工業系列(機械・電気)日誌

工業系列(機械・電気) 日誌

3年生のモノづくり【工業系列】

3年生の実習では今、モノづくりをしています。

溶接隊では、

個人でモノを作る人、

4~5人のグループで一つのモノを作る人に分かれて作業をしています。

 

      

 

図面を書く

必要な材料は何かをリストアップする

材料を切る

切断面を磨く

作りたい形に固定する

接続したい箇所を溶接する

溶接した面を磨く

 

などなど・・・

 

グループ活動班では、

一から自分たちで考え作業していきます。

どうやったら効率がよくなるか

どうやったらロスが減るか

どうやったら安全なモノが作れるか

など、グループ内で考えながら作業をしています。

 

      

 

個人活動班でも、自分が作りたいものを図面におこし、

鉄板を切り、アーク溶接で溶接していきます。

 

      

 

さて、何ができるかはお楽しみです♪

 

どの生徒もいい作品を作るために真剣に取り組んでいました。

 

 

 

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技能検定に向けての機材確認【工業系列】

 技能検定のひとつに「機械検査」があります。

 これは決められた時間内で、ノギスやマイクロメータ、シリンダー

ゲージなどを使用して、品物の寸法を正確に計測する検定試験です。

 後期の技能検定が12月に行われるので、それに向けて機材の

確認を行いました。

 

 

 プラグの有効径を計測する作業です        こちらはテストピースの寸法を確認している

 必要なものがすべて揃っていて、確実に作業が   様子です

 できるか確認しました              機材には「くるい」が生じてないかな?

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「ふりかえり」の実習【工業系列】

 ある日の実習です。

 技能検定(普通旋盤)に合格している生徒に対して、久しぶりに

旋盤を使う生徒に使い方を教えてあげるよう指示しました。

(もちろん教員も巡視して監督しつつです)

 用意したテーマは決して難しいものではありません。しかし、他の

検定にとりくんでいて、ほとんど旋盤を使っていない生徒にして

みれば忘れていることも多く、おっかなびっくりです。

「どうすればわかりやすく知識や技能を伝えられるかな?」

「教えることで、あらためて気付いたことはあったかな?」

 経験してきたことのふりかえり(リフレクション)を行うことで、

より深い学びにつながります。

 教えた生徒も、教わった生徒も、ともに新鮮な様子でした!

 

 左「刃物台ハンドルで長さを決めりんぞ」  左「一定のスピードで切り込めや」

 右「ああ、そんなんやったなあ」      右「ひさびさに触ったら緊張するわ」

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金沢市高校生技能士表彰式(工業系列)

 10月18日(月) 金沢市役所にて「金沢市高校生技能士表彰式」が

行われ、本校からは工業系列3年生の田城悠太くんが表彰を受けました。

 田城くんは今年度前期の技能検定で2級技能士(数値制御旋盤)に

合格しました。

 なんと田城くんは昨年度も2級技能士(普通旋盤)に合格して表彰を

受けています!2年連続表彰の快挙です!

 

 山野市長より表彰状を受け取る田城くん    懇談では卒業後の抱負を語りました

 

 資格や検定は「自らの将来を支えてくれる強力な武器」です!

 積極的にチャレンジしましょう!

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ものづくりマイスターによる指導【工業系列】

 本校の工業系列では、厚生労働省が認定する「ものづくりマイスター」を

派遣してもらい、実習の授業でご指導頂いています。

 ものづくりマイスターは高度な作業技術を有するベテラン技能者です。

 技術指導はもちろん、経験に基づく仕事への心構えなど、多面的に

生徒の育成をサポートしてくださいます!

 今年度も技能検定合格をめざす2年生を指導してくださいます。

 

 マイスターの井崎先生です。        生徒ひとりひとりに声をかけ、        

 いつもお世話になっています!       いつも朗らかに(時には厳しく)、丁寧に

 今年もよろしくお願いします!       ご指導くださいます。

 

 技能検定(実技試験)は12月から1月にかけて行われる予定です。

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特殊無線技士 免許交付式【工業系列】

 6月に行われた第2級陸上特殊無線技士 国家試験に、本校から

13名の生徒が合格しました!

 免許申請をして免許ができあがってきましたので、その交付式を

行いました。これでみなさん、産業用ドローンの操作ができますね!

(産業用ドローンは第3級陸上で操作できますが、本校では

 より上位の資格を取得しています)

  北島校長からひとりひとり手渡して頂きました

 

 北島校長からは「資格は自分を助ける武器になる」と、

今後も変わらぬ資格取得のためにエールを頂きました。

 

 今回合格したメンバーでは初挑戦の生徒はもちろん、

第2級海上」に合格している人、そして「航空」も

合わせて3種類合格している人もいます。

 また、石川県3級技能大会2位に輝いた人もいます!

 メンバー一同、自信に満ちた面持ちでした。

 今後のさらなる活躍を期待します。

 教職員一同、応援します!

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タップとダイス【工業系列】

 学務員さんが「除草剤の噴霧器のノズルが折れちゃった!」と

持ってこられました。見るとネジの部分で折れていました。

  両手で抑えている部分がポッキリ折れました

 そこで、それぞれの部品にタップとダイスで新たなネジを

作りました!

    タップです。穴に「めねじ」を作ります。

  ダイスです。棒(あるいは筒)に「おねじ」を

  作ります。

 左のアルミの筒を少し切って、タップでめねじを作り、

 残った部分にダイスでおねじを切って、きちんと

 はまりました!

 

 学校がきれいでいられるのは学務員さんの日ごろの手入れの

おかげです!毎日ありがとうございます!

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技能検定 始まってます!

前期技能検定の実技試験が本校で行われています。

  検定を受ける人は背番号を付けて作業します

      NC旋盤作業の検定風景です

 

7月下旬には普通旋盤3級、8月上旬には普通旋盤2級、NC旋盤2級の

検定があります。

しっかり練習して本番に臨みましょう!

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6月期特殊無線技士国家試験にチャレンジ【工業系列】

 6月9日(水) 6月期の特殊無線技士国家試験が行われました。

 本校からは第二級陸上特殊無線技士の試験に15名がチャレンジ

しました。

 この資格があると産業用ドローンを操作できるようになります!

(産業用ドローンは第三級陸上特殊無線技士の資格から操作できますが、

 本校ではより上級の二級にチャレンジしています!)

 今回の試験会場はいつもの場所(香林坊プラザ)ではなく、

文教会館で行われました。結果が楽しみです!

   文教会館のエレベーター前の案内板です

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アーク溶接実習の様子

安全に留意しながら、今年もアーク溶接実習を始めました。

 

溶接マスクをかぶって、これでOK。

 

溶接マスクは眩しくなると自動でシャッターが閉まってくれる自動遮光タイプ。

すごく使いやすいです。

 

使用しているマスクは、卒業生がお世話になっている地元企業の㈱川上製作所様から頂いたものです。

ありがとうございます。

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3年生NC旋盤3級挑戦組の様子【工業系列】

3年生の実習では前期の技能検定挑戦コースに合わせてグループ分けをし、実習を行っています。

今日はNC旋盤3級挑戦組の様子をお伝えします。

      

これはPCで入力した加工のプログラムを機械に移し、

そのプログラムが正しく作動し加工してくれるかどうか

シミュレーションを行っている様子です。

 

1人目の生徒に教えたことを、2人目からは生徒から生徒へ教えています。

インプットしたことをアウトプットすることによって

インプットした内容をさらに理解することができますね!

 

  ←シミュレーション中、エラーが出て止まった画面です。

 

このように、シミュレーションでエラーが出てくれれば加工前に修正することができます。

              

プログラムとにらめっこしながらエラー箇所を探しています。

問題が起きたときにも自分で解決方法を探していく過程が大切ですね。

全員合格目指して、切磋琢磨しながら取り組んでいきましょう!

 

 

 

 ←彼はNC旋盤2級を受けます。難易度大幅アップで苦戦中のTくん。。。頑張れお知らせ

 

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特殊無線技士 免許交付【工業系列】

 2月に行われた海上特殊無線技士国家試験で、9名の合格者が出ました。

 免許を申請して交付されましたので、校長先生から生徒ひとりずつ

手渡していただきました。

    

      北島校長から激励の言葉をいただく生徒

 

 資格試験にチャレンジして合格すると、手元に免許証や認定証が

届きます。努力がカタチになってわかる瞬間は嬉しいものです。

 免許証や認定証は必ず保護者の方にも見せてあげてくださいね。

 きっと喜んでくださいますよ。

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2年生 実習スタート!【工業系列】

作業服も届き、新2年生・工業系列の実習(工業技術基礎)が始まりました!

初めて触る機械・器具に、みんな興味津々の様子です。

安全第一に、しっかりとした作業ができるように練習しましょう。

スタッフ一同でサポートします!

  

      普通旋盤            溶接            電気工事

 

各テーマの詳細は後日掲載します。お楽しみに!

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生徒の善意に感謝!【工業系列】

いよいよ令和3年度が始まります。

それに伴い、新2年生の安全靴置き場を準備していたところ・・・

ふと通りかかった生徒二人が作業を手伝ってくれました!

どうもありがとう!!

自分には関係ないから放っとこう・・・

じゃなくって、

自分には関係ないけど、困ってるみたいだから手伝おうかな?

という気持ちが本当に嬉しいです!とても助かりました。

その優しい気持ちをいつまでも大切にしてください!

 

  地味な作業でしたが、一生懸命に手伝って

  くれました!感謝感謝です!!

  ※一番左は先生です、念のため

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2月期 特殊無線技士 国家試験に複数名合格!【工業系列】

 速報です!

 2月に行われた特殊無線技士国家試験で、本校の2年生 工業系列の生徒9名

第二級海上特殊無線技士に合格しました!

 この資格では、船舶の無線局や、船舶と通信する陸上無線局(海岸局)における

一定の国内通信操作ができるほか、レーダーについて一定の技術操作ができます。

 受験した生徒の中には、将来船にかかわる仕事を目指している人もいます。

 資格取得をきっかけに、どんどん自分の夢を実現していってほしいです!

 これからも応援します!

 

    試験会場の香林坊プラザ入口

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技能検定(普通旋盤3級・2級、マシニングセンタ3級)が行われました その2

 2月6日(土) 各種技能検定が行われました。

 今回は普通旋盤3級(後半組)、普通旋盤2級、マシニングセンタ3級です。

 

     受付の様子       測定器の器差を確認している様子

                 どれだけ上手に測定できても、

                 器差確認していないと正確な値が

                 出せません

 

検定試験の説明を受けている様子      試験開始です!

 

普通旋盤2級にチャレンジする   こちらはマシニングセンタ3級の

生徒もいます!          様子です。課題からプログラムを

3級に比べて加工箇所も多く、   考え、機械を動作させます。

精度も要求されます!       今回チャレンジした生徒はすでに

                 NC旋盤3級に合格しています!

 

 実技試験のあとは筆記試験もあります!みんな準備を怠りなく!

 いい結果が出ることを期待しています!

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技能検定(機械加工・普通旋盤)が行われました その1

 1月30日(土) 本校にて技能検定(機械加工部門 普通旋盤3級)の

実技試験が行われました(前半組)。

 練習の成果を出すべく、受験者は集中して作業に取り組みました。

 

  事前説明を受けている様子    作業の様子(普通旋盤)

                  いい結果が出てほしいです!

 

 2月6日(土)には3級の後半組と、2級の実技試験が行われます。

 全員合格目指して、みんな頑張ろう!

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旋盤の技能検定、後半へ続く【工業系列】

3年生対象の3級数値制御旋盤作業と2級普通旋盤の実技試験が終わりました(12/26,1/9,16,23,30実施)。

2年生とR&D部対象の普通旋盤作業の2・3級技能検定実技試験は、1/30に半数が終わり、2/6に残り半数が受験します。

(今年の2年生の工業系列は、全員が普通旋盤作業の技能検定3級か第二種電気工事士のどちらかを挑戦しています)

 (2/7や2/11(職種により違う)に別会場で学科試験もありますので、受験票でご確認ください)

 

受験一週間前の1/25~1/29は、毎日放課後の補習です。

部活動の2級の生徒と1年生の3級を合わせ、15台/16台中の稼働状況です。

(1台は精度に難ありのため、修理手配中)

 

このグループは

月曜:通しでタイムアタック、火曜:要素練習 水曜:要素練習 木曜:要素練習

金曜:通しでタイムアタックの計画で補習を行いました。

 

 

練習加工した材料です。

一人10セットの練習のはずが…12セットになってしまいました。

見た目は同じですが、作った後の材料も、仕上練習で再利用しています。

これだけ繰り返し試行してはじめて、問題を解決したり課題を自己設定できたり、

うまくいくときとうまくいかないときの比較や対策を打てることができるようになる、

つまり最近流行の「探求」という領域へ、品質管理の観点から行けることになります。 

こちらは来週2/6に挑戦するみなさんの荒削り加工時間の一覧(出しても支障のない範囲で・・)です。

同様に仕上①時間、テーパ加工時間、仕上げ②時間、B部品製作時間の区間タイムを測定し、精度の評価も実施しています。問題点を一覧表で全員で共有し、生徒同士や職員と相談しやすい環境を作り、こちらからもアシストしたりしています。あまり細かい指示を出さないように、頼りすぎない(指示待ちにならない)ようにという塩梅が難しい。主体性さえ育てば爆発的に伸びますので。

荒削りに時間がかかっていても他や精度で挽回している生徒もいます。今年は精度が良い傾向があります。

月曜:要素練習 火曜:通しでタイムアタック 水曜:要素練習 木曜:要素練習

金曜:通しでタイムアタック の予定でいますので、

帰宅時間が遅くなる(19時には返しますが)ことをご承知おきください。

毎日連続2時間以上の立ち作業を行って帰宅しますので、帰宅の際には、ぜひ労をねぎらってください。

 

合格すれば3年では

・2級旋盤と3級マシニングセンタ(←合わせて指導しようと計画中)

・3級NC旋盤

・他、電気工事士やりたければそちらへもどうぞ

という道が、平坦になります(とても忙しくなりますけど、部活動も引退しますし…)。

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【★新聞掲載★】第二種電気工事士 過去最多(27人)(工業系列)

令和3年1月29日(金)の北國新聞と北陸中日新聞の朝刊に

本校の第二種電気工事士合格に関する記事が掲載されました。

本校では、2016年度から毎年この試験に挑んでおり、

コロナ禍で、上期試験の学科試験が中止された中、過去最多の

27名の合格者数となりました。

なお、練習機材の不足は澁谷学術文化スポーツ振興財団の助成を

いただいています。この場をかりて感謝申し上げます。

詳細は新聞をご覧ください。

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特殊無線技士 国家試験に合格!【工業系列】

 令和2年10月期の特殊無線技士国家試験が行われました。

(6月期はコロナウイルスの影響で試験が行われませんでした)

 本校から4人の生徒が受験し、全員が航空特殊無線技士に合格しました!

 従事者免許証が届いたので、その交付式を行いました。

      

 北島校長からひとりひとりに免許証を手渡し、今後のさらなる活躍を

期待する激励の言葉を頂きました。

 将来は航空に関連する仕事に就きたいという目標を持っている生徒も

いました!頑張って夢を叶えましょう!

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旋盤の補習【工業系列】

 

午前は8時から、午後は13時から補習を行いました。

明日の2級を受検する3年生は午前も午後も参加していました。

1月末から2月上旬にかけて3級を受検する2年生は、授業ではじっくり時間が取れないので

倍の4時間、練習ができて有意義だったようです。

 

加工は確実に行わなければならないので、最近はメモを取っておく大切さも

伝わってきています。

 

↓午前の様子

一日中旋盤が稼働していました。

   これだけ一斉に加工するための工具が足らず、急いで準備しました。最近は受検生が増えてきたので物資面での後方支援も大変です。

とてもよい状態に生徒は育っています。

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フライス盤【工業系列】

 フライス盤は金属材料に対して「平面加工」や「溝加工」を行う

工作機械です。本校にはフライス盤が4台あります。

 

 本校のフライス盤です     バイス(万力)に材料を固定

 歴戦の猛者(?)です!    して、表面を正面フライス

               (フルバック)で切削する様子

 

 やったー!直方体できたよ!  これは100×100の鉄板の黒皮を

 切削直後でバリがあるので、  削り落としている様子です

 面取り等処理を行います    これから小さい「定盤」を

                手仕上げ加工で作ります!

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工業系列以外の生徒向けの技能検定集中講座【工業系列】

 本校の強みは、全く違う系列(進学系列、工業系列、ビジネス系列、生活・福祉系列)があることです。同級生で学んでいる内容が全く違い、「学校の中に社会がある」という状態です。

 

厚生労働省関連の技能検定には実務経験に関する受検資格があります。

高校生が受検する3級は、実務経験として授業を受けていることもカウントできます。

今回、数値制御旋盤3級を進学系列の3年生が受検するので

厚生労働省ものづくりマイスターの先生に授業を正式に依頼して受検することにしました。

(我々教員の補習ではダメなのです。公的な根拠が取れないので)

 

講習は3時間✖️3日お願いしました。

  まず、概要説明から

プログラム講習

 

基本操作の実習

 

2日目と3日目は、実際に材料取り付けのための「爪」の取り付けと工具補正を学び

実際の加工を行いました。

実技試験は1/9です。これで受検資格が得られたので冬休みの間に3個 (1個2.5時間)作って

プログラムは家でマスターしてもらって受検に臨みます。

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手仕上げ作業【工業系列】

 現代では便利な加工機械がたくさんありますが、微細な調整や仕上げ加工では、

やはり人間の「五感」を頼りに手仕上げ作業をする必要があります。

 本校では「ものづくりマイスター」の川端先生にご来校いただき、手仕上げ

作業の方法について指導を受けています。

 また、単に加工方法を習うだけでなく、ものづくりに際した心構えや、仕事の

意義についても、現場での経験からたくさんお話を伺っています。

 

 一見簡単そうですが・・・   こまめな確認と加工を重ねて

 手仕上げは一筋縄ではうまく  完成に近づけていきます

 いきません!

 

 万力に材料を固定するときも  手仕上げ作業は「立ち姿勢」も

 確認が大事です!       大事です!いい加減な姿勢は

                疲れるばかりで進みません!

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旋盤の修理【工業系列】

 旋盤の起動時にチャックの爪と刃物が接触する事故で、怪我はありませんでしたが機械に大きな損傷がありました。

修理見積もりが50万円でした。業者さんが2日間でケリをつけるには疑わしい部品全ての交換になるので仕方がありません。しかし50万円では中古の旋盤が買えてしまうくらいなので、仕事の合間に1ヶ月ほどかけて直してみることにしました。

ものづくりマイスターの井崎先生にサポートをいただいています。

 1番損傷の大きい部分は下の動画のとおりでした。

 

しかし、その軸の上に別の軸があります。

この軸も損傷を受けているので軸とギヤが分離できない状態です。

つまり、ギヤがこのケースに干渉して軸が抜けない状態です。

 

中央のギヤと軸が動画の故障の部品です。奥まっていますね。

握り拳3個分くらいのハンマーで2時間ほど叩いて、クサビの工具を自作してこじって軸とギヤを分離させました。

 

しかし次が大変。まがっている軸に差してあるギヤをどのように分離するかが問題でした。

余っている板材をマシニングセンターで穴をあけ、ギヤに刺さっている軸を抜く治具を自作しました。

自作治具のボルトを回すと、車のジャッキのように数トンの力がかかり、無理やり軸を抜いて行きます。

 

目標の軸二本が外せました。合間を見つけて3週間かかっています。

 

確実に損傷しているシャフト2本。2本で約4万円。これだけ済めば46万円のコストダウン。

 

外した部品です。

ギヤ側の穴にも少し損傷がありますが、やすりがけで直して組み立てる予定です。

作業進捗的には、まだまだ半分もできていない状態です。

冬休み中が勝負かな?

 

【最後に】

就職先の企業で、機械が故障するたびに業者に直しに来てもらっていては、外払いが嵩み、利益が出なくなります。

故障させないための保全の技術、軽微な故障なら自分たちで対処できる技術が大切です。

基本的な機械要素の構成である旋盤くらい、自分たちで直しましょう。

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平滑回路【工業系列】

 前回、波形整形回路で交流信号を

       ↓

 

     半波整流            全波整流

にしました。

 この信号だとまだ直流信号にはなっていません。

 極性(プラス・マイナス)の時間による変化がまだ存在している

からです。

 そこで、負荷に対して並列に「コンデンサ」を接続します。

 コンデンサは電気を蓄えることができるパーツですので、上の

写真の波形でいう「山の頂上」から電圧が一気に下がることなく、

ゆっくりと放電して補ってくれます。これを「平滑」といいます。

 半波整流だとこんな波形になりました。

 コンデンサを大きく→ 

 コンデンサの静電容量を大きくするほど直線に近くなって

いきますが・・・まだ直線には遠いですね(リプルがあります)。

 そこで、全波整流にコンデンサを接続すると、

 コンデンサを大きく→

 ※白い波形は入力波形(元の信号)です!整流波形ではありません!すみません!

 おおっ、右側の写真ではかなり直流っぽいですね!

 きちんと波形を観測することができました!

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手仕上げ作業【工業系列】

 現代では便利な加工機械がいくつもありますが、最終的な仕上げや

微細な調整などは、やはり「人間の感覚(五感)」を頼りとします。

 今回の実習は手仕上げ作業です。まずはヤスリで「面取り」に

チャレンジしました。きれいに角処理ができるかな?

 

 ヤスリで材料の角を削り、   カエリがないように、削った

 油砥石などできれいに     跡が残っていないように、

 仕上げます          確認を重ねながら作業します

 

 

「えっ、どうやってやるん?」 「いいものを作ろう!」という

「こうやってやりんがいや」   意思が大事です!

 教え合いが嬉しいですね!

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技能検定3級数値制御旋盤作業の取得に向けて【工業系列】

今年は先生を含めて15人が受検します。

画像の通り10人が1度目の総合製作を完了。

製作に2時間半。

2回通しで製作するのに立ち会うため

2.5h/回・人 ✖️ 2回 ✖️ 15人 = 75 h

…10日ぶっ通しの勤務時間に相当。

年間ざっくりと200日勤務とすると、総合製作の立会だけで年間の5%のリソースを使用。

実際は今後2ヶ月半の期間で実施するので、2ヶ月半の間に集中して月間リソースの20%のリソースを使用。

これだけリソースを使いますが、数年この活動を続け、ここで得られたマインドを持って

卒業生が巣立って行ったらこの北金沢地域にどんなインパクトが得られるか、楽しみです。

 

別件になりますが、電気分野も並行してある試みを実施しています。

地域に貢献する学校として、どれだけ人材育成で貢献できるか楽しみです。

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波形整形回路【工業系列】

 一般的に電気機器は「直流(DC)」の電気エネルギーで動きます。

 家庭用電源(いわゆるコンセント)には「交流(AC)」の電気エネルギーが

届いているので、これを直流にする必要があります。

(電球や電動機など、交流で動作するものもあります)

 

 交流を直流に変換する方法として波形整形」→「平滑の手順があります。

 今回の実習では「波形整形」の原理について確認しました。

 

  

低周波発信機とオシロスコープ、 さあ、波形が映るかな?    まずは半波整流の回路です。

ブレッドボードで回路を作り                  ダイオードと抵抗を直列接続

ます。                            するだけの単純な回路です。

 

  

    この信号が・・・  →      こうなる!     元の波形と重ねてみました。

                               波形の片側だけを取り出すので、

                              「半波」整流と呼ばれます

  

 次は全波整流の回路です。   半波ではカットされていた   元の波形と重ねてみました。

 ダイオードをブリッジ接続   下の部分が上に出てきた!   回路は複雑になりますが、

 します。                          エネルギーを無駄なく使え

                               ます。

 

大切な追記

「あれー!?オレの作った全波整流回路、なんでか半波の出力になりんけど!」

「えー、おれの作ったが、ちゃんと全波で出とるぜー?」

「回路間違えとるんちゃうんか!よう見てみいまん・・・むむむ、回路は

 ちゃんと合うとるな・・・なんでや・・・」

 

     (正常)           (異常)

 原因はダイオードが一本ショートしていたからでした。

 ダイオードは電流の流れを一方通行にしてくれるパーツですが、

テスターで確認したところ、なんらかの原因で短絡(ショート)の

状態になっていました。

 写真左が正常ですが、右は順方向・逆方向ともに抵抗は1Ωと

表示されました。

 正常品と交換することで、ちゃんと全波整流の波形が出ました!

 よかったよかった!

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鉄くずの回収に来ていただきました【工業系列】

 金属加工(切削・溶接)の実習で出た鉄くずなどがたまってきたので、

回収に来ていただきました。

 鉄くずといえど、大切な資源です!リサイクルして生まれ変わります!

 

当日は大型トラックで来て   廃棄物ボックスやドラム缶に

いただきました。       いっぱいの鉄くずです!

               たくさん練習した証です。

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【動画あり】あたぁ!(ポリテクカレッジその後)【工業系列テーマ研究】

授業中ではなく、放課後の様子です。

本校3年目の教育委員会事業「専門高校等における産学連携人材育成事業」「画像処理による自動運転模型自動車の製作を通した人材育成」で実施しています。

22日に本校で実施するマイコンカー記録会のスタートゲートを先週木曜にポリテクカレッジ石川さんに製作指導を受けに行ったものがようやく形になってきました。

教育委員会事務局の指導主事の先生からは「まず、確かな知識をつけさせて、生徒自身が自分の言葉で技術的なコミュニケーション(考えを伝えること)ができるように今年は指導してくださいと助言をいただいています。

上記のことについて、今年は設計に関することでということでしたが、まだよくわかっていないプログラム分野でも気づいたことを伝えて前に進めようとするところが記録できましたので掲載しておきます。

放課後なので音楽かけたりしている点はご容赦ください。

 

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専門高校等における産学連携人材育成事業の一環でポリテクカレッジ石川様に行きました【工業系列テーマ研究】

今は新人戦の期間中で、外に行けるチャンスなので、ポリテクカレッジ石川(正式名称:石川職業能力開発短期大学校)様へ自動運転模型自動車のスタートゲート兼タイム計測器の製作指導を受けに行ってきました。

今回製作するスタートゲートは来週22日に本校で記録会を実施運営するために必要で、2台製作します。

製作マニュアルの目次にしたがって事前に役割分担をしたうえで訪問しました。

工業系の大規模なテーマ研究は集団でのプロジェクト制をとるものもあります。仕事の世界では大規模なものになればなるほど、ライバルが不在になって行きウマミが増すので、プロジェクト制に慣れていく利点があります。今回はたくさんの人材を投入して1・2日でケリをつける短期決戦型なので、この方式を採用しました。仕事の世界では短納期対応もライバルが減るのでウマミが増します。仕事の世界ではチームワークやコミュニケーションを大切にするのもうなずけます。

ポリテクカレッジ石川の田中先生から基板カットについて指導を受けました。

 

マイコンの基板とドットマトリックス表示基板のパンダ付け。24ピンくらいのドットマトリックス部品のパンダ付けの方向を間違えて、あとで田中先生に外してもらっています。外すコツまで教えてもらい、助かりました。でも設備が本校にはない。揃えなくては。

 

ゲートの筐体製作。MDFという材料は柔らかき切断と穴あけはしやすいのに木ネジで割れやすい。

 

ビンにケーブルをパンダ付け。フレッドボードを使えば火傷をしない。なるほど。

 

 昼食は食堂で

 蜜を防ぐため、早めに取らせていただきました。

昼食後、ポリテクカレッジで行っているテーマ研究の説明を受けました昼休みも活動中でした。

本校の卒業生とも会えました。

昨年度の本事業の参加者です。

写真の先輩以外にもKu、Ki、Na、Ka、Ma先輩も来てくれました。Ni先輩は会えませんでしたが、今回訪問したメンバーのうち3人が同じ科の後輩になるのでまた再会することでしょう。

先輩方は寮生なので寮の食堂で3食食事とのこと。3食で1200円で、朝もしっかり作ってくれるので食べてたら昼夜逆転も治るとのこと。高校時代にあんなにゲームで昼夜逆転していた時期もあった某先輩も、最近は大好きなゲームもする体力がなくなった様子でした。優先順位がハッキリしたのでしょうね。

2年生はとても忙しそうでした。みんな精神的に成長していて進路も決まっていました。

 

予定より遅れて5時に終了。およそ70%できました。

田中先生に今日感じたことをひとり一言ずつ述べて、田中先生からお返しにアドバイスをいただきました。仲間と連携してやっていること、困っているときは声を出して行くこと、とても作業が上手くなったことについて講評をいただきました。

今回の本事業は、確かな知識を身につけたうえで自分の言葉で技術的なコミュニケーションをとることについて育成する目的でいたので、順調に成長できていて続けていこうということを確認しました。

田中先生をはじめ、ポリテクカレッジ石川(石川職業能力開発短期大学校)様、本日はありがとうございました。

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切りくず【工業系列】

 機械加工で材料を切削すると、そのぶんの材料が「切りくず」

(きりことも呼びます)となって出ます。

 金属は資源回収に来ていただきます。

 

 汎用旋盤やNC旋盤、     マシニングセンターは・・・

 帯鋸盤から切りくずが     これは樹脂材を削った

 出ます            切りくずです

 

 屋外のバケツに集めて、

 業者さんに回収に来て

 頂きます。

 

 おまけの一枚

 

 本校の「ある場所に」に、毎秋少しだけ山女(アケビ)が実ります。

 「おおっ!今年もアケビやなっとるがいや」

 「先生、アケビってなんですか?」

 「そうか・・・山入ってアケビ食べるって、みんなもうせんがんか・・・」

 というやり取りも秋の風物詩です(先生も毎年忘れてしまいます)。

 ちなみに先日確認したら、もう中身が空っぽでした。目聡い動物が

見つけていくんでしょうね。

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NC旋盤とマシニングセンタのコラボ【工業系列】

厚生労働省の「ものづくりマイスター」から、よく「工順まで考えられる生徒を育成して欲しい」と言われます。2年前に本校では若年者ものづくり大会全国大会のフライス盤部門に出場させていただいた中、工順を考える指導ができていました。最近は自動運転模型自動車(マイコンカー)の部品製作という、別の形で挑戦しています。こちらの方が作る点数が多いので。

横に穴と溝があるのが難所です。小さいので、加工中に材料が破壊されるのも難所となります。

今回はNC旋盤で穴と溝加工ののち、マシニングセンタで形状を削ることで、立体形状の小物の加工に挑戦しました。

 

まず丸棒をNC旋盤で加工。

普通、旋盤は材料が回り続けて固定された刃物で丸いものをけずれるのですが、このNC旋盤は材料を好きな角度で固定する機能と、回転する刃物を取り付けられて刃物を回転させながら縦横に動かせる機能がついているのでこんなことができます。0度だけでなく90度と-90度と180度の面を加工しました。

 

 マシニングセンタで、直径20ミリの回転工具で加工

 

 同じくマシニングセンタで直径5ミリの回転工具で加工

 

さらに同じくマシニングセンタで直径2ミリの回転工具で加工。

最初に固定しておいたねじが露になりました。

この部分をかわして加工してあります。

ネジを外すとできあがり。

 

プログラム作成に10時間、試し加工に3時間。

それさえできれば5分で大量生産できます。

売れるなら打出の小槌状態…でしょうか。

実習の授業では簡単なことしかできませんが、総合的な探究の時間では可能です。

ただ、粘り強さが要ります。

家での学習に例えると、平日5時間、休日は10時間勉強できる粘り強さがあればこんなこともできるようになります。

電気系の資格なら第一種と第二種の電気工事士、機械系なら2級旋盤の技能検定くらい、商業なら簿記の検定に合格するくらいの粘り強さでしょうか。

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電気計測実習【工業系列】

電気って目に見えんさかい、授業で話聞いてもなんか

 ようわからんぞいや・・・

 そこで、本校では電気工事の練習だけでなく、電気計測の

実習も行っています。

 電圧や電流を測ったり、電気信号の波形を観測したりなど、

色々やってます。

 

 

「オームの法則」を確認する   正確に計測して計算し、理論

 実習です           どおりか確認します

 

 

    直流安定化電源     電流計(左)と電圧計(右)

 

    ダイヤル抵抗器

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電気工事士試験に向けて【工業系列】

 工業系列2年生は、機械選択者が「3級技能検定 普通旋盤」、

電気選択者が「第2種電気工事士」の合格を目指し、日々

練習に励んでいます。

 今回は電気工事の実技練習の様子をご紹介します。

 

 

 複線図を描き、施工条件に   もし実際の工事で施工不良が

 従って加工しましょう     あったら大変です!

                厳しくチェックします!

 

 

 制限時間内に完成できるよう  もう少しで完成です!

 てきぱきと作業します     最後まで確認を忘れないでね!

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技能検定・電気工事士試験に向けて【工業系列】

 工業系列2年生が技能検定(普通旋盤3級)および第2種電気工事士試験に

向けて動き出しています。

 検定や資格は自らを助けてくれる財産です。

 また、頑張って合格できれば自信がつきます!

 (もし残念な結果であっても、練習を通して得られる教育効果は非常に

  大きいと教員一同感じております)

 大量合格目指して頑張ろう!

 

 

 加工の仕方を教わる生徒    寸法の出し方を図示した様子

 

   精度よく出ました!

 

 ※電気工事の様子は後日掲載します

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県教委事業 高速画像処理による自動運転模型自動車の製作による人材育成【工業系列】

~金沢北陵高校から広がろう~高速画像処理による自動運転模型自動車の製作による人材育成

上記は県教育委員会の事業「専門高校生等における産学連携人材育成事業」に採択されて本校が実施している事業です。三年目の事業で、今年度は車体の改良をテーマに人材育成をしています。

「軽量化」と「高剛性化」を両立させることをテーマとして、よく理解し説明できるのを目標としています。

車体の製作の様子 。今日は、マシニングセンターで

・部品図から加工図に起こし直す作業
・その加工図からCAMでプログラムの作成をする作業
・さらに加工機用にプログラムを修正したり切り貼りする作業
・パソコンから加工機にプログラムを移す作業
・ドライラン(ダイヤル操作に依存する速さ)で所望の軌跡で動くことを実際の加工位置より少し浮かして確認する作業
・ドライラン(実際の加工速さ)で実際位置より少し浮かして確認する作業
・実際の加工位置に下ろして、高さ間違いを確認しながら実際に加工する作業

を行いました。マシニングセンター3級の技能検定受検者3人で加工しました。(技能検定の練習も兼ねています)

実は・・・彼らはこの機械を操作するのはまだ2回目です。ですが、かなり自分たちでできるようになりました。

フレーム4部品中3部品が試作済み。これで、おそらく半分以上に軽くなっています。

(具体的な比較の数値は今後掲載します)

ただ、剛性がない。一部作り直し(設計変更が続く)でしょうね。

 

【追記】

一般の生徒にこの部品を見せてみました。

「3時間かけて作った」というと、時間がかかっていて驚いていました。

(2個目からは材料を固定してボタンを押すだけなので10分以内でできますが…)

3時間確認作業でミスを回避しながら修正を繰り返し加工することは、普通教科の学習と通じるものがありますね。

また、「いくらで売れる?」と聞かれましたが、工賃だったら3時間なので1.5万円くらいかな?とも伝えました。

ただこれは正確な回答ではありませんね。正確には「売買契約は成立しないと思う」が回答でしょうか。

なぜなら、お客がこの部品を買うメリットがないからです。

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旧NCフライスから新マシニングセンタへ実習変更【工業系列】

これまではNCフライス盤で実習を行っていました。今年度からは新たに導入されたマシニングセンタで実習を行います。今、そのために教材研究を行っています。

(指導する側が機械に熟れるための練習を兼ねています)

(R&Dプロジェクト部員にお願いして授業の練習を兼ねて実施しています)

 

【新しい機械になってできること】

・技能検定3級 マシニングセンタ作業の指導ができるようになる

(今年度は試行的にR&D部員3名程度が受検しますが、来年度は一般生徒でも可能にする予定)

・工具交換、工具長補正についての考え方、工具ごとの確認方法を実習できる。

・CAM(自動プログラム生成)によってできる、長ーいプログラムで加工できる

 (複雑な形状も加工できる)

 

【試し加工中の動画】

らせん状に穴加工

 

複雑な加工

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2年生 第二種電気工事士の補習 【工業系列】

ことしもやります。補習。

去年より手厚く

・先生二人体制

・昼だけでなく、放課後もやります

まだまだ合格点には程遠い。でも解いて間違ったところの正解の根拠探しをして積み上げていくしかありません。

学科試験は10月4日です。

保護者の皆様、しばらくごはん食べる時間が足りないと辛そうにしていますので、素早く昼食とれるような弁当等のお子様への支援をよろしくお願いします。

本校は教室間の移動が多く、早弁が難しいです。

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ガス溶接【工業系列】

 工業系列の実習テーマのひとつに「溶接」があります。

 今回は「ガス溶接」の実習風景です。

  

 ガス溶接は可燃性ガスの「アセチレン」と、支燃性ガス

「酸素」を使って炎を作ります。この炎で金属を熱し、溶融

して接合させます。

 今回は点火と消火それぞれの方法を練習しました。

 アセチレンだけで点火するとメラメラとした火が出るだけ

ですが、ここに酸素を加えてゆくと、ゴォーッと音を立てて

炎が吹き上がります!

 これが標準炎(作業に使う火炎)ですが、初めての生徒は

少々おっかなびっくり?

 ←「あれ?酸素が止まらない・・・?」

 ガスのコックは左手で

操作します。逆回転させ

たら全開になりますよ!

 気をつけましょう!

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ものづくりマイスターによる指導・NC編 【工業系列】

NC旋盤の実習風景です。

 

 NC旋盤はプログラムに対して忠実に動作し、正確かつ

高速で加工を行ってくれるとても便利なものです。

 言い換えればプログラムをひとつでも間違えると予想外の

動作をしたり、そもそもまったく動作しなくて慌てます。

 今回は「正確な加工」の最中にどんなことが起こっている

のかを確認しました。回転数や送り速度、刃物の選択について

じっくりと』確かめました。

※先生方は「じゃあ『ちょっと』〇〇してみようか」とついつい

 言ってしまうのですが『じっくり』〇〇することが大事です。

 理屈や結果の違いがよく見えてきます!

 ← 右と左で何が違うのか!

 

 計測ひとつでも、無駄なく   スケールの当て方はどう

 正確にできるかな?      すべきなのか?

 

ものづくりマイスターからも  『プロフェッショナル』の

ご指導いただいています。   視点から多くの体験談や、

               様々なアドバイスを聞かせて

               もらってます。

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産学連携人材育成事業(部品製作)でK君がファインプレー【工業系列】

専門高校等における産学連携人材育成事業で、金沢北陵高校は

「~金沢北陵高校から広がろう~
車載カメラと高速画像処理技術を用いた自動運転自動車模型の製作を通した人材育成」

という事業を行います。昨年度は本校で県内のカメラクラス標準機を製作し、他校にも評価してもらいました。

今回はその新作(今年度バージョン)の車体の、部品製作シミュレーションを行いました。

最初はこんなにうまくいかず、「円弧方向が右左逆」「加工面が90度違う面」などのミスが多く、シミュレーション結果が破砕された状態になっていました。

また加工機標準の「干渉チェック機能」でエラー続出し、そのエラー消しに苦労しました。

 (今回は3時間程度かかりました)

 

今回のファインプレーはK君。

上の赤丸のところ。

「先生、材料回して削るので、実際はぶつかっていませんか?」と発言。

先生を含め、他の人たちも最初K君が何言っているかわかりませんでした。

しかし何度かコマ送りでシミュレーション画面を見ながらK君は粘り強く伝えてくれました。

粘り強く伝えてくれたので、やっと全員分かりました(なかなかイメージできませんでした)。

(実際はこの画面よりもう少し刃が突っ込んでいました)

 

普段は無口タイプです。しかし誰も気づかないことに気づき、適切に発言してくれるK君。

貴重な存在です。

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外部の方へ~CameraClassマイコンカー講習会のご案内【工業系列】

8月22日・23日に本校でCameraClassマイコンカーの講習会を開催します。

県教育委員会の「専門高校等における産学連携人材育成事業」に係る事業で、

本校は

「~金沢北陵高校から広がろう~
車載カメラと高速画像処理技術を用いた自動運転自動車模型の製作を通した人材育成」

という企画を今年度も(3年連続で)行うことになりました。

 

ご希望の方は下記の添付ファイルの通りお申し込みください(締め切り8月11日)

令和2年度要項_専門高校等における産学連携人材育成事業.pdf

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体験入学の準備(動画あり)【工業系列】

9月26日の体験入学の準備をしています。体験入学ではここまでできませんが、アシスタントをお願いする在校生の皆さんに、練習目的で作ってもらっています。マイコンカーの車体です。

これはSolidworks という、機械メーカーでも設計に使っている3次元設計ソフトです。

中学生にどのような課題で体験してもらうか、在校生の皆さんと相談しながらこれから決めていくところです。

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明日は機械製図検定の二次試験です【3年工業系列】

最後の追い込み。

今年は3年生54人中、38人が二次試験に挑みます。

2次試験は明日23日8時半製図室に集合、9時スタートです。

スポットクーラーは6台になりました。ブレーカーが落ちるので廊下や下の階から電源を延長。

(スポットクーラーの増設は約1ヶ月延期になった今年だけの措置のつもりです)

今、指導していることは中心線と外形線の違いをつけること、余計な線の消し忘れ、製図の文字になっていないなどです。

寸法漏れは減ってきました。

2時間半の検定なので、1時間半くらいから混乱し作業が止まる様子も見られます。

時間を意識して混乱しないために、問題用紙に作業終了したものは消し込みしていくなど、精神状態を保つ指導も行っています。

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放課後補習(機械製図検定)【工業系列】

技能検定、製図検定、電気工事士などの資格・検定の1週間前は放課後補習がよくあります。

今年は新型コロナウイルス感染症の休校による日程変更で、期末考査と機械製図検定が重ならなくてよかったです。

 

補習の様子は下記の通りです。

今日はトップクラスの生徒が多かったです。北陵祭チケット販売もあったのででしょうか。(問題なし)

ツッコミ入れられてます。

こちらもツッコミ入れられてます。

かがつうさんに就職した卒業生の製図。検定後に授業でさらに書いていきます。

こちらの卒業生は金型の部署で機械加工をしていると聞いています。

CAD(コンピュータ)で書けるより、チャラ書きでも手書きで書ける方が現場でコミュニケーション取れるので、今でも手書きが必要とされています。

また、外国の人と仕事で

・カタコトの英語(同じ専門用語ばかり)

・図面(しかも国際規格に合わせて)

でコミュニケーション取れるので、いまだに手書き製図も大切です。

 

 

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普通旋盤によるねじ切り作業【工業系列】

 技能検定2級 普通旋盤にチャレンジする生徒が「ねじ切り」の

要領を学び、練習に取り組んでいます。

 2級では「おねじ」を作る工程がありますので、丁寧に切り込んで

加工していきます。

 

 

 まずは元となる部分を切削    ねじ切り開始です!

 して用意します。なので     少しずつおねじができて

 はじめは「丸棒」状態です    きます!

 

 しまった!主軸を止め損ねて  ねじ切りのチップ(刃)も、

 段にぶつけちゃった!     チップを乗せるシートも

 きれいな段に傷が・・・    欠けちゃった!

                交換して、次は失敗しないぞ!

 

 そろそろナットが入るかな?  ものづくりマイスターから

 切りすぎるとユルユルになる  加工のコツを習います

 ので加減が必要です 

 

 完成しました。さあどうだ?  きつくもなく、ゆるくもなく、

                キチンとしたおねじが完成!

 

 生徒は慣れない作業で戸惑い、時には失敗しながらも、着実に

腕を上げてきています。

 失敗は成功のもとです!失敗したらその原因を見つけ、対策を

して成功に向かいましょう!

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機械製図検定の放課後補習

1次試験は今までで最高の合格率になりそうです。もしかすると松陵工業高校時代も含めて最高かもしれません。

ところが、2次試験は新型コロナウイルス感染症の休校関連で、例年は一次試験後の約1か月後ですが、今年は21日しかありません。しかもテスト週間を挟んでいるので実質10日しかありません。

ということで、今年はスポットクーラーを4台入れて対応します。卒業生のみなさん、今までごめんなさい。

教える側もマニュアル作ったり、説明する時間を25分に短縮したり、期間指導でガンガンにペン入れしたりして教え方を変えています。時代の変化に合わせていくしかありません。

さらには、CADでやってもいい(3次元CADでもいいですがフリーソフトのJW-CADでもいい)とも思いますが、試験要項にないのと、将来フリーハンドで現場で図を書く場合もあるので、今のところは手書きです。フリーソフトのCADでできれば、休校期間中でも自宅で練習できると考えたりします。

  

 

おまけ

他の系列の生徒です。友人の補習が終わるのを待つつもりだったのですが、巻き込んでみました。

結構楽しんでくれた様子でした。

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