日誌

2024年6月の記事一覧

6/6 仮設住宅の皆さんと花植え

 6日(木)、今朝も快晴です。校門のつつじが今日も輝いて見えます。先日植えたバケツ稲もすくすく育っているようです。舎を回ると、早速早い時間に登校した1・2年生が、協力して保健委員会が企画した歯のクイズに挑戦し、走り回っていました。朝から元気に活動する児童の姿に元気をもらいました!

 今日3~4限目に、ホームセンターを経営されているカインズ㈱様の「寄せ植えプロジェクト」の一環で、本校にて、本校児童と仮設住宅等にお住いの皆さんで寄せ植えを行いました。カインズ㈱様は1時間前からご来校され、6名のスタッフでてきぱきと準備をしていただきました。仮設住宅等にお住いの14名の皆さんと14名の児童で、一緒に花苗を植えることができました。

 植え方の説明を一通り聞いた後、児童は来ていただいた皆さんと協力して楽しそうに花を植えていました。「あーすればいい。」「こうすればいい。」と話し合いながら植える様子は本当に微笑ましい光景でした。

 植えたプランターは、校舎と仮設住宅の間に並べて置きました。平日は児童が、土日は仮設住宅等の皆さんが水やり等を行う予定です。一緒に手をかけて一緒にたくさんの花を咲かすことができたらいいなと思います。今回をきっかけに、今後も児童と仮設住宅等にお住いの皆さんが定期的に関わる活動に取り組んでまいります。7月には、仮設住宅集会所で子どもたちが準備したプログラムで関わる活動を計画中です。お楽しみに!

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6/5 素敵な贈り物

 5日までに、またまたたくさんの素敵な贈り物が届きました。

①新居浜市より、トイレカー及びお菓子

 今まで飯田小学校で使用されていたトイレカーが本校駐車場に設置されました。現在使用中のトイレカー等不都合があった場合、児童及び職員のみで使用予定です。あわせてお菓子もいただきました。

②滋賀県・長田様より、本2冊…鼓笛パレードのニュースを見て、お送りいただきました。

③匿名の方より、バームクーヘン・ドーナツ…どちらも給食時に食べる予定です。

④静岡県小児科学会より、本一式…一度本をいただいた後、更に追加でいただきました。

 皆様、素敵な贈り物本当にありがとうございました!

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6/5 4~6年体育交歓会

 5日(水)、市内の4~6年生が集って体育交歓会が行われました。例年1学期に、各校で体力テストが行われますが、各校のグラウンドの状況をふまえ、みんなで集まって50m走やソフトボール投げの記録を測定する会でした。

 

 約120名の児童が4つの班に分かれて、記録を計測しました。加えて、交流タイムでミニゲームをしたり、最後にはみんなでつなひきも行いました。みんなが精一杯各種目に挑戦し、他校の児童と交流できた素敵な会となりました。運営していただいた珠洲市体育教育研究部会の皆様、本当にありがとうございました。

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6/2 やり切った鼓笛パレード

 本校は明治9年に創立、今年度創立148周年を迎えました。6月2日(日)、創立記念鼓笛パレードを無事行うことができました。できるだけいつも通りの教育活動がすすめる、その大切な行事の1つが鼓笛パレードです。本校の鼓笛パレードについて調べてみました。本校の沿革には以下の記載がありました。
◈昭和25年11月22日 銀鈴バンド県1回大会優勝
 銀鈴とは、銀でできた鈴のこと。実際どのような楽器を使っていたのかは想像することしかできませんが、この時代に県大会で優勝したという素敵な歴史があります。このあたりに本校の鼓笛パレードのルーツがあるのかなと想像しました。いつ頃から本校の鼓笛パレードが行われていたのか写真で調べてみると、昭和40年代の写真が出てきました。約60年前、おそらくそれ以前から行われていたことでしょう。

 今年度の本校の児童数は13人。この人数でいつものような鼓笛演奏ができるのかいう不安もありましたが、「もしかしたら今年で最後!」。そのくらいの気持ちで練習に取り組ませ、ぜひ地域の皆さんに元気を届けよう!と気持ちは固まりました。4月中旬から練習が始まりました。子どもたちはみんなほぼ初めての楽器の担当ということもあり、中には毎朝登校するとすぐ音楽室で練習する児童も。ある朝、学校前横断歩道で交通指導をしていると、地域の方から「鼓笛の練習の音が聞こえていますね。その音を聞いてたくさんの元気をもらっています。」との声もいただき、胸が熱くなりました。

 5月中旬からは全校での練習開始。わずか13人での練習ですがその音は子気味よく校内中に響きわたっています。その時、「これで大丈夫!本校の大切な伝統は今年も確実に次へ引き継がれる!」と確信しました。いよいよあと1週間後に迫る中、子どもたちの鼓笛パレードへの思いを確認する場面がありました。思い思いに、気をつけたいことを話してくれました。その様子からは、本校の伝統を守るための力強さを感じたのは、私だけではないと思います。

 当日は朝からあいにくの雨。正院っ子の伝統を守り、正院っ子のパワー=精一杯の姿を見せることで正院町に笑顔の花を咲かせたい!その思いを伝えるにはどうしても仮設住宅の中を、堂々を行進したい!天からの恵みか、パレード開始時刻には雨がやみ、少し晴れ間があるとの予報。子どもたちの思いを地域の皆さんに届けるために、コースを短縮し、仮設住宅の中を行進することができました。仮設住宅の皆さんは、玄関前に出てきて下さりたくさんの笑顔と声援と拍手を下さいました。仮設住宅内をひと回りして、学校玄関前での停止演奏、いつも以上のたくさんの地域の皆さんが子どもたちの演奏を見に来て下さっていました。演奏している子どもたちの姿からは緊張感と熱い思いを感じました。自分たちの精一杯で、最後までやりきった児童は全員笑顔でした。「自分たちも地域の一員。皆さんのために何かしたい!」そんな子どもたちの思いが実現した時間ともなりました。

 当日は、他校で学ぶ児童6名も参加してくれました。みんなの元気な顔を見ることができたこと、心を一緒にして演奏できたことが本当にうれしかったです。

 地震により、失ったものは多くあります。しかし、この経験から学び、感じ、考えることも多くあるように感じます。これからも正院っ子の伝統を守り続けたい!そんな子どもたちの思いを実現できるように、いつも通りの教育活動をすすめてまいります。

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