2017年9月の記事一覧
子(し) 三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ!
子(し) 三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ!
~教育活動の「熟成」へ~
9月29日(金)
9月の秋晴れの爽やかな日射しのもと、運動会が行われました。子どもたち、保護者、地域の皆様と一体感と和を感じることができました。ご理解ご協力ありがとうございました。学校を代表する大きな行事をやり遂げ、2学期の教育活動も本格的に展開されています。子どもたちの学びの姿に何か変化を感じています。何かが変わってきています。
子 三日会わざれば刮目して見よ!
三国志の三国の一国・呉の国の呂蒙という武将のことばです。頑張っている人は、3日もたつと見違えるほど成長しているものだと言う意味です。
小学校の子どもたちは、伸び盛りの時期です。昨日より今日の自分、今日より明日の自分を比べて成長しています。日々の【成長をうながす働きかけ】の積み重ねによって、ジワリジワリとしみこんで、めざす姿へ「熟成」していきます。
ひとつの学習規律がきちんとできているということは、学び全てに通じます。
ある学年の授業を見にいきました。なんと、全員が名札をつけていました。机の上の教科書・ノート・筆箱が、みんなが同じように置かれてました。些細なことかもしれませんが、なかなかできることではありません。先生の指示が通り、勉強も落ち着いた雰囲気できるので、学びが充実してきます。当然、学力もアップです。今後が楽しみです。
「書く」内容の質が向上し、「暗唱」によって記憶回路が連結されています。
ぐんぐんタイムを利用して行事作文を書いています。新聞に寄稿し「地鳴り」に16作、こども俳壇の俳句に7作が掲載されました。書く内容の質の向上がみられます。職員室前の掲示板に紹介されています。昨年、10月より「詩の暗唱」に取り組んでいます。覚えることが速くなり、スラスラに唱えることができるようになってきました。音読や暗唱を繰り返す中でパターンを認識し、脳の深層部への記憶回路を開こうとするからだそうです。
課題解決力が変化が激しい社会への対応力となります。
夏休みの課題に、科学研究がありました。疑問から課題をみつけ、観察や実験をして多角的に課題追求をしていきます。輪島市科学作品審査会(1~6年)に学校代表として11作を出品したところ、河井小学校から最優秀賞2作、優秀賞1作が選ばれるというすばらしい成績でした。さらに、輪島市と鳳珠郡の科学作品審査会の結果、2作が最優秀賞となり石川県科学作品審査会へ出品となりました。12月2~3日(土~日)にふれあい健康センターで展示されます。
ただし、「やろうとしなければ」何も始まりません。「できない」ことは、前向きな気持ちで頑張って「できる」ようにして下さい。先生は、【いいものを受け止める感性】が求められます。
教職員一同、教育の実りをさらに熟成させていく取組に邁進して行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。