日誌

2024年7月の記事一覧

第106回全国高等学校野球選手権石川大会 2回戦

 

 

 第106回全国高等学校野球選手権石川大会では、毎日のように白熱した試合が繰り広げられています。令和6年7月18日(木)、門前高等学校と金沢商業高等学校との2回戦が行われました。雨天順延となり、予定より1日遅れの開催となりましたが、観客席にはやはり多くの方々が集まっていました。ご来場いただいた皆さま、大変暑い一日となりましたので、どうかご自愛くださいませ。

2回裏に7番 石田のヒットにより門前高校が先制しますが、喜びもつかの間、3回表にピンチが訪れます。相手がツーベースヒットを放って1アウト2・3塁、次の打者でフォアボールによる満塁となり、緊張感が高まりました。「ここをなんとか」「頼むぞ」。門前高校を見守る誰もが、この場面をしのいでほしいという気持ちでいたといっても過言ではありません。しかし、攻撃でも活躍した7番 石田が2打席連続で三振を奪い、会場がわっと歓声に包まれました。

攻守ともに粘り強さを見せた門前高校。2年に負けじと6番 水上や8番 坂角ら3年が圧巻のプレーで魅せました。7回表、2番 大豊がライト前ヒットを打って7点目を重ね、コールドで勝利することができました。相手の応援席から聞こえる、「門前きつかったな」「いい試合してくれてありがとう」の声に、目頭が熱くなりました。

3回戦は21日(日)10:00~、金沢市民野球場にて、金沢泉丘高等学校と対戦します。ベスト8を賭けた大一番、まだまだ勝ち上がっていきましょう。応援のほど、よろしくお願いいたします。

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2年生「食で門前を活性化」班の活動報告 7月4日(火)

 総合的探究の時間の中で「食で門前を活性化」班が仮設住宅の方々へのイベントを実施しました!今回は仮設住宅の方々へ「梅干し」を配るというイベントを実施しました。「この時期の熱中症対策に」という理由で選んだ「梅干し」のプレゼント。今まであるようでなかった、この高校生らしいユニークな贈り物と、生徒からの「熱中症には気を付けてくださいね!」という声掛けに住人の方々からも「ありがとう」の声を沢山頂きました。

 イベント終了後も、集会所で住人の方々と交流し、「食を通してどんなイベントがあれば嬉しいですか?」など、沢山の質問をしてアイディアを広げることができました。

  

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2年生「商品開発」&「祭り」班で合同企画 「憩いカフェ」6月16日(日)

 この日カフェでは、かわいい焼き目が入ったあんこたっぷりのどら焼きや、そしてとろ~りチーズが絶品のピザが、無料で提供されました。これらは全て生徒の手作りです。禅の里交流館の飲食スペースでは、オープン直後から満席になるくらい沢山の地元の方に来ていただきました!

 そして、本校先輩が開発した名物「ごらいくん飴」には待望の新パッケージが登場しました。「商品開発で門前を活性化」班の生徒達が復興を願い、心をこめてデザインしたものです。門前町キャラクターのもんちゃんとごらい君がコラボしています。

 地震の影響で地元商店街のカフェの再開もままならない中、このカフェで地域の方々も本校生徒も笑顔で話す姿が見られ、まさに「憩い」の場所になったと感じました。「復興」とは目に見えるものだけでなく交流の中に生まれる「心の復興」もあるのではないかと感じました。

 

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第106回全国高等学校野球選手権石川大会 1回戦

 令和6年7月13日(土)、第106回全国高等学校野球選手権石川大会のなかでも、注目の一日となったに違いありません。我らが門前高等学校と、小松市立高等学校との初戦が行われたからです。部員や保護者の皆さまだけでなく、教職員や門前町に住む方々など、多くの人で観客席がにぎわっていたのが印象的でした。暑い中、遠方にもかかわらず足を運んでくださり、誠にありがとうございました。

 固唾をのんで見守るなか、初回・2回とお互いに点を取ることなく試合が進んでいきました。3回裏、本校の攻撃で試合が動きます。1アウト2、3塁で、3番 山本がツーベースヒットを放ち、先制点を獲得しました。その後も良い流れがつづき、各々がしっかりと役目を果たしながらどんどん点を稼いでいきます。1番 塩士は初回から投げつづけ、試合が進んでいくごとに笑顔が見られるようになっていました。6回裏、1アウト1、3塁の場面。主将の5番 前川がライトへの犠牲フライを打ったところで10点となり、コールド勝ちとなりました。

 ノーヒットノーランで終えた今試合をふまえ、選手らは自信をもって次に臨めるのではないでしょうか。しかし、ここまでにはたくさんの壁があったと想像します。勝ちたくても勝てなかったことや、身体の不調・ケガ。そして、元日に起きた震災も、野球が思うようにできなくなってしまうには十分なものでした。たび重なる障害を乗り越え、並々ならぬ努力をしてきた野球部にとって、そしてその他大勢の人々にとって、希望となりうる勝利が得られたと思います。

 2回戦は18日(木)12:30~、金沢商業高等学校と対戦します。再び、会場や能登から熱い応援をお待ちしております。選手らのさらなる活躍と勝利に期待しながら、来たる戦いの日を待ちましょう。

 

(追記 写真を追加しました)

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全国高等学校野球選手権石川大会 開会式

令和6年7月11日(木)、全国高等学校野球選手権石川大会の開会式がとり行われました。予報でも雨、門前を出発してからも降りつづける雨。心配な気持ちはつのりましたが、開会式が近づくにつれて太陽の光が差し込むようになり、予定どおりの開催となりました。

 張りのあるアナウンスがこだまする会場で、入場行進がはじまります。各校の一糸乱れぬ隊列に、心なしか背筋がシャンと伸びました。ついに、門前高等学校の入場です。堂々と掲げられたプラカードの背後で、校旗がひるがえります。選手らの勇ましい顔つきを見ていると、授業中の和やかな雰囲気との差が感じられるようでした。

 開会挨拶や選手宣誓のなかで、高校球児の精一杯のプレーが人々を勇気づけ、希望を与えるということが言われていました。震災があったからこそ、大会での果敢な姿や手に汗握るような試合が一層求められていると思います。本校の初戦は7月13日(土)14時~、小松市立高等学校との対戦です。会場や能登の地から、熱のこもったエールを届けていきましょう。勝ち星はもちろん、戦い抜いた選手らのはつらつとした顔が門前で見られることを期待しています。

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石川県子どものこころのサポートプログラム「こころのサポート授業」実施

 

 7月11日に、全学年を対象に「石川県子どものこころのサポートプログラム こころのサポート授業」を行いました。この「こころのサポート授業」は、発災から約6か月が経過し、少しずつ学校に日常が戻りつつあるなかで、避難訓練や防災学習など、地震のことを思い出してしまった際に、落ち着いて対処することができる「セルフケア」の力を高めることも目的としたものです。

 スクールカウンセラーの高田拓実先生を講師にお招きし、ストレスやトラウマ反応とはどのようなものなのか、そのときに辛い思いをしたときに、どのように対処すれば良いのかについてご講話いただきました。また、生徒同士で、辛いときの対処法について話し合う演習もありました。

 本授業を通して、生徒は「どうすればストレスに対処できるかを知ることができて良かったです。地震だけではなく、これから生きていく上でも、どのようにストレスと向き合っていくかを考えていきたいです」と感想を述べていました。

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『野球部 夏の大会 壮行式』

 7月2日(火)に、同月11日に開会を向かえる「第106回全国高等学校野球選手権石川大会」の壮行式が行われました。

1月の震災後、しばらくはまともなチーム練習ができませんでした。しかし、新入部員を迎えた春の大会で、全国ベスト4の星稜高校を相手に大善戦。それを励みに練習を積み重ねるも、主将前川君のあいさつの中に「被災した地元に勇気と希望を与えられるようなプレーをしてきます。」という言葉があったように、地域からの支援を決して忘れる事はありませんでした。

主将の誓いを受けて、校長先生は自分の指導経験を交えて、「謙虚な人間、素直な人間が、スポーツであれ学習であれ結果を出している。皆さんは謙虚な姿勢で練習に取り組み、一つ一つの技術や考え方を身につけてきたので、自信を持って大会に臨んで欲しい。」と激励されました。

さぁ、初戦は13日(土)の14時から金沢市民球場で、小松市立高校と対戦します。ぜひ選手達が自分達の持てる力を十分発揮できるように、多くの応援をお願いいたします。

 

野球部一同

  

 

主将前川君のあいさつ   有志で結成した臨時応援団による激励

 

全校生徒による激励        生徒会長、下口君による激励

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家庭部の活動報告

 

家庭部は、3年生の女子4名で活動しています。

今年度はみんなで話し合い、ボランティアをテーマに活動してきました。

⚫️5月

同じ校舎内で過ごす七尾特別支援学校輪島分校の生徒さんに喜んでもらいたいと考え、こいのぼりの掲示物制作を行いました。

⚫️6月

被災された門前町の方々へお手紙を届けよう!

一年生が情報Iの授業で制作したメッセージカードを、家庭部とキャリアコース三年生の商業選択者と連携して、デコレーションをしました。

 

家庭部メンバーは、メッセージカードを入れる箱をラッピングしました。

 

 

商業メンバーはお手紙サイズに折りたたみ、デコレーションをしました。

一つ一つの作業に、生徒たちの思いがつまっています。

 

 

⚫️7月

今後の家庭部としてボランティア活動の幅を広げるアイデアを相談しました。その後、部長からの提案で、門前町の福祉施設より預かった古いタオルを雑巾にするボランティアに取り組むことになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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7月2日(月) 職員研修(心肺蘇生法・震災対応)

令和6年7月2日(月)期末考査後に、職員研修(心肺蘇生法・震災対応)を行いました。輪島消防署門前分署 消防職員の中村さんに講師として来ていただきました。心肺蘇生法では、胸骨圧迫とAEDを用いた除細動について実技をまじえて学びました。また、今回は、震災についての講義も行っていただきました。震災が発生した場合の対応や、応急処置(止血・骨折の手当)について、実演しながらわかりやすくポイントを説明していただき、とても貴重な学びの機会となりました。

事故や災害は、いつ起こるかはわかりません。発生時に正しく迅速に対

応できるよう、今後も学びの機会を大切にしていきます。

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