日誌

進学系列 日誌

授業におけるリフレクション活動【進学系列】

定期試験後や授業の最後・節目などで生徒の成長につながるように、さらに生徒が自分でPDCAサイクルを実行できるようにリフレクション活動を行っています。

これまでは、プリントで行いノートに貼っていくというスタイルでしたが・・・。今年度からは1人1台端末であるchromebookが導入されたので、このchromebookを用いて行ってみました。

      

プリントだと回収してチェックして生徒の意見を見ていく必要がありましたが、chromebookだとその授業時間内に生徒の回答を見ることができ、すぐに生徒同士で意見共有もできるので、効果的なリフレクション活動となりました。(さらに、データとして残っていくのでポートフォリオとして自分自身の成長度合いなどを確認しやすい!)

これからもchromebookを活用して、生徒の成長につなげていこうと思います。

 

 

 

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金沢工業大学とのコラボ(GIGAスクール構想の実現に向けて)

5月7日の1・2限目に金沢工業大学:SPfC(Science Project for Children)の方々に本校へ来ていただき3年生理系を対象に講義をしていただきました。このSPfCというグループは、小中高生に出前授業を行うプロジェクト活動をしていて、多くの子どもたちに理科の良さを広めていく活動もしています。ということで、chromebookやスマホなどICT機器を用いて授業をしていただきました。さらに、今回は対面とGoogleMeetによるリモートを活用しながらのハイブリッド型授業で行いました。授業のテーマは、「AIについて」です。

         

                まずは、AIについての説明

        

次に身近に使われているAIとして、スマホに搭載されているSiriやGoogleアシスタントなどを使用して質問や会話をしてみました。なぞなぞを出してもらったり、天気を聞いたりと普段何気なく使用している機能ですが、これがAIなんだ!ということに関心しながら使用していました。

            

この活動後、「では、どうして音声を理解して回答できる?」との質問を受け各ペアごとに考察しました。難しい質問でしたが、「単語ごとにプログラミングしていった結果によるもの」など考えることができたペアもいました。生徒は、音声アシスタント仕組みとして音のテキスト化や単語・文脈の判断など答えるまでの短い時間にAIがたくさんの作業を行っていると知り、驚いていました。

              

次にchromebookを用いて、画像をAIに判断してもらうという画像認識機能について学習しました。そして、AIは人間による「機械学習」と「ディープラーニング」の結果によるものということを学び、生徒は“何も知らないAI”に学習させていくという活動(分類器の作成)を行いAIの学習や仕組みについてさらに深く理解していました。

      

本校でも昨年度からGIGAスクール構想の実現に向けてchromebookなどを使用して授業していましたが、今回の授業を通して、さらに生徒のICT機器に関する興味や活用能力、そして理解が進んだように思います。今回は、3年理系の生徒のみでしたが、このような1人1台端末を活用した授業を行い、多くの生徒の能力向上につながっていければなと思います。

改めて金沢工業大学:SPfCの皆様、今回講義していただき、本当にありがとうございました。

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2年理系 1人1台タブレットを利用した実験、考察②【理科】

前回行った実験、考察のつづきとなります。

今回は、実験で測定したデータの発表、そのデータから読み取れることを分析し、気付いたことを発表するところからスタートしました。

発表は、前回作成したgoogleスライドを使用して行い、聞いている人たちも同じスライドが手元で見れるようになっているため、ワークシートへの記入もしやすそうにしていました。

     

発表後は、それぞれの班で条件(振り子の糸の長さや重り質量)が異なっているので、これらのデータを分析して、共通点・相違点や気付くこと、法則性などがないかどうか考えてもらい発表!さらに、条件が異なるのに重力加速度が同じになる理由や本来の金沢市の重力加速度との誤差(ズレ)の評価と原因を考察し、それぞれの意見を発表しました。

   

 この考察をする上で、データがたくさん存在するので、数値だけでなくグラフも用いて考察するためにgoogleスプレッドシートでグラフを作成し、これを読み取って考察も行いました。

(考えるプロセスが分かる・見える紙=ワークシートとその考えるをサポートするツール=chromebookの使い分けも意識させています)

今回の授業を通して、操作や考える内容も難しかったりしましたが、生徒にとって、社会に出て生きて働く力の育成につながっていると感じました。(生徒は、これから様々なツールを使いこなして課題解決を行う必要があるため)

まだ導入されたばかりのchromebookですが、生徒の学びをサポートできるツールとして使いこなしていこうと思います。

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2年理系 1人1台タブレットを利用した実験、考察①【理科】

本校の理科として、協働作業を行う場面では、生徒用タブレット(chromebook)のメリットを活かした授業展開を少しずつ行っています。

今回は、協働作業にプラスして、複雑なデータ処理や計算がchromebookを用いると効率良く行えるメリットを活かして授業展開を行いました。

今回の授業科目は、2年生の物理基礎(生物選択者+物理選択者の理系クラス)で「振り子による重力加速度の測定」です。

まずは、全体の流れや手順、注意点など見通しを持たせるために、ざっと説明を行います。

その後、役割分担をして、測定やデータ処理!途中で、手順などわからなくなったら手元のchromebookに説明資料が入っているので班で確認しながら、正確・丁寧な測定を心がけました。(各班の進度に合わせて、最初の説明時に使用した資料が各自すぐ見ることができ、より協働できる!)

      

測定したデータは、googleスプレッドシートに入力するとデータ処理ができる仕組みになっているため、そのデータを基にデータ分析と発表スライドの作成を行いました。(今までは、複雑な計算に時間がかかる実験でしたが、すぐに計算結果が表示されるため、考察に多くの時間を使える!)

このスライド作成時も1枚のスライドを班員全員で作成できるため、表を作る役割、考察を書く役割など分担して行っています。

さらに全体を通して、生物選択者はchromebookの操作がスムーズにできるようになっており、物理選択者は得意教科であるというような各班員自身の得意を活かした教え合いや役割分担が自然とできていたので、学びのためのいい雰囲気になってきているなと感じました。

次回は、発表を行い、さらにその結果から見える考察を行う予定です。

 

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2年 生物 1人1台タブレットを利用した授業展開③【理科】

2年 生物 1人1台タブレットを利用した授業展開の3回目になります。

今回は、発表およびこの3回の授業を通しての振り返りを行いました。

発表では、スクリーンに映した画面と手元のパソコンの画面とを併用して行いました。

(図や表、文字など見づらいところは、手元で確認しながら発表を聞くことができる。)

※本当はこの時の様子を写した写真がありました。

→発表時の写真をchromebookで撮ったのですが、仕様上の問題があることを知らず、消えてしまいました。この日の生徒の頑張りをupする予定だったのですが、できませんでした・・・。みんな、ごめんなさい。自分も勉強になりました。

 

発表後は、この3回の授業を通しての振り返りを行いました。(下の写真はiPadで撮影したので大丈夫でした。)

生徒の振り返りとしては、

・写真や図など補足説明ができるものを用意したらもっとわかりやすい説明ができた。

・発表時にポインターを使って協調したいところを示していた班があり、わかりやすかった。次回、自分もしたい。

・文字の色を変えたり、線を引いたりしてあると見やすかった。自分が作成しているときは、気にしていなかったので、次回この点を意識したい。

などの意見がありました。

このほかに、この後に小テストしたらもっと理解できそう!との意見が出たので、今度やってみようと思います。

今回の授業で他の班のものを見て参考になった部分も多いと思うので、次の発表などに活かしてほしいと思います。

(この一連の流れをchromebookで行うと自分が見たい発表資料がすぐ見れるところがいい!)

 

次回は、実験においてchromebookを利用した授業展開を行っていこうと思います。

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