講座NOW

いしかわ師範塾

北野教育長、学生クラス標準コース(第10日目)を視察!

 五月の爽やかな日差しが注ぐ中、第9期学生クラス標準コース10日目(5月7日)を開催しました。
講座「教育実践課題への理解Let’s try “考え 議論する道徳”」では、「特別の教科 道徳」の趣旨や理念の実現を図るための工夫や手立てについて、小学校グループは津幡町立条南小学校の中谷昭代校長、中高校グループは小松市立東陵小学校の柴田和美校長より具体的に講義をいただきました。受講生は新しい「考え 議論する道徳」について理解を深めるとともに、実践意欲をも高めることができました。受講生からは「価値理解だけでなく、人間理解、他者理解をめざして話し合い、議論する授業の大切さを学んだ。」「まずは、教師が楽しむ姿勢を示し、子どもたちの意見をたくさん引き出せる教師になりたい。」「押しつけの道徳にならないよう、考えさせる発問や活動を大切にしたい。」などの感想が寄せられました。

柴田校長(東陵小)

中谷校長(条南小)

指導・助言する山下指導員

 この日、北野喜樹教育長は、塩田、金子両教育次長とともに、就任後初めていしかわ師範塾学生クラス標準コース(午前の部)を視察されました。新村塾頭から学生クラスの研修の取組みの現状と課題について説明を受けた後、教育長は、少人数に分かれて行われている模擬授業を熱心に参観し、受講生の着実な成長ぶりと指導員の卓越した指導ぶりに感銘を受けた様子でした。
 視察を終えた北野教育長は、師範塾設立当時、県の財政課長として師範塾を全面的にバックアップされたことに触れ、感慨深そうに「これまでの指導員の皆さん方のご苦労に感謝したい。大きな成果を挙げている現状に目を見張るものがある。教師の一言で大きく影響を受ける子どもも多い。これからも一丸となって優秀な人材を育てて欲しい。」と講評されました。

講義を視察する北野教育長

新村塾頭から説明を受ける

北野教育長

 

視察を終えて

 

 

令和4年度講師セミナー始まる!

   令和4年度講師セミナーは、去る4月21日(土)の金沢会場(県教員総合研修センター)を皮切りに7月2日(土)まで行われる計画です。今年度は全体で146名の講師から受講申し込みがありました。4月27日(水)の能登会場(穴水高校)では勤務終了後の夜間に29名の受講生が参加して開催されました。開講式で新村塾頭は、講師の皆さんが日々、児童生徒の教育に尽力されていることに感謝するとともに、「普段の指導を振り返って、この講師セミナーで足らざるところを補い、指導力の向上に努めてください」と激励の挨拶がありました。また、来賓の寺井奥能登教育事務所長からは能登地区の講師として活躍いただいていることに対して謝意が述べられ、「セミナーで身に付けたことを日頃の指導に活かしてほしい」と激励されました。
 続いて、「授業のつくり方」の講義では、新学習指導要領が本格実施される中、主体的、対話的で深い学びの実現に向けた授業の工夫・改善について理解を深め、その後、受講生は11グループに分かれ、それぞれ「模擬授業」に取り組みました。指導員の先生からは、課題設定の仕方、発問の投げかけ方や板書の仕方など、具体的な助言を受け、指導力の向上に努めました。受講生からは「講義では、児童生徒が主役であることを再認識させられた。明日からは児童生徒が進んで学びたいと思えるような授業づくりをしたい」「他の受講生の模擬授業を見ることで刺激を受け、多くのことを吸収することができた。もっと頑張らねばと思う」などの感想が寄せられました。

開講式の様子

講義の様子

受講生の様子

令和4年度 再任用教員研修開催

  4月14日(木)、4月15日(金)の2日間にわたり、令和4年度再任用教員研修を開催しました。本年度は、昨年度同様160名を超える参加者があり、新型コロナウイルス感染防止のため、3日程に分けて実施しました。

   開講式においては、それぞれの日程において、新村塾頭、金子教育次長、塩田教育次長が挨拶し、「これまでの皆さんの県教育界への尽力に対し、敬意を表するとともに感謝申し上げる。これからは再任用教員の立場となるが、皆さんの力がこれからの石川県の教育の充実には非常に大切である。若手の育成を含めて更なる尽力をお願いしたい」との言葉がありました。

  講師として、今年度からジョブカフェ石川キャリア教育支援グループリーダー 森田浩氏をお迎えし、「再任用ならではの、職場の心得15項目」など「働く環境の変化と期待される役割」とともに「自分にとっての働きがい再確認のために」について、「キャリア・アンカー」という新しい方法を用いて、個人ワーク、ペア・ワーク等を取り入れながら、具体的で分かりやすい講義を行っていただきました。

新村塾頭

金子教育次長

塩田教育次長

 ◇受講者からの感想より◇

・ゆっくりと自分と向き合う時間を半日研修という形でとっていただき、大変良かった。自分自身と 向き合ったりする時間が楽しかった。(小)

・同じ仲間で異校種の先生方と話をする機会をいただいて、みなさんも悩んだり、戸惑ったりしなが ら頑張っていらっしゃることが分かった。(小)

・定年退職という一つの節目を終え、再任用教員として新たなスタートを切るにあたって、自らを振 り返る機会となり、良い研修だと思う。(中)

・「再任用教員研修」と聞いて、「何をいまさら」と参加前は思ったが、再任用であれ研修は必要だと 改めて思った。また、機会があれば参加したい。(高)

・新年度早々にこの研修を実施していただいて、改めて、今までの教員生活及びこれからのライフ生 活も含めたことを考えることができた。(特支)

 

 講師   森田 浩氏        

 

 ペア・ワーク

第9期学生クラス(第9日目) 桜満開の中開催!

 

 4月9日(土)、県教員総合研修センター周辺の桜が満開となる中、第9期学生クラス標準コース第9日目を開催しました。全体講座では、「個に応じた支援」の講義があり、障害の状態等に応じたきめ細かな指導の在り方について理解を深めました。

 また、今回より金沢大学養護教諭特別別科(1年制)に入学した13名を聴講生として迎えました。新村塾頭からは「養護教諭としての基礎基本や教師としての心構えについては、大学でも学んでいることと思うが、本研修を通して仲間の皆さんと大いに切磋琢磨し、しっかりと研修に励んで欲しい。師範塾としても精一杯のサポートをしたい。」と激励の言葉がありました。これに対し聴講生の代表者から「こういう機会をいただき感謝している。聴講生一同、しっかりと学びを深めていきたい。」と力強い言葉がありました。                        
             


◇受講生の感想より◇
○ 教師が「困った子」と思う子は、本人自身は「困っている」という話が印象に残った。どのクラスにも気になる子や困っている子がいる。すぐに叱るのではなく、その子の特性を認めることが大切であることが分かった。

○ 養護教諭が行う健康指導では、専門性を活かすことが大切であり、根拠をしっかりと示しながら指導していくことが必要であることを学んだ。


○ 模擬授業(小学校クラス)では、誤答指導について理解を深めた。3つの「ド」(どこが、どうして、どうなおす)を意識しながら、児童の主体性や意欲を引き出したい。

 

桜の見頃を迎えた研修センター         

      

講義:個に応じた支援

講師:國坂昌子氏

 

聴講生への激励

(新村塾頭)

 

模擬授業の様子

いしかわ師範塾、10年目がスタート

いしかわ師範塾、10年目がスタート

 年度末の人事異動により新たに3名の指導員を迎え、令和4年度がスタートしました。新任者を含む17名に辞令が交付され、新村塾頭より、「全校種で新しい学習指導要領が本格実施されるほか、コロナ禍の影響もあり、GIGAスクール構想が一気に進むなど、教育界を取り巻く環境は一変した。当塾はこうした時代の変遷の中でも、次代の教育界を担う人材の育成に取り組み、今年で設立10年目の節目を迎えた。一口に10年とはいえ、感慨深いものがある。これまで塾生の成長を願って指導に当たった歴代の指導員の皆様に深く感謝申し上げたい。今後とも優秀な人材の育成・確保に向けて、指導員一同、一丸となって努力してまいりたい。」と訓示がありました。

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