講座NOW

いしかわ師範塾

第9期学生標準コース第6日目

第9期学生標準コース第6日目
教育実践課題にLet's try!

 1月15日(土)、第9期学生クラス標準コース6日目を開催しました。今回の講座は、新しい学習指導要領に沿って内容をリニューアルした「Let's try」シリーズです。
小学校グループでは羽咋市教育委員会学校教育課学務担当課長 中山 信之 先生を講師にお迎えし、教育実践課題への理解2「Let's try “できる わかる ICT活用!”」~ICT講座「一人一台端末とその活用」~が行われました。まず学校現場で取り組まれたICTを活用した授業の実例が紹介され、塾生はICT活用の良さを具体的に感じ取ることができたようです。その後、塾生は一人一台の端末を手に取り、Classroom等のツールを使って様々な演習を行いました。テンポ良く課題が示され、それに次々と塾生が応えていく様子は、静かでありながら熱気が感じられました。

写真1 写真2
中山課長(羽咋市教委) ICT講座の様子

  中学校・高等学校グループでは石川県立飯田高等学校教頭 平野 敏 先生を講師としてお迎えし、教育実践課題への理解2「 Let's try“考え 深め合う探究的学習!”」が行われました。平野先生から、新学習指導要領の実施と関連づけて、探究的学習が求められる背景、具体的な教材や指導方法などについてご指導いただきました。塾生はワールドカフェやジグソー法などを体験し、関心や実践意欲を高めることができました。 

 写真3  写真4
平野教頭(飯田高校) 探究的学習の講座の様子

塾生のアンケートから

(小学校)
・ICTのメリットを改めて知ることができた。教科や用途に応じてうまく活用すれば児童の興味・関心をひく授業ができそうだと感じた。
・小学生が使っている端末を実際に使うことができ、とても楽しかったので、児童はもっと楽しみながら学習できると感じた。ICTを活用してより良い授業をつくっていきたい。
・個別最適な学びと協働的な学びの両方の側面から利点を感じることができた。教師がICTを使いこなせることが重要になってくるので自分でも調べて詳しくなりたい。

(中学校・高等学校)
・とても面白く大変勉強になった。探究的な学習の具体的な内容や活動を知ることができたので、授業を行う立場になった時に取り入れたい。
・活動を通して実際に学びを深めることができて、驚きと同時に自分の教科の授業でもこれを意識してやっていきたいと思った。

第9期学生短期コースA日程開講

第9期学生短期コースA日程開講
めざすぞ!石川の教師を

 

1 2 3
講義「教師の基本姿勢」 講義「相手に伝わる聞き方・話し方」  指導員による示範授業

 12月24日(金)、第9期学生クラス短期コースA日程が開講しました。この講座は8月28日から9月3日に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、時期及び日程の一部を変更し、半日日程での実施となりました。

 開講式では新村塾頭から「様々な講座や模擬授業を通して実践的指導力を身に付けてほしい。また、学校現場では一人一台端末を活用した授業づくりや主体的・対話的で深い学びとなる授業へと転換が図られており、こうした教育界の動向を注視し、向上心をもって研鑽に努めてください。」と激励の言葉がありました。
 一日目の講義「授業のつくり方1」では、授業構成の基本、プラン作成の手順、模擬授業のポイント等の説明が行われました。塾生は、うなずきながら熱心にメモを取るなど、大変意欲的に取り組んでいました。塾生からは「初日の模擬授業はうまくいかなかった。もっと上手に指導できるようになりたい。5日間で沢山のことを吸収したい。」などと意欲いっぱいの声が聞かれました。

 

お知らせ!

目下、学生クラス短期コースB・C日程の受講の申し込みを受け付けています。募集締め切りは、令和4年1月21日です。詳細はいしかわ師範塾のウェブサイトをご覧ください。

 

第9期学生クラス標準コース「学校実習」真っ最中!

第9期学生クラス標準コース 「学校実習」真っ最中!

 9期生の学生クラス標準コースでは、コロナ対応として今年度も実習日程を大きく縮減し、12月~翌年1月に30時間を目安に、感染対策に万全を期し、実習校、大学等と連携を密にしながら「学校実習」を実施しています。
 「学校実習」では、教育活動に参加したり、子どもたちとふれあったりするなかで、教師になろうとする意欲やコミュニケーション力、実践的指導力を高めます。今年度は72名の学生が27校(小学校11校、中学校9校、高等学校7校)でお世話になっております。
 学生たちは、「GIGAスクール構想」の実現へと大きく動き始めた学校現場で、授業の進め方や児童生徒への声かけ、個への支援の仕方等について意欲的に実習に取り組み、貴重な学びを得ています。
 ご協力いただいております実習校の校長先生をはじめ教職員の皆様に感謝申し上げます。

1 2 3
<教材作成補助の体験> <机間指導・個への支援等の体験>

      

第9期学生クラス標準コース5日目

第9期学生クラス標準コース5日目 
こんな先生になりたい!~ベテラン教員に学ぼう~

 12月4日(土)、冬本番を思わせる天候の下、第9期学生クラス標準コース5日目を開催しました。今回は、6名の令和2年度マスター教員の先生方を講師としてお招きし、「ベテラン教員に学ぼう」の講座を実施しました。
 小学校では理科と社会、中高等学校では国語と数学の示範授業が行われました。深い教材研究と豊かな経験によって展開される素晴らしい授業から、塾生は教師として目指す姿を具体的に学ぶことができました。また、その後の講義では、それぞれの先生方の教育に対する熱い思いに触れ、「こんな先生になりたい」と教職への思いを新たにしたようでした。 

1 2 3
小玉教諭(国語 金沢泉丘高校 直江主幹教諭(数学 北星中学校) 大井教諭(数学 羽咋高校)
4 5 6
村井主幹教諭(社会 西南部小学校) 大井山教諭(理科 明成小学校) 島崎教諭(理科 三谷小学校)

塾生のアンケートから
・子ども達がワクワクしながら探究活動ができる授業を自分も創っていきたい。
・生徒の話し合いや教え合いがメインになる授業をつくるべきだと学んだ。
・生徒の興味関心や考えていること、分からないことを把握して授業を展開していることがよく分かった。
・これからの教育現場で求められる授業について解説していただき、自分も学生のうちから多様な授業ができるよう考えていきたい。
・示範授業を受けて、子ども達の「なぜ」を引き出す授業の工夫や教材の提示の仕方の大切さを学んだ。
・示範授業を見て、改めて自分の授業研究の浅さに気づいたし、特に生徒の思考や発問の工夫を考えることの重要さを教えて頂いた。

 また、この日は、教職課程を設置している県内5大学から9名の先生方をお迎えして、学生クラス講座公開・教育懇談会も行われました。
 いしかわ師範塾及び石川県教員総合研修センターの取り組みについて理解を深めていただくとともに、各大学の教員養成の制度、学校インターンシップなどについて意見を交わす貴重な機会となりました。

7 8
教育懇談会の様子

 

 

第9期学生クラス標準コース3日目

 第9期学生クラス標準コース3日目〈教師の基本姿勢を学ぶ〉

 10月2日(土)、さわやかな秋晴れの中、第9期学生クラス標準コース3回目を開催しました。9月末に新型コロナウイルスまん延防止等重点措置が解除された中での実施でしたが、今まで同様、3密を徹底回避するなどのコロナウイルス感染予防の措置を十分とって行われました。

 この日、県民文化スポーツ部次長 田井 友章氏、同スポーツ振興課長 吉丸 尚宏氏(文部科学省より出向中)が来塾され、最初に行われた講義をはじめ、模擬授業の様子をつぶさに視察されました。今年度4月に石川県に赴任され、初めていしかわ師範塾を視察された吉丸課長様からは、「論理的・科学的なアプローチに情熱的に取り組む皆様の姿が、未来の石川県・日本につながっていることを実感しました」、また、田井次長様からは、「教員になりたい!師範塾で学ぶ塾生達はこの思いをいっそう強くする、そう確信しました」とのお言葉をいただきました。

 

講座Ⅰ「子どものほめ方・叱り方」及び「学級づくりのポイント」

 photo1  photo2  photo3
講座の様子 吉丸課長との質疑応答の様子 研修センター玄関前にて

 

講座Ⅱ「授業のつくり方・基礎3」
・小学校グループ 講義「本時の授業プラン作成」
・中学校・高等学校グループ 講義「学習指導案の書き方」

 photo4  photo5  photo6
講座の様子 講義(授業のつくり方)を視察 「学びの交流支援室」を見学

 

・模擬授業

 photo7  photo8  photo9
小学校 山下指導員 中・高国語 野川指導員 小学校 村本指導員

学生のアンケートから
・教育実習を経験して、「ほめる・叱る」ことの難しさと大切さを実感していたため、大変興味深かった。
・たくさんほめることが良いことだと思っていたが、ほめるばかりではなく時には叱るというバランスが重要だとわかった。

・他の学生と授業を見合うことで、自分の良いところや改善点を知る機会となり、交流の大切さを感じた。
・やってみて初めて分かることが授業にはたくさんあるので、失敗を恐れず、どんどん経験を積みたい。
・専門知識を大学で高め、実践的な部分を師範塾で学ぶことが自分の自信につながると感じている。 等

 

〈予告〉
 学生クラス標準コース7日目<令和4年2月15日(火)>の講座では、中村留精密工業株式会社 様のご協力を得て、オンライン講座「企業体験で視野を広げよう」を予定しています。