SGHの活動を紹介します
R6 SGコース2年海外研修⑥(ラスト)
アメリカからの投稿もこれでラストになります。毎晩、1日を振り返って書き綴ってきましたが、自分自身も書きながら毎日その日その日の子供たちの成長を振り返っていました。
アメリカに来て、ものすごく成長しています。これまで努力してきたことが花開いています。もしかしたら日本に帰ったらちょっとだけアメリカにかぶれているかもしれませんが、それもまたご愛嬌です。
さて、研修最終日です。(明日は飛行機に乗って帰国するだけになります。)
朝はアップルパンケーキやフルーツなどをいただきました。もうだいぶアメリカの食事にも" 慣れて "きました。今ごはんとみそ汁を食べると、これまで以上においしく感じるかもしれません。
朝食後は世界銀行へと向かいました。「世界銀行ってどんなことをする銀行なのだろう?」そんな疑問を抱きながらバスに揺られます。施設に入る際には荷物とパスポートのチェックがあり、ガイドさんからは「世界銀行ではピシッとしてください」と助言があったこともあり、少し緊張しながらゲートをくぐります。
しかし中に入ると、オープンスペースで食事をされている方がいたり、自由に弾けるピアノがおいてあったりと、少しリラックスムード。予定されている職員の方のお話の時間になるまで各々が自由に時間を過ごします。
定刻となり、場所をミーティングルームに移して世界銀行の職員のリンさんからお話をいただきました。非常にプレゼンが上手な方で、「世界銀行はどんな銀行なのか」という質問から始め、世界銀行に関わる様々なことを生徒たちとの対話形式で進めていました。その後の昼食の際に同行していただいたガイドさんから「泉丘の生徒さんは本当にすごいですね!英語で活発に質問したり意見を言ったり。他校さんではシーンとなってしまうこともあるんですよ。」と言っていただいたように、非常に活発に、そして積極的にやりとりをしていました。最終日のスタートも最高のものになりました!
世界銀行の後は、約1か月後の大統領選挙及び新大統領就任に合わせた工事のため、少し遠目からになりましたが、ホワイトハウスを見ることもできました。
昼食はハードロックカフェへ。ここは音楽好きにはたまらない場所で、マイケルジャクソンやジョンレノンなどロックレジェンドたちが実際に着ていた衣装や楽器が所狭しといろんな所に展示されています。(ちなみに展示に興奮していたのは私を含めた引率職員の2人だけでした!)
昼食後はワシントンD.C.の市内観光を行いました。リンカーン記念堂、アメリカ合衆国議会議事堂、国立美術館、そして歴史博物館と、それぞれにそれぞれ違った良さがあり、限られた時間ではありましたが、生徒たちはとても楽しんでいるようでした。
さて明日はいよいよ帰国の日です。
名残惜しさは多分にありますが、今回の研修旅行を経て一回りも二回りも成長することができたと感じています。帰国後は、今回のアメリカ研修旅行で得た経験を糧に、忙しくも充実した日々を、これまで以上に前向きに過ごしていけたらと思います。
R6 SGコース2年海外研修⑤
アメリカ研修旅行記も第5回となりました。今日は集合場所でホームステイ先のホストファミリーとのお別れからスタートです。別れを惜しむ姿を見て、見ている私も感傷的な気持ちになりました。とてもよい2日間を過ごしたのだと思います。今回ホストファミリーとして受け入れてくれたプリンストン高校の生徒のうち何名かは来月泉丘高校を訪問することになっています。再会の瞬間を楽しみに、しばしのお別れです。
本日のプログラムは全米でも屈指の名門校プリンストン大学で行われました。まずは、2名の方にスピーチをいただきました。一人目はプリンストン大学で留学生のサポートのお仕事をされているレベッカさんです。留学することで広がる世界のことについて、ご自身のフランスへの留学に触れながらお話をしてくださいました。二人目は東京大学から交換留学でプリンストン大学に来ている宇野さんです。交換留学の利点や、ご自身が留学に至った経緯などを話していただきました。みんなとても刺激を受けたようで、積極的に質問も行っていました。
次にプリンストン大学の学生さんたちにキャンパスツアーに連れていってもらいました。まるでハリーポッターの世界にまぎれこんだような素敵なキャンパスで、生徒たちは歩くだけで感動していました。
また、「ここはアインシュタインが教えていた教室棟だよ」といったように、名門校としてのステータスを感じる瞬間も多々ありました。
昼食も学生さんたちと一緒に食べました。バンズを用いたサンドウィッチに、手作りのポテトチップス、ソフトクッキーにブラックベリーなど、アメリカを感じることができる食事でした。
午後は日本語を学んでいる学生さんたちに向けて、日本語でプレゼンテーションを行いました。学生さんたちが理解しているかどうかを確認しながら、時折表現を変えたり、話す速度を変えることでしっかり伝えるということを意識して行いました。
交流の最後に英語で一人一言感想を述べる場面では、自ら手を上げる生徒の数が非常に多く驚きました。ここまでのアメリカ研修を経てみんな自信に満ちあふれているように感じます。
プリンストン大学での交流を終えたのち、名残惜しさを感じながら約3日間を過ごしたプリンストンを離れ、バスに揺られること3時間半。最終目的地であるワシントンに到着しました。
いよいよ明日はワシントンDCでアメリカ研修最後の1日を過ごします。
R6 SGコース2年海外研修④
アメリカ研修旅行も4日目に入ります。
今日は、プリンストン高校の生徒のたちを前に英語でのプレゼンテーションを行う日です。
みんな元気にバディと登校し、登校後は探究班に分かれて時間ギリギリまで打ち合わせをしていました。
「アメリカの高校生や大学生は日本の学生とは違い、プレゼンを聴くときの態度はそっけないと感じることもあるかもしれない。」
と日本での事前学習で聞いていた生徒たち。
はたして・・・
プリンストン高校の生徒は真剣に、とても興味を持って聴いてくれました!
質疑応答は当然英語でのやりとりでしたが、みんなしっかり聞き取り、自信を持って答えていました。これまた、昨日のバスの中での質疑応答と同様に、非常に感動した瞬間でした。英語でのやりとりの練習は英語コミュニケーションの時間にたくさんしてきましたが、みんなこれまでで一番堂々とそして一番間違いを恐れずにやり取りを交わしていました。
プリンストン高校の生徒たちとの自由交流の時間もとりました。こちらもみんな積極的に話しかけにいき、日本のお菓子を配りながら、お互いのことを話すなどして時間いっぱい交流していました。
昼食は校内のカフェテリアでそれぞれ好きなものを購入し「アメリカの高校生の昼食」を堪能していました。(一部、ホストファミリーからお弁当を受け取っていた生徒も見られました。)
昼食後の午後は、実際の高校の授業を見学させてもらいました。外国語の授業は、日本語や中国語、スペイン語やフランス語、そしてラテン語まで様々な言語の授業が開講されており、非常に興味深いものでした。身体を使ったアクティビティなどもあり、非常に楽しそうに参加していました。生物や物理の授業では実験を行っていました。内容は中学で習ったことや既習のものが多く、逆に日本の数理教育のレベルの高さを実感することもできました。
さあ、研修旅行も折り返しです。明日はプリンストン大学訪問です。世界有数の大学のうちの一つであり、ジョンFケネディ、ミシェルオバマ、スコットフィッツジェラルド、最近ではジェフベゾスといった、世界中の誰もが一度は名前を聞いたことがある人物たちを輩出しています。
もしかしたら後のノーベル賞受賞者の前でプレゼンをすることになるのかもしれませんね!
明日も非常に楽しみです!
R6 SGコース2年海外研修③
3日目にしていよいよアメリカ研修スタートです。
ホテルでの朝食を済ませたあと、バスで自然史博物館に向かいます。道中、昨日予定されていた研修先のアバナードのスタッフのランさんのご厚意により、急遽プレゼンテーションをいただくことができました。
「trainedとeducatedの違いは何か」
といった問いから始まり、日ごろから身近な物事に常にアンテナを張り、思考し続けることの大切を教えていただきました。プレゼンだけでなく、質疑応答についても英語で行われましたが、複数の生徒が自ら挙手し、英語で質問を投げかけていました。生徒たちの成長を感じることのできる素晴らしい瞬間でした。
その後、自然史博物館に行きました。広すぎて全てをじっくり見ることは難しいのですが、生徒たちは許された時間の範囲内で各々展示を楽しんでいました。
セントラルパークにも少しだけ寄ることができました。芝生で休憩する人、ランニングをする人など、ニューヨーカーや観光客たちがそれぞれの時間をそれぞれに楽しむ場所になっており、緑豊かな公園ですが、大都会の生活にすっかり溶け込んでいるのが印象的でした。(我々はみんなでジャンプ!元気いっぱいです。)
続いて自由の女神を見るためにバッテリーパークに向かいます。遠目からの眺めでしたが、遠近法を用いて自由の女神を手にのせたり、手でつかんだりする写真を撮ったりして楽しんでいました。
次に向かったのはバッテリーパークからほど近い、グラウンドゼロです。9.11のテロでワールドトレードセンターは崩落。文字通り何もかもがなくなってしまった場所です。生徒たちもどこかそれまでとは異なる表情を見せています。
たった半日のニューヨーク市内観光でしたが、非常に刺激的で、将来またニューヨークに来たいと思った生徒たちもいっぱいいました。そして、いよいよニューヨークを離れプリンストンに向かいます!ホランドトンネルでハドソン川を抜け、バスを走らせること1時間半。「本当に高校!?」と思うくらい趣のある建物が目に入ってきました。そうです、プリンストンハイスクールです!
いよいよアメリカ研修のメインとも言えるプリンストン高校との交流事業です!ホームステイ先の家族の方たちに盛大に出迎えられ、みんな感動していました。今日はホームメイト(バディ)との顔合わせののち、そのまますぐに各家庭へと帰宅しました。明日はバディとともに登校し、1限、2限の時間帯にいよいよ英語での探究活動の成果発表です!
R6 SGコース2年海外研修②
フライトが欠航になったため、2日目も日本でスタートです。代替便が18時発ということで、空いた時間で横浜中華街組と日本科学未来館組に分かれて、プチ関東研修旅行を行うことになりました。
撮影した場所のせいかアメリカではなく「台湾に行ってきました!」感が出ちゃっている人もいますね!
(ちなみに普通科普通コースは台湾を旅行中です。)
さて、プチ関東研修旅行を終え、いよいよアメリカに向かいます。欠航というトラブルがありましたが、みんないい顔です!
搭乗の際はすっかり夜になっていました。この羽田空港の雰囲気が、ドキドキとワクワクを増してくれます。
18時に予定通り離陸し、およそ12時間半のフライトを経て・・・ついに!
Here we come, America!
ニューアーク国際空港到着!
ニューアーク国際空港はニュージャージー州の空港なので、バスに乗ってニューヨークシティ・マンハッタンへ向かいます。バスの中からハドソン川の向こう岸に見えるマンハッタンの摩天楼に出迎えられ、疲れも吹き飛びます。
マンハッタンに入り降り立った場所は・・・!
「世界の中心」タイムズスクエア!
タイムズスクエア付近で少し自由時間をとったあとは、夕食会場に向かいます。今夜の夕食はおいしい中華をいただきました。
夕食後無事にホテルに到着し、みな各部屋で休んでいます。
いよいよ明日からアメリカ研修旅行スタートです!
R6 SGコース2年海外研修①
いよいよ待ちに待ったアメリカ研修旅行の日がやってきました!
みんな楽しみにしていたアメリカ研修。小松空港でこの表情です。
羽田空港に到着し、いよいよ国際線へ搭乗です!
全員無事出国のゲートを通過し、各自でお昼ごはんを食べたのち、緊張しながら飛行機に乗り込みます。
機内アナウンスや周囲の会話が英語ということもあり、ワクワクとドキドキが入り混じります。
さあ、いよいよ離陸!という時に、パイロットからアナウンスがありました。
「エンジンの油圧点検のためしばらくお待ちください」
この「しばらく」は実に3時間半にも及び、結局欠航となってしまいました。
残念ですが、こんな珍しい経験もなかなかできません。(実際、書いている私もTOEICでしか出会ったことがない場面でした。)
今夜は近くのホテルに宿を取れました。
ゆっくり休んで、明日の代替便でアメリカに向かいます!
2年「SG探究」英語プレゼンの練習 with 3年SGコース
9月29日から始まるSGコース米国研修の事前研修の一環として、25日(水)7限の2年SGコース「SG探究」の授業に3年SGコース生に来てもらい、現地で行う予定の英語プレゼンの練習を行いました。この練習は、現地での英語プレゼンに備える重要な機会であり、2年生たちは緊張感を持ちながらも、準備してきたスライドを披露しました。
プレゼンの後の質疑応答では、3年生が的確なアドバイスを提供しました。特に印象的だったのは「自信を持ってプレゼンすること」の重要性です。生徒たちは、英語に気を取られすぎて自分たちのプレゼンを楽しめていなかったり、相手に伝わらなかったりすることがあることに気づけました。準備をしっかり行い、相手が興味を持つ内容にすることで、出発までわずかですがよいプレゼンを目指す意欲が高まりました。
<生徒の感想>
・3年生とのプレゼン練習を通して、学べることがほんとに多く、充実した1時間でした。プレゼンの内容に関わることでは、文字は少なめで思っているよりも大きくすることや、順序などをアドバイスしてもらいました。1番印象に残ったのは、とにかく自信をもって!というアドバイスです。英語でプレゼンすることに気を取られて自分たちが楽しめてなかったり、相手に伝えたいことが伝わらなかったりするようでは意味がないと感じました。だからこそ、自信をもてるようにしっかり準備して、相手が興味を持ち、自分たちも学びが多いプレゼンにしたいと思いました。いつもの生活では体験できない経験を楽しめるようにしっかりプレゼンの用意をしていきたいです。
・相手は日本人だからなんとなく伝わるだろうという思いでプレゼンをしてしまった気がする。相手は外国人で、探究のことなんか微塵も知らないということを考慮しつつ、聞く気になるようなプレゼンをするのは難しいなと思った。文章を暗記してただべらべらと喋ることに集中してしまって相手の反応を伺ったりするなど、そもそも相手が理解できているのかも分からなかった。プリンストンなどでプレゼンするときは、自分がわかる英語で自分が伝えたい事をしっかりと伝えられるようにしたい。アメリカ的な反応も身につけて行きたい。
・3年生の先輩方がしっかり私たちのプレゼンに耳を傾けて質問をしてくださったり、いろいろなアドバイスをしてくださったりして、とてもありがたかったです。スライドの流れを分かりやすくした方がいいことや、スライドの文字を今よりもっと減らして楽しさを重視した方がいいこと、ジェスチャーを取り入れたりしてオーバーに、伝わりやすくして、自分も相手も楽しくなるようにした方がいいことを教えていただきました。英語での質疑にもしっかり答えることができるようにしたいです。今日はあまりできなかったが、アメリカでは言うことを完全に覚えて、アイコンタントを取りながら相手に伝えるという気持ちを強く持って喋りたいと思いました。
アジアユースリーダーズ2024に参加しました!
8月19日(月)から24日(土)の6日間、本校SGコース2年の生徒3名が、イオンワンパーセントクラブ主催の「アジアユースリーダーズ2024」に参加しました。このプログラムにはアジア8か国(インドネシア、カンボジア、タイ、中国、ベトナム、マレーシア、ラオス、日本)から選抜された高校生が参加し、東京で6日間をともに過ごします。
1つのグループは7~8名で構成され、レクチャーや体験活動を通して「リーダーに必要なことは何か(What does it take to be an effective leader?)」というテーマについて様々なディスカッションを行いました。さらに、最終日にはチームごとにプレゼン発表を行って活動を締めくくりました。
一方で、異なるバックグラウンドを持つ高校生たちが社会問題について英語で議論する中で、自分とは異なる考え方や価値観に耳を傾けながら視野を広げていく機会にもなり、大きく成長することもできました。
<生徒の感想>
・〔自分の成長〕講師の人に英語で質問してみたり、できるだけ日本人ではなく外国人の子たちとたくさん交流したりした。ディスカッションも最初は何も出来なかったが、自分に回された少しの仕事を全力で手を抜かずにやるなど、とにかくたくさんの「できない」ことを少しでも「できる」に変えるためにもがいてみました。日に日に成長を実感でき、こういう経験は絶対に今後にも活かせると思いました。
・〔モチベーション〕日本以外の生徒の質問は学んだ内容を押さえた上で違うところに発想を飛ばしたものが多かったです。入ってきた情報を整理し順序立てて落とし込むことで、学んだことをアウトプットするのがとても上手でした。日本語の普段の授業でも彼らの姿勢を真似ることで、少しでも近づきたいなと心から憧れました。
・〔異文化交流〕ほとんど英語しか聞こえてこない空間で過ごすというのは毎日初めての繰り返しで、なにより異文化、異国間で交流できるのが大きかった。教科書でしか触れたことの無いイスラム教の文化にも触れることができた。とても楽しく、忘れられない思い出になった。
4校合同探究活動交流会
7月25日(木)午後から本校で「4校合同探究活動交流会」を開催しました。この交流会は昨年度からゆるりと始まったもので、今回は金沢錦丘高校、金沢大学附属高校、金沢二水高校の生徒たちが本校に集いました。参加人数は、本校生徒も含めて約150名となりました。
各校で活発に行われている探究活動(課題研究)ですが、この交流会の目的は、①4月から始まっている活動がどれくらい進んでいるのか(または進んでいないのか)を様々な形式で共有し、今後の活動のための新しい視点を得る場(相談し合う場)とし、②交流会で得た情報を自校の探究活動の活性化にも今後役立てることです。
<共有形式>
・共有フリートーク:4校の異なる探究グループの生徒で混成グループを形成し、各自の活動状況を自由に共有する。
・相談ディスカッション:探究活動について相談したいグループの代表が、アドバイザーである聞き手(他校の生徒)に相談し、グループ全体で協議する。1つのグループの探究活動に焦点を当てて深めることができる。
・紹介プレゼンテーション:探究活動が順調に進んでいるグループの代表(3年生)がモデルとして、これから探究活動をする1年生や探究活動の良いモデルを知りたい2年生に対して、自分たちの活動をプレゼンしそのノウハウを紹介し、質疑応答を行う。
<生徒の感想>
・人の取り組みを客観視して、アドバイスするのは初めてだったし、難しかったけどなんとかできたし、今回のこの力を次は自分の探究を客観視して、より洗練するために使いたい。また、アドバイスと批判を明確に区別することと、相手の発言を嘲笑しないことが大切だと思った。企画とか取り組みの奇抜?なアイデアは面白い発想から出るものだしそれらを大切にしていきたいと思った。
・他校の探究の様子を知れたことで、自分のやる気やモチベーションの向上につながった。どれくらいの頻度で進めているのかなども比較でき、他校について知るのは視野を広げ、目標を明確化する上で重要なことだと思った。
・自分の学校で他のグループや先生と交流した時よりも、同じ立場で探究を進めているからこそたくさんの質問や意見を聞くことができて自分のリサーチクエスチョンに対する理解が深まったと感じたし、有意義な時間だったなと思いました。
・この交流会に参加して私が得ることができたのは、今まで自分たちの班にはなかった視点です。「これができなかったらどうだろう」「このアプローチ方法のメリット・デメリットは何だろう」「ターゲットをこの層にするとどんな研究結果が得られるだろう」と様々なケースを考え、それぞれを深掘りしていくことで探究の先が見えてきたり、可能性が広がっていくことを学びました。次の探究活動では今回の交流会で学んだことを班で共有していかしていきたいです。
・協力者を募る際、探究活動の成果を発表する際など様々な場面で情熱を持つことがより良い結果に繋がるということを学んだ。発表者と探究のテーマが大きく異なっていたが情熱を持つことはどんな研究テーマにも通ずることだと思うので今後の自分の探究活動に活かしていこうと思った。
・実際にこのように他校の生徒の方とも課題研究に関して交流する機会はなかったので、とても貴重な機会となりました。特に、着地点をどこにするか、どのようにして成果が出たと判断するのか、といった最後の部分は全員が共通して悩んでいた部分ではあったので、難しいと感じました。
プリンストン大学生との異文化交流
7月22日(月)午後から、アメリカのプリンストン大学やイェール大学などの大学生7名を本校にお招きし、異文化交流を行いました。これは、石川県国際交流協会(IFIE)が毎年実施している「Princeton in Ishikawa(PII)」というプログラムの一環でもあります。当日は部活動等もある中、アメリカの名門大学の学生のみなさんと話をしたいという1、2年生が40名以上参加しました。
前半は、グループに分かれて、本校生徒たちが校舎内を案内しました。図書館、食堂、啓泉講堂、そして部活動の様子を見学しました。後半は、「アメリカの高校生活」や「日米の文化の類似点や違い」などについてディスカッションを行いました。大学生のみなさんは日本語も勉強されており、日本語でのやりとりも入れながら、生徒たちと楽しく話をされていました。
<生徒の感想>
・大学生にどうやって日本語を勉強しているのか聞いたら、「たくさん喋ることだ」と言っていたのを聞いて、今回の交流会に参加したのも大事な経験の一つだったんだなと感じた。始めは英語を話せるか、話が通じるかすごく不安だったけど、簡単な英語でも盛り上がれたので嬉しかった。また、笑顔でいると少しわからないとこがあってもそこまで不安にならずに他の言葉を聞き取ろうと前向きな気持になれたので、笑顔でのコミュニケーションは大事だと学んだ。
・自分にとって初めての英語圏の人との交流だったので、最初は英語をうまく喋れるかどうか不安があったけど、実際に話してみたら意外と自分の拙い英語でも通じたのが嬉しかったし、何より異文化の人たちと交流するのがとても楽しいと感じた。自分は海外に興味があるので、こういう海外の人たちとの交流イベントにもっと積極的に参加したいと思った。
・食の話として、私たちからすると、アメリカ人はハンバーガーのイメージが強く、1週間に3回は食べると思っていた。しかし、実際は2週間に1回程度だった。逆に外国の人は、日本人が毎日寿司を食べていると思っていて、実際はそんな頻度で食べてはいない。この話から、交流会を通して自分の思っていた国のイメージと実際の姿は大きく異なっていることがわかり、やはり実際にその国の人と話してみることは大切だと思った。
・人生で一番楽しい時間になりました。参加者の皆さん以外に、同じ班になった2年生の先輩とも交流できて嬉しかったです。日本語と英語を使って会話をして、外国と日本のギャップを感じたし、また自分自身日本の文化についてまだまだ知らないことがたくさんあると実感しました。とにかく楽しかったです!!! このような素晴らしい機会を作ってくださり本当にありがとうございました!!!!!
3年SGコース生との座談会
7月19日(金)放課後に、SGコースに関心のある1年生を対象として、SGコース8期生(3年4H)の協力のもと「SGコース3年生との座談会」を実施しました。1年生にとっては、秋のコース選択を前にSGコースについて直接先輩から話を聞ける貴重な機会となりました。
座談会には50名以上の1年生が参加し、成果発表会を終えたばかりのSGコース3年生14名がSGコースの魅力について縦横に語ってくれました。テーマとしては「普通コースとSGコースの探究活動はどう違うか?」「SGコースの人でも苦手な教科はあるのか?」「リーダーシップがなくてもSGコースでやっていけるか?」「SGコースに向いている/向いていないはあるか?」などがありました。これまで1年生は学年集会や「SGHだより」を通してSGコースについてある程度は知っていましたが、現役SGコース生から直接話を聞けたことで、SGコースの取り組みに以前より強い関心を持ってくれたようでした。
3年SGコース課題研究成果発表会
7月11日(木)午後からSGコース8期生(3年4H)による「課題研究成果発表会」を実施しました。8期生は、2年次の1月に行われた「研究発表会(日本語による発表)」以後に取り組んだ活動内容を盛り込み、さらに国際的な視点も加えて英語でプレゼンテーションを行いました。生徒たちは、忙しい中でも開会式・閉会式の進行から発表までを自分たちで運営し、SGコースらしいユニークで特色ある発表会を作り上げてくれました。
各班のテーマは以下の通りです。
A班:Reduce Food Waste to Save the Earth(食品ロスの軽減に関する研究)
B班:How to Make Use of Surplus Farm Produce(規格外野菜の有効活用に関する研究)
C班:Ishikawa Milk Project(県内酪農家の応援に関する研究)
D班:Fairtrade & TFT as the Prevailing Social Standards(フェアトレード&TFTの促進に関する研究)
E班:Support for Foreign Children through KANJI BINGO GAME~ Manna Be I Wanna Be ~(在日外国人の教育援助に関する研究)
F班:How to Resolve Loneliness(高齢者との交流促進に関する研究)
G班:NOT ONLY ECO-FRIENDLY(環境配慮と消費者利益に関する研究)
H班:Izumigaoka Rainbow Pride Ⅲ(ジェンダー多様性の理解促進に関する研究)
今回ゲストコメンテーターとして、金沢大学大学院の留学生のみなさん16名と、探究活動のサポートをしていただいているハウメット・ジャパン株式会社から社長のダヴィッド・ランベール氏と社員の方2名にご来校いただき、各班の発表後に英語で質疑応答をしていただきました。ゲストの方々の質問にメンバー全員で考えて答えようとする場面もあり、懸命にコミュニケーションを取ろうとする姿は特に印象的でした。探究活動だけではなく英語のコミュニケーション能力においても大きな成長が見られ、まさに1年半の集大成であったと感じました。
発表会終了後には、今度はSGコース9期生(2年4H)が、ゲストとしてお越しいただいた金沢大学の留学生の方々と共に探究活動のテーマについて英語でディスカッションしました。留学生のみなさんの出身国はアジア、アフリカ、ヨーロッパなど国際色豊かで、各国のSDGsに関わる状況などについて話をうかがいながら、生徒たちは身近な問題をグローバルな視点で俯瞰する視力を養いました。彼ら彼女らは10月に海外研修としてアメリカを訪問しますが、今日の交流会がそれに向けた1つのステップになりました。
2024年度「SGHだより」第1号
今年度の「SGHだより」第1号を掲載しました。
下記のリンクからご覧ください。
https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/izumih/SGH%E6%8E%A8%E9%80%B2%E5%AE%A4/SGH%E3%81%A0%E3%82%88%E3%82%8A
京都大学思修館訪問研修(2年SGコース)
6月8日(土)に「京都大学思修館訪問研修」として、2年SGコースの生徒たちが京都大学大学院総合生存学館(思修館)を訪問し、研究者である大学院生から課題研究のノウハウについて学びました。
一行は朝6時台の敦賀行き北陸新幹線に乗って出発。敦賀駅では8分しかない乗り換え時間をクリアし、午前10時ごろには京都大学に到着しました。思修館の建物の中に入ると、研究という言葉にふさわしい落ち着いた雰囲気があり、初めて研究機関というような場所を訪れる生徒たちはみな大きな期待を胸に大学院生の方々と対面しました。
8グループに分かれて、各グループに1人ずつ大学院生に入っていただきました。まずは、各担当の大学院生からご自身の研究テーマについて簡単に紹介していただきました。大学院生のみなさんの研究テーマは「社会的包摂の観点からみる歩道環境整備」、「日本における古典教育の効果の現場調査」、「グラフ機械学習を用いた医療機関の地域医療連携に対するインパクトの定量化」など多岐に亘っており、生徒たちは興味津々の様子で話を聞いていました。次に、本校生徒たちがまだまだ始まったばかりではありますが現時点での研究やテーマについて説明した上で、その方向性や内容に関していろいろと相談し助言を受けました。専門研究に従事する大学院生との議論を通して、アカデミックな刺激を得るとともに、自分にとってのロールモデルを発見する契機となりました。
午後からは、京都市内での班別フィールドワークを実施しました。生徒たちは、事前にどのような場所を訪問するかを自分たちで考え、自分たちでアポイントを取り、準備を進めてきました。ある班は日本の伝統工芸を継承する取り組みをしている企業を訪れ、伝統工芸の未来や継続的な支援のあり方についてインタビューを行いました。また、ある班はつくるまなぶ京都町家科学館を訪れ、ものづくりや町家の有効利用について理解を深めました。日帰りの研修ではありましたが、実際にフィールドワークを学校の外で行い、自分の足で歩き自分の目で確かめることによって、狭くなりがちな視野を広くしておくためのヒントを得ることができた一日となりました。
第1回SGコース・理数科探究交流会
5月29日(水)6限に2年SGコースと2年理数科の生徒たちが探究交流会を行いました。この交流は、現在進めている探究活動や研究についてお互いの視点からそれぞれのテーマを眺め、刺激し合うことを目的としています。SGコースは「社会への働きかけ(プロジェクト実践)のアプローチ」を採用することが多い一方で、理数科は「科学的な分析(実験)のアプローチ」を基本としています。それぞれのアプローチが異なるからこそ見えてくるものがあり、そのことについて指摘してもらうことで、今後の活動の射程が大きく変わります。
この交流会は今後定期的に行っていく予定です。お互いによい影響を与え、研究のレベルを高められるような取り組みにしていきたいと考えています。
台湾建國高級中学との交流会
4月16日(火)、以前より姉妹校交流のある台北市立建國高級中学(Taipei Municipal Jianguo High School)のみなさんが5年ぶりに本校を訪問されました。今回訪問されたのは、建國中学の莊智鈞校長先生をはじめとする3名の引率の先生方、および1・2年の生徒のみなさん34名です。お昼前に本校に到着され、歓迎セレモニー、昼食ののち、5限目は5つの授業(数学、古文、英語、公民、物理)にそれぞれ小グループに分かれて参加しました。担当された先生方の中には、英語が専門でないにもかかわらず、英語で話をしていただく場面もあり、グローバルを標榜する本校ならではの刺激的な授業となったようです。
6限目は、3年SGコースの探究の授業にお招きしました。3年SGコースは7月に最終となる英語発表会がありますが、これまでの取り組みを振り返る機会として、建國中学のみなさんに英語でプレゼンを行いました。建國中学の生徒の皆さんも流暢な英語で活発に質問をしていただき、生徒たちはこれからの英語プレゼンに向けてよい指針を得ることができました。
7限目は、2年SGコースの生徒と異文化交流を行いました。最初にお互いにプレゼント交換をしたのち、本校生徒が建國中学生徒とペアになり、キャンパスツアーを行いました。私たちにとっては見慣れた校舎であっても、本校を初めて訪問される台湾のみなさんにとっては初めての場所であるため、こちらが思ってもみなかい校舎内外の事物に注意を向けることになり、心地よい異化効果を楽しみながら散策を楽しみました。
10月には今度は本校の2年普通コースの生徒たちが台湾を訪問します。コロナ禍が終息した今、あらためてこの姉妹校交流を今後も続けていきたいと考えています。
「ミライシコウ金沢」に参加しました!
3月16日(土)に金沢大学角間キャンパスにて「第2回ミライシコウ金沢」が開催されました。これは金沢大学附属高校が県内外の21の高校(金沢泉丘、金沢二水、金沢西、金沢錦丘、七尾、小松、大聖寺、遊学館、高岡、藤島、仙台二華など)に呼びかけて行われた発表会です。年度末の行事ということもあり、各校の生徒たちは一年の集大成としてこのイベントに臨んでいるようでした。
プログラムには2つあり、プログラムAは発表会、プログラムBは高校生国際会議でした。前者はテーマごとに10の分科会(地域課題、教育、国際、環境など)に分かれており、本校からは2年SGコースの生徒たち(8グループ)が参加し、発表を行いました。生徒たちは、年明けからいくつかの発表会を経験してきていたため、より洗練されたプレゼンテーションスキルを身につけてきており、余裕を持って発表することができたようでした。また、発表がない時間帯には、他校の発表を聞く機会もあり、高校生同士がお互いに刺激し合うことができました。プログラムBは「高校生国際会議」ということで、国連大学の協力のもと、英語による講義やディスカッションが行われました。テーマは環境問題で、本校からも1年生から希望者が参加し、大いに学んだようでした。
探究の日を開催しました!
1・2年生が学年・コースを超えて互いに探究活動について発表したり、対話したりする「探究の日」を3月15日(金)に開催しました。
プログラムA「代表チームのモデルプレゼン」では、2年生の普通科普通コースの3グループ、SGコースの1グループ、理数科の1グループが講堂で1・2年生全員に対して発表を行いました。発表後の質疑応答では、鋭い質問が飛びかい、白熱した時間となりました。
プログラムB「探究ワークショップ」からは、各教室にて学年・コースを超えた5人グループで活動しました。最初は緊張した面持ちの生徒たちでしたが、SGコースの生徒が作成したアイスブレイク用の「すごろく」を通して打ち解けたようでした。午後からのプログラムC「1・2年全員発表」ではグループ内で、2年生が1年間取り組んできた探究活動の成果を発表し、1年生は次年度に取り組みたい探究活動について発表し、2年生からアドバイスをもらいました。
生徒の感想
「参考になる発表ばかりでとても刺激になりました。自分がこんな素晴らしい発表を来年できるのかという不安はあるけれどテーマ設定、実験・実践を重ねているのを見てかっこいいとモチベーションになりました。卒業生の 講評も聞くことができてよかったです。自分が得たい結果だけでなく他の視点からもアプローチするというのは確かに大事にしたいことだと感じました。」
「先輩方がとても楽しく話を進行してくださって良い時間を過ごせましたプレゼン能力の高さ、内容の高度さが一年生とはかけ離れて違い、輝いて見えました。先輩も去年この探究の日に当時の先輩から教わったことを活かしているというのを聞いたので、私も取り入れていきたいです。来年も楽しみです。」
1年生「Discussion Day(異文化交流会)」を開催しました!
2月10日(土)に、金沢大学の留学生や県内学校のALTなど35名に来校いただき、Discussion Dayを実施しました。
生徒は土曜日にも関わらず元気に登校し、外国人のゲストのみなさんと活発にディスカッションを行いました。
まず生徒たちは小グループに分かれ、留学生やALTの出身国の話を聞くことから始まりました。写真や地図などを使った説明によって、インドネシアをはじめ、タイ、韓国などのアジアの国々や、そのほかエジプトやコンゴ共和国、アメリカ、アイルランド、ノルウェーなど、様々な国の特色や文化に触れることができました。異文化に触れることで生徒の興味の幅が広がったことでしょう。
次に、今度は生徒たちが用意した「日本文化にまつわるもの」について、留学生やALTのみなさんに英語で紹介を行いました。生徒たちは、けん玉や将棋などのゲーム、お菓子やおやつ、アニメやキャラクターなど、様々な「日本の文化」を持参し、一生懸命にコミュニケーション活動を行いました。ドラゴンボールや呪術廻戦などのコミックを持参して、話がはずんでいるグループなどがあり、大変盛り上がっていました。弓道部、剣道部、柔道部の生徒たちは、弓や竹刀を持参したり、柔道着を着てくるなど、表情豊かにコミュニケーションを楽しんでいました。また、紹介するだけでなく、持参したコマやけん玉を留学生やALTと一緒に楽しそうに実演している姿も見られました。
小グループなので話がしやすく、また留学生やALTが楽しそうに聞いてくれるので、終始笑顔が絶えない様子が印象的でした。この活動を通して生徒たちは、英話での会話の楽しさ、さらにはコミュニケーションというものの本質に触れることができたのではないかと感じました。
令和5年度 石川県SSH/NSH合同生徒研究発表会を開催しました
本校と石川県教育委員会の主催で「石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会・いしかわニュースーパーハイスクール課題研究発表会」を、1月23日㈫、県地場産業振興センターにて開催しました。
発表会には本校の生徒約150人のほか、七尾、小松、金沢二水、金沢桜丘、能登高校も参加し、合計約650人の生徒が集まりました。発表は口頭発表とポスターセッションの形式で行われ、これまでの探究活動にて積み上げてきた研究の成果をお互いに発表しました。発表や質疑応答を通じて、生徒たちは他校の生徒から多くの刺激を受けていたようです。また、これからの探究活動や将来の大学での研究について見つめ直す生徒もいたようです。
以下、生徒の感想です。
「自分の想像より多くの高校生が探究活動に取り組んでいることを知った。もし私たち全員が『世界は自分たちの力で変えられる、少しでもよりよくしていきたい』という思いをもって卒業し、その後社会に出ていくのだと考えると、日本の未来も明るいなと感じた。各分野に多くのエキスパートが存在するのだと感じた。生きることにワクワクした!!」
「他校の発表内容は規模が大きく、統計などを用いて結果を考察していて、非常に参考になった。自分たちの発表に対しても泉丘の生徒とは違って目線でコメントしていただけてこれからの展望に大きく繋がったように思う。」
「普段はふれることのない他校の生徒との交流を通して、こんな発想あったんだ!この実験方法、斬新だな!と感じた。」
「自分たちのような文系的、SDGs要素を持った探究だけでなく、数学的な理論を展開している探究、ありふれた自然現象への焦点の当て方が多様な探究など、多種多様な発表を聞くことができたのは本当に貴重だった。探究に対する捉え方が広がったと思う。」
令和5年度SGコース課題研究発表会を開催しました!
1月19日(金)に2年SGコースの研究発表会を実施しました。生徒たちにとっては、4月から8グループに分かれて取り組んできた課題研究の1つの成果を披露する場となりました。論理的思考力や表現力を磨くとともに、質疑応答を通した対話によるコミュニケーション力を高めあいました。また、今回ご招待した8名のアドバイザーの方々からは、様々な視点に立ったアドバイスをいただき、今後の研究の参考になりました。
<発表タイトル一覧>
A班:参る!スマイル!食べる世界〔食品ロスの軽減に関する研究〕
B班:「アレ」の楽しい活用〔規格外野菜の有効活用に関する研究〕
C班:酪農だけど楽じゃない!〔県内酪農家の応援に関する研究〕
D班:Easyでい~じぃ〔フェアトレード&TFTの促進に関する研究〕
E班:Manna Be I Wanna Be〔在日外国人の教育援助に関する研究〕
F班:自分の影の踏まれ方〔高齢者との交流促進に関する研究〕
G班:+αで”えぇ”地球〔環境配慮と消費者利益に関する研究〕
H班:Izumigaoka Rainbow Pride Ⅲ〔ジェンダー多様性の理解促進に関する研究〕
5~6限の発表会の後、放課後にさらに「アフターセッション」として8名のアドバイザーのみなさんとさらに深い議論を行い、多くのヒントを得ることができました。
今後は、来週の「石川県SSH/NSH合同生徒研究発表会」でのポスター発表、3月に金沢大学で予定されている「ミライシコウ金沢」での発表、そして半年後の3年7月に行われる英語による最終発表会に向けてバージョンアップを目指します。
未来を読むプログラム⑥「大連達揮さんと一緒に考える“人と地域”、そして“自分の未来”」
本校では生徒たちにより広い視野を獲得してもらうために、外部から講師をお招きし「未来を読むプログラム」を開催しています。今冬は「How Else Should We See into the Future?」と題した3回シリーズの講座を開催しました。12月20日(水)、株式会社 akeru 代表の大連達揮さんをお迎えし、3つめのプログラムを実施しました。
生徒の感想:実際に起業した人の実体験を聞けて良かったです。社会では、自分が思っていた以上に人との繋がりや関わりが多いことが話からよく分かりました。「点を打つ」という表現が自分の中でとてもしっくり来ました。今のうちから少しでも多く点を打って、これからの可能性の幅を広げていきたいです。
生徒の感想:「人生のサンプルを増やす」ということを学べたのがすごく良かった。今日のこの企画に参加したこと自体が意味のあることだなと思ったし、大連さんという人に出会えたことが、自分の1つの“点”になるのかなと思う。
生徒の感想:自分でお金を払ってラジオをするとか、普通思いついてもやらないことをされていて行動力がすごいと思った。未来を読むプログラムの他の講師も、行動力がすごくてチャンスを無駄にしないんだなと思った。歩む道の何処かで点と点がつながると信じて行動するという言葉が印象に残って、自分はなにかするとき優柔不断なことがあるけど、悩むくらいならとにかく行動をして点を打てるようにしていきたいなと思いました。
キーワード:起業家、起業までの道のり、人とのつながり、地域づくり
未来を読むプログラム⑤「若き環境活動家 露木しいなさん が見つめる未来」
本校では生徒たちにより広い視野を獲得してもらうために、外部から講師をお招きし「未来を読むプログラム」を開催しています。今冬は「How Else Should We See into the Future?」と題した3回シリーズの講座を開催しました。2回目となる12月19日(火)には、環境活動家の露木しいなさんをお迎えし、現在進行中の活動について話をうかがいました。
露木さんは、高校3年間をインドネシアのバリ島にあるグリーンスクールで過ごしました。このグリーンスクールは、「持続可能な学校」を標榜する世界的に有名な私立学校です。木材だけでできた校舎、電気を使わない照明環境、節水に配慮したトイレなど、徹底的に環境のことを考慮されて運営されています。 教育面でも、「リーダー教育」を重視しており、子ども達の主体性を尊重した活動を行っています。露木さんは、このグリーンスクールの日本人女性初の卒業生とのことです。
1年生の感想:環境問題に対して活動していると聞くと自分たちの利便性を捨てる等価交換のような気がしていたが、実際にお話を聞くと自分たちの幸福や優先順位について考えるきっかけになり、未来においてのそれらについて考えることができた。
1年生の感想:高校生の今、できることが限られている感覚があって、もどかしい気持ちだったけど、高校生でも活動を始めることはできると感じられました。バリ島の高校に通ってみたかったなと思い、もっと中学のときに環境に興味をもったときから情報を収集したら良かったと感じました。だから、これから進路を決めるとき、世界にも視野を広げて情報収集をしようと思います。探究活動を進めるうえで参考になる話もたくさんあって良かったです。
2年生の感想:印象に残ったことは「一人じゃ何も変わらない、けど、一人からしか何も変わらない」ということだ。グレタさんも露木さんもはじめは一人から始めた活動だが、クラウドファンディングなどそれぞれの方法で支援者を見つけて、目的の達成に向かっていた。情報の格差は行動の格差だということにも共感した。情報は得ようと思えば得ることができるが、受動的にしていても全くではないが、有益な情報はあまり入ってこないように思う。テレビでも、ゴシップやエンタメなどもいいが、そういう情報は少ない。そういう観点から見て、このような特別授業の機会はありがたかったし、環境問題を知るいい機会になると考える。バリ島での高校生活にも興味を惹かれた。泉丘高校でも探究活動を行っているが、グリーンスクールではより実践的・具体的に取組をしていることが印象的だった。私達の探究活動は7月まで続くが、その活動でも消費者に呼びかけて、まずは情報を与えることを大事にして、実践的な活動をしていきたいと思った。
キーワード:環境、Green School Bali(バリ島のグリーンスクール)、化粧品開発、大学生
未来を読むプログラム④「ウフフドーナチュ代表・志賀嘉子さん」
本校では生徒たちにより広い視野を獲得してもらうために、外部から講師をお招きし「未来を読むプログラム」を開催しています。今冬は「How Else Should We See into the Future?」と題して3回シリーズの講座を開催しました。その1回目を12月15日(金)の放課後に実施しました。講師には、ウフフドーナチュ代表の志賀嘉子さんをお招きしました。
志賀さんは、これまでも本校の探究活動にご協力いただいていましたが、今回は「フードロス」「女性の働き方」「起業」「働きやすい環境づくり」などについて講演をしていただきました。参加した31名の1年生、2年生たちは、あるべき1つの働き方について貴重な視点をいただくことができました。
1年生の感想:とても貴重な経験をさせていただきました。働くということに対するイメージがガラッと変わりました。そんなに重くうけとめずに楽しんでやるのが一番なんだなと感じました。また、人を信じて任せるというのがすごく心に深く刺さりました。探究の活動で、つい自分が全部を背負いがちになるのでもっとまわりに任せる必要があるんだなと思いました。まわりは自分が思ってるより沢山の能力をもっていて、自分達がやりたいことの可能性がもっと広がることに気づけたので今後にいかしていきたいなと思いました。生き生きと楽しんで仕事をされている志賀さんにこれからの希望を沢山いただきました。チャレンジを重ねていきたいと思います。すてきなお話本当にありがとうございました。
2年生の感想:「努力は夢中に勝てない」この言葉に心打たれました。苦手なことでも努力することでできるようになるとは思うけれど、夢中でやっていることは実感としてどれだけでも続けられるし、努力を努力と思わないと気づきました。私も色んな経験をして夢中になれることを見つけたいです。また「スキルを見出す」というお話も興味深かったです。やっぱり歳を重ねるにつれて自分の事をわかった気になって自分の限界を決めてしまうと思います。しかし、「そうでは無いよ」と会社が言ってくれるだけでも働きやすくなると思うしそんな会社に勤めたいなと思いました。同じ女性として、こんな会社が県内にあるというのはとても心強いです。今日話を聞きに来て良かったなと思いました。
キーワード:フードロス(捨てるのは卵の殻だけ)、女性の働き方、女性起業家、働きやすい環境づくり
※本校SGH推進室は「未来を読むプログラム」と題した特別授業を開催しています。各方面で活躍する講師の方をお招きし、それぞれの立場から、5年後、10年後、20年後の未来が、どんな世界になっているのか、どんな社会課題が生まれているのか、そのために今何を感じ、何に取り組んでいるのかを語ってもらいます。普段の授業ではなかなか考える機会のない「未来」について生徒が考え、視野を広げ、社会課題の解決を目指す志の種を手に入れてほしいと考えて、企画・実施しています。
1年生 SG探究基礎 最終発表会
12月12日(火)の6・7限目に1年生のSG探究基礎の最終発表会を行いました。
半年間かけてグループで協力し実践してきた身近な「ごみ問題」の解決方法や実践内容を、他クラスの生徒に発表しました。
クラスを解体しての発表形式に、はじめは緊張していたようでしたが、回数を重ねるうちに質問や感想を言い合う姿が活発になっていきました。
発表会後に書いてもらった感想の多くに、他グループのアプローチの仕方や様々な解決方法に驚いたり興味を持ったりして聞くことができた。緊張したけど、発表という経験ができてよかった。と書いてくれていました。4分間の発表を堂々と話す生徒の皆さんの姿、質問を積極的に行う様子、さすがだなと感心しました。お疲れさまでした!
【生徒感想】どの班の発表も色んな視点から実施したことや調べたことをまとめていて、柔軟に考えられているのが参考になった。消費者と農家という視点でニーズを分けていたり、メリット・デメリットがよく書かれていて共感しやすかったし説得力があった。質疑応答ではみんな積極的に質問していたし、私も深い質問はできなかったけれど気になったことを聞くことができて考えを深めることができた。雰囲気も良かった。ただスライドを読むのではなく口頭でしっかり伝わるように臨機応変に発表できたと感じた。これからの探究活動でも広い視野を持って情報をわかりやすく発信したい。
【生徒感想】今日他のクラスの発表を聞いて、自分では思いつかなかったアイデアばかりでとても面白かった。オーシャンクリーンアップの影響を受けた、海洋プラスチックごみについてのテーマが多かったが、そのどれも違う切り口・違う解決法を提案していて、一つの問題でも様々なアプローチがあることを実感した。また、プラスチックごみに関係のない話題でも、独自の着眼点があって驚いた。文字が目立たせてあったり、写真やイラストを大きく使ったスライドは目を引くし、わかりやすいなと感じた。また、自信を持ってハキハキ話している発表が内容が頭に入りやすいと思った。
【お知らせ】SGコース課題研究発表会を開催します
本校では、令和元年度に文部科学省「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の事業指定が終了し、それ以降はSGHの取り組みと「いしかわニュースーパーハイスクール(NSH)」の取り組みとを融合し、課題研究を通したグローバル人材の育成に発展的に取り組んできました。
この度、2年SGコースの生徒たちによる「SGコース課題研究発表会」を下記の通り開催いたします。ぜひ御参加いただき、御指導、御助言を賜りますよう御案内申し上げます。
1 目的
SGコースの課題研究の成果を発表することを通して、論理的思考力や表現力を磨くとともに、質疑応答を通した対話によるコミュニケーション力を育む。また、社会に開かれた探究活動の意義や成果について、発表やアドバイザーとの対話の様子を見ていただき、教育関係者にも提示する機会とする。
2 日時
令和6年1月19日(金) 13:05~15:55 *オンデマンド配信あり
3 場所
大会議室および視聴覚室(2階)、iStudio(5階)
4 参加者
2年SGコース生8グループ40名、ゲストアドバイザー8名、企業関係者、教育関係者、生徒の保護者
5 タイムテーブル
13:05~13:15 開会の挨拶、ゲストアドバイザー紹介
13:15~13:25 移動・準備(4グループずつ2部屋に分かれる)
13:25~13:45 発表①(1グループ20分で実施:発表8分、質疑応答7分、アドバイザー講評4分、次の準備1分)
13:45~14:05 発表②
14:05~14:15 休憩(10分)
14:15~14:35 発表③
14:35~14:55 発表④
14:55~15:05 休憩(10分)※全員iStudioに移動
15:05~15:50 アフターセッション(アドバイザーと各グループの対話)@iStudio
15:50~16:00 閉会の挨拶
6 発表テーマ
A班〔食品ロスの軽減に関する研究〕 B班〔規格外野菜の有効活用に関する研究〕
C班〔県内酪農家の応援に関する研究〕 D班〔フェアトレード&TFTの促進に関する研究〕
E班〔在日外国人の教育援助に関する研究〕 F班〔高齢者との交流促進に関する研究〕
G班〔環境配慮と消費者利益に関する研究〕 H班〔ジェンダー多様性の理解促進に関する研究〕
7 オンデマンド配信について
発表の様子を録画し、後日YouTube でオンデマンド配信を行います。参加申込の際、オンデマンド配信の視聴をご希望ください。連絡用に登録いただいたメールアドレスあてに後日、視聴用URLをご案内させていただきます。
8 参加申込
参加は、「当日参観」および「後日動画視聴」を準備しています。
下記URLをクリックし、Googleフォームに必要事項を入力し、参加申込をお願いします。
参加申し込みフォーム:https://forms.gle/ixinbnjTMx8zjUzs6
申込締切:令和6年1月15日(月)
SGHだよりの第5号を掲載しました
今年度の「SGHだより」第5号を掲載しました。
10月~11月までの行事についてとなります。
下記のリンクからお読みください。
https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/izumih/SGH%E6%8E%A8%E9%80%B2%E5%AE%A4/SGH%E3%81%A0%E3%82%88%E3%82%8A
未来を読むプログラム③ 本校卒業生がフェアトレードと途上国支援を語る
未来を読むプログラム「フェアトレードコーヒーでウガンダ農家を救う勝裕くんから学ぶ途上国支援」を11月17日金曜日の放課後に開催しました。講師に招いたのは勝裕遼さん(本校SGコース卒業生、神戸大学大学院生)。フェアトレードコーヒーの販売を手掛ける「ジェバレコーヒー」を立ち上げ、ウガンダの貧困問題と向き合う若き社会起業家です。勝裕さんの特別授業には、1・2年生42名が参加しました。
講演では、勝裕さんが高校時代に考えていたことや、途上国支援を始めたきっかけ、フェアトレードコーヒー販売に乗り出して気づいたこと、今後の展望などを話しました。生徒との質疑応答も盛り上がりました。
【感想】
1年女子
「今まで、アフリカの貧困や衛生環境の問題についてニュースなどで何度も見たことがあり、私も元々の勝裕さんと同じように「かわいそう」という印象を持っていたので、今回のお話で驚くことがたくさんありました。生活が苦しい・お金がないという状況の中でも日々働いて生きているウガンダの方々の姿がキラキラしていて眩しいなと感じました。ジェバレコーヒーでの農家さんのカードを見た女性のエピソードで、こんな小さな興味を持つことからも国際協力につながると気づき、はっとしました。置かれている状況からのただの連想ではなく、“その人自身”と向き合って行動されている勝裕さんのような考え方、視点を持って社会問題を見つめていきたいです。」
2年女子
「最後に探究でフェアトレードに取り組んでいるということで質問させていただいた生徒のうちの一人です。今日は素晴らしいプレゼンをありがとうございました。これまで何人かフェアトレードに関するお仕事をしている方にお話を聞いてきましたが、ビジネスとして成立させている方がほとんどだったので、国際協力の色合いが強い活動をされている方のお話を聞くのは今回が初めてでした。ダイレクトトレードというのは初めて聞いたけれど、より現地の人たちに近い取引の形なのかなと思います。フェアトレードと一口に言っても、活動の上で重要視しているものがそれぞれ違って奥が深いことを改めて実感しました。また、私自身は元々イスラム教圏やインドでの女性の人権問題に関心があって、現地に出向いて直接的に何か活動ができれば、とぼんやり思っていたので、直接発展途上国に出向いて活動しているSGの先輩のお話という意味でも有意義な時間になりました。それらの国に行くことは大きなリスクを伴うとわかってはいますが、今日のお話で現地の人と直接交流してみたいという気持ちが強まったように思います。」
※本校SGH推進室は「未来を読むプログラム」と題した特別授業を開催しています。各方面で活躍する講師の方をお招きし、それぞれの立場から、5年後、10年後、20年後の未来が、どんな世界になっているのか、どんな社会課題が生まれているのか、そのために今何を感じ、何に取り組んでいるのかを語ってもらいます。普段の授業ではなかなか考える機会のない「未来」について生徒が考え、視野を広げ、社会課題の解決を目指す志の種を手に入れてほしいと考えて、企画・実施しています。
1年「先輩に学ぶプレゼン術」、2年「社会人と語る会」を開催
11月3日(金・祝)に、本校OB・OGの社会人や大学生の方々をお招きし、恒例となっている1年「先輩に学ぶプレゼン術」および2年「社会人と語る会」を実施しました。
1年生を対象に行われた「先輩に学ぶプレゼン術」では、東京大学、京都大学、東京外国語大学、神戸大学、金沢大学で学ぶ卒業生たち13名からプレゼンテーションを通じて「大学での学びと自分の将来」について話を聴き、1年生たちは自分たちの先輩というロールモデルから大きな学びを得ました。
2年生対象の「社会人と語る会」では、様々な分野に携わる合計12名の社会人OB・OGの方から「働くとは?」というプレゼンテーションと、それに続けてグループディスカッションが行われました。グループディスカッションでは、講師のみなさんが用意した各職業に関わる「問い(仮説)」を2年生に問いかけていただきました。グローバル化する中で答えを見つけるのが容易ではない課題が今後ますます増えることが予想されますが、生徒たちは10年後、20年後の自分が何をしているか、どこにいるかを思い描きながら、熱心に語り合っていました。
さらに、放課後には第2部として座談会を行い、1、2年生の希望者が大学や高校生活について積極的に先輩に質問する様子が見られました。終了時間が過ぎても個別に質問に行く生徒もおり、盛会のうちに終わりました。
【先輩に学ぶプレゼン術:生徒感想】4人の先輩方のお話を聞いて、プレゼンでは、端的に話すところと詳しく話すところを分けて話すことが大切だと思った。パワーポイントは文字を多く入れるのではなく、写真を中心に入れて興味関心を引き、伝えたいことは目立つように入れることが大切だと学んだ。難関大には、優秀な人が多く自分自身を高められることができるとわかった。今回の話を聞いて勉強のモチベーションが高まったので、まずは基礎固め、特に古文単語や英単語などの小テストから満点をとれるように努力しようと思った。
【社会人と語る会:生徒感想】今回の講義を通して、変化に適応すること、優先度を明確化すること、なりたい自分をロールモデルすることなど働くに当たって大切なことを学ぶことができた。一つの職業に対して様々な役割の人がいて、当然その役割が自分にとってつまらない、面白いの差はあるが、自分の軸をぶれさせず、変化に対して柔軟に対応していくことが大切なのだと感じた。責任をもって一つのことをやり遂げると次の機会につながり、可能性が広がって楽しくなるという意味の「仕事の報酬は仕事」という言葉を胸にこれからも頑張ろうと思った。
SGHだよりの第4号を掲載しました
今年度の「SGHだより」第4号を掲載しました。
2年SGコース海外研修特集号となります。
下記のリンクからお読みください。
https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/izumih/SGH%E6%8E%A8%E9%80%B2%E5%AE%A4/SGH%E3%81%A0%E3%82%88%E3%82%8A
3校合同探究活動交流会に参加しました!
10月17日(火)午後、金沢錦丘高校で「3校合同探究活動交流会」がありました。参加したのは、本校、金沢錦丘高校、金大附属高校の1、2年生の希望者です。本校からは2年普通コース文型と理型の生徒および2年SGコースの生徒たちが参加しました。この交流会は今年度からの新しい取り組みで、生徒たちは各校で取り組んでいる課題研究や探究活動について情報共有を行いまいした。
これまで、校内においてクラス間での情報共有などは行っていましたが、異なる学校間での交流は、なかなか実施できていませんでした。今回、本校生徒たちが、他の学校の生徒のみなさんと楽しく有意義に交流している姿が見られ、このような交流会を継続的に実施できれば、学校の枠を超えた横のつながりがあらたに生まれるという思いを強くしました。
SGコース2年海外研修⑥
アメリカで過ごせる最終日です。
ワシントンD.C.ではホワイトハウスやリンカーン記念堂、連邦議事堂など、アメリカを象徴する建造物を訪れ、建国の理念や歴史に思いを馳せました。
また、世界銀行、日本大使館を訪問し、世界を舞台に活躍されている方々のリアルなお話を聞く機会がありました。
どの方もユーモアを交えながら講話をしてくださり、プレゼンをしてきた自分たちのヒントになることがたくさんありました。また、海外で日本を代表して仕事をするうえでの心構え、そこに至る道筋についての具体的なイメージを持つことができました。
日曜に始まった海外研修も終わりを迎えようとしています。今回の旅で、異国の人々と恐れずにコミュニケーションを取ろうとする意欲、積極的に質問する力、将来の進路に対するヒントなど、さまざまな収穫を得、成長することができました。五感を通じて手に入れた今回の糧を、今後の学習や探究活動に活かしてほしいです。
明日の出発は五時。最後まで安全に気を配り、みんなで元気に帰国したいと思います。
SGコース2年海外研修⑤
はやくも5日目。朝、ホームステイ先のファミリーと名残惜しくお別れする姿がたくさん見られました。ホームシックならぬホームステイシックだと訴える生徒も。プリンストン高校のみなさん、本当にありがとうございました!
緑あふれる広大な敷地に歴史的な建造物の立ち並ぶプリンストン大学へ。大学生の方々にゆっくりとキャンパスを案内していただき、海外で志を持って学ぶロールモデルのお話をたっぷり聞くことができました。
午後からは今回最後の課題研究プレゼン。これまでの経験を活かし、改善しながら自分たちの研究について堂々と話しており、1回目からの成長を感じました。
今回、様々な国籍やバックグラウンドを持つ大学生と交流することで研究に対する新しい視点やアイディアを持つことができました。また、日本語を学ぶ学生たちの姿を見て、自分たちの英語学習に対するモチベーションも大いに高まったことと思います。失敗を恐れずにコミュニケーションを取ろうとする姿勢が見え、みんな自信をつけることができました。
4時間かけてワシントンへ。明日はまたこれまでと違ったアメリカの顔が見られそうです。
SGコース2年海外研修④
研修四日目はプリンストン高校での1日です。
生徒はホストファミリーのバディとともに元気に登校しました。昨夜はそれぞれに家族として温かく迎えていただき、ゲームをしたりアニメを一緒に見たりと楽しく過ごすことができたようです。
今日はグループに分かれて現地の高校生とともに物理やラテン語、歴史の授業などを受けました。どの授業も活気にあふれており、専門的でわからないこともありましたが、どんどん質問や意見を出す積極的なプリンストンの生徒を見て大きな刺激をもらいました。
また、この研修中二回目の課題研究プレゼンを日本語クラブの生徒に対して行う機会もありました。英語を話すことにまだまだ手一杯で、悔しい気持ちをしたグループも。明日のプリンストン大学での発表に向けて改善していきたいと思います。
課題研究プレゼンやランチタイム、その他さまざまな場面で同世代の高校生と親しく交流することができ、笑顔あふれる1日となりました。
今夜でホームステイも終わりです。ホストファミリーとの貴重な時間を楽しく過ごしてほしいと思います。
SGコース2年海外研修③
研修3日目、NY最終日です。国連本部まえで記念撮影をした後、国連日本政府代表部を訪問しました。
二等書記官として活躍されている西山輝書記官より、国連における日本の役割や西山さん自身のこれまでの活動をお話しいただき、国連で働くことの意義について理解が深まりました。ニュースで切り取られることのない世界各地の諸問題に思いを馳せてほしいという西山さんのメッセージは、SGコースの生徒たちの心に深く響いたことでしょう。質疑応答も活発に行われ、大変有意義な時間となりました。
Ground Zero周辺を見学した後はバスで一時間半かけてプリンストン高校へ。ドキドキわくわく、歓声と拍手の入り混じるホストファミリーとの対面です。
今日から二泊三日、家族として迎えていただきます。アメリカでの生活を体感し、異文化理解を深めてほしいと思います。
SGコース2年海外研修②
2日目はアバナードNYオフィスでの企業研修です。
多様な人々が働く最先端の企業で経験した多岐にわたるワークショップは、日本では得難い学びに満ちたものでした。
午前中はオフィス見学にはじまり、アイスブレイクでアバナードやNYdeボランティアの皆さんと語らいながら、和やかな雰囲気のなかで自己開示をしていきました。ダイバーシティセッションでは人種、民族、ジェンダーなど多様性に満ちたNYならではのお話を聞くことができました。
午後はパーソナルブランディングワークショップを経て、エンジニアの高良聡子さん、カミール・パンザクさんの講話を聞き、自身の特性や好みを鑑みたキャリアデザインの考え方を知ると同時に、自分自身をポジティブに捉えることの重要性を学びました。
そしていよいよ探究のプレゼンです。相手にわかりやすく伝えるよう、また興味を持ってもらえるように、何度も練習を重ねてきました。いただいた新たな視点や気づきを今後の研究に活かしていこうと思います。
アバナードやボランティアの皆様には大変温かく迎えていただき、生徒の視野が大きく広がる貴重な体験をさせていただきました。本当にありがとうございました。
SGコース2年海外研修①
2年SGコースの生徒が研修先の米国ニューヨークに到着しました。
出発はあいにくの雨でしたが、こちらではお天気にも恵まれ、気持ちよく街中を歩くことができています。
初日は昼食をとった後、現地ガイドさんの案内のもとウォール街を散策し、早速英語の洗礼を受けました。
今日はしっかりと休んで、一人ひとりが出発前の自分よりひと回り成長できるような実りある研修となるよう、これからの7日間を過ごしたいと思います。
2年SGコース「YUセミナー」開催!
9月21日(木)5~6限に、2年SGコース対象の「YUセミナー」が開催されました。講師として、本校の卒業生で、現在アメリカ・ニューヨークのブロードウェイでミュージカル女優として活躍されている由水南さんをお招きし、英語と演劇を織り交ぜた体感型ワークショップを行っていただきました。
2年SGコースの生徒たちは、10月1日(日)から7泊8日の日程で、アメリカ東海岸の都市を訪問する米国研修に参加します。その研修に向けて、間違いを恐れずに積極的に英語でコミュニケーションを取る姿勢を身につけ、8日間を有意義に過ごすためのマインドセットを学びました。
参加した生徒の感想:私は英語を喋るのが苦手で、あまり人前で英語を喋りたくないと思っていた。しかし、いつまでも英語を喋ることから逃げていてはずっと上達しないままなので、これからは積極的に喋ってみたいと感じた。今日のワークショップは明るい雰囲気で、みんな笑顔だったので苦手なことも挑戦しやすかった。アメリカではさらにいろんなことに挑戦してみたい。
米国マンスフィールド財団との交流会
7月25日(火)の午後からアメリカのマンスフィールド財団のフェロー9名を本校にお招きしました。マンスフィールド財団は、毎年アメリカの政府機関に勤める職員を日本に派遣しています。フェローのみなさんの所属先は、米国空軍、米国海軍、食品医薬品局、エネルギー省、国土安全保障省、商務省、NASAです。
フェローのみなさんは1年間日本に滞在し、日本の政府機関で活動される一方で、全国の主要都市を訪れています。金沢もその都市の1つで、石川県国際交流協会の援助のもと、日本語や日本文化について学んでいらっしゃいます。その活動の一環として、毎年県内の高校を訪問し、高校生たちと日本語と英語で交流されています。今回、本校もその機会をいただき、交流会を実施することになりました。
当日は、部活動などがあるなか、1・2年生の参加希望者が21名参加してくれました。まず、最初に24Hの大谷さんがユーモアをまじえて歓迎のあいさつを英語で述べました。
次に、フェロー9名からそれぞれ日本語でご挨拶をいただきました。日本語を積極的に話そうとするフェローの方たちの姿は英語を学ぶ本校生徒にも大きな刺激になっていたようです。
その後には、24Hの真柄さんが本校の特色や学校生活について日本語で説明をしました。
その後、15分ずつのグループトークを4回行いました。生徒たちは「フェローの仕事」「フェローの日本についての印象」「フェローの高校時代」「フェローの最も印象深い人生体験」の4つのテーマをもとに、英語と日本語でディスカッションを楽しんでいました。今後の人生の指針の1つを得られた生徒も多かったようです。
最後に、記念写真を撮りお別れしました。今回、大変貴重な経験をすることができました。今後もぜひこのマンスフィールド財団のみなさんとの交流を継続したいと考えています。
3年SGコース 課題研究成果発表会
7月13日(木)の午後から3年SGコース生による課題研究成果発表会が開催されました。
SGコースの3年生(SGコース7期生)はこの発表会が最終ゴールとなるため、これまでの活動の集大成となりました。
今回はその探究活動の内容にグローバルな視点を加味して、英語でプレゼンテーションを行いました。
大変タイトなスケジュールの中、生徒たちはよくがんばり、
発表だけでなく開会式・閉会式の司会進行もすべて英語で行い、
SGコースの歴史にまた異なる色味を与えてくれました。その色が7期生のクラスカラーとなっていくことを期待します。
ここで、彼ら彼女らが発したメッセージをみなさんと共有させていただきます。
"We promise we will continue to make a difference in this world of uncertainties,
never giving up the hope of making it a better place to live
発表会終了後、今度は2年SGコースの生徒たちが、
発表会にゲストで来ていただいた金沢大学の留学生のみなさんと
4月に始まったばかりの探究活動について英語でディスカッションしました。
2年生も3年生に負けず劣らず積極的に英語によるコミュニケーションを行っていました。
彼ら彼女らは10月に海外研修としてアメリカを訪問することになっています。
今日の交流会はそれに向けた1つのステップになったようでした。
2023年度「SGHだより」第3号
今年度の「SGHだより」第3号を掲載しました。
下記のリンクからお読みください。
https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/izumih/wysiwyg/file/download/31/3805
2023年度「SGHだより」第2号
今年度の「SGHだより」第2号を掲載しました。
今回はSGコースについての活動を紹介しています。
下記のリンクからお読みください。
https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/izumih/wysiwyg/file/download/31/3757
2023年度「SGHだより」最新号
「SGHだより」最新号を掲載しました。
下記のリンクから読むことができます。
https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/izumih/SGH%E6%8E%A8%E9%80%B2%E5%AE%A4/SGH%E3%81%A0%E3%82%88%E3%82%8A
米国海外研修6日目 ニューヨークの大学生と交流・メトロポリタン美術館訪問
いよいよ研修も最終日です。午前中はニューヨークの大学生と交流をしました。チームに分かれてのゲームや日本から持ってきたお土産を囲んで交流した後は、今回の海外研修では3回目となる英語でのプレゼンテーション。昨日のアバナード研修で得たアドバイスをもとに、プレゼンを改良して臨むことができました。堂々と英語で質疑応答もこなす姿から、この6日間を通して個人・チームとしていかに大きく成長したかが伝わってきました。
その後はコロンビア大学の活気あふれるキャンパスを現地の大学生と一緒に散策しました。たくさんの方と交流することができ、プログラムの終了後はもっともっと話したい!という声があちこちから聞こえるほど、大変充実した時間を過ごすことができたようです。学生の皆さん、コーディネイトして下さったNY de Volunteerの皆さん、本当にありがとうございました。
午後はメトロポリタン美術館を訪問です。10年以上かかっても全ての展示を鑑賞しきれないと言われるほどの膨大なコレクションの中、必見の作品を中心に見学しました。中でも誰もがが知るような画家の作品がずらりと並ぶフロアはまさに圧巻。それぞれの作品にまつわるエピソードを聞きながら、その作品の時代やアーティストの人生に思いを馳せました。
明日は帰国日です。
ぐっすり寝て、しっかり荷物をまとめて、最後まで安全に気をつけながら過ごしたいと思います。
米国海外研修5日目 アバナードオフィス訪問・研修
5日目は企業研修として、アバナードのNYオフィスを訪問しました。
前半では、自分をポジティブに表現するセルフブランディングの手法を学びました。短時間で相手に自分を効果的にアピールするというのはやってみると案外難しく、自分を肯定的に見つめ直す良いセッションとなりました。
続いては、自分達の研究内容を英語でプレゼンテーション。現地の社員の方からフィードバックをいただき、アイデアをより魅力的に伝えるためのヒントを得ることができました。
アメリカで活躍するエンジニアの高良智子さんと弁護士の浦野裕介さんの講演では、海外でキャリアを積むことの魅力やそれぞれの業界の面白さを知ることができ、従来の型にとらわれがちな私たちの意識を変えるようなお話を伺うことができました。
今日1日のプログラムで受けた刺激は生徒一人ひとりの心を揺さぶるものであったに違いありません。最後の交流会でも、学んだことを早速実践し、自分から一歩踏み出してコミュニケーションをとる様子が見られました。ボランティアスタッフやアバナードの社員の方々をはじめとするご協力いただいた皆さん、充実した1日を本当にありがとうございました。
研修も残りわずかとなりました。全員が日に日に成長する姿を頼もしく思います。
米国海外研修4日目 プリンストン大学生との交流・プレゼンテーション
4日目はプリンストン大学を訪問し、日本語を学んでいる大学生と交流をしました。
到着しランチ交流をした後は、各探究班ごとに自分達の研究内容について英語でプレゼンテーションを行いました。
これまでの探究活動における自分達たちの挑戦などがしっかりと相手に伝わるように発表準備を重ねてきました。その成果が発揮され、大学生からも助言をいただき、今後の研究のヒントを得ることができました。また発表終了後には、日本のお土産やそれぞれの趣味などの話で大いに盛り上がりました。
大学生によるキャンパスツアーでは、校舎や図書館、寮、食堂など、赤色の煉瓦造りと緑の美しいキャンパスを散策しました。滞在はあっという間で、各グループ大変名残惜しくキャンパスを後にしました。プリンストン大学の皆さん、本当にありがとうございました。またお会いしましょう!
明日は企業訪問です。本日と同様プレゼンをする機会があります。
今日の出来を踏まえて、よりよいものになるよう明日に臨みます。
米国海外研修3日目 ワシントンDC研修
3日目はワシントンDCの各所を訪れました。午前中は連邦議事堂やホワイトハウスなど、アメリカ政治の中枢を担う建物と記念堂を訪れ、アメリカの建国の理念や歴史に思いを馳せました。午後は自然史博物館とスパイミュージアムへと足を運びました。アメリカが誇るスミソニアン博物館群のうちの一つ、自然史博物館では、その大規模な展示に圧倒され、あっという間の充実した2時間でした。
1日を通して、ニューヨークとも違う街並みや雰囲気を感じながら、たくさんのことが吸収できました。明日はプリンストン大学との交流です。生徒は空き時間もグループごとに集まり、プレゼン準備の最終調整を行う姿が見られました。充実したセッションとなるよう十分に準備をして臨みたいと思います。
米国海外研修2日目 国連日本政府代表部訪問
研修2日目、ニューヨークにある国連日本政府代表部の訪問です。一等書記官として政務部の業務に携わる難波書記官のお話を伺い、国連における日本の役割・課題や今後の見通しについて理解を深めました。
また難波さん自身の体験に基づいたお話も聞かせていただき、国連で働くやりがいや海外留学の意義についても知ることができました。質疑応答も大変活発に行われ、学びのあるセッションとなりました。
その後は、Ground Zeroやウォール・ストリート周辺を歩いての見学です。
午後はバス移動をし、約4時間かけて明日からの研修先であるワシントンDCに到着しました。
夕食もしっかり食べ、みんな元気に3日目を迎えます。
米国海外研修1日目 由水南さんとのワークショップ
2年SGコースの生徒が研修先の米国ニューヨークに到着しました。
1日目は、本校卒業生でブロードウェイ俳優としてニューヨークで活躍されている由水南さんとのワークショップを行いました。身体と心をほぐすエクササイズに加え、由水さんから、今回の研修を成功させるための3つのキーワードを学びました。早速実践し、自ら積極的に考えや感情を表現しようとする前向きな姿が見られました。
由水さんからの言葉をヒントに、一人ひとりが出発前の自分よりひと回り成長できるような実りある研修となるよう、これからの7日間を過ごしたいと思います。
【SGH推進室】WWL・SGH探究甲子園出場
3月19日、関西学院大学などが主催する「WWL・SGH探究甲子園」がオンラインで開催され、本校2年SGコースの5名が参加しました。SDGsの実現を目指し、全国で探究活動を行う高校生がその成果を発表する機会です。
本校からは「農業戦隊 JIWAMONERS」と題した発表を行いました。「高校生が農業を職業選択の視野に入れる」ことを目指し、その第一歩として高校生に農業への興味・関心を持ってもらいたいと活動をしてきました。農業体験イベントの実施や、農業に関する様々な取材活動を行いSNSで情報発信してきた成果を発表しました。
他校との質疑応答では、積極的な情報発信についての秘訣など、多くの質問が寄せられ、情報交換を行うことができました。テーマは様々でしたが、高校生が独自の視点と熱い思いで社会課題の解決に取り組んでおり、多くの刺激と気づきを得ることができました。
探究の日
3月17日(木)、「探究の日」を実施しました。全校生徒が一日「探究漬け」になるイベントです。クラスを解体し、学年・文理混合のグループを作り、発表や交流を行いました。
【ProgramA アイスブレイクとマインドセット】
探究の日の雰囲気づくりを目的に実施しました。講師として合同会社楽しい学校コンサルタントsecondの前田健志氏をお迎えし、各教室とオンラインでつなぎ、付箋やマジックを使いながらの意見交換などを行いました。初めて対面するメンバーの緊張をほぐし、探究活動のモチベーションを上げる活動となりました。
【ProgramB 代表チームのモデルプレゼン】
プレゼンテーションのトップモデルを知ることを目的としました。全校生徒が講堂に集合し、1年普通科・2年普通科文型・2年普通科理型・2年SGコース、2年理数科のそれぞれの代表5チームが、全校生徒の前で発表しました。参観生徒からの質問も多く、活発な質疑応答が行われました。
【ProgramC 1・2年全員発表】
全生徒が探究の成果を発表し合うことを目的に行いました。指定教室でChromebookの画面を見せながらのポスターセッション形式で発表を行いました。質疑応答では、学年や文理の枠を超えた議論が活発に行われ、新たな気づきが生まれました。
【ProgramD 対話での振り返り】
1年間の探究活動での学びを対話により振り返ることで、メタ認知の力を養うことを目的としました。2年生が会話をリードし1年生に向けて探究を進める上でのアドバイスを行ったり、1年生が積極的に質問するなどの様子が見られました。各教室をオンラインでつないで全体進行するとともに、各教室の教員がファシリテーターとなり活動を進めました。
探究の日は今年で2回目の実施でした。クラスを解体し1日を通して探究活動を行うという大規模な行事が実施できるのも、探究活動が生徒・教員に浸透し、学校全体で取り組みが進んでいる証だと感じています。
【SGH推進室】2年SGコース課題研究発表会
2月4日、本校SGコース2年生の課題研究発表会を行いました。8班の生徒たちが、これまでの課題研究活動の集大成として発表しました。
新型コロナウイルス感染拡大状況を受け、会場にはアドバイザーの3人の方のみお招きし、その他課題研究にご協力いただいた関係者や教育関係者、保護者の皆様にはオンライン配信しました。また、年度当初からご助言をいただいている、京都大学大学院思修館の皆様には、発表会の後zoomで講評やアドバイスをいただきました。
今年度はコロナ禍の制約もある中、イベントの開催や関係団体との協働など、さまざまな形で実践的な活動を行いました。自分たちの力で社会課題の解決に近づこうとする意欲溢れる発表が行われました。ご協力いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
令和3年度石川県立金沢泉丘高等学校SGコース課題研究発表会の開催について
今年度のSGコース課題研究発表会を下記の要領で開催することになりましたので、お知らせします。
1 目 的 SGコースの課題研究の成果を発表することを通して、論理的思考力や表現力を磨く
とともに、質疑応答を通した対話によるコミュニケーション力を育む。
2 日 時 令和4年2月4日(金)13:05~15:55
3 参加者 生徒:2年SGコース生41名
4 タイムテーブル
13:05 開会の挨拶、アドバイザー紹介
13:10 研究発表A~C(発表7分+アドバイザーとの質疑応答7分×3)
14:10 研究発表D~F(発表7分+アドバイザーとの質疑応答7分×3)
15:10 研究発表G~H(発表7分+アドバイザーとの質疑応答7分×2)
15:40 アドバイザーからの講評
15:55 閉会の挨拶
5 発表テーマ
A班〔人力クリーン発電の研究〕 B班〔ジェンダーの研究〕
C班〔空き家の有効利用の研究〕 D班〔農業と地産地消の研究〕
E班〔飢餓問題の研究〕 F班〔子どもの教育問題の研究〕
G班〔フェアトレードの研究〕 H班〔竹の有効利用の研究〕
【SGH推進室】社会人と語る会・先輩に学ぶプレゼン術
11月3日(水)、本校のOB・OGの社会人や大学生を招いて、「社会人と語る会」と「先輩に学ぶプレゼン術」を実施しました。
2年生に対して行われた「社会人と語る会」では、様々な分野に携わる合計12名の社会人OB・OGの方から「働くとは?」というプレゼンテーションと、それに続けて、準備していただいたその職業に関わる「高校生への問い」に対してグループディスカッションが行われた。社会人の方が準備してきた「高校生への問い」はその職業ならではの視点で、生徒も熱心に語り合っていた。
1年生に対して行われた「先輩に学ぶプレゼン術」では、難関大学で学ぶ卒業生たちから「大学での学びと自分の将来」についてのプレゼンテーションを聴き、生徒たちは自分たちの先輩というロールモデルからの学びを得ていた。さらに、放課後に行われた第2部の座談会では、希望者が積極的に大学や高校生活について先輩に質問する様子が見られた。終了時間が過ぎても個別に質問に行く生徒もおり、盛会であった。
【SGH推進室】思修館訪問・京都フィールドワーク
10月27日、本校SGコース2年生が、京都フィールドワークを行いました。
午前中は京都大学大学院総合生存学館思修館を訪問し、山敷庸亮教授の講義の後、大学院生が各班に入り、それぞれの研究にアドバイスをいただきました。午後は班で分かれて行動し、それぞれの研究テーマに合わせた訪問先に伺い、フィールドワークを行いました。
今回いただいたアドバイスやフィールドワークで得た情報を今後の研究活動に生かしていきます。
思修館の皆様、フィールドワークでお世話になった皆様、ありがとうございました。
【SGH推進室】「探究」し続ける卒業生が語る会
10月8日、「探究し続ける卒業生が語る会」を開催しました。本校SGコース1期生で、現在大学4年・3年生の先輩たちが、高校1,2年生と交流しました。
東京・京都・金沢で学生生活を送る卒業生とzoomを活用して交流しました。第1部は「大学生が挑む社会課題」と題し、SGコースで課題研究に取り組んだ1期生が、卒業後もそれぞれの研究分野や問題意識をもとに活動を続けている姿を伝えていただきました。第2部は座談会として、ブレイクアウトルームに分かれ、大学生に質問するなど交流を深めました。
学生生活の中で、社会課題の解決に向けた活動や、海外留学などグローバルに活動する卒業生と交流を深め、大きな刺激を受けました。卒業生の皆さん、ありがとうございました。
【SGH推進室】3年生課題研究成果発表会
7月15日(木)、3年生の課題研究成果発表会を行いました。3年SGコースと理数科の生徒がこれまでの研究の集大成を、英語で発表するものです。
SGコースでは、例年東京外国語大学と金沢大学の留学生を招いて発表と質疑応答を行っていましたが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大により来校が難しいため、留学生とはオンラインで質疑応答を行いながら、校内で2年生が参観しました。
これまで、コロナ禍でフィールドワークが制限されたり、例年実施していた行事が実施できなかったりなど、多くの困難がありながらも、課題研究を続けてきました。研究のまとめと英語での発表練習を直前まで頑張りながら、当日を迎えました。ご協力いただいた留学生の皆様、ありがとうございました。
日本在住の外国人生徒の生活を支援する日本語冊子の紹介
SGコース5期生(今年度3年4組)の探究活動のうち、B班の生徒たちが「外国から日本に来たばかりの高校生が、日本の高校や高校生について理解し、日本でより快適に安心感を持って過ごすための手助けをしたい」という思いで、学校でのルールや施設、日常で使われる方言や高校生の1日の過ごし方など多岐にわたる内容を日本語で紹介した冊子を手作りしました。新聞記事でも紹介され、おかげさまで各方面からぜひこの冊子を利用させてもらいたいというありがたいご要望もいただきました。つきましては、学校HPでそのデータを公開いたしますので、ダウンロードしていただきお使いくだされば幸いです。以下、リンクとなりますが、①は本校用に作成したもの、②は各高校様で編集してお使いいただけるWORDファイルとなっております。
①完成版(PDF) https://drive.google.com/file/d/1T_qkpyllD2KSRB_eXfAIvIAdXZ5BjwsR/view
②編集用(WORD) A班(冊子データ)外国人児童支援.docx
SGHだよりを追加しました
【SGH推進室】思修館研修
6月12日、2年SGコースの思修館研修が行われました。京都大学大学院総合生存学館思修館の大学院生8名の皆さんとオンラインで交流し、課題研究についてのアドバイスをいただきました。
今回は、全体研修として思修館の活動と大学院生の研究の一端の紹介の後、グループに分かれて研究内容の発表と意見交換を行いました。思修館の皆さんのこれまでの研究活動に裏打された的確なアドバイスで、生徒にとって学びの大きい機会となりました。
終わりに、大学院生の皆さんからのあたたかいメッセージもいただき、今後の活動の励みとなりました。大学院生の皆さん、ありがとうございました。
北アジアCAPE(ニュージーランド)とのオンライン交流
4月20日(火)の2・3限目に、34H(SGコース)の生徒40名が、ニュージーランドの大学に通う留学生9名と、Zoomを使ったオンライン交流を行いました。
これは、本校が石川県国際交流協会と連携して、科目「SG探究活用」の授業の一環として、北アジアCAPEを通じて実現したものです。 ※北アジアCAPEとは、日本・中国・韓国との交流を促進する人材育成のためにニュージーランド政府の出資により設立された公的機関(本部はオークランド大学)です。
生徒たちは、2年次から作り上げてきた課題研究について発表し、その内容について海外の視点から見た意見を仰ぐなど、英語で積極的にコミュニケーションをとることができていました。
また、この留学生は日本語を学んでおり、彼らが日本語を使って、本校生徒に日本に関して質問する時間も設けられ、生徒たちは相手に伝わりやすい日本語を工夫しながら話していました。
生徒の感想
「相手の方が、研究内容についてたくさんアドバイスをくださって、改善点が見つかったのと同時に、相手に自分の英語が伝わっていることに感動を覚えました。」
「相手がどこまで日本語を喋れるか把握するのに時間がかかったけど、質問していくうちにわかりそうな単語を想像することで会話がよりスムーズになった。」
SGコース課題研究発表会
1月22日(金)、SGコース課題研究発表会を行い、2年生SGコースの8グループがこれまで取り組んできた課題研究の成果を発表しました。
今回は普通コース生徒に対しての対面発表を行うとともに、京都大学大学院総合生存学館(思修館)の大学院生とZoomでつなぎ、講評をいただきました。
また、発表の様子はYouTubeLiveでライブ配信し、県内外の教育関係者やSGコース卒業生にご視聴いただきました。
今年は「プロジェクト型」の取り組みを行い、課題解決を目指して自分たち自身が解決に取り組む活動を重視しました。今年度は5月末まで休校、学校再開後も外部でのフィールドワークの制約や海外研修の中止など、思うように活動できない場面もありましたが、生徒たちはできる限りの取り組みを行いました。
課題研究成果発表会
7月29日、「課題研究成果発表会」を行い、SGコース3年生がこれまで続けてきた課題研究について、英語による発表と質疑応答を行いました。
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、助言をいただく留学生とオンラインでのやり取りを行いました。また、昨年までSGコースのみ対象としていた発表会を、今年はSSHとの連携を図るため、理数科3年生の発表とあわせて行いました。
これまでにないオンラインでの発表に戸惑いながらも、これまでの活動の成果を十分に発揮することができました。ご協力いただいた東京外国語大学及び金沢大学の留学生の皆さんに感謝します。
【中止】第2回北信越探究フォーラム開催について
北信越フォーラムは中止となりました。
NSH合同発表会 3グループが参加
いしかわニュースーパーハイスクール(NSH)課題研究合同発表会は1月28日(火)に県地場産業振興センターで開かれ、泉丘・七尾・桜丘・二水・小松・翠星高校の生徒が日頃の課題研究の成果を発表しました。本校からは、12月のNS探究α校内発表会で選出された2年普通コース文型から3グループが参加しました。生徒は発表したり、他校の発表を聞いたりし、そしてお互いに疑問に思ったことをぶつけあうなど、刺激的で有意義な機会となったようでした。
(感想)
・スライドや口頭での説明の直しも幾度となく行い、大変でしたが、納得できるものにすることができました。何より、グループのメンバーの一人ひとりが研究の内容について主体的に調べ、積極的に話し合えたことが今日の発表の成功につながったと思います。今後の大学生活、社会人となった時、この経験は絶対に活きてくると思います。
・自分の今いる地域をいかに良くするか、先生方や班員、他校の方々と話し合えたことは楽しかったし、かなり貴重な体験ができたと感じています。この発表に向けての活動で、課題を解決する力、発見する力が身について、大きく成長できたと思います。
SSH・SGH研究発表会
SSH・SGH合同研究発表会は1月24日(金)に開かれ、2年SGコースと理数科の生徒がこれまで取り組んできた課題研究の成果を発表しました。県内外の高校や大学等から約60人の教職員等が見学に来ていただきました。啓泉講堂での口頭発表では、生徒のほか、多くの参観者が見守る中、24Hと20Hの代表グループがプレゼンテーションを行うと、クラスをまたいで鋭い質問が飛び交い、白熱した時間となりました。続いて生徒は、ポスターセッションを行い、各グループの研究について参観者に堂々と臆することなく研究について語りました。様々な質問や意見を受けて、今後の研究の方針を見つめ直す良い機会となったようでした。
(感想)
・プレゼンは言葉のキャッチボールであるということを実感した。わかりづらい顔をしていらした方にここまで大丈夫ですかと聞いたところ質問してくださった。いろいろな角度から質問アドバイスを頂いたので今後の研究をさらに深めていきたい。
・大人からの視点や理数科からの視点は私たちの研究を全く異なるところから見たもので、研究をもっと論理的にもっと魅力的にするには重要なことだなと思うものばかりでした。もっと研究を膨らませることができると感じました。
・発表することによっていろいろな視点から意見をもらえて今後の研究を高めていくためのいい機会だったように思う。今回の発表の準備のために、班の仲間と2週間前から毎日放課後残って話し合いを重ねたことで自分たちの班の研究をより深める事ができ、仲が深まったように思う。この経験とそれにより得た自信を忘れずこれから社会を変えるための挑戦を続けていきたい。
SGコースと普通コース 課題研究の成果共有
2年SGコース(24H)の「NS文型へのプレゼンテーション」は1月15日(水)に行われ、24Hの生徒が21~23Hの生徒に日ごろの課題研究の成果を発表しました。翌日には、NSH課題研究合同発表会に出場する21・22Hの3グループが24Hの生徒に対して課題研究の発表を行いました。改めて自分たちの研究について真剣に考えるきっかけとなったようでした。
(感想)
・グループのメンバーの1人1人が研究の内容について主体的に調べ、積極的に話し合えたことが今日の発表の成功につながったと思います。考えがまとまらなくて大変だったこともあったけれど、みんなで議論し、まとめていく時間がとても楽しかったです。
・私がこの発表がすごく楽しかったといえる一番の理由は班員です。私は部活があってこれない日がたくさんあったけど、みんなが助けてくれたので乗り切ることができました。将来プレゼンしたりするときの大きな糧になったので本当に良かったです。
4校合同発表会
4校合同発表会は1月11日(土)に金沢大学附属高校で行われ、49グループが互いに日ごろ進めてきた研究についてポスター形式でプレゼンしました。本校、金沢大学附属、金沢二水に、今回初めて金沢西が参加しました。身近だけど、なかなか交流する機会の無い同じ高校生の様々な研究内容や質疑応答に、お互い大いに刺激を受けたようでした。
(感想)
・実際にプレゼンをし、アポを取って提案を大々的に実行しようとしていて、その実現可能性の高さと行動力に驚かされました。研究は実際に社会を変えているという感じがして、すごいと思いました。
全国高校生フォーラム
全国のSGH校等から生徒が集い、ポスター発表を行う「全国高校生フォーラム」が12月22日(日)、東京国際フォーラムで行われ、2年SGコースの生徒2人が参加しました。2人は外国人のための防災マニュアルについてプレゼンしたほか、他校の生徒たちと「持続可能な産業と開発」をテーマにディスカッションを行いました。プレゼンもディスカッションも、英語で行われ、2人にとっては大きな学びがあったようです。
(感想)
・本当に将来日本を引っ張っていきそうな同年代の人たちが同じ会場にたくさんいるのを見て、自分も同じ世界を引っ張っていくグローバルリーダーになろうと思った。
ニュージーランドの大学生と交流
2年SGコースの生徒は11月27日(水)、ニュージーランドの大学生16人と英語や日本語で交流しました。来校したのは、日本語や日本文化を学習するプログラムに参加しているオークランド大学等の1年生で、SGコースの生徒は英語で課題研究についてプレゼンしたり、ニュージーランドの社会問題を質問したりしました。
(感想)
・ニュージーランドの学生と初めて話す機会だった。私たちの班に来てくださった人は皆優しくて、穏やかで積極的に取り組んでくれるとても良い人たちだった。だから、私たちも話しやすかったし、楽しむことが出来た。ニュージーランドの国民性の良さが十分理解できた。発表では、ニュージーランドの学生から様々なアイディアをいただくことが出来たので、今後のフィールドワークに活かしていきたい。
SG探究 課題研究中間発表
2年SGコースのSG探究の中間発表会が11月20日(水)、金沢大学の大学院生を招いて開かれました。食品廃棄問題やプラスチック汚染問題等をテーマにした各グループがそれぞれのブースで発表し、研究における調査や考察の妥当性、資料の作成方法のポイントなどの点について、大学院生の知見や視点からアドバイスをいただきました。
(感想)
・今日は今までで1番鋭い指摘を受けました。仮説を根本から覆すような指摘もあり、正直戸惑いもありましたが、研究を冷静に見つめ直すきっかけとなり、私たちの班にとって確実にプラスに働いたと思います。それと同時に大学院生の知識の豊富さ、論理的思考力の高さに驚きました。
・まず大学院生の物の考え方に驚かされた。数年後の自分のなりたい理想像がまた1つ増え、モチベーションが上がった。加えて、様々な穴と改善策を提示してくださったゆえ、これを採用してよりよいものを作り上げていきたい。
社会人と語る会
「社会人と語る会」と「先輩に学ぶプレゼン術」は11月2日(土)、本校卒業生の社会人12名、大学生14名をお招きして行われました。2年生を対象とした「社会人と語る会」では、各界で活躍する卒業生がそれぞれの仕事の内容や社会の状況をプレゼンした後、話し合うテーマを出題。生徒たちはグループでディスカッションし、発表しました。楽天投信投資顧問第二運用部長の杉山直哉さんは「今なぜできないのか考えてみよう」、脚本家の中川千英子さんは「前提をなくしてみよう」と生徒に語りかけるなど、生徒にとって高校生活や人生を深く考えるきっかけとなるアドバイスをいただきました。1年生対象の「先輩に学ぶプレゼン術」では、大学生がそれぞれの大学の特徴や研究する学問についてプレゼンテーションを行いました。生徒たちは大学生の実際の生活や研究を学んだだけでなく、プレゼンテーションによって、相手に「伝える」方法を教わりました。
(感想)
・「自信は努力からしか生まれない」という言葉を胸に有意義な高校生活を残りの時間で送っていこうと決心しました。
・大学に対する憧れは大きくなったし、大学に入るため、そして大学での授業をしっかり自分のものにするためにも高校での勉強をさらにがんばっていきたいと思いました。
・「常識にとらわれない発想力」。一見ありきたりな言葉のようにも思われた。しかし、「常識を知らなければそれはできない」と言うもう一つの言葉を聞いて、自分の中でのその言葉の捉え方が変わった。何か新しいものを創造するため、これから成長するためにも、今の世界をもっと知らねばならないとわかった。
ミュージカル俳優 由水南さん来校
本校OGでミュージカル俳優の由水南(ゆうすい みなみ)さんが10月24日(木)に来校し、コミュニケーションの楽しさを体感する参加型セミナーを開きました。由水さんには、SGコースの米国研修でも積極的に英語でコミュニケーションをとる姿勢を養うワークショップを開いて頂いています。
由水さんは本校卒業後、アメリカの大学で演劇を学び、現在はニューヨークを中心にミュージカル界の第一線で活躍しています。
第一部の講演では、高校時代から夢を叶えるまでの経験を交えながら、生徒達に夢を持つ大切さを語りかけました。生徒たちは「Sky is the limit」、「It’s up to you」、「Heart Connection」といった言葉に強く心を打たれていたようでした。
第二部は体を動かすワークショップ。生徒は対話や体を動かすゲームを通じて、心身を解放し、コミュニケーションの楽しさを感じたようでした。由水さんのキラキラしたエネルギーに満ち溢れた雰囲気の中、生徒たちは自分の未来が由水さんに負けない輝かしい未来になることを誓っていました。
京都大学出前授業
グローバルリーダー養成講座第3弾「京都大学の大学院生に学ぼう」は10月23日(水)に開かれ、安藤悠太さん(大学院工学研究科)が「京大で考えるSDGs(持続可能な開発目標)」をテーマに話しました。「SDGsの目標になっていないジャンルは何か」という問に対して、生徒たちは「宗教について触れていないのでは」などと熱心に話し合い、SDGsへの理解を深めていました。講義終了後も生徒たちは熱心に質問し、SDGsや大学での研究に対する考えをより深めていきました。
(感想)
・普段の授業ではSDGsのゴールに対して何ができるかということを考えていたので、今回の講座でもそのようにやっていくのかと思っていたけれど、新しいゴールを考えてみたり、批判から入っていったりと、学校での視点とは全く違う、新鮮なアプローチができたので、とても楽しかったです。
・僕は将来研究職に就きたいと以前から思っていたが、それは単純に科学が好きだからであってSDGsのような社会問題と研究者という夢を結びつけたことはなかった。しかし今回の講演を聞いて、自分の中で社会問題というものと科学というものがすっきりと結びついた気がする。知識を増やして思考力を鍛えて社会問題、つまり世界に対する理解を深めるという試みは自然科学という営みと非常に似通っていると思う。異なる分野の共通点を見つけるのはやはり大事なことなのだろうと思った。
グローバル体験報告会
グローバル体験報告会は9月20日(金)と10月21日(月)に行われました。トビタテ留学JAPANを活用した留学や「イオン1%クラブ アジアユースリーダーズ2019」「AIG高校生外交官日本プログラム」などの各種海外研修に参加してきた生徒たちが、今後、留学したいと考えている生徒たちに対して、各自経験してきたことをプレゼンテーションしました。
(聞き手の生徒の感想)
・私は、短期留学と長期留学の違いは期間だけと思っていました。ですが、お話を聞いて長期だと外国で、自分で自由に友達と一緒に遊んだり、仲を深められると気づき、長期留学の魅力を深く知ることができました。また学校を選ぶ際のポイントや体験談も教えていただき、大変参考になりました。
・トビタテはもともと知り合いが行ったことがあって、存在は知っていましたが、こんなに内容が濃く、実践や積極性が求められるものだと知って、なおさら興味が出ました。何度もあるプレゼン、外国の人に文化を英語で伝えること、他の留学生との交流など、なかなかできない体験ばかりで、本当に勇気があってすごいなと思うし、うらやましいと感じる場面がたくさんありました。私もぜひ行ってみたいです。
2年SGコース米国海外研修
2年SGコース米国海外研修は9月30日(月)から7泊8日の日程で行われました。24Hの生徒がプリンストン高校やプリンストン大学、エコビレッジ・イサカなどを訪ね、現地の人たちに対して課題研究の発表や意見交換を行い、国際的な視点から研究を深めました。生徒にとって、体験活動やホームステイ等を経験し、多くのことを学ぶことができた充実の1週間となりました。
(日程)研修の行程(アメリカ国内分)
1日目:由水南さんによる英語ワークショップ
2日目:ニューヨーク市内グループ別フィールドワーク、国連大学訪問
3日目:プリンストン高校での授業、ホームステイ(2泊)
4日目:プリンストン大学キャンパスツアー
5日目:ホストバディとお別れ、コーネル大学日本語選択の学生有志によるキャンパスツアー、ユニセフ職員による講義
6日目:エコビレッジ・イサカにてレクチャー、ボランティア活動、課題研究に関する意見交換
(感想)
・能動的に授業に参加する姿勢は日本人も見習うべきだと感じました。もっと自分を律する強い心をもって日常を過ごし、授業に参加しようと思いました。
・どんどん質問しようと思っていましたが、初めのころはなかなかできず苦戦しました。しかし、何度も挑戦して話しかけていくと会話のキャッチボールが続くようになり、わいてきたいろんな質問も聞くことができるようになりました。聞く前からあきらめるのではなく、まず口を開き、笑顔で話し始めることを意識すると自然と気持ちも明るくなり、積極的になれたように感じました。家族が増えたようで幸せでした。
・アメリカのネオンがたくさん輝くタイムズスクエアを目のあたりにしたが、アメリカもエコを意識している場所があるんだなと思った。普段全くしない農作業の後、多くの生徒が「アメリカに来て初めて空腹を感じた」と口にしていた。フードロスなどについてただ調べるよりも、実際に農業を体験することで、食べ物のありがたみを感じることができた。
・課題研究を深めるうえで壁にぶつかったときはこの経験を生かして柔軟に対応したいです。世界で起こっている問題に対して、自分にできることを考えグローバルリーダーとしてみんなを引っ張っていきたいです。
・一人で対処しきる力、人とのコミュニケーション力が身について、とてもいい経験になりました。
イオン1%アジアユースリーダーズ
8月18日(日)~8月23日(金)にベトナムのハノイで行われたイオン1%アジアユースリーダーズに、本校2年SGコースより4名が参加しました。「ベトナムにおける食生活の考察と改善点の提案」をテーマとして、アジア9ヶ国の高校生が一堂に集まり議論を行いました。本校が参加するのは、昨年に引き続き今回が3回目となりました。
【所感】
ある程度覚悟はしていたけれども、違う文化背景を持つグループの中に放り込まれた本校の生徒たちが感じた衝撃は大きく、最初の数日は落ち込んでいた。自らグループ内での役割を探し出し、動いていかなければならないという状況は辛かったようだ。が、それでもこの1週間で確実に生徒たちは成長していった。自分で考えて動く、人の意見に耳を傾ける、最後まであきらめない、など今後の学校生活や社会においても大切なことを学んだと言える。
【生徒感想】
私のチームは、最初は揉め事の連続でした。「今日は疲れたから」というリーダーの一声で夜のミーティングがなくなり、焦った日本人4人が深夜まで作業をする羽目になったり、朝食の時間に話し合おうと提案しても誰も来なかったり、正直いらだつ場面もありました。しかも、日本人4人も決して英語が上手いというわけではなく、文化の違いもあったため、外国人生徒たちとの意思疎通が思うように出来ずもどかしく感じました。しかし、私たちは最終日のプレゼンテーションでなんと1位という快挙を成し遂げることができました。それはなぜでしょうか。答えは「言語や文化の障壁があってもめげずに議論し続けたから」です。ディスカッションでは、当然異なる意見を持つ人達が衝突する場面が出てきます。私のように押しが弱いと、つい尻込みして相手に意見を譲ってしまいがちです。しかし、私のチームメイトの日本人達は自分の意見をしっかり持っており、それを主張すべく流暢な英語を巧みに操る外国人相手にもはっきりと“NO!”と言える人達でした。その結果、口論にはなったけれど、次第に相手が自分達の意見を尊重してくれるようになり、最終的には話し合いの内容が深まり、優れたプレゼンテーションに仕上がりました。
全国高校生SRサミットに参加してきました
立命館宇治中学・高等学校の第2回「全国高校生SRサミットFOCUS」に、本校2年SGコースの生徒4人が参加しました。全国から18校の生徒が集まり、7月30日~8月1日までの2日3日の日程で社会課題について話し合いました。生徒たちはワークショップで、目標・課題設定のマッピング、個人ブレインストーミング、ピクチャーブレインストーミング(強制発想)など、新しい問題解決への手法を学び、メンターの的確な助言を受けながら、熱心に解決策を考えていました。
(感想)
・このプログラムが始まる前、どんな人たちが来るのだろう?新しいチームでうまくやっていけるのだろうか?と期待半分、不安半分でした。しかし、終わってみて、不安だったことは実は全然大丈夫で、期待していた2倍、3倍も充実したプログラムになったと思いました。その理由として1つ目は、たくさんの自分達と同じ志を持つ人に出会えたからです。彼らの実行力にはとても刺激を受けたので、私たちも失敗を恐れずに“やってみる”ことを心がけようと思いました。また、彼らの上手かつ早いスライド作りとプレゼン力は息を呑むものがありました。秘訣を聞くと、やはり場数を踏むことだそうです。ガツガツとプレゼンの機会をもらおうと思いました。
・私はとにかく楽しめた3日間だったと思います。2日間は1日で12時間以上、ひたすら班で話し合いでした。今までこんなに長く1つのことについて考えたことがなかったので、もちろん疲れたけど、1度も嫌にはなりませんでした。班の人は誰も「やめよう」と言いませんでした。それは気遣いで言わないとかじゃなくて、前向きでやる気があったからに見えました。班の人は「好きなものが同じ」とか共通点があった集まりではないし、たった3日間だったのにとっても仲良くなりました。1つの同じ「GOAL」があれば何日一緒にいるかなんて関係ないと思いました。
3年SGコース成果発表会
3年SGコース成果発表会が7月12日(金)に開催されました。34Hの生徒40名が、1年半進めてきた課題研究の集大成として、東京外国語大学・金沢大学の外国人留学生に対して英語でプレゼンテーションしました。発表会では、プレゼンに加え、質疑応答も英語で行われ、生徒はこれまでの研究を踏まえ、グループで協力して質問に答えていました。参観者からは「プレゼンテーションのスキル、特に表情が良かった」「質疑応答を英語でしており驚いた」「発表の内容が論理的で多角的な視点から考察されていた」「生徒が積極的に運営に参加しようとする姿勢が感じられた」「司会も堂々としていた」など多くの高い評価をいただきました。
【生徒感想】
・考えが異なる6人が集まったので、いつも意見が二極化したり、グループ内の考えがうまくまとまらないことがありました。もちろん1人で行った方が軽く、簡潔にできそうなこともありますが、私はグループ内で役割を分担して、自分の役目を自分でやり遂げるということに務めました。いつか大学生、社会人になったらもう1度、この研究テーマに関した何かに携わることができたらいいなと思います。
・班の中で研究をどう進めていけばよいのか、とても行き詰まった時がありました。ただ、今だから言えることは、その時に立ち止まることなく確証がないままでも動き続けてよかったなということです。分からない時はとりあえず動いてみる、行動に移してみるということが1番の解決への近道だなと思いました。
・私は課題研究を通じて、答えのない問題を追及することの難しさとやりがいを感じました。ゴールがはっきりしていないので、自分達がやっていることが本当にあっているのか、軸がずれていないかどうかと戸惑ったことが何度もありました。しかし、議論を重ねていく中で“誰のためにどうしたいのか”ということを意識して、自分の研究に自信が持てるようになりました。SGコースに入って、課題研究をして世界にある数えきれないほどの課題のほんの一部だけど、関わることができて良かったです。
京都大学思修館訪問研修
2年SGコースの生徒たちは6月15日(土)、京都大学学院総合生存学館(思修館)にて、課題研究の進め方についての研修を受けました。
思修館は、本校が目指す文理融合、異文化統合をよりハイレベルで実践をしている日本で注目の大学院です。この研修は、SGコースの生徒が課題研究のテーマ設定や研究計画について大学院生から助言を得ることと、目指すべきロールモデルに触れ、リーダー・研究者としてのあり方を学ぶことを目的に毎年行われており、今年で4回目となりました。
課題研究の8つのグループにそれぞれ院生が一人加わり、生徒たちはリサーチクエスチョンや仮説の設定の仕方、今後の研究の進め方について学びました。生徒達にとって新たな視点を手に入れ、今後の研究の意識を高める機会となったようです。
今回は、初めての試みとして、本校SGコース卒業生の案内による「京都大キャンパスツアー」を併せて実施しました。SGコース1期生で京都大学と東京大学の学生9人が、京都駅から京都大学までを生徒と一緒に行き、キャンパス内を案内しました。その後の思修館研修にも飛び入り参加し、大学生の視点で、生徒たちにアドバイスを送っていました。
【生徒感想】
・「研究目的も手段も明確だし、私たちの課題研究は順調だ。」これは完全に私の思い込みでした。大学院生とのディスカッションを通して、班員同士で研究の方向性が食い違っていることが判明しました。その原因として、話し合いを疎かにしてしまい「受動的な研究」ともいえる状況に陥っていたことが挙げられます。初心に返って班員の意見にきちんと向き合うと同時に、外部の人の意見も積極的に取り入れて、「能動的な研究」を目指します。
・本当に貴重な意見がたくさん得られました。研究の進め方、目標と目的の違い、巨人の肩の上にたつことなど参考になったことが多くありましたが、その中でも特に目標を達成していった先に何がみえてくるのか予測し、目的にたどり着けるようにすることが肝心だというアドバイスが今の自分たちに抜けていることだと感じました。
・本当に楽しい時間だった。「巨人には小ささで対抗する」という言葉は、テーマ設定で行き詰まっていた私にとって、新しい考え方だった。ディスカッションではもやもやしていたものが少し解消したように思われるし、この先何をすべきかが見えてきた。
SGH甲子園
第1回北信越SGHフォーラム
「みらい協創プロジェクト」には、本校から2年SGコースの8人が参加。全員異なる学校の生徒で構成されたグループで、与えられた課題に対して、テーマ設定、アイデアの具体化、スライド作成等をメンバーと協力して行い、2日目に聴衆を前にプレゼンテーションを行いました。泉丘の生徒は独創的なアイデアや高い発信力を持つ他校の生徒とうまくコミュニケーションを取りながら、グループのミッションを果たすべく力を発揮しました。
2日目はポスターセッションも行われ、2年SGコースの8グループが他校の生徒たちと意見交換を行いました。
SG探究 グローバル企業特別講義
(生徒感想)
グローバル企業で働く人は自分からは遠い存在のように感じていたけど、海外だからといって特別なことを気構える必要はなく、働くうえで大切なことは共通していると思った。今日のお話を聞いて、グローバルな人材の姿について具体的なイメージをもつことができ、人のために頑張るというのは共感できると思った。自分本位で働いていては良い仲間と出会えないし、一緒に頑張ってくれる人もついてきてくれないと思うので、相手の立場に立って、自らが先頭に立って努力することを心に留めておきたい。
NSH課題研究合同発表会
本校からは、12月のNS探究α校内発表会で選出された22Hと23Hの3グループが参加しました。発表したり、他校の発表を聞いたりした生徒にとって、刺激的で有意義な機会となったようでした。
(生徒感想)
今回、NSHのいくつかの発表を見て、自分たちの身のまわりにある疑問が強く社会問題に影響しているのだと感じた。いろんな班の論理の構成の仕方や結論づけ方に、自分たちが参考にしたい点が多くあったし、特に翠星高校などの展開がとても分かりやすくてすごいと思った。どのような課題でも多くの視点をもって、批判的な考えをもちつつ進めていくことが、良い課題研究の進め方なのではないかとこの発表会を通じて感じられたので、これからの個人調査にも繋げたい。
SSH・SGH合同研究発表会
SSH・SGH合同研究発表会は1月25日(金)に開かれ、2年SGコースと理数科の生徒がこの1年間取り組んできた課題研究の成果を発表しました。
県内外の高校や大学等から約70人の教職員等が見学に訪れました。啓泉講堂での口頭発表では、生徒のほか、多くの参観者が見守る中、24Hと20Hの代表グループがプレゼンテーションを行うと、クラスをまたいで鋭い質問が飛び交い、白熱した時間となりました。続いて24Hの生徒は、1階生徒ホールでポスターセッションを行い、各グループの研究について参観者に堂々と臆することなく研究について語りました。様々な質問や意見を受けて、今後の研究の方針を見つめ直す良い機会となったようでした。
(生徒感想)
自分たちが作ったポスターを見て、4月、5月にはここまで進んでいるとは思わなかったなあと思ってちょっとだけ感動した。放課後も作業をしたりと大変なことも多かったけど、その分すごく充実感があって、ここまで進めてこられたのはSGみんなが意識が高くやる気があるからだと思った。まだまだ終わりではないので、ここからもっと頑張りたい。大人の意見や質問は結構シビアで、意表をつかれるものが多く、自分たちの研究はまだまだ改善の余地があると感じた。昨日今日でいろんな人から意見をいただいたので、発表は終わった後だし論文も出さなければいけない時期だけど、もっと研究に時間を割いてより良くしていきたいという気持ちが強くなった。
附属・泉丘・二水 3校合同「課題研究発表会」
(生徒感想)
・自分の課題研究に対する高校生の視点を知ることができた。また、色々な分野の発表を見て高校生の想像力の豊かさを感じられて楽しかった。
・ポスターセッションは、発表者が一方的に意見を述べるのではなく、聞き手と一緒につくり上げる場なのだと学びました。課題解決策を実際に行うときの計画がしっかり練っている班が多く、参考になりました。
グローバルリーダー養成講座 「エンパワメントプログラム」
(生徒感想)
・英語を喋るときにミスをしても大丈夫だという意識をもつことができた。また、自分よりも英語をなめらかに喋ることができる生徒がたくさんいて、自分ももっと喋れるようになりたいと刺激を受けた。そして、日々の英語の勉強をもっと頑張りたいと思った。
・今回のプログラムを受けて最も感じたことは、不可能だと思うことでも挑戦してみると意外とうまくいくということです。例えば、英語で2~3分のプレゼンテーションを作成したときは、「この短期間で英文を書いて、しかも原稿を見ずに発表だなんて到底無理だ」という予想を覆し、満足のいく発表ができました。これからもチャレンジ精神をもち続け、“active English Speaker”を目指します。
平成30年度「金沢泉丘SSH・SGH研究発表会」のご案内
1 目 的 石川県立金沢泉丘高等学校におけるSSH・SGH研究開発の実践報告及び生徒課題研究発表等を行うことにより、
その成果を広く校内外で共有するとともに科学教育、グローバル教育の充実、推進に資する。
〒921-8517 金沢市泉野出町3-10-10
TEL (076)241-6117 FAX (076)245-5253
URL:http://www.ishikawa-c.ed.jp/~izumih/index.html
ALT及び県外のSSH・SGH指定校の教職員、大学教員、大学院留学生等
6 日 程
9:00~ 9:25 (受 付)
9:25~10:15 公開授業
学校設定科目「CS学際科学」 (理数科1年生)
学校設定科目「SG思考基礎」 (普通科1年生)
10:25~11:15 公開授業
学校設定科目「CS学際科学」 (理数科1年生)
学校設定科目「プラクティカル・イングリッシュ」(SGコース2年生)
11:25~12:05 SSH×SGH 口頭発表会(理数科2年生、SGコース2年生)
12:05~13:00 昼食
13:00~15:00 公開授業
「AI課題研究Ⅱ(ポスター発表)」(理数科1・2年生)
「SG探究(課題研究ポスター発表)」 (SGコース2年生)
15:10~15:50 協議会
研究開発の概要説明、質疑応答等
※詳細は以下の要項をご覧ください。
ご案内.docx
金沢泉丘SSH・SGH研究発表会開催要項.doc
※申込フォーム(下のURLをクリックしてください)
https://goo.gl/forms/Yx1ODs7NcfIRB07h2
申込締切:平成31年1月11日(金)まで
プリンストン高校 来校
今回来校したのは、プリンストン高校で日本語を学ぶ生徒23名。京都、広島を訪問した後、本校との交流のため金沢を訪れました。本校の有志がホームステイを受け入れました。
初日は2年SGコースの生徒との交流会やホストバディ・クラスバディとの交流会が行われ、ゲームやお話をして親睦を深めました。放課後には、書道部がパフォーマンスを披露し、プリンストンの生徒たちを驚かせていました。
2日目は、プリンストンの生徒たちは授業に参加したり、書道体験をしたりして、日本の学校生活を体感してもらいました。
(生徒感想)
ホームステイを受け入れて、英語で会話することの楽しさを学びました。最初は伝わる英語が話せるかとても不安でしたが、相手の子がフォローしてくれて、私もフォローしてと、気軽に会話を楽しむことができました。不意に誰かに話しかけるときに英語が出てきたほどです。また機会があったら受け入れたいです。
京都大学出前授業
(生徒感想)
・最も印象に残ったのは、干潟やサンゴ礁では膨大な生態系が展開されていること、そして、現在埋め立てによってそれらが破壊され、干潟やサンゴ礁だけでなく、陸の生物にも影響を与えているという点です。海洋上の問題は、自分たちにはあまり関係ないと思っていましたが、山守さんのお話を聞いて、予想以上に大きな影響があることを知り、危機感を覚えました。そして、環境問題について今まで以上に興味が湧きました。もっと環境について貪欲な姿勢で学び、意識を変えていこうと思います。貴重なお話ありがとうございました。
・今回、自分はプレゼンのスキル等を学べたらいいと思い、この講義に参加したのですが、山守さんの話はとても興味深く、海の環境問題について考える良い機会になった。短い時間だったけれど、さまざまな環境、また、そこに住む生物の多様性について知ることができて、良い刺激になったし、自分の世界をみる視野が少し広がった。また、今回の話を聞いて、大学への興味が強くなった。自分のもつテーマについて本当に楽しそうに話す山守さんをみて、自分も早く大学に入って、自分の興味があることについて調べたり、研究したりしてみたいと思った。
SGコース海外研修
24Hの生徒がプリンストン高校やプリンストン大学、エコビレッジ・イサカなどを訪ね、現地の人たちに対して課題研究の発表や意見交換を行い、国際的な視点から研究を深めました。生徒にとって、体験活動やホームステイ等を経験し、多くのことを学ぶことができた充実の1週間となりました。
(生徒感想)
・今回の研修ではプリンストン高校、プリンストン大学、イサカの3つの場所でプレゼンテーションを発表する機会がありました。私たちとは違う視点を持つ外国の高校生、大学生、高齢者の方々の意見を聞くことができたのは本当に貴重で、それらを生かしてこれからの研究を発展させていきたいです。特にイサカでお話ししたときは、私たちの研究テーマが交通で、金沢とイサカは交通の面で似たような問題を抱えていることが分かり、交通事故にあわないためには歩行者が反射するベストを着ればよい、など具体的な解決策につながる案を提示してくれたので今後の研究に生かしていきたいです。
・米国研修を通して、夢に向かって突き進んでいくために、まずは「ブロードウェイの舞台に立つ」とう由水さんのように具体的な目標をつくるか、「海外への憧れ」や「国際関係を学ぶこと」と川守さんのようにどれだけでも打ち込める好きなことを見つけたいと思いました。どちらが先になるかはわからないけど、具体的な目標と好きなことや打ち込めることを見つけるという二つのことは関係していて、どちらかが決まれば自然ともう片方もついてきて、途中回り道をするとしても、一つの自分のゴールに向けてやるべきことを見つけて突き進んでいけて、それが様々なことに挑戦していく勇気にもつながるのかなと感じました。
・課題研究のプレゼンやそのあとのディスカッションを多くの人との関わりの中で行えたことに幸せを感じます。プレゼンの準備段階で学んだ「いかに相手に自分事として問題を捉えてもらうか」ということを常に意識しながら望むことで自分の研究している課題に対する知識や思考力を深めることにつながりました。多くの人との関わりがありましたが、その中で共通していたのは「なぜこの問題を取り上げたのか」と問われたことです。私はそのような質問を誰しもが口にしたことにとても驚いたし、そこで一人ひとりが自分の意見をすぐに述べられなかったことを悔しく思います。きっとこの瞬間、私たちの自律性が問われていたのでしょう。ただ、この悔しさを生かせた場面が私はイサカであったと思います。そこでは自分の考えと合わせて質問をしたり話が深まる中で生まれた疑問を相手に迷いなくぶつけることができました。これは今までにない経験であり、今後につながる大切なひとときでした。
グローバル×医学
(生徒感想)
・単に医療といっても、宗教や言語、経済などのいろいろな問題と複雑に絡み合っていることが分かりました。その問題を解決するためにいろいろな視点から考え、フィードバックすることが大切だと分かりました。お二方がたくさんの国に訪れ、たくさんの経験を積み、そのことについて話している姿がとてもかっこよく私の目に映りました。私もいつかあんな風な人間になりたいと思ったので、新しいことにどんどん挑戦していきたいと思います。
・私は今回の「グローバル×医学部」に参加して、自分が将来したいことを見つけられてよかったと思いました。私は参加する前、文理選択も決まらず、将来自分がしたいことが分からなくなっていました。しかし、今回医学生の話を聞いて、様々な経験をすることで人々の役に立つことができることが分かりました。だから、私は将来、自分のためだけでなく、世界の人々のために仕事をしたいと思いました。そのためにも今自分がすべきことをして、高校生活から充実していきたいです。
イオン1%クラブ アジアユースリーダーズ
8月18日(土)~8月25日(土)にインドネシアのジャカルタで行われたイオン1%アジアユースリーダーズに、本校2年SGコースより5名が参加しました。「食育 インドネシアにおける食生活の考察と改善点の提案」をテーマとして、アジア6ヶ国の高校生が一堂に集まり議論を行いました。
本校が参加するのは、昨年に引き続き今回が2回目となりました。
生徒たちはアジア各国のエネルギッシュで、英語の達者な若者たちと、朝早くから夜遅くまで、英語の講義とディスカッションを行いました。生徒たちはチームメイトと仲を深め、自分の意見をはっきりと表すようになり、自分が何をすればいいのか考えて行動するようになりました。
(生徒感想)
このプログラムを通して、改めて英語の重要さに気付いた。6つの国から違う言語を話す生徒たちが集まって、互いの母国語は分からないけど、英語でコミュニケーションがとれるということに、当たり前のことかもしれないけど感動した。他の国の生徒たちがネイティヴ並みに話していて、最初はすごくびっくりして、話の流れについていくのだけで精一杯だったけど、日が経つにつれて、話に入れるようになってきて、会話がすごく楽しかった。国は違うけど、学校生活のことや好きな音楽のことなどの話をすると、共通点があったりして面白かった。文を作ろうとすると全然話せなくなるし、単語だけ並べるような拙い英語になってしまったから、もっと英語を勉強して話せるようになりたいと思った。
SDGs特別講義(山藤旅聞先生)
1年生への講演では、植物油脂の入ったチョコレートと入っていないチョコレートの食べ比べが行われ、生徒たちはパームオイルプランテーションの開発と熱帯雨林の消失がせめぎ合うボルネオ島の環境問題について理解を深めました。
2年SGコースへの講義では「2030 SDGsゲーム」を行い、生徒は理想の未来を目指して知恵を絞りました。
2年SGコースおもてなしプロジェクト
今回のガイドプランは、6月9日(土)のワークショップで「color」「time」「water」「sound」をテーマに生徒がグループごとに考えたものです。「sound」のグループは、金沢らしい「音」を求めて三味線体験へ案内したほか、能楽美術館、近江町市場を訪ね、留学生を楽しませました。
3年SGコース成果発表会
34Hの生徒40名が、1年半進めてきた課題研究の集大成として、東京外国語大学・金沢大学の外国人留学生や、県内外の教育関係者に対して英語でプレゼンしました。
発表会では、プレゼンに加え、質疑応答も英語で行われ、生徒はこれまでの研究を踏まえ、グループで協力して質問に答えていました。
参観者からは「留学生の質問に適切に応答し、そこでのやりとりからまた会話や議論が発展していく姿にとても感動した」「生徒の主体性が伝わってきた」「ゲストを楽しませようとする姿勢が素敵だった」など多くの高い評価をいただきました。
発表会の合間には休憩を兼ねて、交流会を開きました。打ち解けた雰囲気の中、生徒は留学生と様々なトピックについて話し、日本と外国の文化や考え方の違いを感じました。
PII(プリンストン・イン石川)
来校したのは、石川県が主催する短期留学プログラム「プリンストン・イン石川(PII)」に参加する大学生22名。生徒は4月から続けている課題研究の内容について、大学生と意見交換や議論をしました。お互いに相手の意見を理解しようとする真剣な表情と思いが通じたときの笑顔とに満ちた2時間でした。
JICA特別講義
講師は3年半ブータンで勤務された仁田知樹さん(JICA北陸支部長)で、「世にもユニークな国・ブータン~幸せの国に学ぶ~」という演題でお話をしていただきました。
ブータンという国を通して、私たちの生き方や価値観を改めて考えさせられる時間でした。
平成30年度「3年SGコース成果発表会」のご案内
この度、英語による課題研究の発表を「SGコース成果発表会」として、別紙要項のとおり開催いたします。多くの方からご意見等をいただくとともに、相互に情報交換ができる場にしたいと考えております。
つきましては、校務多忙の折恐縮ではございますが、是非、多くの皆様にご参加いただきたくお願い致します。
1.目 的
「SG探究活用」で行っている課題研究の成果を英語で発信・提言することで、グローバル・リーダーとして必要な発信力や論理的思考力・表現力、実践的英語力を身につける機会とする。また、生徒自身が発表会を企画運営することで、主体的行動力を磨く。
2.日 時
平成30年7月13日(金)13:00~15:00(5・6限)
3.会 場
石川県立金沢泉丘高等学校 大会議室・視聴覚室
4.参加者
3年SGコース生(40名)2年SGコース生(40名)
東京外国語大学留学生、金沢大学留学生
高校教育関係者
5.内 容
3年SGコースの課題研究を、グループごとに4カ所で発表(使用言語は英語)。留学生や教育関係者、2年SGコース生を対象に発表し、質疑応答を行う。
6.日 程 A-前半グループ B-後半グループ
13:00-13:05 開会の挨拶(学校長)
13:05-13:20 発表・質疑応答A-1回目(15分間)
13:21-13:36 発表・質疑応答A-2回目(15分間)
13:40-14:00 休憩・交流会(食堂)
14:05-14:20 発表・質疑応答B-1回目(15分間)
14:21-14:36 発表・質疑応答B-2回目(15分間)
14:37-15:00 講評
閉会の挨拶(副校長)
7.課題研究テーマ(発表はすべて英語で行います)
Team A How Men Can Support Women Who Work in Society
Team B The Key to Survival~What should we do to decrease the damages of natural disasters ?~
Team C Before Food Goes Bad
Team D Food, Health and Games
Team E Achieve the Bond of Community~A new type of children cafeteria~
Team F Bye Bye, BLACK BAITO~How to rescue students suffering from terrible part-time jobs~
Team G Cultivate Our Future~How to make use of Uncultivated Farmland~
Team H Amazing Hippo Roller~How to supply water and electricity~
※詳細は以下をご覧ください。
金沢泉丘SGコース成果発表会のご案内.docx
実施要領.docx
※参加申込 下記URLのgoogleフォームに必要事項を入力してください。
https://goo.gl/forms/IUawkztvKI3hQvRE2
申込締切:平成30年7月2日(月)まで
新SGコース国連大学訪問研修
新SGコースの国連大学訪問研修は3月26、27日に行われ、新年度の2年SGコースの生徒40名が東京の国連大学や協力機関を訪れました。
本研修は、2年次の課題研究に向けて、連携先の国連大学からグローバル課題について講義を受けて視野を世界に広げることにより、課題設定のヒントを見つけることを目的に実施しました。
初日は国連大学にて、国際連合広報センター(UNIC)や国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)の職員の方から講義を受け、国連の歴史・意義や持続可能な開発目標(SDGs)の重要性を学びました。
2日目のグループ別研修では、JICA地球ひろば、プラン・インターナショナル・ジャパン、国連UNHCR協会を訪問し、話を聞いたりワークショップに参加したりして知見を広げました。
この研修で、実際にグローバル課題に取り組むロールモデルに出会い、改めてグローバルリーダーを目指そうとする志を固めていた生徒が多く見受けられました。今回学んだことをもとに、今後の課題研究に向けての準備を進めていきます。
【感想】
・グローバル化が進む現在において、何事も未来志向で持続的になるように目標を定めていかなければいけないと思いました。
・印象に残ったのは、「SDGsによって課題が見える化された」という言葉。誰(どの国)がどこまでその目標を達成するのかという具体的な目安が定まった事で、達成のためのプロセスが明確になるから、SDGsは国際的な問題の解決に向けた大きな一歩であると思いました。
・自分が今まで見ていた世界はとても狭かったんだと気付いた。世界全体のグローバル課題を「その土地の人のこと」と客観視するのではなく、同じ「世界」に住む一員として主体的に考え解決に取り組む人がたくさんいることにとても驚いた。
・グローバルな課題解決への近道は、ローカル課題に埋もれている沢山の解決策を踏まえて、未来を思考することだということに気づいた。