SSH活動記録

【SSH】大学実験セミナー(理数科2年生)

  7月25日(月)26日(火)、理数科2年生が参加し、石川県立大学で「大学実験セミナー」が行われました。コロナ感染予防対策として、1クラスを2つの班に分けて、1日目は1班がセミナーB、2班がセミナーAに参加、2日目は1班がセミナーA、2班がセミナーBに参加することで、全員がAとBの両方のセミナーに参加することができました。
 セミナーAでは食品科学科准教授小柳喬先生が、「食品に含まれる微生物についての講義と実験」の指導してくださいました。食品生物学者になることを目標に、培養してある7種類の菌を加熱固定して、グラム染色をしてから顕微鏡で観察し、菌の持つ性質を調べて、結果についてディスカッションし、同定しました。生徒からは、「実際に菌の同定をするプロセスが興味深かった。」「もともと食品分野に興味があり、セミナーを通してさらに学びたくなった。」「普段見ることのできない菌や酵母などを顕微鏡で観察し、その特徴から種まで推定できて楽しかった。」という声が聞かれました。
 セミナーBでは生物資源工学研究所助教中谷内修先生が「電気泳動法によるmRNAの分離、検出についての講義と実験」の指導をしてくださいました。mRNAからを逆転写酵素によってcDNAを作製し、PCRによって増幅させ、電気泳動により分離後、ゲル内のDNAを切断し、染色して、観察しました。生徒からは「昨年度のサイエンスツアーでの実験内容とつながりを感じながら、セミナーを受講することができた。」「RNAの抽出という高度な実験ができて嬉しかった。」「セミナーを通して自分がまだまだ知識不足であることを認識し、これからの学習への意欲が高まった。」という声が聞かれました。
 コロナ禍で大変な状況の中、ご協力くださった石川県立大学の先生方、TAの方々、関係者の方々に感謝申し上げます。

【セミナーAの様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【セミナーBの様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SSH】生物野外実習(理数科1年生)

7月21日(木)、理数科1年生の生物野外実習が行われました。
日程  
6:30         学校集合
7:00         出発
10:00        のと海洋ふれあいセンター到着
  到着後着替え
11:00~12:00  海洋生物採集
12:00~12:30  着替え
12:30~13:30  昼食
13:30~14:30  ウニ人工授精・発生実験(実験室)
  海洋生物観察(実験室)
14:30~15:00  片付け
15:30        のと海洋ふれあいセンター出発
18:30           学校到着

 今年度の生物野外実習は、新型コロナウィルス感染の状況から、石川県のガイドラインに沿って、日帰りの実習となりましたが、理数科40人全員が参加し、すべての実習に熱心に取り組んでくれました。
 午前は3年ぶりにウェットスーツを着て海に潜り、海洋生物採集をしました。実験の班の仲間たちで仲良く協力し合って、ウニを含む棘皮動物を熱心に採集し、今年は天候にも恵まれ、ウェットスーツを着て潜ることができたため、例年以上のウニを採集することができました。理数科1年生の何事にも一生懸命取り組む様子を見ることができました。
 午後は午前に採集したウニを人工受精させ、発生の様子を顕微鏡で観察しました。また、発生観察の合間に採取したウニやヒトデ、海藻などの海洋生物の観察・同定およびスケッチを行いました。今年は沢山の海洋生物を採集できたため、とても充実した実習となりました。ウニの人工受精はほぼ全ての班が成功し、生徒たちはとても喜んでいました。

【校長先生挨拶】                      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【集合写真】

【海洋危険生物に関する講義】            【海洋生物観察】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ウニの観察】                   【ウニの人工受精】

 

【SSH】第1回高校生と究める探究教室(山代中学校)

SSH4期目の探究活動の普及の一環として、7月15日(金)放課後、理数科1年生6名が参加し、加賀市立山代中学校で第1回「高校生と究める探究教室」を行い、中学生に対して実験器具の製作のお手伝いやアドバイスをしました。

参加した理数科の1年生からは、「中学生の発想が柔軟で一緒に実験して楽しかったし勉強になった」という声が聞かれました。

次の「高校生と究める探究教室」は、7月29日(金)白山市立美川中学校で行います。

 

 

 

 

 

 

 

【SSH】第2回こまつ研究サポートプログラム

7月13日(水)5,6限、2年理数科の学校設定科目「課題探究Ⅱ」で第2回こまつ研究サポートプログラム「第2回課題研究中間報告会」が行われました。

生徒達は大学の先生方に「第1回課題研究中間報告会」の後、約2か月自分たちで試行錯誤しながら進めてきたこれまでの進捗状況を聞いていただき、今後どのように研究を進めていくべきかについてご指導・ご助言をいただきました。

生徒達からは、「専門的な視点からアドバイスをもらうことができた。特に、高度な機器の使用など大いに役立つアドバイスが得られた」「これまで自分たちが考えていたテーマは広かったが、その絞り方について有益な助言をもらうことができた」「実験に行き詰っていたが、大学の先生方のアドバイスのおかげで前に進めそうと感じる」「大学の先生が自分たちの取り組みを前向きな言葉で応援してくれたことが心強く感じる」「大学の先生たちとのディスカッションの中で、自分たちの進捗について整理することができ、同時に知識不足を痛感した」という声が聞かれました。

【参加していただいた大学の先生方】
北陸先端科学技術大学院大学  國藤 進 先生 (数学)
金沢大学 理工研究域 数物科学系 佐藤 政行 先生 (物理)
金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系 小松﨑 俊彦 先生 (物理)
金沢大学 理工研究域 数物科学系 川上 裕 先生 (数学)
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用化学科 草野 英二 先生 (化学)
石川県立大学 生物資源工学研究所 中谷内 修 先生 (生物)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SSH】課題探究(2年生普通科理系課題研究)開講式

7月11日(月)2年普通科理系生徒を対象に、課題研究開講式が行われました。

課題研究とはどのようなものか、課題研究を行う意義、どのように研究を進めていくか、等について、例を挙げながら説明がありました。生徒達は非常に真剣に話を聞き、やる気に満ちているのが感じられました。

その後各部屋に分かれて、グループ決めを行い、早速テーマについて考え始めました。これから各グループがどのような研究を自分たちで考えて行っていくのか、大変楽しみです。

【SSH】評価についての教員研修

6月30日(木)期末考査4日目に福井大学遠藤貴広氏を講師に招いて、評価に関する研修を行いました。研修は探究活動の評価、ポートフォリオ、生徒参加型ルーブリックの取り組みに関する内容でした。参加した教員からは「探究活動の評価方法やポートフォリオの活用方法について参考になる点が多かった」「本校SSHの取組の特色および課題を全体で共有する場となり、良かった」との声もあり、今後の教育活動の質を高める機会となりました。本校の探究活動の更なる充実を図るべく教職員一丸となって尽力していく所存です。

<学校長挨拶>              <遠藤先生の研修の様子>

【SSH】第2回課題研究指導についての教員向け研修

 5月11日(水)放課後、石川県立大学 生物資源工学研究所 助教 中谷内 修先生を講師にお招きして、第2回課題研究指導についての教員向け研修会が行われました。

 「探究活動の目的とテーマ設定・実験設計」というテーマでの2回目の講義で、「課題決めの要点」や、「因果関係と相関関係」、「指導教員はどのようにサポートできるのか」等、1回目で教えていただいた内容をより深く、具体的に講義をしていただきました。

 中谷内先生の情熱に圧倒され、多くのことを学ぶことができて、あっという間の90分でした。理系のテーマだけでなく、文系のテーマにも応用できる内容を研修することができて、大変参考になりました。

【SSH】第1回こまつ研究サポートプログラム

 5月11日(水)5,6限、2年理数科の学校設定科目「課題探究Ⅱ」で第1回こまつ研究サポートプログラム「課題研究中間報告会」が行われました。生徒達はテーマの案やその実証方法について、大学の先生方に自分たちの考えを説明し、アドバイスを頂きました。
 会の終了後、生徒達から「自分たちで分からなかったことを、様々な視点から指摘していただけて、視野が広がった」「仮説を踏まえてテーマを決めることが大切だと分かった」「知らなかった知識を得ることができ、そこから新しい発見もあって参考になった」という感謝の声が聞かれました。次回は7月13日(水)に行う予定です。

【参加していただいた大学の先生方】
北陸先端科学技術大学院大学  國藤 進 先生 (数学)
金沢大学 理工研究域 数物科学系 佐藤 政行 先生 (物理)
金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系 小松﨑 俊彦 先生 (物理)
金沢大学 理工研究域 数物科学系 川上 裕 先生 (数学)
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用化学科 草野 英二 先生 (化学)
石川県立大学 生物資源工学研究所 中谷内 修 先生 (生物)

<< 数学班>>

 

 

 

 

 

 

<<物理班>>

 

 

 

 

 

 

<<化学班>>

 

 

 

 

 

 

<<生物班>>

【SSH】第1回課題研究指導についての教員向け研修

 4月27日(水)放課後、課題研究などの探究活動の授業を担当する教員を対象に、研修会が行われました。

 石川県立大学 生物資源工学研究所 助教 中谷内 修先生を講師にお招きして、「探究活動の目的とテーマ設定・実験設計」というテーマで講義をしていただきました。

 課題研究での探究型学習への取り組みが生徒たちの成長や大学での学びにとっていかに重要であるか、なぜ研究に仮説が必要なのか、指導教員はどのようにサポートしていくのが望ましいのか等、非常に分かりやすく教えていただきました。次回の第2回研究会は5月11日(水)に開催されます。

 

 

【SSH】探究基礎オリエンテーション

 本日4月22日(金)普通科1年生の学校設定科目「探究基礎」のオリエンテーションがありました。「探究基礎」は探究力育成を目標に、前期は「証拠を使って論理的に立証する」ための活動であるディベート小論文を行い、後期は、文系希望者は基礎課題研究、理系希望者は探究スキル育成講座を行います。

 生徒達は担任の先生方によるモデルディベート「高校でも給食を導入すべきである」を集中してメモを取りながら聞き、各先生の論に対してどのように反論できるか考え、意見交換をしました。最後には生徒達によって勝敗をジャッジしてもらい、否定側の先生方の勝利となりました。

【SSH】「課題研究Ⅱ」開講式

4月20日(水)理数科2年生「課題研究Ⅱ」の開講式がありました。この授業では、各グループが自分たちで設定したテーマで、1年間研究を行います。

初めに垣地校長先生より、激励の言葉がありました。校長先生は、「作図問題」や「無理数」などに関連するテーマで、過去に課題研究を担当したときのエピソードについて述べられた後、「これはどうなっているのか、なぜこうなるのか、という純粋な気持ちを大切に課題設定をしてほしい。昨年ノーベル賞を受賞した眞鍋 淑郞さんの言葉にも、『好奇心が研究の原動力だった』というものがある。この授業では大学の先生方からアドバイスを受けることができるし、みなさんの大学での研究につながっていくような研究になると嬉しい」と話してくださいました。生徒達は顔を上げてしっかりと話を聞いており、その表情にはやる気があふれていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに年間スケジュール、研究のプロセス、記録を残すことの大切さ、パソコンや実験室の使用、物品の購入などに関する説明が行われました。その後生徒達は早速各グループに分かれて、課題設定について話し合いを始めていました。

「課題探究Ⅱ」課題研究英語ポスター発表会

 3月16日(水)5,6限目に、理数科2年生が1年間取り組んだ課題研究を英語で発表しました。今年度より実施形態をポスター発表の形式に変更し、北陸先端科学技術大学院大学の國藤進先生、助教・講師の先生方、大学院生(留学生)、他校のALTの先生方をお迎えして発表会を開催しました。多くの生徒が全く、あるいはほとんど原稿を見ることなく、自信をもって堂々と発表していました。質問に対しても臨機応変にしっかりと対応できていました。生徒達からは、「生の英語を聞いて、その場で英語で答えるということはなかなか経験できないし、とても良い機会だった。」「相手に伝わるように、思い切って英語で会話することができた。」等、とても充実した時間だったという声が多く聞かれました。長年小松高校生を指導して下さっているALTのマーカス先生は、「今までの発表会の中で一番良かった。発表はもちろん、質疑応答もリラックスして、自然に相手とやりとりができていて、素晴らしかった!I'm so happy!」と言ってくださいました。6限目からは理数科1年生も参加し、「とても難しかったが、来年自分たちも頑張りたい。」という声が聞かれました。

 お忙しい中講評者として来校してくださった大学の先生方や大学院生・ALTの先生方、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

課題探究Ⅰ「課題研究入門講座」

 3月3日(木)学校設定科目「課題探究Ⅰ」(理数科1年生)では、こまつ研究サポートメンバーの石川県立大学中谷内修先生から「課題研究入門講座」として課題研究についての講義を受けました。

 課題研究の意義や手法、テーマ設定の仕方について、丁寧に説明をしてくださいました。生徒達は2年生で自分たちが主役となって行う課題研究に向けて、大変真剣に、メモを取りながら話を聞いていました。

1年普通科「探究基礎」探究スキル育成講座ポスター発表会

2月17日(木)1年普通科「探究基礎」の探究スキル育成講座のポスター発表会が行われました。

探究スキル育成講座では、生徒達は化学と数学から1つの分野を選択し、化学班は自分達で準備した試料の酸の濃度を滴定で調べることで、味と酸の関係を考察してきました。数学班は、それぞれの班が自分たちで選んだテーマに沿って研究を進めてきました。わかりやすいポスター作成や説明の仕方など、班によっていろいろ工夫している様子が見られ、とても興味深く視聴することができました。発表者も視聴者も熱心にポスターセッションしていました。来年度、2年生で行う課題研究がとても楽しみです。

<発表の様子>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

2年生普通科理系 課題研究ポスター発表会

 1月17日(月)半年間の研究の集大成として、2年生普通科理系の課題研究のポスター発表会が行われました。数学、物理、化学、生物、体育の5分野の研究について、自分たちが設定したテーマに関するポスター発表を行いました。みんな自信を持って堂々と発表し、他のポスターに対しても熱心に質問をしていました。

 この日は科学技術振興機構(JST)の主任調査員 桒原爾先生と、石川県教育委員会学校指導課 寺岸俊哉先生が、物理・数学の授業と、ポスター発表会を参観しに来てくださいました。桒原先生から「生徒のみなさんの一生懸命さが伝わってきた。内容を伝えようという強い思いを感じました。」という励ましの言葉を頂きました。この経験を生かして、大学で行う研究につながる日々の学習に対しての頑張りを期待したいです。

【物理の授業の様子】

 

 

 

 

 

 

【ポスター発表の様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイエンス・フェスタ2021 in サイエンスヒルズこまつ

 12月12日(日)にサイエンスヒルズこまつで開催された「サイエンス・フェスタ2021」に、本校の生物部、理化部の生徒19名が参加し、3つの実験講座(「携帯カイロを自作してみよう!」「DNAストラップをつくろう!」「カオスを体験しよう!」)を行いました。会場では、小松高校のブースに100人を超える子供たちが来てくれました!参加した小学生たちは、新型コロナウイルスの感染防止対策をしっかりとりながら、とても熱心に、また楽しそうに実験に取り組んでいました。

 

【携帯カイロを自作してみよう!】【DNAストラップをつくろう!】  【カオスを体験しよう!】 

 

 

 

 

 

 

 

 

WPI サイエンスシンポジウム・石川県SSH生徒研究発表会 合同開催

 12月18日(土)石川県立音楽堂で、石川県のSSH指定校3校(金沢泉丘高校、七尾高校、小松高校)とNSH(ニュースーパーハイスクール)指定校の金沢二水高校、そして金沢大学付属高校が参加して、WPI サイエンスシンポジウム・石川県SSH生徒研究発表会が合同開催されました。

 SSH指定3校による口頭発表が行われ、本校からは、11月の校内選考会で選ばれた理数科2年生の課題研究2グループ「 瓶から液体を注ぐときに出る音の性質について」と「フィボナッチ数列による面積のパラドックスの考察」が代表として発表を行いました。その後、参加校5校のすべての課題研究のポスター発表が行われました。ここで、理数科2年生の生徒達は、他校の生徒達や先生方とのポスターセッションを行うことで、今後の研究の参考にすることができました。

 また、審査の結果、「 瓶から液体を注ぐときに出る音の性質について」が口頭発表・ポスター発表共に最優秀賞を受賞し、来年3月に京都大学で行われる「京都大学サイエンスフェスティバル2021」への石川県代表に選ばれました!さらに「フィボナッチ数列による面積のパラドックスの考察」がポスター発表の奨励賞を受賞しました!

【とくとく音 口頭発表の様子】

 【とくとく音 最優秀賞W受賞!】

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 【フィボナッチ数列 口頭発表の様子】

 【フィボナッチ数列 奨励賞受賞!】 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ポスター発表の様子】

SSH研究発表会

 12月15日(水)SSH研究発表会を開催し、大学の先生方及び県内の高校の先生方など多数ご来場いただきました。午前は公開授業(「理数数学Ⅱ」・「課題探究Ⅰ」)、午後はポスター発表会を行いました。なお、公開授業の様子はYouTubeでライブ配信され、事前に申し込んだ沢山の方が見てくださいました。

<午前:公開授業>
(1) 「理数数学Ⅱ」(2,3限;理数科2年生対象)では数学と物理の融合授業が行われました。最短距離や、つりあい問題について、微分を用いた最小作用の原理から考察しました。
(2) 「課題探究Ⅰ」(3限;理数科1年生対象)では物理の探究授業が行われました。アクリル板に光の減衰実験に取り組み、得られた実験結果について物理的に考察しました。
 生徒たちからは、「習っていない内容を、実験を通して自分で考えて発見し、結果を考察できたのが良かった」、「解いたことのある問題を新しい方法で解くというのがとても面白かった」という感想が聞かれました。

<午後:学校設定科目「課題探究Ⅱ」ポスター発表会>
 5限目はこれまでの研究の集大成として、大学の先生や大学院生の方々をお招きして、ポスター発表会を行いました。みなさん大変熱心に耳を傾け、様々な専門的アドバイスをしてくださいました。自分たちが考えていなかった新しい視点からの提案をしてもらえて、より深く研究について考えることができて、生徒達はとても喜んでいました。
 また、6限目は理数科1年生を対象にポスターセッションを行いました。ここでも熱心な質疑応答が行われ、多くの理数科2年生からは「前回の口頭発表と比べてポスター発表は距離が近いので、より詳しく伝えることができて良かったし、1年生がたくさん質問をしてくれてとても嬉しかった」という声が聞かれ、参観した理数科1年生からは「2年生の工夫とまとめ方がとても参考になり、来年につなげたいと思った」いう声が多数聞かれました。その後、ポスターセッションで指摘していただいたことを今週土曜日に行われる石川県SSH生徒研究発表会(WPIサイエンスシンポジウム)に生かせるように、すぐに話し合い、ポスターの内容を再検討・手直しを行いました。
 講評者として来校してくださった大学の先生や大学院生・大学生の方々、本当にありがとうございました。

★来校してくださった先生・大学院生・大学生
北陸先端科学技術大学院大学        國藤 進   名誉教授
金沢大学 理工研究域数物科学類      佐藤 政行  教授
金沢大学 理工研究域数物科学類      阿部  聡  教授
金沢大学 理工研究域フロンティア工学類  小松﨑 俊彦 教授
金沢大学 理工研究域フロンティア工学類  樋口 理宏  准教授
金沢大学 理工研究域数物科学類      川上  裕  准教授
金沢大学 理工研究域地球社会基盤学系   森下 知晃     教授
金沢工業大学バイオ・化学部応用化学科   草野 英二  教授  
金沢工業大学バイオ・化学部応用化学科   鈴木 保任  教授
福井大学教育・人文社会系部門       遠藤 貴広     准教授
石川県立大学 生産科学科         髙原 浩之  准教授
石川県立大学 生物資源工学研究所     中谷内 修  助教

金沢大学 理工研究域数物科学類修士1年      宮崎 真悠子 氏
金沢大学 理工研究域数物科学類修士1年      山岡 弘学 氏
金沢大学 理工研究域数物科学類修士2年      南  裕也 氏
金沢大学 理工研究域数物科学類修士2年      渡邉 元嗣 氏
金沢大学 理工研究域地球社会基盤学類修士1年 石黒  歩 氏
金沢大学 理工研究域地球社会基盤学類修士1年 岡田 颯馬 氏
石川県立大学 生産科学科4年                       松山 純佳 氏
石川県立大学 生産科学科4年               日比野 隼平 氏

【公開授業の様子】

 

 

 

 

 

 

 【ポスター発表会の様子】

 

 

 

 

 

第3回韓国ZOOM交流

 11月22日(月)に28Hの11名の生徒が参加し、大田科学高校とのZOOM科学交流の最終回(2021 DSHS Komatsu International Exchange Program) が行われました。
 事前に、9月27日(月)に第1回(自己紹介と学校紹介)、10月28日(木)に第2回(発表班による研究の概要説明)を行ってきましたが、最終回では、両校の校長先生の挨拶の後、28Hの研究2班の発表(鉱脈の予想の研究、最も消臭効果のある物質の研究)、共同研究班の発表(土壌の液状化現象に関する研究、種子の発芽における水質分析の研究)が行われ、質疑応答を通して、各研究への理解を深めました。
 また、両国の文化をより深く理解するために韓国の子供の遊び、韓国の映画に見られる韓国文化、日本のスポーツ(相撲・弓道・競技かるた)、石川県の祭りに関する文化紹介発表が行われました。祭りの発表では、「山中節輪踊り」の手の動きを紹介し、全員で踊りに挑戦する場面があり、大変盛り上がりました。
 韓国の先生方からも小松高校生徒の積極的な参加に対して、賞賛の声がありました。

【2021 DSHS Komatsu International Exchange Program リーフレット】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【記念のスクリーンショット!】                                                    【山中節輪踊りの様子】         

校内SSH生徒研究発表会

 11月3日(水・祝)理数科2年生の学校設定科目「課題探究Ⅱ」における課題研究の校内発表会が行われました。なお、発表会の様子はYoutubeでライブ配信され、事前に申し込んだ沢山の方が見てくださいました。
 生徒達は10グループに分かれ、それぞれのテーマで約半年間取り組んできた課題研究の結果についてパワーポイントで、口頭発表しました。
 審査員として大学の先生方をお招きし、審査・講評をしていただきました。これらのアドバイスを今後の研究に生かして、さらに研究を深めていってほしいと思います。
 参加した理数科1年生は来年度、自分たちが実際に課題研究を行うので真剣そのものでした。とても活発な質疑応答が行われ、1年生は来年に向けて、2年生はこれからの研究に大変参考になったのではないかと思います。
 今年度も昨年度に引き続き、ゲストとして大聖寺高校、小松明峰高校が研究発表してくださいました。忙しい中研究をまとめ、発表のために来校していただき本当にありがとうございました。

★審査員の先生方
國藤  進(数学・北陸先端科学技術大学院大学 名誉教授)
伊藤 正樹(生物・金沢大学理工研究域生命理工学系 教授)
田中 忠芳(物理・金沢工業大学基礎工学部 准教授)
加賀谷重浩(化学・富山大学大学院理工学研究部 教授)
川上  裕(数学・金沢大学理工研究域数物科学系 准教授)
森下   知晃 (地学・金沢大学 理工研究域地球社会基盤学系 教授)
寺岸 俊哉(生物・石川県教育委員会学校指導課 指導主事)

★発表順
大聖寺高校   学校をよりよくするための取り組みについて 
小松明峰高校  マスクと飛沫
インクの広がりと紙の密度の関係
鉱脈の予測
瓶から液体を注ぐときに出る音の性質について
フィボナッチ数列による面積のパラドックスの考察
指スマにおけるセメントの有用性
スピルリナの増殖条件についての研究
二次元バーコードを利用した暗号の作成
平面展開による金属樹(銅樹)の成長過程における経時変化(白化・緑化)の研究
ヨーヨーのメカニズム
最も消臭効果のある物質は何か

 大聖寺高校の発表 ↓               小松明峰高校の発表 ↓