いしかわ師範塾
第8期学生クラス標準コース 6日目「教育実践課題への理解」
第8期学生クラス標準コース 6日目「教育実践課題への理解」
新型コロナウイルスの第3波に見舞われる中、さらに記録的な大雪の追い打ちを受けた令和3年の年明け。当初の計画より1週間延期となりましたが、1月16日に学生クラス標準コース第6回目を無事開講することができました。除雪等に尽力いただいた関係各位に感謝申し上げます。
今回の講座では「考え議論する道徳」と題して、今クローズアップされている道徳教育のあり方について石川県教員総合研修センターの中越担当課長と飛龍指導主事より講義を行っていただきました。道徳教育に求められているものや評価のあり方など、受講生は多くのことを学ぶことができました。
中越担当課長 | 飛龍指導主事 |
また、小学校コースでは今回「他教科からの指導のヒント」として国語科の授業づくりについて同センターの南井指導主事と早川指導主事からご指導を受けました。4年生の「ごんぎつね」を題材に、言語活動を通して資質・能力を育成する授業づくりについて具体例を挙げて丁寧に説明をしていただきました。これをもとに、この後の模擬授業で受講生たちは初めて国語の模擬授業に挑戦しました。
南井指導主事 | 早川指導主事 | 国語の模擬授業 |
受講生からは「道徳の授業の重要性は現在行っている学校実習で痛感していたのでとても勉強になった」「実際に模擬授業を行っていただいて道徳授業のやり方に見通しを持つことができた」「国語の授業について自分が受けてきたものとは違っていてとても新鮮だった」等といった感想が寄せられました。
令和3年度 ウォームアップセミナー「学校参観」
令和3年度石川県公立学校教員採用内定者採用前研修<ウォームアップセミナー>
第1日「学校参観」について
令和3年度ウォームアップセミナー第1日目の学校参観は、新型コロナウィルス感染予防のため日程を半日とし、12月2日(水)から11日(金)にかけて、小学校11校、中学校6校、高等学校5校、特別支援学校2校の24校で実施されました。今回の学校参観は、新規学卒者148名を対象に4月から石川県の教員としての使命を自覚し、情熱をもって教員生活を始めることができるよう必要な心得や知識などが得られる機会として行われました。
受講者は、学校の概要について説明を受けた後、学校生活や実際の授業を見学し教育活動に理解を深めると共に、若手教員との懇談を通して赴任の心得や困ったことがあれば遠慮せず先輩教員に相談や指導を仰ぐなど、具体的にアドバイスを受け、4月からの教員生活に向けて意欲と自覚を新たにしました。
学校概要説明(かほく市立宇ノ気中学校) | 若手教員との懇談(かほく市立宇ノ気小学校) |
授業参観(1年算数)(金沢市立泉小学校) |
受講者からは、「学校は組織としてチーム全体で動き、よりよい学校を目指して一人一人が使命感や責任感を持ち続けることが学校の信頼につながることを学びました」「授業参観では子どもたちの主体性を尊重した授業展開がなされ、先生方は目配りや声かけなど、きめ細かな配慮と工夫をされていました」「不安もありますが、先生方のお話や元気な子どもたちを見て、教師という職業に就けることを誇りに思うことができました」などの感想が寄せられました。
今回のウォームアップセミナーの実施にあたり、新型コロナウィルス感染予防対策や校務ご多忙の中、学校長をはじめ、ご協力いただきました先生方に心から感謝とお礼を申し上げます。
学生クラス標準コース 「学校実習」
第8期 学生クラス標準コース 「学校実習」始まる!
8期生の学生クラス標準コースでは、今年度は、コロナ対応のため11月~翌年1月に60時間を目安として「学校実習」を実施しています。学校実習では公立学校(小学校8校・中学校8校・高等学校3校)での教育活動に参加し、教師の教育活動を見学・体験したり児童生徒とふれあったりして、教師になろうとする意欲を高めるとともに、コミュニケーション力、実践的指導力を高めています。
<金沢市内の小学校での個別指導・机間指導・個への支援等の体験>
実習生たちは、校長先生をはじめ多くの先生方からの指導を受け、授業の進め方等を見学・体験させていただいています。児童生徒への声かけや、個への支援の仕方等について意欲的に実習しています。
実習生からは、「貴重な体験ができて毎回楽しく学ばせていただいています」といった声が聞かれています。
コロナ感染の終息が見えない中、当塾の学校実習にご協力くださり、塾生を指導してくださっている、校長先生をはじめ多くの先生方に感謝申し上げます。有難うございます。
第8期学生クラス標準コース ベテラン教員の技に学ぶ!
第8期学生クラス標準コース ベテラン教員の技に学ぶ!
冬の足音も近づいてきた11月7日、第8期学生クラス標準コース4回目を開催しました。今回は、令和元年度マスター教員の3名の先生を講師にお招きし、「ベテラン教員に学ぼう」の講座を実施しました。
小学校では理科を中心に、また中高等学校では国語と保健体育の示範授業をもとに、ベテラン教員から多くのノウハウを学ぶことができました。授業づくりだけでなく、子ども達の意欲を高める声かけのあり方や共 感的な人間関係に基づいた学級づくりのポイントなど、多岐にわたるベテラン教員の数々の工夫された巧みな指導に触れることができた1日となりました。
室木教諭(理科 明成小学校) | 木全教諭(国語 七尾高校) | 神田教諭(保健体育 内灘高校) |
受講生からは「ベテランの先生の授業では、教師と児童が1対1ではなく、全員で考える授業になっていた。こんな授業をめざしたい」「褒めることや認める言葉のバリエーションの多さに驚いた。学級づくりでの具体策を学ぶことができた」「子どもたちの考えを受け入れ、『頑張りたい』という気持ちを持続させるコツなど、主体性を持たせる授業づくりは、本当にためになりました」等といった感想が寄せられました。
今月から「学校実習」がスタートしました。全国的に新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念される中、実習校、大学等との連携を密にしながら万全の対策を講じて参ります。塾生の教職への意欲やコミュニケーション力、実践的指導力を高めるためにご協力いただいております実習校の校長先生をはじめ教職員の皆様に改めて感謝を申し上げます。
第8期学生クラス標準コース 2日目を開催
令和2年9月26日、第8期学生クラス標準コース2回目を開催しました。今回は8月の新型コロナウイルス感染拡大の状況を受けて1か月延期しての実施となりました。3密を徹底回避するなどのコロナウイルス感染予防と安全・安心の確保のため半日の開催となりましたが、塾生の皆さんは元気で意欲的に取り組んでいました。
11月から始まる学校実習に向け第1回目の説明会が行われました。学校実習は学校現場での実際の教育活動に参加し、子ども達とふれあい、教育実践を見学することで、塾生の教師になろうとする意欲やコミュニケーション力、実践的指導力を高めることを目的としています。
なお、今期は新型コロナウイルス感染予防対策のため、学校実習日の2週間前から体温を記録するなど、各自が体調管理に十分留意するとともに、実習期間を11月から1月末までの3か月に短縮し、時数も60時間程度を目安として取り組むことになりました。
学校実習の説明
今回、講座の前半では「相手に伝わる聞き方・話し方」と「授業のつくり方・基礎2」の講義を行いました。教師として児童生徒の前に立つときの基本姿勢や心構えについて研修しました。
後半は2回目の模擬授業に取り組みました。2か月近くのブランクがありましたが、前回学んだことを取り戻すのに時間がかかるのではないかという心配もなんのその。塾生全体に前回からの成長と意識の向上が感じられる研修となりました。
相手に伝わる聞き方・話し方の講義
教師の基本姿勢と授業のつくり方についての講義
講座後には、「他の人の模擬授業を見て自分の改善点がよく分かるので師範塾の環境がとてもありがたいです」「目線や問いかけなど、具体的に分かりやすく指導いただけるので勉強になります」とか、「一方的に指導するのではなく子ども目線で考えている教師をめざしたい」等の感想が寄せられました。