SGHの活動を紹介します

SG米国研修(帰国)

最後の米国研修リポートです。これまでの駄文に目を通していただいた皆様、本当にありがとうございました。

本日は帰国のみの行程となっており、最後の朝はゆっくりと過ごすことができました。

現在、私たちはJFK国際空港で帰国手続きを進めているところです。順調にフライトが進めば日本時間の10月6日(月)21時半頃に小松空港に到着し、一部現地解散ののち、学校解散となります。お迎えの方よろしくお願いいたします。

昨夜から体調不良者が出ましたが、なんとか全員で帰ります。各ご家庭におかれましては、帰国後の体調確認をよろしくお願いいたします。7日(火)は代休となりますので、体調に問題がない場合は水曜日から登校してください。

今回の米国研修は生徒一人ひとりにとって大変貴重な経験となりました。そのすべてを語り尽くすには時間が足りないほどです。帰国翌日の7日(火)からは中間試験一週間前に入り、その勉強もしなければいけないのでご家族の方にゆっくりとお話をしてくれないかもしれません。でも心配しないでください。全員の心の中に今回の貴重な経験が熱く刻まれ、大きく成長したことを確信しています。

金銭的なご支援はもちろん、日頃からの励ましやご理解、ご協力にも心から感謝します。入国直後は不安や緊張も多かった様子でしたが、皆様の支えがあったからこそ最後までやり遂げることができました。

 

最後に、、、ハンバーガーはしばらくノーサンキューだと思います。米価が高騰していますが、どうぞおいしいご飯を食べさせてあげてください。

SG米国研修(6日目活動報告)

米国研修リポート第七弾は、本日のニューヨーク観光についてです。

本日はまず、船に乗って船上から自由の女神像を見学しました。その後ウォール街でニューヨーク証券取引所と金運が上がるといわれているチャージングブルの像を見ました。

続いて、ハドソン川に停泊するイントレピッド空母横を通りながら、9.11跡地であるグラウンドゼロを訪れました。グラウンドゼロの周囲は高層ビル群が再建され、美しく整備されていますが、コロナ禍のリモートワークもあり、ビルの入居率は思うように上がっていないようです。

昼食後は、MoMAでゴッホの「星月夜」やダリの「記憶の固執」などを2時間鑑賞しました。その後タイムズスクエアに立ち寄り、本日の旅程が終了しました。タイムズスクエアは、超大型の電光掲示板が燦然と煌めき、露天商の流す音楽や車のクラクション、人々の話し声などで、まさに活気と混沌が入り混じる場所でした。しかしそれは、人類の持つエネルギーを力強く感じられる場所でもありました。

 

今回の研修旅行で、アメリカや海外への憧れをより強くした人、改めて日本の良さを実感した人など、感じ方はさまざまだと思います。アメリカ国内でも、プリンストンのように芝生や大木が道路脇すぐにある自然豊かで穏やかな郊外と、常に世界の最先端を走り続けるコンクリートジャングル、ニューヨークとでは、雰囲気や価値観が大きく異なっていました

 私が思うに、そうした違いを安易に優劣に結びつけるのではなく、相互の違いを理解し認め、状況に応じて適切に選択することが大事なのではないかと思います。日本には日本の良さがあり、同時にアメリカにもアメリカの良さがあります。今回、生のアメリカを体験することで、それら両国のいいところを二重取りしたハイブリッドな人材へと近づいてほしいと思います。また、さまざまな場面で違いを見いだし、理解を深めていくためには、日々の学習を通じて正しい知識や思考力・判断力を養うことが重要です。そうした学びの積み重ねが、自分の成長につながるのだという意識を持ち、勉強のモチベーションにしてほしいと感じました。

 

船上から自由の女神を眺めるニューヨーク証券取引所ゴッホの星月夜アメリカでの最後の晩餐

SG米国研修(5日目活動報告)

アメリカでの生活や英語の聞き取りに慣れてきたと思っていた今日この頃ですが、今日の研修ではいろいろな意味で雷に撃たれた生徒が多かったと思います。

米国研修リポート第六弾始まります。

 

本日はAvanadeという、IT・テクノロジーを専門とするコンサルティング会社に伺いました。

到着後は会社見学やミニクイズなどでアイスブレイクを行いましたが、高層ビルの61階にあるオフィスには最先端テクノロジーが展示されており、カフェが併設されたオシャレな空間に驚愕させられました。

その後はパネルディスカッションを聴講しました。これまでの日常会話とは異なり、アメリカ人同士によるとても速い英語のやりとりで、かつ、ある議題についての討論を聞いて意見を理解することがとても難しく感じられました。早々と2発目の雷が落ちたと思います。

パネルディスカッションについては、理解度が数パーセントというような生徒も少なからずいましたが、8割だ、9割だという生徒も何名かいて頼もしさも感じました。

なお、私は完全なる0%だったため、同行している英語の先生に教えてもらったところ、仕事以外の生活も大事にする姿勢、自分の価値を第一に考える姿勢、誰に対しても自分がどういう人間か、自分はなぜそう考えるのかなどを説明できるようにしておくことで、仕事でもプライベートでも自分の価値を保つことができるという趣旨だったとのことです。

ランチをはさんで午後はエレベーターピッチという、エレベーターに乗っている短い時間で自分のことや自社のビジネスなどを簡潔に説明し、相手の興味を引いて次の行動につなげるプレゼンテーション手法についてレクチャーを受けました。

何名かの生徒が自己紹介のエレベーターピッチを実践してくれ、率先して手を挙げる生徒たちにここでも頼もしさを感じました。

能ある鷹は爪を隠すや出る杭は打たれるということわざがあるように、謙虚さが美徳とされる日本とは違って、アメリカでは自分に何ができるかという自己PRが他者との差異を伝える重要な手段となっています。これは、テストの点数や出身大学といった外部評価よりも、自己理解に基づく内面的な自己評価を重視する文化を強く反映しており、生徒たちも自己との対話の重要性に改めて気付かされたと思います。

次に2名のプレゼンを聞きました。一人はマサさんという日本の方で、海外で働くことになった経緯を交えながら、困難にぶつかったときの対処について楽しくプレゼンしていただきました。そしてもう一人はカミリュさんというアメリカの方でしたが不登校・中退、そして学び直しの経験を持ちながら今ここに至る過程と自分らしさについてお話しくださいました。

専門性を身につけることと、自分にしかないオリジナリティを理解することのどちらも重要であることを、カミリュさんは自分が性的マイノリティーであることやびっちりとタトゥーが入った腕を見せながら100%の自己開示で我々にプレゼンしてくれました。とてもメッセージ性が強く、今日一番の気持ちよい雷撃でした。

最後に、三度目となる課題探究のプレゼンを行い、意見交換をしました。

Avanadeの方だけでなくNYdVの皆様、三菱商事のマサさんなど多くの方のおかげでとても素晴らしい一日を過ごせました。 これまでの研修内容も成長につながる有意義なものでしたが、今日の研修はニューヨークという街のパワーでブーストがかかった大変有意義なものになりました。

 

高所恐怖症の人には辛い?最新テクノロジーアイスブレイクアイスブレイク②聞き取りがつらい率先してTRY!とても感動したプレゼンでしたここでも探究活動の発表とても刺激的な一日でした

SG米国研修(4日目活動報告)

本日は、世界大学ランキング7位の超名門・プリンストン大学での研修とニューヨークへの移動日です。

まずは朝にホストファミリーとのお別れがありました。この2日間で一生忘れない思い出を作れたのではないかと思います。
こうした文化交流が相手国のことを理解したい、外国語を習得したいという一番のモチベーションになりますね!
午前中は3グループに分かれて日本語を履修している大学生にキャンパスを案内してもらいました。
専攻(経済学や工学、理学)とは別に外国語として日本語を学習しており、まだ2年生や3年生の方も多くいましたが、学生の能力の高さと日本への留学経験がある方もいて、皆さん日本語が本当に上手でとても親切に対応していただきました。

プリンストン大学はアイビーリーグの中で4番目の歴史を誇り、非常に広大で歴史的な建築物が多く見られました。
キャンパス案内をしてくれた学生の中にはなんと日本人の学生もいて、国際バカロレア(IB認定校)でプリンストン大学に進学したとのことでした。本校生徒にも海外大学への進学や留学を選択肢の一つに入れてほしいと思います(そのためには高校2年生から準備しないといけません)。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1306884.htm
午後はその大学生たちに昨日と同様、探究活動の発表と意見交換を行いました。

その後ニューヨークへ向けて移動しましたが、ニューヨークはこれまでのワシントンDCやプリンストンとは全く異なって、人の多さと街の喧騒に、生徒たちは少し驚き慄いているようにも見えました。
アメリカに慣れて来たように思えてまだまだ奥が深いアメリカに、より一層身を引き締めて残りの活動を行いたいと思います。 

 

〈本日の学び〉 
・アメリカは全てが格差(教育格差、就職格差、経済格差、人種問題が密接につながり、すぐ側にある)
・アメリカ人は多くのことにおおらかなイメージがあるかもしれない(実際、自動車は凹んだままだったりガムテープで直してある車も少なくない)が、できる人は例えば時間に対しても厳しく絶対遅刻しない。勉強の取り組み姿勢などすべて個に委ねられており、これも差の一つ。
・プリンストン大学に世界中から学生が集まる理由は教育の質の高さ(たとえば教授一人あたりの学生数が少ない、奨学金などの支援が厚いなど)

 

※昨日のプリンストン高校見学について補記

プリンストン高校はプリンストン市内にある公立校で私立のプリンストン大学と関係性はありません(同じ街にあるだけ)。
本日、プリンストン大学の学生から「日本の先生は仕事が大変ですか?」と聞かれましたが、部活動指導だったり社会性を陶冶するための学校行事、トラブル発生時の対応など日本の教員の仕事が包括的で多岐にわたる話をしました。
振り返れば、プリンストン高校では部活動のような活動も少しあるようでしたが、それも30分ほどで、基本的には授業が終わり次第生徒と一緒に先生も教室の鍵を閉めて帰宅していました。
生徒は自分で放課後にアイスホッケーを習ったり、ジムに通ったりしています。

昨日の研修リポートで日本とアメリカの教育の違いを記しましたが、そもそもプリンストン高校では一クラスあたり多くても20人ほどの生徒数(履修状況によってはもっと少ないクラスもありました)で、教員の目が行き届きやすいです。
日本はOECDの中で教育予算が低い国の一つですが、このことについて日本の未来のためみんなで考える必要があると思います。( OECD教育比較(日本).pdf 5ページ目、国家予算に対する教育予算の割合ランキング
またその教育予算も、授業料無償化として家庭に還元するのがいいか、教員確保のための手当に充てるのがいいか、あるいは教員を増やして一クラスあたりの生徒数を減らすのがいいか、さらには施設改修のためのハード面に充てるのがいいのかと、選択肢は多岐にわたります。

アメリカでは、一クラスあたりの生徒数を減らして、個に応じた指導ができるようにしようという体制と、教育目標がマッチしているように思いました。
ただし、なんでもアメリカを賞賛するわけではなく、アメリカにはアメリカの課題があるでしょうから今日もチャットGPT君に聞いてみました。

 

日本とアメリカの教育スタイルの違い
1. 理念の違い
日本の教育は、知識を正確に身につけることや規律を守ることを重視する傾向が強い。授業では生徒は静かに教師の話を聞き、全員が同じペースで進むことが求められる。そのため「主体性」は表に出にくく、むしろ「集中して黙って聞くこと」が学習態度として評価される。
一方アメリカの教育は、「自分の意見を持ち、発言すること」「自分で調べ、考えること」が重視される。授業では質問や議論、時には教師への反論までもが積極的な学びとして奨励され、こうした行為が「主体性」の証と見なされる。


2. 理念と現実のズレ
ただし、アメリカの生徒が必ずしも常に主体的に学んでいるわけではない。自由度が高い環境だからこそ、授業中に注意が散漫になったり、十分に準備をしなかったりする学生も少なくない。
つまり、アメリカ教育は「主体性を発揮する機会」を多く与えるが、それを活かすかどうかは生徒本人に委ねられており、結果として学習意欲や成果に大きな差が生まれやすい。


3. 教育文化の比較
日本では「全員が同じ水準まで到達すること」や「基礎の徹底」に強みがある。
アメリカでは「自分の関心を深める力」や「自己表現力」に強みがある。
しかし、日本の視点からはアメリカの自由な雰囲気が「だらしない」ように映ることがあり、逆にアメリカの視点からは日本の静かな授業が「受け身で消極的」に感じられることもある。

4.まとめ
したがって、アメリカ教育における「主体的な学び」とは、すべての学生が自動的に主体的になることを意味しない。むしろ、主体的に学ぼうとする生徒が大きく伸びる土壌をつくることが目的であり、そこに日本の「全員が一定の学力に到達する」仕組みとは異なる特徴がある。

 

最後までお付き合いくださった方ありがとうございました。
米国研修リポート第五弾でした。

 

キャンパスツアー歴史あるキャンパス大学生は優しくて日本語が上手大学生にも堂々とプレゼン自由に歓談大学生の皆さんありがとうございました今日の夕食(だんだん日本食が恋しくなる)NYはプリンストンの100万倍の賑やかさ

SG米国研修(3日目活動報告)

米国研修リポート第四弾はじめます。

まず昨晩、各ホストファミリーのもと、ここでは語りきれないほどのベリーエキサイティングな夜を過ごしたようです。

一人で知らない家に泊まる不安もあったと思いますが、その不安を上回る歓迎を受け、ホストバディともあっという間に仲良くなり、生徒たちの幸福感や達成感はマックスになっています!!

ぜひ帰国後に話を聞いてあげてください。

 

さて、そして本日は、午前中に探究活動の発表をプリンストン高校の日本語選択生徒たちに向けて英語で行いました。

プリンストン高校の生徒たちは発表を一生懸命聞いて積極的に質問してくれましたし、本校生徒も緊張しながら一生懸命受け答えしていました。

午後はプリンストン高校の授業(数学や物理、化学、フランス語、スペイン語、中国語、合唱など)を、各自が選んだ内容で2コマ見学しました。

プリンストン高校は、映画やドラマで見るアメリカの学校のイメージ通りで、廊下に生徒ロッカーがあり、授業のたびに先生のいる部屋に移動するスタイルです。 

日本のような授業中は私語厳禁といった雰囲気とは違い、自由な雰囲気で授業を受けている様子もイメージ通りでした。

チャットGPTによる日本とアメリカの授業の違いは以下の通りです。

・規律 vs. 自由

日本は「全員が同じ態度で授業を受ける」ことを重視するのに対し、アメリカは「それぞれが快適な方法で学ぶ」ことを尊重する傾向がある。

・教師主導 vs. 学生参加型

日本は教師が主導する受動的な学びが中心だが、アメリカは学生が発言・参加する能動的な学びが多い。

・学びの環境

日本は「静寂と集中」を学習環境と考えるのに対し、アメリカは「自由で開放的な雰囲気」が学習の土壌になる。

 

うまくまとめていると思います。まさにこのような違いを目の当たりにしました。

さて、米国研修も折り返しです。これまでにも十分に貴重な経験をしてきました。あと三日と考えるよりもまだ三日も新しい経験ができると思って明日を迎えたいです。

それではまた。

 

一晩で仲良し探究活動の発表英語が伝わると嬉しい!同世代の絆は国境を超える仏語の授業を一緒に受ける化学実験を一緒に行う

SG米国研修(2日目活動報告)

米国研修リポート第三弾始まります!!!

本日の日程は、ワシントンDCにある日本国大使館訪問とホームステイ先のプリンストンへの移動です。

 

朝、少し余裕があったためワシントン国立大聖堂へ立ち寄り、外観や庭園を見学したのち大使館へ行きました。

講師の安藤さんは文部科学省から派遣されており、昨年までの2年間は金沢大学でお仕事をしていたとのことです。

また現地採用のカールも長崎県でALTとして働いていたことがあり日本語が上手で、ここアメリカで日本や地元石川を思い出せる瞬間でした。さすが日本国大使館、アメリカにあってアメリカではない。

安藤さんの外交官のお仕事に関する話は大変興味深く、生徒からもたくさんの質問がでました。

旧公邸の部屋も見学させて頂き、とても貴重な経験でした。

午後はプリンストンへ向けてロングドライブをし、プリンストン高校でホストバディと合流しました。

このホームステイを一番楽しみにしている生徒も多く、これからの2日間は英語漬けで異文化コミュニケーションをとってほしいと思います。

バスドライバーのG-2とガイドの上田さんとはここでお別れです。お二方からはとても素晴らしい生徒さんたちだったと褒めていただきました!

新たな出会いがあれば別れもあり、今日の出会いも別れの始まりです。2日後にはどのような関係になっているでしょうか。

 

〈本日の学び〉

・若いときこそ留学するのが良い

・外国生活で大事なことは、異文化を楽しもうとする気持ち

・スモールトークの練習(ホストファミリーと会話を続ける術)

 

道がすいてたので寄り道菊の紋章(大使館)外国で活躍したい!お世話になりましたそしてついに対面

SG米国研修(1日目活動報告)

米国研修リポート第二弾です!

ただ今現地時間の18時、今晩泊まるホテルに到着し、夕食前にホームページを書いてしまおうという次第です。睡魔との戦いです!

現地時間10時にダレス国際空港に到着したのち、入国手続きを済ませて2日間お世話になるバスの運転手G-2(ニックネーム)とガイドの上田さんと合流しました。

まずはハードロックカフェでランチをとりました。アメリカンサイズのハンバーガーをペロリと食べてしまう子や残してしまう子など様々です。

本場のハンバーガーを堪能した後は、重いお腹を抱えてホワイトハウス、連邦議会、スミソニアン博物館、リンカーン記念堂をハイペースで回りました。

機内で仮眠をとっているとは言え、24時間連続の行動で少し疲れました。

ホワイトハウスでは、イスラエルのネタニヤフ首相がトランプ大統領と会談をしているらしく厳重警戒の中少し遠くからの見学でした。今日のニュースが気になります。

連邦議会も外観の見学です。

スミソニアン博物館は自然史館を1時間で思い思いに見学しました。上野の国立科学博物館に似てるなと思いましたが、呪いのダイヤモンドなど宝石類は比にならない豪華さでした。

リンカーン記念堂は、フォレスト・ガンプの舞台となった池のある場所です。

どの場所もガイドさんの上手なお話があり、とても勉強になりました。

今のところ体調不良はでていません。また、みんなとても協力的に動いてくれています。

米国研修はまだ始まったばかりですが、このあとも気をつけていきます。

第三弾の報告もお楽しみに♪

 

〈今日の学び〉

・アメリカはレディファーストの国

・ネイティブが使っている挨拶の仕方を真似しよう!

・ワシントンDCのDCはDistrict of Columbia(コロンビアはコロンブスの女性名詞)

・ホワイトハウスの屋根には常にスナイパーがいて、不審者を狙っている!

・偉い人と知り合いになると連邦議会の中に案内してもらえる。

 

ランチは本場のハンバーグ!ハンバーグ地獄の始まりホワイトハウス連邦議会フォレストガンプの舞台「人民の、人民による、人民のための政治」の碑文前夕食はホテルにて

SG米国研修(アメリカ到着)

日本時間9月29日23時22分無事米国につきました!
米国研修リポート第一弾です。
今朝はみんな4時、5時起きだったそうです。
小松空港から羽田へ行き、羽田からワシントンDCに到着しました。羽田での乗換の移動や保安検査など非常にスムーズにできました!
ワシントンDCへ向かう飛行機はボーイング787で、最大横に9人・縦に35列の大型機でしたが満席でした。
長旅の楽しみはなんといっても機内食です。デザートにハーゲンダッツが出てきて少し疲れも癒されました。

ワシントンDCとは時差が13時間あります(サマータイムのため)。
午前10時に羽田を出て、13時間のフライトでワシントンDCに着いたので現地時間はまだ午前10時です。
長旅で疲れているけど、今から米国研修1日目が始まります。
様々なプログラムを通して普段は学べないことを学び、一回りも二回りも大きく成長して戻ってきたいと思います!

いざ出発!からの到着!すぐに観光

米国マンスフィールド財団との交流会

7月22日(火)の午後からアメリカのマンスフィールド財団のフェロー9名を本校にお迎えしました。同財団との交流会は2年ぶりとなりましたが、1・2年生49名が貴重な経験を求めて参加してくれました。

マンスフィールド財団は、毎年アメリカの政府機関に勤める職員(フェロー)を日本に派遣しています。今回訪問されたフェローのみなさんの所属先は、国防総省、宇宙軍、米国空軍、保健福祉省、国土安全保障省、国務省、運輸省でした。

フェローのみなさんは1年間日本に滞在し、日本の政府機関で活動される一方で、全国の主要都市を訪れています。金沢もその都市の1つで、石川県国際交流協会の援助のもと、日本語や日本文化について学んでいらっしゃいます。その活動の一環として、毎年県内の高校を訪問し、高校生たちと日本語と英語で交流されています。今回、本校も2度めの機会をいただき、交流会を実施することになりました。

<生徒の感想>

・今まで自分が無意識のうちに外国の人と話すことを怖がっていたとわかりました。今回の異文化交流で日本以外の国について知ることはとても楽しいことだと感じました。これから様々な国の人と交流したいと思えるいい時間になったと思います。

・自分の英語力の未熟さももちろんだけど、それ以上に自分のコミュ力の無さの方に精神的ダメージを受けました。今年はアメリカ研修にも行くので、このままの内向的性格では思うようにコミュニケーションを取れないのは明白なので、アメリカに行くまでになんとかもう少しだけでもポジティブ思考になって、失敗を恐れずに、英語で話すことに前向きになりたいと思います。

・アメリカ政府の方と話す機会はそうそうないので、業務内容からフェローの方々の人生までたくさんの初めてを知ることが出来て本当にいい経験になったと思う。フェローの方々が日本語を楽しんで話している姿から、自分も言語の壁に臆することなく英語の勉強や英語を用いたコミュニケーションを楽しんでいきたいと思った。自分の英語に対する意識改革にとっても、自身の経験にとってもすごくいい時間を過ごすことが出来たと思う。

・生の外国語を聞いて、コミュニケーションを取れる機会はめったにないためとても貴重な体験ができた。価値はそれだけにとどまらず、これからの挑戦についてアドバイスを頂いた。自分が英語が好きなことに改めて気がつけた。

・宇宙関係や医療関係の仕事と言っても、宇宙飛行士や医師だけではなく、もっとさまざまな職業の人がその分野に関わっているとわかった。フェローの方達のお話を聞いて、海外経験はとても人生を豊かにしてくれるのだと思ったし、海外留学に行きたい気持ちが高まった。

3年SGコース課題研究成果発表会

7月10日(木)午後からSGコース9期生(3年4H)による「課題研究成果発表会」を実施しました。9期生は、2年次の1月に行われた「研究発表会(日本語による発表)」以後も継続的に取り組んできた活動を発表内容に盛り込み、さらにはグローバルな視点も加えて英語でプレゼンテーションを行いました。生徒たちは、忙しい中でも開会式・閉会式の進行から発表までを自分たちで運営し、SGコースらしいユニークで特色ある発表会を作り上げてくれました。また、保護者の皆様にも多数ご参観いただき、有終の美を飾ることができました。

各班のテーマは以下の通りです。

A班:Fostering Belonging and Connection in Secondary Education(中高生の居場所づくりに関する研究)
B班:Rainy Days, Happy Ways: Kanazawa’s Umbrella Project(歩いて楽しい街づくりに関する研究)
C班:Checkmate Food Waste with Our Mate ~ Leftover Is Now Over ~(ゲームを用いた食ロス削減に関する研究)
D班:Understanding Disability: Path to a Better Society(障がい児への理解促進に関する研究)
E班:Prepare for Disasters through Stronger Local Community Bonds(避難所で安心できる環境づくりに関する研究)
F班:Revitalize the Local Economy ~ With Traditional Japanese Crafts ~(伝統工芸を用いた地域活性化に関する研究)
G班:Empowering the Next Generation with AI(小中高生のAI活用の促進に関する研究)
H班:Eating for Our Health Awareness(高校生の食を通した健康増進に関する研究)

 

<アンケート①:探究活動で一番苦労したこと>

・班のなかの会議が一番大変だった。班員全員がそれぞれちゃんと意見を持っているからこそ、みんなが納得できてかつ、自分たちのテーマやターゲットに合っているというものを考えることが本当に大変だった。話し合いだけでかなり時間を使った日もあって、でも今となってはそれがとても充実した大切な時間だったと感じる。こんなにみんなが積極的で自分をしっかり持っている人が集まることも今まで少なかったから苦労はしたけどとってもいい経験になった。

・イベントの立案から実行までのプロセスをスムーズに完了させること。企画書にしてもなかなか意見がまとまらないし、企画を作ってもすぐに訂正、など気が重たくなることが何度もあった。そのため基本的にすべてがギリギリだった。また企画書が通っても、イベントの集客、開催、運営、その後の事後報告をまとめるなどめんどくさいなとついつい思ってしまった。だけどそれらを我慢してやったことによって今の自分があると思う。その点で、様々な点で苦労したが、そこから様々な成長があったと思う。

・グループで協力することが大変でした。グループの仲が悪いと言いたいのではないのです。将来働くときもきっと同じことを感じるのだろうと思いますが、仲のいい人同士でも、いっしょに労働をこなすとなると、仕事のスピード感とか完成度とか、どのレベルを求めるか、必ずしも共有できず、ストレスになることもありました。

・今までやっていない、自分たちにしかできないことを探すこと。自分たちが解決したいことに対してすでにたくさん取り組みが行われているから、「それもうどっかやってるよね?」って何回も言われてしんどかった。何を変えて何をするのか考えるのが難しかった。

・英語発表の準備は大変だった。テストや模試が続き、日々忙しい中でなんとかやりきった。スライド作成から原稿作成、発表練習、すべて英語で慣れないことが多かったが、班員みんなで協力して最後完成できたことは大きな喜びになった。

<アンケート②:探究活動における一番の喜びだったこと>

・探究において一番の喜びを感じたのは、自分たちの発表に対して多くの聞き手が積極的に質問を投げかけてくれたときです。発表に真剣に耳を傾け、私たちの取り組みに興味や関心を持ってくれる人がいるのだと知り、とても嬉しく感じました。ただ聞き流されるのではなく、本気で向き合ってもらえたことが何よりの励みになりました。そして自分たちの探究が他者に影響を与える可能性を持っていることに気づき、大きな達成感とやりがいを感じました。

・探究の中で地域の人と話したりA班のコミュニティが増えたことが嬉しかった。イベントで想定よりも多くの人が来たときも嬉しかった。自分自身としては探究を自分の言葉でまとめて日本語や英語で人に伝えられるようになったことや、他人に探究を少しでも理解してもらえるようになったのが嬉しかった。

・インタビュー・ヒアリングで相手の方から「障害についての探究活動をしてくれて嬉しい」と言われたときや、特別支援学校での交流イベントでトクシの生徒や先生が笑顔になっているのをみたときに、自分達の活動が誰かの心を動かしていると感じたこと。

・発表や活動をするたびに応援してくれる人や褒めてくれる人がいたことがとても嬉しかった。私達の発表、探究を理解して、アドバイスをしてくれて、喜んでくれて、そういう人たちと直接話せたのがとっても楽しかったし嬉しかった。かなり煮詰まった時期もあったからこそそういったひとことひとことが心にしみたし、励みにもなった。そのたびに班のみんなの士気も高まって、次はもっと頑張ろうってなったあの空気感が最高だった。そうやって少しずつ自分たちの成長を感じられたことも嬉しかった。

・発表会です。1年前に先輩たちの発表を見て自分にこんな大層な役割が務まるわけがないと怯えていたけど、こうして1年経って先輩たちと同じ視点に立って話をすることで、私も大きく成長したんだなあという実感が湧いてとても嬉しかったです。班の皆もクラスの皆も発表という同じ目標に向かって頑張ってきたので、皆で大きなことを成し遂げたという感覚があってとても良かったです。

令和7年度SGコース課題研究成果発表会への参加申し込み案内

1 目 的

「SG探究活用」で行っている課題研究の成果を英語で発信・提言することで、グローバル・リーダーとして必要な発信力や論理的思考力・表現力、実践的英語力を身につける機会とする。また、生徒自身が発表会を企画運営することで、主体的行動力を磨く。

2 日 時

令和7年7月10日(木)13:05~15:55

3 場 所

5・6限(2階大会議室/視聴覚室)、7限(5階iスタジオ)

4 参加者

発表者:3年SGコース生40名(8グループ)

アドバイザー:金沢大学大学院留学生、ハウメットジャパン職員

その他参観者:2年SGコース生41名、教育関係者、34H保護者

5 タイムテーブル

13:05~13:15 オープニング(開会の挨拶、アドバイザー紹介)

13:15~13:25 移動・準備(4グループずつ2部屋に分かれる)

13:20~13:50 3年SGコース発表1回目(1グループ発表8分、質疑応答7分)

       休憩(10分)

14:15~14:50 3年SGコース発表2回目(1グループ発表8分、質疑応答7分)

       休憩(10分)iスタジオに全員集合

14:50~15:05 クロージング(閉会の挨拶)

15:15~15:55 異文化交流(2年SGコース生と金沢大学留学生)

6 発表テーマ

A班 Fostering Belonging and Connection in Secondary Education(中高生の居場所づくりに関する研究)
B班 Rainy Days, Happy Ways: Kanazawa’s Umbrella Project(歩いて楽しい街づくりに関する研究)
C班 Checkmate Food Waste with Our Mate ~ Leftover Is Now Over ~(ゲームを用いた食ロス削減に関する研究)
D班 Understanding Disability: Path to a Better Society(障がい児への理解促進に関する研究)
E班 Prepare for Disasters through Stronger Local Community Bonds(避難所で安心できる環境づくりに関する研究)
F班 Revitalize the Local Economy ~ With Traditional Japanese Crafts ~(伝統工芸を用いた地域活性化に関する研究)
G班 Empowering the Next Generation with AI(小中高生のAI活用の促進に関する研究)
H班 Eating for Our Health Awareness(高校生の食を通した健康増進に関する研究)

 7 参加申込

下記URLのGoogleフォームにて参加申込をお願いします。

参加申し込みフォーム:https://forms.gle/E8WgoZj3BcpuyD9g8

NEW 京都研修を行いました!

2年SGコースを対象とした京都研修が6月14日(土)に行われました。

朝6時半に金沢駅に集合し、京都大学大学院総合生存学館(思修館)へ向かいました。

最も早起きした生徒は4時半起きだったようです。

北陸新幹線に乗っていざ京都へ!

思修館では、これから行う探究活動について大学院生とディスカッションをしました。

教授から思修館の説明を聞いています大学院生の研究を聞いています演劇を通してコミュニティの創造を研究している方です

大学院生とディスカッション生徒たちも発言しています自分たちの研究について説明します

大学院生から研究についてアドバイスをもらう大学院生も優しくアドバイスをくれますとても参考になるアドバイスをもらえました

最後は京大のシンボルである時計台前で集合写真

昼食は京都大学の学食でとり、今年は本校の卒業生による文理別の大学・研究室ツアーを行いました。

文系では4人、理系では2人の卒業生にお世話になりました。卒業生の皆さん、ありがとうございます!

化学系研究室にお邪魔しました研究室を拝見させていただきましたざっくばらんに対談もできました

この後、探究活動の班別に市内自由行動となり帰宅しました。(班別行動の写真はありません。)

帰りの電車の中も眠ったりせず、元気いっぱいの生徒たちでした。

今日ディスカッションした内容や見たもの、感じたことをこれからの学校生活に活かし、少しでも長く持続させてほしいです。

3年SG探究活用「プレゼン講座」を実施しました

5月27日(火)6限の3年SGコース「SG探究活用」において、プレゼン講座を実施しました。講師は本校ALTのローレンさんにお願いしました。3年SGコースは、7月10日(木)にある成果発表会で英語プレゼンを行います。そのために、現在英語のスライドや英語の発表原稿を鋭意作成中です。今回の講座は、プレゼンの基本的所作事などを今一度ふりかえるよい機会になりました。本番では外国人のオーディエンスと活発な議論ができるように準備していきたいと思っています。

1年SG探究基礎 入門講座「データを分析する」を実施しました

5月27日(火)7限の1年普通科9クラス対象の「SG探究基礎」において、金沢工業大学メディア情報学部教授の伊丸岡俊秀先生をお招きし、探究活動でのデータ収集と分析方法についての入門講座を実施しました。

探究活動の初期段階において、生徒たちは自分たちが扱おうとするテーマやトピックについての現状を知るために、さしあたってアンケートを取ることから始めようとすることがありますが、「そのアンケートの目的は妥当なのか?」「その項目は本当に問う必要があるのか?」「その問いは単に自分たちの認識を裏付けるためだけのものなのではないか?」というような自己分析/自己批評が欠けている場合が少なくありません。今回の講座の内容を受けて、6~7月にはより効果的なアンケートの作り方や問いの立て方を学んでいくことになります。

卒業生講話「先輩が語る社会貢献のいろいろ」(4月18日)

4月18日(金)に卒業生講話として、本校の卒業生でいらっしゃる稲垣陽子さんに講義をしていただきました。当日は、2~3年の希望生徒が35名参加し、講義だけでなく、その後の質疑応答でもたくさんの質問が出て、大いに盛り上がりました。

講師の稲垣さんは、金沢大学医学類をご卒業された後、いくつかの病院で医師として働かれていました。その後、アメリカのジョージタウン大学で学ばれた後、同大学の国際保健学部特任助教授として現在活躍されています。グローバルな舞台で活躍されている先輩のお話を聞くことができ、そのありがたさを生徒たちはかみしめているようでした。

最後に、稲垣さんからいくつかお言葉をいただきました。

(1)キャリア形成は曲がり道。曲がった先に、予想外のきれいな景色が広がっていることもある。

(2)やりたいことが周りと違っても大丈夫。探せば必ず同士は見つかる。

(3)社会への後継方法は様々。本当に自分が好きな形を見つけ、後悔のない人生を。

<生徒感想>

とても楽しそうに発展途上国などの経験をお話ししてくださったことが印象的でした。国際貢献の大変なこと、魅力を知ることができ、国際的に活動するという私の進路に新しい道を見つけることができました。発展途上国では日本では当たり前の技術を提供することで、多くのことが解決する。また、貧しい方々は忍耐強く謙虚で一緒に仕事をしたいと思えるということが興味深かったです。そして、直接解決するのではなく、研究などを通して根本を解決するということが自分の中で気づかなかった新しい方法で将来の新しい道を開けた気がします。

全国高校生マイプロジェクトアワード2024「全国Summit」に初出場!!

3月28日~30日にかけて、認定NPO法人カタリバが主催する「全国高校生マイプロジェクトアワード(以下「マイプロ」)」の「全国Summit」が東京大学で開催され、全国津々浦々から48グループ(または個人)の高校生が集まりました。本校からは2年SGコースの1グループが予選を通過し、全国大会の場でこれまでの探究活動の成果を発表してきました。あわせて、全国には様々なアイディアを実現しようと活動している高校生が多くいることを知ることができました。

探究の日を開催しました!

今年度で6回目となる本校独自の探究活動のまとめ行事「探究の日」を3月18日(火)に開催しました。1・2年生が学年・コースを超えて互いに探究活動について発表したり、対話したりすることで、この1年の取り組みについて振り返りました。活動内容は以下の通りです。

プログラムA「代表チームのモデルプレゼン」(2年の各コースの代表発表を聞く)

プログラムB「探究ワークショップ」(今日1日同じグループで活動を共にする仲間と打ち解ける)

プログラムC「1・2年全員発表」(1・2年生で構成グループで各生徒が今年の活動について発表する)

プログラムD「学びのダイアログ」(自分のクラスに戻り今年の活動について共有する)

<生徒感想>

・知らない人たちとグループになって探究活動について話したけど、勇気を持って質問できてよかったと思った。また、自分の現時点の探究に対するアドバイスだけでなく、最後に他の話題で他のアドバイスをもらったであろうクラスメイトから、学んだことを聞けてとても参考になったと感じた。来年はプログラムAで発表していたグループのような、時間も労力もかかるけど楽しそうな活動をやれるような、探究をやりたい。また、先輩たちからのアドバイスはとてもためになるものが多かったので、来年も探究の日があるなら後輩にアドバイスしてあげられるような、深い研究をできたらいいなと思う。

・1年生の来年探究したいことの中身をみんなで考えるのが楽しかった。いつもは実験のことしか話さないし聞かないので、社会的な探究について考えるのが新鮮で、グループでの会話も途切れることなくできて、結構うまく行ったなと思った。なんか頭をフル回転させた感じで、充実してたなと思ってます。

・学年、クラスの違う人たちと探究について話すことはすごく楽しかったし、今の1年生は私たちが1年生のときと結構違うことをしていて、その話を聞くのがすごく楽しかった。探究の話だけでなく学校生活の話もできて学びある時間になった。講堂発表は緊張したが、班のみんなと楽しくできてよかった。これからの探究でも班員と協力してやりたいという気持ちが大きくなった。とてもいい一日だった。

ミライシコウ金沢に参加しました!

3月15日(土)に金沢大学角間キャンパスにて「第3回ミライシコウ金沢」が開催されました。これは金沢大学附属高校が県内外の20校以上の高校に呼びかけて行われる探究の発表会です。年度末の行事ということもあり、各校の生徒たちは一年のまとめとしてこのイベントに臨んでいるようでした。

本校からは2年SGコースと普通コースの生徒たちが参加し、決められたテーマに基づいた分科会会場で発表を行いました。生徒たちは、年明けからいくつかの発表会を経験してきていたため、より洗練されたプレゼンテーションスキルを身につけてきており、余裕を持って発表することができたようでした。また、発表がない時間帯には、他校の発表を聞く機会もあり、高校生同士がお互いに刺激し合うことができました。

令和6年度「SGコース課題研究発表会」を開催しました!

1月31日(金)に2年SGコースの研究発表会がありました。生徒たちにとっては、4月から8グループに分かれて取り組んできた課題研究の1つの成果を披露する場となりました。論理的思考力や表現力を磨くとともに、質疑応答を通した対話によるコミュニケーション力を高めあいました。また、今回ご招待した8名のアドバイザーの方々からは、様々な視点に立ったアドバイスをいただき、今後の研究の参考になりました。

<発表タイトル一覧>
A班「居場所 い~ばしょ!」(中高生の居場所づくりに関する研究)
B班「あるたの」(歩いて楽しい街づくりに関する研究)
C班「日本人おにぎり0.9個計画」(ゲームを用いた食ロス削減に関する研究)
D班「障がい児に明るい未来を」(障がい児への理解促進に関する研究)
E班「想像して備える!地域に根ざした防災」(避難所で安心できる環境づくりに関する研究)
F班「Trans Tradition To The Future」(伝統工芸を用いた地域活性化に関する研究)
G班「そこにAIはあるんか。AIfulな社会を目指して」(小中高生のAI活用の促進に関する研究)
H班「Eatで未来にいー投資」(高校生の食を通した健康増進に関する研究 )

 

令和6年度「石川県SSH生徒研究発表会/いしかわNSH課題研究発表会」に参加しました!

昨年度に引き続き、1月22日(水)県地場産業振興センターにて、本校と石川県教育委員会の主催で「石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会・いしかわニュースーパーハイスクール課題研究発表会」を開催しました。

発表会には本校の生徒約150人(1年理数科、2年理数科、2年SGコース、2年普通コース)のほか、七尾、小松、金沢二水、金沢桜丘、輪島高校も参加しました。関係教員はもとより、探究活動でお世話になった企業の方々や生徒の保護者の方々も参加され、活発な発表会となりました。

発表は口頭発表とポスターセッションの形式で行われ、これまでの探究活動で積み上げてきた研究の成果をお互いに発表しました。発表や質疑応答を通じて、生徒たちは他校の生徒から多くの刺激を受けていたようです。また、これからの探究活動や将来の大学での研究について見つめ直す生徒もいたようです。もう1つ、今年度はNSHの新しい試みとして「ラウンドテーブルディスカッション」が行われました。これは、各校から選ばれた2名がそれぞれチームになり、進行も含めてすべて自分たちだけでディスカッションを運営し、決められた時間内に自分たちなりの解決策の提案をするというものでした。各校から選ばれた精鋭たちが鋭い議論を交わす様子を目撃し、「石川県の未来は明るい!」と思ったのは関係者だけではなかったと思います。

<生徒の感想>

・限られた時間の中で初めてみた人に伝えたいことをわかりやすく伝えるのはとても難しかったけど、今までの発表の反省点を改善して、満足のいく発表が出来たので良かったです。また他の高校の発表も斬新な視点のものが多くあって興味深かったです。

・他校の発表を聞けたことはもちろん、自分の発表を自校以外にも伝えられたという意味で貴重だった。開会式で講評の先生の1人がおっしゃっていたことが、「みなさんは井の中の蛙になっていませんか?」ということだった。本日の交流を通して、校内でアプローチを考えて行動をなかなか起こせていない以上、自分はまだまだ井の中の蛙だと思った。せっかく探究に取り組むのならもっと外に出て大海を知ろうと改めて感じさせられるいい機会となった。

・石川県立大学教授の講評が印象に残った。研究内容の発表に説得力を持たせる上で大事なのは、「根拠を数値化」することだと知った。また、実験においても、「長い」、「短い」などの抽象的な表現をすることを避け、数値化することが大事だということを知った。

・発表後の質問がとても活発で圧倒されました。発表する側も問いかけをしたり、スライドを工夫したりすることで聞き手の興味を引くような内容ですごいと思いました。自分も聴衆に興味を持ってもらえるような話し方やスライドを心がけたいと思いました・

1年生「Discussion Day(異文化交流会)」を今年度も開催しました!

2月8日(土)に、金沢大学の留学生や県内学校のALTなど約30名の外国人の方々にご来校いただき、Discussion  Dayを開催しました。これは、本校1年生全員が、ゲストのみなさんと活発に英語でディスカッションができる貴重な機会となっています。

まず生徒たちは小グループに分かれ、留学生やALTの出身国の話を聞くことから始まりました。写真や地図などを使った説明によって、インドネシアをはじめ、ベトナム、中国などのアジアの国々や、そのほかアメリカ、グアテマラ、スウェーデン、イタリア、ウクライナ、コンゴなど、世界中の国々の特色や文化に触れることができました。

次に、今度は生徒たちが用意した「日本文化にまつわるもの」について、留学生やALTのみなさんに英語で紹介を行いました。生徒たちは、けん玉や将棋などのゲーム、お菓子やおやつ、アニメやキャラクターなど、様々な「日本の文化」を持参し、一生懸命にコミュニケーション活動を行いました。

【生徒の感想】外国の文化を知ることができたし、直接色んな国の方と話して見た事で、それぞれの国の独特なイントネーションの違いがあったりして面白かったと思いました。私が紹介した日本文化にもすごく興味を持っくれてたくさん質問してくれたことが嬉しかったです。自分がどれくらい英語が聞き取れるのか知ることもできて良かったです。

【生徒の感想】最初のジャパーニーズアイテムを紹介するのは結構練習したかいもあり、結構うまく話せた、ただ、2回目の学校生活紹介ではなかなか自分から話したり質問できなかったで、自分が一方的に話したり相手が一方的に話して自分は聞いているだけというわけではなく、しっかりお互いが話し合えるようにもっと質問力(英語での)をつけていきたい。

【生徒の感想】授業でなかなか自分の意見や思いを英語で伝えることができず、英語でのコミュニケーションに苦手を持ち始めていた。しかし、留学生の方々が、文法が多少違っても、私が言いたいことを汲み取って、笑顔で会話をしてくださって、改めて英語で話すことの楽しさを感じることができた。今回のイベントでは、留学生の方々の発言をすべて聞き取れたというわけではなかったので、これからの英語の学習で、単語力などの向上を目指したいと思った。

 

NSHキャンプに参加しました!

1月25日(土)から26日(日)にかけて、国立能登青少年交流の家(羽咋)にて「NSHキャンプ」(教育委員会主催の宿泊英語研修)に参加してきました。対象は、金沢泉丘、金沢二水、金沢桜丘、小松、七尾の「NSH(ニュース―パーハイスクール)5校」の1年生で、各校から選ばれた8名は冬休み前から事前課題に取り組み、研修に臨みました。

8グループに分かれて活動を行いましたが、そのうち4グループはSDGsのテーマの1つである「日本のフードロス対策を切り口とした食料問題」について、別の4グループは「再生可能エネルギーの現状と今後の対策」についてそれぞれ外国人留学生を交えて英語ディスカッションを行い、最終的に自分たちなりの解決策をプレゼンテーションしました。

各グループの外国人留学生のみなさんは、日本の大学で学ばれている方々で、明るい雰囲気で高校生たちを鼓舞してくれました。留学生の方々の出身は、アンゴラ、ポルトガル、ベトナム、ブラジル、バングラデシュなどの非英語圏の国々で、生徒たちにとっては様々な英語を聞く機会にもなりました。この設定の最も素晴らしかった部分は、参加者の間に「英語を外国語で学ぶ仲間たち」という共通意識が芽生えたことでした。その中で、本校生徒たちも、他者の目を通して世の中を眺めることの醍醐味、自分の世界観を変えてくれるかもしれない生き方に接する驚きを感じてくれたと思っています。

令和6年度SGコース課題研究発表会への参加申し込み案内

1 目 的

SGコースの課題研究の成果を発表することを通して、論理的思考力や表現力を磨くとともに、質疑応答を通した対話によるコミュニケーション力を育む。また、社会に開かれた探究活動の意義や成果について、発表やアドバイザーとの対話の様子を見ていただき、教育関係者にも提示する機会とする。

2 日 時

令和7年1月31日(金) 13:05~16:00

3 場 所

5・6限(2階大会議室/視聴覚室)、7限(5階iスタジオ)

4 参加者

発表者:2年SGコース生40名(8グループ)

アドバイザー:各グループの研究テーマにあった専門家8名(当日のパンフレットに記載)

その他参観者:協力していただいた企業関係者、教育関係者、24H保護者

5 タイムテーブル

13:05~13:15 オープニング(開会の挨拶、アドバイザー紹介)

13:15~13:25 移動・準備(4グループずつ2部屋に分かれる)

13:25~14:05 発表①②(1グループ発表8分、質疑応答7分、講評5分)

       休憩(10分)

14:15~14:55 発表③④(1グループ発表8分、質疑応答7分、講評5分)

       休憩(10分)iスタジオに全員集合

15:05~15:50 アフターセッション(アドバイザーと各グループの対話)

15:50~16:00 クロージング(閉会の挨拶)

6 発表テーマ

A班:居場所〔中高生の居場所づくりに関する研究〕    B班:観光〔歩いて楽しい街づくりに関する研究〕

C班:食ロス〔ゲームを用いた食ロス削減に関する研究〕  D班:多様性〔障がい児への理解促進に関する研究〕

E班:防災〔避難所で安心できる環境づくりに関する研究〕 F班:伝統〔伝統工芸を用いた地域活性化に関する研究〕

G班:AI〔小中高生のAI活用の促進に関する研究〕   H班:健康〔高校生の食を通した健康増進に関する研究〕

7 動画のオンデマンド配信について

発表の様子を録画し、後日Youtube 上にて限定公開でオンデマンド配信を行います。ご希望の方は、参加申込の際にオンデマンド配信の視聴をお選びください。連絡用に登録いただいたメールアドレスあてに後日、視聴用URLをご案内させていただきます。

8 参加申込

参加は、「当日参観」または「後日動画視聴」を準備しております。どちらか一方、または両方の申し込みが可能です。下記URLのGoogleフォームにて参加申込をお願いします。(申込締切:令和7年1月27日(月)まで)

参加申し込みフォーム:https://forms.gle/LpFU3ut8su6fUzbd8

米国プリンストン高校とのホームステイ交流行事(11/4~11/6)

11月4日(月)から6日(水)にかけて、以前から交流のある米国プリンストン高校の生徒のみなさん32名と引率の先生方3名が来校されました。この交流は本校SGコースの米国海外研修がきっかけで2016年から始まりました。今回は、コロナ禍をはさみ、6年ぶりの交流再開にもなりました。

11月4日の夕方に本校に到着されたご一行は、到着後すぐにホームステイを受け入れる生徒またはホストファミリーのみなさんと帰宅することになりました。翌5日は、生徒と一緒に学校に登校した後、1限から7限まで以下のように授業や交流行事を行いました。

【1限】歓迎式+1年生希望者と校内施設見学

【2限】1年生希望者との交流会

【3限】書道体験講座

【4限】1年理数科の生徒と英語ディベートの授業

【昼食】

【5限】1年生の各授業を見学

【6限】3年SGコース生との交流会

【7限】2年SGコース生との餅つき大会

5日夜も各ホストファミリー宅でホームステイをして、6日の朝に金沢を出発されました。今回、多くのご家庭からホストファミリーの申し込みをいただきました。残念ながら人数の関係などですべてのご家庭でホームステイをしてもらうことはできませんでしたが、来年度以降も交流を継続する予定ですので、ぜひまた応募していただけるとありがたいです。最後に保護者の皆様からいただいたご感想を掲載します。

 

<ホストファミリーを受け入れていただいた保護者の感想>

・子供にとっても、私たち家族にとっても、大変貴重な体験になりました。子供がプリンストンを訪れた際に、受け入れて下さった家庭の生徒さんを受け入れました。そのため、子どもたち同士、スムーズなコミュニケーションが取れていて、とても楽しく過ごせていたようです。プリンストンの生徒さんは、日本語を外国語として学んでいるとはいえ、日本語でのコミュニケーションはなかなか難しく、家庭での会話は英語が中心でした。子供が主に会話をして、相手の生徒さんもコミュニケーションで困ることはありませんでしたし、家族も英語での国際交流を楽しめました。今後もこのような活動によって、より多くの泉丘の生徒が世界に羽ばたいていくことを願っています。

・短い間でしたが、15歳の女の子が、日本の文化に興味を持ち、食事や日本の生活も積極的に楽しみ、異文化でのチャレンジも難なく受け入れる柔軟さを目の当たりにしました。子ども同士もあっという間に仲良くなり、お互いに一歩踏み込むことで、相手を知り、自分の世界を広げる事ができると実感し、家族一同楽しい時間を過ごすことができました。3日間はあっという間で、お別れはとても寂しかったのですが、貴重な経験ができたことに感謝致します。

・本人、またわたしたち家族もとても楽しく、学びある時間でした。国や言葉が異なっても、同じ年代の子供たち同士が心を通じ合わせて話したり、遊んだりして笑っていて素晴らしく思いました。この素敵な体験が彼らの将来の選択肢を広げたり、他者を理解したりする助けとなるといいなと思います。

・貴重な経験を家族全員がさせて頂けたことに感謝しています。言葉が通じなくてもジェスチャーや単語を並べた会話でも頑張って理解しようとしてくれ、別れが寂しいと感じるくらい楽しい時間を過ごせました。

・異性の生徒さんでしたが、娘と打ち解けて自然と会話してくれたので安心しました。普段娘が英語を話す姿を見る機会がないので、その姿を見ることができたのは新鮮でした。親子共々貴重な時間を過ごさせていただきました。このような機会を与えていただきましてありがとうございました。

1年「先輩に学ぶプレゼン術」、2年「社会人と語る会」を開催

11月4日(月・振替休日)に、本校OB・OGの社会人や大学生の方々をお招きし、恒例となっている1年「先輩に学ぶプレゼン術」および2年「社会人と語る会」を実施しました。

1年生を対象に行われた「先輩に学ぶプレゼン術」では、東京大学、金沢大学、名古屋大学、三重大学、京都大学、神戸大学で学んでいる卒業生12名が登壇し、プレゼンテーションを通じて「大学での学びと自分の将来」について自身の経験を語りました。1年生は、これらの先輩たちの話を通じて、大学生活やキャリアの歩み方に対する新たな視点を得ることができ、彼ら自身の未来に対する意識が一層深まったようです。

また、2年生を対象に開催された「社会人と語る会」では、異なる業界で活躍する社会人OB・OG12名が集まり、「働くとは?」というテーマでプレゼンテーションを行いました。その後、参加者はグループディスカッションに分かれ、各職業に関連する「問い(仮説)」について意見を交わしました。社会人の講師たちが提示した難解な問いに対して、2年生はグローバル化が進む社会で求められるスキルや価値観を考えながら、10年後、20年後の自分たちの姿を思い描きつつ真剣に議論を行いました。

(生徒感想)先輩方の人の目と耳を惹きつけるような話し方やスライドが素晴らしく、わかりやすかったです。また、様々な勉強に対する考え方や取り組み方があり、どれもとても参考になりました。その中でも、お話してくださった全員に共通して言えることは努力して進路を実現されているということだと感じました。自分も学ぶことの楽しさを忘れず、わかっていることとわからないことの整理をしながら自分のレベルをどんどん高めていきたいです。そして自分の目指す大学に行って、自分自身が成長できる環境に身を置き、たくさんのことを吸収して新たな発見や学びをしたいです。

(生徒感想)4人の先輩方のプレゼンを聞いて、最初に大まかな流れを説明したり、ところどころにユーモアをいれたり、わかりやすい言葉で話したりすることがプレゼンの効果的な方法だと思いました。全員全く異なる分野を突き詰めて学んでいることがわかり、大学では自分の好きなことだけをとことん学べることを実感し、大学生活が楽しみになりました。しかし先輩たちも壮絶な受験勉強を乗り越えたからこそ楽しい大学生活が送れているのだと思うので、自分も勉強のモチベーションを上げて頑張っていきたいと思いました。

(生徒感想)自分自身が何かをするということが大事なのだなと改めて思った。これからAIが発展していくうえで、自分で学ぶ姿勢というものが必要だったり、すべての情報を鵜呑みにせずに、様々な情報の中から自分で情報を精査して何が正しいかの判断をしたりすることを心がけていきたい。また、「損か得か」ではなく「好きか嫌いか」で自分の将来を決めることも大切だと学んだ。まだ大学まではやりたいことが決まっていても、その先にやりたいことを見つけられていないため、自分の好きなものの中からやりたいことを見つけたい。

(生徒感想)グローバル化が著しく、海外の人たちとの交流が増えていく中でどういったことを今のうちから大切にしていけばいいのかが分かった。相手の話をしっかり聞いて相手とディスカッションをできるようになることや自分のアイデンティティについて相手に説明できるようにしておくこと、話し合いの場などで求められるリーダーシップが大事だと思った。好きなことを見つけるときには色々な手段で情報を集めて自分がしたいことを表現できるようにしておきたいと思った。

EUがあなたの学校にやって来る(駐日リトアニア大使講演会)

10月30日(水)放課後に、駐日リトアニア共和国特命全権大使のオーレリウス・ジーカス氏をお招きし、講演会を開催しました。EUの成り立ちや今日の世界で果たしている役割、EUやその加盟国が持つ多様性に満ちた歴史や文化について、またEUと日本との関わり、国境の枠を超えた平和構築や開発援助の現状について学ぶことができました。

講演会には170名の生徒が参加しました。講演の後に行われた質疑応答では、さまざまな質問が飛び交いました。

R6 SGコース2年海外研修⑥(ラスト)

アメリカからの投稿もこれでラストになります。毎晩、1日を振り返って書き綴ってきましたが、自分自身も書きながら毎日その日その日の子供たちの成長を振り返っていました。

アメリカに来て、ものすごく成長しています。これまで努力してきたことが花開いています。もしかしたら日本に帰ったらちょっとだけアメリカにかぶれているかもしれませんが、それもまたご愛嬌です。

 

さて、研修最終日です。(明日は飛行機に乗って帰国するだけになります。)

朝はアップルパンケーキやフルーツなどをいただきました。もうだいぶアメリカの食事にも" 慣れて "きました。今ごはんとみそ汁を食べると、これまで以上においしく感じるかもしれません。

 

 

朝食後は世界銀行へと向かいました。「世界銀行ってどんなことをする銀行なのだろう?」そんな疑問を抱きながらバスに揺られます。施設に入る際には荷物とパスポートのチェックがあり、ガイドさんからは「世界銀行ではピシッとしてください」と助言があったこともあり、少し緊張しながらゲートをくぐります。

しかし中に入ると、オープンスペースで食事をされている方がいたり、自由に弾けるピアノがおいてあったりと、少しリラックスムード。予定されている職員の方のお話の時間になるまで各々が自由に時間を過ごします。

 

 

定刻となり、場所をミーティングルームに移して世界銀行の職員のリンさんからお話をいただきました。非常にプレゼンが上手な方で、「世界銀行はどんな銀行なのか」という質問から始め、世界銀行に関わる様々なことを生徒たちとの対話形式で進めていました。その後の昼食の際に同行していただいたガイドさんから「泉丘の生徒さんは本当にすごいですね!英語で活発に質問したり意見を言ったり。他校さんではシーンとなってしまうこともあるんですよ。」と言っていただいたように、非常に活発に、そして積極的にやりとりをしていました。最終日のスタートも最高のものになりました!

 

 

世界銀行の後は、約1か月後の大統領選挙及び新大統領就任に合わせた工事のため、少し遠目からになりましたが、ホワイトハウスを見ることもできました。

 

 

昼食はハードロックカフェへ。ここは音楽好きにはたまらない場所で、マイケルジャクソンやジョンレノンなどロックレジェンドたちが実際に着ていた衣装や楽器が所狭しといろんな所に展示されています。(ちなみに展示に興奮していたのは私を含めた引率職員の2人だけでした!)

 

 

昼食後はワシントンD.C.の市内観光を行いました。リンカーン記念堂、アメリカ合衆国議会議事堂、国立美術館、そして歴史博物館と、それぞれにそれぞれ違った良さがあり、限られた時間ではありましたが、生徒たちはとても楽しんでいるようでした。

 

 

さて明日はいよいよ帰国の日です。

名残惜しさは多分にありますが、今回の研修旅行を経て一回りも二回りも成長することができたと感じています。帰国後は、今回のアメリカ研修旅行で得た経験を糧に、忙しくも充実した日々を、これまで以上に前向きに過ごしていけたらと思います。

R6 SGコース2年海外研修⑤

アメリカ研修旅行記も第5回となりました。今日は集合場所でホームステイ先のホストファミリーとのお別れからスタートです。別れを惜しむ姿を見て、見ている私も感傷的な気持ちになりました。とてもよい2日間を過ごしたのだと思います。今回ホストファミリーとして受け入れてくれたプリンストン高校の生徒のうち何名かは来月泉丘高校を訪問することになっています。再会の瞬間を楽しみに、しばしのお別れです。

 

 

本日のプログラムは全米でも屈指の名門校プリンストン大学で行われました。まずは、2名の方にスピーチをいただきました。一人目はプリンストン大学で留学生のサポートのお仕事をされているレベッカさんです。留学することで広がる世界のことについて、ご自身のフランスへの留学に触れながらお話をしてくださいました。二人目は東京大学から交換留学でプリンストン大学に来ている宇野さんです。交換留学の利点や、ご自身が留学に至った経緯などを話していただきました。みんなとても刺激を受けたようで、積極的に質問も行っていました。

 

 

次にプリンストン大学の学生さんたちにキャンパスツアーに連れていってもらいました。まるでハリーポッターの世界にまぎれこんだような素敵なキャンパスで、生徒たちは歩くだけで感動していました。

また、「ここはアインシュタインが教えていた教室棟だよ」といったように、名門校としてのステータスを感じる瞬間も多々ありました。

 

 

昼食も学生さんたちと一緒に食べました。バンズを用いたサンドウィッチに、手作りのポテトチップス、ソフトクッキーにブラックベリーなど、アメリカを感じることができる食事でした。

 

 

午後は日本語を学んでいる学生さんたちに向けて、日本語でプレゼンテーションを行いました。学生さんたちが理解しているかどうかを確認しながら、時折表現を変えたり、話す速度を変えることでしっかり伝えるということを意識して行いました。

 

 

交流の最後に英語で一人一言感想を述べる場面では、自ら手を上げる生徒の数が非常に多く驚きました。ここまでのアメリカ研修を経てみんな自信に満ちあふれているように感じます。

 

 

プリンストン大学での交流を終えたのち、名残惜しさを感じながら約3日間を過ごしたプリンストンを離れ、バスに揺られること3時間半。最終目的地であるワシントンに到着しました。

いよいよ明日はワシントンDCでアメリカ研修最後の1日を過ごします。

 

R6 SGコース2年海外研修④

アメリカ研修旅行も4日目に入ります。

今日は、プリンストン高校の生徒のたちを前に英語でのプレゼンテーションを行う日です。

みんな元気にバディと登校し、登校後は探究班に分かれて時間ギリギリまで打ち合わせをしていました。

「アメリカの高校生や大学生は日本の学生とは違い、プレゼンを聴くときの態度はそっけないと感じることもあるかもしれない。」

と日本での事前学習で聞いていた生徒たち。

はたして・・・

 

 

プリンストン高校の生徒は真剣に、とても興味を持って聴いてくれました!

質疑応答は当然英語でのやりとりでしたが、みんなしっかり聞き取り、自信を持って答えていました。これまた、昨日のバスの中での質疑応答と同様に、非常に感動した瞬間でした。英語でのやりとりの練習は英語コミュニケーションの時間にたくさんしてきましたが、みんなこれまでで一番堂々とそして一番間違いを恐れずにやり取りを交わしていました。

 

 

プリンストン高校の生徒たちとの自由交流の時間もとりました。こちらもみんな積極的に話しかけにいき、日本のお菓子を配りながら、お互いのことを話すなどして時間いっぱい交流していました。

 

 

昼食は校内のカフェテリアでそれぞれ好きなものを購入し「アメリカの高校生の昼食」を堪能していました。(一部、ホストファミリーからお弁当を受け取っていた生徒も見られました。)

 

 

昼食後の午後は、実際の高校の授業を見学させてもらいました。外国語の授業は、日本語や中国語、スペイン語やフランス語、そしてラテン語まで様々な言語の授業が開講されており、非常に興味深いものでした。身体を使ったアクティビティなどもあり、非常に楽しそうに参加していました。生物や物理の授業では実験を行っていました。内容は中学で習ったことや既習のものが多く、逆に日本の数理教育のレベルの高さを実感することもできました。

 

 

さあ、研修旅行も折り返しです。明日はプリンストン大学訪問です。世界有数の大学のうちの一つであり、ジョンFケネディ、ミシェルオバマ、スコットフィッツジェラルド、最近ではジェフベゾスといった、世界中の誰もが一度は名前を聞いたことがある人物たちを輩出しています。

 

もしかしたら後のノーベル賞受賞者の前でプレゼンをすることになるのかもしれませんね!

明日も非常に楽しみです!

R6 SGコース2年海外研修③

3日目にしていよいよアメリカ研修スタートです。

ホテルでの朝食を済ませたあと、バスで自然史博物館に向かいます。道中、昨日予定されていた研修先のアバナードのスタッフのランさんのご厚意により、急遽プレゼンテーションをいただくことができました。

「trainedとeducatedの違いは何か」

といった問いから始まり、日ごろから身近な物事に常にアンテナを張り、思考し続けることの大切を教えていただきました。プレゼンだけでなく、質疑応答についても英語で行われましたが、複数の生徒が自ら挙手し、英語で質問を投げかけていました。生徒たちの成長を感じることのできる素晴らしい瞬間でした。

 

 

その後、自然史博物館に行きました。広すぎて全てをじっくり見ることは難しいのですが、生徒たちは許された時間の範囲内で各々展示を楽しんでいました。

 

 

セントラルパークにも少しだけ寄ることができました。芝生で休憩する人、ランニングをする人など、ニューヨーカーや観光客たちがそれぞれの時間をそれぞれに楽しむ場所になっており、緑豊かな公園ですが、大都会の生活にすっかり溶け込んでいるのが印象的でした。(我々はみんなでジャンプ!元気いっぱいです。)

 

 

続いて自由の女神を見るためにバッテリーパークに向かいます。遠目からの眺めでしたが、遠近法を用いて自由の女神を手にのせたり、手でつかんだりする写真を撮ったりして楽しんでいました。

 

 

次に向かったのはバッテリーパークからほど近い、グラウンドゼロです。9.11のテロでワールドトレードセンターは崩落。文字通り何もかもがなくなってしまった場所です。生徒たちもどこかそれまでとは異なる表情を見せています。

 

 

たった半日のニューヨーク市内観光でしたが、非常に刺激的で、将来またニューヨークに来たいと思った生徒たちもいっぱいいました。そして、いよいよニューヨークを離れプリンストンに向かいます!ホランドトンネルでハドソン川を抜け、バスを走らせること1時間半。「本当に高校!?」と思うくらい趣のある建物が目に入ってきました。そうです、プリンストンハイスクールです!

いよいよアメリカ研修のメインとも言えるプリンストン高校との交流事業です!ホームステイ先の家族の方たちに盛大に出迎えられ、みんな感動していました。今日はホームメイト(バディ)との顔合わせののち、そのまますぐに各家庭へと帰宅しました。明日はバディとともに登校し、1限、2限の時間帯にいよいよ英語での探究活動の成果発表です!

R6 SGコース2年海外研修②

フライトが欠航になったため、2日目も日本でスタートです。代替便が18時発ということで、空いた時間で横浜中華街組と日本科学未来館組に分かれて、プチ関東研修旅行を行うことになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

撮影した場所のせいかアメリカではなく「台湾に行ってきました!」感が出ちゃっている人もいますね!
(ちなみに普通科普通コースは台湾を旅行中です。)

 

 

さて、プチ関東研修旅行を終え、いよいよアメリカに向かいます。欠航というトラブルがありましたが、みんないい顔です!

 

 

搭乗の際はすっかり夜になっていました。この羽田空港の雰囲気が、ドキドキとワクワクを増してくれます。

 

 

18時に予定通り離陸し、およそ12時間半のフライトを経て・・・ついに!

Here we come, America!

ニューアーク国際空港到着!

 

ニューアーク国際空港はニュージャージー州の空港なので、バスに乗ってニューヨークシティ・マンハッタンへ向かいます。バスの中からハドソン川の向こう岸に見えるマンハッタンの摩天楼に出迎えられ、疲れも吹き飛びます。

 

 

マンハッタンに入り降り立った場所は・・・!

 「世界の中心」タイムズスクエア!

 

 

タイムズスクエア付近で少し自由時間をとったあとは、夕食会場に向かいます。今夜の夕食はおいしい中華をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食後無事にホテルに到着し、みな各部屋で休んでいます。

いよいよ明日からアメリカ研修旅行スタートです!

R6 SGコース2年海外研修①

いよいよ待ちに待ったアメリカ研修旅行の日がやってきました!

みんな楽しみにしていたアメリカ研修。小松空港でこの表情です。

 

羽田空港に到着し、いよいよ国際線へ搭乗です!

 

全員無事出国のゲートを通過し、各自でお昼ごはんを食べたのち、緊張しながら飛行機に乗り込みます。

機内アナウンスや周囲の会話が英語ということもあり、ワクワクとドキドキが入り混じります。

さあ、いよいよ離陸!という時に、パイロットからアナウンスがありました。

 

「エンジンの油圧点検のためしばらくお待ちください」

 

この「しばらく」は実に3時間半にも及び、結局欠航となってしまいました。

残念ですが、こんな珍しい経験もなかなかできません。(実際、書いている私もTOEICでしか出会ったことがない場面でした。)

 

今夜は近くのホテルに宿を取れました。

ゆっくり休んで、明日の代替便でアメリカに向かいます!

 

2年「SG探究」英語プレゼンの練習 with 3年SGコース

9月29日から始まるSGコース米国研修の事前研修の一環として、25日(水)7限の2年SGコース「SG探究」の授業に3年SGコース生に来てもらい、現地で行う予定の英語プレゼンの練習を行いました。この練習は、現地での英語プレゼンに備える重要な機会であり、2年生たちは緊張感を持ちながらも、準備してきたスライドを披露しました。

 プレゼンの後の質疑応答では、3年生が的確なアドバイスを提供しました。特に印象的だったのは「自信を持ってプレゼンすること」の重要性です。生徒たちは、英語に気を取られすぎて自分たちのプレゼンを楽しめていなかったり、相手に伝わらなかったりすることがあることに気づけました。準備をしっかり行い、相手が興味を持つ内容にすることで、出発までわずかですがよいプレゼンを目指す意欲が高まりました。

<生徒の感想>

・3年生とのプレゼン練習を通して、学べることがほんとに多く、充実した1時間でした。プレゼンの内容に関わることでは、文字は少なめで思っているよりも大きくすることや、順序などをアドバイスしてもらいました。1番印象に残ったのは、とにかく自信をもって!というアドバイスです。英語でプレゼンすることに気を取られて自分たちが楽しめてなかったり、相手に伝えたいことが伝わらなかったりするようでは意味がないと感じました。だからこそ、自信をもてるようにしっかり準備して、相手が興味を持ち、自分たちも学びが多いプレゼンにしたいと思いました。いつもの生活では体験できない経験を楽しめるようにしっかりプレゼンの用意をしていきたいです。

・相手は日本人だからなんとなく伝わるだろうという思いでプレゼンをしてしまった気がする。相手は外国人で、探究のことなんか微塵も知らないということを考慮しつつ、聞く気になるようなプレゼンをするのは難しいなと思った。文章を暗記してただべらべらと喋ることに集中してしまって相手の反応を伺ったりするなど、そもそも相手が理解できているのかも分からなかった。プリンストンなどでプレゼンするときは、自分がわかる英語で自分が伝えたい事をしっかりと伝えられるようにしたい。アメリカ的な反応も身につけて行きたい。

・3年生の先輩方がしっかり私たちのプレゼンに耳を傾けて質問をしてくださったり、いろいろなアドバイスをしてくださったりして、とてもありがたかったです。スライドの流れを分かりやすくした方がいいことや、スライドの文字を今よりもっと減らして楽しさを重視した方がいいこと、ジェスチャーを取り入れたりしてオーバーに、伝わりやすくして、自分も相手も楽しくなるようにした方がいいことを教えていただきました。英語での質疑にもしっかり答えることができるようにしたいです。今日はあまりできなかったが、アメリカでは言うことを完全に覚えて、アイコンタントを取りながら相手に伝えるという気持ちを強く持って喋りたいと思いました。

アジアユースリーダーズ2024に参加しました!

8月19日(月)から24日(土)の6日間、本校SGコース2年の生徒3名が、イオンワンパーセントクラブ主催の「アジアユースリーダーズ2024」に参加しました。このプログラムにはアジア8か国(インドネシア、カンボジア、タイ、中国、ベトナム、マレーシア、ラオス、日本)から選抜された高校生が参加し、東京で6日間をともに過ごします。

1つのグループは7~8名で構成され、レクチャーや体験活動を通して「リーダーに必要なことは何か(What does it take to be an effective leader?)」というテーマについて様々なディスカッションを行いました。さらに、最終日にはチームごとにプレゼン発表を行って活動を締めくくりました。

一方で、異なるバックグラウンドを持つ高校生たちが社会問題について英語で議論する中で、自分とは異なる考え方や価値観に耳を傾けながら視野を広げていく機会にもなり、大きく成長することもできました。

<生徒の感想>
・〔自分の成長〕講師の人に英語で質問してみたり、できるだけ日本人ではなく外国人の子たちとたくさん交流したりした。ディスカッションも最初は何も出来なかったが、自分に回された少しの仕事を全力で手を抜かずにやるなど、とにかくたくさんの「できない」ことを少しでも「できる」に変えるためにもがいてみました。日に日に成長を実感でき、こういう経験は絶対に今後にも活かせると思いました。
・〔モチベーション〕日本以外の生徒の質問は学んだ内容を押さえた上で違うところに発想を飛ばしたものが多かったです。入ってきた情報を整理し順序立てて落とし込むことで、学んだことをアウトプットするのがとても上手でした。日本語の普段の授業でも彼らの姿勢を真似ることで、少しでも近づきたいなと心から憧れました。
・〔異文化交流〕ほとんど英語しか聞こえてこない空間で過ごすというのは毎日初めての繰り返しで、なにより異文化、異国間で交流できるのが大きかった。教科書でしか触れたことの無いイスラム教の文化にも触れることができた。とても楽しく、忘れられない思い出になった。

4校合同探究活動交流会

7月25日(木)午後から本校で「4校合同探究活動交流会」を開催しました。この交流会は昨年度からゆるりと始まったもので、今回は金沢錦丘高校、金沢大学附属高校、金沢二水高校の生徒たちが本校に集いました。参加人数は、本校生徒も含めて約150名となりました。

各校で活発に行われている探究活動(課題研究)ですが、この交流会の目的は、①4月から始まっている活動がどれくらい進んでいるのか(または進んでいないのか)を様々な形式で共有し、今後の活動のための新しい視点を得る場(相談し合う場)とし、②交流会で得た情報を自校の探究活動の活性化にも今後役立てることです。

 <共有形式>
・共有フリートーク:4校の異なる探究グループの生徒で混成グループを形成し、各自の活動状況を自由に共有する。
・相談ディスカッション:探究活動について相談したいグループの代表が、アドバイザーである聞き手(他校の生徒)に相談し、グループ全体で協議する。1つのグループの探究活動に焦点を当てて深めることができる。
・紹介プレゼンテーション:探究活動が順調に進んでいるグループの代表(3年生)がモデルとして、これから探究活動をする1年生や探究活動の良いモデルを知りたい2年生に対して、自分たちの活動をプレゼンしそのノウハウを紹介し、質疑応答を行う。

<生徒の感想>

・人の取り組みを客観視して、アドバイスするのは初めてだったし、難しかったけどなんとかできたし、今回のこの力を次は自分の探究を客観視して、より洗練するために使いたい。また、アドバイスと批判を明確に区別することと、相手の発言を嘲笑しないことが大切だと思った。企画とか取り組みの奇抜?なアイデアは面白い発想から出るものだしそれらを大切にしていきたいと思った。

・他校の探究の様子を知れたことで、自分のやる気やモチベーションの向上につながった。どれくらいの頻度で進めているのかなども比較でき、他校について知るのは視野を広げ、目標を明確化する上で重要なことだと思った。

・自分の学校で他のグループや先生と交流した時よりも、同じ立場で探究を進めているからこそたくさんの質問や意見を聞くことができて自分のリサーチクエスチョンに対する理解が深まったと感じたし、有意義な時間だったなと思いました。

・この交流会に参加して私が得ることができたのは、今まで自分たちの班にはなかった視点です。「これができなかったらどうだろう」「このアプローチ方法のメリット・デメリットは何だろう」「ターゲットをこの層にするとどんな研究結果が得られるだろう」と様々なケースを考え、それぞれを深掘りしていくことで探究の先が見えてきたり、可能性が広がっていくことを学びました。次の探究活動では今回の交流会で学んだことを班で共有していかしていきたいです。

・協力者を募る際、探究活動の成果を発表する際など様々な場面で情熱を持つことがより良い結果に繋がるということを学んだ。発表者と探究のテーマが大きく異なっていたが情熱を持つことはどんな研究テーマにも通ずることだと思うので今後の自分の探究活動に活かしていこうと思った。

・実際にこのように他校の生徒の方とも課題研究に関して交流する機会はなかったので、とても貴重な機会となりました。特に、着地点をどこにするかどのようにして成果が出たと判断するのか、といった最後の部分は全員が共通して悩んでいた部分ではあったので、難しいと感じました。

プリンストン大学生との異文化交流

7月22日(月)午後から、アメリカのプリンストン大学やイェール大学などの大学生7名を本校にお招きし、異文化交流を行いました。これは、石川県国際交流協会(IFIE)が毎年実施している「Princeton in Ishikawa(PII)」というプログラムの一環でもあります。当日は部活動等もある中、アメリカの名門大学の学生のみなさんと話をしたいという1、2年生が40名以上参加しました。

前半は、グループに分かれて、本校生徒たちが校舎内を案内しました。図書館、食堂、啓泉講堂、そして部活動の様子を見学しました。後半は、「アメリカの高校生活」や「日米の文化の類似点や違い」などについてディスカッションを行いました。大学生のみなさんは日本語も勉強されており、日本語でのやりとりも入れながら、生徒たちと楽しく話をされていました。

<生徒の感想>
・大学生にどうやって日本語を勉強しているのか聞いたら、「たくさん喋ることだ」と言っていたのを聞いて、今回の交流会に参加したのも大事な経験の一つだったんだなと感じた。始めは英語を話せるか、話が通じるかすごく不安だったけど、簡単な英語でも盛り上がれたので嬉しかった。また、笑顔でいると少しわからないとこがあってもそこまで不安にならずに他の言葉を聞き取ろうと前向きな気持になれたので、笑顔でのコミュニケーションは大事だと学んだ。
・自分にとって初めての英語圏の人との交流だったので、最初は英語をうまく喋れるかどうか不安があったけど、実際に話してみたら意外と自分の拙い英語でも通じたのが嬉しかったし、何より異文化の人たちと交流するのがとても楽しいと感じた。自分は海外に興味があるので、こういう海外の人たちとの交流イベントにもっと積極的に参加したいと思った。
・食の話として、私たちからすると、アメリカ人はハンバーガーのイメージが強く、1週間に3回は食べると思っていた。しかし、実際は2週間に1回程度だった。逆に外国の人は、日本人が毎日寿司を食べていると思っていて、実際はそんな頻度で食べてはいない。この話から、交流会を通して自分の思っていた国のイメージと実際の姿は大きく異なっていることがわかり、やはり実際にその国の人と話してみることは大切だと思った。
・人生で一番楽しい時間になりました。参加者の皆さん以外に、同じ班になった2年生の先輩とも交流できて嬉しかったです。日本語と英語を使って会話をして、外国と日本のギャップを感じたし、また自分自身日本の文化についてまだまだ知らないことがたくさんあると実感しました。とにかく楽しかったです!!! このような素晴らしい機会を作ってくださり本当にありがとうございました!!!!!

3年SGコース生との座談会

7月19日(金)放課後に、SGコースに関心のある1年生を対象として、SGコース8期生(3年4H)の協力のもと「SGコース3年生との座談会」を実施しました。1年生にとっては、秋のコース選択を前にSGコースについて直接先輩から話を聞ける貴重な機会となりました。

座談会には50名以上の1年生が参加し、成果発表会を終えたばかりのSGコース3年生14名がSGコースの魅力について縦横に語ってくれました。テーマとしては「普通コースとSGコースの探究活動はどう違うか?」「SGコースの人でも苦手な教科はあるのか?」「リーダーシップがなくてもSGコースでやっていけるか?」「SGコースに向いている/向いていないはあるか?」などがありました。これまで1年生は学年集会や「SGHだより」を通してSGコースについてある程度は知っていましたが、現役SGコース生から直接話を聞けたことで、SGコースの取り組みに以前より強い関心を持ってくれたようでした。

3年SGコース課題研究成果発表会

7月11日(木)午後からSGコース8期生(3年4H)による「課題研究成果発表会」を実施しました。8期生は、2年次の1月に行われた「研究発表会(日本語による発表)」以後に取り組んだ活動内容を盛り込み、さらに国際的な視点も加えて英語でプレゼンテーションを行いました。生徒たちは、忙しい中でも開会式・閉会式の進行から発表までを自分たちで運営し、SGコースらしいユニークで特色ある発表会を作り上げてくれました。

各班のテーマは以下の通りです。

A班:Reduce Food Waste to Save the Earth(食品ロスの軽減に関する研究)

B班:How to Make Use of Surplus Farm Produce(規格外野菜の有効活用に関する研究)

C班:Ishikawa Milk Project(県内酪農家の応援に関する研究)

D班:Fairtrade & TFT as the Prevailing Social Standards(フェアトレード&TFTの促進に関する研究)

E班:Support for Foreign Children through KANJI BINGO GAME~ Manna Be I Wanna Be ~(在日外国人の教育援助に関する研究)

F班:How to Resolve Loneliness(高齢者との交流促進に関する研究)

G班:NOT ONLY ECO-FRIENDLY(環境配慮と消費者利益に関する研究)

H班:Izumigaoka Rainbow Pride Ⅲ(ジェンダー多様性の理解促進に関する研究)

今回ゲストコメンテーターとして、金沢大学大学院の留学生のみなさん16名と、探究活動のサポートをしていただいているハウメット・ジャパン株式会社から社長のダヴィッド・ランベール氏と社員の方2名にご来校いただき、各班の発表後に英語で質疑応答をしていただきました。ゲストの方々の質問にメンバー全員で考えて答えようとする場面もあり、懸命にコミュニケーションを取ろうとする姿は特に印象的でした。探究活動だけではなく英語のコミュニケーション能力においても大きな成長が見られ、まさに1年半の集大成であったと感じました。

発表会終了後には、今度はSGコース9期生(2年4H)が、ゲストとしてお越しいただいた金沢大学の留学生の方々と共に探究活動のテーマについて英語でディスカッションしました。留学生のみなさんの出身国はアジア、アフリカ、ヨーロッパなど国際色豊かで、各国のSDGsに関わる状況などについて話をうかがいながら、生徒たちは身近な問題をグローバルな視点で俯瞰する視力を養いました。彼ら彼女らは10月に海外研修としてアメリカを訪問しますが、今日の交流会がそれに向けた1つのステップになりました。

京都大学思修館訪問研修(2年SGコース)

6月8日(土)に「京都大学思修館訪問研修」として、2年SGコースの生徒たちが京都大学大学院総合生存学館(思修館)を訪問し、研究者である大学院生から課題研究のノウハウについて学びました。

一行は朝6時台の敦賀行き北陸新幹線に乗って出発。敦賀駅では8分しかない乗り換え時間をクリアし、午前10時ごろには京都大学に到着しました。思修館の建物の中に入ると、研究という言葉にふさわしい落ち着いた雰囲気があり、初めて研究機関というような場所を訪れる生徒たちはみな大きな期待を胸に大学院生の方々と対面しました。

8グループに分かれて、各グループに1人ずつ大学院生に入っていただきました。まずは、各担当の大学院生からご自身の研究テーマについて簡単に紹介していただきました。大学院生のみなさんの研究テーマは「社会的包摂の観点からみる歩道環境整備」、「日本における古典教育の効果の現場調査」、「グラフ機械学習を用いた医療機関の地域医療連携に対するインパクトの定量化」など多岐に亘っており、生徒たちは興味津々の様子で話を聞いていました。次に、本校生徒たちがまだまだ始まったばかりではありますが現時点での研究やテーマについて説明した上で、その方向性や内容に関していろいろと相談し助言を受けました。専門研究に従事する大学院生との議論を通して、アカデミックな刺激を得るとともに、自分にとってのロールモデルを発見する契機となりました。

午後からは、京都市内での班別フィールドワークを実施しました。生徒たちは、事前にどのような場所を訪問するかを自分たちで考え、自分たちでアポイントを取り、準備を進めてきました。ある班は日本の伝統工芸を継承する取り組みをしている企業を訪れ、伝統工芸の未来や継続的な支援のあり方についてインタビューを行いました。また、ある班はつくるまなぶ京都町家科学館を訪れ、ものづくりや町家の有効利用について理解を深めました。日帰りの研修ではありましたが、実際にフィールドワークを学校の外で行い、自分の足で歩き自分の目で確かめることによって、狭くなりがちな視野を広くしておくためのヒントを得ることができた一日となりました。

第1回SGコース・理数科探究交流会

5月29日(水)6限に2年SGコースと2年理数科の生徒たちが探究交流会を行いました。この交流は、現在進めている探究活動や研究についてお互いの視点からそれぞれのテーマを眺め、刺激し合うことを目的としています。SGコースは「社会への働きかけ(プロジェクト実践)のアプローチ」を採用することが多い一方で、理数科は「科学的な分析(実験)のアプローチ」を基本としています。それぞれのアプローチが異なるからこそ見えてくるものがあり、そのことについて指摘してもらうことで、今後の活動の射程が大きく変わります。

この交流会は今後定期的に行っていく予定です。お互いによい影響を与え、研究のレベルを高められるような取り組みにしていきたいと考えています。

台湾建國高級中学との交流会

4月16日(火)、以前より姉妹校交流のある台北市立建國高級中学(Taipei Municipal Jianguo High School)のみなさんが5年ぶりに本校を訪問されました。今回訪問されたのは、建國中学の莊智鈞校長先生をはじめとする3名の引率の先生方、および1・2年の生徒のみなさん34名です。お昼前に本校に到着され、歓迎セレモニー、昼食ののち、5限目は5つの授業(数学、古文、英語、公民、物理)にそれぞれ小グループに分かれて参加しました。担当された先生方の中には、英語が専門でないにもかかわらず、英語で話をしていただく場面もあり、グローバルを標榜する本校ならではの刺激的な授業となったようです。

6限目は、3年SGコースの探究の授業にお招きしました。3年SGコースは7月に最終となる英語発表会がありますが、これまでの取り組みを振り返る機会として、建國中学のみなさんに英語でプレゼンを行いました。建國中学の生徒の皆さんも流暢な英語で活発に質問をしていただき、生徒たちはこれからの英語プレゼンに向けてよい指針を得ることができました。

7限目は、2年SGコースの生徒と異文化交流を行いました。最初にお互いにプレゼント交換をしたのち、本校生徒が建國中学生徒とペアになり、キャンパスツアーを行いました。私たちにとっては見慣れた校舎であっても、本校を初めて訪問される台湾のみなさんにとっては初めての場所であるため、こちらが思ってもみなかい校舎内外の事物に注意を向けることになり、心地よい異化効果を楽しみながら散策を楽しみました。

10月には今度は本校の2年普通コースの生徒たちが台湾を訪問します。コロナ禍が終息した今、あらためてこの姉妹校交流を今後も続けていきたいと考えています。

「ミライシコウ金沢」に参加しました!

3月16日(土)に金沢大学角間キャンパスにて「第2回ミライシコウ金沢」が開催されました。これは金沢大学附属高校が県内外の21の高校(金沢泉丘、金沢二水、金沢西、金沢錦丘、七尾、小松、大聖寺、遊学館、高岡、藤島、仙台二華など)に呼びかけて行われた発表会です。年度末の行事ということもあり、各校の生徒たちは一年の集大成としてこのイベントに臨んでいるようでした。

プログラムには2つあり、プログラムAは発表会、プログラムBは高校生国際会議でした。前者はテーマごとに10の分科会(地域課題、教育、国際、環境など)に分かれており、本校からは2年SGコースの生徒たち(8グループ)が参加し、発表を行いました。生徒たちは、年明けからいくつかの発表会を経験してきていたため、より洗練されたプレゼンテーションスキルを身につけてきており、余裕を持って発表することができたようでした。また、発表がない時間帯には、他校の発表を聞く機会もあり、高校生同士がお互いに刺激し合うことができました。プログラムBは「高校生国際会議」ということで、国連大学の協力のもと、英語による講義やディスカッションが行われました。テーマは環境問題で、本校からも1年生から希望者が参加し、大いに学んだようでした。

探究の日を開催しました!

1・2年生が学年・コースを超えて互いに探究活動について発表したり、対話したりする「探究の日」を3月15日(金)に開催しました。

プログラムA「代表チームのモデルプレゼン」では、2年生の普通科普通コースの3グループ、SGコースの1グループ、理数科の1グループが講堂で1・2年生全員に対して発表を行いました。発表後の質疑応答では、鋭い質問が飛びかい、白熱した時間となりました。

プログラムB「探究ワークショップ」からは、各教室にて学年・コースを超えた5人グループで活動しました。最初は緊張した面持ちの生徒たちでしたが、SGコースの生徒が作成したアイスブレイク用の「すごろく」を通して打ち解けたようでした。午後からのプログラムC「1・2年全員発表」ではグループ内で、2年生が1年間取り組んできた探究活動の成果を発表し、1年生は次年度に取り組みたい探究活動について発表し、2年生からアドバイスをもらいました。

生徒の感想

「参考になる発表ばかりでとても刺激になりました。自分がこんな素晴らしい発表を来年できるのかという不安はあるけれどテーマ設定、実験・実践を重ねているのを見てかっこいいとモチベーションになりました。卒業生の 講評も聞くことができてよかったです。自分が得たい結果だけでなく他の視点からもアプローチするというのは確かに大事にしたいことだと感じました。」

「先輩方がとても楽しく話を進行してくださって良い時間を過ごせましたプレゼン能力の高さ、内容の高度さが一年生とはかけ離れて違い、輝いて見えました。先輩も去年この探究の日に当時の先輩から教わったことを活かしているというのを聞いたので、私も取り入れていきたいです。来年も楽しみです。」

1年生「Discussion Day(異文化交流会)」を開催しました!

2月10日(土)に、金沢大学の留学生や県内学校のALTなど35名に来校いただき、Discussion  Dayを実施しました。

生徒は土曜日にも関わらず元気に登校し、外国人のゲストのみなさんと活発にディスカッションを行いました。

まず生徒たちは小グループに分かれ、留学生やALTの出身国の話を聞くことから始まりました。写真や地図などを使った説明によって、インドネシアをはじめ、タイ、韓国などのアジアの国々や、そのほかエジプトやコンゴ共和国、アメリカ、アイルランド、ノルウェーなど、様々な国の特色や文化に触れることができました。異文化に触れることで生徒の興味の幅が広がったことでしょう。

次に、今度は生徒たちが用意した「日本文化にまつわるもの」について、留学生やALTのみなさんに英語で紹介を行いました。生徒たちは、けん玉や将棋などのゲーム、お菓子やおやつ、アニメやキャラクターなど、様々な「日本の文化」を持参し、一生懸命にコミュニケーション活動を行いました。ドラゴンボールや呪術廻戦などのコミックを持参して、話がはずんでいるグループなどがあり、大変盛り上がっていました。弓道部、剣道部、柔道部の生徒たちは、弓や竹刀を持参したり、柔道着を着てくるなど、表情豊かにコミュニケーションを楽しんでいました。また、紹介するだけでなく、持参したコマやけん玉を留学生やALTと一緒に楽しそうに実演している姿も見られました。

小グループなので話がしやすく、また留学生やALTが楽しそうに聞いてくれるので、終始笑顔が絶えない様子が印象的でした。この活動を通して生徒たちは、英話での会話の楽しさ、さらにはコミュニケーションというものの本質に触れることができたのではないかと感じました。

 

令和5年度 石川県SSH/NSH合同生徒研究発表会を開催しました

本校と石川県教育委員会の主催で「石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会・いしかわニュースーパーハイスクール課題研究発表会」を、1月23日㈫、県地場産業振興センターにて開催しました。

発表会には本校の生徒約150人のほか、七尾、小松、金沢二水、金沢桜丘、能登高校も参加し、合計約650人の生徒が集まりました。発表は口頭発表とポスターセッションの形式で行われ、これまでの探究活動にて積み上げてきた研究の成果をお互いに発表しました。発表や質疑応答を通じて、生徒たちは他校の生徒から多くの刺激を受けていたようです。また、これからの探究活動や将来の大学での研究について見つめ直す生徒もいたようです。

以下、生徒の感想です。

「自分の想像より多くの高校生が探究活動に取り組んでいることを知った。もし私たち全員が『世界は自分たちの力で変えられる、少しでもよりよくしていきたい』という思いをもって卒業し、その後社会に出ていくのだと考えると、日本の未来も明るいなと感じた。各分野に多くのエキスパートが存在するのだと感じた。生きることにワクワクした!!」

「他校の発表内容は規模が大きく、統計などを用いて結果を考察していて、非常に参考になった。自分たちの発表に対しても泉丘の生徒とは違って目線でコメントしていただけてこれからの展望に大きく繋がったように思う。」

「普段はふれることのない他校の生徒との交流を通して、こんな発想あったんだ!この実験方法、斬新だな!と感じた。」

「自分たちのような文系的、SDGs要素を持った探究だけでなく、数学的な理論を展開している探究、ありふれた自然現象への焦点の当て方が多様な探究など、多種多様な発表を聞くことができたのは本当に貴重だった。探究に対する捉え方が広がったと思う。」

 

令和5年度SGコース課題研究発表会を開催しました!

1月19日(金)に2年SGコースの研究発表会を実施しました。生徒たちにとっては、4月から8グループに分かれて取り組んできた課題研究の1つの成果を披露する場となりました。論理的思考力や表現力を磨くとともに、質疑応答を通した対話によるコミュニケーション力を高めあいました。また、今回ご招待した8名のアドバイザーの方々からは、様々な視点に立ったアドバイスをいただき、今後の研究の参考になりました。

<発表タイトル一覧>
 A班:参る!スマイル!食べる世界〔食品ロスの軽減に関する研究〕   
 B班:「アレ」の楽しい活用〔規格外野菜の有効活用に関する研究〕
 C班:酪農だけど楽じゃない!〔県内酪農家の応援に関する研究〕  
 D班:Easyでい~じぃ〔フェアトレード&TFTの促進に関する研究〕
 E班:Manna Be I Wanna Be〔在日外国人の教育援助に関する研究〕
 F班:自分の影の踏まれ方〔高齢者との交流促進に関する研究〕
 G班:+αで”えぇ”地球〔環境配慮と消費者利益に関する研究〕
 H班:Izumigaoka Rainbow Pride Ⅲ〔ジェンダー多様性の理解促進に関する研究〕

5~6限の発表会の後、放課後にさらに「アフターセッション」として8名のアドバイザーのみなさんとさらに深い議論を行い、多くのヒントを得ることができました。

今後は、来週の「石川県SSH/NSH合同生徒研究発表会」でのポスター発表、3月に金沢大学で予定されている「ミライシコウ金沢」での発表、そして半年後の3年7月に行われる英語による最終発表会に向けてバージョンアップを目指します。

未来を読むプログラム⑥「大連達揮さんと一緒に考える“人と地域”、そして“自分の未来”」

本校では生徒たちにより広い視野を獲得してもらうために、外部から講師をお招きし「未来を読むプログラム」を開催しています。今冬は「How Else Should We See into the Future?」と題した3回シリーズの講座を開催しました。12月20日(水)、株式会社 akeru 代表の大連達揮さんをお迎えし、3つめのプログラムを実施しました。

 

生徒の感想:実際に起業した人の実体験を聞けて良かったです。社会では、自分が思っていた以上に人との繋がりや関わりが多いことが話からよく分かりました。「点を打つ」という表現が自分の中でとてもしっくり来ました。今のうちから少しでも多く点を打って、これからの可能性の幅を広げていきたいです。

生徒の感想:「人生のサンプルを増やす」ということを学べたのがすごく良かった。今日のこの企画に参加したこと自体が意味のあることだなと思ったし、大連さんという人に出会えたことが、自分の1つの“点”になるのかなと思う。

生徒の感想:自分でお金を払ってラジオをするとか、普通思いついてもやらないことをされていて行動力がすごいと思った。未来を読むプログラムの他の講師も、行動力がすごくてチャンスを無駄にしないんだなと思った。歩む道の何処かで点と点がつながると信じて行動するという言葉が印象に残って、自分はなにかするとき優柔不断なことがあるけど、悩むくらいならとにかく行動をして点を打てるようにしていきたいなと思いました。

キーワード:起業家、起業までの道のり、人とのつながり、地域づくり

未来を読むプログラム⑤「若き環境活動家 露木しいなさん が見つめる未来」

本校では生徒たちにより広い視野を獲得してもらうために、外部から講師をお招きし「未来を読むプログラム」を開催しています。今冬は「How Else Should We See into the Future?」と題した3回シリーズの講座を開催しました。2回目となる12月19日(火)には、環境活動家の露木しいなさんをお迎えし、現在進行中の活動について話をうかがいました。

露木さんは、高校3年間をインドネシアのバリ島にあるグリーンスクールで過ごしました。このグリーンスクールは、「持続可能な学校」を標榜する世界的に有名な私立学校です。木材だけでできた校舎、電気を使わない照明環境、節水に配慮したトイレなど、徹底的に環境のことを考慮されて運営されています。 教育面でも、「リーダー教育」を重視しており、子ども達の主体性を尊重した活動を行っています。露木さんは、このグリーンスクールの日本人女性初の卒業生とのことです。

 

1年生の感想:環境問題に対して活動していると聞くと自分たちの利便性を捨てる等価交換のような気がしていたが、実際にお話を聞くと自分たちの幸福や優先順位について考えるきっかけになり、未来においてのそれらについて考えることができた。

1年生の感想:高校生の今、できることが限られている感覚があって、もどかしい気持ちだったけど、高校生でも活動を始めることはできると感じられました。バリ島の高校に通ってみたかったなと思い、もっと中学のときに環境に興味をもったときから情報を収集したら良かったと感じました。だから、これから進路を決めるとき、世界にも視野を広げて情報収集をしようと思います。探究活動を進めるうえで参考になる話もたくさんあって良かったです。

2年生の感想:印象に残ったことは「一人じゃ何も変わらない、けど、一人からしか何も変わらない」ということだ。グレタさんも露木さんもはじめは一人から始めた活動だが、クラウドファンディングなどそれぞれの方法で支援者を見つけて、目的の達成に向かっていた。情報の格差は行動の格差だということにも共感した。情報は得ようと思えば得ることができるが、受動的にしていても全くではないが、有益な情報はあまり入ってこないように思う。テレビでも、ゴシップやエンタメなどもいいが、そういう情報は少ない。そういう観点から見て、このような特別授業の機会はありがたかったし、環境問題を知るいい機会になると考える。バリ島での高校生活にも興味を惹かれた。泉丘高校でも探究活動を行っているが、グリーンスクールではより実践的・具体的に取組をしていることが印象的だった。私達の探究活動は7月まで続くが、その活動でも消費者に呼びかけて、まずは情報を与えることを大事にして、実践的な活動をしていきたいと思った。

キーワード:環境、Green School Bali(バリ島のグリーンスクール)、化粧品開発、大学生

 

未来を読むプログラム④「ウフフドーナチュ代表・志賀嘉子さん」

本校では生徒たちにより広い視野を獲得してもらうために、外部から講師をお招きし「未来を読むプログラム」を開催しています。今冬は「How Else Should We See into the Future?」と題して3回シリーズの講座を開催しました。その1回目を12月15日(金)の放課後に実施しました。講師には、ウフフドーナチュ代表の志賀嘉子さんをお招きしました。

志賀さんは、これまでも本校の探究活動にご協力いただいていましたが、今回は「フードロス」「女性の働き方」「起業」「働きやすい環境づくり」などについて講演をしていただきました。参加した31名の1年生、2年生たちは、あるべき1つの働き方について貴重な視点をいただくことができました。

 

1年生の感想:とても貴重な経験をさせていただきました。働くということに対するイメージがガラッと変わりました。そんなに重くうけとめずに楽しんでやるのが一番なんだなと感じました。また、人を信じて任せるというのがすごく心に深く刺さりました。探究の活動で、つい自分が全部を背負いがちになるのでもっとまわりに任せる必要があるんだなと思いました。まわりは自分が思ってるより沢山の能力をもっていて、自分達がやりたいことの可能性がもっと広がることに気づけたので今後にいかしていきたいなと思いました。生き生きと楽しんで仕事をされている志賀さんにこれからの希望を沢山いただきました。チャレンジを重ねていきたいと思います。すてきなお話本当にありがとうございました。

2年生の感想「努力は夢中に勝てない」この言葉に心打たれました。苦手なことでも努力することでできるようになるとは思うけれど、夢中でやっていることは実感としてどれだけでも続けられるし、努力を努力と思わないと気づきました。私も色んな経験をして夢中になれることを見つけたいです。また「スキルを見出す」というお話も興味深かったです。やっぱり歳を重ねるにつれて自分の事をわかった気になって自分の限界を決めてしまうと思います。しかし、「そうでは無いよ」と会社が言ってくれるだけでも働きやすくなると思うしそんな会社に勤めたいなと思いました。同じ女性として、こんな会社が県内にあるというのはとても心強いです。今日話を聞きに来て良かったなと思いました。

キーワード:フードロス(捨てるのは卵の殻だけ)、女性の働き方、女性起業家、働きやすい環境づくり

 

※本校SGH推進室は「未来を読むプログラム」と題した特別授業を開催しています。各方面で活躍する講師の方をお招きし、それぞれの立場から、5年後、10年後、20年後の未来が、どんな世界になっているのか、どんな社会課題が生まれているのか、そのために今何を感じ、何に取り組んでいるのかを語ってもらいます。普段の授業ではなかなか考える機会のない「未来」について生徒が考え、視野を広げ、社会課題の解決を目指す志の種を手に入れてほしいと考えて、企画・実施しています。