SSH活動記録
地学野外実習
8月21日(金)1年理数科理数地学選択者と希望者の合計15名で金沢市大桑町犀川上流貝殻橋付近の河川敷で地学野外実習を行いました。
まず、能美市和気町の加賀産業道路沿いにある約2000万年~1700万年前の新生代の火山活動からできた火山岩である巨大流紋岩の観察を行いました。その後、金沢市大桑町へ向かい、大桑層中部貝化石密集層と大桑層下部貝化石密集層での化石採取を行い、大桑層と犀川層の境界付近で地層観察を行いました。
とても暑い日でしたが、新型コロナウィルス感染症対策と熱中症対策をしっかり行い、生徒たちは熱心に実習に取り組んでいました。
巨大流紋岩の観察の様子 化石採集の様子
生物野外実習
7月23日(木)、理数科1年生の生物野外実習が行われました。
日程
6:30 学校集合
7:00 出発(バス2台に分乗)
10:00 のと海洋ふれあいセンター到着
到着後着替え
11:00~12:00 海洋生物採集
12:00~12:30 着替え
12:30~13:30 昼食
13:30~14:30 ウニ人工授精・発生実験(実験室)
海洋生物観察(実験室)
14:30~15:00 片付け
15:30 のと海洋ふれあいセンター出発
18:30 学校到着
今年度の生物野外実習は、新型コロナウィルス感染の状況から、石川県のガイドラインに沿って、実習を行いました。よって、残念ながら日帰りの実習となりましたが、理数科の生徒全員すべての実習に熱心に取り組んでくれました。
午前は海に入って海洋生物採集をしました。例年のようにウェットスーツを着て海に潜ることはできませんでしたが、足だけ海につかって海洋生物を採取しました。コロナ禍で予防対策を意識しながらも、実験の班員どうし協力しあって楽しそうに取り組んでいました。この様子を見ていたら、理数科1年生のこれからの活躍がとても楽しみになりました。
午後は午前に採集したウニを人工授精させ、発生の様子を顕微鏡で観察しました。また、発生観察の合間に採取したウニやヒトデ、海藻などの海洋生物の観察・同定およびスケッチを行いました。ウニの発生は8細胞期までしか観察できませんでしたが、全班観察することができ、生徒たちはとても充実した様子でした。
開講式での校長先生の挨拶の様子 到着してから、海の危険生物についての講義を受けました。
(この時はまだ小松は雨が降っていました…)
海洋生物採集の様子 その1 海洋生物採集の様子 その2
海洋生物採集の様子 その3 まず、採集したウニの観察です。
ウニの放精、放卵の様子 人工授精させた胚の顕微鏡観察の様子
第1回こまつ研究サポートプログラム「課題研究中間報告会」 学校設定科目「課題探究Ⅱ」
7月15日(水)5,6限、2年理数科の学校設定科目「課題探究Ⅱ」で第1回こまつ研究サポートプログラム「課題研究中間報告会」が行われました。現段階での、テーマ設定や今後の方針の確認と相談を兼ねて、大学の先生方から専門的な視点によるアドバイスを頂きました。
新型コロナウィルス感染症による休校期間中に理数科の生徒たちはGoogle Classroomなどで研究テーマについてオンラインで担当の先生を交えて話し合いを重ねてきました。研究をスタートさせてから約1ヵ月でしたが、生徒たちは熱心に大学の先生方に質問し、これからの研究方針について相談していました。
会の終了後、生徒達から「スタートが遅くなってしまって、心配していたけどがんばろうという気持ちが出てきた。」という声が聞かれ、さっそく班員どうしで協力しながら研究に取り組んでいました。
こまつ研究サポートプログラム第2回目は9月16日(水)に行う予定です。
参加していただいた大学の先生方
北陸先端科学技術大学院大学 國藤 進 先生 (数学)
金沢大学 理工研究域 数物科学系 佐藤 政行 先生 (物理)
金沢大学 理工研究域 機械工学系 小松﨑 俊彦 先生 (物理)
金沢大学 理工研究域 数物科学系 川上 裕 先生 (数学)
金沢大学 環日本海域環境研究センター 松木 篤 先生 (地学)
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用化学科 草野 英二 先生 (化学)
石川県立大学 生物資源工学研究所 中谷内 修 先生 (生物)
数学班の様子 その1 数学班の様子 その2
物理班の様子 その1 物理班の様子 その2
化学班の様子 生物班の様子
地学班の様子
科学系部活動実験教室
7月11日(土)理化部、生物部あわせて18名の生徒がサイエンスヒルズこまつで小学生を対象に実験教室を行いました。
今年は新型コロナウィルスの影響で密を避けるために募集定員10名としました。それでも、10名の小学生が参加してくれて、高校生が考えた4つ実験(「表面張力の実験」、「重曹で入浴剤をつくろう」、「重曹とクエン酸を混ぜるとどうなる?」、「ホワイトボードマーカーで書いた絵を水に浮かべよう」)に対して、熱心に質問したり、楽しそうに実験に取り組んだりしてくれました。高校生たちもとても充実した様子でした。
表面張力の実験 重曹で入浴剤をつくろう
重曹とクエン酸を混ぜるとどうなる? ホワイトボードマーカーで書いた絵を水に浮かべよう
1年普通科「探究基礎」探究スキル育成講座(化学実験講座)
1年普通科「探究基礎」の探究スキル育成講座の化学実験ポスター発表会が行われました。
リンゴやミカン、レモンなどの自分達で準備した試料の酸の濃度を滴定で調べることで、味と酸の関係を考察しました。
どの班も同じ実験の方法(中和滴定)でしたが、わかりやすいポスター作成や説明の仕方など、班によっていろいろ工夫している様子が見られ、とても興味深く視聴することができました。発表者も視聴者も熱心にポスターセッションしていました。来年度、2年生で行う課題研究がとても楽しみです。
発表会場その1の様子
発表会場その2の様子
発表の様子 その1
発表の様子 その2
2年普通科理系「課題探究」課題研究発表会
半年間取り組んできた2年生普通科理系の課題研究のポスター発表会が行われました。数学、物理、化学、生物、体育の5分野の研究についてポスター発表を行いました。自分達が設定したテーマに対して研究を行ってきたので、みんな自信を持ってポスターセッションをしていました。また、他のポスターにも熱心に質問をしていました。
私たち教員もこの半年間、生徒達と一緒に各研究テーマに取り組んだので、生徒達が堂々と研究を発表している様子を見てとても感慨深いものがありました。
この経験を生かして、大学生で行う研究につながる日々の学習および大学受験に対してのモチベーションを高めてもらえたらと思います。
発表の様子 その1
発表の様子 その2
発表の様子 その3
発表の様子 その3
発表の様子 その4
発表の様子 その5
科学の甲子園 第1回研修会を行いました。
筆記競技の過去問を解き、昨年度の大会の様子や今後の日程などを教頭先生から説明していただきました。競技の様子を見て、モチベーションが上がったようです。
研修の様子
石川県中学・高校生徒研究発表会(物理・生物・化学)
・12月8日(日)第10回石川県中学・高校生徒物理研究発表会 場所;金沢泉丘高校
本校からは理化部物理班が参加しました。
「液面で浮上する液滴の安定性について」
「鳴き砂の物理的特性と発音メカニズム」
「過冷却現象の解析」 の3班が発表しました。
その結果、「鳴き砂の物理的特性と発音メカニズム」が8月に高知で行われる全国高等学校総合文化祭自然科学部門で石川県代表として発表することになりました。
・12月15日(日)石川高校生物のつどい 場所;金沢桜丘高校
本校からは生物部が参加しました。
「ナミテントウの変態期間における記憶保持について」
「雑草を材料にして作成した紙の保水性」 の2班が発表しました。
「雑草を材料にして作成した紙の保水性」 「ナミテントウの変態期間における記憶保持について」
・12月22日(日)石川地区中学高校生徒科学研究発表会 場所;石川県文教会館
本校から理化部が参加しました。
「増粘剤によるスライムの伸長性の変化」を発表し、奨励賞を受賞しました。
韓国科学交流4日目
科学交流4日目、早朝5:00、空港に向かい、小松へ9時45分頃到着しました。そして10時45分頃、バスで小松高校に到着しました。全員、特に体調を崩すこともなく無事に研修の日程を終えることができました。
到着後、学校で解団式を行いました。校長先生が、「この研修には多くの方々の協力があって成り立っていることを忘れないでほしい。この経験をぜひこれからの活動に生かしてほしい。後輩たちにも伝えていってほしい」と話されました。生徒達からも、とても充実した研修だったという声が多数聞かれました。
解団式の校長先生のお話の様子
韓国科学交流3日目
科学交流3日目、朝は強い雨が降っており、心配しましたが、みんなの願いが通じたのか曇りになりました。
大田からKTX(韓国の新幹線)でソウルに移動し、国立果川博物館とソウル大学へ行きました。博物館では最先端の科学技術や韓国の自然史の展示を見学しました。
国立果川博物館
博物館の自然史展示見学の様子
昼食の石焼ビビンバ
夕食は骨付きカルビでした
韓国科学交流2日目
科学交流2日目、午前は大田科学高校の課題研究ポスター発表会に参加しました。夏に小松に来てくれた8人の韓国の高校生との久しぶりの再会です。
生徒達は韓国の高校生のポスター研究発表に対して、熱心に質問していました。また、英語による自分達のポスタープレゼンテーションを韓国の高校生に理解してもらえたという手ごたえがあって、充実したポスターセッションとなりました。
午後は、KAIST(韓国先端科学技術大学)およびETRI(韓国電子通信研究院)を見学し、バーチャルリアリティーの体験をしました。
夜、夏に小松に来てくれた8人の韓国の高校生とともに食事をしました。本校の生徒の一人が英語と韓国語でスピーチをし、さらに盛り上がりました。
オープニングセレモニーの様子
ポスタープレゼンテーションの様子
大田科学高校前で韓国の生徒・先生たちと記念撮影
KAISTでの記念撮影
ETRIのVR体験の様子
韓国科学交流1日目
仁川空港での様子
しゃぶしゃぶ
夕食の様子
韓国科学交流出発!
海外でしか得られないものをたくさん吸収してきて欲しいものです
サイエンス・フェスタ2019 in サイエンスヒルズこまつ
12月14日(土)、サイエンス・フェスタ2019に本校の生物部、理化部の生徒12名が参加しました。生徒たち自身が考え、準備した、
「チリメンモンスターをさがそう!」
「コマが回るしくみを知ろう!」
「試験管に雪を降らせよう!」 の実験講座を行いました。
どの実験講座にもそれぞれ80名ほどの小学生たちが訪れ、とても熱心に、また楽しそうに実験に取り組んでくれました。部員たちも小学生の様子を見て、わかりやすく説明するように頑張っていました。
小松高校のブース 「試験管に雪を降らせよう!」の様子
「コマが回るしくみを知ろう!」の様子 「チリメンモンスターをさがそう!」の様子
石川県SSH生徒研究発表会
石川県地場産業振興センターで、石川県のSSH指定校3校(金沢泉丘高校、七尾高校、小松高校)とNSH(ニュースーパーハイスクール)指定校の金沢二水高校と金沢桜丘高校が参加して、石川県SSH生徒研究発表会が行われました。
SSH指定3校による口頭発表が行われ、本校からは、11月の校内選考会で選ばれた理数科2年生の課題研究2グループ「海岸線とフラクタル」と「液面で浮上する液滴の安定性について」が代表として発表を行いました。その後、NSH指定校2校を含めた5校のすべての課題研究のポスター発表が行われました。ここで、理数科2年生の生徒達は、他校の生徒達や先生方とのポスターセッションを行うことで、今後の研究の参考にすることができました。また、参観者として参加した本校理数科1年生は来年度に取り組む課題研究の参考になるよう、熱心に質問をしていました。
「海岸線とフラクタル」の発表の様子
「液面で浮上する液滴の安定性について」の発表の様子
他校の発表に熱心に質問をしました
ポスター発表会の会場の様子
ポスター発表の様子
SSH研究発表会
SSH研究発表会を開催しました。大学の先生方及び県内の高校の先生方など多数ご来場いただきました。本当にありがとうございました。
<日程>
午前;公開授業「総合科学(物理分野・化学分野・生物分野)」理数科1年生
・物理分野(物理実験室)
電子天秤を用いてリング法による水とエタノール混合溶液の表面張力を測定する実験に
取り組み、結果から液体内部のエタノール分子の分布について考察した。
・化学分野(化学実験室)
発泡スチロール球を容器に詰めることで、規則的配列の一例として体心立方構造を
見つけ、その単位を確認し、充填率を計算で求めた。
・生物分野(生物実験室)
CO2センサを用いて光合成に有効であると考えられる光源を調べることで、基本的な
探究スキルを学習した。
午後;学校設定科目「課題探究Ⅱ」ポスター発表会(視聴覚室)
理数科1年生や本校の教職員の先生方だけではなく、多くの中学校、高校の先生方や
講評者としての大学の先生方が来てくださり、とても活発なポスターセッションと
なりました。その後、ポスターセッションで指摘されたことを、次の日に行われる
石川県SSH生徒研究発表会に生かせるように、ポスターを直したり、確認をしたり
して、自分達の研究結果についていろいろ話し合いを重ねていました。
★講評者として来てくださった先生方
國藤 進先生 (北陸先端科学技術大学院大学 名誉教授)
阿部 聡先生 (金沢大学 理工研究域 数物科学系 教授)
小松﨑俊彦先生 (金沢大学 理工研究域 機械工学系 教授)
川上 裕先生 (金沢大学 理工研究域 数物科学系 准教授)
草野 英二先生 (金沢工業大学 バイオ・化学部 応用化学科 教授)
中谷内 修先生 (石川県立大学 生物資源工学研究所 助教)
公開授業(物理分野)の様子
公開授業(化学分野)の様子
公開授業(生物分野)の様子
ポスター発表会の会場の様子
ポスター発表の様子 その1
ポスター発表の様子 その2
課題研究校内発表会(理数科2年生)
「小松高校オープンスクール」の日に、理数科2年生の学校設定科目「課題探究Ⅱ」における課題研究の校内発表会が行われました。保護者の方々はじめ、多くの小学校・中学校・高校の先生や中学生にも参加して頂くことができました。本当にありがとうございました。
生徒達は10グループに分かれ、それぞれのテーマで1年生の3学期から取り組んできた課題研究の結果についてパワーポイントで、口頭発表しました。
審査員として大学の先生方をお招きし、審査・講評をしていただきました。これらのアドバイスを今後の研究に生かして、さらに研究を深めていってほしいと思います。
参加した理数科1年生も熱心に研究発表を聞き、たくさんの質問が出ました。とても活発な質疑応答が行われ、1年生は来年度の自分達の課題研究に、2年生はこれからの研究の参考になったのではないかと思います。
★審査員の先生方
國藤 進 先生(数学・北陸先端科学技術大学院大学 名誉教授)
伊藤 正樹 先生(生物・金沢大学理工研究域生命理工学系 教授)
佐藤 政行 先生(物理・金沢大学理工研究域数物科学系 教授)
加賀谷重浩 先生(化学・富山大学大学院理工学研究部 教授)
川上 裕 先生(数学・金沢大学理工研究域数物科学系 准教授)
寺岸 俊哉 先生(生物・石川県教育委員会学校指導課 指導主事)
★理数科課題研究発表順
① 天然色素を用いた万能pH指示薬の研究
② ナミテントウの変態期間における記憶保持について
③ まわり将棋
④ 液面で浮上する液滴の安定性について
⑤ コロイド結晶膜による構造色の研究
⑥ 小松高校におけるゼニゴケの生育環境の研究
⑦ 海岸線とフラクタル
⑧ 鳴き砂の物理的特性と発音メカニズム
⑨ 雑草を材料にして作成した紙の吸水性
⑩ 過冷却現象の解析
審査員の先生方
会場全体の様子
発表の様子
質問の様子
質疑応答の様子
大学の先生の講評の様子
地学野外実習(理数科1年)
9月28日(土)1年理数科理数地学選択者と希望者で金沢市大桑町犀川上流貝殻橋付近の河川敷で地学野外実習を行いました。
大桑層中部貝化石密集層と大桑層下部貝化石密集層での化石採取を行ったあと、大桑層と犀川層の境界付近で地層観察を行いました。
化石採取の様子
地層観察についての説明を受けている様子
日本陸水学会(高校生ポスター部門)
9月27日(金)~30日、金沢大学角間キャンパスで日本陸水学会金沢大会が開催されました。
28日(土)に行われた高校生ポスター発表には、
2年理数科の課題研究;「鳴き砂から出る音について」
「小松市におけるゼニゴケの生育環境について」
の2チームが参加してポスター発表を行いました。
「鳴き砂から出る音について」の発表の様子
「小松市におけるゼニゴケの生育環境について」の発表の様子
日本創造学会(高校生ポスターセッション)
9月28日(土)~29日(日)、北陸先端科学技術大学院大学で日本創造学会研究大会が開催されました。
28日(土)に行われた高校生ポスターセッションでは、
理科部化学班の研究;「スライムの材料比とその性質」
「スーパーボールの製作方法の違いによる弾性の違い」
理科部物理班の研究;「ビンから水を注ぐときに出るトクトク音について」、
生物部の研究 ;「テントウムシの変態期間における記憶保持について」
の4チームが参加してポスター発表を行いました。
「ビンから注ぐときに出るトクトク音について」のチームが最優秀賞(物理)
「テントウムシの変態期間における記憶保持について」のチームが最優秀賞(生物)を受賞しました。
「スライムの材料比とその性質」の発表の様子
「スーパーボールの製作方法の違いによる弾性の違い」の発表の様子
「ビンから水を注ぐときに出るトクトク音について」の発表の様子
「テントウムシの変態期間における記憶保持について」の発表の様子