア・アンカー」という新しい方法を用いて、個人ワーク、ペア・ワーク等を取り入れながら、具体的で分かりやすい講義を行っていただきました。

新村塾頭

金子教育次長

塩田教育次長

 ◇受講者からの感想より◇

・ゆっくりと自分と向き合う時間を半日研修という形でとっていただき、大変良かった。自分自身と 向き合ったりする時間が楽しかった。(小)

・同じ仲間で異校種の先生方と話をする機会をいただいて、みなさんも悩んだり、戸惑ったりしなが ら頑張っていらっしゃることが分かった。(小)

・定年退職という一つの節目を終え、再任用教員として新たなスタートを切るにあたって、自らを振 り返る機会となり、良い研修だと思う。(中)

・「再任用教員研修」と聞いて、「何をいまさら」と参加前は思ったが、再任用であれ研修は必要だと 改めて思った。また、機会があれば参加したい。(高)

・新年度早々にこの研修を実施していただいて、改めて、今までの教員生活及びこれからのライフ生 活も含めたことを考えることができた。(特支)

 

 講師   森田 浩氏        

 

 ペア・ワーク

第9期学生クラス(第9日目) 桜満開の中開催!

 

 4月9日(土)、県教員総合研修センター周辺の桜が満開となる中、第9期学生クラス標準コース第9日目を開催しました。全体講座では、「個に応じた支援」の講義があり、障害の状態等に応じたきめ細かな指導の在り方について理解を深めました。

 また、今回より金沢大学養護教諭特別別科(1年制)に入学した13名を聴講生として迎えました。新村塾頭からは「養護教諭としての基礎基本や教師としての心構えについては、大学でも学んでいることと思うが、本研修を通して仲間の皆さんと大いに切磋琢磨し、しっかりと研修に励んで欲しい。師範塾としても精一杯のサポートをしたい。」と激励の言葉がありました。これに対し聴講生の代表者から「こういう機会をいただき感謝している。聴講生一同、しっかりと学びを深めていきたい。」と力強い言葉がありました。                        
             


◇受講生の感想より◇
○ 教師が「困った子」と思う子は、本人自身は「困っている」という話が印象に残った。どのクラスにも気になる子や困っている子がいる。すぐに叱るのではなく、その子の特性を認めることが大切であることが分かった。

○ 養護教諭が行う健康指導では、専門性を活かすことが大切であり、根拠をしっかりと示しながら指導していくことが必要であることを学んだ。


○ 模擬授業(小学校クラス)では、誤答指導について理解を深めた。3つの「ド」(どこが、どうして、どうなおす)を意識しながら、児童の主体性や意欲を引き出したい。

 

桜の見頃を迎えた研修センター         

      

講義:個に応じた支援

講師:國坂昌子氏

 

聴講生への激励

(新村塾頭)

 

模擬授業の様子

いしかわ師範塾、10年目がスタート

いしかわ師範塾、10年目がスタート

 年度末の人事異動により新たに3名の指導員を迎え、令和4年度がスタートしました。新任者を含む17名に辞令が交付され、新村塾頭より、「全校種で新しい学習指導要領が本格実施されるほか、コロナ禍の影響もあり、GIGAスクール構想が一気に進むなど、教育界を取り巻く環境は一変した。当塾はこうした時代の変遷の中でも、次代の教育界を担う人材の育成に取り組み、今年で設立10年目の節目を迎えた。一口に10年とはいえ、感慨深いものがある。これまで塾生の成長を願って指導に当たった歴代の指導員の皆様に深く感謝申し上げたい。今後とも優秀な人材の育成・確保に向けて、指導員一同、一丸となって努力してまいりたい。」と訓示がありました。

 photo3

 
 
   

 

第9期学生標準コース第6日目

第9期学生標準コース第6日目
教育実践課題にLet's try!

 1月15日(土)、第9期学生クラス標準コース6日目を開催しました。今回の講座は、新しい学習指導要領に沿って内容をリニューアルした「Let's try」シリーズです。
小学校グループでは羽咋市教育委員会学校教育課学務担当課長 中山 信之 先生を講師にお迎えし、教育実践課題への理解2「Let's try “できる わかる ICT活用!”」~ICT講座「一人一台端末とその活用」~が行われました。まず学校現場で取り組まれたICTを活用した授業の実例が紹介され、塾生はICT活用の良さを具体的に感じ取ることができたようです。その後、塾生は一人一台の端末を手に取り、Classroom等のツールを使って様々な演習を行いました。テンポ良く課題が示され、それに次々と塾生が応えていく様子は、静かでありながら熱気が感じられました。

写真1 写真2
中山課長(羽咋市教委) ICT講座の様子

  中学校・高等学校グループでは石川県立飯田高等学校教頭 平野 敏 先生を講師としてお迎えし、教育実践課題への理解2「 Let's try“考え 深め合う探究的学習!”」が行われました。平野先生から、新学習指導要領の実施と関連づけて、探究的学習が求められる背景、具体的な教材や指導方法などについてご指導いただきました。塾生はワールドカフェやジグソー法などを体験し、関心や実践意欲を高めることができました。 

 写真3  写真4
平野教頭(飯田高校) 探究的学習の講座の様子

塾生のアンケートから

(小学校)
・ICTのメリットを改めて知ることができた。教科や用途に応じてうまく活用すれば児童の興味・関心をひく授業ができそうだと感じた。
・小学生が使っている端末を実際に使うことができ、とても楽しかったので、児童はもっと楽しみながら学習できると感じた。ICTを活用してより良い授業をつくっていきたい。
・個別最適な学びと協働的な学びの両方の側面から利点を感じることができた。教師がICTを使いこなせることが重要になってくるので自分でも調べて詳しくなりたい。

(中学校・高等学校)
・とても面白く大変勉強になった。探究的な学習の具体的な内容や活動を知ることができたので、授業を行う立場になった時に取り入れたい。
・活動を通して実際に学びを深めることができて、驚きと同時に自分の教科の授業でもこれを意識してやっていきたいと思った。

第9期学生短期コースA日程開講

第9期学生短期コースA日程開講
めざすぞ!石川の教師を

 

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講義「教師の基本姿勢」 講義「相手に伝わる聞き方・話し方」  指導員による示範授業

 12月24日(金)、第9期学生クラス短期コースA日程が開講しました。この講座は8月28日から9月3日に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、時期及び日程の一部を変更し、半日日程での実施となりました。

 開講式では新村塾頭から「様々な講座や模擬授業を通して実践的指導力を身に付けてほしい。また、学校現場では一人一台端末を活用した授業づくりや主体的・対話的で深い学びとなる授業へと転換が図られており、こうした教育界の動向を注視し、向上心をもって研鑽に努めてください。」と激励の言葉がありました。
 一日目の講義「授業のつくり方1」では、授業構成の基本、プラン作成の手順、模擬授業のポイント等の説明が行われました。塾生は、うなずきながら熱心にメモを取るなど、大変意欲的に取り組んでいました。塾生からは「初日の模擬授業はうまくいかなかった。もっと上手に指導できるようになりたい。5日間で沢山のことを吸収したい。」などと意欲いっぱいの声が聞かれました。

 

お知らせ!

目下、学生クラス短期コースB・C日程の受講の申し込みを受け付けています。募集締め切りは、令和4年1月21日です。詳細はいしかわ師範塾のウェブサイトをご覧ください。

 

第9期学生クラス標準コース「学校実習」真っ最中!

第9期学生クラス標準コース 「学校実習」真っ最中!

 9期生の学生クラス標準コースでは、コロナ対応として今年度も実習日程を大きく縮減し、12月~翌年1月に30時間を目安に、感染対策に万全を期し、実習校、大学等と連携を密にしながら「学校実習」を実施しています。
 「学校実習」では、教育活動に参加したり、子どもたちとふれあったりするなかで、教師になろうとする意欲やコミュニケーション力、実践的指導力を高めます。今年度は72名の学生が27校(小学校11校、中学校9校、高等学校7校)でお世話になっております。
 学生たちは、「GIGAスクール構想」の実現へと大きく動き始めた学校現場で、授業の進め方や児童生徒への声かけ、個への支援の仕方等について意欲的に実習に取り組み、貴重な学びを得ています。
 ご協力いただいております実習校の校長先生をはじめ教職員の皆様に感謝申し上げます。

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<教材作成補助の体験> <机間指導・個への支援等の体験>