2019年2月の記事一覧
心、言葉、行動をつなぐコミュニケーション力!
心、言葉、行動をつなぐコミュニケーション力!
~理解してもらおうと話すこと、分かろうとして聴くこと~
1月25日(金)
暖冬といわれますが、雪が降り、本来の冬らしい日になってきました。はや、3学期がスタートして1か月が過ぎようとしています。
学校では、子どもたちの学力向上・学習力向上をめざして、どんな力をつけたいか、めざす姿に向けて、教育活動に取り組んでいます。その羅針盤となっているのが、学力向上プランです。12月の学力調査をもとに、後期学力向上プランを作成し、定着が弱かった学習内容領域の再指導を行っています。特に、3年生と5年生は1年間のまとめとしてレベルアップ問題を計画的に行い、4月の全国や県の学力調査への準備を行っています。
表現すること!伝えること! ~分からなくても話し合う中で分かってくる~
中期学力向上プランの働きかけにより、学び合いの中で表現すること、説明することが苦手ということが分かってきました。うなずく、返事をすることもです。「説明できてよかった!」「自分の考えが広がってよかった!」「みんなで深められてよかった!」という実感を味わわせ、3学期は、表現する力・伝える力がつくように働きかけていきます。
1~3学期 聴いて、考えて、つなげる授業づくり 受容→思考→発信
(学力向上プラン)【広げよう!深めよう!自分の考え】
1学期 受容(前期学力向上プラン)
・友だちの考えをあたたかな聴き方で聴き、理解して反応することができる。(あたたかな聴き方・やさしい話し方)
2学期 思考(中期学力向上プラン)
・友だちの考えを聴いて、自分の考えをさらに広げることができる。(付け足し・書き直し・言い直し)
3学期 発信(後期学力向上プラン)
・考えたことや広げられた考えを説明することができる。(付け足し・書き直しと説明)
コミュニケーションの力をつけよう! ~Win-Winの関係を築くため~
表現し、伝え合うことは、学習場面だけでなく、学校生活や児童クラブにおいても欠かせません。関わり合いの中で、言葉で十分に伝えられず、感情が高まり、問題行動につながることがよくあります。毎月のなかよしアンケートにも、コミュニケーションが十分でないために起こるトラブルが見受けられます。
コミュニケーションの力をつけてほしいです。
その目的は、①いい人間関係を築くため
②いろいろな情報を交換・共有するため
③説得したり、お願いしたり相手に働きかけたりするため です。
特に、「社会の中で周りの人との関わりを持つために必要とされる力」を育ててほしいです。
①伝える力→「書く」「話す」などで、伝えたいことを相手に「正確に」「効果的に」伝えること
②受け取る力→「読む」「書く」などで、相手が伝えたいことや相手の意図を理解すること
③非言語のコミュニケーション力
→周りの雰囲気からふるまいを推し測ること、「空気を読む」こと(相手の表情・声のトーン)
今は、1年間の働きかけのまとめと次の取り組みを考える時期です。学校公開が、1月30日(水)に開催されます。学校や子どもたちの様子をご覧下さい。
先日、第2回学校評価アンケートが行われました。【応援される学校づくり】に向けて、ご協力ありがとうございました。アンケート結果の集計・分析・今後の方策の検討を行い、学校関係者評価委員会を開催し、貴重なご意見や示唆を頂き、学校運営に反映し、教育の質的向上を図りたいと考えています。
今後とも、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動へのご理解、ご協力をよろしくお願いします。