講座NOW

いしかわ師範塾

第10期学生クラス短期コース(B・C日程)修了 成長を実感した6日間!

 第10期学生クラス短期コースB日程は2月18日(土)から24日(金)(23日を除く)、C日程は3月2日(木)から8日(水)(5日を除く)のそれぞれ6日間開催しました。両コースとも新型コロナウイルスの感染防止対策のため半日開催としました。また、講座内容の充実と受講者からのニーズを踏まえ、今年度より開催日を1日増やし(小学校では理科実験講座、中・高・養教ではICT活用講座)、6日間の開催としました。
 開講式では、新村塾頭からヤンキースで活躍した松井秀喜選手は7割の失敗から学ぼうと心がけていたことを紹介し、「模擬授業が上手くいかないことは誰もが経験することで、恥ずかしいことではない。失敗から学ぶという思いで積極的に取り組んで欲しい。」と激励の言葉がありました。
 短期コースの主な講義内容は、「授業のつくり方(授業づくりの視点、教師の基本姿勢など)」、「相手に伝わる聞き方・話し方」、「マスター教員による示範授業」、「できる わかる 理科実験!(小)」、「できる わかる ICT活用!(中高養)」、「子どものほめ方・叱り方」などです。

開講式
(挨拶する新村塾頭)

できる わかる 理科実験!
(小)

できる わかるICT活用!
(中高養) 

 模擬授業

小平万里子教諭【英語】
(加賀市立河南小学校)

大橋亜紀子教諭【理科】
(七尾市立朝日小学校) 

熊谷真利主幹教諭【社会】
(金沢市立西南部中学校)

 小原一顕教諭【数学】
(金沢錦丘高等学校)

     「示範授業」(B日程)

 

縄 八江教諭【英語】
(能美市立浜小学校)

瀬川智永子教諭【国語】
(金沢市立小立野小学校)

安江靖子教諭【英語】
(金沢市立泉中学校)

 村田真理子教諭【福祉】
(志賀高等学校)

     「示範授業」(C日程)

 短期コースは標準コースに比べ、模擬授業の回数が少ないものの連続して行うため、塾生は短期間で自分の成長を実感することができたようです。それが自信につながり、教師になりたいという思いをより一層高めたようで、本県教育界に新しい風を吹き込んでくれるよう今後の健闘を期待しています。
<塾生の感想より>
○ 模擬授業では同じ志を持つ他の大学の仲間と意見交流をしながら共に成長していくことができ、とても嬉しかった。
○ 模擬授業で前回できなかったことが次にできるようになった喜びや新たな課題に直面するという大変さがあったが、毎日が充実した6日間であった。
○ リアルタイムで意見を共有することができ、授業をスムーズに進めることができることが分かった。(ICT活用)
○ 発言することが苦手な子どもにとっても発信しやすいという利点があるが、情報がどんどん流れていくため記憶に残らないこともあるので気をつけたい。(ICT活用)

令和5年度教員採用内定者採用前研修(第2日)に291名が参加!

 令和5年度の県公立学校教員採用内定者を対象とした「ウォームアップセミナー」第2日は、3グループに分かれ、1月21日(土)28日(土)29日(日)の3日間にわたって行われました。

 この研修は、内定者の方々が、4月から石川県の教員として円滑にスタートできることをねらいとして実施したもので、「著作権と情報モラル」「職場に生きるコミュニケーション力」「赴任にそなえて」の三つの講義・演習を行いました。

 「著作権と情報モラル」では、法令に基づいた知識と留意点、児童生徒を取り巻くICTの状況と問題解決について、具体的な事例を交えながら研修を行いました。

 また、「赴任にそなえて」においては、小学校、中高等学校、特別支援学校、養護教諭、栄養教諭に分かれて、職種に応じた指導のあり方、子どもたちとの接し方、社会人としての心得等について研修しました。

 参加者からは、「赴任してからうまくやっていけるか不安だったが、明るく素直に学ぶ姿勢を大切にして頑張ってみようと思った。」「様々な事例を挙げながら解説してもらい、曖昧だった部分の知識を深めることができた。」などの感想が寄せられました。

 なお、第1日は、12月1日(木)~9日(金)の7日間(土日を除く)にわたって、県内公立学校25校にて学校参観を実施しました。ご協力いただいた関係の学校の皆様に感謝申し上げます。

 4月から教壇に立つ内定者にとって、この研修が学校現場での実践に役立つとともに、教員としての心構えを自覚する上で、実り多いものとなったと思われます。

     
 「著作権と情報モラル」  「職場に生きるコミュニケーション力」  「赴任にそなえて」

第10期学生クラス標準コース5日目 選択教科別模擬授業の実施に向けて(小学校コース)

 久しぶりの青空がのぞいた12月3日(土)、第10期学生クラス標準コース5日目を開催しました。この日は、「教育実践課題1・2」の講座を実施しました。
 小学校は、「Let's try ”考え議論する道徳!”」と「Let's try ”Speaking English!”」、中高等学校は「Let's try ”考え議論する道徳!”」と「子どもを育てる指導と評価」の講義が行われました。
 小学校では、今年度初めて、塾生が国語、英語、道徳の3教科から1教科を選んで模擬授業を行う選択教科別模擬授業を計画しています。選択教科別模擬授業は来年3月に実施予定です。
 小学校の塾生からは、「道徳科の目標や目的、授業での大切なポイント等をわかりやすく教えていただき、これからの授業づくりに活かしていけそうだと思った。また、ビデオを通して模擬授業のやり方を実際に体験することができ、良かった。」「Small talk で、どのように言語活動を広げ、深めていくのかが明確にわかった。児童側として受けてみたことで、こんなふうにすると児童にとって楽しい授業になるということを学ぶことができた。」等の感想がありました。
 中高等学校では、「授業や行事、日々の学校生活の中にたくさん道徳性を養う機会があること、大切なのは生徒に身に付けさせたい道徳性は何かをよく考え、指導の中に組み込んでいくことだということを学び、納得した。」「授業をつくっていく過程でねらいや評価規準をしっかりと確認していくべきだと思った。目的をもった指導と適切な評価が大切であることが理解できた。」等の感想が多くみられ、教科化された道徳と指導と評価についての理解が深まりました。

 

「小学校・道徳」講師

野々市市立御園小学校教頭 大塚 なぎさ

 

 「小学校・英語」講師

内灘町立白帆台小学校教頭 濵中 美咲

 県教員総合研修センター ALT イアン・ローレンス

 

「中高・道徳」講師

小松市立東陵小学校校長 柴田 和美

 

「中高・指導と評価」

野川 徹 指導員

(報告 松浦)

 

第10期学生クラス標準コース4日目 ベテラン教員の技に学ぶ!

 爽やかな秋風が心地よく感じられる中、第10期学生クラス標準コース4日目を11月5日(土)に開催しました。この日は、令和3年度マスター教員の先生方6名を講師としてお招きし、「ベテラン教員に学ぼう」の講座を実施しました。小学校は理科と社会、中高等学校は理科と英語の示範授業が行われました。
 塾生は児童生徒役として授業を受けながら、ベテラン教員の卓越した指導方法を体験し、自身の授業づくりの参考になるポイントをつかむことができたようです。その後の講義では、子どもたちの実態に応じた対応や学級づくりの工夫などを通して、教師としての使命感や情熱に触れることができ、更なるレベルアップを図ろうという思いを強くしました。

北野 靜江 主幹教諭 社会
穴水町立穴水小学校

東山 麻由美 教諭 社会
能美市立湯野小学校

別宗 美幸 教諭 理科
金沢市立夕日寺小学校

村田 祐美子 教諭 社会
金沢市立安原小学校

熊切 道人 教諭 理科(地学)
石川県立金沢辰巳丘高等学校

西 佳織 教諭 英語
石川県立小松高等学校

<塾生の感想より>
○ 流れがつかみやすく、集中力の続く、素晴らしい授業だと思った。生徒の実態を把握することの大切さ、ねらいの設定など学ぶことがたくさんあった。
○ 勤務されている学校の生徒を想定し、簡潔かつ丁寧に手順を示しながら授業を進められており、生徒の実態に沿った授業計画の必要を強く感じた。
○ 板書の見やすさに驚かされた。また、授業を構成していく中で、既習に使った資料が本時で使う資料に関係を持たせるという工夫が素晴らしいと思った。
○ 自分の専門教科の指導力を上げていくことに加えて、自分の専門外のことにも興味を持つことが深い授業を進める上で大切だとわかった。
○ ペアワークや「ロイロノート」を通して考えを共有し、生徒自らが考えをまとめ深めていくことの大切さを知った。
○ 自己肯定感や完璧主義が学習の妨げになっている生徒に対し、成功体験を積ませるとか、失敗しても良いという安心感を与えることの大切さを知ることができた。

(報告 中本)

いしかわ師範塾 設立10周年記念事業 無事終える!

 いしかわ師範塾は、平成25年4月設立以来、本年度で10周年を迎えたことを機に、7月10日、ホテル金沢にて記念式典・教育実践発表を開催したほか、8月3日には塾の講義概要や特徴をまとめた広報用DVDを作成・公開しました。また、9月30日にはこれまでの足跡をまとめた成果報告書を発刊しました。
 これら3つの記念事業を滞りなく終えることができましたことに対し、関係各位の皆様に深く感謝いたします。今後とも教員をめざして仲間と切磋琢磨し合える環境を大切にしながら、人間力と実践的指導力を備えた人材の育成に邁進してまいります。


○ いしかわ師範塾 設立10周年記念式典・教育実践発表 

 新村塾頭による挨拶、来賓としてお招きした馳知事、石田 県議会議長からお祝いの言葉をいただき、長年にわたり師範塾の指導員として本県の教育に尽力された47名の代表者に感謝状が授与されました。なお、式典後、卒塾生2名が教育実践発表を行いました。

              
 

 

 ○ いしかわ師範塾 広報用DVD作成

 学生クラスの講義・演習や模擬授業、学校現場で活躍する卒塾生や馳知事の視察等の様子を撮影し、いしかわ師範塾の特長をまとめた紹介動画として編集しました。作成したDVDは、県内外の大学、および、県内の全ての公立学校等に配付するとともに、短縮版をYou tubeで配信しています。

→ 短縮版はこちらへ! 

 いしかわ師範塾の指導員や卒塾生のインタビューを多く取り入れることにより、教師をめざす若い人たちに学んでいただき、教員となって活躍してもらいたいという想いや願いが伝われば幸いです。

 

○ いしかわ師範塾 設立10周年記念成果報告書

 成果報告書の内容は、当塾の研修事業10年間の変遷、講義録(抄)、大学関係者との教育懇談会、指導員全体研修会の概要、11名の新旧指導員による座談会の記録などを115ページにわたって掲載しています。
 なお、成果報告書の中から、「いしかわ師範塾『学生クラス』のあゆみ」をホームページ上に転載しています。

→ 転載先はこちらへ!