校長室より「おこらいえ」
今年は素数ゼミ大発生の年
59日目
59は素数です
素数とは
1と自分自身の他に約数を持たない数
つまり1と自分自身以外の数では
割りきれない数のことです
たとえば2、3,5、7、11・・・
こうやって数えていくと
59は小さい方から17番目の素数
この17も素数です
素数ゼミってご存じですか?
たとえば17年ゼミというのがいて
17年間土の下で暮らし
17年目に外にでて飛び回り
子作りをして一生を終えます
17年に一度大発生をします
前回アメリカ東海岸北部で
2007年に大発生をしました
13年ゼミというのもいて
こちらは前回アメリカ東海岸南部で
2011年に大発生をしました
ということは2024年つまり今年
アメリカ東海岸の北部と南部が交わるあたりには
その両方が同時に大発生して
とんでもないことになると予測されています
17と13は互いに素
つまり1以外に共通の約数を持たないので
最小公倍数は17×13=221
前回の同時大発生が起こったのは221年前
つまり1803年のことです
このときの記録によると
ゼミの抜け殻で地面が覆い尽くされたそうです
地震もこれぐらい
正確に予知できるようになるといいですね
ちなみに歯車を組み立てるときは
必ず歯の数が互いに素になるもの同士を
かみ合わせるのだそうです
そうでないと公約数の歯の部分に負担がかかり
欠けやすくなるのだとか
「俺は社会の歯車になんかなりたくない!
素数なんか勉強して何の役に立つんだ!」
と息巻いているきみ
素数すら知らないきみは
社会の歯車にすらなれないよ
なんて昔よく言ったなあ
そんな全然言うこと聞かなかった教え子が今
被災地の中で一生懸命走り回っている姿を見ていると
なんだかうれしかったりします
今日は小学校に
マジシャンルパンさんが来てくださって
マジックショーをしてくださいました
こどもたち大喜びでした
ありがとうございます
自分も見たかったのですが
今日は
鼻からスイカがでるくらい
忙しかったので
残念ながら写真はなしです
今日の「PRAY FOR JAPAN」
誰かに頑張って欲しいと願うなら、
100回『頑張れ』と言うよりも、
自分が1回頑張った方が伝わる。
自分たちが、頑張ろう。
2月27日 絆の日
58日目
2月27日は「絆の日」だそうです
2月14日の「バレンタインデー」と
3月14日の「ホワイトデー」の中間であることと
2人のきづ(2)な(7)
【2人の絆】とかけて
恋人同士の絆を深める日として
結婚カウンセラーさんが設定したようです
「冬の恋人の日」ともよばれるのだとか
被災以来、人と人との絆を感じています
先日 山椒魚のピアノを助けてと呼びかけたら
ピアノは運べんけど壁ぶち抜くのはまかしとけという名人と
壁ぶち抜く名人を紹介するよっていってくれた保護者
ピアノを運ぶプロ紹介したげるよっていってくれた楽器屋さんに
楽器屋さんに相談しとくよっていってくれた宴会部長に
宴会部長に助けてあげてっていってくれたカウンセラー
いろんな人に助けられて
山椒魚脱出できそうです
今日はお昼の2時頃に大きな余震が2度
そのとき小学校3年生の授業を
廊下から眺めていました
揺れたとたん
先生の指示よりも早く
全員が机の下へさっと身を隠しました
その間 おそらく
1秒かかってなかったと思います
同じく廊下にいた小学校の先生といっしょに
思わず拍手をしてしまいました
そのくらい見事な避難行動でした
ただ小学校の先生は
こんなことが上手になるなんて
かわいそう・・・
と複雑な面持ちでした
卒業式が近づいてまいりました
金沢市の音楽堂で行います
輪島から送迎バスを運行します
予約した3年生とその保護者のみご利用できます
自家用車でお越しの方は
駐車料金をご負担願います
1,2年生へは動画配信しますが
直接来たい人は入場できます
できる範囲でかまいませんので
制服等、式にふさわしい服装で来て下さい
式には報道各社も入ります
映りたくない卒業生は
あらかじめ学校までお知らせ下さい
式ではひとりひとりに卒業証書を手渡します
当初の予定終了時刻よりも遅くなります
あらかじめご了承ください
輪島行き復路バスの予定出発時刻は16:30となります
今日の「PRAY FOR JAPAN」
じいちゃんが電話で言っていた。
『お国のために電気を消すのも
燃料を節約するのも全く苦ではない。
今回は空から爆弾が降ってくるわけではない。』
日本で2番目に高い山知っとるか?
57日目
「日本で2番目に高い山知っとるか?
俺も知らん!」
これは 自分が昔 練習試合等でお世話になっていた
ある高校野球の監督さんの言葉です
滋賀県から何度か甲子園に導いた実績をお持ちなので
重みのある言葉です
「だから一番を取れ!」という意味です
一番でないとダメなんですか?
というご意見もおありかと思いますが
一番でないと得ることのできないものもある
一番を取ったこともない自分が言うのもなんですが
そう思います
富士山のように
自分だけの力で一番を取れるのは
限られた人でしょう
でも決して一番でなくても
一番に負けないくらい
みんなに認められる存在になることはできます
それが
群馬が誇る名山「赤城山」です
多くの方に知られる「赤城山」
しかし「赤城山」という山は実際には存在しないのだそうです
黒檜山、駒ヶ岳、地蔵岳、長七郎山、小地蔵岳、鍋割山、荒山、鈴ケ岳
などの山々の総称が「赤城山」です
それぞれに特徴を持った山々が集まって
全体で輝いているのです
現在、高校は
一年の中で最も忙しい時期です
大学入試に向けての進路指導
高校入試に向けての準備
学年末の試験と成績処理
そして新年度の準備
今年はそれに加えて
避難所運営や
小中学校への校舎提供
学校行事もこれまでのノウハウが全く使えず
全てをゼロから作り上げています
大学入試への指導を進路指導主事が
卒業式の計画を総務主任が
高校入試の準備を教務主任が
しかも今年は入試会場が輪島と金沢の2ヶ所
授業も対面とオンラインを並行させて
それぞれの専門性や能力を発揮しながら
先生方が全員で輝いています
特に頭が下がるのが
実家が金沢や加賀方面にある若い先生方です
実家にいれば何不自由なく
暮らせているはずなのに
水道が復旧しないのでお風呂に入ることもできず
アパートが傾いているので車中泊している先生も
買い物もかなり制限のある中 炊きだしの食事でしのぎ
それもこれもただ生徒のためだけに
必死に耐えて頑張ってくれています
その責任感とプロ意識
自分はひたすら見守ることしかできません
心の底から感謝です
富士山が堂々とそびえ立つように
強いリーダーシップでぐいぐい引っ張ることはできない校長ではありますが
献身的な先生方が
見事な「赤城山」をつくり出しているのです
今日の「PRAY FOR JAPAN」
母「ホッカイロ逃げたぁ」
妹「逃げてないよ♪」
母「あ、いたいた☆」
停電中、家族で一つのふとんに入り、
あったかい娘の足を探すかわいい母なのでした。
悲しい調べの「まれぞら」
56日目
今日は音楽の話から
ドミソの和音は明るく元気な調べです
起立礼着席 チャーンチャーンチャンの
最初の和音
Cメジャーコードといって
楽しい曲の伴奏や旋律に使われます
ドミソの和音の
ミの音を半音下げてミ(フラット)に
つまりドbミソにすると
Cマイナーコードといって
一転暗く悲しい響きに変わります
簡単にいうと
明るく元気な曲でも
曲中のある音を半音下げるだけで
暗く悲しい曲に変わるというわけです
少しずつではありますが
金沢と能登を繋ぐ大動脈
のと里山海道の復旧も
進んでいます
先週ぐらいに片道復旧した別所岳付近に
おとのみち「希空(まれぞら)」があります
土屋太鳳さんが
輪島高校の高校生という設定であった
NHKテレビ小説「まれ」の
主題歌「希空」のメロディーが
聞こえてくる道です
道に細かく溝が刻まれていて
その上をタイヤが通ると音がします
溝の幅が狭いと高い音
広いと低い音がして
一定の速度で走ると
音楽に聞こえるという仕組みです
車の速度によっても音程が変わり
早く走ると音程が上がります
今回の震災で
ところどころ減速をしなければならない箇所があり
明るく元気な曲であるはずの「希空」が
なんだかもの悲しくなって聞こえることに気づいた方
他にいます?
さて今日は国公立大学の2次試験の日です
1月以来厳しい環境の中
頑張ってきた3年生
どうか落ち着いて
力を発揮してきてください
今日の「PRAY FOR JAPAN」
娘三歳がぬいぐるみ達を
うんしょ、うんしょと、どこかに運んでいた
「じしんがくるから、みんなひなんしたの」と言う
しばらくして、さて寝るかとパパの掛け布団を開いたら
ぬいぐるみが全員寝ていた
思わず吹き出した
そしていつもパパと寝ている娘三歳が「ここが安全」と
思ってくれていて嬉しかった
山椒魚を助けてください
55日目
世間は3連休の真っ只中
被災地への配慮からか
石川県への観光客数が激減していると
報道されています
金沢界隈を歩いてみると
日本人観光客の姿はほとんどなく
インバウンドばかりが目立つと聞きます
東日本大震災で日本中が自粛ムードの時
東北の造り酒屋のご主人が
「日本中のみなさん
こんなときだからこそ
我々の作ったお酒をどうぞ呑んでください」
とおっしゃっていたのを思い出します
日本中のみなさん
一部を除いて石川県は元気です
遠慮なさらずに
どうか観光にお越しください
みなさんが来てくださることが
復興に繋がります
私はといえば
1月4日のブログで紹介した
「奇跡の一軒家」に入り込んで
家財の整理をしています
ほとんど使い物にならないものばかりですが
このまま取り壊される家と一緒に
処分されるのがかわいそうで
せめてきれいにしてあげて
と無駄な努力をしています
このブログを読んでくださる方に
お知恵を借りたいことがあります
グランドピアノを運びだす方法を
ご存知の方いらっしゃいませんか?
「奇跡の一軒家」は
火災地区の東の端にあるのですが
西の端に両親が住んでいた家が
これまたギリギリで燃え残っているのです
家は傾き
取り壊されるのを
待つばかりなのですが
運び出したいピアノはこの中にあります
娘たちが練習していたピアノです
ただピアノを入れてから
家の改修をしたため
部屋の出口がピアノより小さいという
井伏鱒二の「山椒魚」状態なのです
壁をぶちぬけばいけそうですが
そのはずみで家が倒壊しそうだし
このまま家と一緒に取り壊される
その前に運び込むことができれば
奇跡のピアノとして学校において
ストリートピアノにしたいなと
考えてはいるのですが
どなたかぜひお知恵を
瓦礫の中のランドセルとお洋服
54日目
卒業式のシーズンが近づいてきました
東日本大震災の6年後
横浜のある小学校の校長先生が
こんなご挨拶をなさいました
6年前、みなさんと同じように
小学校の入学式を心待ちにしていた子がいました
幸い家族は全員無事でしたが
津波で家は跡形もなく流されてしまいました
お母さんは瓦礫の中から
泥だらけのランドセルを見つけ出し
水で洗いました
もちろん水道が復旧していないときだったので
貴重な溜め水できれいにしました
でも完全にはきれいになりませんでした
そんな子のために新しいランドセルが寄付され
ピカピカのランドセルでその子も入学式に向かいました
話はここからです
実は入学式の翌日から
その子が背負い続けたのは
ピカピカのランドセルではなく
お母さんが必死で洗ってくれた
瓦礫の中のランドセルだったのです
「おかあさん 6年間ありがとう
おかあさんが洗ってくれたランドセルで
学校に通ったから頑張れました」
卒業式でそう言ったそうです
この子
今20代後半ぐらいですかね
今まで何人もの
東北地方からのボランティアの方に
お会いしたので
もしかしてその中にいらっしゃったかも
先日、奇跡の一軒家に忍びこんで
瓦礫の中の
桐のタンスの中から
娘たちが小学校の入学式や卒業式で着ていた服を
引っ張り出してきました
桐ってとてもよく水を吸う木材で
しかも水をかけると隙間なく膨張して
中の衣類をしっかりと守るのだそうです
だから中の衣類をきれいなまま
持ち出すことができました
大事なお洋服燃えてしまった方
いらっしゃいませんか
よろしければ差し上げます
輪島高校校長までお声かけください
今日の「PRAY FOR JAPAN」
2011年3月11日に生まれた子供の名前には
『希』『明』『愛』『心』という文字が
多く付けられているそうです
山中毅選手の栄光のプール
53日目
輪島高校の卒業生には
ふたりのオリンピック選手がいます
最近ではピョンチャンオリンピックに
スケルトン競技で出場した
小口(旧姓大向)貴子選手
古くは昭和31年メルボルンオリンピック
なんと現役3年生の山中毅選手が
銀メダルを獲得したのです
当時の山中選手が練習していたと言われるプールが
鴨が浦という海辺にあります
なんと岩をくり抜いて作ったプールです
中には天然の海水が…
波が荒れれば危険で使えなくなるプールです
岩と岩の間に縄を張ってコースを作り
ストップウォッチがないので
ヒモに石をくくりつけて
タイムを測っていたそうです
自分の物理の記憶が正しければ
40cmの振り子が8回ふれれば
たしかちょうど10秒になったはず
今日はそのプールを
震災後どうなったか訪ねてみました
途中の道は完全にがけ崩れで進めません
岩づたいに歩いて行くことにしました
とはいえ実はここはもともと海の底
今回の地震で海底が4mも隆起して
現れた部分です
幼い頃輪島で過ごしたみなさん
亀岩まで歩いて行けるようになりましたよ
たくさんの干からびた
ヒトデやイソギンチャク
かわいそうに
今回のは
何百年に一度の地震ではなく
何万年に一度の地殻変動なのでは?
地学基礎の問題にあった気がします
ようやく辿り着いた
伝説のプールがこちら
こちらも隆起の影響か
中には水が全くありませんでした
今日の「PRAY FOR JAPAN」
母にTwitterを見せた
「自分たちよりも若い人たちが
こんなにも支えあって日本を守ろうとしているなんて」って
感動して泣いてた
私たちがやっていることは間違いじゃない
意味のあることなんだ
手書きって想いが伝わりますね
52日目
兵庫県たつの市立御津小学校の皆さんから
かわいい寄せ書きをいただきました
小さい子の描くお母さんの前髪って
左上の子の絵みたいに
いつだってぺちゃんこなんですよね
昔なんでかなと思っていたんですけど
ある時ふと気づいたんです
小さい子はいつもお母さんを見上げていて
下から見ると
お母さんの頭って前髪しか見えなくて
ぺちゃんこに見えるんですよね
子供ってほんとうによく見ています
この絵は避難所に飾っておきますね
たくさんの人を元気にしてくれると思います
3月末になると先生方の異動が始まります
生活拠点がないため
輪島を後にしなければならない先生もいて…
かといって代わりに輪島に入る先生もなかなか…
そんな中
現在輪島高校に勤めているある先生から
手紙をいただきました
言葉で言うより想いが伝わる
不思議な力が手書きの手紙にはありますよね
嬉しい内容だったので
手打ちですが紹介します
「…前略…
今回わたしは子どもたちとしばらく
輪島を離れていますが
数年後この子たちが大きくなったとき
『輪島でよかった』と思ってもらえるよう
復興に力を注ぎたいと考えています
友人や知り合いが奥能登を離れていったり
色んな葛藤や不安も感じましたが
自分が輪島にできることを
少しでも返していきたいと思っています
どれだけ輪島高校の力になれるかわかりませんが
精一杯働きたいと思います
わたしは輪島が好きなんです
『輪島高校で働きたい!』
ということが伝われば…」
今日の「PRAY FOR JAPAN」
今、日本には電気が足りない
そればっかりはどうしようもない
それを補うのは、みんなの元気だ!
笑顔だ!にっこり笑って!
そしたら、こんな状況だって余裕だよ
おはようございます!
「PRAY FOR JAPAN」は
東日本大震災発生のわずか12分後から届き始めた
祈りのメッセージを集めたWebサイトを
書籍化したものです
震災当夜
停電中の一時避難所にいた
20歳の大学生によって
立ち上げられたものだそうです
毎日その中からひとつずつ紹介しています
卒業式ここで行います
51日目
3月1日の卒業式
今日は会場の下見と打ち合わせに行って来ました
学校の体育館は未だ自衛隊の駐屯基地
文化会館も資材置き場となっているということを聞き
今年の卒業式は金沢市の音楽堂で
執り行うこととしています
金沢駅東口を出て右側
玄関入って右手コンサートホールへ
エスカレーターで2階へ進みます
お弁当持参の場合は
ロビーでいただくこともできますが
金沢駅周辺には美味しい店がたくさん
発災以来ずっと避難食の方もいらっしゃるでしょう
たまには贅沢なさってください
そして会場がこちら
輪島からの送迎バスも出します
詳しくはこのあとご連絡します
例年通知簿に同封してお送りしていますが
郵便事情のこともあり
このホームページあるいは
一斉メールでお知らせします
今日はひとりぜひお会いしたい方がいて
金沢市内の避難所の方にも足を運びました
以前輪島高校の避難所にいて
その後次の避難先へと変わって行った方から
手紙が届いたので尋ねてみました
手紙の消印は2月8日
10日ほどしてようやく届いた手紙には
輪島高校が学校として運用されることを知り
真っ先に手を挙げて
学校を空けてくださろうとしたこと
その後避難所を変わってほしいとお願いされる度に
他の方が移るのは大変だからと
率先して手を上げてきたことが綴られていました
現在なんと5カ所目の避難先だそうです
その度
食事がもらえないなどの
様々な困難を抱えながら
病院に通うことのできない方への
お薬の世話をしてくださったり
言葉のわからない外国人被災者の
話し相手になってくださったり
していたようです
さぞかし大変だったろうなと思ったら
その度に素敵な出会いがあって
楽しんでいらっしゃるとのこと
素敵な考え方ですね
今日の「PRAY FOR JAPAN」
避難所で、4人家族なのに
「分け合って食べます」と
3つしかおにぎりをもらわない人を見た
凍えるほど寒いのに
毛布を譲り合う人を見た
生きるということ
50日目
これまでさまざまな偶然が積み重なって
今日まで生きています
1月1日
末娘が2日からバイトがあるからと
夕方実家をあとにして
金沢へ送っていくことにしました
あのとき家にとどまったままだったら・・・
発災後、即、裏山へ駆け上がりました
寒さと暗さで不安になる中
たまたま近くに避難所が開設されて
そこに潜り込むことができたけれど・・・
大津波警報が解除され
真夜中車で帰ろうとしたとき
末娘が必死に止めそれに従いましたが
無理に帰ろうとしたら
きっと崖に落ちるか何かに衝突して・・・
なにより震災が
授業中に起こっていたとしたら・・・
考えるだけで恐ろしくなります
「生きる」って不思議です
だからこそ「生」って言う字には
これまで生きてきた人が
いろんな思いを込めて
さまざまな読み方が生まれたのでしょう
「生花を生甲斐にした生え抜きの生娘
生絹を生業に生計立てた
生立は生半可でなかった
生憎、生前は生まれてこの方
生涯通して生粋の生だった」
15回登場する「生」の字は
全て読み方が異なります
今日もさまざまな方から
支援の手を差し伸べていただいています
ライオンズクラブを介して
香川県立多度津高校の
海洋食品科食品科学コースのみなさんから
学校で商品開発された
チーズケーキ缶詰を送っていただきました
以前から非常食としてのご飯の缶詰を備蓄されるなど
防災意識の高い取組をされています
チーズケーキはほっとします
本当にありがとうございました
以前,多額のご寄付をくださいました
横浜の有限会社カイトさんが
今度は直接お越しになり
避難者と、学校に通う子どもたちに
お菓子の詰め合わせと焼き芋のプレゼントです
焼き芋は800食ほど一瞬でなくなったそうです
みんな大喜びでした
支援物資もたくさんいただきました
今日の「PRAY FOR JAPAN」
亡くなった母が言っていた言葉を思い出す
「人は奪い合えば足りないが分け合うと余る」