工業系列(機械・電気) 日誌
2年生 第二種電気工事士の補習 【工業系列】
ことしもやります。補習。
去年より手厚く
・先生二人体制
・昼だけでなく、放課後もやります
まだまだ合格点には程遠い。でも解いて間違ったところの正解の根拠探しをして積み上げていくしかありません。
学科試験は10月4日です。
保護者の皆様、しばらくごはん食べる時間が足りないと辛そうにしていますので、素早く昼食とれるような弁当等のお子様への支援をよろしくお願いします。
本校は教室間の移動が多く、早弁が難しいです。
ガス溶接【工業系列】
工業系列の実習テーマのひとつに「溶接」があります。
今回は「ガス溶接」の実習風景です。
ガス溶接は可燃性ガスの「アセチレン」と、支燃性ガスの
「酸素」を使って炎を作ります。この炎で金属を熱し、溶融
して接合させます。
今回は点火と消火それぞれの方法を練習しました。
アセチレンだけで点火するとメラメラとした火が出るだけ
ですが、ここに酸素を加えてゆくと、ゴォーッと音を立てて
炎が吹き上がります!
これが標準炎(作業に使う火炎)ですが、初めての生徒は
少々おっかなびっくり?
←「あれ?酸素が止まらない・・・?」
ガスのコックは左手で
操作します。逆回転させ
たら全開になりますよ!
気をつけましょう!
ものづくりマイスターによる指導・NC編 【工業系列】
NC旋盤の実習風景です。
NC旋盤はプログラムに対して忠実に動作し、正確かつ
高速で加工を行ってくれるとても便利なものです。
言い換えればプログラムをひとつでも間違えると予想外の
動作をしたり、そもそもまったく動作しなくて慌てます。
今回は「正確な加工」の最中にどんなことが起こっている
のかを確認しました。回転数や送り速度、刃物の選択について
『じっくりと』確かめました。
※先生方は「じゃあ『ちょっと』〇〇してみようか」とついつい
言ってしまうのですが『じっくり』〇〇することが大事です。
理屈や結果の違いがよく見えてきます!
← 右と左で何が違うのか!
計測ひとつでも、無駄なく スケールの当て方はどう
正確にできるかな? すべきなのか?
ものづくりマイスターからも 『プロフェッショナル』の
ご指導いただいています。 視点から多くの体験談や、
様々なアドバイスを聞かせて
もらってます。
産学連携人材育成事業(部品製作)でK君がファインプレー【工業系列】
専門高校等における産学連携人材育成事業で、金沢北陵高校は
「~金沢北陵高校から広がろう~
車載カメラと高速画像処理技術を用いた自動運転自動車模型の製作を通した人材育成」
という事業を行います。昨年度は本校で県内のカメラクラス標準機を製作し、他校にも評価してもらいました。
今回はその新作(今年度バージョン)の車体の、部品製作シミュレーションを行いました。
最初はこんなにうまくいかず、「円弧方向が右左逆」「加工面が90度違う面」などのミスが多く、シミュレーション結果が破砕された状態になっていました。
また加工機標準の「干渉チェック機能」でエラー続出し、そのエラー消しに苦労しました。
(今回は3時間程度かかりました)
今回のファインプレーはK君。
上の赤丸のところ。
「先生、材料回して削るので、実際はぶつかっていませんか?」と発言。
先生を含め、他の人たちも最初K君が何言っているかわかりませんでした。
しかし何度かコマ送りでシミュレーション画面を見ながらK君は粘り強く伝えてくれました。
粘り強く伝えてくれたので、やっと全員分かりました(なかなかイメージできませんでした)。
(実際はこの画面よりもう少し刃が突っ込んでいました)
普段は無口タイプです。しかし誰も気づかないことに気づき、適切に発言してくれるK君。
貴重な存在です。
外部の方へ~CameraClassマイコンカー講習会のご案内【工業系列】
8月22日・23日に本校でCameraClassマイコンカーの講習会を開催します。
県教育委員会の「専門高校等における産学連携人材育成事業」に係る事業で、
本校は
「~金沢北陵高校から広がろう~
車載カメラと高速画像処理技術を用いた自動運転自動車模型の製作を通した人材育成」
という企画を今年度も(3年連続で)行うことになりました。
ご希望の方は下記の添付ファイルの通りお申し込みください(締め切り8月11日)
体験入学の準備(動画あり)【工業系列】
9月26日の体験入学の準備をしています。体験入学ではここまでできませんが、アシスタントをお願いする在校生の皆さんに、練習目的で作ってもらっています。マイコンカーの車体です。
これはSolidworks という、機械メーカーでも設計に使っている3次元設計ソフトです。
中学生にどのような課題で体験してもらうか、在校生の皆さんと相談しながらこれから決めていくところです。
明日は機械製図検定の二次試験です【3年工業系列】
最後の追い込み。
今年は3年生54人中、38人が二次試験に挑みます。
2次試験は明日23日8時半製図室に集合、9時スタートです。
スポットクーラーは6台になりました。ブレーカーが落ちるので廊下や下の階から電源を延長。
(スポットクーラーの増設は約1ヶ月延期になった今年だけの措置のつもりです)
今、指導していることは中心線と外形線の違いをつけること、余計な線の消し忘れ、製図の文字になっていないなどです。
寸法漏れは減ってきました。
2時間半の検定なので、1時間半くらいから混乱し作業が止まる様子も見られます。
時間を意識して混乱しないために、問題用紙に作業終了したものは消し込みしていくなど、精神状態を保つ指導も行っています。
放課後補習(機械製図検定)【工業系列】
技能検定、製図検定、電気工事士などの資格・検定の1週間前は放課後補習がよくあります。
今年は新型コロナウイルス感染症の休校による日程変更で、期末考査と機械製図検定が重ならなくてよかったです。
補習の様子は下記の通りです。
今日はトップクラスの生徒が多かったです。北陵祭チケット販売もあったのででしょうか。(問題なし)
ツッコミ入れられてます。
こちらもツッコミ入れられてます。
かがつうさんに就職した卒業生の製図。検定後に授業でさらに書いていきます。
こちらの卒業生は金型の部署で機械加工をしていると聞いています。
CAD(コンピュータ)で書けるより、チャラ書きでも手書きで書ける方が現場でコミュニケーション取れるので、今でも手書きが必要とされています。
また、外国の人と仕事で
・カタコトの英語(同じ専門用語ばかり)
・図面(しかも国際規格に合わせて)
でコミュニケーション取れるので、いまだに手書き製図も大切です。
普通旋盤によるねじ切り作業【工業系列】
技能検定2級 普通旋盤にチャレンジする生徒が「ねじ切り」の
要領を学び、練習に取り組んでいます。
2級では「おねじ」を作る工程がありますので、丁寧に切り込んで
加工していきます。
まずは元となる部分を切削 ねじ切り開始です!
して用意します。なので 少しずつおねじができて
はじめは「丸棒」状態です きます!
しまった!主軸を止め損ねて ねじ切りのチップ(刃)も、
段にぶつけちゃった! チップを乗せるシートも
きれいな段に傷が・・・ 欠けちゃった!
交換して、次は失敗しないぞ!
そろそろナットが入るかな? ものづくりマイスターから
切りすぎるとユルユルになる 加工のコツを習います
ので加減が必要です
完成しました。さあどうだ? きつくもなく、ゆるくもなく、
キチンとしたおねじが完成!
生徒は慣れない作業で戸惑い、時には失敗しながらも、着実に
腕を上げてきています。
失敗は成功のもとです!失敗したらその原因を見つけ、対策を
して成功に向かいましょう!
機械製図検定の放課後補習
1次試験は今までで最高の合格率になりそうです。もしかすると松陵工業高校時代も含めて最高かもしれません。
ところが、2次試験は新型コロナウイルス感染症の休校関連で、例年は一次試験後の約1か月後ですが、今年は21日しかありません。しかもテスト週間を挟んでいるので実質10日しかありません。
ということで、今年はスポットクーラーを4台入れて対応します。卒業生のみなさん、今までごめんなさい。
教える側もマニュアル作ったり、説明する時間を25分に短縮したり、期間指導でガンガンにペン入れしたりして教え方を変えています。時代の変化に合わせていくしかありません。
さらには、CADでやってもいい(3次元CADでもいいですがフリーソフトのJW-CADでもいい)とも思いますが、試験要項にないのと、将来フリーハンドで現場で図を書く場合もあるので、今のところは手書きです。フリーソフトのCADでできれば、休校期間中でも自宅で練習できると考えたりします。
おまけ
他の系列の生徒です。友人の補習が終わるのを待つつもりだったのですが、巻き込んでみました。
結構楽しんでくれた様子でした。
石川県金沢市吉原町ワ21番地