日誌

2025年7月の記事一覧

7月8日(火) 石川県立音楽堂にて、野村萬斎さんによる「山月記・名人伝」を鑑賞

 石川県立音楽堂のアーティステック・クリエイティブ・ディレクターも勤める狂言師の野村萬斎さんが、「子どもたちに本格的な舞台を楽しんでほしい」との思いで始まった舞台「山月記・名人伝」公演。今年は、能登高等学校と本校が石川県立音楽堂に招かれ、本物の舞台芸術を鑑賞してきました。

 単なるお芝居ではなく狂言の手法や古典芸能の技法を取り入れた舞台で、生徒達は作者である中島敦の世界を十分に堪能し、「役者さん達の表情や声、動きによって物語が立体的に感じられた。」、「2つの物語から自分を制することの難しさを感じ、日々の中で感情に流されず、努力を続けようと思った。」、「弱さを含めて自分自身を認めてあげることの大切さが分かった。」、「文章を読むことでは味わえない迫力、登場人物の心情などを感じることができた。」、「努力してきたことに誇りを持って生きるべきだと思った。」、「本当に大切なことは何か、自分を見失わずに生きるにはどうすればいいのかを考えさせられた。」というような感想があがっていました。

     野村萬斎さん(下)が中島敦氏(下)になりきって生徒達に語りかけ

     「山月記」より トラとなった李徴がウサギを食らうシーン

      「名人伝」より 目を見開いて虱(しらみ)を見るシーン

     終演後は、能登高校と本校の生徒会長がお礼の言葉を述べました

 

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第107回全国高等学校野球選手権石川大会3回戦

 令和7年7月20日(日)、第107回全国高等学校野球選手権石川大会の3回戦、門前高等学校と遊学館高等学校の試合が行われました。第1試合にもかかわらず、門前側のスタンド席はたくさんの人々でにぎわっていました。門前高校からも、多くの生徒がかけつけてくれました。多大なる声援を送ってくださった皆様、誠にありがとうございました。

 初回の第一打席に立ったのは、背番号6番 山本健文です。1ボール1ストライクから3球目、低めのスライダーを打ち上げると、そのままレフト越えのホームランとなりました。石川大会通算900号となる先頭打者本塁打は、門前高校の強さを象徴するかのようでした。

 このホームランは遊学館高校にも緊張感を与えることになりました。門前高校が2点を先制する3回裏、相手の猛攻にあって逆転を許してしまいます。4回裏にはさらに3点追加され、3対7と4点を追う厳しい状況になりました。流れを持っていかれたかと思われましたが、門前高校の選手たちの目はギラギラと輝いていました。5回表、1アウト2塁の場面で、背番号3番 石崎雅治がヒットを放ち、1点を返します。さらに、クーリングタイム明けの6回表、1アウト2塁の場面で、背番号6番 山本健文がツーベースヒットを打って1点を追加すると、続いて打席に立った背番号4番 丸井颯人のスリーベースヒットで6-7となります。あと一歩という状況で、頼れる主将、背番号5番 大豊瑠侍の打った2球目はショートゴロとなりますが、3塁ランナーが帰ってきて見事同点に追いつきました。しかし、7回以降に門前高校の点が動くことはありませんでした。

 先発の背番号1番 石田煌峨、次いで背番号11番 茶畑隼佑に続き、5回から登板した背番号10番 坂井稜成は、力強くも落ち着いた制球で8回まで無失点に抑えます。9回裏、ノーアウト2・3塁であっても、彼らなら守り切れる、チームで勝つことができると誰もが信じていました。そんな期待もむなしく、高く放たれた球はセンター越えのヒットとなり、7対8、遊学館高校のサヨナラ勝ちとなりました。

 選手宣誓には「全力プレーで諦めない姿を見ていただき、笑顔と感動を届ける」とありましたが、3年生の勇姿は、全国に笑顔と感動を与えるような素晴らしいものでした。最高の仲間と、最高の笑顔で戦った、最高の時間をともに過ごせたこと、本当に誇らしく思います。悔しさはもちろんありますが、長期にわたり応援してくださった皆さま、そして選手を支えてくださっている保護者の方々には感謝申し上げます。これからも門前高校野球部を温かく見守っていただきますよう、お願いいたします。

 

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 7月18日(金)3限目 1年生進路ガイダンス②~文理・コース選択~を実施しました

 7月18日の3限目は1年生の各クラスで進路ガイダンスを行いました。2年次より、1組の皆さんは文系・理系に、2組の皆さんは商業コース・福祉コースに分かれてそれぞれ授業を受けることになります。

 1組は、教務課から文理選択の際に大切なことや気をつけてほしいことなどの説明を受け、先生や先輩たちの文理選択や受験勉強などの体験談を聞きました。ある先生は、学生時代宇宙に興味関心を持ち、NASAに就職したいと考えていたということを話してくださり、生徒の皆さんからは驚きの声が上がっていました。また、大学には全国各地から多彩な学生たちが集まってくることから、こうした人々との出会いを通して物の見方が変化したり、考え方が豊かになったりすることで、進路については今と希望が変わる可能性もあるというお話も聞かせていただきました。ガイダンス後に生徒の皆さんからお話を聞くと、「文系・理系それぞれの授業の様子を見に行ってみたい」という声や、「先輩たちにも文理選択のことや授業のことを質問してみたい」という声が聞こえてきました。

 

2組は、3年生の商業・福祉両方の授業の様子を見学しに行きました。教科書の中を見せてもらい、どんな授業を受けているのかを自分たちの目で見ることで、これまでそれぞれの授業に対して抱いていたイメージと、実際の授業の様子をすり合わせることができました。授業見学後に生徒の皆さんからお話を聞くと、「授業を実際に見に行くことができて、とても参考になった。どちらの授業も楽しかった。」と言う声を聞くことができました。コース選択の参考にしてもらえれば幸いです。

 2学期以降、いよいよ本格的にコース選択をしていくことになります。夏季休業を利用して、自分の進路について家族とじっくり話し合ってほしいと思います。

 

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 7月17日(木)SC西崎先生によるこころのサポート授業

7月17日(木)は本校スクールカウンセラーの西崎先生を講師としてお招きして、「SOSの出し方」をテーマに学年別こころのサポート授業を実施しました。

 適度なストレスは成長に必要とされてはいるものの、ストレスへの耐性には個人差があり、ストレスが大きすぎたり長く続いたりすると、心と体に影響が出てしまいます。

 そこで、自分の心身の状態を知るために「こころと体の健康チェック」を行うとともに、思い出してつらい時の対処法についてみんなで考えてみました。ストレスがある時に自分がどんな状態になるかに関する質問に回答し、ストレス反応が「行動に出る」「心に出る」「からだに出る」の3つに分類して、チェック項目の多さから自分のストレス反応タイプと対処法も確認することができました。

 また、心を落ち着かせる方法として、「10秒呼吸法」や「バタフライ・ラグ(自分の両腕を胸の前でクロスさせて両手を肩に置き、ゆっくり交互に肩をたたく)」などを教えていただき、実践してみました。

 ただ、自分で解決することが難しい問題もたくさんあります。そんな時は、相談しやすいと思う人に話す事が大事です。話しているうちに、自分が何に悩んでいてつらかったのか・困っていたのか、どうしたいのかなどの思いが整理され、心の苦しさが軽くなります。

 そして、友人のSOSに気がついた際に大切なこととして、

  き…気づいて

  よ…寄り沿い

  う…受けとめて

  し…信頼できる大人に

  つ…繋げる

 という考え方を教えていただきました。これから少しずつ実践していってほしいと思います。

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第107回全国高等学校野球選手権石川大会2回戦

 令和7年7月14日(月)、第107回全国高等学校野球選手権石川大会の2回戦、門前高等学校と金沢市立工業高等学校の試合が行われました。14時からの第3試合で暑さが懸念されましたが、たくさんの保護者の皆様ならびに地域の方々が現地で声援を送ってくださいました。また門前会館では、全校生徒がパブリックビューイング形式で試合を見守ってくれました。応援をたまわりましたすべての方々に心から感謝申し上げます。

 金市工に2点の先制を許して迎えた2回表の攻撃、背番号2番 西弘輔のヒットで弾みをつけた門前は同点に追いつきます。エースピッチャーの背番号1番 石田煌峨は、初回の焦りを感じさせない落ち着きある制球をみせ、2回から4回にかけて6者連続三振をマークしました。4回表、背番号6番 山本健文がヒットを放って門前は勝ち越し、背番号4番 丸井颯人のスリーベースヒット、背番号5番 大豊瑠侍のツーベースヒットと、攻撃の勢いはとどまることを知りません。つづく5回表、2アウト走者なしの場面で打席に立ったのは、背番号7番 浜辺蒼介です。捉えた初球は力強く放たれ、左フェンスを越えていきました。1号ソロとなるホームランに、会場でも門前会館でもどっと歓声が上がります。満面の笑みでホームへ帰ってくる浜辺を、チームメイトが温かく迎え入れるようすに、目頭が熱くなるのを感じました。「負けてたまるか」と言わんばかりに、6回表には背番号8番 金守宙斗がツーベースヒットを打ちます。また、背番号1番 石田煌峨が攻撃でも活躍をみせるなど、3年生が頼もしいプレーでチームを牽引しました。相手に流れを譲ることなく、7回コールド、9対2で勝利を収めました。

 3回戦は7月20日(日)9:00~、遊学館高等学校と対戦します。勝利の女神が門前にほほえみますように。応援のほど、よろしくお願いいたします。

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