SGHの活動を紹介します

三校合同課題研究発表会

1月27日、金沢大学附属高校、金沢二水高校、本校による三校合同課題研究発表会が、金沢大学附属高校で行われました。本校からは2年SGコースの全チームが参加して、他校の生徒と意見交換を行いました。自分たちとは違う切り口のプレゼン内容や、質疑応答にとても刺激を受けているようでした。

本校SSH・SGH研究発表会

 1月26日、本校SSHとSGH研究開発の実践報告と生徒課題研究発表会を行うため、SSH・SGH研究発表会を行い、全国から教育関係者や保護者、地域の皆さんなど96名が参加しました。



◇SG思考基礎(1年普通科)
 学校設定科目「SG思考基礎」は、理科と地歴公民科の教員がティームティーチングを行い、現代社会の課題を考える活動を行っています。今回は「豊かさとコミュニティ」というテーマのもと、ポスター発表を行いました。SDGsの17の目標から各班が1つを選び、その目標の内容やそれを取り巻く国際情勢、解決のための提言などをまとめて発表しました。生徒の相互発表に加え、参観者の皆様もご参加いただき、質疑応答を行いました。




◇プラクティカル・イングリッシュ(2年SGコース)
 学校設定科目「プラクティカル・イングリッシュ」は、2年SGコースを対象に、実践的な英語力を高めることを目的に行っています。今回は泉丘高校をより良い学校にするためのプロジェクトをグループで話し合い、相互にプレゼンテーションしました。




◇SSH×SGH口頭発表会
 SSH、SGHから代表1チームが課題研究のプレゼンテーションを行いました。SSH生徒、SGH生徒が互いに質問を積極的に行い、文理双方の視点から互いに質疑応答が活発になされました。

 *SGH発表「Right to be healthy」
 *SSH発表「ミドリムシの増殖に影響する要因及び光合成の特徴の探究」




◇課題研究ポスター発表
 これまで各班が行ってきた課題研究のポスター発表を行い、参観いただいた皆様と意見交換を行いました。終了後、京都大学大学院思修館の大学院生3名の方々から講評とアドバイスをいただきました。課題研究は今後も継続し、3年7月での研究発表会で英語で発表します。




◇SGH協議会(教育関係参加者のみ)
 SGH指定3年目にあたり、これまでの活動の紹介と総括、今後の課題等についてお話しした後、参加の先生方からの助言や質問を受けました。

エンパワーメントプログラム

 12月25日~27日、エンパワーメントプログラムを開催しました。27名の生徒が参加して、外国人留学生達と交流する機会となりました。3日間を通して、グループディスカッションやプレゼンなど、すべてのプログラムが英語で行われました。初めは不安そうだった生徒たちでしたが、最終日には全員英語でのスピーチをやり遂げ、これからの自信に繋がったように見受けられました。


【感想】
・人と比べるのではなく、自分の良い所を見つけていきたい。
・自信が前よりついたし、まずは一言でも発してみようと思った。
・外国人も日本人も、人種関係なく、自分の考えは伝わるということが分かって嬉しかったです。
・英語がもっと好きになった。参加して良かった。


2年文型「NS探究α」課題研究校内発表会

 12月14日、2年文型が取り組んでいる「NS探究α」の校内発表会の本選が行われました。
 4月から普通コース文型クラスで課題研究に取り組んできました。この日は、テーマ別予選を経て選出された6チームが発表しました。ここで選抜された3チームは、1月31日に金沢桜丘高校で行われるNSH課題研究合同発表会に参加します。
 どの班の発表にもそれぞれ工夫を凝らしたスライドやユニークな提言が見られました。また、聴衆の生徒たちからいくつもの質問があり、積極的な質疑応答に会場全体が盛り上がる様子はとても印象的でした。

【出場チーム】
★21H2班「石川の特産物の海外発信」
 21H3班「国際理解と国際教育の必要性について」
★21H7班「シニア労働~労働の新ステージへ~」
★22H4班「Thrive again~意外なあれで~」
 22H7班「石川のブランド食品をもっと広めるには?」
 23H4班「外国人実習生と企業の在り方」
  ★の3グループがNSH課題研究合同発表会に出場します


1年Discussion day

  12月9日、1年生全員が参加するディスカッションデーを行いました。県内のALT19名、金沢大学留学生18名の合計37名を迎えて交流しました。生徒は3人~5人で1つのグループとなり、外国人と英語で会話をしました。日本文化を紹介する場面では、様々な写真や実物、実演を交えて積極的に交流する姿が見られました。日ごろの英語の学習で身につけた実践的な会話力を発揮する機会となりました。

【感想】
・相手の言っていることが分かり、自分の言いたいことが伝わったときは嬉しくて達成感を感じた。英語を話すことに楽しさを感じた。

・インドネシアや中国の方など様々な国の方と英語を使ってコミュニケーションができたのがとても感動しました。自分の英語が通じるんだという自信につながりました。


平成29年度「金沢泉丘SSH・SGH研究発表会」のご案内

 この度、第4期2年目のSSH研究開発、ならびに3年目のSGH研究開発の実践について、別紙要項のとおり研究発表会を開催することといたしました。多くの先生方からご意見等をいただくとともに、相互に情報交換ができる場にしたいと考えております。
 つきましては、校務多忙の折恐縮ではございますが、是非、多くの皆様にご参加いただきたくお願いします。

1 目 的
   石川県立金沢泉丘高等学校におけるSSH・SGH研究開発の実践報告及び生徒課題研究発表等を行うことにより、その成果を広く校内外で共有するとともに科学教育、グローバル教育の充実、推進に資する。

2 主 催
       石川県立金沢泉丘高等学校

3 期 日 
      平成30年1月26日(金) 9:25~15:50

4 会 場 
      石川県立金沢泉丘高等学校
        〒921-8517  金沢市泉野出町3-10-10 TEL (076)241-6117   FAX (076)245-5253
     
5 対 象 
     県内の中学校、高等学校の教職員、ALT
  県外のSSH・SGH指定校の教職員、大学教員、大学院留学生等

6 日 程
 9:00~ 9:25  (受 付)
 9:25~10:15 公開授業
         学校設定科目「CS学際科学」 (理数科1年生)
         学校設定科目「SG思考基礎」 (普通科1年生)
 10:25~11:15 公開授業
         学校設定科目「CS学際科学」 (理数科1年生)
         学校設定科目「プラクティカル・イングリッシュ」(SGコース2年生)
 11:25~12:05  SSH×SGH 口頭発表会(理数科2年生、SGコース2年生)
 12:05~13:00  昼食
 13:00~15:00 公開授業
         「AI課題研究Ⅱ(ポスター発表)」(理数科1・2年生)
         「SG探究(課題研究ポスター発表)」 (SGコース2年生)
 15:10~15:50 協議会
         研究開発の概要説明、質疑応答等

※詳細は以下の要項をご覧ください。
 ご案内.docx
 金沢泉丘SSHSGH研究発表会開催要項.doc
※申込フォーム(下のURLをクリックしてください)
 https://goo.gl/forms/9am5kDTAfySzYRa73

2年SG探究中間発表

 11月22日、金沢大学大学院生15名を招き、2年SGコースが取り組んでいる課題研究の中間発表を行いました。各グループが2人の大学院生に対してプレゼンを行い、意見交換を行いました。大学院生ならではの視点からの意見や助言を聞き、研究のあり方について新たな学びが得られたようです。

【感想】
・発表の仕方やアンケートのとり方、根拠づけなど幅広い視野で自身の体験談もおりまぜて話してくれた。体験談があると、こうも説得力が増すのかと思い知り、これからもできるだけフィールドワークに行って経験を積んでおくと良いのかもしれないと思った。

・今までとは違う視点からの意見をたくさん聞くことができた。例えば社会背景や企業のしくみに目を向けると良いなど、自分たちでは思いつかない、大人だからこその意見でとても貴重な機会となった。


社会人と語る会

 11月3日、2年生対象に「社会人と語る会」を開催しました。12分野で活躍する本校卒業生の方々に来ていただいて、仕事とは何か、社会とはどういう場所かについて語っていただきました。
 今年は、講師からの“問い”に対してディスカッションをする時間を取り入れたことで、例年にも増して「社会に出るために、今何をすべきなのか」といったことを深く考える機会となったようです。

【感想】
・国際関係:グローバル人材とは自国をよく理解している人だと、大砂さんがおっしゃった時はすごく衝撃的でした。今、どんな仕事でもグローバル化の影響を直に受けていて、異文化理解が特に重要視されているのだと思いました。

・機械・電気・電子系:今回の講義を聞いて、科学研究者に対するイメージが変わりました。研究は一人で寡黙にするものではなく、世界の様々な人とコミュニケーションをとってするものだと分かり、支え合ってできるものだと知って、やはり英語を勉強しなければいけないと思いました。

公務員<文>:AIの能力が2045年には人類を超えるという話が恐かったです。その時自分が存在価値のある人間だと証明できるような職業についていたいと思いました。野崎さんの最後の「自分は何が好きで、自分は将来何になりたいのか考えること」「自信を持つこと」「感謝の気持ちを忘れないこと」を大切にするという言葉が印象的でした。

先輩から学ぶプレゼン術

 11月3日、1年生対象に「先輩から学ぶプレゼン術」を開催しました。本校から難関大学へと進学した13名の先輩が来校し、大学生活や将来のビジョンを内容としたプレゼンをしました。生徒達にとって、先輩のプレゼン方法や、前向きに努力する姿から多くの学びがあったようです。

【感想】
・4人の方に共通して、写真や図の活用、クイズ形式の採用など、プレゼンの随所に聞き手を意識した工夫が見られた。経験や知識の積み重ねが将来につながるのであり、毎日の学習を大切にし、選り好みせず、まんべんなく学んでいきたい。

・「報われない事を恐れず、今できることを精一杯やる」という言葉が心に残ったので、大学や将来について少しずつ考えて、自分がやるべき事をやっていきたいです。自分の能力を知り、自分は今何をやりたいかを明確にしていくことの大切さを学びました。


京都大学出前講座

 10月13日にアジア・アフリカ地域について研究をしている京都大学大学院生にお越し頂き、出前講座を実施しました。ウガンダでの調査の中から『名前』をテーマにした講演では、参加した1・2年生37名にとって、遠く離れたウガンダと日本の文化の違いに驚き、異文化理解を身をもって体験する機会になったようです。

【感想】
・ウガンダという国では「貧乏さん」や「まるで王様さん」など、日本語で聞くと、違和感を感じる名前が結構あるということに、一番衝撃を受けました。その名前が付けられた裏には、名づけた人なりの経験や経緯があるということには、なるほどと納得できました。

・今回ウガンダの名前について聞いてすぐは信じられなかったし、不思議に感じたけれど、それは自分が日常で起こっていることを当たり前だと感じてしまっていたんだなと気付いた。これからは自分の身の周りで起こっていることが当たり前なのだと思わず、世界など幅広い視野をもつようにしていこうと思った。