校長室より「おこらいえ」
とやまPCAMP2024発表会の告知
223日目です
まずはお知らせ
11日(日)富山市オーバードホールで
PCAMP2024が開催されます
公益財団法人 国際文化フォーラム (TJF)主催
10:30 開場
11:00 開演です
これは
日本で暮らすさまざまな
バックグラウンドの中高生たちが
演劇やダンスなどの表現活動を通じて
交流するプログラムです
今回は韓国からも
ふたりの高校生が参加しています
本校からもダンス部の生徒
ふたりが参加しています
初日には花火大会などで
国際交流を深めました
【初日の夜は花火大会】
写真はTJF提供(以下同じ)
【留学生と交流】
3日間の合宿生活を通じて
みんなでステージを創り上げました
【ダンスの練習】
【作品創りの説明を聞く】
本番を明日に控え
今日はステージで最終リハを行いました
【ステージでリハ】
明日は思う存分パフォーマンスしてください
舞台芸術に興味をお持ちの方
教育関係者
中高生の表現活動に関心のある方
国際交流や多文化共生に従事していらっしゃる方
多くの皆様のご来場をお待ちしています
さて今度は神奈川県で大地震です
過日の九州といい
昨日の神奈川といい
ご支援くださった方が
多くいらっしゃいますので
気が気ではありません
今回の被災で
「ほおっておくやさしさ」
もあるのだということを
知りましたので
とりあえず今は
さてさて胸にカードをぶら下げた小学生に
毎朝出会う季節となりました
2028年
ラジオ体操は100周年を迎えるそうです
ラジオ体操には第一と第二がありますが
指先までピーンッと真剣に本気でやると
汗だくになるし相当効きます
昭和14年には
お国を護る強靭な国民づくりを目指して
ラジオ体操第三が始められますが
あまりにハードだったため
その後廃止されています
非公式ではありますが
ラジオ体操第四もあります
こちらはさらに難度が高いです
Youtube でご覧になれますので
体力に自信のある方はぜひ挑戦を
小学生が夏休みに行うようになったのは
神田のあるお巡りさんの発想です
昭和30年の夏休み
子どもたちに早起きをさせるにはどうしたらいいか
署の近くの空き地で始めたそうです
その空き地近く佐久間公園には
「ラジオ体操会発祥の地」の石碑が残ります
模範演技のお姉さん方は
「私の後輩の体操部の娘たちのバイトだよ」
とある体育大学出身の先生が
昔おっしゃってましたけど
今はどうなんでしょう?
私が子供の頃の町内会では
8月1日から10日まで
ラジオ体操が行われ
最終日にはさらに早起きして
3時頃から海辺へと歩く
「あかつき遠足」が行われていました
行き先の鴨ケ浦海岸は
今は地面が隆起して
見る影もありませんが
いい思い出です
思い出をさらに美しく彩るのが
その時見た満天の流れ星です
大人になってわかったのですが
ペルセウス座流星群です
と
ここまで書いて今日は力尽きました
続きはあした
地震お見舞い
222日目
日向灘を震源とする地震がありました
日向灘では
およそ30年から35年の周期で
繰り返し大きな地震が起きています
今回もいわゆるこの『日向灘地震』の1つではないかと
専門家は見ていますが
南海トラフとの関係も懸念され
何とも気掛かりではあります
多くの方からいただいた
「ご恩」を今こそ送る時
まさに「恩送り」の時と
心得てはいるのですが
残念ながら自分のことで精一杯で
今はまだ恩を送る余力はありません
能登半島の場合は道路事情により
行政から「来ないで」という
規制がありましたが
今回はどうなんでしょう
いずれにしても
地震列島に住んでいる以上
日頃からの備えが必要です
今回の被災を通じて
何より大事だと痛感したのは
とにかく命を守ること
そのために
家具が倒れないよう固定すること
物が落ちてこないようにすること
できれば二階で寝ること
備蓄品はその後です
100Lの水を用意したとしても
大容量の自家発電機を用意しても
その前に命を亡くしていては
何にもなりません
阪神淡路大震災の時は
亡くなった方の8割以上の方が
発災15分以内に亡くなっています
つまり15分間さえ何とか生き延びれば
生きる確率が格段に上がるのです
15分間を生き抜いたら
最初の2日間を
自力で生き抜くために必要なものです
極論言えば水と防寒具さえあれば
生きられます
食料は正直要りません
二日ぐらい何も食べなくても死にませんし
そもそも空腹すら感じません
三日目には食料が届きます
こんな道路事情の悪い
奥能登にさえ届いたのだから
きっと大丈夫です
あった方がいいもの第1位は
携帯電話とモバイルバッテリー
でも電波事情により
使えないことも多いです
そんな時力を発揮したのが伝言板
紙とマジックとテープがあるといいです
あったほうがいいもの第2位は
眼鏡またはコンタクトそして洗浄液です
あったほうがいいもの第3位は
車のガソリン
ガソリンスタンドの復旧には
時間がかかります
「ガソリン切れで動けなくなったら」
への恐怖は相当のものです
モバイルバッテリーとしても使えます
日頃からガソリンは満タン近くにしておく
習慣をつけておくとよろしいかと
今日は流れ星の話をするつもりでしたが
急きょ地震ネタです
九州のみなさま
心よりお見舞い申し上げます
つくつくぼうしのサビ
221日目
つくつくぼうしのなく一本松公園の中に
ちびっ子たちの集う海の星幼稚園があります
吹奏楽部が輪島中学校と合同で
演奏会に訪れました
くまさんの顔に見える切り株が迎えてくれます
つくつくぼうしって
「ツクツクボーシ」と歌うAメロ
「ツクツピーヨー」のサビを3回リフレインして
「ツクツピー」とエンディングを迎えます
なかなか歌心ありますね
ところでピヨで思い出しましたが
横断歩道に流れるピヨは
南北方向に渡る 横断歩道に流れます
東西方向はカッコウです
カッコウは
卵を産んだばかりの他の鳥の巣に
自分の卵を産みつけて
その鳥に温めさせるという
なんともあつかましい子育てをします
まあ騙される方もどうかと思い
調べてみると
驚くべき巧妙な仕掛けがあることが
わかりました
まずカッコウは
留守を見計らって卵を産みます
自分が産んだ卵と同じ数の
家主の卵を落として割ります
そして巣の近くに身を潜め
家主が帰ってきたら
鷹の鳴き真似をするのです
かくしてパニック状態になった家主は
卵がすり替えられたことに
気づかないという訳です
さて演奏会の方はというと
ゾウさん カエルの歌 きらきら星など
園児たちのお馴染みの曲で
楽器紹介をしたあと
ドラえもんと
ジャンボリーミッキーを演奏しました
きらきら星で思い出しました
流れ星にまつわる
おもしろい話があるのですが
長くなりそうなので
明日にします
逆境は優れたリーダーを創る
220日目
作家の橘玲氏は
著書『事実VS本能 目を背けたいファクトにも理由がある』の中で
【1】日本人のおよそ3分の1は日本語が読めない(正しく読解できない)
【2】日本人の3分の1以上が小学校3~4年生以下の数的思考力しかない
【3】パソコンを使った基本的な仕事ができる日本人は1割以下しかいない
という驚くべき調査を発表して話題になりました。
この「日本語が読めない日本人」という現実は
広告業界では20年以上前から話題になっているそうです
この結果を見て驚くあなたは富裕層だそうです
最愛の親との離別であったり
虐待を受けていたり
父親から母親へのDV
さまざまな理由で
辛い思いをしている子供達
そんな子供たちもいます
子供たちには何の罪もありません
そんな子供たちに優しく寄り添う団体があります
ビヨンドトゥモロー
一般財団法人教育支援グローバル基金さんが運営する
人材育成事業です
そのビヨンドトゥモローさんが本校を訪れ
自身のつらい生い立ちを乗り越えて
前に進もうとしている全国の高校生や大学生と
今回の震災を乗り越えて
歩き出そうとしている本校の生徒との
交流の場を設定してくださいました
ビヨンドさんは
〜逆境は優れたリーダーを創る〜
を理念に
次世代を担う人材輩出に向けて
さまざまな取り組みをされています
まずは被害を受けた本校の様子を
見ていただきました
生徒同士の交流では
僕らの街は僕らが創る
「街プロ」で取り組んでいる内容を
紹介し新たな視点でのアドバイスなどを
いただきました
以下に生徒たちの感想を記します
まずは「海辺で映画を流したい」グループ
「聞けば聞くほどおもしろそうで映えそう」
「最初の想いを大事にして達成してほしい」
次に「復興の花火をあげたい!」グループ
「できないかもしれないでなくとにかくやってみよう
その考え方が素晴らしい!」
「熱いパッションが見えて刺激をもらいました!」
「自分たちでクラファンしているとかすごい!」
クラウドファンディング募集中です
よろしくお願いします
https://camp-fire.jp/projects/view/778271?utm_source=qr_code
次のグループ
「どれだけ人を巻き込めるかが勝負なので頼って!」
「 横浜と違って時間の流れがゆっくり感じた
人の表情が豊かに感じた
窓から差し込む光が輝かしく感じた」
素敵な感性をお持ちですね
そして「子供の交流場所を増やす!」グループ
「プロジェクトの斬新さを感じました」
いろんな立場からの意見を聞くことができ
全てのグループが
これからの活動の勇気をもらったと感じました
ありがとうございます
最後に一緒にお昼を食べました
生成AIを学びました
219日目
「生成AIにおける日本の教育現場の今とこれから」
Google For Education の日本総括 小出 泰久 氏から
お話を聞く機会をいただきました
変動性 不確実性 複雑性 曖昧性 の時代を生き抜くための
力強いご講演をいただきました
続いて活用支援をしていらっしゃる上原 玲 氏から
AIとは?
人間の知能を模倣するよう訓練されたコンピュータ
AIは第一世代から順に
「考えるのが早いAI」
「ものしりなAI」
「データから学習するAI」
と進化してきたそうです
今では全国の学校でも教育に取り入れられ
例えば
カリスマきゅうり農家ばあちゃんの
きゅうりの等級分けに活用したり
呑んだアルコール量を測定して
じいちゃんが飲みすぎないようにしたり
開いたページに合わせたBGMが流れる
図書館を作ったり
生徒たちの様々なアイデアを具現化する
多くの取り組みがなされています
現在Googleでは
生成AIツール「Gemini」の提供を始めています
しょーもない質問には
テキトーな回答しか返ってこないけど
活用の仕方によっては
無限大に可能性の拡がるツールです
Google には
AIの活用に求められる
①学習データ
②データを検索するエンジン
③生成AIモデル
④生成AIを動かす端末
⑤データを処理するプロセッサ
の5つの要素を全て自社で準備することができる
という強みがあります
さらには
①社会にとって有益であること
②不公平なバイアスの発生、助長を防ぐ
③安全性を念頭においた開発と試験
④・・・
など7つの理念に則った開発が推進されています
今後教育の場面で活用するとしたら
①議論やまとめの過程で足りない視点を見つけ議論を深める場面で
②英会話の相手やより自然な英語表現の改善を図る
③自ら作成した文章をよりよいものへ昇華させる目的で
が主として考えられるものです
質の高い回答を得るには
①ペルソナ
②タスク
③フォーマットトーン
④コンテキスト
⑤例
を意識するとよいそうです
今回被災して困ったことで
最新テクノロジーでこんなことができたら
助かったのに
ということが少なくありません
創造的復興にどう活かしていくかを追求しながら
長期的展望に立った
未来の教育への提案を被災地からできればな
と思います