校長室より「おこらいえ」

「めんそーれ」vol.3 石川の海に見送られ

高松パーキングで休憩

 

 

 

 

 

 

道の向こうに青い海

去年行った先輩から

「沖縄の海綺麗やぞ」って

教えてもらったみたいです

でも先輩曰く

「輪島の海の方がいい匂い」

慣れ親しんだ海の匂いって

あるんですね

 

 

 

 

 

 

「めんそーれ」vol.2 バスの中

地震の爪痕残る道を行きます

 

 

 

 

 

 

 

バスの中では

「ひめゆり」のビデオで

事前学習です

 

 

 

 

 

 

生き延びた「ひめゆり」たちの多くは

教員になったのだそうです

つらい気持ちを経験した人は

つらい子どもたちに

寄り添いたくなるのか

次の時代をつくる

尊い仕事に捧げたくなるのか

 

それから

「さとうきび畑の唄」

これはTBSのスペシャルドラマで

戦争という悲惨な状況の中でも

常に明るく振る舞う

明石家さんまさんの名演が

かえって涙を誘います

 

生徒たちは

「ふーん いい話」

程度ですが

子どもを育てたことのある

先生たちは涙腺崩壊です

 

昔見た

「ライフ・イズ・ビューティフル」

というイタリア映画を思い出しました

こちらも

息子につらい思いをさせないために 

必死で明るく振る舞う

父親の映画です

校長室外より「めんそーれ」vol.1

今日から4日間

校長室より「おこらいえ」特別編

校長室外より「めんそーれ」

 

修学旅行特別編をリアルタイムで

お届けします

 

2年生が3泊4日で沖縄へ

 

出発式では

ビジネスコースの生徒が真っ先に集合

教員からの指示を待たず

自分たちで整列し皆を待ちます

規律正しい旅行になりそうな予感

 

 

 

 

 

 

抜けるような青空の下

元気に出発です

 

 

 

 

 

 

沖縄も悲惨な戦争から立ち上がった地

たくさんの元気をもらってきます

街プロ8&11 子どもの交流場所with野球部

169日目

 

今日も天気の話題から

 

あまり一般的には

知られていないことなのですが

北海道同様

能登半島には梅雨がありません

 

昨日の気象衛星画像を見てわかるように

北東から南西へ向かって伸びる

梅雨前線の影響を受けにくいのです

まるで恐竜が水面から

首だけ出しているようです

 

すっきりとした青空が

広がるわけではありませんが

雨が落ちてくる日は

期間を通してほんの数日です

 

野球部関係のみなさん

この時期練習試合を組むなら

能登で組むべきですよ

 

そんな野球部の生徒たちも関わるのが

今日紹介する「街プロ」です

 

今日の「街プロ」

【福祉④】子どもの交流場所を増やす

 輪島市では現在

 全ての小中学校のグラウンドが

 壊滅状態あるいは仮設住宅が建てられ

 子どもたちが

 跳んだり跳ねたり為る場所がありません

 そのことに心を痛めるグループです

 

【スポーツ①】グラウンドきれいにする

 同じ課題に対して

 後先考えずにとにかく行動あるのみ

 というのがこちらのグループです

 

 輪島高校グラウンドは

 自衛隊の駐屯基地となっていた関係で

 液状化した上にバラスや改良剤が撒かれていて

 とても使える状態ではありません

 

 そこで目を付けたのが

 市内の陸上競技場を

 仮設住宅にするために

 はがした人工芝です

 

 この人工芝を敷けば

 災害ゴミ処理とグラウンド問題が

 一気に解決とばかりに

 業者に頼み込んで

 運んでもらいました

 

 ところが一枚一枚が思いの外重く

 とても人力で敷ける状況ではないことを

 学びました

 

 そこでやっぱり処分しようとしたのですが

 処分に費用がかかるということを

 さらに学びました

 

 輪島市では処分の費用も含めて

 見積もりしてあったそうなのですが・・・

 こちらが勝手に搬入場所を

 変えてしまったばっかりに・・・

 

 難しい話はよくわかりませんが

 とにかく当初の目的の

 子どもたちの活動場所を確保しなくては

 

 そう考えたメンバーは

 自分たちで結局

 グラウンド整備を始めました

 

 小さなお子さんを持つお母さんが

 ある日行政に対して

 「あなたがたは

 こどもたちにひとことでも

 訊いてくださったんですか!」

 と怒りをあらわにしていたのを

 目にしたことがあります

 

 子どもたちの思いを訊いたところで

 結局市民の生活が最優先だから

 結果が覆ることは考えにくいです

 

 でも

 子どもたちに

 「これこれこんなわけだから

 大事な運動場使わせてね」

 という丁寧な説明が

 必要だったのかもしれません

 

 もしかして

 小学校の先生方が

 すでにお話くださっていたかも

 しれませんね

 

 とにかくこのふたつのグループが

 協力しあうことによって

 新しい何かが

 生まれる予感です

天気予報とそのしくみ

167日目

 

梅雨入り間近

 

157日目に予告した

天気予報のしくみです

 

地上に目に見えない

でっかいルービックキューブがあると

想像してみてください

 

1ピースごとのキューブそれぞれについて

その中の温度・気圧・水蒸気量

を測定します

 

そうして

 

まず同じ高度での

隣同士の気圧を比較します

気圧の高い方から低い方へ

風が吹くので

一定時間内での横方向の

水蒸気の移動を予測できます

 

と同時に上下のキューブでの

温度差を比較すると

暖かい空気は上へ行くので

縦方向の水蒸気の移動も

予測できます

 

このように一定時間後の

空気の状態を計算させることで

天気を予測するのです

 

キューブを小さく

そして時間の刻みを短く

設定することにより

より正確な予報が可能となります

 

気象衛星からの

可視画像や赤外画像を

解析することで

本来人間が

近づけないようなところからでも

計算の元になる

データを集めることができます

 

可視画像とは

文字通り人の目に見えるままの画像

雲の厚いところは白く

雲のないところは黒く映ります

水蒸気量の測定ができます

 

 

 

 

 

 

赤外画像とは

赤外線の多いところを黒く

少ないところを白くなるよう

コンピュータ処理した画像です

温度の高いものからは

より多くの赤外線が放出されます

地表に近いほど温度が高いので

低い雲ほど多くの赤外線を放出します

このことにより

どのくらいの高度に

雲があるかを分析できます

 

 

 

 

 

 

このような作業を経て

予想天気図を作ります

 

 

 

 

 

 

そして過去のよく似た天気図を集めて

そのうち何%雨が降っていたかで

降水確率を計算します

決して予報官が

下駄を投げているわけではありません

 

地表だけではなく

上空の天気図も作ります

高層天気図といいます

 

 

 

 

 

 

台風は強烈な渦の

上昇気流を作ります

この渦は上空の空気の薄いところへ

向かって進みます

台風の進路予想の

手がかりのひとつとなります

「台風はいいな

 進路が決まっていて」

と進路に悩む3年生が

昔つぶやいていたのを思い出しました