総合学科ニュース

観葉植物の植え替え

3年生「生物活用」

 職員室に飾ってあった観葉植物・サンスベリア。一部の葉が黄色くなり、根が鉢いっぱいに張って詰まっているようなので株分けを行いました。生育の旺盛なこの時期に行うことで、植物体のダメージを最小限に抑えることができます。

 まず用土を用意しました。赤玉土・腐葉土・バーミキュライトを3:2:1の割合でよく混ぜます。準備ができたら、サンスベリアを鉢から外しますが、根が詰まっていて鉢からなかなか抜けません。木づちで鉢の縁を軽くたたきながら外すことができました。根が鉢の形にぎっしりと回っている様子を見て、あらためてびっくりしました。

 次に株分けを行います。しかしこれもまた簡単にはいきません。根がしっかり張っているので分けるのに力が要ります。2~3株を一塊にして、力を入れつつ傷つけないよう慎重に分けていきます。

 株分けができたら古い土を振るい落とし、新しい鉢に植え替えます。植える高さやサンスベリアの姿勢を気にしつつ準備した用土を入れていきます。隙間なく用土を入れ落ち着いたらたっぷりと水を与え、植え替えが終了です。

 日陰に置いて根付くまでに1~2週間。その後、液肥を与え生育を促します。今回2鉢のサンスベリアを9鉢に株分けし、植え替えることができました。

 

 

 

トウモロコシの追肥(農業系列)

 1年生「農業と環境」

 4月に播種・定植したトウモロコシが、140cmほどまでに生長しました。早くに植えたものは、雄穂(
ゆうずい:雄花のこと)とともに雌穂(しずい:雌花のこと)も出穂してきました。

 今週は(6/12~17)収穫前の最後の追肥をしました。トウモロコシは養分をたくさん吸収するので、何度も追肥をします。今回は4株ごとに穴をあけ、片手一掴み分の化成肥料を置いていきました。作業をしながら、トウモロコシの葉の周囲がギザギザで肌に触れると痛いことや雄穂を手で振ってみると大量の花粉が落ちてくることなどにびっくりしていました。

 このあとひと月ほどで、収穫が始まる予定です。

 

 

 

 

2年生総合学科ふるさと学習

 6月13日(火)に総合的な探究の時間を活用し、総合学科2年生はふるさと学習の一環として和倉温泉お祭り会館へ行ってきました。これまでの学習では、七尾市の4大祭り(青柏祭・能登島向田の火祭り・石崎奉燈祭・お熊甲祭)について、各班ごとにわかれて調べてまとめるなどの学習を行ってきました。先日はその一環として、お祭りを直に体験できる施設である和倉温泉お祭り会館にて、お祭りを見て、触れて、聞いてくる学習をしました。

 生徒の感想として、「もっと深くお祭りについて学びたい」、「初めて見るお祭りがあった」など、今後の学習意欲がさらにみられる良い機会となった。今後はさらに、グループごとに学習を深めてほしいです。

 

【でか山を引っ張る体験の様子】

 

 

【歴史についての説明を受けてる様子】

 

サツマイモの定植体験(農業系列)

 新型コロナウイルスの影響により近年実施が見送りとなっておりました「サツマイモの収穫体験」ですが、今年度実施する運びとなりました。それに先立ちまして、近隣の幼稚園や保育園のお子様と共にサツマイモの苗を植える「サツマイモの定植体験」を先日実施しました。6月6日にはあさひこども園様が、6月7日には本宮のもり幼保園様が来校し、本校総合学科農業系列の2年生、3年生と共に苗の定植を行いました。

 本校生徒は定植以外にも紙芝居を用いた植え方の説明や、水やりの方法、果樹園の散策などを通して園児の皆さんとの交流を楽しみました。サツマイモは今から秋にかけて成長し、収穫の際はまた多くの園の皆さんが来校されます。生徒一同お待ちしております。

 

 

 

「何の野菜の苗なのか」 野菜苗の鑑定(農業系列)

 2・3年生「野菜」

 野菜苗の栽培・出荷が一段落し最後のまとめは、苗の鑑定です。

「何の野菜の苗なのか」 夏野菜を中心に、苗の段階で葉の形状や色、茎や花など全体の様子から「野菜の名前」と「属している科名」を答える試験です。

1問を20秒で判断し解答用紙に記入します。合計20問あります。この間何度も見ていて収穫もしている野菜もあれば、コンニャクやオクラなどあまり見たこともない葉もあったりしますが…。

 

 

 

 解答し終わった後、全員で答え合わせをしました。実習で扱ったキュウリやエンドウなど、収穫する実はわかっても葉や苗の状態と結びついていない生徒が何人もいてびっくり。栽培の対象としている植物体全体を、意識して見ること見せることの大切さを再認識しています。

 また、夏に向けて栽培する野菜には、ナス科やウリ科が多いことも学びました。

キュウリの収穫・袋詰め(農業系列)

2・3年生「野菜」

 5月19日。キュウリが実を着け始めました。

 まずは収穫です。収穫用のハサミの長さ16cmを基準にそれよりも長いものを収穫します。大きな葉の裏になって隠れているキュウリもあり、一つひとつ丁寧に探していきます。葉や茎に触れると細かく堅い毛が肌にあたり「キュウリ、痛い!」を声をあげる生徒がいました。軸(果梗)をハサミで切ると、すぐにキュウリの汁(樹液)がしたたり落ちてきます。その様子に驚いている生徒もいました。

 収穫したキュウリは軸(果梗)を短く切りそろえ、花がらを摘み袋詰めします。計量・袋に入れる時の向き・袋の口留めなどのポイントに注意しながら作業に取り組みました。

 今回は51袋を詰めることができました。JAわかばの里農産物直売所や道の駅織姫に出荷しました。

 

 

 

野菜苗の配達はじまる(農業系列)

 2・3年生「野菜」 配達ごとの苗の仕分けの実習

5月9日(火)、野菜苗の配達が本格的に始まりました。

 七尾市や中能登町の小学校や保育園など合計34の施設から、ミニトマトやサツマイモ苗を中心にたくさんの注文を受けました。

 2~3人でグループになり、施設ごとに注文の種類と数を確認しながら間違いがないように苗を仕分けしていきます。大きさを揃えること、虫食いや傷みのないこと、丁寧に扱うことなど注意しつつ取り組みました。生徒の中には自分が巣立った園や学校の名前を見つけ、俄然やる気を見せていました。

 3月に入り播種を始め、鉢上げや施肥、水やりやポット広げなど世話をしてきた野菜の苗です。皆さんの役に立てればうれしいです。

 

 

 

トウモロコシの定植(農業系列)

2年生

 4月に入り播種・芽出しをしていたトウモロコシの苗を、4月21日露地の畑に定植しました。苗は20cmほどに生長していました。

 マルチに植え穴を開けたり苗を配ったりした後、植える深さや土の押さえなど定植の注意点について説明を受け、実際に植えていきました。根が思った以上に張っていて驚いたり、植穴を掘っていると虫が出てきてびっくりしたりしている生徒がいました。

 「トウモロコシは何の仲間かな?」という質問に戸惑いつつ、「この姿を見て似とる植物があるぞ」のヒントに「イネ科や!」と答える生徒もいました。

 今回の定植で約500本の苗を植えました。この後少し時期をずらして第2弾の定植を予定しています。

 

 

 

水耕栽培 トマトの定植

3年生「野菜」

 新年度最初の実習は、水耕栽培を行うトマトの苗をハウスに定植です。

2月下旬に播種を行い、3月13日にロックウールのキューブに仮定植しました。現在、第一花房が開花しはじめ、その苗を水耕栽培用のハウスに移しました。

 花の向きに気を付けながら苗を置いていきます。トマトの習性として、花はすべて同じ向きに着花することから、収穫がしやすくなるためです。2か月弱で開花するまでに生育していることに、生徒は驚いていました。

 今回は、大玉・中玉・ミニトマト7品種、合計120株を植え付けました。

 

 

 

江掘り(農業系列)

 2年生「作物・野菜」

 春の準備の第2弾は、“江掘り(えほり)”です。

 露地の畑周辺にある排水溝の掃除ですね。農作業においては、水の管理が一番大切。田んぼでは水を取り入れるために、また畑では過剰な水を排水するためにも、用水路の掃除は欠かせません。地域と同様、農場でもこの時期に毎年江掘りを行います。

 3月10日、剣先スコップや鍬、一輪車など道具を用意して取り組みました。一年の間に泥やら枯れ葉やら枝やらが、溝に結構たまっています。水分を含んでいるので、重いです。それでも、14人が2グループに分かれて1時間ずつ活動した結果、すっかりきれいになりました。

 農作物を育てるためにも、環境を整えることの重要さを学びました。

 

 

 

ネギの播種

2年生「野菜」

 春に畑へ植付けするため、その準備が始まりました。第1弾は、ネギの播種です。

チェーンポットと呼ばれる苗箱に種を播きます。小さな部屋に分かれていて、一箱264部屋あります。そこに一粒ずつ種を播いていきました。

 ハウス内に小さなトンネルを作り、保温用の温床マットを敷いてその上に苗箱を並べます。25℃前後で管理し、約一週間で発芽します。

一週間後、発芽の様子を観察しました。一人一枚の苗箱を担当しましたが、どれも順調に発芽したようです。発芽率を計算しました。98~84%の発芽率で、いずれも合格。上手に播種できました。

3月いっぱい育苗し、4月になって定植の予定です。

      

  

第24回石川県商業生徒発表会(ビジネス系列)

 石川県で商業教育を学ぶ生徒が集まり、各学校で研究してきた特色ある活動を発表する石川県商業生徒発表会が開催されました。

 4年ぶりに対面で開催され、他校の取り組みや様々な活動を吸収できる素晴らしい発表会でした。

 本校からは校内予選を突破した「しののめ市」メンバーが参加しました。約700人の来賓や生徒の前で発表する大舞台でしたが、七尾東雲高校で学んできた商業教育と農業と連携した活動の様子が伝わる発表となりました。

 3年生の研究を2年生・1年生へ引き継ぎ、今後も七尾東雲高校をみんなで盛り上げていきましょう!

 

 

 

イネの収量調査(農業系列)

2年生「作物」

 2年生は実験用のポットに一人一本の苗を植え、イネの栽培を行ってきました。11月に収穫・乾燥させ、現在イネの収量を調査しています。

 分げつ(枝分かれ)した茎の数や穂の数、穂についたモミの数を調査しました。その後は、穂から籾をすべて外し、水の中に入れて充実した籾と未熟な籾を選別し、さらに籾摺り・精米の工程があります。

 調査した結果では、平均して一ポット当たり76.6本の穂数、大きいもので一穂につき157.1粒の籾がついていました。この結果から、一ポット当たりつまり一本(粒)の苗からできた籾(お米)の数がわかります。計算上では12,033粒になります。

 漠然と「たくさん穫れるんのだろうな」と思っていた生徒も、実際の量と数値を見てびっくりしていました。

 

 

 

 

第8回 総合学科学習成果発表会

 1月12日(木)5・6限目、4階大講義室で、総合学科3年生の生徒達が3年間農業・商業の授業で学んだ専門的な内容の学習成果を発表する総合学科学習成果発表会が行われました。

 総合学科の生徒がお互いの活動を認め合い、学ぶ場となり、他者に伝える表現力やコミュニケーション力が高まる発表会となりました。

 

〈発表会に参加した後輩からのアンケート結果 一部抜粋〉

・スライドがどのグループも見やすいように編集されていてわかりやすかった。

・先輩たちが長い時間をかけて課題に取り組んだ観光ガイドを、私も先輩のように引き継い

でみたい。

・栽培の様子が分かりやすくて、なぜ予想した結果どおりにならなかったのか原因をつきと

めるために、先輩の研究を引き継いでみたい。

・同じテーマだけでなくオリジナリティが感じられて、見ていて面白かった。

 

 さらに、8組中5組が1月20日(金)に行われる七尾東雲高校学習成果発表会にて、保護者や他学科の生徒に向けて探究の内容を発表します。

 

発表内容

 

司会(2年生・3年生)の様子

 

トマトの水耕栽培グループの発表

 

しののめ市グループの発表

 

発表会の様子

 

 

葉物野菜の収穫(農業系列)

2年生「野菜」

 昨年の10月下旬からは、ハウス内でアブラナ科の野菜を中心とした葉菜類の栽培を行っています。小松菜、水菜、チンゲンサイ、小カブ、かつお菜、ホウレンソウ、スイスチャードなどが植わっています。

 3学期最初の実習では、かつお菜と小カブの収穫を行いました。

地際からハサミを入れることやカブの根を切り落とすこと、下葉や傷んだ葉を取り除くこと、収穫の際に周囲の他の野菜を傷つけたり汚したりしないことなどを学びながら収穫しました。

 収穫後は、収穫時についた泥を水で洗い落としたりカブの表面をきれいに拭いたりして、袋詰めの際に見栄えがよくなるようにしています。

 ちょっとしたことで葉が折れてしまったり、傷がついてしまうので丁寧な作業を心がけています。

 

 

 

ビニールハウスの冬支度(農業系列)

2年生「野菜」

 12月に入ると、冬の備えを行わなければなりません。

 草花のビニールハウスでは、一足早く対応していました。生徒を連れてハウス内を観察させます。今までとの違いを聞くと、「竹の支柱がしてある」とすぐに気づきました。支柱をする理由を聞くと、しばらくして「雪の重さでハウスがつぶれないようにする」と答えてくれました。

 野菜のビニールハウスでも対応が必要です。3人一組になって、脚立を用いながら支柱を立てる作業を行いました。安全に気を付けて、脚立を使う際はストッパーをかませること、落ちないように下で支えること、などを確認し、2棟分の支柱を立てました。

 生徒は、雪の対策としてこのような工夫をしていること学びました。

 

 

 

ダイコンの収穫(農業系列)

1年生「農業と環境」

 年度後半の栽培実習はダイコンです。9月13・14日に播種し、27・28日にかけて間引き・追肥をしました。そして11月22日には14Hのメンバーが収穫を行いました。

 一人当たり3本を育てました。天候に恵まれたこともあり、全体として順調に生育しました。収穫のやり方を聞いた後、実際に抜いてみます。が、なかなか思うように抜けません。「せんせ~、抜け~ん!」「どこ持てばいいがん?」「重たぁー」「でっか~っ」「誰かの足みた~い」などと口々に言いながら、賑やかに作業が進みました。中には生育が進みすぎて、割れたり空洞ができたりしたものもありました。

 収穫後は水洗いし葉を切り落として、各自長さと重量を測りました。平均2.5㎏、大きなものでは3.2㎏長さが55cmになるものもありました。

 それぞれ2本ずつ家に持ち帰りました。みんなどんな風にして食べたのでしょうね。

 

 

 

総合的な探究の時間「和倉温泉御便殿ツアー(モニターツアー)」(ビジネス系列)

 10月31日(月)に七尾市の和倉温泉にて、本校総合学科の「観光ビジネス」を選択している生徒と和倉温泉観光協会と共同で「和倉温泉御便殿ツアー」のモニターツアーを実施しました。

 5月より準備を行い、ガイドプランの作成やガイドの練習などを経て、今回のモニターツアーの実施に至りました。当日は、午前中は和倉温泉の旅館スタッフの方々を中心とし、午後からは旅行会社や県の観光課の方々を中心に、ガイドを行いました。今後は、今回のモニターツアーで出た意見を参考に和倉温泉観光協会とさらにブラッシュアップし、商品化にむけたプランの作成へと進めていきます。

 

生徒の感想

・ガイドの途中で一般の観光客の方も参加する場面があり、実践的な活動になり良い経験となった。

・緊張したが、最後まで笑顔でガイドすることができた。

・ミスなくガイドをこなせた。今日の振り返りをしっかり行い、よかったところや改善点を次の2年生メンバーに伝えていきたい。

 

 

 

ダイコンの収穫(農業系列)

 秋の収穫も本番を迎えました。今回はダイコンです。

 品種は「あじまる」といいます。加賀野菜の一つ“源助ダイコン”の系統で、形は太く長さは短いのが特徴です。

 しっかり植わっているので、抜くのが大変です。収穫してみると、「太っと~い」「ずんぐりむっくりや!」「短かっ」「なかなか抜けーん」と声が聞こえてきます。太さは10㎝以上、重さを測ると平均1.46㎏ありました。

 きめが細かく味がしみこみやすく、おでんなどの煮物に最適だといわれています。一人一本ずつ持ち帰りましたが、味わった感想をぜひ聞かせて下さい。

 

 

イネの刈り取り(農業系列)

 2年生「作物」 

 一人一ポットずつイネを育てその生育を観察してきましたが、10月26日、いよいよ刈り取りを迎えました。片手では持ちきれないほどに増えた茎の束をノコギリ鎌で刈ります。「一本の苗からこんなに大きくなってびっくりしており、中には思うように刈り取りできず、手こずる生徒も見受けられした。刈り取ったイネは束ねて2週間ほど乾燥させます。

 「一粒一本の苗からどれだけのお米が実るのか」がテーマです。定期的に草丈や茎数を数え調査してきましたが、乾燥後は穂を取って一穂にどれだけの籾がついているのか調べます。