校長室より「おこらいえ」

時を越えて

226日目

 

拝啓

一日も速く心穏やかな心穏やかな生活が戻れます事とご多幸、ご健康があります事を心から謹んで深くお祈り申し上げます

 

 

 

 

 

 

 

 

群馬南消印の支援者からの

励ましのお便りをいただきました

日付を見ると

1945.8.15

日本の一番長い日からです

時を越えての励まし

本当にありがとうございます

日本はあの戦争から立ち上がったのだから

きっと自分たちも・・・

思いを新たにしました


今日からお盆です

東京や金沢では7月に行いますが

輪島では8月です

 

例年ですと

墓の掃除を済ませているところですが

今年は

倒れたよそんちのお墓を

踏みつけて行かないと

我が家の墓へは辿り着けないという

たいへん罰当たりなシチュエーションです

お盆に帰って来たご先祖様も

「ダメだこりゃ!」って

きっと戻っていくと思います

そういうことでお墓参りはなしです


お盆の期間中

輪島では「三夜踊り」という

盆踊りが行われています

輪島市の無形民族文化財に指定されている

この踊りはおよそ1100年前から伝わります

 

老若男女が先祖の霊を慰めるために

三日三晩境内で踊り明かしたのが

その始まりとされています

男は女装し女は男装して

大きな菅笠で顔を隠して踊ります

 

明治の河井町の大火での自粛

戦争による中断など

数々の危機に瀕しながらも

昭和38年には水害復興を祈念して

輪島川の中央に櫓を組み

いろは橋と新橋という

ふたつの大きな橋を繋いだ

2000人余りの踊り手による

踊りの輪ができたそうです

 

今年度は

地震で亡くなられた方々の慰霊のため

残された方々に少しでも前を向いてもらえるよう

そして地域の大事な文化を次の世代に伝えるため

以下の通り開催されます

 

日時:8 月14 日(水) 19:00 ~ 21:00

会場:輪島キリコ会館駐車場

 

変わり果てた故郷へ帰省されたみなさん

ぜひご参加ください

晴れ女

225日目

 

妻に「特技は?」と訊くと

「晴れ女!」と答えます

 

特技が晴れ女って何やそれ?

って気がしますし

「世の中はあなた中心に

 天気が決まる訳ではありません」

と言うて聞かせても

一緒に出かけると必ず晴れますし

(「大概」ではなく「必ず」)

そもそも雨の日に出かける確率

そのものが低いのですが

雨が降ってきても

「今から祈るわ」

と言って祈り出すと

やがて雨があがるので

(祈りが通じるまでに一日かかることはあります)

ぐうの音も出ません

 

友だちに雨女もいるようで

ふたりで出かけたらどうなるか尋ねたら

「晴れることの方が多いから

 私の方が少しパワーが強いかも」

だそうです

 

大勢の晴れ女と雨女が集まる野外フェスは?

と尋ねると

「多数決かな」

そういうことにしておきます

 

さて待望のペルセウス座流星群

雲が広がっていて観測不能です

晴れ女は爆睡中で

どうやら

力を発揮する気はなさそうです

 

みなさんのところはどうでしょうか?

 

数こそ多くはないものの

ここ数日間は見れるそうなので

晴れた夜に再挑戦です

 

焼け落ちた朝市通りの夜は

灯りがなく漆黒の闇で

遮る建物ひとつなく

今絶好の星空観測スポットです

明日の深夜のイベントの告知

224日目

 

昨日書きかけた流れ星のくだりです

 

ペルセウス座流星群は

毎年この頃に見られます

今年のピークは

8月12日(月)深夜から

翌13日(火)早朝にかけてです

ちょうど今西の空に見えている

真っ赤な三日月もその頃には沈み

絶好の観測日和になります

オーロラが観測される可能性もあるそうですが

台風だけが心配です

 

太陽の周りには

水星 金星などまんまるの軌道を回る惑星と

細長い軌道を回る彗星

いわゆるほうき星があります

流れ星は実は星ではなく

宇宙のチリが地球の空気に衝突して

燃える現象です

 

彗星は太陽に近づいたり離れたり

有名なものでは

ハレー彗星が76年の周期でやってきますし

映画「君の名は」で糸守町に落ちたのは

1200年周期のティアマト彗星です

ちなみに「君の名は」の着想は

新海誠監督が

宮城県の東日本大震災跡地を

訪れた時に得たそうです

 

「72年10月9日

 あなたの電話が少ないことに慣れてく

 私はひとりぼんやり待った

 遠く横切る流星群」

松任谷由美さんはジャコビニ流星群を

こう歌っています

 

細長い軌道を回る彗星は

太陽から遠ざかる時に

徐々に温度が下がっていくので

周りに氷のかけらが埃と一緒に付着し

どんどん大きくなります

 

つまり彗星の正体は

どろんこの雪玉です

 

その雪玉が今度は太陽に近づくと

どんどん溶かされて小さくなります

彗星が通った後はゴミだらけになります

 

そのゴミだらけの彗星の通り道を

今度は地球が通る時に

ゴミが地球の大気圏に突入し

たくさんの流れ星が

見えることとなるのです

 

地球の軌道は

スイフト・タットル彗星の軌道と交差していて

毎年8月の今頃そのゴミの中を通ります

地球から見てゴミの道は

ペルセウス座の方向にあり

ペルセウス座から放射状に流れて見えるので

これをペルセウス座流星群といいます

 

今回は1時間に100個程度の

流れ星が予測されています

1時間に数千個以上見えることもあり

これを流星雨さらには流星嵐

といった呼び方もします

 

2001年の獅子座流星群のとき

1時間に3000〜4000個の流星が見られ

まさに流星雨となりました

これはテンペル・タットル彗星の軌道です

この時生徒と一緒に学校に泊まり込んで

観測会を行いました

 

絶え間なく降り注ぐ光のライン

時折青白く夜空全体がフラッシュし

いくつ流れるのかもはやカウント不能

幻想的な時が流れていきました

次に見られるのは2034年頃と

予測されています

 

流れ星が消える前に

願い事を3回唱えると叶う

とよく言われますが

あんな一瞬のうちに

3回唱えられる願い事なんて

せいぜい

「金!金!金!」

ぐらいだろうとずっと思っていたのですが

 

ところがどっこい

その時の流星雨の時は

流れた跡が数分間そのまま

中には数十分そのままのものがあって

夜空のキャンバスに

無数の線が描かれていました

これだと定額願い放題プランです

 

彗星の軌道と地球の軌道が

重なる部分があるのなら

衝突することはないのか?

気になるところです

 

実はスイフト・タットル彗星

2126年8月14日午前10時35分ごろ(日本時間)

インド洋あたりに衝突すると

試算されています

この彗星は直径が20kmもあり

およそ6000万年前に地球に衝突し

恐竜を滅亡させた小惑星に匹敵するそうです

その頃私は162歳になっていますが

今からどんな備えをしておけばいいのか

考えを巡らせています

 

ただ彗星は

噴き出すガスにより

思わぬブレーキがかかったりと

その軌道計算はかなり難しいようなので

とりあえずはギリギリで軌道が変わり

回避できることを願うことにします

その時夜空はどんなふうに見えるのでしょう?

 

インドあたりで流星ツアーが

企画されるかもしれません

キッチンカーで流星まんじゅうでも売ろうかな

関ヶ原の戦いの時も

多くの観戦客が押し寄せ

地元の人が商売していたそうですしね

 

人類の滅亡に不謹慎なという気もしますが

辛い時だからこそ楽しいことを考える

避難生活を通じて学んだことです

とやまPCAMP2024発表会の告知

223日目です

 

まずはお知らせ

11日(日)富山市オーバードホールで

PCAMP2024が開催されます

公益財団法人 国際文化フォーラム (TJF)主催 

10:30 開場

11:00 開演です

 

 

 

 

 

 

これは

日本で暮らすさまざまな

バックグラウンドの中高生たちが

演劇やダンスなどの表現活動を通じて

交流するプログラムです

今回は韓国からも

ふたりの高校生が参加しています

本校からもダンス部の生徒

ふたりが参加しています

 

初日には花火大会などで

国際交流を深めました

 

 

 

 

 

 

  【初日の夜は花火大会】

 写真はTJF提供(以下同じ)

 

 

 

 

 

 

 

   【留学生と交流】

  

3日間の合宿生活を通じて

みんなでステージを創り上げました

 

 

 

 

 

 

    【ダンスの練習】

 

 

 

 

 

 

   【作品創りの説明を聞く】

 

本番を明日に控え

今日はステージで最終リハを行いました

 

 

 

 

 

 

           【ステージでリハ】

 

明日は思う存分パフォーマンスしてください

舞台芸術に興味をお持ちの方

教育関係者

中高生の表現活動に関心のある方

国際交流や多文化共生に従事していらっしゃる方

多くの皆様のご来場をお待ちしています


さて今度は神奈川県で大地震です

過日の九州といい

昨日の神奈川といい

ご支援くださった方が

多くいらっしゃいますので

気が気ではありません

今回の被災で

「ほおっておくやさしさ」

もあるのだということを

知りましたので

とりあえず今は


さてさて胸にカードをぶら下げた小学生に

毎朝出会う季節となりました

 

2028年

ラジオ体操は100周年を迎えるそうです

 

ラジオ体操には第一と第二がありますが

指先までピーンッと真剣に本気でやると

汗だくになるし相当効きます

 

昭和14年には

お国を護る強靭な国民づくりを目指して

ラジオ体操第三が始められますが

あまりにハードだったため

その後廃止されています

 

非公式ではありますが

ラジオ体操第四もあります

こちらはさらに難度が高いです

Youtube でご覧になれますので

体力に自信のある方はぜひ挑戦を

 

小学生が夏休みに行うようになったのは

神田のあるお巡りさんの発想です

昭和30年の夏休み

子どもたちに早起きをさせるにはどうしたらいいか

署の近くの空き地で始めたそうです

その空き地近く佐久間公園には

「ラジオ体操会発祥の地」の石碑が残ります

 

模範演技のお姉さん方は

「私の後輩の体操部の娘たちのバイトだよ」

とある体育大学出身の先生が

昔おっしゃってましたけど

今はどうなんでしょう?

 

私が子供の頃の町内会では

8月1日から10日まで

ラジオ体操が行われ

最終日にはさらに早起きして

3時頃から海辺へと歩く

「あかつき遠足」が行われていました

行き先の鴨ケ浦海岸は

今は地面が隆起して

見る影もありませんが

いい思い出です

 

思い出をさらに美しく彩るのが

その時見た満天の流れ星です

大人になってわかったのですが

ペルセウス座流星群です

 

ここまで書いて今日は力尽きました

続きはあした 

地震お見舞い

222日目

 

日向灘を震源とする地震がありました

日向灘では

およそ30年から35年の周期で

繰り返し大きな地震が起きています

今回もいわゆるこの『日向灘地震』の1つではないかと

専門家は見ていますが

南海トラフとの関係も懸念され

何とも気掛かりではあります

 

多くの方からいただいた

「ご恩」を今こそ送る時

まさに「恩送り」の時と

心得てはいるのですが

残念ながら自分のことで精一杯で

今はまだ恩を送る余力はありません

 

能登半島の場合は道路事情により

行政から「来ないで」という

規制がありましたが

今回はどうなんでしょう

 

いずれにしても

地震列島に住んでいる以上

日頃からの備えが必要です

今回の被災を通じて

何より大事だと痛感したのは

とにかく命を守ること

 

そのために

家具が倒れないよう固定すること

物が落ちてこないようにすること

できれば二階で寝ること

備蓄品はその後です

100Lの水を用意したとしても

大容量の自家発電機を用意しても

その前に命を亡くしていては

何にもなりません

 

阪神淡路大震災の時は

亡くなった方の8割以上の方が

発災15分以内に亡くなっています

つまり15分間さえ何とか生き延びれば

生きる確率が格段に上がるのです

 

15分間を生き抜いたら

最初の2日間を

自力で生き抜くために必要なものです

極論言えば水と防寒具さえあれば

生きられます

 

食料は正直要りません

二日ぐらい何も食べなくても死にませんし

そもそも空腹すら感じません

三日目には食料が届きます

こんな道路事情の悪い

奥能登にさえ届いたのだから

きっと大丈夫です

 

あった方がいいもの第1位は

携帯電話とモバイルバッテリー

でも電波事情により

使えないことも多いです

そんな時力を発揮したのが伝言板

紙とマジックとテープがあるといいです

 

あったほうがいいもの第2位は

眼鏡またはコンタクトそして洗浄液です

 

あったほうがいいもの第3位は

車のガソリン

ガソリンスタンドの復旧には

時間がかかります

「ガソリン切れで動けなくなったら」

への恐怖は相当のものです

モバイルバッテリーとしても使えます

日頃からガソリンは満タン近くにしておく

習慣をつけておくとよろしいかと 

 

今日は流れ星の話をするつもりでしたが

急きょ地震ネタです

 

九州のみなさま

心よりお見舞い申し上げます