校長室より「おこらいえ」
TSUTAYA
地震から 371 日目
豪雨から 107 日目
29日からの紅白の準備と中継
撤収作業の後そのまま学校で
NHK別のクルーの元旦の撮影
その後発熱した家族の看病
挙げ句の果てに自分も知恵熱
なんとも退屈しない年越しでした
今は胃と背中以外はどこも痛くない
いたって元気な明日の仕事初めです
さてさて紅白といえば
あのときのネクタイがおしゃれだ
どこで買ったのだと
さまざまな方面から
お問い合わせいただいているので
ご紹介させていただきます
私としては
ブラウン管の向こうで誰か気づくか
試してやれと遊び半分でやってみたのですが
さすがファッションに敏感な方は
見てくださっているものです
着用したのはこんな感じ
イオンのシャツ屋さんで買った
リング込みで1,800円くらいの
とてもリーズナブルな
白とゴールドのおめでたい感じのものです
本来こんな感じで
結ばずにリングで留めるタイプのものです
卒業式とか入学式とか
おめでたい日にいいかなと買いました
実は結び方に工夫があって
エルドリッジノットという
ちょっと特殊な結び方をしていたのでした
NHKといえば
今日から新しい大河ドラマ
「べらぼう」が始まりましたね
写楽や歌麿を世に出した
横浜流星さん演じる江戸のメディア王が主人公
自分が生まれ育った吉原
そこをなんとかしようと
知恵と工夫でなんとかしようとする
蔦重こと蔦屋重三郎の物語です
最近は何でもかんでも
被災地で踏ん張っている
自分たちに重ね合わせて見てしまいます
現代のTSUTAYAはその血筋か?
と思って調べてみたのですが
どうやら直接関係はなさそうです
でも社名をつける時に
あやかりたいという思いは
あったかもしれませんね
今日のシーンでは
老中田沼意次に蔦重が直接
吉原を救う懇願をするシーンが
私たちが中高生の頃は
田沼意次といえば
賄賂ばっかりもらっている
天下の悪老中と習いましたし
今日も賄賂を受け取るシーンが描かれていました
ところが最近の調査では
その評価が大きく変わりつつあるそうです
非常に優れた経済観念に基づいた政治手腕が
高く評価されています
本作品では渡辺謙さんが演じています
今日のシーンでは
蔦重が意次に吉原を救うよう懇願しても
けんもほろろに断られます
その理由はと聞くと
吉原だけでなく江戸の町全体の繁栄を願った
それはそれはスケールの大きなものでした
そして
「他人に物を頼む前に
お前は自分で何かしたのか!」
この言葉は我々被災者が
常に心得ておくべきことでもあります
私が偉そうにいう前に
多くの方がこのことを実行なさっています
だからこの街はきっと大丈夫
さてこの言葉を浴びせられた蔦重は
何か閃いたようです
次週以降が楽しみですね
Grande Maison Paris
地震から 370 日目
豪雨から 106 日目
私にはちょっとした特技がありまして
映画館に入るとモノの数分で
熟睡モードに入れるということです
しかも目を覚ますのは測ったように
ちょうどエンドロールが流れる頃
どの映画を見ても覚えているのは
Pixerのカメラの顔した人が走り回って
「盗撮は犯罪です!」
とやっているシーンだけという
悲しくももったいない結果に甘んじています
「グランメゾン・パリ」見てきました
一瞬たりとも寝落ちしなかった映画は
人生で4本目です
絶望の縁に立たされても諦めないこと
世界中の人がそれぞれの文化を尊重し合い
新たなものを創造する素晴らしさ
今
被災地にとって大切なことが
壮大な音楽と共に散りばめられていて
勇気づけられました
実際のアジア人初の三つ星シェフ小林圭氏が
料理監修をされているだけあって
嗅覚や味覚まで目覚めさせられるような
感動的な映画でした
なんとエンドロールでも泣きました
紅白歌合戦で
わずか数分の中継を生み出すために
大勢のスタッフが時間をかけて
協力している姿を目の当たりにしていたので
次から次へと流れてくるお名前を見ているだけで
映画の中で木村拓哉さんが
スタッフの信用を取り戻すシーンが甦ってきました
一本の映画を創るのに
本当にたくさんの方が関わって
それぞれのお立場で活躍していらっしゃるのだなと
改めて
ひとりじゃたどり着けそうに見えない
はるか遠い道のりであっても
みんなで力を合わせると叶う
そのことを実感しました
だからみなさん
「盗撮は犯罪です」
懲役1年罰金10万円でも安いくらいです
【今日のありがとう】
「全国商い甲子園」の藤原美江さま
大会での復興支援活動誠にありがとうございます
「東北ボランティア有志の会香川」の藤井節子さま
避難所での足湯サービスみなさん和みました
杉村美穂さまはじめ「ほくりくキッチンカー協会」のみなさま
文化祭でのキッチンカー生徒みんな大喜びでした
成田光我様はじめ金沢大学「ボラさぽ」のみなさん
瓦礫の撤去ありがとうございました
本校OBの山岸佳昭様
受験指導のお申し出ありがとうございました
DREAMS COME TRUE のみなさま
何度でも何度でも立ち上がります
作曲家の弓削田健介様
素敵な合唱曲ありがとうございました
今日のありがとう
地震から 369 日目
豪雨から 105 日目
武蔵野音楽大学の全日本音楽教育研究会のみなさま
被災地を元気づけるのに音楽の力は大きいです
今井久美さまはじめカタリバの皆さま
発災当時からずっと寄り添ってくださりありがとうございます
岩手県立盛岡商業高等学校のみなさん
また一緒に販売実習したいですね
読売新聞大阪本社の小国美弥子さま
本ブログのご紹介ありがとうございました
埼玉県の書道家の みつだ きみよ さま
卒業式にの言葉を書にしたためてくださいました
興伸製作所様
スポットクーラー夏場に本当に重宝しました
いしかわあかちゃんプロジェクトの金田様
子どもたちそしてお母さんへご支援くださっています
横浜の青葉フィルのみなさん
素敵な定期演奏会でした
会津北嶺高等学校の 新田 恭平 先生
大好きな贈り物ありがとうございました
帝京安積高校和太鼓部の皆さん 坂本 雄一 先生
富士山では本当にありがとうございました
リベンジ
地震から1年と2日目
豪雨から104 日目
昨日
昨年のあの日あの時と同じ
あの場所へ行ってきました
氣が多く集まる場所「気多大社」
古くは奈良に都があった時代から
北陸の大社として鎮座
大伴家持が能登を巡行したときに詠んだ歌
「之乎路(しをぢ)から
直超え(ただこえ)来れば
羽咋(はくい)の海
朝凪ぎ(あさなぎ)したり
船楫(かぢ)もがも」
が「万葉集」に収められています
リベンジに行ったところで
それがどうした?
って感じですが
心理学的にいうと
嫌な思い出というのは
上書き保存ができるそうです
今日の「ありがとう」
株式会社おもれいの大亀靖治様
支援のお申入れありがとうございました
フリーランス・ライターの福永文子さま
受験生指導の提案と書籍のご寄付ありがとうございました
育英金沢予備校の背戸江美子校長先生
自習室活用と質問対応支援ありがとうございました
大京株式会社様
たくさんのご寄付本当にありがとうございます
寺井町の中西書店の 池上のりこ さま
教材支援や入試対策のお申入れありがとうございました
兵庫県立夢野台高等学校の岩川真美さま
受験生宿泊へのご支援申し出ありがとうございました
蒼開中学高等学校のみなさま
義援活動「蒼海縁日」の開催ありがとうございました
東京の柳澤美樹子さま
受験生宿泊へのご支援申し出ありがとうございました
神戸高校の星野智英実先生
迅速な文房具等のご支援ありがとうございました
長崎県立佐世保中央高校通信制の中島数美教頭先生
いただいた絵本全集 市内合同小学校に贈りました
店先に門松が飾られています
3本の竹の先は斜めに切り落とされていますが
元々はまっすぐだったらしいですね
1572年12月三方ヶ原の戦いで
徳川家康が武田信玄に敗れた年の正月
信玄は家康に
「松枯れて 竹たくひなき あしたかな」
という句を送ります
当時はかなには濁点をつけず
読み手が想像してつけたので
それを受け取った家康は
「竹たぐひなき」と読みます
つまり松平家(当時家康は松平家康)が滅び
明日は類なき武田家の天下である
と読み解き激怒するのです
それを目にした家康の優秀な家来が
門松の竹の頭を斜めに切り落とし
「竹だくびなき(武田首なき)」と読むのです
以来先を斜めに切り落とした門松が
日本中に広まりますが
信玄の故郷山梨だけは
先が平らな門松を飾るそうです
土屋太鳳さんが輪島を訪ねてくれたときの
「まれ旅」
3日(金)18:10よりNHKで
再放送されます
ぜひご覧になってください
あけましておめでとうございます
地震から1年目
1月1日の午前1時
除夜の鐘の鳴らない年明けです
この辺のお寺の鐘撞堂は
軒並み倒れてしまい
本当に静かな年越しです
あの日から1年
あっというまの
何をしていたのか
思い出そうとしても
ほとんど思い出せない
でも何かやっていたんだろうな
こうして生きているのが不思議
たくさんの方に支えられたことだけは
決して忘れてはならないことです
東京の森真悠子さま
真っ先に教材の支援を申し出てくださいました
Humanity First のみなさん
温かいチャイとゆで卵本当においしかったです
愛知の小島量子さま
温かい励ましのメールありがとうございました
東京の毛利泉先生
地震よけステッカー被災民の心の支えになりました
釜石商工高校の金澤広利 元校長先生
先生からのノウハウは本当に役立ちました
manabo の笹倉めぐみさま
新しい時代の教育への提案ありがとうございました
1年間で支援してくださった方を少しずつ
ご紹介させていただきます
さて昨夜の紅白歌合戦
目の前に感動のステージが
繰り広げられました
こちらは最終リハ
カメラ4台
スタッフも40名程いたでしょうか
実は冬美さん
今回のオファーを受け
引き受けるべきか
ずいぶん悩まれたそうです
東日本大震災の際の
ご自身の支援のあり方に疑問を持たれ
また
石川さゆりさん
水森かおりさんなど
能登にまつわる曲を歌う方々の中で
ご自分が本当にふさわしいのか
それでも私たちを元気づけてくださるために
お引き受けくださいました
天の川を思わせる螺鈿の施された
紅掛空色の上品な生地に
銀の七宝繋ぎの刺繍をあしらった
艶やかなお召し物でした
能登の海と空をイメージして
こしらえたお着物もお持ちで
本当はそれにするおつもりだったそうです
津波で被害を受けた方に配慮して
今回のものにされました
細やかな心遣いがこんなところにも
スタッフの方によると
会場へと繋ぐ渡り廊下で
ずっと緊張されていて
会場入りの直前に
「今日は私のコンサートじゃない!
能登の人のために歌うんだ!」
と自分に言い聞かせておられたといいます
出場36回の大ベテランにとっても
紅白というのは特別なもののようです
輪島からの中継キャスターは
ニュースかがのとでお馴染み
NHK金沢放送局の高畠菜那さん
アイドルグループ「ジャンピン」でも
ご活躍されていました
とっても透明感のある方で
あまりにもキラキラと輝いていて
目を合わせることもできないほどでした
本番が終わった後
堪えきれずに号泣
紅白の舞台に大抜擢され
そのプレッシャーの中
やり切った充実感
抑えきれなかったのだと思います
とっても素敵な司会でした
ちなみに「ジャンピン」には
本校生徒の和奏(わかな)ちゃんもいました
最後に会場の皆さんと一緒に撮影です
スタッフの皆さんもお疲れ様でした
朝早くから夜遅くまで
西村チーフプロデューサー?
がテキパキと取り仕切り
前説も大爆笑でした
NHKホールでは
1000人を超えるスタッフが
いらっしゃるそうです
ひとつ勉強したことが…
灯油ストーブに灯油を入れる
キュポキュポってするこれ
何ていうか知ってます?
ドクター中松氏が発明されたこれです
スタッフの方から教えていただきました
「おしょうゆちゅるちゅる」
ひとしきり爆笑したあと調べてみたら
確かに正式名称でした
最後に和歌山ご出身の冬美さんから
観客スタッフ全員に
南高梅の「冬美梅」をプレゼント
ボランティアの先生方も
ありがとうございました
紅白歌合戦
地震から366 日目
豪雨から102 日目
こんな神秘的な虹に迎えられて迎えた
今年最後の日
現在大晦日の夕方6時
今年が終わるまであと6時間
あの日がまたやってきます
もうすぐ紅白歌合戦が始まります
今年は輪島から中継で
坂本冬美さんが
「能登はいらんかいね」を
歌ってくださいます
とここまでは
既に報道発表されていることですが
場所については当日の混乱を避けるために
公開はされていませんでした
もう大丈夫だろうということで
このブログをご覧のみなさんだけに
ちょこっといい情報をお知らせします
会場は輪島高校です
昨日会場設営をすませました
冬美さんの楽屋は校長室の隣
ずっと声出しをなさっています
仕事をしながら
隣の部屋から聞こえてくる
生歌にうっとり
決して妥協はなさいません
プロってこんなものなのだと感心しきり
冬美さんの「恋の予感」
最高でしたよ
リハーサルでは本番さながら
昨日座席を少々追加しましたので
事前受付をされていない方でも
お入りになれます
よろしければお越しください
注意事項
1.お車でお越しの際はJAもしくは市役所をご利用ください
2.上履きをご用意ください
3.防寒対策をなさってください
4.受付は19:45~20:30 体育館で行います
途中入場はできません
5.会場内での飲食は禁止です
お茶お水のペットボトルは持ち込みになれますが
ゴミはお持ち帰りください
6.体調の悪い方 熱のある方はご遠慮ください
7.撮影・録音機器は持ち込まないでください
8.キャラクターやブランド名が大きくプリントされた服装はおやめください
9.テレビに映る可能性があります
あらかじめご了承ください
卒業生の親御さんからこんなメールいただきました
「卒業生の親です。
12月29日土曜日の午後3時頃に北国銀行前の歩道でお財布を拾いました。
中身をATMに居た方達で確認したところ、現金とスイカのカード1枚入っていました。
大人なら他にもカードや免許証など入れているような気がして
学校も近いし何となく生徒さんなのかな??と思いました。
もし探している方がみえましたら、輪島警察署に届けてあるので、お伝え下さい。
黒のファスナーの折りたたみ財布です
PS⋯兄の祐将は矢田先生にお世話になって福井工業大学に合格させていただき有難うございました。
先日北国新聞の発行するアクタスという雑誌の8月号に
福井工業大学の生徒、輪島高校の卒業生として掲載していただきました
輪島図書館にもあったので良かったら見てみてもらえると嬉しいです」
ご親切にありがとうございます
能登はいらんかいね
地震から365 日目
豪雨から101 日
紅白歌合戦の中継のため
輪島入りされた坂本冬美さんを
ワイプラザ内の仮設朝市へご案内しました
本当に気さくな方で
みなさんへお声かけくださり
握手やサインにも快く応じてくださいました
明日の紅白歌合戦で
さらに元気をいただきたいと思います
先日このブログで
大人の学力検査で日本は世界2位だ
という話題に触れたら
金沢大学の轟亮教授が賛同してくださり
よくぞ書いてくれたと
教授曰く
これは大谷翔平の活躍に匹敵する
世界に誇るべきものである
しかも日本国民全体で勝ち取った賞だから
日本全体で提灯行列や
親子三代橋の渡り初めをするくらい
祝福すべきものである
とのことです
教授がその一例を挙げてくださったのは
日本の小学校で
クラスで話し合って合唱の曲を決めている場面
子どもだけでこんなことができるのか
海外の教育関係者は驚くそうです
TOKKATSU(特活)という言葉も
世界に広まりつつあるらしいですしね
私が前任校で
シンガポールの高校と交流していた頃の話です
オックスフォードやケンブリッジに
多くの合格者を出す超エリート校です
しかし集会の様子なんかを見ていると
正直だらしない感じでした
その高校が
日本の規律ある式典
つまり入学式や卒業式の指導を
取り入れたのです
すると生徒の生活様式が
みるみる変わっていくのが
外から見てもはっきりと
みて取れました
OECDとの共創をしていると
日本の教育の素晴らしさをさらに感じます
子どもの意見を取り入れる場面を
多く取り入れていることに
多くの国の方が驚かれます
掃除指導により
身の回りを綺麗に保つこと
物を大切にする公共心が育つこと
東日本大震災の際に
あんなに酷い状態にも関わらず
譲り合いの心を持っていることに
世界中が驚愕しました
今回の能登半島地震においても
そのことは同じです
皆が口に出したいことを口にせず
黙って一歩ずつ進んでいるのです
この事実とともに
先述の日本の教育の素晴らしさを
マスコミの方は
もっともっと伝えていただきたいと
思うのです
日本の先生は
かくの如く
尊いお仕事をなさっているのです
そのことを誇りに思ってもいいし
その仕事を目指す学生が増やすために
教育予算を上げて
教員の給料をその仕事に見合うだけ上げると同時に
教員が授業に集中できるように
それ以外の仕事を担う方の雇用を
推し進める必要があります
熱心でない
ごくごく一部のふしだらな教員のせいで
教員全体の世間の風当たりが強くなることを
非常に腹立たしく感じます
今時忘年会
地震から364 日目
豪雨から100 日
昨日の近江町市場での販売会
担当の山上先生からおたよりが
今日は小雪が舞う中、遠くはるばる岡山県立興陽高等学校、IPU環太平洋大学の学生、教員のみなさんと共同販売を通して交流することができ相互に貴重な経験となりました。
寒さに震えながらオリジナル商品を販売したことは参加した皆の記憶にしっかりと残り、今後の課題の発見や解決に役立っていくだろうと感じました
帰り道、輪島高校の生徒と歩きながら、より良い方法を出し合いました。活発に自分事として意見を次々に出す生徒がとても頼もしく、県の枠を越えた新しい教育がはじまった実感がありました。
もっと「より良く」という思いが通じ合えた一日となりました。
あたたかいコロッケとても美味しかったです
ありがとうございました
それから昨日は忘年会がありました
と言ってもお酒はなしです
高校生の忘年会だからです
お店の予約もなしです
オンラインの忘年会だからです
公用語は英語です
なぜならパリサミットに参加した生徒たちの
忘年会だからです
世界中から参加です
なんて令和な忘年会でしょう
ところで日本以外に
忘年会ってそもそもあるのかな?
気になって調べてみました
英語でなんていうんだろ?
ありました
Year-end Party
今度はYear-end Party で検索
ヒットするのは日本のサイトばかり
日本ならではの伝統を伝えるための
訳語のようです
さらに調べると
台湾の尾牙(ウェイヤー)
中国の年会(ニィェンフゥェイ)
韓国の送年会(송년회〈ソンニョネ〉、送年會)
(韓国では「会」を「え」と読むんですね
日本でも「会釈」と言いますもんね)
東アジアには似たような風習がありました
We wish a merry Christmas
and Happy New Year
クリスマスと正月を
いっしょくたにしているこの曲
昔から違和感を持っているのですが
欧米とアジアでは新年に対する感覚が
全く違うんでしょうね
そうそう
オーストラリアのクリスマスツリーには
てっぺんに
星ではなく太陽が飾ってありました
諸説ありますが忘年会は
鎌倉時代に貴族が和歌を詠む行事として
始まったとされています
優雅ですな
飲み会形式の忘年会が始まったのは
明治時代以降だそうです
企業での忘年会が一般的になったのは
昭和になってから
忘年会になると
やたら高いスペックを発揮する先生って
いましたね
「マジックをします
シルクハットの中に
卵を入れまーす
そしてかぶると…」
本人は鳩を出すつもりでも
酔っているのでグダグダです
顔を生卵がタラー
「それマジックやなくて
単なる我慢やないかい!」
と突っ込まれて終わりです
忘年会といえば「無礼講」
これどこで切れると思いますか
無礼+講
つまり無礼が許されるという意味ではありません
無+礼講
です
「礼講」とは
神様に捧げたお神酒を偉い人から順番にいただくこと
そして神事が終わった後に開かれる宴を
"無礼講"と言うそうです
若い頃無礼講は何してもいいと勘違いして
調子に乗って
髪の薄い校長先生に
「さすが校長先生!
ただ禿げてませんね!」
(「ただ」は輪島弁かな?「だてに」の意)
となでなでしたのは私です
覚えはないのですが
同席していた先生が後で教えてくれました
その校長先生は
今でもお逢いすると
「おー ビン」
(ビンは私のニックネーム)
と言って声をかけてくださいます
スケールの大きな方です
忘年会といえば景品がつきものです
景品のルーツは江戸時代にその記録が残されています
もともと景品というのは
商品やサービスを宣伝するアイテムのことです
その原型は元禄時代
駿河町「越後屋」がはじめた貸し傘サービスです
にわか雨が振ると
店章入りの傘を多くの客に無料で貸し出しました
「江戸中を 越後屋にして 虹が吹き」
という川柳が残されているほどです
「越後屋」は
今でいうところの
三井アウトレットパークの三井グループです
そのサービス精神は
脈々と引き継がれているのですね
さて今回のオンライン忘年会
新型コロナの影響で一気に広まりましたね
私は一度も参加したことがありません
「何が楽しいんだか」という思いを持っていたからです
でも今はそれも楽しいかなと
思いはじめています
というのも現在
輪島と金沢のニ拠点生活をしていて
夜ひとりで呑みながら
このブログを書くことが増えてきたからです
iPad相手にひとりで呟いていても
案外面白いなと感じはじめています
酔ったときの特徴分かりますか?
まず話が長い!
そして話題があちこちへ飛ぶ
実は自分で後で読み返して
面白いと思うこともあります
ほとんどが酔っ払って書いたときのものです
翌朝読み返して
「やばいやばい」と
慌てて消去することもあります
さて今日はどっちでしょう?
チーム桃太郎
地震から363 日目
豪雨から99 日目
岡山と輪島から1日限りの共同出店
興陽高校さん
環太平洋大学さんといっしょに
協力しながら開発した
バスソルト
近江町いちば館広場で販売しました
興陽高校さんが開発した
「玉ねぎドレッシング」と「辛子味噌」
輪島高校「街プロ」で開発した
「猫も食べられるお菓子」
各校オリジナル商品も販売しました
たくさんの方が買ってくださいました
売上の一部は
復興支援に充てさせていただきます
遠く岡山からありがとうございました
岡山から来てくださった高校生は
寒い中大変だったろうなと声かけすると
降りしきる雪に
「こんなの初めて!」
と大はしゃぎでした
岡山といえば桃太郎
教育研究家の妹尾昌俊氏は
チームとして機能していない学校組織を
面白く例えています
犬「桃太郎さん どの鬼退治したらいいんすか?」
猿「きび団子ぐらいでこき使いやがって」
雉「サルがどっか行っちゃいました」
指示待ちの犬
やる気ゼロの猿
そして傍観者評論家の雉
これでは上手くいきません
おかげさまで輪島高校では
発災以降
先生方一人ひとりが
それぞれの強みや個性を活かしながら
リーダーシップを発揮し
お互いによい影響を与え合って
一年間を終えようとしています
通常業務以外の仕事が
通常業務以上に押し寄せる中
不平も漏らさず愚痴も言わず
私の耳に入っていないだけかもしれませんが
少なくとも耳に入る前に
みなさんで処理してくださり
感謝の心で一年を終えようとしています
今日から年末休暇
どうかご家族そして大切な方と
ゆっくりお過ごしください
とはいっても大晦日のしかも深夜に
何人かにボランティアをお願いしている
ブラック校長でした
ブラックにまつわる小咄を一席
「俺の仕事ブラックやねん」
「何ゆうてんねん
仕事があるだけマシやないかい」
「せやな
そういやおまえムショクやったな」
これ文珍師匠がおっしゃっていました
ところで桃太郎伝説にはネタ元があって
吉備(きび・岡山県)に伝わる
温羅(うら)伝説がそれです
一説によると
温羅とは百済(くだら)の王子で
吉備へとやってきて
製鉄などの技術を伝え
一帯を支配した一大勢力の首領です
対抗勢力の崇神(すじん)天皇が
征伐のために派遣したのが
吉備津彦命(きびつひこのみこと)と
その家来の豪族
犬飼県主
鳥飼臣
猿女君です
温羅が拠点としていたのは鬼ノ城
鬼ヶ島ではなく山の上のお城でした
この城は50年ほど前に発見された城跡で
それまで土に埋もれていたものです
鬼ノ城めがけ吉備津彦は2本の矢を同時に放つと
うち1本が温羅の目に命中
流れる血が川となりました
それが今も岡山県を流れる血吸川
今は透き通った水が流れているそうですが
当時は温羅が営む製鉄により
酸化鉄が流れて
真っ赤な川だったのかもしれません
石川県には金腐川(かなくさりがわ)
という川がありますが
こちらはどうなんでしょうか
金属が錆びる酸性の水が流れていたのかなと
勝手に想像しています
温羅は地元の女性と結ばれて
幸せに暮らしていたそうですが
その妻・阿曽媛(あぞめ)が
得意としていた料理が
きびだんごだったとか
吉備津彦にはお姉さんがいて
倭迹迹日百襲姫命
やまと・ととひ・ももそひめのみこと
という非常にややこしい名前です
一説によると
彼女こそ卑弥呼ではないかと言われています
となると卑弥呼と桃太郎は姉弟
ロマン溢れる話です
今日の【活動性を高める授業づくり】
グループ分けができたら
自己紹介による仲間づくりをします
私はたまにこんな意地悪をします
「それではペアになって
いまからお互いにひとり1分間の
自己紹介をしてもらいます
順番を決めてください
ではひとりめ
いいですか
1分間計ります
ではスタート」
自己紹介が始まります
1分経っても終わりませんが
「はいストップ
1分経ちました
自己紹介をやめてください」
「次にふたりめ
自分の自己紹介の前に
今相手が話してくれたことを
1分間で復唱してください
ではどうぞ」
30秒も経たないうちに
シーンとなってしまいます
つまり
ひとりめが自己紹介をしている間
聞いているようで
実はほとんどの人が
次の自分の番には何を話そうか
考えているのです
安永先生の授業では
そんな意地悪なしに
全員が他の話を聞くための
仕掛けがしてありました
自己紹介の後→
紹介した人が誰かを指名する→
指名された人が復唱する→
間違いがあれば修正する→
情報交換する
といったルールを
最初に徹底させます
そのことにより
他の人の話を聞くことに
意識を向けさせることができるのです
人が繋がらないとバレーボールじゃない!
地震から362 日目
豪雨から98 日目
紅白歌合戦の曲順が発表されました
坂本冬美さんが被災地輪島から
「能登はいらんかいね」を
歌い上げてくださいます
「冷で五合 ぬくめて五合
しめて一升 酒ありゃ楽し」
能登の人間どんだけ酒呑みや
まあ嘘じゃないけど
御陣乗太鼓との共演です
24番目の登場なので
21:15 頃からになります
ぜひご覧ください
昔
「紅白歌合戦は演歌ばかりでつまらん」
と言っていた私の同年代の友人が
今
「若いもんの歌ばかりでつまらん」
と文句をたれています
結局自分の好きな歌聞きたいだけやないかい
私も若い頃は
歳とったら演歌好きになるんかな
と思っていたけど
一向に好きになりません
演歌好きの方ごめんなさい
結局若くて多感な頃に心に響いた歌を
一生愛し続けるのですね
きっと
自分の好きな歌ばかりでなく
おじいちゃんやおばあちゃん
子どもや孫みんなで楽しめるのが
紅白歌合戦の醍醐味です
決して年代の違う歌を毛嫌いせず
いっしょに楽しみたいものです
遊学館高校
北陸大谷高校
金沢北陵高校の
男子バレーボールの皆さんが
練習試合に
わざわざ遠く集まってくださいました
昼休みには
激励動画を披露してくださいました
遊学館高校の福田圭一監督が中心となって
作成してくださったものです
「今までただ勝てればいいと思っていた」
「ライバルチームのことなんて考えたこともなかった」
「人が繋がらないとバレーボールじゃない」
https://drive.google.com/file/d/1Sp0KxRQIC15suTpX6SPlQ0fIacN1owgz/view
サイズが大きいので
一旦ダウンロードする必要があるかもしれません
ぜひご覧ください
横断幕も送っていただきました
いろんな高校のバレー部のみんなから
書いてもらったものです
金沢錦丘高校の森校長先生も
書いてくださっていました
今日は輪島高校のメンバーからも
ひとことを書いて
小松大谷高校さんに託しました
小松大谷高校さんは
春高バレーに出場します
ひとつでも多く勝ち進んで
元気をください!
福田先生が
本校顧問奥野先生のことを
「今どき珍しい熱い男」
と大絶賛でした
たしかに暑苦しいほどに熱い男ですが
輪島の宝です
さらに副顧問
震災のあった今年
新採となった宮下琢磨先生も
それに次ぐ篤い男です
今日の【活動性を高める授業づくり】
「学びの場」づくりのポイントです
活発な活動が展開されるには
グループづくりが重要です
グループ活動には
3~4人くらいが適切ですが
構成メンバーは
できるだけ異質にするのが望ましいです
所属・性別・年齢・専門・学力など
同質な集団だと
同じような発想しか出てきません
私がよく使っていた手法は
グループ分けに
簡単な性格診断を使う方法です
例えばこんな質問をします
「平和な日曜日の午後
子どもがゲームの取り合いで
喧嘩を始めました
あなたが親ならどうしますか?」
① 取り上げる または もうひとつ買い与える
② ルールを示して(例えば15分ずつ)守らせる
③ 仲良くしたらご褒美をあげると約束する
④ 二人で話し合ってどうするか決めさせる
どれが正しいかではありません
直感的にあなたに近いと思うものを選んでください
① スピード重視で短期決戦が得意な
仕事師(Agent)タイプ
② 慎重で決まり事を重んじる
管理者(Regulator)タイプ
③ 中長期的な視野を持ち結果を重視する
起業家(Creator)タイプ
④ 柔軟な発想をもちプロセスを大切にする
調整役(Uniter)タイプ
いかがですか?
①~④のタイプがばらばらなグループほど
多くのアイデアが飛び出し
活動が活発になるのです