校長室ブログ

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鉛筆 昨日の自分に勝つ!

 2週間、間が空いてしまいました。新人大会が終わり、明日からは2学期の期末試験が始まります。新人大会での皆さんの健闘ぶりは本当に見事なもので、壮行式の時に、皆さんにしたお話が正にその通りになりました!

 その時のお話というのは、「向陽高校は生徒数の少ない小さな高校で、部活動をしている人の人数も年々減っているけれど、その少ない部員たちが挙げている成果はとてつもなく大きい。国民スポーツ大会少年男子団体で6位入賞を果たした1年生の當麻さんはじめ、各種のコンクールに臨んだ華道部、写真部も入賞・受賞を果たしている。小さいから こそ入部=即レギュラーで出場できるし、一人当たりへの先生の指導も手厚く受けられるから入賞にも近い!こんなコスパ・タイパの良い高校はないのであ~る!」というものでした。

 その後始まった新人大会は、少ない人数で本当にこれだけの賞を獲得してきたのかと目を見張るような結果でした。馬術部個人3位、アーチェリー部個人2位、バドミントン部団体・個人2位、写真部の優良賞に入選、書道部の優良賞、 弁論部の2位(R8全国総文出場!)と、運動部文化部併せて10出場したうち、6つが素晴らしい成績を収めたのですから、こんなすごいことないですよね。毎日一心に練習に励んだ皆さんだからこそ、本番で昨日の自分に打ち勝ったのだと思います。

 前回のつぶやきの最後に、「負けた悔しさを味わわずにすむ人生もあるかもしれません。でも、逃げないで立ち向かう生き方ができる人になって自信をつけてほしい…。今回の新人大会には出ていない皆さんも、自分の生活の中にあるそれぞれのハードルと向き合ってください。乗り越えていけるよう、応援しています。」と綴りましたが、明日からの試験を前に、改めて皆さんにエールを送りたいと思います。

 5日間の期末試験。できない、解けない、わからない自分と向き合うのは怖いかもしれないけど、少しでも逃げずに努力してみてほしいです。そして、どうか昨日までの自分に打ち勝ってほしい。ライバルは昨日の自分です。甘さも弱さもずるさも自分が一番よくわかっているはず。今回はそんな自分に負けないで、頑張ってみてください。いつも皆さんを応援しています。

 

 

 

 

 

 

          卒業生から届いた綺麗な紅葉。紅葉も美しいけれど、

          それ以上にシェアしてくれようとした心の美しさに感動…。 

 

 

 

 

 

 

                                         

                                         

                                         

キラキラ 新人大会始まる

令和7年度の新人大会が始まりました。先月末に行われた壮行式でもお話ししましたが、新人大会は頼り切っていた3年生が抜けた後の新体制で頑張ってきた成果を発揮する大会です。どの高校もニューフェイスのチームで、大会名どおり初々しい感じが漂う大会です。

本校もすでに終わったものも含めて4つの運動部と5つの文化部の皆さんが今大会に参加し、活躍しています。試合などの時間を計算しながら会場を渡り歩いて、皆さんの活躍を応援したり、素晴らしい作品を味わったりするのは、本当に幸せな時間で、たくさんの元気を貰えます。

今日は悔し涙を流す皆さんの姿に触れました。厳しい練習に一生懸命堪えてきたからこそ、こんなにも悔しいんだろうなと思いました。そして、大差とか完敗でなく、もう少し自分が強ければ勝てたかもしれない試合だったからこその悔しさだったとも思います。「強い相手に負けるのでなく、弱い自分に負けてしまうのだ」…今日の涙はこの後の試合に、また大会後の練習に続き、来年の高校総体への勝利に必ずつながっていくのだろうと確信しました。

負けるかもしれない怖さと戦い、負けた悔しさを味わうことから逃げる人生もあるかもしれません。でも、逃げないで立ち向かう生き方ができる人になって自信をつけてほしい…。今回の新人大会には出ていない皆さんも、自分の生活の中にあるそれぞれのハードルと向き合ってください。乗り越えていけるよう、応援しています。

 

 

ハート 『想い』

先週は今年度2回目の避難訓練に始まり、高文連文化教室でのサルサ初体験、新人大会壮行式と続きました。週末の土曜日はいしかわ特別支援学校の文化祭があり、ボランティアで7人もお手伝いに来てくれていましたね!3連休中には表彰披露でもお伝えした写真部の皆さんの表彰式や、21世紀美術館では高校生秋の美術展が開催されていましたね。運動部の人たちも新人大会前のミニ大会に練習試合、合同練習などもあったようで、実りの秋の名のとおり充実した日を過ごしたのだろうなぁと思います。

今週は午後から保護者懇談会ということで、来年(再来年)の学びの道を決定していく大切な時間を過ごしていますね。選択した道がそれで正しいのか不安になるかもしれませんが、まずは選択できた自分に自信を持ち、選択した道が正解になっていくように努力していくことにしましょう。タイムリープができない私たちは選ばなかった方の道を試してみることができません。思わず後ろ髪をひかれそうになりますが、そこにこだわるよりは、選んだ方の道を「これよし」→「これよし」と思えるようになっていく方がずっと素敵だと思います。

美術展に出品されていた3人の作品がとても素敵でした。1枚1枚も良いのですが、3枚を見ていた時に私の頭に思い浮かんだ文字は「想」という1字でした。未来を嬉しそうに思い浮かべている「想」、懐かしく昔を思い出しているような「想」、そして大きな口で思いも何もかも飲み込んで生きようとしている「想」。3人は別々のものを描いているようで3人ともが「想」、「心」を映し出そうとしているように見えました。芸術作品というものは、絵も彫刻も書も音楽も花も写真も、きっとおしなべてそういう行為を経て生まれてくるものだと思うのですが、言葉以外のかたちで想いを表現できる皆さんが嬉しく、また羨ましくもあったお休みでした。

 

現在、インクルゾーンには、いしかわさんの文化祭の名残でたくさんの両校の作品が展示されています。一つ一つに込められた「想」を皆さんもどうぞ感じてみてくださいね。 

           

 

王冠 人は必ず変わる

 今週も充実の7日間でした。「実りの秋」とは言いますが、こんなに良い日が続いていいのかな…?と思うような毎日でした。そしてそんな毎日を一言で言うならば、「人は必ず変わる」のだということを、改めて心に刻むことができた週でした。この表現だと、悪く変わってしまうことも想像できますが(そしてそんな時間も長い人生の中ではあるかもしれませんが)、私が感じたのは「良くなる」「成長する」「豊かになる」というような『変わる』です。以下、長くなりますが、私が出会った「変わる」を並べてみたいと思います。

 18日(土)金沢辰巳丘高校40周年記念式典では生徒さんたちの本当に見事な歌を4曲も聴かせていただきました。芸術コースのある高校で、声楽を学んでいる生徒さんもいますが、そんな一部の声でなく、全校生徒の皆さんが心を込めて歌っている迫力と美しさがありました。この日に向けて一生懸命練習したのだそうです。

 19日(日)本校生徒会の水口さん、橋田さん、松田さんの3人が、文化祭でも皆さんに発表した「金沢向陽高校のインクルーシブ教育」を対大人ver.に修正して発表してきました。この日の大人は県立の高等学校や特別支援学校の元校長先生方でしたが、3人は落ち着いて実に堂々とわかりやすい内容・声量・スピード・間・表情で語りかけていました。同内容の発表は8月初旬の第1回目から数えると今回で4回目。説明する対象が変わるたびに呼びかけ方などを変えるなど修正してきました。集大成となったこの日は本当に見事な発表で、終わった後には何人もの元校長先生からお褒めの言葉をいただきました。

     

 同じく19日(日)、エムザで行われていた「華展」に出品されていた本校華道部の作品を見てきました。優しい色合いの花をみていると彼女たちの笑顔が見えるような気持ちがしました。部活動の時間を大切にして練習に励み、お免状をとれるほどに成長していたんだなぁと胸が熱くなりました。

 20日(月)は6限目に修学旅行結団式がありました。1年生の時から集合が苦手で、9月の始業式後にはさすがに厳しい言葉できちんとしてほしいと訴えたところ、その日から少しずつ気をつけるようになってくれて、この日もきちんと集合していました。

 21日(火)は1年生が金沢工業大学にDX体験プログラムでお勉強してきました。3Dモデリング&3Dプリンタ体験、VR体験、生成AI体験を通して、これらのデジタルツールをどのように活用していけそうかをディスカッションしました。時代が変わるということ、けれどその「変わる」を研究し創り上げているのは自分たちとそれほど年の変わらない学生たちであること、自分たちの興味や「好き」で社会を変えていけることを勉強してきた1年生でした。

 22日(水)の放課後には2人の3年生の面接指導を行いました。3年生は、私がこの学校に来た時に入学してきた学年です。今年も何人も面接の練習を一緒にしてきました。多くの先生方に見ていただきながら自分の課題と向き合い、自分の中の想いを言葉に紡いで一心に伝えようとする姿はとても頼もしいものでした。あんなにいわけない1年生だったのに、堂々と広い世の中に出ていこうとしている皆さんが心から愛おしいです。

 23日(木)、2年生が朝から長崎原爆資料館を訪れていたこの日、1・3年生は珠洲市まで震災学習に出かけました。あの日から1年と10か月という時間が流れた能登です。とても天気が良く、空も海も本当に青く美しい日でしたが、バスからは多くの仮設住宅や石が落ちてしまった鳥居やお墓、ブルーシートをかけている屋根もまだ多く見られました。変わり果てた見附島には本当に胸が痛みました。それでも奥能登芸術祭常設作品を復旧させ、長い避難所生活の中からも周りの人の優しさや繋がる(つながる)ことの大切さを見出して、未来に向かって歩いている珠洲の方々の言葉に、人間の強さと大きさを感じることができました。 

 

  24日(金)には、3年生の保育選択者が、まどか保育園に保育実習に行きました。短い時間ではありましたが、自分たちが考えて準備した道具で、5歳児の皆さんと上手に遊んで楽しませてあげていました。皆さんにもこんな小さな時があって、今12年という年月を経てここにこうしている…。笑顔でやさしく声をかけている一人一人がとても大人に見えて、みんなが支えていく未来の明るさに思いを馳せました。

 同じく24日(金)の18時半には、4日間の修学旅行を終えて帰ってきた2年生を金沢駅で出迎えました。どの子もたくさんのお土産ととびきりの笑顔で帰ってきてくれました。集団生活、集団行動は我慢の連続です。この4日間、良い思いばかりではなかったことでしょう。でも怪我無く、事故なく無事に帰ってきてくれました。引率の先生方からも日を追うごとに時間や約束を守ることが本当に見事になった様子を聞いていたので、この後の2年生が本当に楽しみです。

 

 「人は必ず変わる」

 今がつらくても苦しくても、今歯を食いしばって頑張っていることは、必ず少しマシな明日を連れてきます。少しマシは目に見えないくらい少しでわかりにくいかもしれませんが、今を大切に過ごすことを重ねていくと、1週間後、1か月後、1年後、3年後には必ず思ってもいなかった明るい場所に着いています。

 

 「人は必ず変わることができる」

 私は、皆さんからいつもそう教えてもらっています。今年も残り5か月と少しになりました。まだまだ変わっていける皆さんに置いて行かれないように頑張ろうと思います。

本 何てったって 読書の秋!

 ようやく良い季節になってきました。まだ日中は汗ばむことが多いですが、風がとても爽やかで気持ちよいですね。日曜日からはグッと冷え込むらしいので体調管理には気をつけたいところですが、紅葉は色鮮やかに進みそうで楽しみですね。秋と言えば何てったって「読書の秋」!「食欲の秋」に走らぬように読書にのめり込みたいものです(笑)。

 本校の図書室も楽しくなる装飾や展示で皆さんをお待ちしています。ドラマ化や映画化されている原作本(マンガも)を読むのも楽しいですし、歴代の本屋大賞受賞作には外れがないし、図書館には自分の世界が広がる1冊が必ずあります!ぜひ足を運んでみてください。

    

 R7の本屋大賞や各種イベントの案内がありました   以前紹介した手作り作品も増えてました!   図書室もハロウィンを待ってます

            

              新刊本たくさん撮り揃えられていますよ     入り口横のアンケートにもぜひお答えください!

 

 あまりに気持ちの良い日なので、秋を探しに外に出て見ました。教室横の木々が本当にきれいに紅葉していて秋の空に映えていました。校門を入ったところのプランターの花々も長い期間私たちの目を楽しませてくれています。今日は久しぶりの絆花カフェの日ということで、またたくさんのお客様がいし特の生徒さんのおもてなしに素敵な秋時間を過ごしてくれるのでしょうね。

        

 最後に問題です。とても不思議なものを見つけてしまいました。これはいったいどこにあった植物でしょうか……?

 南天…?でも全身真っ黒なんです。実も赤いのと黒いのとがついてます。

 今年はあっという間に冬が来てしまうかもしれないので、この週末、皆さんも秋を探しに出かけてみませんか?

 

 

 

お祝い 朗報は続くよ どこまでも

なんと!今週に入っても嬉しいことが続いています。

月曜日は、いしかわ特支大場校舎の会議室で行われた会のために、県内の高校の校長先生方が何人か来校されていました。会議室前のインクルゾーンには、テスト最終日に向けてのテスト勉強をしていた生徒が何人もいたのですが、彼らのお客様への気持ちの良い挨拶がまず嬉しかったです。来られた校長先生の中に、満面の笑顔で挨拶下さった方がおられたのですが、挨拶した後、「あの先生、絶対にすごくいい人や」と何人かの生徒が力説していました。初対面の方が心からの笑顔で挨拶してくれるとこんなに気持ちよくなるんだ…と実感してくれた彼らは、きっとますます良い挨拶をしてくれるようになるんだろうなと、も一つ嬉しくなった日でした。

火曜日と水曜日は、来週から学校実習に来られる大学3年生の学生さん(2名)が挨拶に見えました。先生になるための実習としては、主に4年生の時に行われる「教育実習」というものがあります。これは取得したい教員免許の教科の実践力を身に付けるための現場実習です。大学3年生での「学校実習」はもう少しロングランで学校現場を体験するというもので、自分が勉強している教科以外の先生のお仕事について学び取っていくものです。これから1月くらいまで大学でのお勉強や試験の合間に向陽高校に来てくださいます。大学とはどういうところか、なぜ進学しようと思ったのか、どうやって将来の道を決めたのか、なぜ先生になりたいのか等々、年の近い先生だからこそ近い感覚で聞けるお話があると思います。二人とも明るく優しそうな先生でしたよ。来週からぜひ楽しみにしていてください。

水曜日。2年生のフードの授業は、「仕事仲間と食べる異国風ランチ」の調理と実食の日でした。献立を検討していた時にも一度授業を見せてもらっていたのですが、今日は調理中から校長室までとても良い匂いが漂ってきて、思わず実習の様子を見に行ってしまいました。4つのグループが、タイ・韓国・フランス・中国の代表料理で主食や主菜・副菜を楽しそうに作っていました。授業が終わってから、韓国チームさんがお弁当を持ってきてくれ、見た目の美しさとあまりの美味しさにのけぞりながら楽しいランチタイムを過ごしました。本当にありがとうございました。

口の中をまだモグモグさせていた時に、国スポの英雄!アーチェリー部の當麻さんが、団体6位入賞の賞状を見せに来てくれました。団体戦3人チームの一人として戦いに臨んだ當麻さんは、最初あまり調子が良くなかったらしいのですが、こらえて頑張って徐々に調子を上げていったそうです。どのスポーツもそうだと思いますが、アーチェリー競技における集中力と気力の持続は本当に大変なものだったろうと思います。「調子が良ければもっと良い成績をとれた」と話してくれた當麻さんはまだ1年生。新人大会はじめ、これからの活躍が本当に楽しみです!おめでとう!!

 

未来ある皆さんと過ごしているおかげで、毎日、本当に嬉しいことが続きます。そろそろ、昨日までのテストで良い点数をとった人が答案を見せに来てくれそうな気もします(笑)。毎回言っていますが、テストは終わってからが大事。①ちんぷんかんぷんだったところ、➁凡ミスで間違えたところ、③まぐれで正解したところがあるとしたら、③→➁→➀の順でしっかり見直しておきましょう。(➀は覚え始めればよし。➁は悔しいから忘れない。③は一番記憶に残らないから次は危険!)立ち止まって振り返った時に、次に生かせる力がついていきます。若い人は素直に振り返ることと、もう一度覚え直すことが大得意です。力をつけて、嬉しい!楽しい!幸せな未来を過ごしていきましょう!

キラキラ 嬉しいことだらけの1週間

 9月29日(月)から始まった今週はまだあと1日あるのですが、とにかく毎日素敵なことや嬉しいことが続くスペシャルウィークになっています!

 29日は前期生徒会役員が任期満了まで2日というところで自分たちであいさつ運動を行っていました。令和7年度向陽祭を盛会に導いてくれたメンバーです。自分たちの最後のお仕事として、一緒に頑張ってくれた生徒の皆さんへの感謝の意味もこもった挨拶だったんだろうと思います。昼休みには全員で校長室に顔を出してくれました。自分たちの活動を見守ってくれたことへの感謝ということでしたが、私の方が気づかされたり励まされたりすることの方が多かったように思います。本当にお疲れさまでした!!また、この日は華道部の2年生2名が嬉しい報告に来てくれました。華道部は今年度の「Ikenobo 花の甲子園2025」に地区大会リモート枠で参加していたのですが、敢闘賞をとったというのです。優勝こそは逃しましたが、出場枠ギリギリの人数で頑張って取り組んでくれたことと、こうして報告に来てくれたことが本当に嬉しかったです。

 1日には新生徒会役員の任命式を行いました。今回は、生徒会長以外の役職が全て選挙になるという、すさまじい選挙戦を勝ち抜いたメンバーです。校長室で行われた任命式では、一人一人がみなとても素敵な笑顔で任命証を受け取ってくれました。後期は文化祭ほどの一大イベントはありませんが、新年度にエネルギーをつないでいく大切な時間になります。7人で力を合わせて、公約を一つでも多く実現してほしいと思います。(あと、この日は『あんぱん』ロスからの『ばけばけ』スタートも嬉しいことでした!(←わかる人にはわかる!))

 そして中間テストが始まった今日は、9月16日から始まっていた就職選考で合格した3年生の皆さんが、テスト後に担任の先生と内定の報告に来てくれました。一人一人述べてくれた決意には、「社会人になる責任」や「前向きに」、「先輩の皆さんと仲良く」、「まじめに」といった言葉があって、これから社会を支える側の一員になってくれるその姿がとても頼もしく感じられました。先生方に面接練習を何度も何度もお願いして十分に準備して頑張った皆さんです。この朗報をスタートとして、3年生全員がより良い場所で大きな花を咲かせられるよう応援しています。

 この流れで来た今週は、きっと明日も素敵なことがありそうで、ワクワクしています。テスト中にワクワクだなんて生徒の皆さんには叱られそうですが、テスト中にも「勉強したところが出てスラスラ解答できてワクワク」とか、「テストを解いている時に内容の理解がグッと進んでワクワク」ということが、自分の中に起こるかもしれません。自分に甘えず慌てず諦めず、ワクワク探しに頑張ってみてくださいね。

ハート 秋の行方

 22日(月)は、小さい秋見つけた…を一気に飛び越して大きい秋が来たような1日でした。このまま一気に秋深まるのかと思いきや、昨日・今日と日中はまだ暑い時間があり、今週末までこの暑さは続くようです。朝晩は半袖のTシャツだともう寒いので、1日の中の寒暖差で体調を崩さないように気をつける必要があります。

 暑すぎる夏、そして長すぎる夏は、この後楽しみにしている人も多い「紅葉」にも影響を及ぼしているようです。木が猛暑から自らの命を守るため、通常より早く紅葉し、そのまま落葉してしまうという現象が起きているのだそうです。紅葉とは違う茶褐色に染まった山を見ることがありますが、「ナラ枯れ」と呼ばれる現象も併せて各地で多く起きており、異常気象は生態系に大きな影響を及ぼしているようです。我々人間はというと、この暑さをしのぐため、例年以上に冷房を稼働させ、多量のCO2を排出…だから地球温暖化(もう高熱化か?)がまた進み、猛暑の日が長くなる…。もはや断ち切れない悪循環のループにめまいがしそうです。

 私たちの国の大きな特徴の一つに四季がはっきりしているということがあるのですが、その様相が年々変わっていくことが本当に心配になります。でも多くの大学や企業で、便利さや快適さの追求と同時に、資源の確保やCO2の削減につながるリサイクルの徹底を並び立たせていく研究や開発・発明に汗を流している人たちがいます。卒業した後、さらに勉学に励むことや社会に出て働くことが、自分のまだ見ぬ家族の未来を守っていく…そんな生活をしていきたいものですね。高校生という年代で出来ることは少ないかもしれませんが、ごみの分別は想像以上にかなり大きな貢献になります。ごみの素材・材質を均一にしておくと、その後の再生処理が格段に楽になるからです。今年の秋の行方が明るい明日に繋がっていくように、皆で小さな貢献を心がけていきませんか?

王冠 これが私の生きる道 ➁

 9月16日(月) 全国一斉就職採用選考日のスタートです。本校も早速今日、就職試験に臨んでいる3年生がいます。先週の火曜日に行われた就職試験激励会で、3年生にはお伝えしましたが、面接試験の場合は「見た目が9割」です。「人を見た目で判断するなんて・・・」と怒る人がいるかもしれませんが、そんな甘えたことを言ってはいけません。毎日会える人ならともかく、その日に数分だけお話しする相手に、「外見でなく、私の中身を見てください」というのは、甘えた考え方です。逆な言い方をすると、見た目を整えることでまずは9割がた成功するということでもあります。こう言うと今度は、その日だけ整えればいいじゃん、と思う人がいそうですが、中々どっこい。普段からしつけないことは身につかないというか、ぼろは必ず出るものと相場が決まっています。ですので、3年生は勿論、1・2年生も普段から見た目を整えましょう。難しいことはありません。制服のボタンはきちんと全部ついているか、破れやほつれ、汚れはないか、髪型に問題はないか、誠実な人物に見てもらえそうかなど、少し心を配ってみてください。特に3年生の皆さんにとって、試験の日の着こなしは真面目すぎて気持ち悪いくらいがちょうど良いものです。皆さん、中身は素晴らしいのですから、外見もそれに追いつくようにしっかり整えてくださいね。

 そしてもう一つ。受験とは団体戦、チーム戦です。一人で戦うものではありません。同じ不安な思いをしている友達が周りにいるから頑張れるのです。友達を頑張れと送り出す気持ちが、その友達に大きな力を与えます。先に受験してきた友達が試験の様子を教えてくれるから、次に続く皆さんはシミュレーションができて緊張もちょっとだけ和らぎます。今回は目の前に試験がない人も含めて、クラス全員で力を合わせて、各自が一番ご縁のあるところに合格を決めていく、それが高校の受験です。チーム戦のチームの中には、ご家族もいます。受験先の企業で働いている向陽の先輩方も含まれています。もちろん学校では先生方も後輩達も皆さんの健闘をお祈りしています。

 「これが私の生きる道」

力強くその一歩を踏み出した3年生の皆さんに心からエールを送ります。向陽生、頑張れ!!

花丸 向陽祭、お疲れさまでした

 R7年度の向陽祭が終わりました。この2日間、皆さんの頑張りと笑顔をあちこちで見ることができました。3年生の皆さんも少ない人数で何種類ものメニューをこなしてくれていたのに、ほかの学年の催し物も楽しんでくれてる様子も見えてホッとしました。この2日間はいしかわの皆さんも作業学習の一環としてカフェを開いてくれたり、途中出し物を見に来てくれたりしたので、お客さんも多くて私たちのモチベーションも上がりましたよね。本当に充実した2日間でした。

 文化祭の準備を通して、ものの考え方や発し方が似ている友達を見つけて嬉しくなったり、逆に意見が全く合わない人がいて哀しく思ったり、心の中に吹き荒れる嵐に忙しい思いをした日もあったことでしょう。人と人が知恵と思いと力を合わせて一つの大きなものを創り上げていこうとする時に起きる葛藤は、より良いものを目指せば目指すほど必要不可欠なものであります。今回の準備の中で哀しい思いをした人もいるかもしれませんが、 一つ言えることは、今回はたまたま意見が対立しただけで、その人の全てと対立したわけではない、ということです。時に我々は、一つ合わないと全て駄目と思い込んでしまって、勝手に苦しんだり怒ったりしてしまいがちですが、何に葛藤すべきなのか、その芯をよく見つめてそこを乗り越えていけると、その先には人としての成長が待っています。この2日間で成長した人、きっと多かったんだろうなぁと思っています。

 最後に…。昨年も同じことをお伝えしましたが、全てのクラス、全ての部活動、全ての委員会、そして何よりも前期生徒会の皆さん。皆で頑張って、56周年目の向陽祭の伝統を繋ぎました。さらに、PTAのお父さん・お母さんや音響を担当してくれた卒業生、いしかわ特支の和太鼓サークルやさくらshopsを始めとする多くの生徒と先生の皆さん、金沢城北ライオンズクラブの皆さんの協力や、何よりも担任を始めとする先生方や学務員さんたちの支えがあって、今年もインフィニティ(!)のエネルギーを放出しました。本当に素晴らしい向陽祭でした。よく遊びきれた人は、上手に学べる人達です。皆さんの来週からの頑張りも大いに期待しています。 

心配・うーん 祭りの前には…

 明日は向陽祭。この夏休みも本当に沢山の人が入れ代わり立ち代わり準備や練習に来てくれていました。小さな高校、少ない人数の私たちですが、自分たちが楽しみたい!、来てくれる人も楽しんでほしい!!と、一人が何役もこなしながら頑張ってきました。

 今、下校時間を1時間と少し過ぎたところ。校舎はもう真っ暗で静まり返っています。皆さんが準備してくれた色々な催し物も寝静まっている感じです。でも、同じ今頃、お家に帰ってからもまだ準備をしている皆さんがいるのでしょうね。動画をつくっていたり、衣装を縫っていたり、飾り物を用意していたり…今夜はあまり眠れない人もいるのでは…?ちょっと心配です(笑い)。

「夏休みの風景 其の弐」にも書きました。向陽祭は受け身でいるよりお祭りを創る側になって頑張ってみると、こんなに面白くて楽しいものはありません!でも、楽しいことを皆でやろうとしていただけなのに、意見がぶつかって苦しいムードになってしまうことがあります。それは本当に真剣に頑張ってきたからこそのおまけのようなものです。一時の怒りに身を任せずに、この夏、友達と笑いながら頑張って楽しかった時間を、どうか最後まで全うしてほしいと、心からそう願っています。

 お祭りは全校生徒で楽しみたいものです。一人一人がお祭りの創り手として頑張れるようにクラス皆で声をかけあって、心を一つにして力の限り2日間遊び倒してください!

視聴覚 夏休みの風景 其の陸

夏休み最後の平日の学校の様子です。月曜日からの皆さんの登校を、みんな待っています。

        

          

    

 1日はとても暑い日になる予想が出ているので、水分、タオルなどをしっかり準備して、登下校を安全に乗り切って下さいね。

視聴覚 夏休みの風景 其の伍

さて、問題です。これは学校のどこに置いてあるでしょうか?とても可愛いですよね。2種類5枚の紙を使って作られているそうですが、色合いのセンスも夏らしくて涼しげでバッチリです!左下の紙には「どなたでもご自由に持って行って下さい」と書かれています。そのそばにあるバラの花もとても素敵。こんな器用な人がいるのだなぁ、そしてこんなホッとする素敵なコーナーを作ってくれるんだなぁと、とてもとても嬉しくなりました。文化祭の準備では、クラスの友達の色々な特技が見られるかもしれません。細かな手作業が得意な人、調理の手際が素晴らしく良い人、ダンスがキレッキレの人、絵が上手で看板やポスターをササ―ッと描いてくれる人、みんなが動きやすいようにそっと道具などを片付けて環境を整えてくれている人…。友達の素敵な面をたくさん見つけてほしいなと思います。

ところで、夏休み中には私も皆さんに負けないようにと図書館で本を借りたお話は以前しましたよね。一昨日すべて読み終えましたよー。さらにプラスもう1冊、読みました!読み始めると止まらないのが読書。この癖を9月も継続したいと思っています!反対に、デジタルデトックスは何度かトライしてみたのですが、半日頑張れませんでした。ついつい時計代わりに見てしまい、メールも確認したりする始末…。愛知県豊明市で、全ての市民に仕事や勉強以外でのスマートフォンなどの使用は1日2時間以内を目安にするように促す条例が議会に提出されました。可決されるか注目されるところですが、自分の使い方の目安を持つということはとても大切なことだと思います。私も読書の時間をもっと生み出すためにスクリーンタイムの平均時間を縮める努力をしようと思います。

さて、この「夏休みの風景」シリーズもそろそろ終わりです。昨日は中学3年生の皆さんが沢山体験入学に来てくださいました。本校の皆さんは朝早くから色々な場所でお手伝いしてくれました。先生方も心惹かれる授業や部活動体験を工夫してくださいました。温かな向陽らしいおもてなしができたと思います。「ひとにやさしく」をいつも実践してくれている皆さんに感謝です。

視聴覚 夏休みの風景 其の肆

お盆が過ぎて、夏休みも残りの日数の方が少なくなってきました。こうなるともうあっという間です。18日からの週は、学校の先生方にとっては、2学期スタートを見据えての色々な準備の週です。25日に行われる体験入学の準備も行いました。私も大きな勉強会にて色々な方のお話を聴いてきました。そんな中で、3つものすごく心にしみた言葉があったのでお届けします。

➀「それは私のしごとではありません。

➁「1000年に一度のピンチを1000年に一度のチャンスに!」

③「every wall is a door. and you have the key.」

➀は小松市民病院で外科医長をしておられる 西野 拓磨 さんの言葉です。西野さんはDMAT隊員であり、能登半島地震の時は石川県災害医療コーディネーターとして未曽有の大災害で混乱する医療現場を指揮・支援しておられました。実際の言葉は「それはDMATの仕事ではありません」です。人はとかく自分のテリトリーを守りたがり、拡げて余計な仕事を増やさないように防衛しがちです。私は、DMATのような立場の人こそ、それを良い意味で守って混乱を生じさせないようにしているのかと思いきや、その全く逆でした。混乱時こそテリトリーをつくらず、全ての困っている人の感情に寄り添い、困り事を取り除くことに尽力する。すごいことだなと本当に胸を打たれました。

➁は和倉温泉「多田屋」の 代表取締役社長 多田健太郎 さんの言葉です。能登半島地震では石川県が誇る観光地、和倉温泉も大変大きな打撃をこうむりました。もう一度営業を再開するまでには莫大な時間と費用が必要です。けれどもお話して下さった多田さんは明るい未来を和倉の地に呼び込もうとしておられました。この言葉にはそんな多田さんたち和倉の人々の強い思いが込められています。持続可能な街を目指して、元通りにするのではなく地震の前以上に喜んでもらえる街にする…そう語る多田さんは大げさでなく輝いて見えました。

③は皆さんよくご存じ「あずきバー」で有名な井村屋株式会社 代表取締役CEOの 中島 伸子さんに教えていただいた言葉です。アメリカの思想家ラルフ・ウォルド・エマーソン氏の言葉なのですが、訳をすると『すべての壁は扉である。そしてあなたはその鍵を持っている。』となります。どういう意味だと思いますか?目の前に立ちはだかる壁は実は扉なのであって、鍵はあなた自身の手の中にある。すなわち、壁に思えるものも実は押し続けていれば開く扉であって、その扉を開ける鍵はいつもあなた自身が持っているのだから、今は開けるのが難しくても自分のタイミングでいつか開けられるんだよ…そう言ってくれている気がします。ホッとできる言葉ですよね。

素敵な言葉は、ちょっと苦しかったりしんどかったりした時に、自分を支えてくれます。自分の中の素敵な言葉たちを増やしていけるといいですね。今回は写真ではありませんが、これもまた私の夏休みの風景だったのでお届けしてみました。夏休みはあと1週間!もうすぐ皆さんに会えます!!

  

視聴覚 夏休みの風景 其の参

 今週は本当にめまぐるしい1週間でした。

 まず、月曜日には向陽の先生方といしかわ特支の先生方とで合同のお勉強会を行いました。夏休みは先生方にとっても新しい学びを蓄えるチャンスの時間です。今回、いし特の先生方と一緒にいろんなことを話しながら学べたおかげで、2学期が始まるのが楽しみになってきました。

        

 そしてこの週は2025高校総体バドミントン大会が始まった週でした。土曜日から現地入りし最後の調整に入っていた本校のバドミントン部は、女子学校対抗3回戦で優勝チームと当たりベスト16に終わりましたが、本当によく頑張ってくれました。団体戦に続く個人戦ダブルスでも、榮代・澤村ペアが2回戦から出場し、4回戦まで勝ち上がりました。4回戦で今大会3位となるペアと当たり、惜しくも敗れました。しかしこちらもベスト16。全国の強豪を相手に3年間3人で頑張ってきた3年生の大変誇らしい結果となりました。

         

 この大会が行われている間に、8月6日からの大雨で市内でも大変な被害が出た地域がありました。皆さんのお住まいは大丈夫だったでしょうか?本校は生徒玄関前が少し水浸しになったりしましたが、大きな被害はありませんでした。けれども周辺地域の状況が危ないものとなっていたので、金沢市の要請を受けて避難所として開設しました。この近辺は翌日には水が引き、生活道路も問題ない状態に戻りましたが、現在もなお馬術部が活動する馬事公苑のあたりや騎乗馬は大変な状態です。向陽高校として何か出来ることはないか、皆さんで考えていきたいと思っています。

    

 そして迎えた金曜日。本校といし特が、金沢泉丘・金沢二水・金沢錦丘の皆さんを迎えての「障害理解促進セミナー」が行われました。この日のために本校生徒会の2年生がスライドを作成し、いし特の皆さんの発表のあと、大変わかりやすい発表を行いました。その後、いし特の生徒さんのガイドで校舎内見学をし、最後は地域交流スペースで文字通り5校の生徒達で交流しました。机にはいし特の皆さんによる美味しい焼き菓子と飲み物。とても和やかに話している様子が素敵でした。若い皆さんの間でこんな交流の輪が広がって、共生社会への理解が深まることは本当に素晴らしいことだと思いましたし、本校の役割がまた一つ見えた感じがしました。

     

 と、大変長くなりましたが、色々なことのあった1週間でした。夏休みも半分まで来ました。被災地域への思いを忘れず、健康と安全に気をつけて後半も過ごしていきましょう。

視聴覚 夏休みの風景 其の弐

 昨日の朝、カムチャツカ半島で発生した地震の影響は、今朝もなお津波注意報が継続するという大きなものになっていますね。北海道、東北地方や太平洋側に帰省や観光などで出かけていた人や、その地域に親戚や友達がいるという人は、きっと大変\不安な思いで過ごした1日だったろうなと思います。文月も最後となる今日、改めて猛暑の中の防災、地理がよくわからない場所での避難、何かあった時の連絡方法について、ご家族の皆さんと一緒に考える機会を持ってもらえたらと思います。

 

 さて、「夏休みの風景 其の弐」は、この写真たちから…。

     

    これは何階のどのクラスでしょう?慌ただしくなってきてますね。             あれれ?緑色になった!?

 

 其の壱では部活動に頑張っている人のお話をしましたが、向陽祭準備のために暑い中頑張って学校に来ている人たちもたくさんいます。今年の3年生は2年生の時にも本当に毎日よく頑張っていました。今年も楽しいことをいろいろ考えてくれているみたいです。

 四国は徳島の有名な阿波踊り。その歌詞に「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損」とあることは皆さんよくご存じのことと思います。向陽祭もまさにそう!受け身でいるよりお祭りを創る側になって頑張ってみると、こんなに面白くて楽しいものはありません!!高校生の間にそれを経験せずに終わるなんて、本当に損です。

 楽しいことを皆でやろうとしているだけなのに、意見がぶつかって苦しいムードになってしまうことがあります。真剣に頑張ろうとしているのにふざけているように見える友達や、何も動こうとしてくれないように見える友達の存在に傷つくこともあります。でもここでちゃんと本筋に戻ってお互いによく話し合ってみることが大事です。「~ように見える友達」と書きました。そのお友達は何をしたら良いのかがよくわからないのかもしれないし、自分が手を出して変な風になることが怖いのかもしれません。出来上がりのイメージや取り組んでほしいことを丁寧に伝えるだけで解決することかもしれません。

 お祭りは皆で楽しみたいものです。一人一人がお祭りの創り手として頑張れるようにクラス皆で知恵と力と心を一つにして取り組んでみてください。応援しています!

視聴覚 夏休みの風景 其の壱

 夏休みに入って、今日はちょうど1週間。皆さん、良い時間を過ごせていますか?

 私は昨日、夏休み前の様々な講座の後に皆さんが書いたアンケートを全て読み終えました。15・17日に行われた性教育講話と、最終日の18日に行った人権教室のものです。7月1日に行った障害理解のための特別講座(障害者スポーツ編)のアンケートでも感じたことなのですが、今回もまた、お聞きしたことに真摯に向き合って受け止めて感じ考えてくれていることが真っ直ぐに伝わってくるものばかりでした。命のことや家族のことについて深く受け止め、自分とそして相手を大切にしたいと訴えてくるものが本当に多かったです。改めて、そんな思いを胸に、夏休みの1日1日を大切に過ごして欲しいなと思いました。

 さぁ、そんな夏休み。熱中症警戒アラートが連続する中で、部活動に励んでいる人たちが登校してきています。サッカー部にバレー部、バドミントン部。文化部も軽音楽部、華道部、書道部などなどの皆さんが頑張っています。夏休みに入った校舎のあちこちに、青春(アヲハル)が息づいています。(いや、脈打っています、かな?)向陽祭の準備なのか、(これって何だろう…?)と完成が楽しみなものもちらほら姿を見せ始めています。 

     

    夏の色合いで素敵        ん?小瓶がいっぱい        ん?これは何かな?        ん??このオブジェは?

 

 そしてそして今日の午後には、金沢西高校の2年生が、総合探究の調査で本校を訪れてくれました。バリアフリーの調査ということで、本校といしかわ特別支援学校の校舎のバリアフリーについて、建物を見て回ったり説明を聞いたりしながら、何と2時間近くも勉強していかれたそうです。平日にはなかなか時間を確保できない調査活動ができるのも、夏休みならではですね。

            

 私も高校生の皆さんに負けないように、今日は図書館で本を借りてきましたよ。うちの図書館は読みたい本だらけでいつも選書に迷ってしまうのですが、この夏休みは、今はまっている朝ドラの関連本と、デビュー作から大好きな宮島未奈さんの新刊、そして夏はやはり東野ミステリーということで3冊手に取ってみました。今週末は、デジタルデトックスも頑張ってみようと思っています!(できるかなぁ…?)

 「夏休みの風景」シリーズ、其の〇まで行けるかわかりませんが、これも頑張ってお届けしてみたいと思いまーす。

 

晴れ 44日間の夏休み

 18日(金)、1学期最後の終礼を終えて、生徒玄関に降りてきた皆さんの顔は皆晴れやかで、「良い夏休みを!」とかけた声に「校長先生も!」と返してくれる人がたくさんいて、本当に眩しく暑い日差しの下、夏休みに向かって駆け出していく様子がとても瑞々しく、こちらまで嬉しくなりました。

 終業式でもお話ししましたが、今年の夏休みは44日間。最初がいきなり3連休で、既に残り41日間ですが、それでも何が出来るのか、何でも出来そうでワクワクする時間です。「したいこと」ばかりでなく、「すべきこと」や「した方がよいこと」についても後回しにすることなく、バランスよく取り組んでほしいと思います。

 この夏に取り組んでみてほしいこととして、➀「誰かのために動いてみること」、②「本を読むこと」、③「1日2時間、または1週間に半日程度のデジタルデトックス時間を創ること」、⓸「○○館に行ってみること」、⑤「家族と話をすること」を挙げたいと思います。①は家族に作る食事でも良いし、向陽祭の準備なども良いですね。②はできればスマホやタブレットでなく、手の中の重さと紙の質感、残りページの量を感じながら、本を読んでみてほしいです。③はそうすると決めた時に、その時間、自分は何をするかなということや、スマホのない世界の自由さに気付いてみてほしいです。⓸は高校生までは安く、或いは無料で入れる美術館や博物館、水族館などで楽しんでみてほしいし、⑤は初休みの本質でもあるかなと思うので、一緒の時間をぜひ大切にしてほしいと思います。

 反対に、夏はこの解放感と相まって気が大きくなっているので、普段よりは危険度が高まっていることに注意しましょう。海や川、花火大会やお祭り、一晩中興じてしまいがちなネットゲームの中にも、危険や巧みな罠がたくさん仕掛けられています。それを見抜けたり、上手にはぐらかしたり避けたりできるほどには、あなた方はまだ人生経験が少ないことを常に肝に銘じておいてください。⑤は夏休みの本質と話しましたが、事故や事件などで、お家の方を心配させたり迷惑をかけたり哀しませたりすることは絶対にないように気をつけましょう。

 「人生は何事をもなさぬにはあまりに長いが、何事かなすにはあまりに短い」

 中嶋敦が書いた『山月記』の中で李徴が自分の挫折を自嘲して言う言葉ですが、「人生」を「夏休み」に変えてもうんうん頷けてしまう言葉です(笑)。この夏こそは自分磨きの素敵な時間を積み重ねていけますように…。いつも応援しています。

 

              7月22日(火)の向陽高校です。暑いですね~。

虫眼鏡 これが私の生きる道

1学期最終週が始まりました。暑さも大変なものになって来ています。登下校においても十分に熱中症対策を講じて、あと5日間、頑張ってほしいと思っています。(特に、水分不足、睡眠不足、朝食抜きには要注意です!)

さて、先週は1年生から3年生までの全てが、それぞれに進路について考えた週でした。大学・企業見学に行った1年生、インターンシップに取り組んだ2年生、3年生の就職希望者は求人表の見方や履歴書の書き方を学び、土曜日には企業ガイダンスで気になっている企業のお話を聴いてきました。そして進学希望者は志望理由書の書き方を学んで実際に各志望大学や専門学校の出願書類のタイプに応じて準備を始めました。

受験と試合…こればかりは「人にやさしく」と言ってばかりもいられません。自分と向き合うことから逃げずに(ここがまず乗り越えなくてはいけない壁)、目標達成までは自分に厳しくなって誰にも負けない力をつけていく必要があります。あっという間に1学期が終わっていくように、あっという間に試験日はやってきます。それまでの間にたくさん勉強したり練習したりすると、自分に自信が持てるようになります。自分に自信が持てれば、どんな試験もドンと来いです。自分に自信が持てるだけの準備時間は人によって多少の差はあると思いますが、かけられる時間は誰にも等しく限りがあるものなので、誘惑に負けないように自分に厳しくなる必要があります。どの先生方も頑張るあなた方を応援し支えていきます。先生方は受験の大先輩でもあるので、大いに頼ってほしいと思います。

「これが私の生きる道」。

青春の時間はそれを見つけていくための時間でもあります。色々な人と語り、色々なものを見たり読んだりして、大いに悩み迷いながら、いま考えられる一番の道を一緒に見つけていきましょう。

 

キラキラ イメージできる範囲を広げる

テスト明けの7月1日、全学年でパラスポーツを体験しました。4月当初より今年の生徒会の皆さんが、全学年での交流行事をしたいと言ってくれており、3学年縦割りチームで何をしたら楽しいかを考えてくれていました。一方で、今年度は月1回のペースで行ってきている「障害理解の特別講座」について、パラスポーツを体験してみるのはどうかという案が持ち上がっていて、生徒会の皆さんとコラボする形で、パラスポーツ体験を通した学年間交流の時間を持つことになりました。

スポーツを行う前のレクチャーで、講師の先生が「一番大切なこと」として語ってくれたことがありました。それは、「非日常の体験をする」ことは「イメージできる範囲を広げ」、「他者への気づきを増やし」、それらが「自分への気づきを増やし」ていくということでした。自分自身の身体をとおした体験は、実感を伴って自分の中に残ります。知識だけの時とはまた違って、色々な立場や角度からのイメージができるようになり、他者を思いやることができるようになります。そのことが、自分でも気づかないうちに自分を豊かにしていくというのです。

「車椅子バスケット」・「ブラインドサッカー」・「シッティングバレー」。限られた時間での一人一種目の体験でしたが、別の種目を体験した友達と話し合う時間を持ったことで、容易にその大変さや面白さを想像できたと思いますし、障害がある方の思いや、その方々と共にパラスポーツの普及に取り組まれている方の思い、私たち高校生に期待していることなどについても考えることができました。「思っていた以上にパラスポーツが面白かった~」とか、「先輩後輩と一緒にプレイして楽しかった~」などなど、嬉しい声を沢山聴くこともできました。すっきりと明るい顔になってた人が多かったのはきっと、「知らないから…」「わからないから…」という障害が取り除かれたことで、皆さんに見えている世界が大きく広がったり、クリアになったりしたからではないかと思います。

さぁ、また一つ成長した姿で、7月も真面目に楽しく過ごしていきましょう!

 

      

  

 

 

 

 

了解 「知っトク!」 コーナー 現る!!

1学期の期末考査が終わりました。皆さん、まずはご苦労様でした。努力することから逃げずに頑張ってみることはできましたか?向陽生に望みたいのは、「昨日の自分を超えること」。友達ではなく、自分との戦いに勝って、より良い自分を創っていってほしいと思っています。さぁ、今年度最初の試合結果は如何に?また嬉しい報告を待っています。

ところで、皆さんがテストに頑張っている間に、M先生が「知っトク!」 コーナーを作ってくれました!! この場所は、今年に入って急に人通りが少なくなって、私としてはとても寂しい思いをしていました。でも、ここに知って得する知っトク情報コーナーが出来たことで、もしかしたら足を運んでくれる人や、立ち寄ってくれる人が出てきてくれるんじゃないかなぁとワクワクしています。写真にある「知っトク! 向陽生」の他にも「知っトク! そとイベ」「知っトク! いし特」「知っトク! 奨学金」などがあります。ぜひぜひお得情報をゲットしに来てください!

え?それはいったいどこにあるのか…ですか?その場所のヒントはこの文章の中にあります。ぜひ探し当ててください!!

 

鉛筆 テストで磨かれるもの

昨日(24日)より、今年度最初の定期考査が始まりました。1年生にとっては、昨年まで2日間ほどで行っていたテストが毎日2~3時間×5日間になり、驚いたことと思います。高校の勉強は専門的な内容が多くなってくるので、時間をかけて総復習に取り組み、その上で力試しに臨んでほしいと思います。

先生方もみな中学・高校・大学時代にこのテストというものをたっぷり経験しています。今でもテスト勉強を全然していなくて焦る夢を見たりするほど、その体験は強烈です。日頃から授業とその予習・復習をきちんと積み上げている人は、テスト前でも慌てることはないのでしょうが、私は一夜漬けをテスト期間続けてしまうような人でした。次の日にテストを受けながら、出ると予想して頑張ったところが出題されていて自信が持てたり、逆にうろ覚えで臨んだために迷ったり、白紙のまま書けない問題があって悔んだりと、テスト返しも含めての一喜一憂は未だにその感覚をはっきり思い出すことができます。

そんなテスト受験者の大先輩として皆さんに言えることは、①テスト勉強からは絶対に逃げないこと、②テストで自分の良いところや悪いところを見つめることから逃げないこと、➂テストの後の勉強をしっかりやること です。簡単そうで、真剣にやろうとすると実はどれも難しいです。でも難しいからこそ、価値があることです。

テストで磨かれるものの一つに、「苦しいことから逃げずに努力をする自分」があります。これは生涯にわたって自分を支えてくれる経験になります。目の前の点数を1点でも上げるために努力している日々が、あなたの長い人生を支えてくれるのです。またもう一つ、「緊張する自分との戦い方を見つける」というのもあります。この先の人生で緊張して臨まなくてはいけないことがいくつも出てくると思います。高校時代に何度かあるこのテスト期間を緊張しながら頑張ることが、その基礎をつくる勉強になっていきます。だから、テスト勉強をしない、テストも適当、別に成績なんて関係ないし…などと思っている人がいたら、それは、昨日より少し良い自分になることから逃げているようで、とても勿体ないなぁと思うのです。

あと残り3日です。自分自身に勝てるように頑張ってくださいね。

 

王冠 必勝!両校の勇者たち!!

先週末、令和7年度の県総文・県総体が終わり、今年もたくさんの部活動の頑張りを見ることができました。

13日(金)の放課後に、入賞した皆さんを表彰し、6月20日から行われる北信越大会(バドミントン部・アーチェリー部)と、7月12日より行われる中部日本大会(卓球部)の出場者の壮行会を行いました。

賞状をお渡しした皆さんには、本当におめでとうございます。そして、たとえ表彰という形にはならなかったとしても、今回の総体・総文に参加された全ての皆さん、本当によくがんばりました。今年も多くの感動をありがとうございました。

生徒数の少ない向陽高校は、自分の学校だけで出場できない部もあって、何度も顔を合わせて練習できないなど苦労は絶えません。でも、生徒数の少ない向陽高校は、入部=即レギュラー。今回もたくさんの1年生が初めての高校生の大会に頑張ってくれました。

試合の緊張感がとにかく苦手で、試合がなければ楽しいのに…と考える人もいるかもしれません。でも、どの部の皆さんも、本番の試合が繰り広げられる時間の中で、練習ではできなかったことが出来るようになっていたり、練習では見たことのない域にたどり着いたりしていました。勝った喜び、負けた悔しさは、ここまで頑張ってきた皆さんだけが味わえるものだったと思います。

これは文化部の皆さんもそうなのですが、競い合う場があり、成績や評価がつくことで、今の自分、或いは自分たちのチームの足りないところがわかります。勝敗や順位がつく世界は厳しいと思いますが、そこで得られる自信は、これから先の自分の人生をずっと照らしてくれる光になり、前を向いて歩いて行く自分を支えてくれる強い背骨になってくれるはずです。

現在、生徒玄関にはみなさんの活躍を期待して、両校で懸垂幕をかけてお祝いしています。いしかわ特支からも陸上競技とウェイトリフティング競技で北信越大会に駒を進めた皆さんがいます。共に勝利を勝ち取ることができるよう、生徒全員でお祈りしています。選手の皆さん!頑張ってくださいね!! 

        

    

家庭科・調理 昼食提供が始まりました!

 待ちに待った昼食提供が始まりました。今月分の申し込みのあった12名の皆さんが、早速ランチルームでの昼食を楽しみました。ふかふかの厚い食パンに温かい豆のスープ、カレー味のBBQチキンにきゅうりとささみの磯和えというバランスの取れた美味しい昼食に皆さんニコニコ顔。おかわりが出来る日も多くあると聞いて、今から楽しみです。

 来月からの昼食の注文については、各クラスで希望を募りますが、本日から進路指導室に来てくださっている齋藤さんという女性の方が、毎月その受付をして下さることになります。近日中に案内が配付されると思いますので、ランチルームでの昼食が気になった人は、ぜひ一度申し込んでみてください。

  

笑う とてもとても嬉しかったこと

 昨日、今年度初めての歯科検診(2・3年生)がありました。午前の診療を終えられた校医さんが、お仕事の合間を縫って駆け付けて下さり、皆さんのお口の中の健康状態を診てくださいました。診察を終えられた校医さんをお見送りした際、とてもとても嬉しいお言葉をいただきました。一つは、順番を待っている皆さんの様子について、大変静かできちんと待っていてくれたということ。もう一つは、どの子も診察前の挨拶が自然に爽やかにできていたということ。校医さんは特に3年生の大人らしいきちんとした様子に感動しておられました。そのことを繰り返し伝えて下さるので、2・3年生の昨年の様子も思い出しながら、1年間という月日が確実に皆さんを成長させていることを改めて実感しました。

 教室の中では、楽しいことも、しんどいことも起こっていると思います。5月も半分が過ぎ、やおら2か月が経とうとしていますが、徐々に馬力が出てきた人もいれば、逆にしんどくなってきた人もいるでしょう。時間の約束については、4月の初めの決意が少しずつ薄れてきて、遅刻が続いている人が例年以上に多いようです。(朝学習に出られなくてもいいや…)と諦めてしまわずに、時間の約束を守れる自分になるトレーニングに励んでください。皆さんは必ず素敵に成長します。まずは自分で自分を励ましてくださいね。

 最後になりますが、今日は『絆花(はんな)カフェ』の日でした。今年度2回目になる今日は、地域の皆様もご招待して、地域交流スペースで行われました。私は1回目の時と同じく、「いしかわブレンド」と「サクラ蒸しパン」をいただきました。今回はお客様も多かった中で、いしかわの皆さんは実にてきぱきとオーダーをとってくれたり、商品の説明をしてくれたり、笑顔で運んできてくれたりしました。向陽の皆さんも1回目よりたくさん来店してくれていたように思います。いしかわの皆さんの日頃のお勉強の成果は、皆さんというお客様がいてこそ発揮されます。そういう意味でも今日はとても嬉しいお昼休みになりました。『絆花カフェ』は不定期開催なのですが、もう次回の案内が待ち遠しいです。まだ行ったことがないという人は、ぜひ3回目の『絆花カフェ』に足を運んでくださいね。

 

星 pain pain go away !

「先生、痛いよ~。なのに今から体育ねんよ~。」

 今日はすれ違う生徒の多くからそんな言葉を聞きます。階段を下りてくる様子がしんどそうな人もたくさんいます。昨日の頑張りがひどい筋肉痛になって皆さんを苦しめているのですね。測定の補助しかしていなかった私は、申し訳ない気持ちで、皆さんのつらそうな背中に(痛いの、痛いの、飛んでけ~)と心の中で言うことしかできません。そして、きっと明日には痛みも引いてどこ吹く風で笑っているだろう皆さんの若さを羨ましく思うのだろうと思います(笑)

 昨日、5月14日(水)の青天の下、金沢市営陸上競技場で行われた令和7年度のスポーツテストは、最後の教頭先生の講評にもあったとおり、多くの場面で「ありがとう」と言いたくなるような姿を見ることができました。どの種目にも一生懸命に取り組んでいる姿、友達や先輩後輩を声のかぎりに応援している姿、先生方のお仕事を笑顔で手伝ってくれている姿をはじめ、色々な言葉や姿に頑張りや優しさを感じることが多かったように思います。だから、私からも改めて言わせてください。素晴らしい1日をありがとう。& pain pain go away! It will heal soon!

 

   

 

期待・ワクワク 公開授業の日に思ったこと

 今日は「令和7年度1学期公開授業」の日でした。お仕事をなさっている保護者の方にたくさん来ていただけるように、本校では毎年土曜日に開催しています。今日はお休みする生徒も少なく、また午前中4時間の公開授業には、朝早い1限目から足を運んでくれるお家の方もいて、今日1日で本当にたくさんの保護者の方に、学校での皆さんの様子を見ていただくことができました。午後からの1年生の「系」選択説明会や、2・3年生の進路ガイダンスにも、一緒に参加してお話に耳を傾けて下さった方々が多くいらっしゃって、皆さんがこれから歩いて行く道を、一緒に悩んだり考えたりしてくださろうとしているんだなぁと胸が熱くなりました。

 実は、高校生の頃の私は生意気盛りで、参観日に母親が来るのが恥ずかしくて「絶対に来なくていいからね」と言っていました。あろうことか卒業式の日にもそんな言葉を発してしまって、母に哀しい思いをさせました。物事の全てを自分軸からしか見ておらず、人生の一番の味方になってくれる家族の思いをちゃんと理解していませんでした。学校での皆さんの姿を見たくて、お休みの日なのに(或いはお仕事を少し休んででも)わざわざ足を運んで下さるお家の方がいてくれる…あの頃の私がそのことに素直に「ありがとう」と思える娘だったら良かったのですが、どんなに悔やんでも時間はもう戻せません。

 自分の人生の中の主人公はほかでもない自分自身。それは間違いないことですが、自分は家族の方の人生にとっての大切な大切な登場人物でもあります。明日は「母の日」。お母さんを想って過ごす時間を大切にできるといいですね。

 

 

晴れ 笑顔のエネルギー

今年のGWが終わりました。4連休ゆっくり休めましたか?部活動やアルバイトに励んでいた人が多かったと思いますが、平日とは違う時間軸の中で、少しでもスッキリできていたら良いなと思います。

久しぶりの学校では、あちらこちらで元気な声が聞かれ、素敵な笑顔が見られました。元気になれる時間を過ごせたのかなと嬉しくなりました。笑顔は周りを元気にします。笑顔の人が目に入るだけで、明るい気持ちになれます。3年前の卒業生が「繋」(つな(がる)・つな(ぐ))という文字を据えたインクルポスターを作成してくれましたが、心からの笑顔が拡がり、つながっていくと良いなと思います。

一説によると、人間は口角をあげながら苦しいことや悪いことを考えられないそうです。「笑う門には福来る」という諺はきっと本当で、笑顔が多いと楽しいことや幸せが向こうからたくさんやってくるのではないでしょうか。笑顔にはそれだけのエネルギーがあります。5月を爽やか笑顔月間にしていけるといいですね。

昼 目には青葉

あっという間に卯月が去って行ってしまいました。巷は皐月。暑い夏がやってくる前の過ごしやすい季節の到来です。山の木々の早緑(さみどり)、水を張った田んぼに植えられた苗など、周りを見ると本当に美しい緑が目に入ってきて気持ちのいいものです。この季節になると必ず一度は口にしてしまう句が、「目に青葉、山ほととぎす、初鰹」―― 松尾芭蕉さんとも親交の深かった江戸時代の俳人 山口素堂の有名な俳句です。この時期の爽やかさを感じさせるものがリズムよく並べられて、(初夏っていいよねぇ)とうなずかされます。本来なら「青葉」「ほととぎす」「初鰹」と三つも季語を入れるなんて…とお叱りを受けそうなものなのですが、視覚・聴覚・味覚の三つの感覚で歌い上げているところが見事と評価されてきた句でもあります。

一方で、こんな素敵な季節にあるのが「五月病」。4月に環境ががらりと変わり、ひと月一生懸命頑張ってみたのだけれど、ここへ来てちょっと疲れが出てしまうというものです。また、ここ数年「気象病」というものもあって、気温や気圧などの気候の変化によって頭痛が起きたり、体調を崩したりする人もいます。いずれも本当は頑張りたいのにそれができないという苦しい状態です。

明日からGW後半です。「五月病」や「気圧病」の特効薬というわけではありませんが、休み方を意識するだけで、体や心が元気になったりするので試してみてください。まず、「休むこと=寝ること」ではありません。起床時間や就寝時間がいつもと大幅に変わったり、1日の睡眠時間が長すぎたりすると、かえって体が疲れてしまうことがあります。ここはまず要注意です。休養には大きく3つの休養があるそうです。「生理的休養」・「心理的休養」・「社会的休養」の3つです。「生理的休養」の中には、ゆっくり過ごす、運動をする、食事量や質を整えるというものがあります。「心理的休養」には友達と楽しい時間を過ごすとか、趣味にしていることに没頭するなど、また、「社会的休養」は周りの環境を変える休養のことで、旅行をするとか部屋の模様替えをする、買い物に行くなどといったものがあります。自分が今、どんな休養を欲しているのかを知ることで、自分に合った休み方が出来るかもしれません。

心と体をリセットして、7日(水)には、また元気な顔で登校してきてくださいね。

 

 

ハート 寒い日のあたたかいお話

フライングした割には、始業式・入学式から6日たってようやくの投稿となります。今年度も出来る限り週に1回のペースで綴っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

さて、三寒四温とはよく言ったもので、寒い日と暖かい日がコロコロと変わるこの時期は、つい体調を崩しがちになりますね。新しい生活に気が張ってエネルギーを大量放出している時期でもあるので、よく食べよく眠ることも忘れずに過ごしてほしいと思います。

さて、先週水曜日に行われた「障害理解のための特別講座」では、このお勉強の先輩である3年生や2年生がうまくクイズをリードしてくれたおかげで、実に75%の人が、いしかわ特支さんのことや相手のことを考えたかかわり方のポイントが「わかった」と答えてくれていました。(「少しわかった」まで加えると、実に100%の理解度でした。)

授業後のアンケートを見てみると、印象に残ったことやわかったこととして、「明るい人達で、とても関わりやすいということ。自分たちの心配事が、そんなでもないこと」と答えてくれた人や、「相手を尊重した行動を全員ができるようになることで、みんなが生きやすい」、「障害のある人は手助けがあって同じスタートラインに立てるって話がすごく印象に残った」、「完璧な理解とは行かなくとも互いに寄り添い合い理解を深め続けることが重要だと思いました」といった意見がありました。

また、今後の交流で自分ができそうなこととしては、「あいまいな表現を避けて具体的に話してあげる」「ゆっくり会話をする。答えやすい聞き方(尋ね方)をする」「相手に合った伝え方を積極的に行う。自分たちと違うことをしていたり、違う所があっても笑ったりバカにしたりしない」「相手の気持ちなどを考えて行動していきたい。自分が思ったことをすぐ言うんじゃなくて考えて相手が傷ついたりしないか判断してから発言していきたい」「もっといろんな工夫をして一緒に楽しんで授業を受けたい」等々、多くの回答がありました。いしかわ特別支援学校の地域支援部の先生方が心をこめて伝えて下さったことを吸収した一人一人から、あふれるように思いが綴られていて、読んでいて本当に心があたたかくなりました。

グループを3学年ミックスにしたのは初めてのことでしたが、先輩方と話せたこと、1年生と交流できたことを喜んでくれた意見もあり安心しました。いしかわ特別支援学校の皆さんのことや具体的なかかわり方のポイントを理解したくて行った授業でしたが、特にかかわり方の部分は、向陽の人同士でも通じることばかりで、普段から心がけると気持ちの良い学校になるだろうなぁと思いました。

1年間、たくさんの人と関わり合う中で、色々な思いをすると思います。また一緒にたくさんの思い出をつくっていきましょう。

お祝い ととのいました‼

昨日のブログでお伝えしていた大場町会長の東川さんからのたくさんのエアリーフローラを、本校華道部技芸講師の高木先生が、本当に素敵に生けてくださいました。始業式よりも早く皆さんにお届けします!

               

           一つ一つ丁寧に…            職員玄関にもいただきました!

キラキラ フライングですが…

4月8日の始業式を待てずに、令和7年度の校長室ブログをスタートします。理由は、嬉しいことがとにかくたくさんあったからです。

4月2日に、入学式での校歌披露の練習に集まってきてくれた生徒達で、3月に皆さんが作ってくれたウェルカムボードを3階の窓に貼ってくれました。それをご覧になったいしかわ特支の杉江校長先生が、すぐに出張中だった私のスマホに「ありがとう!」というメッセージと一緒に写真を送って下さいました。スマホの中の写真を見て思わず「すごい!」と声を出してしまったほど、それはそれはとっても素敵なおもてなし校舎になってました。新2・3年生の皆さんありがとうございます。新2年生の皆さんには、寄せ書きメッセージも本当にありがとうございました。

4月1日の夜には、大場町会の会長さんから、とってもたくさんのエアリーフローラが届きました。農業法人 大場坊主の里では県産フリージアのエアリーフローラを生産していて、このほど2年ぶりに行われた品評会では2位となる「優秀賞」を受賞しています。会長の東川さんからは、向陽高校といしかわ特別支援学校の新しいスタートをお祝いしたくて…という温かな言葉もいただきました。地域の皆さんに温かく見守っていただけて本当に嬉しいです。皆さんが登校するときには、本当にきれいなエアリーフローラがお迎えしてくれますので、楽しみに登校してくださいね。

今日4月3日、前期生徒会役員さんたちが学校に来ていました。皆さんへの公約どおりに向陽高校をもっともっと楽しい学校にしたくて、色々な案を先生に相談していました。春休みからそんな風に新しい日々のことを思って頑張ってくれている姿が頼もしく、これまた嬉しくなりました。

新しい日のことを思って…と言えば、先生方も毎日大忙しで皆さんを迎える準備に明け暮れています。

これまでも先輩方が素晴らしい日々を繋いできてくれた向陽高校ですが、今年度もそれを続けていけるように一緒に頑張っていきましょうね。

           

            

          

 

お祝い 卒業の日に

 令和7年3月6日(木) 26名の卒業生が向陽高校を巣立っていきました。

 

「挑戦と責任、その両方ができる大人になってくれることを期待しています。」

 PTA会長さんの祝辞の中の言葉です。色々なことに前を向いて挑戦することには勇気が要るかもしれませんが、取り組む前から諦めずにまずは行動してみてほしい、そして、何でも自分一人で決められるようになる成人としての行動に責任を持ってほしい。…とても大切なことを自分の中に刻むことができました。

 

「本校の校訓、自ら学び、自らを学ぶ『自学』の精神をまさしく体現してこられたその姿に勇気づけられ、自分の将来について深く考えるようになりました。」

 送辞の中の言葉です。中学時代に猛威を振るったコロナ、本校での改修工事に引っ越し作業、それらが落ち着き始めたころの能登半島地震。その不安と戦いながらの小運動会、向陽祭、球技大会やボランティア活動等の行事の数々…。逆境の中にあっても力強い行動力と細やかな配慮、臨機応変な工夫によって立ち向かっていく、大人でかっこよかった先輩たちに誇りに思ってもらえるような学校づくりに励んでいきたい…。とても力強い送辞でした。先輩の残してくださったものは本当に大きかったですね。

 

「高校生は何にでもなれる存在です。一度諦めた夢でも、今ならまだ間に合います。あなた方を支えてくれる多くの人への感謝の気持ちを忘れずに、自分の可能性を信じて、夢を追いかけてみてください。」

答辞の中の言葉です。在校生の目の前がパッと明るくなる、気持ちのこもった言葉でした。そして自分たち自身は、ふるさと石川の復興を担うために切磋琢磨し力をつけて、恩返しできるような人間になりたいと宣言してくれていました。心が震えました。若いあなた方と力を合わせてふるさとのために頑張ろう…今また決意を新たにさせられました。

 

 

 「未来へ向かって ゆっくり歩いて行こう」

今年の卒業の歌はKiroroの「未来へ」でした。保護者やご家族への想いのこもった素晴らしい合唱でした。最後の「未来へ向かって ゆっくり歩いて行こう」というこのフレーズは、実直に丁寧に色々な物事と向き合って努力してきた今年の卒業生に本当にピッタリな一言でした。

 

 これまでがそうであったように、これから皆さんが出会うであろう多くの人々や書物、歌などの中の言葉は、皆さんを支え、助け、光ある方へと導いてくれるはずです。皆さんの未来は自分が紡いでいく物語。不安な時はまた母校にきて前に進むエネルギーを補給して、諦めることなく進んでいってほしいと思います。ご卒業、おめでとうございます。

 

 

  

 

 

 追伸:式辞の中でお話しした中村文洋さんの言葉は「『作業』でなく『仕事ができるようになろう』」仕事が出来るようになるための合言葉は「頼まれごとは試されごと」。そして渡辺和子さんの言葉は「面倒だからやろう」。実を言うと私自身が自分にも言い聞かせる思いでお話ししました。一緒に相手に心から喜んでもらえるような「仕事」ができる人になっていきましょうね。

               沢山の方が皆さんの巣立ちを応援して下さっています

ハート 向陽高校のあちらこちら

 逃げる2月はあっという間に逃げていき、去る3月ももう4日。1・2年生の皆さんは学年末試験も終わり、この1年間の自分の歩みを振り返っている頃ですね。

 校舎の方も2025年4月から始まる歴史の大きな1歩のスタートに向けて、準備が整いつつあります。特別支援学校高等部の校舎もほぼ完成し、今月下旬には両校の新しい玄関にも入ることができそうです。特支の生徒さんたちの手による共有スペースのルーム表示も可愛いですし、夜になると校舎から正門まで素敵なライトがついて、気持ちよく下校できるようになっています。美しい校舎に負けない美しい心をもって、また充実した新年度を創っていってほしいと願っています。

 

   新しい玄関の様子                   見通しの良い広い玄関ですね

   お手製のルーム表示                  二つの学校をつなぐ2階のインクルゾーン

    正門から玄関へ… 3月3日の6時半の情景です。自転車小屋側も明るくライトアップされています

    1年生制作のデジタルカウントダウンは残り12日。学校でほかに何か出来ることないかな?

    華道部の皆さんのお雛様も優しく見守ってくれています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑う 来たれ!文教会館!!

石川県文教会館1階のロビーでは「R6年度教育資料ロビー展」が常時開催されており、現在、金沢向陽高校の展示が行われています。

 

3年生が頑張った探究活動の様子や、授業で制作した作品、美術部・写真部の作品、50周年の折の記念誌など、向陽高校の歩みと今がよくわかる展示になっています。お近くにお運びの際は、ぜひ立ち寄られご覧いただけると嬉しいです。

     

  

 ※ 石川県文教会館 金沢市尾山町10番5号

ハート 3年生との最後の球技大会

後期生徒会主催の校内球技大会(バレーボール大会)が行われました。男女に分かれて6分間×3セットの試合を6本行いました。優勝は男子が31H、女子が21Hでしたが、どの試合も見応えのあるものばかりでした。何より新しくなった体育館初使用は大変気持ちの良いものでした。

今年度も生徒会は、工事等で色々な制限がかかっていた中で、7月の小運動会に始まり、夏休み明けの向陽祭、そして今回の球技大会と、高校生活に元気と潤いを与えてくれる行事を企画し、当日までの準備、当日の運営と本当によく頑張ってくれました。

後期生徒会にとっては今日の球技大会が初の大きな仕事。皆に楽しんでもらいたくて、いつしたらよいか、何をしたらよいか、どのようにしたらよいかと、ずっと悩んできました。

結果として、加藤教頭先生が仰っていたように、この時期に3年生と一緒に行える球技大会を開催することができ、本当に良い思い出になったと思います。後期生徒会の皆さん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

 

追記:楽しんでもらう企画の一つにエキシビジョンマッチがありました。生徒会役員がわざわざ校長室まで声をかけに来て下さったので、世界一ジャージが似合わない身を晒し、老体に鞭打って試合に参加しました。たくさん笑ってもらいたかったのですが、結果はご存じのとおり。目に余るほどのへなちょこぶりで逆に笑えず、若い先生方に大変申し訳ないものとなってしまいました。頭の中のイメージと自分の動きがあまりにもずれていて、ここまでひどくなってしまっていたのか…と自分が自分にビックリでした。お目汚し、本当に失礼いたしました。

いやぁ、皆さん。若いって本当に素敵なことですよ。

お知らせ 今年の節分は2月2日です

 皆さんご存じでしたか?今年の節分は2月3日ではなくて、2月2日です!理由は、地球が太陽の周りを365日ピッタリではなく、365.2422日で1周しているためです。0.2422日は約6時間弱らしいので、4年に1度うるう年(366日)の日を設けて調整していますよね。(365.2422日×4年=1460.9688日≒1461日。365日×3年+366日=1461日。)さらに、この365日ピッタリではなく毎年約6時間弱長いことで、少しずつですが地球の位置がずれて、立春もズレるらしいのです。(国立天文台が毎年2月に官報で翌年の暦を発表しています)

 因みに「立春」。紀元前4世紀ごろの中国で発明された二十四節気(にじゅうしせっき:1年を四季や気候などの視点で分ける方法)の一つで、この日から春がスタートします。当然「立夏」「立秋」「立冬」があって、それぞれの季節を分ける、その前日が「節分」の日となります。ですから本来節分は年4回あるのですが、日本では1年の始まりとしての立春が特に大切にされてきたので、春の節分だけが残ったようです。

 平安時代の宮中では、節分の前日にあたる大晦日(おおみそか)に、1年の厄や災難を祓い清める「追儺(ついな)」という行事が行われ、ここでは「魔の目(魔目・まめ)」に豆を投げつけることで「魔を滅する(魔滅・まめ)」ということを行っていました。節分の日に鬼の面をかぶった人に豆を投げるのは1200年以上も前からずっと行われているのですよね。

 最近は豆をまくよりも恵方巻を食べるというお家や、「両方します!」というお家が多くなってきているのかなと思うのですが、因みに今年の恵方は西南西です。日を間違えずに、丸かぶりしたいものですね。

 

 余談になりますが、24節気をさらに細分した「七十二候(しちじゅうにこう)」というものがあります。因みに今日までの5日間は「水沢腹堅(さわみず こおりつめる)」。極寒のピークを迎えて沢を流れる水さえも氷となり、厚く堅く張りつめる頃、という意味です。ほかにも71あるのですが、昔の人は自然のなりわいをよく見つめて大切にしていたのだなぁという思いを抱くと同時に、言葉の美しさ、面白さにふと頬が緩みます。時を経ても変わらずに大切にしたいもの…私たちの周りにまだまだ沢山ありますね。

 

イベント 30年という時間

2025年1月17日は阪神・淡路大震災の発生から30年目という日でした。その日に向けて多くの特集番組等が放送されました。朝ドラ「おむすび」の中では、幼い頃に阪神・淡路大震災を経験し、その後の東日本大震災の救難隊員として現地入りした主人公の友人が、被災した皆さんに次のように話すシーンがありました。 

「私 神戸出身で小さい頃 阪神・淡路大震災を経験しました。神戸も あの時 ほんまに大変な状況で もう二度と元に戻らへんって みんな思ってました。でも今はたくさんの人のおかげで しっかり復興してます。この気仙沼も 東北も 必ずそうなるって 私信じてます」 

なんというか、胸が熱くなりました。この30年の間に、あまりにも被害の大きな地震が3回も起き、1年経っても思うように復旧が進んでいない能登の様子を知るにつけ、無念さばかりが募っていました。でも、30年という時間は、街を見事に復興へと至らせた時間でもあったのです。そして、先に起きた大災害で感じたこと、考えたことを他人事にしてこなかったこと、経験を伝えてきたことが、多くの人の命や心を守ってきたことにも、もう一度気づかされました。

能登半島地震から30年というと、皆さんはもう50歳近くになっていますね。その時の能登が、また自然の実り豊かな愛おしい風景を見せてくれるようになっているために、小さくても自分が出来ることを積み重ねていきたいものですね。

お知らせ カウントダウン

 先週から始まっているカウントダウン。1年生の皆さんが、2025年4月1日までの登校する日をデジタル上でカウントダウンしていくページを作ってくれています。一人が一枚作成してくれているので、毎日違った趣のものと出会うことになります。玄関と言えば、校門からの眺めも随分出来上がってきましたし、玄関から教室に進むまでの廊下も広くなって驚きですね。様々な場所が、それこそカウントダウンで1日1日少しずつ完成に近づいて来ています。私たちも建物に負けないように、4月から始まる未来に向けて、1日1日、自分という一人を創り上げていきたいですね。

      

             

 

追伸:管理棟と教室等を繋ぐ1階の廊下が、皆さんの作品展示やプチ美術館、デジタルカウントダウンボードでどんどん楽し気になってきています。さらに楽しくなる空間を創りたいのでアイデアを募集します。こんなものがあると便利なのでは?とか、これがあったらいいのでは…?と思う人は、ぜひ校長室にお話に来てください。(2階や3階のアイデァも募集します)

          

晴れ 新しい年です

 2025年 乙巳(きのとみ)の年が始まりました。「乙」は柔らかく繊細な新芽が芽吹いて外部環境に適応しながら成長していく様子を表し、「巳=へび」は脱皮を繰り返して進化を続ける姿を表していることから、2025年は『学んできたことや努力してきたことが、屈曲してきしむほどになり、上蓋(うわぶた)を跳ねるように芽吹くと、一気に極限まで伸びていくといった勢いのある年になる』と言われています。蛇は知恵の象徴でもあり、辛抱強く粘り強い性格を持つとされています。私たちもどんな変化にも柔軟に対応できる心構えで臨んでいきたいものですね。

  特に3年生の皆さんにとっては、高校を離れて新しい世界へ羽ばたいていく、大きな変化の年になります。辛抱強く、粘り強く目の前の一つ一つに取り組んで、また一段と大きく成長した姿を見せてほしいと思います。学校の方も大きく変化する年になります。55年間の向陽高校の伝統を守りつつ、新しく生まれる56年目の向陽高校もこれまでと変わらず多くの人に愛され親しまれるものになっていくようにしたいと思っています。そのためにも、中にいる私たち一人一人がこの場所と一緒にいる仲間を大切に思い、かけがえのないこの時間の中で自分にできることに取り組んでいく必要があります。

  私が出来ること。私たちが出来ること。

 今年も一緒に頑張っていきましょう。

キラキラ 1年間 お疲れさまでした

 冬休み2日目です。枕元にクリスマスプレゼントは届いていましたか?皆さんはもう高校生ですから、保護者の方に1年の感謝をこめてプレゼントする方でしょうか?保護者の方にとってはとても嬉しいサンタさんですね。

  さて、昨日、3年生の皆さんが19日に受講した性教育講話の感想文を読ませていただきました。「生」と「性」、「愛」と「相」と「合」。「好き」と「愛」。坂谷先生の柔らかな語りは3年生の皆さんの心のとても大切な部分にしみこんでいったようですね。命が生まれることの尊さ、命を生み出す行為への責任と心の大切さ、この世に生み出してくれたお母さんへの敬愛と感謝など、どの感想文にも自分自身や周囲の人のことを大切に考えていきたいという思いがあふれていました。本当に素敵な時間を過ごしたのだなぁと嬉しくなりました。

  終業式の日にもお話ししましたが、石川県に住む私たちにとって、お正月はこれまでとは更に違う意味を持って迫ってくる大切な行事となりました。命のこと、家族のことを改めて考え、愛おしく思う時間になることと思います。言葉にすると軽くなって聞こえてしまうかもしれませんが、体験を教訓として前向きに対応していける人になりたいと、そう思っています。

  この1年、本当に本当によく頑張りました。皆さん、お疲れさまでした。どうぞよいお年をお迎えくださいね。

キラキラ 一足早い春

 朝、出迎えてくれる花が一足早く「春」を感じさせてくれました。

 

 

 花材紹介には「十月桜」とあります。私の大好きな「トルコききょう」もあって、朝から心がほんわりと温かくなりました。生徒玄関の方でも皆さんをお出迎えしてくれていますよね。お出迎えと言えば、今月のプチ美術館はクリスマスに因(ちな)んで宗教画です。先月のフェルメールは私が一番好きな画家で毎日眺めてニマニマしていたのですが、今月も見ごたえ抜群です。プチ美術館は絵の説明がついていて、絵への向き合い方がわかるのでとても嬉しいですね。

              

  春と言えば、現代の我々にとっては3月から5月が春ですが、古典の時間に習っているとおり、その昔は1月~3月が春でした。年賀状などに「新春明けまして…」とか「初春のお慶びを…」などと書き出すのはそのためなんですね。石川に住む私たちにとってこれから先のお正月はこれまで以上に特別なものになりました。お正月が近づいてきて、不安になる気持ちや単純に喜んでいいのかと自分を責めるような気持ち…大人もみな同じ想いでいます。でも、大変な経験を、想いをしたからこそ、一緒に新しい年を迎えられることをこれまで以上に心から喜び合いたいと、そうも思います。少しでも不安を和らげられるように『(これがあれば大丈夫)お守り』を持つのもいいですね。

 最後になりましたが、一足早い春を運んでくれた華道部の皆さん、今年も1年ありがとうございました。

   ※ 緊急連絡先メモとか非常食、寒さ防止グッズなど           

お知らせ 何事にも準備が大事

 今日は11月24日(日)2年生11名が、「ビジネス文書実務検定」試験を受けに来ています。

 楽しかった修学旅行から帰ってきて、今週の木曜日からは期末試験…。そのはざまを縫っての検定試験です。答案や画面に向かう背中はみな真剣そのもの。頑張ってきた成果を全員が手にしてくれると良いなと思います。ここで取得できる資格は、10か月後のあなた方をグイっと後押ししてくれますからね。

 皆さんには、頑張った自分を、ほかでもない自分で褒めてあげてほしいと思うのです。その時には何事にも準備が大事です。ここのところ、部活動では、運動部も文化部も成果を上げてくれている皆さんです。日々の練習(=準備)の賜物(たまもの)です。自分を試す機会が目の前にある時には、それに向かってまずは、諦めずに努力する自分でいてほしい。その上で、前回の自分よりほんの少しでも頑張れた自分に成長できるとすごく良いですよね。勝負すべきは昨日の自分です。木曜日から始まる試験に向けた準備、今回は前回よりも頑張ってみてください。

 学校も毎日色々なところが新しくなっています。そのために頑張って下さっている方々がいます。これも大切な準備ですね。

 

      

      

  教室のプレートや トイレのプレート 階数の表示なども 次々に新しくなっています。

  陶芸実習室もこんなにきれいになりました。木工実習室から見たいしかわ特別支援学校の校舎も青空に映えて素敵です。

  

虫眼鏡 それぞれの探究活動DAYS

 先週の新人大会の余韻も冷めやらぬ中、今日から2年生は北九州方面への修学旅行に出かけていきました。また、1年生は金沢学院大学でDXセミナーを受けてきましたし、3年生は金沢学Ⅱの学びの集大成に向けて、金沢市内や森本地区へのフィールドワークに励んできました。

 ネットやチャットで本当に多くのことを知ることができる時代ですが、生身の体を通して「見る」「聞く」「話す」「触れる」「味わう」体験というのは、自分の中に鮮烈に残るものです。世の中にはまだまだ知らなかったこと、思い違いをしていたこと、想定を超えてくることなどがあふれています。(もっと知りたいかも…)とか(何でこうなるんだろう…)と思えることを大切にして、ネットやチャットを使って情報を集め、もう一度自分の頭や心で考えてみることや、それを友達に話してみて感想や意見をもらいながら考えを補強していくことで、人はグンと豊かになります。

 「探究活動」とは、自分の体感や実感を大事にしながら、自分(の考え)磨きや自分づくりを楽しむ生き方そのものなのではないかと、皆さんの様子を見ていてそう思います。

 この世に一人しかいない自分づくり…せっせと磨きをかけていきましょうね。

ハート 地域ボランティア清掃

 今年も向陽高校恒例の地域ボランティア清掃が、教育ウィーク中の11月5日(火)の半日を使って行われました。

 1年生は湖陽町の湖陽緑道公園を、2年生は湖陽児童公園や大場町コミュニティセンターを、そして3年生は森本駅とその周辺の清掃を行いました。急に気温も下がり夜来の雨も心配されましたが、草むしりやゴミ拾い、窓ふきなどに黙々と取り組む頼もしい姿があちらこちらで見られました。ここに本校があることをいつも温かく見守って下さっている地域の方々への感謝の気持ちを、今年も清掃活動というカタチで少しでも表すことができて良かったです。

 ところで、昨年もこの日の皆さんの姿を見ながら、何か温かい飲み物で迎えられたら良かったなぁと思っていた気持ちを、今年は、PTAのお父様やお母様方のご協力を得て、形にすることができました。「あたたかい炊き出しでお迎えプロジェクト」は多くの保護者様からいただいたたくさんのお野菜を使って、6つの大鍋にめった汁を作り、肌寒い中、掃除に励んで帰ってきた子供たちや教職員の心と身体を温めることができました。

 一心に掃除に励んでくれた生徒の皆さん、お疲れさまでした。様々なかたちでご協力いただきました保護者の皆様には、本当に有難うございました。

            

お知らせ 大人になる者として

 今年も早いもので残り2ヶ月となりました。1日ずつ年を取り大人にならんとしている皆さんに、3つお話ししようと思います。

 1つ目は先週末の選挙です。というよりも、その選挙に向けて、本校の選挙管理委員の皆さんがお昼休みに呼びかけてくれていた放送の話です。本当に素晴らしい呼びかけでした。文章も素晴らしかったですが、それをマイクに向かって読み上げている選管さん一人一人の声が本当に良かったです。「若い私たちの声が届く人を、若い私たち自身がしっかり選んで、若い私たちにとっても住みやすい世の中にしていきましょう…」。

 まさにその通りです。彼らの声は、このことをスッと胸に落としてくれて、選挙に行こう!しっかり選ぼう!と思わせてくれるものでした。先週の選挙では、有権者全体の投票率が53.85%でした。10代に限定して見てみると、18歳の有権者は49.21%の人が投票していますが、19歳が36.67%と低く、10代投票率は43.06%。前回の選挙を下回りました。投票は大人の一人として与えられている権利です。期日前投票などもありますから、皆さんには有効にこの権利を行使してほしいと思います。

 2つ目は昨日の避難訓練のお話です。金沢市駅西消防署から来て下さった消防士さんが何度も「今日お家に帰ったら、何か一つでも良いから防災への備えをお願いします。」と仰ってくださいました。皆さんは昨日、何か一つ意識を持って家族と話をしたり、場所の確認をしたり、いつも身につけておきたいものを確認したりしましたか?訓練に真剣に臨んでおくことの大切さを、私たちは痛いほど味わいました。訓練が訓練であるうちに、頭で考え体できちんと覚えておくことが、本当の災害であなたを守り、家族を守り、周囲の人々を守ります。周囲の人を助けられる年齢のあなた方には、できる限り早く避難する、友の安否を確認しながら避難する、避難場所に着いたらスグにいない人の救助を要請するということを、他人事ではなく自分事としてしっかりと心に留めておいてほしいと思います。

 3つ目は本日11月1日より罰則規定が厳しくなった自転車の運転マナーのお話です。自転車の運転中の携帯電話の使用は6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金ということになりました。まして、それが原因で交通の危険を生じさせた場合には、1年以下の懲役または30万円以下の罰金となります。これに違反したり、※このほかの危険行為を反復して行ったりしたら「自転車運転者講習制度」の対象となり、講習を受けなくてはいけません。まさに自動車の免許を持っている我々大人と同じ扱いですね。自転車は高校生にとって必要不可欠な乗り物です。大変便利ですが、乗り方を誤ると大変危険なものにもなります。罰則規定があるからではなく、自分も相手も安心・安全に過ごせるように、ルールを守って運転することを心がけましょう。(※ 信号無視、指定場所での一時不停止、遮断踏切立入、安全運転義務違反、通行区分違反など)

 3つのお話、哀しいことですが、大人でも大丈夫かな…という人はいます。だからこそ、皆さんには権利や責任、ルールといったことを受け止めて、真摯に大人になっていってほしいと、そう願っています。長いうえに説教臭い話になりました。でも、選管さんたちの堂々としたまっすぐな声をこのまま大切にしてくれる大人になってほしい、そう思ったら止まらなくなっていました。次回は短め・軽めで頑張りますね。

本 読書週間が始まりました

 2024年の読書週間が昨日から始まっています。本校の図書室にも新刊本が続々お目見えし、皆さんんが手に取ってくれるのを待っています。スマホの中で読む人も多いかと思いますが、本の重みや、前のページの記述の確認、残り数ページになってくる感覚など、書籍でしか味わえないことがいくつもあります。読書週間の時だけでも本を手にしてみてほしいと、昭和な私は願っています(笑)

 おすすめ本ですが、「博士の愛した数式」(小川洋子著)、「夜のピクニック」(恩田陸著)、「たゆたえども沈まず」(原田マハ著)、「栗山ノート」(栗山英樹著)、「もうあかんわ日記」(岸田奈美著)…と硬軟合わせて色々とありますが、一番のお薦めは本屋大賞を受賞した宮島未奈さんの成瀬シリーズ「成瀬は天下を取りに行く」と、その続編の「成瀬は信じた道を行く」です。笑いながら読めて、でもジーンと胸が温かくなってくるそんな短編が並んでいるので、大変読みやすいです。

 読書なんて大嫌い!と思っている人がいるかもしれませんが、子供の時に食べられなかったものが年を取って久しぶりに口にしてみると食べられるようになっていることがあるように、本を読むという行為も、年齢を重ねて人生の体験が加わってくると、自分にピッタリ合うことや合う時期があります。昔、すごく嫌いだった人も久しぶりにページをめくってもらえたら嬉しいです。

 因みに、普段はゆっくりページを繰る時間がなかなか作れなくてオーディオブックで聴読していることが多い私ですが、読書週間が始まった昨日から、「いま読む『源氏物語』」(角田光代 山本淳子 著)を読み始めました。「源氏物語」に関する書籍はこれまでにもたくさん読んできましたが、このお二人が書いているとなると、読まずにはいられないということで、暇を見つけて読み進めています。

 読書週間自体は11月9日(土)までです。読書週間が読書習慣になったりするとスゴいですね。また読んで面白かった本のお話など聞かせてもらえたら最高です。

飛行機 秋の空

 朝、皆さんの登校を待つ場所から、秋空を写してみました。工事の覆いに切り取られて実に青い空が広がっています。清少納言は「秋は夕暮れ…」と仰っていましたが、私は「秋は雲…」とここ数年思っています。夏の終わりの入道雲から始まって、秋になると神様が色々な種類の筆で青く澄みきったキャンパスに自在に白の絵の具を置いているような、そんな絵が広がります。それぞれの雲にはちゃんと名前もついていて、「うろこ雲、いわし雲、さば雲」といった波状雲。「ひつじ雲」と呼ばれる叢雲(むらくも)。ハケですーっとはいたような「すじ雲」など、秋だなぁと感じる雲を見ているのは楽しいものです。

 時に、「〇〇と秋の空」とよく言いますが、これからの世の中ではこういうたとえ方も少なくなっていくのかもしれませんね。また「天高く馬肥ゆる秋」もよく聞きますが、確かに秋の空は高く見えます。これは気のせいではなく、高気圧の出方と雲の種類に原因があるのだそうです。興味のある人はネットで調べてみてください。因みに冬の夜空が美しいのにもちゃんと理由があります。何気なく目の前に広がっている空ですが、そう思うととても神秘的ですね。

 大きな自然の前には、自分の悩みが小さなものに思えてくることがあります。のんびりと秋の空を眺めて、穏やかな気持ちを取り戻せると良いですね。今週もよく頑張りました。来週も元気に登校してくださいね。

     

          

 おまけです。この赤も好き。   

 

キラキラ ヒダンキョー

 漢字で書くと、「被団協」。正式名称は、「日本原水爆被害者団体協議会」です。先週11日に日本被団協に2024年のノーベル平和賞が授与されることが決まりました。受賞の理由として、「核兵器のない世界を実現するための努力」と「核兵器が二度と使われてはならないことを目撃証言を通じて示してきたこと」が挙げられました。

 あの日の惨禍を忘れてしまうということがないように、70年近くにわたって原爆の被害のすさまじさ、甚大さを訴えてきた被爆者たちの取り組みに栄誉が贈られるのです。父を失い、母を、兄妹を、友達を亡くした日のことを語り続けてくることは、本当に苦しいことだったろうと思います。決して忘れてはならないこととして、自分自身にも、聞いてくれる人々にも、ひいては世界中の人にもという思いで、一心に活動されてきた日々だったのでしょう。

 けれども、今もなお、核の威嚇を繰り返す国や核戦力の強化、核開発にまい進する国が後を絶たず、目の前では、核保有国と核開発国との対立・戦いが続いています。人間の英知が自然や暮らしを脅かす方に使われるのでなく、わかり合い、許し合い、助け合う方へと使われる、そんな21世紀を送りたいものです。日本被団協の取り組みに大きな光が当たったことで、改めて、全世界の国々で非核三原則の取り組みが進むと良いのにと切に願うものです。(※非核三原則…核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず)

 2年生の修学旅行ももうひと月を切りました。長崎の原爆資料館ではまたしっかりと学習を深めてきてください。新しく学んだことを教えてくれるのを楽しみに待っています。

 

朝 どんな「〇〇の秋」にしますか?

 中間テストが終わりました。テストの結果に一喜一憂しながら、次はもっと頑張ろうとこぶしを握りしめてくれていることと思います。そうです。(次はもっと…)この気持ちが人間の能力を高めてきました。記録を作るのは一握りの研究者やアスリートばかりではありません。私たち一人一人が、「昨日より少し成長している自分」を作ることができます。ゴールはありません。願い続け、努力する限り、どんどん成長していくことができます。努力をサボって後退する日もあるでしょうが、気を取り直して、また始めることは誰にでもできることです。自分磨きを続けること、これからも頑張ってみてくださいね。

 ということで、何を(どこを)磨いていきましょうか…という話になるのですが、気温も涼しくなって、どんなことにも集中して打ち込みやすい季節になってきました。「〇〇の秋」とよく言いますが、自分にとって、今年は何推しの秋にしようか、また楽しく悩んでみてください。学校周りの工事も佳境で色々な面で迷惑をかけていますが、少し狭くなった(暗くなった?)生徒玄関では、少しでも明るい気持ちになってほしいと、いろいろな試みが展開されています。向陽祭のスライドショーを流していたり、写真部の皆さんの写真に付箋紙でコメントをつけるコーナーがあったり、新たにお目見えしたのは、『今月のプチ美術館』!! 10月は不思議な絵シリーズです。増山先生の解説・コメント付きなので理解も深まるし、何よりその不思議さに思わず見入ってしまいます。ちょっとだけ「芸術の秋」ができそうですので、皆さんもぜひ楽しんでみてください。

 今日から来週の月曜日まで今年度のノーベル賞が次々に発表されていきます。推しを突き詰めてきた方々の素晴らしい実績を横目で見ながら、自分自身の「できた」「わかった」「面白い」「楽しい」を私たちも増やしていきましょう。